JP2014027142A - 組み込み自己テスト回路及び方法、半導体装置、並びに電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電圧レギュレータの出力電圧切換テストのテスト時間を削減する。
【解決手段】レジスタ3は、デジタルの出力電圧切換信号Dpを、電圧レギュレータ8のD/A変換回路9に出力する。安定待ち回路4は、D/A変換回路9とA/D変換回路10とを介して、出力電圧切換信号Dpをデジタル電圧信号S10として入力し、デジタル電圧信号S10が最大安定待ち時間以内に安定したか否かを判断し、デジタル電圧信号S10が最大安定待ち時間以内に安定したとき、当該安定したタイミングにおいてデジタル電圧信号Daを出力し、デジタル電圧信号S10が最大安定待ち時間以内に安定しなかったとき、最大安定待ち時間が経過したときにデジタル電圧信号Daを出力する。テスト制御回路6は、デジタル電圧信号Daが出力電圧切換信号Dpと一致しなかったとき、電圧レギュレータ8が正常に動作しないことを示すテスト結果信号S6を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、組み込み自己テスト回路(以下、BIST(Built-In Self-Test)回路という。)と、当該BIST回路を備えた半導体装置と、当該半導体装置を備えた電子機器と、BIST回路のための自己テスト方法とに関する。
特許文献1に記載の半導体集積回路装置は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路と、デジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換回路と、D/A変換回路の出力端子とA/D変換回路の入力端子とを接続可能とする接続手段と、接続手段によってD/A変換回路の出力端子とA/D変換回路の入力端子とを導通させたときにA/D変換回路から出力されるデジタル信号に基づくデジタルデータを比較する比較手段とを備えて構成される。従って、A/D変換回路とD/A変換回路とを混載した半導体集積回路装置において、D/A変換回路のみの特性を容易に評価及び判定できる。ここで、比較手段は半導体集積回路装置のBIST回路に含まれる。
携帯電話機をはじめとする多機能の携帯型の電子機器は、搭載される各機能に対応する複数の電源を必要とする。近年、このような電子機器には、複数の電圧レギュレータをワンチップ化した電源制御IC(Integrated Circuit)が用いられている。ここで、電源制御ICを複数の電子機器に対応させるために、電源制御ICに搭載される電圧レギュレータは多くの場合電圧可変型であり、広い設定電圧レンジと複数のステップ数を持つ必要がある。従って、電源制御ICにおける複数の電圧レギュレータの出力電圧テストにかかる時間の割合も増加し、テストコストも増大してきている。電源制御ICのコストダウンを進めるためには、電圧レギュレータのテスト時間の短縮は重要な要素の1つとなる。特に、電圧レギュレータの出力電圧テストでは、電圧測定用ユニットへの切り換えのための時間、出力電圧の変更時の電源制御ICの設定時間、及び電圧設定変更毎の出力安定にかかる時間は、テスト時間において比較的大きい割合を占める。
テスタを用いて電圧レギュレータをテストする場合、電圧切り換え毎に、電圧安定待ち時間に加え、テスタの電圧測定用ユニットとデバイスの接続時の浮遊容量の影響によるセットリング時間が必要となるため、テスト時間が長くなってしまうという課題があった。また、電圧切り換え毎に必要となる電圧安定待ち時間は、例えば2ミリ秒〜3ミリ秒程度の十分に大きな待ち時間を設けた場合は冗長になる。正確に電圧安定待ち時間を設定するためには、レギュレータ毎に電圧安定待ち時間を測定する必要があるが、一般に、測定には手間を要する。特許文献1には、電圧レギュレータを備えた電源制御ICの出力電圧テストにおいて、このようなテスト時間を削減する方法は開示されていない。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、従来技術に比較してテスト時間を削減できるBIST回路と、当該BIST回路を備えた半導体装置と、当該半導体装置を備えた電子機器と、BIST回路のための自己テスト方法とを提供することにある。
第1の発明に係る組み込み自己テスト回路は、
D/A変換回路を含む電圧レギュレータを備えた半導体装置のための組み込み自己テスト回路において、
デジタルの所定の出力電圧設定値を含む出力電圧切換信号を、上記D/A変換回路に出力する出力手段と、
上記出力電圧切換信号を、上記D/A変換回路とA/D変換回路とを介してデジタル電圧信号として入力し、上記デジタル電圧信号が所定の最大安定待ち時間以内に安定したか否かを判断し、上記デジタル電圧信号が上記最大安定待ち時間以内に安定したとき、上記安定したタイミングにおいて上記デジタル電圧信号を出力し、上記デジタル電圧信号が上記最大安定待ち時間以内に安定しなかったとき、上記最大安定待ち時間が経過したときに上記デジタル電圧信号を出力する安定待ち回路と、
上記安定待ち回路からのデジタル電圧信号を上記出力電圧切換信号と比較し、当該比較結果を出力する比較回路と、
上記安定待ち回路からのデジタル電圧信号が上記出力電圧切換信号と一致しなかったとき、上記電圧レギュレータが正常に動作しないことを示すテスト結果信号を出力するテスト制御回路とを備えたことを特徴とする。
第2の発明に係る自己テスト方法は、
D/A変換回路を含む電圧レギュレータを備えた半導体装置のための組み込み自己テスト回路によって実行される自己テスト方法において、
デジタルの所定の出力電圧設定値を含む出力電圧切換信号を、上記D/A変換回路に出力する出力ステップと、
上記出力電圧切換信号を、上記D/A変換回路とA/D変換回路とを介してデジタル電圧信号として入力し、上記デジタル電圧信号が所定の最大安定待ち時間以内に安定したか否かを判断し、上記デジタル電圧信号が上記最大安定待ち時間以内に安定したとき、上記安定したタイミングにおいて上記デジタル電圧信号を出力し、上記デジタル電圧信号が上記最大安定待ち時間以内に安定しなかったとき、上記最大安定待ち時間が経過したときに上記デジタル電圧信号を出力する安定待ちステップと、
上記安定待ちステップからのデジタル電圧信号を上記出力電圧切換信号と比較し、当該比較結果を出力する比較ステップと、
上記安定待ちステップからのデジタル電圧信号が上記出力電圧切換信号と一致しなかったとき、上記電圧レギュレータが正常に動作しないことを示すテスト結果信号を出力するテスト制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明に係るBIST回路、半導体装置、電子機器及び自己テスト方法によれば、デジタルの所定の出力電圧設定値を含む出力電圧切換信号を、電圧レギュレータのD/A変換回路に出力し、出力電圧切換信号を、D/A変換回路とA/D変換回路とを介してデジタル電圧信号として入力し、デジタル電圧信号が所定の最大安定待ち時間以内に安定したか否かを判断し、デジタル電圧信号が最大安定待ち時間以内に安定したとき、安定したタイミングにおいてデジタル電圧信号を出力し、デジタル電圧信号が最大安定待ち時間以内に安定しなかったとき、最大安定待ち時間が経過したときにデジタル電圧信号を出力し、安定したか否かの判断後のデジタル電圧信号を出力電圧切換信号と比較するので、従来技術に比較してテスト時間を削減できる。
本発明の実施形態に係る電源制御IC1の構成を示すブロック図である。 図1のBIST回路2によって実行される電圧切換テスト処理を示すフローチャートの第1の部分である。 図1のBIST回路2によって実行される電圧切換テスト処理を示すフローチャートの第2の部分である。 図1の電源制御IC1の動作の一例を示すタイミングチャートである。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
図1は、本発明の実施形態に係る電源制御IC1の構成を示すブロック図である。図1の電源制御IC1は、例えば携帯電話機などの電子機器に搭載される半導体装置である。電源制御IC1は、D/A変換回路(DAC)9を内蔵する出力電圧可変型の電圧レギュレータ8と、電圧レギュレータ8の出力電圧切換テストを自動的に行うためのBIST回路2と、スイッチSWと、外部端子T1と、出力端子T2とを備えて構成される。また、BIST回路2は、レジスタ3及び7と、安定待ち回路4と、比較回路5と、テスト制御回路6とを備えて構成される。ここで、電源制御IC1は、外部端子T1から入力されるタイミング信号に従って動作する。
レジスタ3は、外部端子T1から入力される出力電圧開始値及び出力電圧終了値を格納する。また、レジスタ3は、外部端子T1から入力されるタイミング信号に従って、テスト制御回路6の制御の下で、デジタルの出力電圧設定値を、出力電圧開始値から出力電圧終了値まで1ずつインクリメントし、出力電圧設定値を含む出力電圧切換信号Dpを比較回路5及びスイッチSWに出力する。スイッチSWは、電源制御IC1の外部回路からのBIST信号に従って、電圧レギュレータ8の出力電圧切換テスト時にBIST回路2からの出力電圧切換信号DpをD/A変換回路9に出力する一方、電源制御IC1の通常動作時は電源制御IC1の外部回路からの出力電圧切換信号DprをD/A変換回路9に出力する。D/A変換回路9は、入力される出力電圧切換信号Dpr又はDpをアナログ電圧信号S9にD/A変換して、電子機器内のA/D変換回路(ADC)10に出力する。なお、電源制御IC1の通常動作時は、電圧レギュレータ8は、アナログ電圧信号S9に含まれるアナログの出力設定電圧値を有する電源電圧を発生して、電子機器内の所定の回路に出力する。
A/D変換回路10は、入力されるアナログ電圧信号S9をデジタル電圧信号S10にA/D変換して安定待ち回路4に出力する。安定待ち回路4は、A/D変換回路10におけるA/D変換の開始から所定の最大安定待ち時間以内に、デジタル電圧信号S10が安定したか否かを判断する。具体的には、安定待ち回路4は、最大安定待ち時間より短い所定の時間ウィンドウ内でデジタル電圧信号S10が変化しなかったとき、デジタル電圧信号S10が安定したと判断する。そして、デジタル電圧信号S10が安定したタイミングにおいて、A/D変換回路10からのデジタル電圧信号S10をデジタル電圧信号Daとして比較回路4に出力するとともに、デジタル電圧信号S10が安定したことを示すデータD4を比較回路5に出力する。また、安定待ち回路4は、上述した最大安定待ち時間が経過しても、デジタル電圧信号S10が安定しなかったとき、最大安定待ち時間が経過したタイミングにおいて、A/D変換回路10からのデジタル電圧信号S10をデジタル電圧信号Daとして比較回路4に出力するとともに、デジタル電圧信号S10が安定しなかったことを示すデータD4を比較回路5に出力する。なお、時間ウィンドウ長は、例えば300μ秒に対応する10クロックに設定される。
比較回路5は、安定待ち回路4からのデジタル電圧信号Daをレジスタ6からの出力電圧切換信号Dpと比較し、比較結果(一致(OK)又は不一致(NG))を示す比較結果信号S5と、出力電圧切換信号Dpと、デジタル電圧信号Daと、デジタル電圧信号S10が安定したか否かを示すデータD4とをテスト制御回路6に出力する。
また、テスト制御回路6は、出力電圧切換信号Dpがデジタル電圧信号Daと一致しなかったことを示す比較結果信号S5及びデジタル電圧信号S10が安定しなかったことを示すデータD4とのうちの少なくとも一方を受信したとき、NG信号S7をレジスタ7に出力する。ここで、NG信号S7は、出力電圧切換信号Dpに含まれる出力電圧設定値と、デジタル電圧信号Daに含まれるデジタル電圧値と、比較結果信号S5に含まれる比較結果と、デジタル電圧信号S10が安定したか否かを示すデータD4とを含む。また、テスト制御回路6は、出力電圧切換信号Dpに含まれる出力電圧設定値が出力電圧終了値であるとき、テスト結果信号S6を出力端子T2から出力する。ここで、テスト結果信号S6の電圧レベルは、出力電圧開始値から出力電圧終了値までの各出力設定値のうち、少なくとも1つの出力設定値において、デジタル電圧信号Daが出力電圧切換信号Dpと一致せず、又はデジタル電圧信号S10が安定しなかったときにハイレベルになり、出力電圧開始値から出力電圧終了値までのすべての出力設定値において、デジタル電圧信号Daが出力電圧切換信号Dpと一致し、かつデジタル電圧信号S10が安定したときにローレベルになる。ここで、ハイレベルのテスト結果信号S6は電圧レギュレータ8が正常に動作しないことを示し、ローレベルのテスト結果信号S6は電圧レギュレータ8が正常に動作することを示す。
図2は、図1のBIST回路2によって実行される電圧切換テスト処理を示すフローチャートの第1の部分であり、図3は、図1のBIST回路2によって実行される電圧切換テスト処理を示すフローチャートの第2の部分である。図2において、まず始めに、ステップS21において、外部端子T1からレジスタ3に、出力電圧開始値及び出力電圧終了値が書き込まれる。次に、ステップS22において、BIST信号が外部端子T2から入力されたか否かがテスト制御回路6により判断される。ステップS22においてYESのときはステップS23に進む一方、NOのときはステップS22の処理を繰り返して実行する。ステップS23において、テスト制御回路6が、出力電圧設定値を出力電圧開始値に設定してレジスタ3に出力し、ステップS24において、レジスタ3が、タイミング信号に従って、出力電圧設定値を含む出力電圧切換信号DpをD/A変換回路9に出力する。
次に、ステップS25において、D/A変換回路9が、出力電圧切換信号Dpをアナログ電圧信号S9にD/A変換してA/D変換回路10に出力する。さらに、ステップS26において、A/D変換回路10が、アナログ電圧信号S9をデジタル電圧信号S10にA/D変換して安定待ち回路4に出力する。次に、ステップS27において、安定待ち回路4が、A/D変換回路10によるアナログ電圧信号S9のA/D変換開始からの経過時間が最大安定待ち時間より長くなったか否かが判断される。ステップS27においてYESのときは、デジタル電圧信号S10が最大安定待ち時間以内に安定しなかった場合であり、ステップS29に進む。また、ステップS27においてYESのときはステップS28に進む。ステップS28において、安定待ち回路4は、デジタル電圧信号S10が安定したか否かを判断し、YESのときはステップS29に進む一方、NOのときはステップS27に戻る。
ステップS29において、安定待ち回路4が、デジタル電圧信号S10をデジタル電圧信号Daとして比較回路5に出力するとともに、デジタル電圧信号S10が安定したか否かを示すデータD4を比較回路5に出力する。次に、ステップS30において、比較回路5が、出力電圧切換信号Dpをデジタル電圧信号Daと比較し、比較結果を示す比較結果信号S5と、出力電圧切換信号Dpと、デジタル電圧信号Daと、デジタル電圧信号S10が安定したか否かを示すデータD4とをテスト制御回路6に出力する。
図2のステップS30に続いて、図3のステップS31において、テスト制御回路6が、デジタル電圧信号Daが出力電圧切換信号Dpと一致しなかったことを示す比較結果信号及びデジタル電圧信号S10が安定しなかったことを示すデータD4とのうちの少なくとも一方を受信したか否かを判断し、YESのときはステップS32に進む一方、NOのときはステップS33に進む、ステップS32において、テスト制御回路6がNG信号S7をレジスタ7に出力し、ステップS33に進む。ステップS33において、テスト制御回路6が、出力電圧設定値が出力電圧終了値であるか否かを判断する。ステップS33においてYESのときはステップS35に進む一方、NOのときはステップS34において出力電圧設定値を1だけインクリメントしてステップS4に戻る。また、ステップS35では、テスト制御回路6がテスト結果信号S6を出力端子T2から出力して、出力電圧切換テスト処理を終了する。
図4は、図1の電源制御IC1の動作の一例を示すタイミングチャートである。図4において、タイミングt1においてハイレベルのBIST信号が入力されると、図2のステップS3以降の処理が実行される。図4の例では、デジタルの出力電圧設定値は、図4の出力電圧切換信号Dpのように、00,01,02,03,04,05,06,…,XXのように順次切り換えられる。このとき、アナログ電圧信号S9の電圧レベルは増加していく。なお、図4において、D/A変換回路9への出力電圧切換信号Dpが変化するタイミングと、デジタル電圧信号Daが変化するタイミングとの時間差Δt1,Δt2,…,Δtxは、A/D変換回路10におけるA/D変換の開始からデジタル電圧信号S10が安定するまでの電圧安定待ち時間である。電圧レギュレータ8の出力電圧は、出力電圧設定値が切り換えられると、通常、回路の遅延素子によりオーバーシュートあるいはアンダーシュートが生じ不安定であるため、出力電圧設定値が切り換えられてから安定するまでにある程度の時間を要する。電圧安定待ち時間は、電圧レギュレータ8の出力電圧が安定するまでの時間と、D/A変換回路9及びA/D変換回路10における変換遅延時間とを含む。なお、電圧安定待ち時間の間に、出力電圧設定値が変化するとBIST回路2の誤動作につながるので、BIST回路2は、比較回路5から比較結果信号S5が出力された後に、出力電圧設定値が変化するようにタイミング制御される。
図4において、出力電圧設定値が00,01,02,03,04,05であるときは、比較回路5において、デジタル電圧信号Daは出力電圧切換信号Dpと一致する(OK)と判断され、次の出力電圧設定値に切り換えられている。一方、出力電圧設定値が06であるときは、D/A変換回路9からのアナログ電圧信号S9が安定しないために、デジタル電圧信号S10は最大安定待ち時間以内に安定せず、比較回路5において、デジタル電圧信号Daは出力電圧切換信号Dpと一致しない(NG)と判断されている。これに応答して、テスト制御回路6はレジスタ7にNG信号S7を出力している。最後に、出力電圧設定値XXでのテストが終了した後、テスト制御回路6は、テスト結果信号S6を出力端子T2から出力する。そして、BIST信号の電圧レベルはローレベルにされる。
以上説明したように、本実施形態に係るBIST回路2は、D/A変換回路9を含む電圧レギュレータ8を備えた電源制御IC1のためのBIST回路であって、
(a)デジタルの所定の出力電圧設定値を含む出力電圧切換信号Dpを、D/A変換回路9に出力する出力手段であるレジスタ3と、
(b)出力電圧切換信号Dpを、D/A変換回路9とA/D変換回路8とを介してデジタル電圧信号S10として入力し、デジタル電圧信号S10が所定の最大安定待ち時間以内に安定したか否かを判断し、デジタル電圧信号S10が最大安定待ち時間以内に安定したとき、安定したタイミングにおいてデジタル電圧信号Daを出力し、デジタル電圧信号S10が最大安定待ち時間以内に安定しなかったとき、最大安定待ち時間が経過したときにデジタル電圧信号Daを出力する安定待ち回路4と、
(c)安定待ち回路4からのデジタル電圧信号Daを出力電圧切換信号Dpと比較し、当該比較結果を出力する比較回路5と、
(d)安定待ち回路4からのデジタル電圧信号Daが出力電圧切換信号Dpと一致しなかったとき、電圧レギュレータ8が正常に動作しないことを示すテスト結果信号S6を出力するテスト制御回路6とを備えたことを特徴とする。
また、BIST回路2はレジスタ7をさらに備え、テスト制御回路6は、安定待ち回路4からのデジタル電圧信号Daが出力電圧切換信号Dpと一致しなかったとき、出力電圧切換信号Dpに含まれる出力電圧設定値をレジスタ7に格納することを特徴とする。さらに、デジタル電圧信号S10が最大安定待ち時間以内に安定しなかったと安定待ち回路4が判断したとき、テスト制御回路6は電圧レギュレータ8が正常に動作しないことを示すテスト結果信号S6を出力することを特徴とする。
またさらに、出力手段であるレジスタ3は、出力電圧設定値を複数の所定の出力電圧設定値の間で順次切り換え、当該切り換えた出力電圧設定値を含む出力電圧切換信号Dpを、D/A変換回路8に出力し、テスト制御回路6は、出力電圧設定値のうち少なくとも1つの出力電圧設定値において、安定待ち回路4からのデジタル電圧信号Daが出力電圧切換信号Dpと一致しなかったとき、電圧レギュレータ8が正常に動作しないことを示すテスト結果信号S6を出力することを特徴とする。
従って、本実施形態によれば、出力電圧設定値を出力電圧開始値から出力電圧終了値まで自動的に切り換えて出力電圧切換テストを行うことができる。従って、出力電圧設定値を手動で設定する場合及び半導体試験装置の電圧測定用ユニットを用いて出力電圧設定値を切り換える場合に比較して、出力電圧の設定時間を削減できる。
また、本実施形態に係る電源制御IC1は、BIST回路2を内部に組み込まれているので、高価なテスタを用いることなく、他のロジック回路などのテストと平行して出力電圧切換テストを行うことができる。さらに、本実施形態に係るBIST回路2は、電圧レギュレータ8に内蔵されているD/A変換回路9を利用するので、出力電圧切換テストをBIST回路2により行うためにD/A変換回路を新たに設ける必要がない。従って、テスタを用いる場合に比較して、回路規模を増やすことなく効率よく出力電圧切換テストを自動的に行うことができ、テストコストを削減できる。
さらに、本実施形態に係るBIST回路2によれば、電圧レギュレータ8の出力電圧設定値の切り換え毎に、デジタル電圧信号S10が安定したか否かを安定待ち回路4により自動的に判断するので、冗長な安定待ち時間を設定する必要が無く、従来技術に比較して、余分なテスト時間を大幅に削減し、テストコストを削減できる。
またさらに、電圧レギュレータ8が正常に動作する場合、デジタル電圧信号Daは出力電圧切り換え信号Dpと一致し、かつ出力電圧信号S10は最大安定待ち時間以内に安定する。本実施形態によれば、テスト制御回路6は、デジタル電圧信号Daが出力電圧切換信号Dpと一致しなかったことを示す比較結果信号及びデジタル電圧信号S10が安定しなかったことを示すデータD4とのうちの少なくとも一方を受信したとき、NG信号S7をレジスタ7に出力するので、出力電圧切換テスト後に、レジスタ7に格納されたデータに基づいて電源制御IC1の実機評価(負荷安定度及び入力安定度の測定及び評価)及びデバッグを行うことができる。
なお、本実施形態において、電源制御IC1はA/D変換回路10を内蔵しなかったが、本発明はこれに限られず、電源制御IC1がA/D変換回路を内蔵する場合は、当該A/D変換回路をA/D変換回路10に代えて利用してもよい。この場合、BIST回路2のために新たにA/D変換回路を設ける必要が無く、回路規模及び製造コストをさらに削減できる。
また、本実施形態において、安定待ち回路4は、最大安定待ち時間未満の所定の時間ウィンドウ内でデジタル電圧信号S10が変化しなかったとき、デジタル電圧信号S10が安定したと判断したが、本発明はこれに限られない。安定待ち回路4は、デジタル電圧信号S10の移動平均値が最大安定待ち時間未満の所定の時間ウィンドウ内で変化しなかったとき、デジタル電圧信号S10が安定したと判断してもよい。また、安定待ち回路4は、デジタル電圧信号S10のレベルが最大安定待ち時間未満の所定の時間ウィンドウ内で±10mV以内であったとき、デジタル電圧信号S10が安定したと判断してもよい。
さらに、本実施形態において、テスト制御回路6は、出力電圧開始値から出力電圧終了値までの出力設定値のうち、少なくとも1つの出力設定値において、デジタル電圧信号Daが出力電圧切換信号Dpと一致せず、又はデジタル電圧信号S10が安定しなかったときにハイレベルのテスト結果信号S6を出力したが、本発明はこれに限られない。テスト制御回路6は、出力電圧開始値から出力電圧終了値までの出力設定値のうち、少なくとも1つの出力設定値において、デジタル電圧信号Daが出力電圧切換信号Dpと一致しなかったときに、電圧レギュレータ8が正常に動作しないことを示すテスト結果信号S6を出力してもよい。
またさらに、本実施形態に係る電源制御IC1は1つの電圧レギュレータ8を備えたが、本発明はこれに限られず、複数の電圧レギュレータを備えてもよい。この場合、BIST回路2は、複数の電圧レギュレータに対して、順次、図2及び図3の出力電圧切換テスト処理を実行する。
また、本実施形態において、安定待ち回路4において用いられる最大安定待ち時間及び時間ウィンドウ長は、それぞれ固定長であったが、本発明はこれに限られない。安定待ち回路4において用いられる最大安定待ち時間及び時間ウィンドウ長などのデジタル電圧信号S10が安定したか否かを判断するために用いられる各パラメータのうちの少なくとも1つを、あらかじめ電源制御IC1の外部から、BIST回路2内部のレジスタに格納し、安定待ち回路4は当該レジスタから各パラメータを読み出して用いてもよい。
さらに、図2のステップS22において、BIST信号が外部端子T2から入力されたか否かがテスト制御回路6により判断され、YESであるときにステップS23に進んだが、本発明はこれに限られず、出力電圧切換テスト処理を開始させるための所定の信号がレジスタ3に出力されたときにステップS23に進んでもよい。
1…電源制御IC、
2…BIST回路、
3…レジスタ、
4…安定待ち回路、
5…比較回路、
6…テスト制御回路、
7…レジスタ、
8…電圧レギュレータ、
9…D/A変換回路、
10…A/D変換回路。
特開2007−178387号公報 特開2007−127452号公報

Claims (12)

  1. D/A変換回路を含む電圧レギュレータを備えた半導体装置のための組み込み自己テスト回路において、
    デジタルの所定の出力電圧設定値を含む出力電圧切換信号を、上記D/A変換回路に出力する出力手段と、
    上記出力電圧切換信号を、上記D/A変換回路とA/D変換回路とを介してデジタル電圧信号として入力し、上記デジタル電圧信号が所定の最大安定待ち時間以内に安定したか否かを判断し、上記デジタル電圧信号が上記最大安定待ち時間以内に安定したとき、上記安定したタイミングにおいて上記デジタル電圧信号を出力し、上記デジタル電圧信号が上記最大安定待ち時間以内に安定しなかったとき、上記最大安定待ち時間が経過したときに上記デジタル電圧信号を出力する安定待ち回路と、
    上記安定待ち回路からのデジタル電圧信号を上記出力電圧切換信号と比較し、当該比較結果を出力する比較回路と、
    上記安定待ち回路からのデジタル電圧信号が上記出力電圧切換信号と一致しなかったとき、上記電圧レギュレータが正常に動作しないことを示すテスト結果信号を出力するテスト制御回路とを備えたことを特徴とする組み込み自己テスト回路。
  2. 上記組み込み自己テスト回路は第1の記憶手段をさらに備え、
    上記テスト制御回路は、上記安定待ち回路からのデジタル電圧信号が上記出力電圧切換信号と一致しなかったとき、少なくとも、上記出力電圧切換信号に含まれる出力電圧設定値を上記第1の記憶手段に格納することを特徴とする請求項1記載の組み込み自己テスト回路。
  3. 上記デジタル電圧信号が上記最大安定待ち時間以内に安定しなかったと上記安定待ち回路が判断したとき、上記テスト制御回路は上記テスト結果信号を出力することを特徴とする請求項1記載の組み込み自己テスト回路。
  4. 上記安定待ち回路は、上記最大安定待ち時間より短い所定の時間ウィンドウ内で上記デジタル電圧信号が変化しなかったとき、上記デジタル電圧信号が安定したと判断することを特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれか1つに記載の組み込み自己テスト回路。
  5. 上記安定待ち回路は、上記最大安定待ち時間より短い所定の時間ウィンドウ内で上記デジタル電圧信号の移動平均値が変化しなかったとき、上記デジタル電圧信号が安定したと判断することを特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれか1つに記載の組み込み自己テスト回路。
  6. 上記最大安定待ち時間及び上記時間ウィンドウの長さのうちの少なくとも一方をあらかじめ格納する第2の記憶手段をさらに備えたことを特徴とする請求項4又は5記載の組み込み自己テスト回路。
  7. 上記出力手段は、上記出力電圧設定値を複数の所定の出力電圧設定値の間で順次切り換え、当該切り換えた出力電圧設定値を含む出力電圧切換信号を、上記D/A変換回路に出力し、
    上記テスト制御回路は、すべての上記出力電圧設定値のうち少なくとも1つの出力電圧設定値において、上記安定待ち回路からのデジタル電圧信号が上記出力電圧切換信号と一致しなかったとき、上記テスト結果信号を出力することを特徴とする請求項1乃至6のうちのいずれか1つに記載の組み込み自己テスト回路。
  8. 上記半導体装置は複数の上記電圧レギュレータを備え、
    上記出力手段は、上記出力電圧切換信号を、上記各電圧レギュレータのD/A変換回路に順次出力し、
    上記テスト制御回路は、すべての上記電圧レギュレータのうちの少なくとも1つの電圧レギュレータにおいて、上記安定待ち回路からのデジタル電圧信号が上記出力電圧切換信号と一致しなかったとき、上記テスト結果信号を出力することを特徴とする請求項1乃至7のうちのいずれか1つに記載の組み込み自己テスト回路。
  9. 請求項1乃至8のうちのいずれか1つに記載の組み込み自己テスト回路と、
    上記電圧レギュレータとを備えたことを特徴とする半導体装置。
  10. 上記A/D変換回路をさらに備えたことを特徴とする請求項9記載の半導体装置。
  11. 請求項9又は10記載の半導体装置を備えたことを特徴とする電子機器。
  12. D/A変換回路を含む電圧レギュレータを備えた半導体装置のための組み込み自己テスト回路によって実行される自己テスト方法において、
    デジタルの所定の出力電圧設定値を含む出力電圧切換信号を、上記D/A変換回路に出力する出力ステップと、
    上記出力電圧切換信号を、上記D/A変換回路とA/D変換回路とを介してデジタル電圧信号として入力し、上記デジタル電圧信号が所定の最大安定待ち時間以内に安定したか否かを判断し、上記デジタル電圧信号が上記最大安定待ち時間以内に安定したとき、上記安定したタイミングにおいて上記デジタル電圧信号を出力し、上記デジタル電圧信号が上記最大安定待ち時間以内に安定しなかったとき、上記最大安定待ち時間が経過したときに上記デジタル電圧信号を出力する安定待ちステップと、
    上記安定待ちステップからのデジタル電圧信号を上記出力電圧切換信号と比較し、当該比較結果を出力する比較ステップと、
    上記安定待ちステップからのデジタル電圧信号が上記出力電圧切換信号と一致しなかったとき、上記電圧レギュレータが正常に動作しないことを示すテスト結果信号を出力するテスト制御ステップとを含むことを特徴とする自己テスト方法。
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CN107607855A (zh) * 2017-09-18 2018-01-19 南京铁道职业技术学院 一种ftgs轨道电路继电器板测试平台

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