JP2014028337A - 収容容器付き環境汚染物質除去用シート - Google Patents

収容容器付き環境汚染物質除去用シート Download PDF

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Abstract

【課題】環境汚染物質を吸着した吸着材を含む使用済みの環境汚染物質除去用シートを、手で触らずに回収できる収容容器付き環境汚染物質除去用シートの提供。
【解決手段】吸着材を含む環境汚染物質除去用シート10と、該環境汚染物質除去用シート10を巻回状態で収容する収容容器20と、該収容容器20から前記環境汚染物質除去用シート10を巻き出し、巻き入れする巻回手段30とを備える、収容容器付き環境汚染物質除去用シート1。
【選択図】図1

Description

本発明は、収容容器付き環境汚染物質除去用シートに関する。
環境汚染物質を除去する方法として、ゼオライトなどの吸着材に環境汚染物質を吸着させる方法が広く行われている。例えば特許文献1には、汚染土壌上に吸着層を形成し、汚染土壌に含まれる重金属類などの環境汚染物質を吸着層中の吸着材に吸着させることにより、環境汚染物質を環境から除去する技術が開示されている。
このように環境汚染物質を吸着した後の使用済みの吸着材については、回収して適切な処理がなされる。そこで、使用済みの吸着材を回収する際に人の手などが触れずに回収できることが求められる。
特開2009−279550号公報
本発明の目的は、環境汚染物質を吸着した吸着材を含む使用済みの環境汚染物質除去用シートを、手で触らずに回収できる収容容器付き環境汚染物質除去用シートを提供することである。
本発明の収容容器付き環境汚染物質除去用シートは、吸着材を含む環境汚染物質除去用シートと、該環境汚染物質除去用シートを巻回状態で収容する収容容器と、該収容容器から前記環境汚染物質除去用シートを巻き出し、巻き入れする巻回手段とを備えることを特徴とする。
前記収容容器は非透水性材料からなることが好ましい。
本発明の収容容器付き環境汚染物質除去用シートによれば、環境汚染物質を吸着した吸着材を含む使用済みの環境汚染物質除去用シートを、手で触らずに回収できる。
収容容器付き環境汚染物質除去用シートの一例を示す斜視図である。 環境汚染物質除去用シートの一例を示す断面図である。
以下、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の収容容器付き環境汚染物質除去用シートの一例を示す斜視図である。
この例の収容容器付き環境汚染物質除去用シート1は、吸着材を含む環境汚染物質除去用シート10と、該環境汚染物質除去用シート10を巻回状態で収容する収容容器20と、該収容容器20から前記環境汚染物質除去用シート10を巻き出し、巻き入れする巻回手段30とを備える。
なお、使用前(すなわち、環境汚染物質を吸着する前)は、環境汚染物質除去用シート10は収容容器20に巻回状態で収容されているが、図1は環境汚染物質除去用シート10の一部が収容容器20から巻き出された状態を表している。
<環境汚染物質除去用シート>
環境汚染物質除去用シート(以下、単に「除去用シート」という場合がある。)10は、吸着材を含むシート状物であって、吸着材に環境汚染物質を吸着させることにより、環境中に存在する有害な環境汚染物質(例えば、放射性セシウム、放射性ストロンチウムなどの放射性物質、重金属類など。)を環境中から除去するものである。
除去用シート10としては、吸着材を含みシート状に形成されたものであればよいが、好適な例としては、例えば図2に示すように、シート状の有機多孔質材料11をマトリックスとし、該有機多孔質材料11中に吸着材12が分散状態で保持されている吸収層13と、該吸収層13の両面に積層した透水性基材層14,14とからなる3層構成の積層シートが挙げられる。
このような除去用シート10は、有機多孔質材料11をマトリックスとする吸収層13を備えているため、該吸収層13により液体を良好に吸収、保持できる。よって、除去対象の環境汚染物質が液体に溶出または分散するなどして、液体中に存在している場合には、除去用シート10を該液体に接触させることにより、吸収層13が該液体を充分に吸収、保持する。そして、吸着材12は、このように吸収、保持された液体に作用して、環境汚染物質を効果的に吸着する。また、除去対象の環境汚染物質が液体中に存在しているのではなく、例えば建築物、樹木などの対象物に付着している場合や、土壌などの対象物に含まれる場合には、対象物を除去用シート10で覆った後、該除去用シート10に対して散水、降雨などにより水を供給することにより、同様の効果を得ることができる。例えば、環境汚染物質が放射性セシウムである場合、放射性セシウムは水が存在すると水に溶解してセシウムイオンとなり、吸着材12に良好に吸着されやすくなる。
また、図2の例の除去用シート10は、吸収層13の両面に透水性基材層14,14を備えているため、除去用シート10に強度を付与できるとともに、環境汚染物質を吸着した後の吸着材12が除去用シート10から脱落したり、対象物の表面に残存したりすることを防止できる。
[吸収層]
(吸着材)
除去用シート10に使用される吸着材12としては、有機吸着材、無機吸着材など、環境中に存在する有害な環境汚染物質を吸着する作用を有するものであるが、無機吸着材が好適に使用される。
無機吸着材としては、吸着対象の汚染物質に応じて適宜選択できるが、例えば、ゼオライト、活性白土、大谷石、シリカ、アルミナ、モレキュラーシーブ、多孔性鉱物、非晶質水酸化鉄、活性炭、プルシアンブルーなどが挙げられ、これらのうちの1種以上を使用できる。
有機吸着材としては、吸着対象の汚染物質に応じて適宜選択できるが、例えば、腐植質などが挙げられ、これらのうちの1種以上を使用できる。
吸着材12の形状は、粉状、顆粒状、ペレット状などである。
これらの中でも、吸着材12としては、ゼオライト、活性白土、大谷石、シリカ、アルミナ、モレキュラーシーブ、多孔性鉱物などのケイ素を含有する無機吸着材が好ましい。吸着材12としてケイ素を含有する無機吸着材を用いれば、詳しくは後述するが、使用後の除去用シート10を焼却などの加熱処理し、さらに冷却することで、ケイ素を含有する無機吸着材がアモルファス状態(ガラス状態)で固化する。これにより、ケイ素を含有する無機吸着材に吸着した環境汚染物質はアモルファス状態の固化物に取り込まれ、環境中に再度放出されることがない。
ケイ素を含有する無機吸着材の中でも、特にゼオライトは、天然ゼオライトおよび合成ゼオライトとして、結晶構造の違いにより約200種類程度存在することが知られている。合成ゼオライトは、三次元のカゴ状構造を有するアルミノケイ酸塩であって、強いイオン交換性を有する。また、天然ゼオライトは、筒状の構造を持ち、その構造と孔の大きさに特徴がある。吸着の対象となる環境汚染物質がセシウムイオンである場合などには、筒状の構造を持つ天然ゼオライトが吸着材12として好ましい。天然ゼオライトの孔の大きさは、0.22〜1nmであり、0.55〜0.8nmが好ましい。
除去用シート10中の吸着材12の量は、除去用シート10の単位面積当たり、100〜2000g/mの範囲で調整されることが好ましい。このような量であると、環境汚染物質を充分に吸着でき、かつ、除去用シート10の取扱性も優れる。
(有機多孔質材料)
吸着材12を保持する有機多孔質材料11としては、不織布、織布、編布など、有機繊維からなり、繊維間に空隙が形成されているシート材料や、ポリウレタン系樹脂などの樹脂を発泡成形して得られた多数の孔を有する発泡シートなどのシート状物が挙げられる。有機多孔質材料11は、有機物であり焼却可能な点で好ましい。また、これら有機多孔質材料11の中では不織布が好ましい。
不織布を構成する原料繊維としては、不織布の製造に一般に用いられる有機繊維を使用できる。このような有機繊維としては、親水性有機繊維、疎水性有機繊維が挙げられ、これらのうちの1種以上を使用できる。
親水性有機繊維としては、製紙用木材パルプ(針葉樹および/または広葉樹木材より調製される化学パルプや機械パルプなど。)、古紙パルプ、リンター、麻、綿、ケナフなどより調製される非木材植物繊維などの天然セルロース繊維や、レーヨンなどの合成繊維が挙げられる。これらのなかでは、工業的に利用しやすい点から、天然セルロース繊維が好ましい。天然セルロース繊維としては、乾燥されたパルプシートの状態で供給され、乾燥状態で機械的に粉砕、解繊されたものが好ましい。
また、疎水性有機繊維としては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系繊維、ポリエステル繊維などが挙げられる。
これらの親水性有機繊維および疎水性有機繊維は、環境汚染物質除去用シート10の使用環境、環境汚染物質が存在している状態などに応じて、1種以上を適宜採用することができる。
例えば、環境汚染物質が水などの親水性の液体に含まれている場合や、散水、降雨などにより水に溶出あるいは分散するなどし、水中に存在している場合には、不織布を構成する原料繊維として親水性有機繊維を主に採用して、不織布がその液体を充分に吸収、保持しやすいようにすることができる。一方、例えば、環境汚染物質が疎水性の液体に含まれている場合などには、不織布を構成する原料繊維として疎水性有機繊維を主に採用して、不織布がその液体を充分に吸収、保持しやすいようにすることができる。
原料繊維は、吸着材100質量部に対して、0.1〜50質量部程度を用いることが好ましい。原料繊維の繊維長は、不織布の製造方法などに応じて、適宜設定できる。
また、不織布には、その製造方法によっては、親水性有機繊維および/または疎水性有機繊維からなる原料繊維とともに、加熱によりその少なくとも一部が溶融して接着性を発揮する、熱融着性接着剤を使用してもよい。熱融着性接着剤を原料繊維とともに用いてウェブを形成した場合、該ウェブを熱処理(サーマルボンド法)することにより、熱融着性接着剤の少なくとも一部が溶融して接着作用を奏し、原料繊維同士が結合した安定なシート形態の不織布を製造できる。
熱融着性接着剤としては、少なくとも一部が溶融して接着剤として作用するものであればよく、繊維状の熱融着性接着剤(以下、熱融着性繊維という。)の他、粉体状の熱融着性接着剤などが挙げられ、これらの1種以上を使用できる。
熱融着性繊維には、繊維全体が溶融して接着剤として作用するものと、繊維の一部のみが溶融して接着剤として作用するものとがあり、これらの1種以上を使用できる。熱融着性繊維の材質としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリアミドおよびポリエステルよりなる群より選ばれる1種以上が挙げられる。繊維全体が溶融して接着剤として作用する熱融着性繊維は、好ましくはこれらのうちの1種または2種以上の混合物を用いて繊維全体が形成され、繊維の一部のみが溶融して接着剤として作用する熱融着性繊維は、好ましくはこれらのうちの1種または2種以上の混合物を用いて、溶融する部分と溶融しない部分とがそれぞれ形成される。
一部のみが溶融して接着剤として作用する繊維としては、例えば、ポリプロピレン繊維(融点160℃)からなる芯部の外周をポリエチレン層(融点130℃)で被覆した芯鞘構造の複合繊維などが挙げられる。熱融着性繊維として、このように高融点の繊維の外周に低融点の熱融着性樹脂からなる被覆層を設けた芯鞘構造の複合繊維を使用する場合には、被覆層(鞘)が溶融し芯部は溶融しない温度(例えば140℃。)で熱風処理して、被覆層のみを溶融させる。このような複合繊維を用いると、熱風処理を行っても芯部は溶融せずに安定した繊維として残存する。そのため、繊維全体が溶融する熱融着性繊維を用いた場合のように、溶融した熱融着性繊維により不織布の空隙が埋まることがなく、環境汚染物質を含む液体を空隙に充分に保持できる。
熱融着性繊維の繊維長は、不織布の製造方法などにより、適宜設定できる。
粉体状の熱融着性接着剤の材質としては、熱融着性繊維の説明において例示した材質などが挙げられる。粉体状の熱融着性接着剤を用いる場合、50〜500μm程度の粒度の粒子からなる粉体が好ましく使用できる。
不織布の一般的な製造工程としては、原料繊維からウェブを形成するウェブ形成工程と、ウェブ中の原料繊維を結合させる繊維結合工程とを有する方法がある。そして、不織布の形態としては、例えばウェブ形成工程の違いに基いて、乾式不織布、湿式不織布、スパンボンド不織布などがある。これらの不織布のうち、有機多孔質材料11としては、乾式不織布が好ましい。
乾式不織布には、ウェブ形成工程としてエアレイド法が採用された不織布(エアレイド不織布)や、ウェブ形成工程としてカーディング法が採用された不織布があるが、なかでもエアレイド不織布が好ましい。エアレイド法は、空気流を利用して原料繊維を三次元的にランダムに積層させて、ウェブを形成する方法である。そのため、ウェブ形成工程としてエアレイド法を採用することにより、かさ密度が低く、繊維間の空隙が大きな不織布を製造できる。
エアレイド不織布のなかでは、ウェブ形成工程後の繊維結合工程として、熱風処理が採用された不織布が好ましい。熱風処理による繊維結合工程は、エアスルー法またはスルーエア法などとも呼ばれるサーマルボンド法の一種である。熱風処理を採用する場合には、ウェブ形成の際に、上述した熱融着性接着剤を原料繊維とともに使用する。
繊維結合工程として熱風処理を採用することにより、エアレイド法により形成された低いかさ密度、繊維間の大きな空隙を維持しつつ、原料繊維を結合させることができる。このようなエアレイド不織布は、環境汚染物質を含む液体を充分に吸収、保持できる。
エアレイド不織布を製造する場合、原料繊維の繊維長としては、1〜30mmが好ましく、2〜10mmがより好ましい。また、熱融着性接着剤として熱融着性繊維を使用する場合、熱融着性繊維の繊維長も、原料繊維について示した上記範囲内の繊維長が好ましい。
本明細書において繊維長は、任意に選択した50本以上の繊維をサンプルとし、これらについて電子顕微鏡観察により測定した長さの平均値である。
有機多孔質材料11としてエアレイド不織布を採用し、これに吸着材12を保持させる場合には、エアレイド法によるウェブ形成工程において、原料繊維と熱融着性接着剤と吸着材12とを混合した混合物を空気流によりランダムに積層させてエアレイドウェブを形成し、該エアレイドウェブに対して熱風処理による繊維結合工程を行えばよい。あるいは、原料繊維と吸着材12とを混合した混合物を空気流によりランダムに積層させて、エアレイドウェブを形成し、該エアレイドウェブ上に熱融着性接着剤を付与してから、これに対して熱風処理による繊維結合工程を行えばよい。
このような方法によれば、吸着材12をエアレイド不織布中に分散性よく固定でき、しかも、吸着材12の表面が熱融着性接着剤によって過度には被覆されないため、吸着材12の吸着性能が良好に維持される。
また、この場合、熱融着性接着剤は、エアレイド不織布中に保持される吸着材100質量部に対して、5〜50質量部程度が用いられることが好ましい。このような範囲であると、エアレイド不織布中の原料繊維と吸着材12とを充分に固定でき、シート形状を安定に維持できるとともに、吸着材12の脱落も防止できる。また、熱融着性接着剤によって吸着材12の表面が過度に被覆されず、吸着材12の吸着性能も良好に維持される。
[透水性基材層]
透水性基材層14,14としては、環境汚染物質を含む液体が浸み通ることが可能であって、かつ、強度に優れる薄手のシートが好適に用いられる。このようなシートとしては、例えばスパンボンド不織布、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布などの不織布や、織布など、長繊維から形成されたものが好ましい。
その他に透水性基材層14,14としては、紙類や開孔を設けたフイルムなども使用できる。また、環境汚染物質が水などの親水性液体に含まれる場合には、透水性基材層の材質を親水性とし、環境汚染物質が疎水性液体に含まれる場合には、透水性基材層の材質を疎水性とするなどしてもよい。透水性基材層14,14は、熱融着性接着剤などにより吸収層13に接着される。
<環境汚染物質除去用シートの製造方法>
次に、吸収層13を構成する有機多孔質材料11として、エアレイド不織布を採用した場合を例に挙げて、図2の構成の除去用シート10の製造方法を具体的に説明する。
まず、透水性基材層14として使用されるシートを用意し、これをコンベアに装着されて走行するメッシュ状無端ベルト上に繰り出し、その上にPE(ポリエチレン)粉体などからなる熱融着性接着剤を散布する。そして、エアレイド法のウェブフォーミング機を用いて、機械的に解繊された原料繊維と吸着材12と熱融着性接着剤との混合物をメッシュ状無端ベルト側に吸気流の作用により下降させ、透水性基材層14上に落下堆積させる。これにより、透水性基材層14上に、原料繊維と吸着材12と熱融着性接着剤の混合物からなるエアレイドウェブが形成される。
その後、エアレイドウェブ上にPE粉体などからなる熱融着性接着剤を散布してから、透水性基材層14として使用されるシートを積層し、エアレイドウェブの両面に、透水性基材層14,14が設けられた3層構成の積層ウェブを得る。
ついで、この積層ウェブをエアスルー方式により熱風処理することによって、エアレイドウェブを構成している原料繊維、吸着材12、熱融着性接着剤の混合物を嵩高状態で接着して吸収層13を形成するとともに、その両面に透水性基材層14,14を接着して、図2の除去用シート10を製造する。
なお、除去用シート10の端面(周端面)は、熱処理(ヒートシール加工)により封緘されていると、吸着材12の脱落をより防止でき、取扱性に優れる点で好ましい。
除去用シート10は、使用の前までは収容容器20に巻回状態で収容されている。具体的には、図1に示すように、後述の巻き取りローラ31に除去用シート10の長手方向の一端が固定され、巻き取りローラ31に巻き取られた状態で収容容器20に収容されている。
<収容容器>
収容容器20は、除去用シート10を巻回状態で収容する容器である。
収容容器20の材質(材料)としては、紙でもよいし、プラスチックでもよい。特に、非透水性を有する材料(以下、「非透水性材料」という。)が好ましい。
収容容器20が非透水性材料からなれば、収容容器付き環境汚染物質除去用シート1の使用中に散水や降雨に曝されても収容容器20は耐水性を発揮でき、腐食による劣化や損傷を防げる。また、使用後の除去用シート10を収容容器20に巻き入れて再収容した後に、使用後の除去用シート10から吸水した環境汚染物質を含む液体が染み出しても、収容容器20が非透水性材料からなれば、環境汚染物質を含む液体が収容容器20の外(環境中)へ漏れることを防止できる。
収容容器20の材質としては非透水性を有する紙が好ましく、例えば耐水性段ボールなどが挙げられる。
収容容器20の材質が紙であれば、プラスチックに比べて低コストで製造できる。しかも、軽量化できるので、収容容器付き環境汚染物質除去用シート1の持ち運びもより便利となる。さらに、収容容器20の材質が紙であれば、詳しくは後述するが、使用後の除去用シート10を収容容器20に収容した状態で焼却などの加熱処理ができるので、容易に処分できる。
また、収容容器20の内側には、環境汚染物質除去材が塗布されていることが好ましい。収容容器20の内側に環境汚染物質除去材が塗布されていれば、使用後の除去用シート10を収容容器20に巻き入れて再収容した後に、使用後の除去用シート10から吸水した環境汚染物質を含む液体が染み出しても、環境汚染物質除去材によって環境汚染物質を再度吸着できる。よって、環境汚染物質を環境中へ再度放出することをより効果的に防止できる。
環境汚染物質除去材としては、除去用シート10の説明において先に例示した吸着材12と、バインダとを含む塗料などが挙げられる。
吸着材12としてはゼオライトが特に好ましい。
一方、バインダとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリカーボネートなどの熱可塑性樹脂や、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル、ポリウレタン等の熱硬化性樹脂などが挙げられる。
環境汚染物質除去材を収容容器20の内側に塗布する方法としては特に制限されず、環境汚染物質除去材を既知の塗布方法(例えば刷毛塗り法やスプレー法など)を利用して塗布すればよい。
<巻回手段>
巻回手段30は、収容容器20から除去用シート10を巻き出し、巻き入れする手段である。
図1に示す巻回手段30は、除去用シート10を巻き取る巻き取りローラ31と、巻き取りローラ31を収容容器20に回転自在に軸支する回転軸32と、回転軸32に取り外し可能に接続され、ローラ31を回転させるハンドル33と、収容容器20の側面に設けられた、除去用シート10が収容容器20から出入りするための開口部34とを備えている。
図1に示す巻回手段30は、ハンドル33を回すことで、巻回状態で収容容器20に収容された除去用シート10を収容容器20から巻き出すことができる。また、ハンドル33を逆方向に回せば、収容容器20から巻き出された除去用シート10を巻き取りローラ31に巻き取って収容容器20に巻き入れることができる。
巻き取りローラ31、回転軸32、およびハンドル33の材質(材料)としては、紙でもよいし、プラスチックでもよいが、特に巻き取りローラ31と回転軸32については紙が好ましい。
巻き取りローラ31と回転軸32の材質が紙であれば、詳しくは後述するが、使用後の除去用シート10を収容容器20に収容した状態で焼却などの加熱処理ができるので、容易に処分できる。
一方、ハンドル33については、通常、加熱処理時に回転軸32から取り外すので、焼却する必要がない。また、取り外したハンドルを別の収容容器付き環境汚染物質除去用シート1の巻回手段のハンドルとして再使用することができる。
<収容容器付き環境汚染物質除去用シートの使用方法>
[環境汚染物質の除去]
収容容器付き環境汚染物質除去用シート1を用いて環境汚染物質を除去する方法としては、まず、収容容器20の開口部34から除去用シート10を巻き出す。除去用シート10の巻き出しは、除去用シート10の長手方向の他端(巻き取りローラ31に固定されない側)を手で引っ張ることで巻き出してもよいし、図1に示すようにハンドル33を手で回転させて巻き出してもよい。
つぎに、環境汚染物質を含む液体、土壌や、環境汚染物質が付着した建築物、樹木などの対象物に、巻き出した除去用シート10を一定期間、接触するように配置させる。これにより、除去用シート10中の吸着材12が環境汚染物質を吸着して対象物から除去する。除去用シート10を対象物に接触させる具体的方法としては、除去用シート10を環境汚染物質を含む土壌上に敷く方法、除去用シート10を環境汚染物質が付着した建築物や樹木に巻く方法、除去用シート10を環境汚染物質を含む液体中に浸漬する方法などが挙げられる。また、その他、対象物間に挟む方法、対象物の下に敷く方法なども挙げられる。さらに、土壌上に敷いた除去用シート10や、建築物や樹木に巻いた除去用シート10などに対しては、散水、降雨などにより水を供給することが好適である。これにより、環境汚染物質は、供給された水中に溶出するなどして移行し、除去用シート10の吸収層13が環境汚染物質を含む水などの液体を充分に吸収、保持する。そして、吸収、保持された液体中の環境汚染物質を吸着材12が効果的に吸着する。
なお、環境汚染物質を吸着材12させている間は、ハンドル33を回転軸32から取り外しておき、使用済みの除去用シート10を回収するときに再びハンドル33を回転軸32に取り付けてもよい。
[環境汚染物質除去用シートの回収]
環境汚染物質を吸着した吸着材12を含む環境汚染物質除去用シート10、すなわち使用済みの除去用シート10を回収する方法としては、巻き出された、使用済みの除去用シート10を巻回手段30により収容容器20に巻き入れればよい。具体的には、巻き出しのときとは反対方向にハンドル33を手で回して回転軸32を回転させ、この回転軸32の回転に連動させて巻き取りローラ31を回転させることで、収容容器20から巻き出された除去用シート10を巻き取りローラ31に巻き取って収容容器20に巻き入れる。
使用済みの除去用シート10を回収した後は、収容容器20に巻き入れた状態のまま焼却などの加熱処理を経て、最終的に地中に埋没されるなどして処分される。このとき、ハンドル33を回転軸32から取り外しておいてもよい。
特に、吸着材12としてケイ素を含有する無機吸着材を用いれば、加熱処理により溶融する。その後、冷却することでケイ素を含有する無機吸着材がアモルファス状態(ガラス状態)で固化する。これにより、ケイ素を含有する無機吸着材に吸着した環境汚染物質はアモルファス状態の固化物に取り込まれ、環境中に再度放出されることがない。一方、加熱処理により、有機多孔質材料11や透水性基材層14,14は焼失する。
なお、本発明の収容容器付き環境汚染物質除去用シート1は図1に示すものに限定されない。
例えば、図1に示す収容容器20は直方体の形状を有しているが、除去用シート10を巻回状態で収容することができれば、その形状については特に制限されない。
また、巻回手段30として、例えばローラの端部に巻き取りばねを取り付け、この巻き取りばねによる巻き取り動作を任意の位置で止める公知のラチェット機構を用いてもよい。
なお、巻回手段30としてラチェット機構を用いる場合には、除去用シート10の長手方向の他端(巻き取りローラ31に固定されない側)を手で引っ張り、その直後に手を離すことで除去用シート10を巻き取りローラ31に巻き取って収容容器20に巻き入れる。
このように、巻回手段30がラチェット機構の場合は除去用シート10の他端を手で触るので、除去用シート10の他端に土壌などの対象物に触れないように取っ手部を設けておくのが好ましい。そして、使用済みの除去用シート10を回収する際はこの取っ手部を手で引っ張り、その直後に手を離すことで除去用シート10を巻き取りローラ31に巻き取って収容容器20に巻き入れるのが好ましい。
また、図2に示す除去用シートは、透水性基材層14,14が吸収層13の両面に配置されているが、除去用シート10に要求される強度、使用条件などによっては、設けられていなくてもよいし、吸収層13の片面のみに設けられていてもよい。
以上説明したように、本発明の収容容器付き環境汚染物質除去用シートは、除去用シートを巻回状態で収容する収容容器と、該収容容器から前記環境汚染物質除去用シートを巻き出し、巻き入れする巻回手段とを備えているので、使用済みの除去用シートを手で触らずに回収できる。
さらに、本発明の収容容器付き環境汚染物質除去用シートは、使用前の除去用シートを収容容器に収容して保存しておくことができる。よって、環境汚染された現場への除去用シートを持ち運びが容易である。
また、除去用シートはシート形態であるため、粉状、顆粒状、ペレット状などの吸着材をそのまま使用する場合に比べて、取扱性に優れ、さらに図2の除去用シート10のように吸収層13を有するものは、環境汚染物質を含む液体を吸収、保持できるため、吸着材12による環境汚染物質の除去効率にも優れる。
1 収容容器付き環境汚染物質除去用シート
10 環境汚染物質除去用シート
11 有機多孔質材料
12 吸着材
13 吸収層
14 透水性基材層
20 収容容器
30 巻回手段
31 巻き取りローラ
32 回転軸
33 ハンドル
34 開口部

Claims (2)

  1. 吸着材を含む環境汚染物質除去用シートと、該環境汚染物質除去用シートを巻回状態で収容する収容容器と、該収容容器から前記環境汚染物質除去用シートを巻き出し、巻き入れする巻回手段とを備える、収容容器付き環境汚染物質除去用シート。
  2. 前記収容容器は非透水性材料からなる、請求項1に記載の収容容器付き環境汚染物質除去用シート。
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