JP2014027428A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】アンテナ接続端子の損傷などを抑制しつつ、アンテナとの接続確認を容易に行うことができるコネクタを提供すること。
【解決手段】コネクタ1は、アンテナ3に接続されるアンテナ接続端子11a、11bを有し、底面の一部に形成された開口18a、18bにアンテナ接続端子11a、11bが配置されたホルダ10と、ホルダ10に組み込まれ、アンテナ接続端子11a、11bを介してアンテナ3から入力される信号を増幅する増幅部を有するアンプユニット20とを備える。ホルダ10は、アンテナ接続端子11a、11bにホルダ10内で接続され、ホルダ10の側方から外部に突出する導通検査用端子19a、19bを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタに関する。
従来、自動車等の車両の窓ガラスに取り付けられ、テレビ放送などの電波を受信する車両用アンテナが知られている。かかる車両用アンテナと後段の装置との間には、車両用アンテナで受信した信号を増幅する増幅部を備えた車両用コネクタが配置される。
例えば、特許文献1には、増幅部を保持するホルダにカバー部材を取り付けて増幅部に対する絶縁性を担保し、ホルダの底面に形成されたアンテナ接続端子を、車両の窓ガラスに取り付けられた車両用アンテナへ接続する車両用コネクタが提案されている。
特許文献1に記載の車両用コネクタでは、底面側に配置されたアンテナ接続端子がホルダの側方へ突出している。そのため、車両用コネクタとアンテナとの接続確認を、アンテナ接続端子の突出部分と車両用アンテナとの間の導通を検査することによって行うことができる。
特開2008−035479号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の車両用コネクタでは、車両用アンテナに接続した状態でアンテナ接続端子がホルダの底面側方へ突出しているため、外力が直接加わってアンテナ接続端子が損傷するおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、アンテナ接続端子の損傷を抑制しつつ、アンテナとの接続確認を容易に行うことができるコネクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、アンテナに接続されるアンテナ接続端子を有し、底面の一部に形成された開口に前記アンテナ接続端子が配置されたホルダと、前記ホルダに組み込まれ、前記アンテナ接続端子を介して前記アンテナから入力される信号を増幅する増幅部を有するアンプユニットとを備え、前記ホルダは、前記アンテナ接続端子に当該ホルダ内で接続され、かつ当該ホルダの側方から外部に突出する導通検査用端子を備えることを特徴とする。
本発明にかかるコネクタは、アンテナ接続端子がコネクタ底面から側方に突出しないように、アンテナ接続端子を底面の一部に形成された開口に配置しつつ、別途導通検査用端子をコネクタに設けていることから、アンテナ接続端子の変形、破損または傷などを抑制しつつ、アンテナとの接続確認を容易に行うことができるという効果を奏する。
図1は、実施例にかかる車両用コネクタの取り付け位置および概略構成の模式説明図である。 図2は、本実施例にかかる車両用コネクタの具体的構成の一例を示す模式図である。 図3は、本実施例にかかる車両用コネクタの具体的構成の一例を示す模式図である。 図4は、ホルダへのアンプユニットの組み込み方法の説明図である。 図5は、車両用コネクタの設置方法および設置状態を説明するための図である。 図6は、実施例にかかるホルダの底面模式図、側面模式図および平面模式図である。 図7は、実施例にかかる板状金属部材の展開模式図および外観模式図である。 図8は、ホルダに対する板状金属部材のインサート成形用金型のイメージを示す模式図である。 図9は、実施例にかかる別のホルダの底面模式図、側面模式図および平面模式図である。
以下に、本発明にかかるコネクタの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。例えば、この実施例ではコネクタの一例として車両用コネクタを挙げて説明するがこれに限定されるものではない。なお、以下においては、説明の便宜上、X軸の正方向を前方とし、Y軸の正方向を左方向とし、Z軸の正方向を上方とする。
図1は、実施例にかかる車両用コネクタの取り付け位置および構成の模式説明図である。図1(a)に示すように、本実施例にかかる車両用コネクタ1は、自動車などの車両の窓ガラス2に配置された車両用アンテナ3に接続される。
かかる車両用コネクタ1は、車両用アンテナ3によって受信した信号を増幅し、ケーブル70を介して増幅した信号を受信機5へ出力する。なお、ケーブル70として、例えば、同軸ケーブルなどが用いられる。
車両用アンテナ3の給電端子4a、4bは、運転者の視界を遮らない位置、例えば、フロントガラスやリアガラスなどの窓ガラス2のうちピラー近傍に配置される。そして、かかる給電端子4a、4bに車両用コネクタ1のアンテナ接続端子11a、11bが接続される。
なお、図1に示す例では、窓ガラス2の車室内側の側方部分に車両用コネクタ1が取り付けられるが、車両用コネクタ1の設置場所は、これに限られるものではない。例えば、窓ガラス2の車室内側の上方部分に車両用アンテナ3の給電端子4a、4bが配置される場合、車両用コネクタ1は窓ガラス2の車室内側の上方部分に取り付けられる。
車両用アンテナ3は、例えば、アナログテレビ放送、ワンセグ放送、または、12セグ放送(地上波デジタルテレビ放送)を受信できるアンテナである。受信機5は、車両用コネクタ1およびケーブル70を介して車両用アンテナ3で受信した信号を取得し、かかる信号に基づき、不図示の表示装置にテレビ画面を表示させる。
なお、車両用アンテナ3は、テレビ放送の電波を受信するものとして説明するが、これに限定されるものではなく、テレビ放送以外の電波を受信するようにしてもよい。また、車両用アンテナ3は、窓ガラス2の内側に取り付けられるものとして説明するが、これに限定されるものではなく、窓ガラス2以外の場所に取り付けられるようにしてもよい。
次に、実施例にかかる車両用コネクタ1の概略構成について図面を参照して具体的に説明する。図1(b)に示すように、車両用コネクタ1は、車両用アンテナ3に接続されるホルダ10と、ホルダ10に組み込まれるアンプユニット20とを備える。
ホルダ10の底面の一部に形成された開口18a、18bには、アンテナ接続端子11a、11bが形成される。かかるホルダ10は、例えば、両面テープなどの粘着材によって車両用アンテナ3が形成された窓ガラス2に固着され、窓ガラス2に組み付けられる。これにより、ホルダ10のアンテナ接続端子11a、11bが車両用アンテナ3の給電端子4a、4bに結合される。
アンプユニット20は、アンテナ接続端子11a、11bを介して車両用アンテナ3から入力される信号を増幅する増幅回路が形成された回路基板(増幅部の一例に相当)を有し、ホルダ10に組み込まれる。アンプユニット20の後端部側には、ケーブル70のコネクタ71が接続可能となっており、ケーブル70を介して車両用アンテナ3によって受信された信号が車両用コネクタ1から受信機5へ出力される。
本実施例にかかる車両用コネクタ1では、上述したように、ホルダ10の底面に形成された開口18a、18bにアンテナ接続端子11a、11bが配置される。そのため、車両用コネクタ1が車両用アンテナ3に接続された状態(以下、設置状態と記載する)において、アンテナ接続端子11a、11bは側方へ突出しない。したがって、アンテナ接続端子11a、11bが直接外力によって損傷することを防止することができる。
また、ホルダ10には、導通検査用端子19a、19bが配置される。かかる導通検査用端子19a、19bは、アンテナ接続端子11a、11bの各々に対してホルダ10内で接続されており、また、ホルダ10の側方から外部に突出した状態で配置される。そのため、車両用コネクタ1が設置状態である場合、導通検査用端子19a、19bが外部に露出し、かかる導通検査用端子19a、19bとアンテナとの導通検査が可能となる。
しかも、ホルダ10は、側方から外部に延伸する延伸部6a、6bを有しており、導通検査用端子19a、19bは、延伸部6a、6bの上面側に沿って配置される。そのため、導通検査用端子19a、19bに直接外力が加わった場合でも、損傷し難い。しかも、導通検査用端子19a、19bは上方に露出するため、導通検査を容易に行うことができる。
以下、本実施例にかかる車両用コネクタ1の具体的な構成について説明する。図2および図3は、本実施例にかかる車両用コネクタ1の具体的構成の一例を示す模式図である。図2に示すように、ホルダ10は、底壁12、側壁13および前壁14を備え、上面および後端部側が開口する略箱状部材である。図3に示すように、アンプユニット20をホルダ10に組み込んだ状態では、側壁13によってアンプユニット20の側面が覆われ、前壁14によってアンプユニット20の前面が覆われる。
ホルダ10の底壁12には、図2に示すように、アンテナ接続端子11a、11bが開口18a、18bを介して上面側および下面側へそれぞれ露出するように配置される。また、ホルダ10の底壁12は、側壁13よりも、前方および後方に延伸する延伸部6a、6bが形成される。そして、延伸部6a、6bの上面に沿って導通検査用端子19a、19bが配置される。なお、かかるアンテナ接続端子11a、11bおよび導通検査用端子19a、19bについては後で詳述する。
ホルダ10の側壁13は、後方側の一部が切り欠かれて構成されており、前方側側壁13aよりも後方側側壁13bの高さが低くなっている。前方側側壁13aの後端には、前方に向けて凹状となる切欠部15が形成される。かかる切欠部15によってホルダ10に組み込まれたアンプユニット20の上下方向および前方への移動が規制される。
また、前方側側壁13aの上面側には、それぞれ前方に向けて高くなる傾斜が形成された突起部16が形成され、かかる突起部16によってホルダ10に組み込まれたアンプユニット20の後方への移動が規制される。
アンプユニット20は、ケース部材21と、カバー部材22と、回路基板23(増幅部の一例に相当)とを備える。回路基板23は、増幅回路を有しており、ケース部材21とカバー部材22とが係合して形成される空間内に収納される。
アンプユニット20の底面には開口が設けられ、かかる開口からばね性(弾性)を有する接続端子24a、24bが下方に突出する。ホルダ10のアンテナ接続端子11a、11bは、アンプユニット20と対向する底壁12の上面側に露出しており、アンプユニット20をホルダ10に組み込むことによって、アンプユニット20の接続端子24a、24bが有するばね性によって、接続端子24a、24bとホルダ10のアンテナ接続端子11a、11bに接続される。
アンプユニット20の両側壁25には、後端側から外側へ突出する細長状の突出部26が形成される。かかる突出部26がホルダ10の切欠部15に挿入されることによってホルダ10に組み込まれたアンプユニット20の上下方向および前方への移動が規制される。また、アンプユニット20は、後方側の上部から前方に延伸し、先端に係合爪29が形成された延伸部32を備えており、かかる係合爪29によってホルダ10に組み込まれたアンプユニット20の後方への移動が規制される。
ここで、ホルダ10に対するアンプユニット20の組み込み方法の一例について説明する。図4は、ホルダ10へのアンプユニット20の組み込み方法の説明図である。
図4(a)に示すように、まず、ホルダ10の先端に対して後方にオフセットした上方の位置にアンプユニット20の先端を位置させる。このように、オフセットするのは、突出部26が前方側側壁13aに当たらないようにするためである。
次に、アンプユニット20を下方に移動させ、アンプユニット20の一部をホルダ10内に位置させる。かかる状態から、図4(b)に示すように、アンプユニット20を前方に移動させる。前方への移動は、図4(c)に示すように、ホルダ10の突起部16にアンプユニット20の係合爪29が係合するまで続け、かかる係合が行われることによって、アンプユニット20がホルダ10に組み込まれる。
ここで、車両用コネクタ1の設置について説明する。図5は、車両用コネクタ1の設置方法および設置状態を説明するための図である。
図5(a)に示すように、車両用コネクタ1の底面を、窓ガラス2の給電端子4a、4bの位置に移動させる。車両用コネクタ1のホルダ10の底面には、アンテナ接続端子11a、11bの周囲を取り囲むように両面テープ94a、94bが貼り付けられており、かかる両面テープ94a、94bによって車両用コネクタ1が窓ガラス2に固着される。
図5(b)は、車両用コネクタ1を窓ガラス2に固着した状態を示す。かかる状態では、給電端子4a、4bの一部が車両用コネクタ1によって覆われるものの、残りの部分は外部に露出している。また、車両用コネクタ1に配置される導通検査用端子19a、19bも外部に露出している。
したがって、アンプユニット20をホルダ10に組み込んだ車両用コネクタ1を窓ガラス2に固着した状態で、給電端子4aと導通検査用端子19aとの導通の確認、および、給電端子4bと導通検査用端子19bとの導通の確認を容易に行うことができる。
そのため、例えば、アンプユニット20とホルダ10との接続確認が済んだ状態で工場から出荷された車両用コネクタ1が他の場所で窓ガラス2に固着される場合であっても、確認検査が容易である。
ここで、導通検査用端子19a、19bが形成されていない場合を考える。この場合、給電端子4a、4bと車両用コネクタ1との接続確認は、例えば、給電端子4a、4bから信号を入力し、ケーブル70を介して出力される信号を検査することになる。そのため、専用の検査装置を用意しなければならず、繁雑な作業となる。
一方、本実施例にかかる車両用コネクタ1では、給電端子4a、4bと導通検査用端子19a、19bとの導通確認により、車両用アンテナ3と車両用コネクタ1との接続確認を行うことができる。そのため、上述したような専用の検査装置が必要なく、容易な確認作業で済む。
このように、本実施例にかかる車両用コネクタ1では、アンテナ接続端子11a、11bがホルダ10の底面から側方に突出せず、アンテナ接続端子11a、11bの損傷を抑制しつつ、車両用コネクタ1と車両用アンテナ3との接続確認を容易に行うことができる。
ここで、ホルダ10に配置されるアンテナ接続端子11a、11bおよび導通検査用端子19a、19bの構成についてさらに具体的に説明する。図6(a)は、ホルダ10の底面模式図、図6(b)は、ホルダ10の側面模式図、図6(c)は、ホルダ10の平面模式図である。
図6(a)に示すように、アンテナ接続端子11a、11bは、ホルダ10の底壁12の前方側の左右中央に形成される開口18aと後方側の左右中央に形成される開口18bにそれぞれ配置される。かかるアンテナ接続端子11a、11bは、ベース部から延伸するばね部60a、60bを備える。そして、図5に示すように、車両用コネクタ1を窓ガラス2に取り付けることによって、ばね部60a、60b(以下、ばね部60と総称する)が車両用アンテナ3の給電端子4a、4bに接続される。
また、図6(b)に示すように、導通検査用端子19a、19bは、底壁12から前後方向にそれぞれ延伸する延伸部6a、6b上に配置される。そのため、導通検査用端子19a、19bの下面は、延伸部6a、6bで保護されることになり、導通検査用端子19a、19bは損傷しにくくなる。
また、導通検査用端子19a、19bは、車両用コネクタ1が窓ガラス2に設置されている状態では、延伸部6a、6bを介して、窓ガラス2に対向することになることから、窓ガラス2に静電や結露などが発生していた場合であっても、影響を受けにくい。
しかも、図6(c)に示すように、平面視において、導通検査用端子19a、19bは、延伸部6a、6bよりも小さいことから、窓ガラス2との間の沿面距離が長くなり、静電や結露などからの影響をより低減できる。
また、図6(c)に示すように、アンテナ接続端子11aと導通検査用端子19aとは一体的に形成され、また、同様に、アンテナ接続端子11bと導通検査用端子19bとは一体的に形成される。したがって、部品点数を減らすことができ、また、ホルダ10の製造も容易になる。
アンプユニット20をホルダ10に組み込んだ場合に、アンプユニット20の接続端子24a、24b(図2参照)がアンテナ接続端子11a、11bと当接するように配置される。したがって、導通検査用端子19a、19bは、アンテナ接続端子11a、11bからアンプユニット20の接続端子24a、24bまでの信号経路上にはなく、導通検査用端子19a、19bによる信号経路への影響を抑えることができる。
図6(c)に示すように、導通検査用端子19a、19bは、幅狭の領域を有する連結部68a、68bを介してアンテナ接続端子11a、11bに接続される。したがって、例えば、導通検査用端子19a、19bにサージ電圧が印加された場合でも、連結部68a、68bが抵抗分となり、アンテナ接続端子11a、11bへのサージ電圧の影響を抑えることができる。
アンテナ接続端子11a、導通検査用端子19aおよび連結部68aは略矩形状の板状金属部材で形成されており、アンテナ接続端子11aと導通検査用端子19aとの間に開口93aを形成することによって、連結部68aにおける幅狭の領域が形成される。また、アンテナ接続端子11b、導通検査用端子19bおよび連結部68bも、アンテナ接続端子11a、導通検査用端子19aおよび連結部68aと同様に形成される。
以下、アンテナ接続端子11a、11b、導通検査用端子19a、19bおよび連結部68a、68bについてさらに具体的に説明する。なお、以下においては、アンテナ接続端子11a、11bを総称してアンテナ接続端子11とし、導通検査用端子19a、19bを総称して導通検査用端子19とする。また、連結部68a、68bを総称して連結部68とし、開口93a、93bを総称して開口93とする。
アンテナ接続端子11、導通検査用端子19および連結部68は、図7(a)に示すように、弾性を有する板状金属部材90を加工して形成され、一部を突出させてばね部60としている。
具体的には、ばね部60を含む方形状の下面部61と、側面部62a、62b、63と、上面部64とによりアンテナ接続端子11が形成される。また、平面部65と、外側面部66aと、内側面部67と、開口93とにより連結部68が形成され、平面部69および外側面部66bによって導通検査用端子19が形成される。なお、外側面部66aの一部は、アンテナ接続端子11に跨がって形成される。
かかる構成の板状金属部材90において、上面部64の端部から延伸する側面部62bを略直角に折り曲げ、さらに、側面部62bの端部から延伸する下面部61を上面部64と対向する方向に略直角に折り曲げる。そして、下面部61に対してばね部60を所定の角度になるように折り曲げる。また、下面部61の端部から延伸する側面部62a、63を略直角に折り曲げる。これにより、アンテナ接続端子11が形成される。
また、平面部65から延伸する外側面部66aおよび内側面部67を略直角に折り曲げることによって連結部68が形成される。外側面部66aおよび内側面部67は、後述するように樹脂によって保持される。また、連結部68は、開口93によって幅狭の領域が形成される。また、平面部69から延伸する外側面部66bを略直角に折り曲げることによって導通検査用端子19が形成される。外側面部66bは、後述するように樹脂によって保持される。
アンテナ接続端子11内には、図7(b)に示すように、スペーサ72が挿入される。スペーサ72は、直方体状の金属部材であり、アンテナ接続端子11内の空間全体をほぼ充填することができる大きさとしている。このようにスペーサ72をアンテナ接続端子11内に充填することによって、アンテナ接続端子11のホルダ10へのインサート成形を精度よく行うことができる。
図8は、ホルダ10に対する板状金属部材90のインサート成形用金型のイメージを示す模式図である。図8に示すように、上側金型80と下側金型81によって形成される内部空間をホルダ10の形状とすることで、ホルダ10を成形可能としている。
さらに、ホルダ10に対するアンテナ接続端子11のインサート成形を行うために、逃げ空間82が設けられており、これにより、樹脂がばね部60へ進入することを防止することができる。なお、スペーサ72の側面、側面部62a、62b、63、外側面部66a、66bおよび内側面部67は、ホルダ10の成形時に樹脂に固着される。
ここで、本実施例にかかる別のホルダについて説明する。かかるホルダ10Aは、図9に示すように、底壁12に開口した凹部92が設けられる点で、ホルダ10と異なる。かかる凹部92は、底壁12を貫通する開口であるが、底壁12を貫通しない凹部であってもよい。すなわち、ホルダ10Aの底面に凹部が形成されるようにすればよい。
上述したホルダ10(図5参照)の底面は、平坦面であることから、ホルダ10の底面と窓ガラス2との間に水分が進入してアンテナ接続端子11a、11b間に水分が溜まり、これにより、アンテナ接続端子11a、11bが短絡する可能性がある。アンテナ接続端子11a、11b間が短絡すると、車両用アンテナ3で受信した信号を受信機5へ伝えることができなくなる。
そこで、図9に示すホルダ10Aのように凹部92を形成することにより、かかる凹部92に水分を溜まりやすくすることができ、アンテナ接続端子11a、11b間の短絡を防止することができる。
以上のように、本実施例にかかる車両用コネクタ1では、アンテナ接続端子11a、11bをホルダ10、10Aの底面の一部に形成された開口18a、18bに配置することで、アンテナ接続端子11a、11bに外力が直接加わって損傷することを防止できる。また、アンテナ接続端子11a、11bの各々にホルダ10、10A内で接続され、かつ、ホルダ10、10Aの側方から外部に突出する導通検査用端子19a、19bを備えており、これにより、車両用コネクタ1と車両用アンテナ3との接続確認を容易に行うことができる。
また、ホルダ10Aの底面には、アンテナ接続端子11a、11b間に凹部92が形成されており、これにより、アンテナ接続端子11a、11b間の短絡を防止することができる。
以上、本発明の実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
以上のように、本発明にかかるコネクタは、コネクタのアンテナへの接続確認や保守管理などの作業性を向上させたい場合に有効であり、特に、車両の窓ガラス上に形成される車両用アンテナの接続端子と接続する技術への適用に適している。
1 車両用コネクタ
3 車両用アンテナ
5 受信機
6a、6b 延伸部
10、10A ホルダ
11、11a、11b アンテナ接続端子
12 底壁
18a、18b 開口
19a、19b 導通検査用端子
20 アンプユニット
23 回路基板(増幅部)
68a、68b 連結部
70 ケーブル
90 板状金属部材
92 凹部
93 開口

Claims (5)

  1. アンテナに接続されるアンテナ接続端子を有し、底面の一部に形成された開口に前記アンテナ接続端子が配置されたホルダと、
    前記ホルダに組み込まれ、前記アンテナ接続端子を介して前記アンテナから入力される信号を増幅する増幅部を有するアンプユニットと
    を備え、
    前記ホルダは、
    前記アンテナ接続端子に当該ホルダ内で接続され、かつ、当該ホルダの側方から外部に突出する導通検査用端子を備える
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ホルダは、側方から外部に延伸する延伸部を有し
    前記導通検査用端子は、前記延伸部の上面側に配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記アンプユニットは、前記増幅部に接続され、ばね性を有するアンプ側接続端子を含み、
    前記アンプユニットが前記ホルダに組み込まれた場合に、前記アンプ側接続端子が有するばね性によって、当該アンプ側接続端子と前記アンテナ接続端子とが接続されることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記アンテナ接続端子と前記導通検査用端子とがこれらよりも幅狭な領域を有する連結部を介して接続される
    ことを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記ホルダは、
    複数の前記アンテナ接続端子と、当該複数のアンテナ接続端子の各々が配置される複数の前記開口を有し、
    前記複数の開口の各々の間の領域に、凹部が形成された
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のコネクタ。
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