JP2005200948A - グラウト材硬化物 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐熱性が良好で、耐火性能が要求されるコンクリート構造物の鉄筋等の建築物に適するグラウト材硬化物を提供する。
【解決手段】動的粘弾性スペクトルにおける損失正接(tanδ)のピーク温度(I)25℃から50℃の間の平均線膨張係数(II)及び25℃における圧縮弾性率(III)が式(1)〜(3)を満たすグラウト材硬化物である。 式50(℃)≦(I)≦90(℃)(1)、(II)≦8.0×10-6/℃(2)、3,000(MPa)≦(III)≦8,000(MPa)(3)
【選択図】なし

Description

本発明はグラウト材硬化物に関する。
コンクリ−ト構造物の梁や柱に配筋される鉄筋は、結合して一本の長大な棒鋼にして施工することが一般に行われており、鉄筋の中央付近に孔を有するカプラーを用い、その孔にグラウト材を注入して、鉄筋の突き合わせ面や隙間に充填し、硬化させて鉄筋を一体化している。このグラウト材としてエポキシ樹脂系有機質グラウト材が使用されている(例えば、特許文献1)。
特開昭51−127531号公報
しかしながら、従来のエポキシ樹脂系の有機質グラウト材硬化物は耐熱性が十分ではなく、1〜3時間の耐火性能が要求される建築物に対しては、使用範囲が制限されるという問題があった。
一方、耐熱性のあるグラウト材硬化物としては、セメント等の無機系のものが知られているが、硬くて脆いため、圧縮強さや衝撃強さが低い、耐水性、気密性に乏しい等の問題があった。
本発明は、前記問題を解決するものであり、耐熱性が良好で、耐火性能が要求される建築物に適用可能なグラウト材硬化物を提供するものである。
本発明者らは、前記目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、動的粘弾性スペクトルにおける損失正接(tanδ)のピーク温度(I)、25℃から50℃の間の平均線膨張係数(II)、及び25℃における圧縮弾性率(III)が式(1)〜(3)を満たすグラウト材硬化物である。

50(℃)≦(I)≦90(℃) (1)
(II)≦8.0×10-6/℃ (2)
3,000(MPa)≦(III)≦8,000(MPa) (3)
本発明のグラウト材硬化物は、下記の効果を奏する。
(1)強度に優れる。
(2)良好な耐熱性を有し、耐熱試験後も高強度である。
本発明のグラウト材硬化物は、前記式(1)〜(3)を同時に満たすものである。本発明において、動的粘弾性スペクトルにおける損失正接(tanδ)のピーク温度(I)は、耐熱性の指標であり、式(1)を満たすことが必要である。すなわち(I)は、通常50〜90℃であり、好ましくは55〜85℃であり、より好ましくは60〜80℃である。(I)が50℃未満であると耐熱性が不十分であり、90℃を超えると内部応力が大きくなりすぎ、耐火試験時に熱履歴によるクラックの発生や樹脂の破壊が起こり、結果として継手性能を低下させるため好ましくない。(I)の測定法の一例を下記に示す。
[動的粘弾性測定法]
レオバイブロンDDV−25FP(エーアンドディー社製:動的粘弾性測定装置)を用い、引っ張りモード、加重50gf、振動周波数10Hz、温度幅25〜200℃で、粘弾性スペクトルにおける損失正接(tanδ)のピーク温度(I)を測定する。
25℃から50℃の間の線膨張係数(II)は、通常8.0×10-6/℃以下であり、好ましくは7.0×10-6/℃以下である。(II)が8.0×10-6/℃を超えると内部応力が大きくなりすぎ、耐火試験時に熱履歴によるクラックの発生や樹脂の破壊が起こり、結果として継手性能を低下させるため好ましくない。(II)の測定法の一例を下記に示す。
[線膨張係数測定法]
上記のレオバイブロンDDV−25FPを用い、上記と同一の条件下で測定し、25℃から50℃での伸び率から算出する。
圧縮弾性率(III)は、継手強度の一つの指標である。25℃における(III)は通常3,000〜8,000MPa、好ましくは3,500〜7,000MPaである。(III)が3,000MPa未満であると十分な継手性能を示さず、8,000MPaを超えると内部応力が大きくなりすぎ、耐火試験時に熱履歴によるクラックの発生や樹脂の破壊が起こり、結果として継手性能を低下させるため好ましくない。
(III)の測定法の一例を下記に示す。
[圧縮弾性率測定法]
JIS K7208に従い、万能試験機(オートグラフ、島津製作所製)を用いて、25℃で圧縮弾性率を測定する。
本発明のグラウト材硬化物に適用される樹脂としては前記式(1)〜(3)を満たすものであれば特に限定されないが、好ましくはエポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、水ガラス系組成物、シリカゾル系組成物、リン酸アルミニウム系組成物等が挙げられ、より好ましくはエポキシ樹脂、アクリル樹脂であり、特に好ましくはエポキシ樹脂である。
該エポキシ樹脂は、用途、目的に応じて適宜選択することができる。好ましくはエポキシ化合物( A)と無機充填剤(B)とアミノ基に由来する活性水素を2個以上有するアミノ化合物(C)からなるエポキシ樹脂の配合物である。
また、少なくとも該(A)又は(C)の何れか一方がシリコーン化合物を変性したものであることがより好ましい。シリコーン化合物を変性したものを(A)又は(C)として含有させることにより、硬化物の耐熱性を上げ、内部応力を低減させ、耐火試験時の熱履歴によるクラックの発生や樹脂の破壊の影響を抑えることにより継手性能の低下を最小限にすることができる。
エポキシ化合物(A)としては、シリコーン化合物を変性したもの、即ちシリコーン化合物にエポキシ基を導入したもの(a1)及びその他のエポキシ化合物(a2)が挙げられる。
(a1)の25℃における粘度は好ましくは5〜10,000mPa・sで、且つエポキシ当量が好ましくは120〜10,000である場合であり、より好ましくは粘度が8〜5000mPa・sで、且つエポキシ当量が170〜8,000である。粘度が5mPa・s以上であると配合物の各成分の相溶性が良好となり、10,000mPa・s以下であると、配合物の粘度が高くなりすぎず作業性が良好となる。エポキシ当量が120以上、10,000以下であると硬化物の物性が良好となる。粘度はBL型粘度計で測定する値である。
(a1)の具体例としては、例えば下記一般式(7)で示される化合物が挙げられる。これらは1種又は2種以上併用してもよい。
一般式
[式中、R1、R2は直接結合又は炭素数1〜5のアルキレン基;Xはグリシジル基、-OSi(CH3)3、-(CH2)3-O-(C2H4O)x-(C3H6O)y-Z(Zは水素原子又は炭素数1〜20のアルキル基、xとyはx+y=2〜100となる0以上の整数を表す)基を表し、3個のXの内少なくとも1個はグリシジル基;a、bは0〜50の整数を表し、両端のXがグリシジル基でないときはbは少なくとも1である。]
一般式(7)で示される化合物としては、さらに具体的には下記一般式(8)〜(13)で示される化合物が挙げられる。
一般式
[式中、R1、R2、a,b等は前記一般式(1)の場合と同じであり、dは1〜50の整数を表す。]
一般式(8)〜(13)中、a、bは、それぞれ独立に0〜50の整数であるのが好ましく、より好ましくは0〜20の整数である。両端のXがグリシジル基でないときはbは少なくとも1である。分子中にグリシジル基が少なくとも1個入るための条件である。a、bのいずれもが50以下であると、強度等の物性が良好である。
1、R2の−(CH23−O−(C24O)x−(C36O)y−Zにおいて、xとyはx+y=2〜100となる0以上の整数が好ましく、より好ましくは、xは0〜30、yは0〜30、x+yは2〜40であり、Zは好ましくは水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基である。アルキル基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、及びペンチル基等が挙げられる。
x+yが100以下である場合、Zの炭素数が20以下である場合硬化前の組成物の粘度が高くならず作業性が良好である。
1、R2の炭素数1〜5のアルキレン基としては、具体的にはメチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基及びペンチレン基等が挙げられる。これらの内で、好ましくはメチレン基、エチレン基、プロピレン基である。炭素数が5以下であると硬化物の機械的強度が良好である。
(a1)は市販品が使用でき、この具体例としては、例えば、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製のBY16−855D(粘度=10mPa・s/25℃、エポキシ当量=180)、SF8411(粘度=8000mPa・s/25℃、エポキシ当量=3,000)、SF8421(粘度=3,600mPa・s/25℃)、信越化学工業社製のKF−105(粘度=15mPa・s/25℃、エポキシ当量=490)、X−22−163A(粘度=30mPa・s/25℃、エポキシ当量=950)、X−22−2000(粘度=190mPa・s/25℃、エポキシ当量=620)、X−22−4741(粘度=420mPa・s/25℃、エポキシ当量=2,500)、X−22−3667(粘度=4,500mPa・s/25℃、エポキシ当量=4,300)、日本ユニカー社製のFZ−3720(粘度=700mPa・s/25℃、エポキシ当量=1,200)、FZ−3736(粘度=2,300mPa・s/25℃、エポキシ当量=5,000)等が挙げられる。
(a1)以外のその他のエポキシ化合物(a2)としては、(a1)以外のものであって、分子中に1個以上のエポキシ基を有していれば特に限定されず、用途、目的に応じて適宜選択することができる。好ましくは分子中にエポキシ基を1〜6個有するものである。エポキシ化合物のエポキシ当量(エポキシ基1個当たりの分子量)は、好ましくは65〜1,000であり、より好ましくは90〜500である。エポキシ当量が1,000以下であると、硬化物の耐水性、耐薬品性、機械的強度等の物性が良好であり、一方、エポキシ当量が65以上であると硬化物の耐水性、耐薬品性、機械的強度等が良好な架橋構造となる。
エポキシ化合物(a2)の例としては、下記(a2−1)から(a2―5)があげられる。
(a2−1)グリシジルエーテル型
(i)1価フェノール類のグリシジルエーテル;
炭素数6〜30の1価フェノール類のグリシジルエーテル、例えば、フェニルグリシジルエーテル、クレジルグリシジルエーテル、4−n−ブチルフェニルグリシジルエーテル、4−ブロモフェニルグリシジルエーテル、1−ナフタレングリシジルエーテル等;
(ii)2価フェノール類のジグリシジルエーテル;
炭素数6〜30の2価フェノール類のジグリシジルエーテル、例えば、ビスフェノールFジグリシジルエーテル、ビスフェノールAジグリシジルエーテル、ビスフェノールBジグリシジルエーテル、ビスフェノールADジグリシジルエーテル、ビスフェノールSジグリシジルエーテル、ハロゲン化ビスフェノールAジグリシジルエーテル(例えばテトラクロロビスフェノールAジグリシジルエーテル等)、カテキンジグリシジルエーテル、レゾルシノールジグリシジルエーテル、ハイドロキノンジグリシジルエーテル、1,5−ジヒドロキシナフタレンジグリシジルエーテル、ジヒドロキシビフェニルジグリシジルエーテル、オクタクロロ−4,4’−ジヒドロキシビフェニルジグリシジルエーテル、テトラメチルビフェニルジグリシジルエーテル、9,9’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フロオレンジグリシジルエーテル、ビスフェノールA2モルとエピクロロヒドリン3モルの反応から得られるジグリシジルエーテル等;
(iii)3価〜6価又はそれ以上の、多価フェノール類のポリグリシジルエーテル;
炭素数6〜50又はそれ以上で、分子量250〜5,000の3価〜6価又はそれ以上の多価フェノール類のポリグリシジルエーテル例えば、ピロガロールトリグリシジルエーテル、ジヒドロキシナフチルクレゾールトリグリシジルエーテル、トリス(ヒドロキシフェニル)メタントリグリシジルエーテル、ジナフチルトリオールトリグリシジルエーテル、4,4’−オキシビス(1,4−フェニルエチル)フェニルグリシジルエーテル、ビス(ジヒドロキシナフタレン)テトラグリシジルエーテル、フェノール又はクレゾールノボラック樹脂(分子量200〜5,000)のグリシジルエーテル、リモネンフェノールノボラック樹脂(分子量400〜5,000)のグリシジルエーテル、フェノールとグリオキザール、グルタールアルデヒド、又はホルムアルデヒドの縮合反応によって得られるポリフェノール(分子量400〜5,000)のポリグリシジルエーテル、及びレゾルシンとアセトンの縮合反応によって得られる分子量400〜5,000のポリフェノールのポリグリシジルエーテル等;
(iv)脂肪族1価アルコールのグリシジルエーテル;
炭素数2〜100、分子量150〜5,000のモノオールのグリシジルエーテル、例えば、アリルグリシジルエーテル、n−ブチルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、炭素数11〜15の高級アルコールのグリシジルエーテル等;
(v)脂肪族2価アルコールのジグリシジルエーテル
炭素数2〜100、分子量150〜5,000のジオールのジグリシジルエーテル、例えば、エチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、テトラメチレングリコールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコール(分子量150〜4,000)ジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコール(分子量180〜5,000)ジグリシジルエーテル、ポリテトラメチレングリコール(分子量200〜5,000)ジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル等;
(vi)3価〜6価又はそれ以上の脂肪族アルコールのポリグリシジルエーテル;
炭素数3〜50又はそれ以上で、分子量92〜10,000の3価〜6価又はそれ以上の多価アルコール類のグリシジルエーテル、例えば、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、グリセロールトリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールテトラグリシジルエーテル、ソルビトールヘキサグリシジルエーテル、ポリ(n=2〜5)グリセロールポリグリシジルエーテル等;
等があげられる。
(a2―2)グリシジルエステル型;
炭素数6〜20又はそれ以上で、1価〜6価又はそれ以上の芳香族カルボン酸のグリシジルエステル、及び炭素数2〜20又はそれ以上で、1価〜6価又はそれ以上の脂肪族若しくは脂環式カルボン酸のグリシジルエステルがあげられる。
(i)芳香族カルボン酸、例えばフタル酸類のグリシジルエステルとしては、フタル酸ジグリシジルエステル、イソフタル酸ジグリシジルエステル、テレフタル酸ジグリシジルエステル、トリメリット酸トリグリシジルエステル等;
(ii)脂肪族若しくは脂環式カルボン酸のグリシジルエステルとしては、前記芳香族カルボン酸のグリシジルエステルの芳香核水添加物、ダイマー酸ジグリシジルエステル、ジグリシジルオキサレート、ジグリシジルマレート、ジグリシジルスクシネート、ジグリシジルグルタレート、ジグリシジルアジペート、グリシジル(メタ)アクリレートの(共)重合体(重合度は例えば2〜10)、トリカルバリル酸トリグリシジルエステル等;
等があげられる。
(a2−3)グリシジルアミン型;
炭素数6〜20又はそれ以上で、1〜10又はそれ以上の活性水素原子をもつ芳香族アミン類のグリシジルアミン及び脂肪族、脂環式若しくは複素環式アミン類のグリシジルアミンがあげられる。
(i)芳香族アミン類のグリシジルアミンとしては、N,N−ジグリシジルアニリン、N,N−ジグリシジルトルイジン、N,N,N’,N’−テトラグリシジルジアミノジフェニルメタン、N,N,N’,N’−テトラグリシジルジアミノジフェニルスルホン、N,N,N’,N’−テトラグリシジルジエチルジフェニルメタン、N,N,O−トリグリシジルアミノフェノ−ル等;
(ii)脂肪族アミン類のグリシジルアミンとしては、N,N,N’,N’−テトラグリシジルキシリレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラグリシジルヘキサメチレンジアミン等;
(iii)脂環式アミン類のグリシジルアミンとしては、N,N,N’,N’−テトラグリシジルキシリレンジアミンの水添化合物等; (iv)複素環式アミンのグリシジルアミンとしてはトリスグリシジルメラミン等;
等があげられる。
(a2−4)鎖状脂肪族エポキサイド;
炭素数6〜50又はそれ以上で1〜6価又はそれ以上の鎖状脂肪族エポキサイド、例えばエポキシ化(ポリ)アルカジエン[例えば、エポキシ当量130〜1,000のエポキシ化ブタジエン(分子量90〜2,500)]、エポキシ化油脂[エポキシ化大豆油(分子量130〜2,500)]等があげられる。
(a2−5)脂環式エポキサイド
炭素数6〜50又はそれ以上で、分子量90〜2500、エポキシ基の数1〜4又はそれ以上の脂環式エポキサイド例えば、ビニルシクロヘキセンジオキシド、リモネンジオキシド、ジシクロペンタジエンジオキシド、ビス(2,3−エポキシシクロペンチル)エーテル、エチレングリコールビスエポキシジシクロペンチルエーテル、ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル)アジペート、及びビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル)ブチルアミン等があげられる。また、前記フェノール類のエポキシ化合物の核水添化物も含む。
これらのうち、耐熱性の観点から好ましいものはグリシジルエーテル型(a1−1)であり、特に好ましいものはフェノールノボラック樹脂(重量平均分子量200〜1,000)のグリシジルエ−テルである。
アミノ基に由来する活性水素を2個以上有するアミノ化合物(C)は、シリコーン化合物を変性したもの、すなわちシリコーン化合物にアミノ基を導入したもの(c1)及びその他の分子中にアミノ基に由来する活性水素を2個以上有する化合物(c2)が挙げられる。アミノ基に由来する活性水素とは、直接アミノ基の窒素原子に結合する水素原子のことをいう。好ましくは分子中にアミノ基に由来する活性水素を2〜10個有する化合物であり、より好ましくは3〜6個有する化合物である。
(C)の活性水素当量(活性水素1個当りの分子量)は、好ましくは15〜500であり、より好ましくは20〜200である。活性水素当量が500以下であると硬化物の接着性、耐久性等の物性が良好である。活性水素当量が15以上であると硬化物の接着性、耐久性、耐薬品性等の物性が良好である。
該(c1)としては、一般式(14)で示される化合物が挙げられる。
一般式
[式中、R5、R6は直接結合又は炭素数1〜5のアルキレン基;Yは-NH2、-NH-R7-NH2、-OSi(CH3)3、-(CH2)3-O-(C2H4O)x-(C3H6O)y-Z(Zは水素原子又は炭素数1〜20のアルキル基、R7は炭素数1〜20のアルキル基を表し、xとyはx+y=2〜100となる0以上の整数を表す)基を表し、3個のYの内少なくとも1個は-NH2又は-NH-R7-NH2;a、bは0〜50の整数を表し、両端に-NH2又は-NH-R7-NH2がないときはbは少なくとも1である。]
(c1)の25℃における粘度は好ましくは5〜10,000mPa・sであり、且つアミノ基当量が好ましくは120〜10,000である。より好ましくは、粘度が8〜5000mPa・sで、且つエポキシ当量が170〜8,000である。粘度が5mPa・s以上であると配合物の各成分の相溶性が良好となり、10,000mPa・s以下であると、配合物の粘度が高くならず作業性が悪化しない。アミノ基当量が120以上である場合、及び10,000以下である場合は硬化物の物性が低下しない。粘度はBL型粘度計で25℃で測定した値である。
(c1)の具体的としては、例えば上記一般式(8)(9)(11)(12)における
を-R5-NH2、に、一般式(10)(13)における
を-R6-NH-R7-NH2に置き換えたものが挙げられる。
一般式(7)〜(13)におけるのと同様、a、bは、それぞれ独立に0〜50の整数であるのが好ましく、より好ましくは0〜20の整数である。両端に-NH2又は-NH-R7-NH2がないときはbは少なくとも1である。分子中に-NH2又は-NH-R7-NH2が少なくとも1個入るための条件である。a、bのいずれもが50以下であると、硬化物の強度等の物性が良好である。
5、R6は炭素数1〜5のアルキレン基が好ましく、具体例及び好ましいものも上記のものと同じである。
(c1)は市販品が使用でき、この具体例としては、例えば、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製のBY16−853C(粘度=10mPa・s/25℃、アミノ基当量=370)、BY16−849(粘度=1,300mPa・s/25℃、アミノ基当量=600)、信越化学工業社製のKF−8010(粘度=12mPa・s/25℃、アミノ基当量=450)、KF−393(粘度=70mPa・s/25℃、アミノ基当量=350)、X−22−3939A(粘度=3,300mPa・s/25℃、アミノ基当量=1,500)、X−22−3908A(粘度=10,000mPa・s/25℃、アミノ基当量=2,200)、日本ユニカー社製のFZ−3707(粘度=60mPa・s/25℃、アミノ基当量=1,600)、チッソ社製のAPDS(粘度=9mPa・s/25℃、アミノ基当量=124)、FM−3311(粘度=13mPa・s/25℃、アミノ基当量=500)、GE東芝シリコーン社製のTSL9306(粘度=9mPa・s/25℃、アミノ基当量=124)等が挙げられる。
(c1)以外のその他のアミノ化合物(c2)の例としては、以下の(c2−1)〜(c2−8)が挙げられる。
(c2−1)脂肪族アミン類(炭素数2〜18、官能基数1〜7、分子量60〜500);
(i)脂肪族アミン{炭素数6〜18のアルキルアミン(オクチルアミン、ラウリルアミン、ステアリルアミン等)、炭素数2〜6のアルキレンジアミン(エチレンジアミン、プロピレンジアミン、トリメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等)、ポリアルキレン(炭素数2〜6)ポリアミン〔ジエチレントリアミン、イミノビスプロピルアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン等〕};
(ii)これらのアルキル(炭素数1〜4)又はヒドロキシアルキル(炭素数2〜4)置換体〔ジアルキル(炭素数1〜3)アミノプロピルアミン、N,N'−ジメチルヘキサメチレンジアミン、アミノエチルエタノールアミン、2,5−ジメチルヘキサメチレンジアミン、メチルイミノビスプロピルアミン等〕;
(iii)芳香族アミン類(炭素数8〜15)(キシリレンジアミン、テトラクロル−p−キシリレンジアミン等);
(c2−2)脂環式ポリアミン(炭素数4〜15、官能基数2〜3);
1,3−ジアミノシクロヘキサン、イソホロンジアミン、メンセンジアミン、4,4'−メチレンジシクロヘキサンジアミン等;
(c2−3)複素環式ポリアミン(炭素数4〜15、官能基数2〜3);
ピペラジン、N−アミノエチルピペラジン、1,4−ジアミノエチルピペラジン、1,4−ビス(2−アミノ−2−メチルプロピル)ピペラジン、〔3,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン等〕等;
(c2−4)ポリアミドポリアミン;
ジカルボン酸(ダイマー酸等)と過剰の(酸1モル当り1〜2級アミノ基が2モルの)ポリアミン類(官能基数2〜7の前記アルキレンジアミン,ポリアルキレンポリアミン等)との縮合により得られるポリアミドポリアミン(数平均分子量200〜1,000)等;
(c2−5)ポリエーテルポリアミン(官能基数;好ましくは2〜7);
ポリエーテルポリオール(官能基数;好ましくは2〜7)のシアノエチル化物の水素化物(分子量230〜1,000)等;
(c2−6)エポキシ付加ポリアミン;
エポキシ化合物[特開2001−40331号公報記載の前記ポリエポキサイド(B1)及びモノエポキサイド(b))1モルをポリアミン類(前記アルキレンジアミン、ポリアルキレンポリアミン等)に1〜30モル付加させることによって得られるエポキシ付加ポリアミン(分子量230〜1,000)等;
(c2−7)シアノエチル化ポリアミン:アクリロニトリルとポリアミン類(前記脂肪族ポリアミン等)との付加反応により得られるシアノエチル化ポリアミン、ビスシアノエチルジエチレントリアミン等(分子量230〜606)等;
(c2−8)その他のポリアミン化合物;
(i)ヒドラジン類(ヒドラジン、モノアルキル(炭素数1〜5)ヒドラジン等);
(ii)ジヒドラジッド類(コハク酸ジヒドラジッド,アジピン酸ジヒドラジッド等の炭素数4〜30 の脂肪族系ジヒドラジッド;イソフタル酸ジヒドラジッド,テレフタル酸ジヒドラジッド等の炭素 数10〜40の芳香族系ジヒドラジッド;);
(iii)グアニジン類(ブチルグアニジン等の炭素数1〜5のアルキルグアニジン;1−シアノグア ニジン等のシアノグアニジン);
(iv)ジシアンジアミド等;
並びにこれらの2種以上の混合物。
上記(c2)のうち、好ましいのは(c2−2)、(c2−3)、(c2−4)及び(c2−6)であり、特に好ましいのは(c2−1)である。
無機充填剤(B)は、下記(i)(ii)のものが好ましく挙げられる。
(i)25℃、1気圧におけるモル熱容量が70J/K・mol未満のもの;
例えば、酸化鉛系ガラス粉末、バリウム塩系ガラス粉末、マンガン塩系ガラス粉末、シリカ、ベントナイト、シラスバルーン、金属粉末等;
(ii)25℃、1気圧におけるモル熱容量が70J/K・mol以上のもの;
例えば、リン酸系ガラス粉末、ホウ酸系ガラス粉末、ナトリウム塩系ガラス粉末、カリウム塩系ガラス粉末、マグネシウム塩系ガラス粉末、ケイ酸塩系ガラス粉末等のガラス粉末;アルミナ、水酸化アルミニウム、硫酸アルミニウム等のアルミニウム化合物;塩化バリウム、チタン酸バリウム、硫酸バリウム、ホウ酸バリウム等のバリウム化合物;炭酸カルシウム、塩化カルシウム、硝酸カルシウム、水酸化カルシウム、硫酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、リン酸カルシウム、リン酸三カルシウム、ケイ酸マグネシウムカルシウム等のカルシウム化合物;硫酸アルミニウムカリウム、硫酸カリウム、リン酸一カリウム、リン酸二カリウム、リン酸三カリウム、ケイ酸二カリウム、ケイ酸四カリウム、ケイ酸アルミニウムカリウム等のカリウム化合物;硫酸アルミニウムナトリウム、硫酸ナトリウム、リン酸一ナトリウム、リン酸二ナトリウム、リン酸三ナトリウム、ケイ酸二ナトリウム、ケイ酸四ナトリウム、ケイ酸マグネシウムナトリウム等のナトリウム化合物;塩化マグネシウム、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム等のマグネシウム化合物;ホウ酸亜鉛、硫酸亜鉛、ケイ酸亜鉛、チタン酸亜鉛等の亜鉛化合物;セピオライト、ウォラスナイト、フライアッシュ、スラグ、紅柱石粉、灰長石粉、長石粉、明ばん石粉、カオリン、タルク、マイカ、クレー、セリサイト、アスベスト、ジルコン、ゼオライト等;
これらは1種又は2種以上の混合物として用いてもよい。
これらのうち、耐熱性の観点から、(ii)のものが好ましく、より好ましくは、ガラス粉、アルミニウム化合物、カルシウム化合物、カリウム化合物、ナトリウム化合物及びマグネシウム化合物であり、特に好ましくは、リン酸系ガラス粉末、ホウ酸系ガラス粉末、ナトリウム塩系ガラス粉末、ケイ酸塩系ガラス粉末である。
(B)の形状は特に限定されないが、配合物の流動性及び硬化物の強度の観点から、ビーズ状(球状)であることが好ましい。なお、この場合、(B)は粒状でも中空状でもよい。
(B)の体積平均粒径は、好ましくは20〜200μmであり、より好ましくは30〜180μmである。平均粒径が20μm以上であると作業性が良好となり、200μm以下であると硬化物の物性が良好となる。
体積平均粒径は、(B)の各粒度分布を横軸が粒子径、縦軸が体積基準の含有量の対数確率紙にプロットし、全体の50%を占めるところの粒子径を求める方法により測定する。この測定法としては、マイクロトラック、コールターカウンター等による測定法が挙げられる。
(A):(B):(C)の配合比は、(A)〜(C)の合計を100質量部としたとき、好ましくは5〜80:90〜20:5〜80質量部であり、より好ましくは10〜70:85〜20:10〜70質量部である。(A)が5質量部以上であると硬化物の耐熱性が良好となり、80質量部以下であると硬化物の物性が良好となる。(B)が20質量部以上であると硬化物の物性が良好となり、90質量部以下であると作業性が良好となる。(C)が5質量部以上であると鉄筋との密着性が良好となり、80質量部以下であるとアミンブラッシングを生じない。
少なくとも(A)又は(C)のどちらか一方がシリコーン化合物にエポキシ基を導入したもの(a1)又はアミノ基を導入したもの(c1)である場合、その配合比は以下の通りである。
(i)(A)として(a1)を使用する場合の配合比
(a1):(B):(C)の配合比は、(a1)(B)(C)の合計を100質量部としたとき、好ましくは5〜60:90〜20:3〜70質量部であり、より好ましくは7〜50:85〜30:5〜60質量部である。(a1)が5質量部以上であると硬化物の耐熱性が良好となり、60質量部以下であると硬化物の物性が良好となる。(B)が20質量部以上であると硬化物の物性が良好となり、90質量部以下であると作業性が良好となる。(C)が3質量部以上であると鉄筋との密着性が良好となり、70質量部以下であるとアミンブラッシングを生じない。
(ii)(C)として(c1)を使用する場合の配合比
(A):(B):(c1)の配合比は、(A)(B)(c1)の合計を100質量部としたとき、好ましくは5〜70:80〜20:5〜60質量部であり、より好ましくは10〜60:80〜30:10〜50質量部である。(c1)が5質量部以上であると硬化物の耐熱性が良好となり、60質量部以下であると硬化物の物性が良好となる。(B)が20質量部以上であると硬化物の物性が良好となり、80質量部以下であると作業性が良好となる。(A)が5質量部以上であると鉄筋との密着性が良好となり、70質量部以下であると硬化物の物性が良好となる。
(A)が(a1)である場合、必要によりその他のエポキシ化合物(a2)をさらに含有させることができる。(a2)のうち、耐熱性の観点から好ましいものはグリシジルエーテル型(a2−1)であり、特に好ましいものはフェノールノボラック樹脂(重量平均分子量200〜1,000)のグリシジルエ−テルである。
該(a2)を含有させる場合、その添加量は特に限定されないが、好ましくは(A)〜(C)の合計を100質量部としたとき、5〜100質量部である。
(C)が(c1)である場合、必要によりその他のアミノ化合物(c2)をさらに含有させることができる。
該(c2)を含有させる場合、その添加量は特に限定されないが、好ましくは(A)〜(C)の合計を100質量部としたとき、5〜100質量部である。
また、必要によりポリオールの炭素数2〜6のアルキレンオキサイド(AO)付加物(d)をさらに含有させることができる。
該(d)を含有することにより、作業性を損なわずに、鉄筋継手に注入した後でもタレが生じにくくなる効果が向上する。
(d)は、ポリオールにアルキレンオキサイド(AO)を付加したものである。該目的に用いられるポリオールとしては、例えば、2〜8価又はそれ以上で、炭素数2〜30で2価〜8価又はそれ以上の多価アルコール〔エチレングリコール,プロピレングリコール,1,3−ブチレングリコール,1,4−ブタンジオール,1、6−ヘキサンジオール,ジエチレングリコール,ネオペンチルグリコール,1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン,1,4−ビス(ヒドロキシエチル)ベンゼン,2,2−ビス(4,4’−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン等の2価アルコール;グリセリン,トリメチロールプロパン等の3価アルコール;ペンタエリスリトール,ジグリセリン,α−メチルグルコシド,ソルビトール,キシリット,マンニット,ジペンタエリスリトール,グルコース,フルクトース,ショ糖等の4〜8価のアルコール等〕、2〜8価又はそれ以上で、炭素数6〜40の多価フェノール(ピロガロール,カテコール,ヒドロキノン等の多価フェノ―ル;ビスフェノールA,ビスフェノールF,ビスフェノールS等のビスフェノール類)等があげられる。
これらのポリオールは1種又は2種以上使用することができる。これらのうち、好ましくは多価アルコールであり、より好ましくは2〜4価で炭素数2〜10の多価アルコールである。
(AO)としては、エチレンオキサイド(EOという)、プロピレンオキサイド(POという)、ブチレンオキサイド等が挙げら、好ましくは(EO)及び(PO)である。
(AO)として(EO)及び(PO)を用いた場合、(EO)と(PO)のポリオールへの付加形式はランダム付加でもブロック付加でもよいが、好ましくはランダム付加である。ランダム付加であると配合物の注入作業性とチキソトロピー性が良好となり、鉄筋継手に注入した後でもタレが生じにくくなる効果がさらに向上する。
この場合の(EO)と(PO)の付加モル数の比は、好ましくは1:0.1〜0.5であり、より好ましくは1:0.12〜0.35である。(PO)の付加モル数が0.1以上であると配合物のチキソトロピー性が良好となり注入後タレにくく、0.5以下であると作業性が良好となる。
(d)を含有させる場合、その添加量は特に限定されないが、好ましくは(A)〜(C)の合計を100質量部としたとき、0.1〜10質量部である。
前記配合物には、必要により有機系の充填剤(e)をさらに含有させることができる。充填剤(e)は特に限定されないが、下記のものが挙げられる。
例えば、炭素繊維粉、アラミド繊維粉、ナイロン繊維粉、アクリル繊維粉、アクリル樹脂粉、フェノール樹脂粉、フェノール樹脂バルーン、塩化ビニリデンバルーン、石炭粉等;
これらは1種又は2種以上の混合物として用いてもよい。
該(e)を含有させる場合、その添加量は特に限定されないが、好ましくは(A)〜(C)の合計を100質量部としたとき、5〜100質量部である。
また、硬化促進剤(f)をさらに含有させることができる。
硬化促進剤(f)としては、3級アミノ化合物(f1)、ソジウムメチラ−ト、カセイソ−ダ、カセイカリ、炭酸リチウム等のアルカリ化合物(f2)、トリエチルフォスフィン、トリフェニルフォスフィン等のルイス塩基化合物(f3)、フェノール、4−t−ブチルフェノール、2,4−ジ−t−ブチルフェノール等のフェノール類(f4)、リン酸、サリチル酸等の酸類(f5)、リン酸ナトリウム、サリチル酸ナトリウム等の塩類(f6)等があげられる。これらの内好ましいものは3級アミノ化合物(f1)である。
該(f)として好ましい3級アミノ化合物(f1)は分子中に3級アミノ基を有する化合物であれば特に限定されないが、例えば、以下の(f1−1)から(f1−3)がそれぞれ挙げられる。
(f1−1)脂肪族3級アミン:トリメチルアミン、トリエチルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン、ジメチルベンジルアミン、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、1,2−ジメチルイミダゾ−ル、テトラエチルメチレンジアミン、テトラメチルプロパン−1,3−ジアミン、テトラメチルヘキサン−1,6−ジアミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、テトラメチルグアニジン、ジメチルピペラジン、N−メチル−N’−(2−ジメチルアミノ)−エチルピペラジン、N−メチルモルホリン、ジメチルアミノエタノ−ル、ジメチルアミノエトキシエタノール、N−メチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)モルホリン、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、エチレングリコール(3−ジメチル)アミノプロピルエーテル等、
(f1−2)フェノール核含有脂肪族3級アミン:N,N−ジメチルアミノメチルフェノール(通称「DMP−10」)、トリス(N,N−ジメチルアミノメチルフェノール(通称「DMP−30」)等、
(f1−3)含窒素複素環化合物 1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)−ウンデセン−7(サンアプロ社;商標「DBU」)、1,5−ジアザビシクロ(4,3,0)−ノネン−5(サンアプロ社;商標「DBN」)、6−ジブチルアミノ−1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)−ウンデセン−7(サンアプロ社;商標「DBA−DBU」)、トリエチレンジアミン、ヘキサメチレンテトラミン等が挙げられる。
3級アミノ化合物(f1)は得ようとする硬化速度、可使時間に応じて種類、添加量とも適宜選択すればよい。例えば(f1)の量は好ましくは(A)+(C)の合計を100質量部としたとき、1〜100質量部である。
前記配合物には、さらに必要に応じて前記(A)、(a1)及び(c1)以外の添加剤、例えば(1)シランカップリング剤、チタンカップリング剤等の接着性付与剤、(2)ヒンダードアミン類、硫黄含有化合物等の酸化防止剤、(3)ベンゾフェノン類、ベンゾトリアゾール類、サリチル酸エステル類、金属錯塩類等の紫外線吸収剤、(4)金属石けん類、重金属(例えば亜鉛、錫、鉛、カドミウム等)の無機及び有機塩類、有機錫化合物等の安定剤、(5)フタル酸エステル、リン酸エステル、脂肪酸エステル、ひまし油、流動パラフィン、アルキル多環芳香族炭化水素等の可塑剤、(6)パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、密ロウ、鯨ロウ、低分子量(分子量1,000〜10,000)ポリオレフィン等のワックス類、(7)ベンジルアルコール、タール、ピチューメン等の非反応性希釈剤、(8)エステル(酢酸エチル等)、芳香族炭化水素(トルエン等)、アルコール(メタノール等)、エーテル(ジエチルエーテル等)、ケトン(メチルエチルケトン等)等の溶剤、(9)発泡剤、(10)消泡剤、(11)脱水剤、(12)帯電防止剤、(13)抗菌剤、(14)防かび剤、(15)香料、(16)難燃剤、(17)分散剤等を添加することができる。これらは2種以上を併用することも可能である。
これらの添加量は特に限定されないが、好ましくは(A)〜(C)の合計を100質量部としたとき、0.01〜10質量部である。
グラウト材配合物の形成形態としては、以下の(i)〜(iv)が例示される。
(i)(A)、(B)、及び(C)を各々独立した3成分の形で保存し、使用時に3成分を混合し硬化させる〔任意成分となる場合の(a1)は、第4成分として単独で保存し、使用時に他の成分と混合して用いることも、(A)及び/又は(B)成分中に添加した形で保存することもできる。任意成分となる場合の(c1)は、第4成分として単独で保存し、使用時に他の成分と混合して用いることも、(C)及び/又は(B)成分中に添加した形で保存することもできる。〕。
(ii)(A)と(B)の混合物、及び(C)を各々独立した2成分の形で保存し、使用時に該2成分を混合し硬化させる〔任意成分となる場合の(a1)は、第3成分として単独で保存し、使用時に他の成分と混合して用いることも、(A)と(B)の混合物中に添加した形で保存することもできる。任意成分となる場合の(c1)は、第3成分として単独で保存し、使用時に他の成分と混合して用いることも、(C)と(B)の混合物中に添加した形で保存することもできる。〕。
(iii)(A)及び、(B)と(C)の混合物を各々独立した2成分の形で保存し、使用時に該2成分を混合し硬化させる〔任意成分となる場合の(a1)は、第3成分として単独で保存し、使用時に他の成分と混合して用いることも、(A)成分中に添加した形で保存することもできる。任意成分となる場合の(c1)は、第3成分として単独で保存し、使用時に他の成分と混合して用いることも、(C)成分中に添加した形で保存することもできる。〕。
(iv)(A)と(B)の混合物、及び(B)と(C)の混合物を各々独立した2成分の形で保存し、使用時に該2成分を混合し硬化させる〔任意成分となる場合の(a1)は、第3成分として単独で保存し、使用時に他の成分と混合して用いることも、(A)と(B)の混合物中に添加した形で保存することもできる。任意成分となる場合の(c1)は、第3成分として単独で保存し、使用時に他の成分と混合して用いることも、(C)と(B)の混合物中に添加した形で保存することもできる。〕。
前記配合物は、万能混合機等の通常の混合機を使用して各成分を混合することにより製造される。
(A)と(C)は通常、使用時に配合される。該グラウト材組成物は、注入作業性、硬化性、接着性の点から25℃における粘度は、好ましくは30,000〜100,000mPa・sであり、特に好ましくは40,000〜80,000mPa・sである。
前記配合物の注入方法としては特に限定がなく、従来公知の注入手段を採用することができる。
(A)〜(C)及び必要によりその他を配合した後、コーキングガンに充填し、エポキシ樹脂が硬化を始める前にカプラー中央付近の孔から注入してもよいし、特開平9−13675に示されている装置を用いて(A)及び(B)の混合物並びに(C)の各々独立した2液を別々に供給管に充填し、先端のミキサーで混練しながら注入してもよい。
硬化条件は従来公知の条件でよく、温度は好ましくは5〜40℃であり、特に好ましくは10〜35℃である。
本発明のグラウト材硬化物に対する耐火性能試験について以下に記述する。
建築基準法では、建物の規模や用途に応じて、壁、柱、梁、床の各部材に対して、1時間耐火性能、2時間耐火性能あるいは3時間耐火性能が要求されている。また、耐火試験方法については、JIS A1304「建築構造物の耐火試験方法」に記載されている。
耐熱性の指標としては、硬化物を一定の大きさに成型し、前記JIS A1304にしたがって、一定量のコンクリートかぶり厚を付与した試験体を加熱処理した後の物性変化を測定することにより判定した。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。実施例及び比較例中の部は質量部を表わす。
また、実施例中の評価項目の試験方法は以下の通りである。
[粘度]
25℃に温調した下記表1記載の配合物100gを容器に投入し、2分間ガラス棒で充分攪拌した。BH型粘度計(回転数20rpm、7号スピンドル)で粘度をJIS K7117に準じて測定した。
[tanδ]
25℃に温調した下記表1記載の配合物150gを容器に投入し、2分間ガラス棒で攪拌した。これを、泡をかまないように注意しながら厚さ10mmの板状にし、25℃で5日間養生した。養生後1.0×4.0×30.0(mm)の試験体を切り出し、レオバイブロンDDV−25FP(エーアンドディー社製:動的粘弾性測定装置)を用い、引っ張りモード、加重50gf、振動周波数10Hz、温度幅25〜200℃で、粘弾性スペクトルにおける損失正接(tanδ)のピーク温度を測定した。
[線膨張係数]
25℃に温調した下記表1記載の配合物150gを容器に投入し、2分間ガラス棒で攪拌した。これを、泡をかまないように注意しながら厚さ10mmの板状にし、25℃で5日間養生した。養生後1.0×4.0×30.0(mm)の試験体を切り出し、レオバイブロンDDV−25FP(エーアンドディー社製:動的粘弾性測定装置)を用い、引っ張りモード、加重50gf、振動周波数10Hzで、粘弾性スペクトルにおける25℃から50℃における1℃あたりの伸び率から算出した。
[圧縮降伏強さ、圧縮弾性係数]
25℃に温調した下記表1記載の配合物150gを容器に投入し、2分間ガラス棒で攪拌した。これを、泡をかまないように注意しながら厚さ10mmの板状にし、25℃で5日間養生した。養生後10.4×10.4×30.0(mm)の直方体を2mm/分の試験速度でJIS K7208に準じて測定した。
[耐火性能試験]
前記圧縮降伏強さ及び圧縮弾性係数測定試験体を、昭和44年建設省告示第2999号別記第1に規定する「耐火性能試験方法」に準じて、加熱時間3時間の耐火性能試験を行った。なお、各試験体のコンクリートかぶり厚は40mmとした。
製造例1
攪拌式オートクレーブにプロピレングリコールを147部、触媒として水酸化カリウムを0.76部仕込み、エチレンオキサイド682部とプロピレンオキサイド171部とを混合したものを吹き込み、110℃で5時間反応させた。130℃で3時間熟成後、「キョーワード600」(酸化マグネシウム系吸着剤:協和化学工業社製)で処理し、触媒を除去してアルキレンオキサイド付加物(d−イ)を得た。このものの水酸基価は28、粘度は700mPa・s/25℃であった。
実施例1〜9、比較例1〜2
25℃雰囲気下で、表1に示した配合量で各成分を混合攪拌してグラウト材配合物を得た。これを硬化(25℃で5日間養生)させ、もしくは鉄筋接合用のカプラーに注入し、前記の試験方法によりグラウト材硬化物の性能評価試験を行った。また、前記耐火性能試験後の性能評価も行った。結果を表1に示す。
なお、表1において配合成分としては下記のものを使用した。
(B−イ):リン酸系ガラス粉(日本フェロー社製:01−4102P、平均粒径10μm);
(B−ロ):ホウ酸系ガラス粉(日本フェロー社製:04−1407M、平均粒径40μm);
(B−ハ):ナトリウム/ケイ酸系ガラスビーズ(ユニオン社製:UB−67L、平均粒径100μm);
(B−ニ):ナトリウム/ケイ酸系中空ガラスビーズ(住友スリーエム社製S60/18000、平均粒径30μm);
(B−イ)〜(B−ニ)の25℃、1気圧におけるモル熱容量は70J/K・mol以上である。
(a1−イ):エポキシシリコーン(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製:BY16−855D、粘度=10mPa・s/25℃、エポキシ当量=180);
(a1−ロ):エポキシシリコーン(信越化学工業社製:X−22−4741、粘度=420mPa・s/25℃、エポキシ当量=2,500)
(a2−イ):フェノールノボラック樹脂のグリシジルエーテル(ピイ・ティ・アイ・ジャパン社製:EPALLOY8250、粘度23,000mPa・s/25℃、エポキシ当量172);
(a2−ロ):高級アルコールモノグリシジルエーテル(ピィ・ティ・アイ・ジャパン社製:AED−9、粘度7mPa・s/25℃、エポキシ当量290);
(c1−イ):アミノシリコーン(GE東芝シリコーン社製:TSL9306、粘度=9mPa・s/25℃、アミノ基当量=124);
(c1−ロ):アミノシリコーン(信越化学工業社製:X−22−3939A、粘度=3,300mPa・s/25℃、アミノ基当量=1,500)
(c2−イ):メタキシリレンジアミン(三菱ガス化学社製:MXDA、粘度7mPa・s/25℃、活性水素当量34)
(c2−ロ):オクチルアミン(花王社製:ファーミン08D、活性水素当量65)
本発明のグラウト材硬化物は耐火性能が要求されるコンクリート構造物の鉄筋等のグラウト材として有用である。

Claims (5)

  1. 動的粘弾性スペクトルにおける損失正接(tanδ)のピーク温度(I)、25℃から50℃の間の平均線膨張係数(II)、及び25℃における圧縮弾性率(III)が式(1)〜(3)を満たすグラウト材硬化物。

    50(℃)≦(I)≦90(℃) (1)
    (II)≦8.0×10-6/℃ (2)
    3,000(MPa)≦(III)≦8,000(MPa) (3)
  2. 前記(I)、(II)、(III)が式(4)〜(6)を満たす硬化物を与える請求項1記載のグラウト材硬化物。

    60(℃)≦(I)≦80(℃) (4)
    (II)≦7.0×10-6/℃ (5)
    3,500(MPa)≦(III)≦7,000(MPa) (6)
  3. 前記グラウト材がエポキシ化合物(A)、無機充填剤(B)、及びアミノ基に由来する活性水素を2個以上有するアミノ化合物(C)からなる配合物である請求項1又は2記載のグラウト材硬化物。
  4. 前記(A)又は(C)の何れか一方がシリコーン化合物を変性したものである請求項3記載のグラウト材硬化物。
  5. 前記(B)の25℃、1気圧におけるモル熱容量が70J/K・mol以上である請求項3又は4記載のグラウト材硬化物。
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