JP2014026846A - 発光装置、及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】色ずれが少なく、高輝度な、表示品位に優れた発光装置を提供する。
【解決手段】発光装置としての有機EL装置1は、基板10の第1の面10A上に配置され、第1画素電極17Rを有する第1発光素子15Rと、第2画素電極17Gを有する第2発光素子15Gと、第1画素電極17Rを露出させる第1の開口31と、第2画素電極17Gを露出させる第2の開口32とが設けられた絶縁層29と、を有し、第1の開口31は絶縁層29が第1画素電極17Rの周縁部40Rのうち50%以上を覆うことにより構成され、第2の開口32は絶縁層29が第2画素電極17Gの周縁部40Gのうち50%未満を覆うことで構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、発光装置、及び当該発光装置を備えた電子機器に関する。
陰極と陽極の間に有機エレクトロルミネセンス層を挟持したEL素子と、EL素子の駆動を制御するためのトランジスターとコンデンサーを含む、アクティブマトリックス型のELデバイスが知られている。このようなELデバイスでは、隣り合う陽極同士を電気的に絶縁するために、陽極上に開口を有し、その底端が陽極上に延在するパッシベーション層が設けられている(特許文献1)。
また、EL素子と、EL素子を駆動させるスイッチング素子としての薄膜トランジスターを備えた有機EL表示装置において、マトリックス状に配列された各色(赤、緑、青)の表示画素にそれぞれ設けられたEL素子の発光面積を異ならせることが提案されている。これにより、発光層の発光効率が色ごとに異なることに起因したホワイトバランスの崩れを制御し、長寿命の表示装置を提供しようというものである。表示画素の発光面積を異ならせる方法として、(i)陽極の面積を変える、(ii)陽極の端部を覆う平坦化絶縁膜の開口部の大小を異ならせる方法が挙げられている(特許文献2)。
特開平8−241048号公報 特開2008−300367号公報
しかしながら、特許文献1、2にあるように、パッシベーション層や平坦化絶縁層といういわゆる絶縁層が陽極の端部を覆っている場合、開口率を上げるには限界がある。一方、特許文献2にあるように絶縁層が陽極の端部を覆わない構成とした場合には陽極の端部付近において発光層を含む機能層が薄くなりやすい。機能層に膜厚の薄い部分があると、その部分に電流が集中して流れるから発光素子の劣化につながる。特定の色の発光素子が劣化すると、再現可能な色範囲が変化するから表示品位が低下する。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る発光装置は、基板と、前記基板の第1の面上に配置され、第1画素電極と、対向電極と、前記第1画素電極と前記対向電極との間に発光層を含む機能層とを有する第1の光を放出すべき第1発光素子と、前記第1の面上に配置され、第2画素電極と、対向電極と、前記第2画素電極と前記対向電極との間に発光層を含む機能層とを有する第2の光を放出すべき第2発光素子と、前記第1画素電極及び前記第2画素電極を介して前記第1の面と前記機能層との間に配置され、前記第1画素電極を露出させる第1の開口と、前記第2画素電極を露出させる第2の開口とが設けられた絶縁層と、を有し、前記第1の開口は、前記絶縁層が前記第1画素電極の周端部のうち50%以上を覆うことにより構成され、前記第2の開口は、前記絶縁層が前記第2画素電極の周端部のうち50%未満を覆うことで構成されていることを特徴とする。
本適用例によれば、第1発光素子と第2発光素子のうち、例えば第1画素電極の周縁部付近において機能層の膜厚が薄くなりやすい第1発光素子については、第1画素電極の周縁部の50%以上を絶縁層が覆うようにする。これにより、第1画素電極が絶縁層に覆われている領域上に形成された機能層に電流が流れにくくなり、機能層の膜厚の薄い部分に電流が集中して流れることを低減することができる。このため、特定の色の発光素子の劣化を抑制することができる。また、第1発光素子と第2発光素子のうち、第2画素電極の端部付近において機能層の膜厚が薄くなり難い第2発光素子については、周縁部の50%未満を絶縁層が覆うようにする。これにより、第2画素電極の周縁部全てを絶縁層で覆う構成とした場合に比べて第2画素電極と機能層との接触面積を広く取ることができる。つまり、従来の発光装置と比較して開口率を向上させることができる。なお、本明細書において開口率とは一画素または一サブ画素に占める発光面積の割合を指し、発光面積とは画素電極と機能層との接触面積とする。これにより、開口率が高く、色ずれの少ない、表示品位に優れた発光装置とすることができる。
[適用例2]上記適用例に記載の発光装置において、前記第1画素電極及び前記第2画素電極は、第1の方向における長さよりも前記第1の方向に交差する第2の方向における長さが短い平面形状であり、前記第1の開口は、前記絶縁層が前記第1画素電極の周縁部のうち少なくとも前記第1の方向に沿った端部を覆って構成され、前記第2の開口は、前記絶縁層が前記第2画素電極の周縁部のうち前記第2の方向に沿った端部の少なくとも一部を覆って構成されていることが好ましい。
これにより、特定の色の発光素子の劣化の抑制と、開口率の向上に効率的に寄与することができる。したがって、表示品質がより優れた発光装置とすることができる。
[適用例3]上記適用例に記載の発光装置において、前記第1の面と前記第1画素電極との間に配置され、前記第1発光素子の駆動を制御する第1画素回路と、前記第1画素電極と前記第1画素回路とを接続する第1接続部と、前記第1の面と前記第2画素電極との間に配置され、前記第2発光素子の駆動を制御する第2画素回路と、前記第2画素電極と前記第2画素回路とを接続する第2接続部と、を有し、前記絶縁層は前記第1の方向から見て前記第1接続部及び前記第2接続部と重なって形成されていることが好ましい。
画素電極と画素回路とを接続する接続部は、その周囲と比べて凹凸が生じ易く、機能層の膜厚が薄くなりやすい。
本適用例の発光装置においては、絶縁層は第1及び第2接続部と重なって形成されているので、この部分の機能層に集中して電流が流れるのを低減することができる。これにより、色ずれの少ない、表示品位に優れた発光装置とすることができる。
[適用例4]上記適用例に記載の発光装置において、前記第1接続部は、前記第1画素電極の周端部のうち前記第2の方向に沿った端部側に配置され、前記第2接続部は、前記第2画素電極の周端部のうち前記第2の方向に沿った端部側に配置されていることが好ましい。
本適用例の発光装置においては、第1接続部と第2接続部とが第1画素電極と第2画素電極の同じ側に配置されている。これにより、第1接続部及び第2接続部を覆うように絶縁層を設けても開口率が大幅に低下することを避けることができる。
[適用例5]上記適用例に記載の発光装置において、前記第2画素電極の厚さは、前記第1画素電極の厚さよりも薄いことが好ましい。
画素電極の厚さが厚い発光素子ほど、画素電極の端部付近において機能層の膜厚が薄くなり易い。それゆえに、膜厚が薄い部分に電流が集中して流れると、発光素子の機能層が劣化し易い。
本適用例によれば、絶縁層に覆われていない部分を有する第2画素電極の厚さは第1画素電極の厚さよりも薄いから、第2画素電極の端部付近では機能層の膜厚が薄くなり難く、第1発光素子と比べて第2発光素子は劣化し難い。したがって、第2画素電極の周端部のうち絶縁層で覆われる割合を50%未満としても、表示品位に優れるとともに高輝度の発光装置を実現することができる。
[適用例6]上記適用例に記載の発光装置は、前記第1の面上に配置され、第3画素電極と、前記第3画素電極と対向して配置された対向電極と、前記第3画素電極と前記対向電極との間に配置され、発光層を含む機能層とを有する第3の光を放出すべき第3発光素子を備え、前記第2発光素子と前記第3発光素子とは第2の方向に隣り合って配置され、前記第2の開口は、前記第2の方向に交差する第1の方向において前記第2画素電極と前記第3画素電極とに跨っており、前記第2画素電極及び第3画素電極の周端部のうち50%未満を覆うことで構成されていることが好ましい。
本適用における発光装置では、発光波長の異なる3つの発光素子でひとつの単位画素を構成することができるから、2つの発光素子で1つの単位画素を構成する場合と比較してより色再現性に優れた発光装置とすることができる。このような発光装置において、第1乃至第3発光素子のうち、画素電極の周縁部付近において機能層の膜厚が薄くなりやすい第1発光素子については第1画素電極の周縁部の50%以上を絶縁層が覆うようにすることで、第1発光素子が劣化するのを抑制することができる。また、画素電極の周縁部付近において機能層の膜厚が薄くなるおそれの低い第2発光素子の第2画素電極及び第3発光素子の第3画素電極の周縁部は50%未満が絶縁層で覆われるように構成する。これにより、第2画素電極及び第3画素電極の周縁部が全て絶縁層によって覆われている構成と比較して発光面積を広く取ることができ、開口率を向上させることができる。これにより、開口率が高く、表示品位に優れた発光装置とすることができる。
[適用例7]上記適用例に記載の発光装置は、前記第1の面と前記第1画素電極及び前記第2画素電極並びに前記第3画素電極との間に配置された反射層を有し、前記対向電極は前記機能層から放出される光の一部を透過し一部を反射する半透過反射層であり、前記第1発光素子、前記第2発光素子、前記第3発光素子のそれぞれにおいて前記反射層と前記半透過反射層との間で共振器構造が形成されていることが好ましい。
本適用例のように共振器構造を有する発光装置では、取り出したい波長の光を強めることができるため、発光装置から射出される光の色純度を高めることができる。したがって、表示品質がより優れた発光装置とすることができる。
[適用例8]上記適用例に記載の発光装置は、前記第1の面と前記第3画素電極との間に配置され、前記第3発光素子の駆動を制御する第3画素回路と、前記第3画素電極と前記第3画素回路とを接続する第3接続部と、を有し、前記絶縁層は前記第3接続部と重なることが好ましい。
これにより、色ずれの少ない、表示品位に優れた発光装置とすることができる。
[適用例9]上記適用例に記載の発光装置において、前記第3画素電極の厚さは、前記第1画素電極の厚さよりも薄いことが好ましい。
これにより、色ずれの少ない表示品位に優れた発光装置とすることができる。
[適用例10]上記適用例に記載の発光装置は、前記第1の面上に配置され、第4画素電極と、対向電極と、前記第4画素電極と前記対向電極との間に発光層を含む機能層とを有する前記第1の光を放出すべき第4発光素子を備え、前記第1発光素子と前記第2発光素子とは第2の方向に隣り合って配置され、前記第1発光素子と前記第4発光素子とは前記第2の方向に交差する第1の方向に隣り合って配置され、前記第1の開口は、前記第2の方向において前記第1画素電極と前記第4画素電極とに跨っており、前記絶縁層が前記第1画素電極及び前記第4画素電極の周端部のうち50%以上を覆うことにより構成されていることが好ましい。
本適用例における発光装置では、第1の光を放出する第1発光素子と第4発光素子とが、線対称に配置されている。そして第1画素電極と第4画素電極とを露出させる第1の開口を一括して形成することができるから、製造方法をより簡便にすることができる。また、第1画素電極と第4画素電極との間に、これらを区画するための絶縁層を配置する必要がないから第1発光素子と第4発光素子との間隔を狭くすることができ、高精細な発光装置とすることができる。
また、第1発光素子及び第4発光素子が、それぞれの画素電極の端部付近において機能層の膜厚が薄くなりやすい発光素子であったとしても、第1画素電極と第4画素電極の周縁部の50%以上は絶縁層によって覆われているから、画素電極の周縁部が絶縁層に覆われていない構成と比較して第1発光素子及び第4発光素子の劣化は抑制される。また、第1画素電極と第4画素電極の周縁部の一部は絶縁層に覆われていないため、周縁部の全てが絶縁層に覆われている構成と比較して開口率を大きくすることもできる。したがって、輝度が高く、高精細であり、表示品位に優れた発光装置とすることができる。
[適用例11]上記適用例に記載の発光装置は、前記第1画素電極及び前記第4画素電極は、前記第1の方向における長さよりも前記第2の方向における長さが短い平面形状であり、前記第1の開口は、前記絶縁層が前記第1画素電極及び前記第4画素電極の周端部のうち前記第1の方向に沿った端部を覆い、前記第2の方向に沿った端部のうち前記第1の方向において隣り合う端部を覆わずに構成されていることが好ましい。
これにより、特定の色の発光素子の劣化の抑制と、開口率の向上に効率的に寄与することができる。
[適用例12]本適用例に係る電子機器は、上記適用例のいずれかに記載の発光装置を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、上記適用例のいずれかに記載の発光装置を備えているので、発光輝度が高く、表示品位に優れた電子機器を提供することができる。
実施形態1に係る発光装置の基本的な構成を示す概略平面図。 実施形態1に係る発光装置における電気的な構成を示す等価回路図。 実施形態1に係る発光装置における発光素子の平面図及び断面図。 実施形態1に係る発光装置における発光素子の断面図。 実施形態2に係る発光装置における発光素子の平面図。 変形例に係る発光装置における発光素子の平面図。 従来の発光装置における発光素子の平面図。 従来の発光装置における発光素子の部分断面図。 電子機器としてのヘッドマウントディスプレイを示す概略斜視図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材の尺度を実際とは異ならせしめている。
(実施形態1)
<発光装置>
図1は、実施形態1に係る発光装置の基本的な構成を示す概略平面図である。
まず、実施形態1に係る発光装置としての有機エレクトロルミネッセンス(EL)装置1の概略構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態の発光装置としての有機EL装置1は、基板10と、基板10の第1の面上の表示領域11と、表示領域11の外側(表示領域11と基板10の周縁部との間の領域)に設けられた非表示領域12とを有する。表示領域11には複数の画素13がマトリックス状に配置されており、非表示領域12には画素13を発光させるための周辺回路が設けられている。周辺回路の例としては走査線駆動回路80、データ線駆動回路90、検査回路などが挙げられる。
複数の画素13の各々は異なる波長の光を射出する複数のサブ画素14、例えば赤色(R)のサブ画素14Rと緑色(G)のサブ画素14Gと青色(B)のサブ画素14Bとを含んで構成されている。
図2は、実施形態1に係る発光装置における電気的な構成を示す等価回路図である。
図2に示すように、本実施形態の発光装置としての有機EL装置1は、複数の走査線20と、走査線20に対して交差する方向に延びる複数のデータ線21と、データ線21に平行して延在する複数の電源線22とを有する。走査線20とデータ線21との交差に対応して、サブ画素14(14R,14G,14B)が設けられている。複数のサブ画素14の各々は発光素子15と、発光素子15の駆動を制御するための画素回路16(16R,16G,16B)とを含んでいる。
本実施形態において発光素子15は、画素電極17と、対向電極18と、画素電極17と対向電極18との間に配置された有機発光層を含む機能層19と、を含む有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子である。走査線20は走査線駆動回路80に接続され、データ線21はデータ線駆動回路90に接続されている。本実施形態において電源線22は、陽極としての画素電極17に電位を与えるための陽極用電源線である。
画素回路16(16R,16G,16B)は、スイッチングトランジスター23と、駆動トランジスター24と、駆動トランジスター24のゲート電極に接続された保持容量25とを含み、発光素子15の駆動を制御する。ここで発光素子15の駆動の制御とは、書き込み期間にデータ線21を介して供給されたデータ信号に基づいて、発光期間に発光素子15を発光させることを意味する。スイッチングトランジスター23のゲート電極には走査線20を介して走査信号が供給され、このスイッチングトランジスター23がオン状態にあるときに、データ線21から供給されるデータ信号が保持容量25に保持される。
駆動トランジスター24がオン状態にあるときに、画素電極17と電源線22とは駆動トランジスター24を介して電気的に接続され、保持容量25に保持されたデータ信号の電位に応じた量の電流が発光素子15に供給される。発光素子15は供給される電流量に応じた輝度で発光する。
図3は実施形態1に係る発光装置における発光素子の平面図及び断面図、図4は実施形態に1係る発光装置における発光素子の断面図である。詳しくは、図3(a)は有機EL装置1の表示領域11に配置されたサブ画素14の構造を示す平面図であり、図3(b)は図3(a)のA−A’における断面図である。図4(a)は図3(a)のB−B’における発光素子15Rの断面図、図4(b)は図3(a)のC−C’における発光素子15Gの断面図である。
図3(a)に示すように、本実施形態において画素13を構成するサブ画素14の各々は、基板10の第1の面10Aに沿った第1の方向(図3(a)におけるB−B’方向)の長さに対して、第1の面10Aに沿うとともに第1の方向に交差する第2の方向(図3(a)におけるA−A’方向)の長さが短い形状(例えば矩形状)で形成されている。
そして、赤色のサブ画素14R、緑色のサブ画素14G、青色のサブ画素14Bが第2の方向に沿って配置され、赤色のサブ画素14Rには第1発光素子としての発光素子15Rが配置されている。緑色のサブ画素14Gには第2発光素子としての発光素子15Gが配置されている。青色のサブ画素14Bには第3発光素子としての発光素子15Bが配置されている。
図3(b)及び図4(a)、(b)に示すように、本実施形態における有機EL装置1は、基板10と、基板10の第1の面10A上に形成された画素回路16(16R,16G,16B)と、画素回路16(16R,16G,16B)上に形成された平坦化層26と、平坦化層26上に配置された反射層27と、反射層27上に層間絶縁層28を介して配置された画素電極17と、層間絶縁層28と画素電極17の一部を覆って形成された絶縁層29と、画素電極17(17R,17G,17B)上に形成された有機発光層を含む機能層19と、機能層19上に形成された対向電極18とを含んで構成されている。
画素電極17Rと、機能層19と、対向電極18とで発光素子15Rが構成され、画素電極17Gと、機能層19と、対向電極18とで発光素子15Gが構成される。同じく、画素電極17Bと、機能層19と、対向電極18とで発光素子15Bが構成される。
本実施形態において有機EL装置1は、対向電極18側から光が取り出されるトップエミッション方式が採用されている。したがって、基板10は、樹脂材料や石英ガラス、ソーダガラスのような材料からなる透明基板でもいいし、セラミックス材料で構成された基板や金属材料からなる不透明基板であってもよい。
画素回路16を構成する要素であるスイッチングトランジスター23及び駆動トランジスター24は、ソース領域とドレイン領域とチャネル領域とが形成される半導体領域と、チャネル領域と対向して形成されたゲート電極とを含む。また、画素回路16を構成するこれらのトランジスターは薄膜トランジスターでもよいし、バルクシリコン基板などの半導体基板に形成する電界効果トランジスター(MOSトランジスター)であってもよい。
表示領域11内の第1の面10Aと発光素子15との間の層には、スイッチングトランジスター23のゲート電極に走査信号を供給する走査線20、保持容量25に保持されるデータ信号を供給するデータ線21、発光素子15に供給される電流を供給する電源線22なども配置される。なお、図3(b)、図4(a)及び(b)においては画素回路16を構成する要素の一部のみを示している。
画素回路16上には酸化シリコンや窒化シリコン、酸窒化シリコンなど、絶縁性を有する材料からなる平坦化層26を介して反射層27が配置される。反射層27は、後述する有機発光層から反射層27側に放出された光を有機発光層側に反射する。また、反射層27は、後述する対向電極18との間で共振器構造を形成している。反射層27に用いられる材料としてはAl及びその合金、Ag及びその合金などが挙げられる。
本実施形態において、反射層27はサブ画素14R,14G,14Bごとに独立して設けられているが、これに限定されるものではなく、複数のサブ画素14R,14G,14Bに跨って形成されていてもよい。そのような場合は反射層27と各画素回路16R,16G,16Bを電気的に絶縁する必要がある。反射層27のコンタクトホール30と重なる領域に開口を設け、この開口を通じてサブ画素14R,14G,14Bと画素回路16R,16G,16Bとを各々接続すればよい。
反射層27上には酸化シリコンや窒化シリコン、酸窒化シリコンなどからなる層間絶縁層28を介して画素電極17が配置されている。層間絶縁層28には画素電極17と画素回路16とを接続させるための接続部が設けられている。本実施形態において画素電極17は陽極として機能し、ITO(Indium Tin Oxide)やIZO(Indium Zinc Oxide)などからなる透明電極である。接続部はコンタクトホール30を含む。コンタクトホール30は、画素電極17の画素回路16と接続する部分が画素電極17の角部になるような位置に設けられることが好ましい。また本実施形態において、コンタクトホール30は図3(a)に示すようにサブ画素14R,14G,14Bの同じ側に設けられている。
図3(a)及び(b)に示すように、各サブ画素14R,14G,14Bに跨って、各画素電極17R,17G,17Bの大部分を露出させる開口が設けられた絶縁層29が配置されている。絶縁層29は酸化シリコンや窒化シリコン、酸窒化シリコンなどの絶縁性の材料からなり、5nm〜100nm程度の膜厚で形成される。平面視で絶縁層29と画素電極17とが重なる領域では、画素電極17と機能層19との間にはこれらの層に接して絶縁層29が設けられているから、当該重なる領域において電流が流れ難くなり機能層19からの光の放出が抑制される。各画素電極17R,17G,17Bと機能層19とが接する領域が各発光素子15R,15G,15Bの発光領域として意図された領域である。
本実施形態において、絶縁層29には第1の開口31と第2の開口32とが設けられている。第1の開口31は機能層19を形成する前の段階では発光素子15Rの画素電極17Rを露出させており、機能層19を形成した後の段階では第1の開口31を通じて画素電極17Rと機能層19とが接している。画素電極17Rの周縁部40Rは全て絶縁層29によって覆われている。
第2の開口32は、機能層19を形成する前の段階にでは発光素子15Gの画素電極17Gと発光素子15Bの画素電極17Bとを露出させており、機能層19を形成した後の段階では第2の開口32を通じて画素電極17G,17Bはそれぞれ機能層19と接している。つまり第2の開口32は発光素子15Gと発光素子15Bとに跨って共通に設けられており、第2の方向に配列したサブ画素14Gとサブ画素14Bとの間の少なくとも一部には絶縁層29が配置されていない。
各画素電極17R,17G,17Bの周縁部40(40R,40G,40B)は第1の方向に沿う端部と、第2の方向に沿う端部とからなる。本実施形態において第1の方向に沿う端部の長さは、第2の方向に沿う端部の長さよりも大きい。以降、画素電極17Rの第1の方向に沿う端部を第1の端部41とし、第2の方向に沿う端部を第2の端部42とする。同様に、画素電極17Gの第1の方向に沿う端部を第3の端部43とし、第2の方向に沿う端部を第4の端部44とし、画素電極17Bの第1の方向に沿う端部を第5の端部45とし、第2の方向に沿う端部を第6の端部46とする。
本実施形態では画素電極17が矩形状であるので、画素電極17Rは2つの第1の端部を有することになるが、コンタクトホール30に遠い方の第1の端部を41Aとし、近い方の第1の端部を41Bとする。また、2つの第2の端部のうちコンタクトホール30に遠い方の第2の端部を42Aとし、遠い方の第2の端部を42Bとする。つまり、画素電極17Rの画素回路16Rと接続する部分は、画素電極17Rの4つの角部のうち第1の端部41Bと第2の端部42Bが交差する角部に最も近い。第3の端部43、第4の端部44、第5の端部45、第6の端部46も同様にコンタクトホール30に遠い方の端部を43A,44A,45A,46Aとし、近い方の端部を43B,44B,45B,46Bとする。
画素電極17Gの大部分(50%以上)と画素電極17Bの大部分(50%以上)とは絶縁層29で覆われていない。より詳しくは、本実施形態において第3の端部43(43A,43B)の大部分と、第5の端部45(45A,45B)の大部分と、第4の端部44Aと、第6の端部46Aとは、絶縁層29で覆われていない。言い換えれば、画素電極17Rの第2の端部42(42A,42B)、画素電極17Gの第4の端部44B、画素電極17Bの第6の端部46Bは、それぞれ絶縁層29によって覆われている(図4(a)及び(b)参照)。本実施形態において、画素電極17G,17Bの周縁部40G,40Bのうち絶縁層29によって覆われる部分は、第2の開口32を略矩形状としてコンタクトホール30を絶縁層29で覆う際に絶縁層29と重なる部分である。
絶縁層29上には有機発光層を含む機能層19が蒸着法等により形成される。本実施形態において機能層19は正孔注入層、正孔輸送層、有機発光層、電子輸送層、電子注入層を含むが、これらの層に加えて他の層を設けてもよいし、正孔注入層、正孔輸送層、電子輸送層、電子注入層のうちいずれかの層を設けなくてもよい。また、これらの層のうち複数の層を一体に形成してもよい。本実施形態において機能層19は、画素電極17と対向電極18との間に電流が流れると赤色の光が放出される赤色発光層と、緑色の光が放出される緑色発光層と、青色の光が放出される青色発光層とを含む。このため機能層19からは赤色の波長の光と緑色の波長の光と青色の波長の光とを含んだ光が放出され、全体として白色として視認される光が放出される。機能層19は複数の発光素子15R,15G,15Bに共通に形成されており、100nm〜200nm程度の膜厚となるよう設計される。
機能層19上には対向電極18が形成される。本実施形態において対向電極18は陰極として機能し、前述の反射層27との間で共振器構造を形成する半透過反射層でもある。対向電極18は複数の発光素子15(15R,15G,15B)に亘って形成され、有機発光層から放出される光の一部を透過し、一部を反射層27側に反射する。このような対向電極18はAgやAl及びそれらの合金からなる金属を薄く蒸着することで形成してもよいし、異なる材料からなる層を積層してもよい。
また、反射層27と半透過反射層との間で共振器構造を形成しているから、有機発光層から放出された光は反射層27と半透過反射層との間を往復し、共振波長の光だけが半透過反射層側から取り出される。このとき、反射層27と半透過反射層との間の光学的距離を調整することで、所望の波長の光だけを取り出すことができる。本実施形態において第1発光素子としての発光素子15Rでは赤色の光が、第2発光素子としての発光素子15Gでは緑色の光が、第3発光素子としての発光素子15Bでは青色の光がそれぞれ強められるように各発光素子15R,15G,15Bの共振器構造における光学的距離が設計されている。本実施形態においては画素電極17R,17G,17Bの厚さを互いに異ならせることによって光学的距離を調整したが、例えば画素電極17と反射層27との間の層間絶縁層28の膜厚を各発光素子15R,15G,15Bで異ならせることによって調整してもよい。
なお、本明細書において赤色の光とは600nm〜700nmの波長の光をいい、緑色の光とは500nm〜600nmの波長の光をいい、青色の波長の光とは400nm〜500nmの波長の光をいう。
本実施形態における絶縁層29の構造について、従来の構造と比較して説明する。図7(a)、(b)は従来の発光装置における発光素子の平面図である。図8は従来の発光装置における発光素子の部分断面図である。
図7(a)に示されるように、従来の発光装置401ではひとつの画素413を構成する複数のサブ画素414(414R,414G,414B)の各々において、画素電極417(4127R,417G,417B)の周縁部440の全てが絶縁層429によって覆われていた。そして、絶縁層429にはサブ画素414ごとに画素電極417の大部分を露出させる開口431が設けられ、この開口431を通じて画素電極417と機能層とを接触させていた。
このような構成では、画素電極417の面積のうち一定の部分が絶縁層429によって覆われているため、開口率を上げるには限界がある。なお、本明細書において開口率とは一画素における発光面積が占める割合を指し、発光面積とは第3の方向(有機EL素子が配置された基板の法線方向)から見て画素電極417と機能層とが接触している領域の面積にほぼ等しい。
図7(b)は複数のサブ画素414’(414’R、414’G,414’B)の各々において画素電極417’ (417’R、417’G,417’B)の周縁部440’を覆う絶縁層を設けないタイプの従来の発光装置401’である。図8は赤色のサブ画素414R’のコンタクトホール430’の断面図である。
図7(b)に示す従来の発光装置401’では、発光領域は画素電極417’の面積と等しく、図7(a)のような発光装置401と比較して開口率を大きくすることができる。しかしながら、図8に示すように、発光装置401’では、画素電極417’Rの周縁部440’やコンタクトホール430’が設けられた部分に段差が生じている。したがって、平面視で画素電極417’Rの周縁部440’に近い領域に形成された機能層19の膜厚d1及びコンタクトホール430’と重なる部分に形成された機能層19の膜厚d3は、画素電極417’Rの中央部上に形成された機能層19の膜厚d2と比較して薄くなりやすい。これは機能層19を成膜する際に、画素電極417’Rの周縁部440’では層間絶縁層428’と画素電極417’Rとの間の凹凸(段差)が障害となり、機能層19の材料がこの部分に到達し難いためと考えられる。
機能層19に膜厚の薄い部分があると、その部分に電流が集中して流れるから発光素子の劣化につながる。特定の色の発光素子が劣化すると、再現可能な色範囲が変化するから表示品位が低下する。本実施形態ではこのような発光素子(たとえば赤色の発光素子15R)の画素電極17の周縁部40は絶縁層29によって覆われているからこのような不具合が生じるのを抑制することができる。さらに絶縁層29を設けることで周縁部40での凹凸が緩和されるから、機能層19のつきまわりの悪さも解消される。コンタクトホール30に重なる領域に形成された機能層19に電流が流れることを抑制したい場合には、絶縁層29で覆えばよい。
発光素子15の断面において、絶縁層29が画素電極17の周縁部40をわずかでも覆っていれば上述したような効果を得ることができる。より確実に効果を得るためには、第1の開口31の周縁部が画素電極17Rの周縁部よりも0.1μm以上、さらに好ましくは0.25μm以上内側(画素電極の中央側)になるようにすればよい。つまり、画素電極17Rの周縁部40Rと第1の開口31との間の距離が0.1μm〜0.25μmの範囲が絶縁層29で覆われるようにすればよい。これにより、製造時に誤差が生じたとしても確実に周縁部40Rを覆うことができる。ただし、コンタクトホール30も覆うように絶縁層29を形成する場合においては、第2の端部42Bと第1の開口31の周縁部との間の距離はより大きなものとなる。
本発明は共振器構造を備えた発光装置に特に有効であり、中でも各サブ画素における共振器の光学的距離を画素電極の厚さで調整するような発光装置に有効である。
共振器構造を有する発光装置では取り出したい波長の光を強めることができるため、発光装置から射出される光の色純度を高めることができる。したがって、共振器構造を有する発光装置では表示品質がより優れた発光装置とすることができる。一方で画素電極の端部の膜厚や、画素電極の端部付近上の機能層の膜厚を、画素電極の中央部の膜厚や画素電極の中央部上に形成された機能層の膜厚と同じ厚さで形成することは難しい。よって共振構造を有する発光装置では、画素電極の端部周辺の領域からは本来意図した波長とは異なる波長の光が強められて放出されるおそれがある。このような異常発光が発光素子から放出される光に混在すると、サブ画素の周縁部40で色ずれが生じ、表示品位の低下につながる。
特に本実施形態のように赤色の発光素子15Rと緑色の発光素子15Gと青色の発光素子15Bとで画素電極17の厚さを異ならせる場合、最も厚い画素電極17Rは複数の導電膜を積層して形成することが知られている。複数の導電膜を平面的に誤差なく積層するのは困難であるから、画素電極17Rの周縁部付近では均一な膜厚で画素電極17Rを形成することができない。そうすると、そのような領域では反射層27と半透過反射層との間の光学的距離にずれが生じるから、本来意図したものとは異なる波長の光が強められることになる。このような異常発光が発光素子から放出される光に混じると色ずれの原因となり、表示品位の低下につながる。
これに対し、本実施形態では図3(a)に示すように赤色の発光素子15Rの画素電極17Rの周縁部は全て絶縁層29によって覆われているから、画素電極17Rの周縁部上に形成された機能層19へのキャリアの注入が抑制される。従ってこの部分の機能層19からの光の放出が抑えられ、発光素子15Rから放出される光に含まれる異常発光の割合を低減でき、色再現性にすぐれた有機EL装置1とすることができる。
緑色の発光素子15Gと青色の発光素子15Bにおいては、周縁部40Gの50%以上と、周縁部40Bの50%以上、詳細には第3の端部43の大部分と、第5の端部45の大部分と、第4の端部44Aと、第6の端部46Aとを絶縁層29で覆わない構成としているから、画素電極17G,17Bの周縁部40G、40Bの全てが絶縁層29によって覆われている構成と比較して画素電極17G,17Bと機能層19との接触面積を大きくすることができる。従って開口率の高い、高輝度な有機EL装置1とすることができる。
本実施形態において、緑色の発光素子15Gは上述したように画素電極17Gの周縁部40Gのうち大部分が絶縁層29に覆われていない。一般的に緑色の光は人間の目に視認されやすいことが知られており、仮に周縁部40G上で異常発光が生じたとしても発光素子15Rから放出された光に色ずれが生じたとは感じにくい。このような場合は画素電極17Gの周縁部40Gの大部分を絶縁層29で覆わない構成としても有機EL装置1の表示品位が著しく低下することはない。
また、本実施形態では青色の発光素子15Bの画素電極17Bについても第5の端部45の大部分と第6の端部46Aとが絶縁層29によって覆われていない。本実施形態では画素電極17Bの膜厚は画素電極17Rに比べると薄いため、画素電極17Bの周縁部40Bでは比較的均一に機能層19を成膜することができる。その場合は反射層27と半透過反射層との間の光学的距離のずれもわずかだから、画素電極17Bの周縁部40B上の機能層19から放出される光も異常発光とはなりにくい。よって画素電極17Bの周縁部の大部分を絶縁層29で覆わない構成としても有機EL装置1の表示品位が著しく低下することはない。
本発明は、画素サイズが小さい発光装置に特に有効である。画素電極17の面積が比較的大きい場合、例えば画素電極17の長辺が100μm程度の場合、画素電極17の周縁部40で異常発光が生じたとしても、発光素子15全体から放出される光全体に占める割合は小さく、異常発光を視認しにくい。しかしながら画素電極17の面積が小さくなると、例えば画素電極17の長辺が10μm程度まで小さくなると、発光素子15から放出される光に占める異常発光の割合は相対的に大きくなり、サブ画素の周縁部40での色ずれが顕著に認められるようになる。本発明は画素電極17の長辺が10μm以下の発光装置に特に有効であり、画素電極17の長辺が5μm以下の発光装置にさらに有効である。
以上に述べたように、本実施形態によれば、色ずれが少なく、発光輝度が高い、表示品位に優れた発光装置としての有機EL装置1を提供することができる。
(実施形態2)
図5は、実施形態2に係る発光装置における発光素子の平面図である。本実施形態に係る発光装置について、図5を参照して説明する。なお、実施形態1と同一の構成部位については同一の符号を使用し、重複する説明は省略する。
本実施形態に係る発光装置としての有機EL装置101では、第1の画素113を構成する第1赤色サブ画素114R、第1緑色サブ画素114G、第1青色サブ画素114Bと、第2の画素113’を構成する第2赤色サブ画素114’R、第2緑色サブ画素114’G、第2青色サブ画素114’Bとが第1の方向(同色のサブ画素が配列する方向)において線対称になるように配置されている。サブ画素114,114’には、それぞれ対応する発光素子115,115’が配置されており、発光素子115,115’は画素電極117または画素電極117’、機能層19、対向電極18を含む。
第1赤色サブ画素114Rに配置された第1の赤色の発光素子115Rの画素電極117Rは、第1の方向に沿う第1の端部141A,141Bと、第2の方向に沿う第2の端部142A,142Bとを有する。第2赤色サブ画素114’Rに配置された第2の赤色の発光素子115’Rの画素電極117’Rは、第1の方向に沿う第7の端部147A,147Bと第2の方向に沿う第8の端部148A,148Bとを有する。上記実施形態1と同様に、コンタクトホール130,130’から遠い方の端部に符号A、近い方の端部に符号Bを付している。
絶縁層129は、赤色の発光素子115R,115’Rの画素電極117R,117’Rの周縁部140R,140’Rの50%以上を覆っている。より詳細には、絶縁層129は第1の端部141(141A,141B)と、第2の端部142Bと、第7の端部147(147A,147B)と、第8の端部148Bを覆っている。
絶縁層129に設けられた第1の開口131は、第1赤色サブ画素114Rと第2赤色サブ画素114’Rに配置された赤色の発光素子115,115’の画素電極117Rの一部と画素電極117’Rの一部に跨って形成されており、第1の開口131を通じて画素電極117R,117’Rは機能層19と接している。つまり、第2の端部142Aの一部と第8の端部148Aの一部は絶縁層129によって覆われておらず、第1赤色サブ画素114Rと第2赤色サブ画素114’Rとの間の少なくとも一部には絶縁層129が配置されていない。
第2赤色サブ画素114’Rの発光素子115’Rは、本発明の第4発光素子に相当するものである。したがって、画素電極117’Rが本発明の第4画素電極に相当する。
絶縁層129は緑色の発光素子115G,115’Gの画素電極117G,117’Gの周縁部140G,140’Gの大部分(50%以上)を覆っていない。例えば、絶縁層129は画素電極117Gの第3の端部143(143A,143B)の大部分と第4の端部144Aを覆っていない。同様に、絶縁層129は画素電極117Bの第5の端部145(145A,145B)の大部分と第6の端部146Aを覆っていない。
絶縁層129に設けられた第2の開口132は、第1緑色サブ画素114Gに配置された第1の緑色の発光素子115Gの画素電極117Gの少なくとも一部と、第2緑色サブ画素114’Gに配置された第2の緑色の発光素子115’Gの画素電極117’Gの少なくとも一部と、第1青色サブ画素114Bに配置された第1の青色の発光素子115Bの画素電極117Bの少なくとも一部と、第2青色サブ画素114’Bに配置された第2の青色の発光素子115’Bの画素電極117’Bの少なくとも一部とに跨って形成されている。
画素電極117G,117’G,117B,117’Bは、第2の開口132において機能層19と接している。本実施形態において、第1の方向に隣り合って配列する第1緑色サブ画素114Gと第2緑色サブ画素114’Gとの間の少なくとも一部には絶縁層129が配置されていない。同じく第1の方向に隣り合って配列する第1青色サブ画素114Bと第2青色サブ画素114’Bの間の少なくとも一部には絶縁層129が配置されていない。また、第2の方向に隣り合って配列する第1緑色サブ画素114Gと第1青色サブ画素114Bの間の少なくとも一部、第2緑色サブ画素114’Gと第2青色サブ画素114’Bの間の少なくとも一部も同様に絶縁層129が配置されていない。
コンタクトホール130,130’に重なる領域において発光素子115,115’に不具合が生じる場合には、第1の実施形態と同様にコンタクトホール130を絶縁層129で覆ってやればよい。
本実施形態のように第1の開口131と第2の開口132とを形成した場合、第1の画素113と第2の画素113’との間の少なくとも一部に絶縁層129を配置する必要がないから、画素間の距離を短くすることができ、より高精細な有機EL装置101とすることができる。
また、本実施形態では赤色の発光素子115R,115’Rにおいて、第2の方向に隣り合う第2の端部142Aの少なくとも一部と、第8の端部148Aの少なくとも一部とは絶縁層129によって覆われていないから、第2の端部142Aと第8の端部148Aが全て絶縁層129に覆われていた場合と比較して画素電極117R,117’Rと機能層19との接触面積を大きくすることができ、開口率を向上させることができる。開口率を向上させることは発光面積を広げることにつながるから、より高輝度な有機EL装置101とすることができる。
さらに赤色の発光素子115R,115’Rにおいて、第1の端部141及び第7の端部147については絶縁層129によって覆われているから、第1の端部141の一部や第7の端部147の一部が露出されている場合や、画素電極117R,117’Rの周縁部140R,140’R全てが絶縁層129によって覆われていないような場合と比較して、赤色の発光素子115R,115’Rから放出される光のうち、異常発光が占める割合を低減することができる。これにより、色ずれが少なく、表示品位に優れた有機EL装置101とすることができる。
本発明は、上記した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う発光装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。上記実施形態以外にも様々な変形例が考えられる。以下、変形例を挙げて説明する。
図6(a)は変形例1に係る発光装置における発光素子の平面図、同図(b)は変形例2に係る発光装置における発光素子の平面図である。
(変形例1)上記実施形態1、2では、第4の端部44A,144A及び第6の端部46A,146A側は、絶縁層29,129により覆われていない構成としたが、これに限定されない。例えば、図6(a)に示すように、変形例の発光装置201では、1つの画素213を構成するところの、サブ画素214Gにおける画素電極217Gの第2の方向に沿った第4の端部244Aと、サブ画素214Bにおける画素電極217Bの第2の方向に沿った第6の端部246Aとが絶縁層229により覆われる構成としてもよい。言い換えれば、画素電極217G,217Bの長手方向の端部243,245の大部分が絶縁層229によって覆われない構成とすれば、サブ画素214G、214Bの開口率を向上させることができる。
(変形例2)上記実施形態1では、赤色の発光素子15Rの画素電極17Rの周縁部全てが絶縁層29により覆われている構成としたが、これに限定されない。例えば、図6(b)に示すように、変形例の発光装置301では、1つの画素313を構成するところの、サブ画素314Rにおける画素電極317Rの第2の端部342Aの少なくとも一部(コンタクトホール30が設けられていない側の一部)が絶縁層329に覆われていない構成としてもよい。これにより、赤色の発光素子315Rの画素電極317Rの周縁部340R全てが絶縁層329に覆われた構成とした場合と比較して発光面積を広くすることができ、高輝度な発光装置301とすることができる。
(変形例3)上記実施形態1では、赤色の発光素子15Rの画素電極17Rの第1の端部41と第2の端部42とが絶縁層29に覆われる構成としたが、この構成に限定するものではない。緑色の発光素子15Gにおいて異常発光が目立って視認されるようであれば、発光素子15Gの画素電極17Gの周縁部40G、または第3の端部43と第4の端部44の少なくとも一部を絶縁層29によって覆う構成とすればよい。また、青色の発光素子15Bにおいて異常発光が目立つようならば、発光素子15Bの画素電極17Bの周縁部40B、または第5の端部45と第6の端部46の少なくとも一部を絶縁層29によって覆う構成としてもよい。すなわち、画素13を構成する複数のサブ画素14のうち、例えば異常発光が目立って視認される2種類のサブ画素14に対して上記のような構成としてもよい。上記実施形態2についても同様である。
(変形例4)また、上記実施形態1では、赤色のサブ画素14R、緑色のサブ画素14G、青色のサブ画素14Bでひとつの画素13を構成としているが、2種類のサブ画素14によってひとつの画素13を構成してもよい。例として青色のサブ画素14Bと黄色(Y)のサブ画素14Yとでひとつの画素13を構成する場合が挙げられる。
(変形例5)上記実施形態1、2では共振器構造を有する形態としたが、共振器構造は必須な構成ではない。本発明の発光装置を、画像等を表示する表示装置として利用するために、発光素子から放出される光を分離するためのカラーフィルターを設けて色純度を向上させる場合がある。その際には共振構造を必ずしも採用しなくてもよい。しかしながらカラーフィルターの特性によっては画素電極の周縁部上の機能層から放出された異常発光を吸収しきれない場合がある。そのような場合に本発明を適用すれば、発光素子から放出された光に混在する異常発光の割合を低減できるから、表示品位に優れた高輝度な発光装置とすることができる。
なお、カラーフィルターは他の基板に形成したものを貼り合わせてもよいし、陰極上に水分や酸素が発光素子に到達するのを阻止するための保護層を設け、保護層上に直接カラーフィルターを形成してもよい。
(変形例6)上記実施形態1では、画素電極17の形状が矩形状であるとしたが、これに限定されない。例えば、画素電極17の角部が丸みを帯びた略矩形状でもよいし、多角形や円、楕円状であってもよい。また、矩形や楕円の一部に凸部が設けられたような構造であってもよい。そしてこの凸部に画素回路16と接続する接続部を設けてもよい。画素電極17の形状がどのようなものであっても、画素電極17の周縁部40において発光に不具合が生じる発光素子15については画素電極17の周縁部40の大部分(50%以上)を絶縁層29が覆う構成とすればよい。そして、画素電極17の周縁部40において発光の不具合が生じない、あるいはその影響が小さい発光素子15の画素電極17の周縁部40は大部分(50%以上)を絶縁層29が覆わない構成とすればよい。換言すれば、周縁部40において発光の不具合が生じない、あるいはその影響が小さい発光素子15の画素電極17の周縁部は、50%未満が絶縁層29により覆われるようにすればよい。これにより、表示品位に優れた高輝度な発光装置とすることができる。
また、絶縁層29に設けられた第1の開口31、第2の開口32の形状もどのようなものであってもよい。図3(a)に示したように矩形状であってもよいし、矩形の角部が丸みを帯びていてもよい。多角形や円、楕円状であってもよい。矩形や楕円の一部に凹部や凸部が設けられたような形状であってもよい。
(実施形態3)
<電子機器>
次に、本実施形態の電子機器について図9を参照して説明する。図9は電子機器としてのヘッドマウントディスプレイを示す概略斜視図である。
図9に示すように、本実施形態の電子機器としてのヘッドマウントディスプレイ1000は、左右の目に対応して設けられた2つの表示部1001を有している。観察者はヘッドマイントディスプレイ1000を眼鏡のように頭部に装着することにより、表示部1001に表示された文字や画像などを見ることができる。例えば、左右の表示部1001に視差を考慮した画像を表示すれば、立体的な映像を見て楽しむこともできる。
表示部1001には、上述した有機EL装置1が搭載されている。したがって、色ずれが少なく、表示品位に優れたヘッドマウントディスプレイ1000とすることができる。また、開口率が高いため、単位面積あたりの輝度が高いヘッドマウントディスプレイ1000とすることができる。
ヘッドマウントディスプレイ1000は、2つの表示部1001を有することに限定されず、左右のいずれかに対応させた1つの表示部1001を備える構成としてもよい。
なお、上記有機EL装置1が搭載された電子機器は、ヘッドマウントディスプレイ1000に限定されない。例えば、ヘッドアップディスプレイ、パーソナルコンピューターや携帯型情報端末、ナビゲーター、ビューワーなどの表示部を有する電子機器が挙げられる。
1…発光装置としての有機EL装置、10…基板、13…画素、14,14R,14G,14B…サブ画素、15,15R,15G,15B…発光素子、16,16R,16G,16B…画素回路、17,17R,17G,17B…画素電極、18…対向電極、19…機能層、27…反射層、28…層間絶縁層、29…絶縁層、30…コンタクトホール、31…第1の開口、32…第2の開口、40…周縁部、41…第1の端部、42…第2の端部、43…第3の端部、44…第4の端部、45…第5の端部、46…第6の端部、1000…電子機器としてのヘッドマウントディスプレイ。

Claims (12)

  1. 基板と、
    前記基板の第1の面上に配置され、第1画素電極と、対向電極と、前記第1画素電極と前記対向電極との間に発光層を含む機能層とを有する第1の光を放出すべき第1発光素子と、
    前記第1の面上に配置され、第2画素電極と、対向電極と、前記第2画素電極と前記対向電極との間に発光層を含む機能層とを有する第2の光を放出すべき第2発光素子と、
    前記第1画素電極及び前記第2画素電極を介して前記第1の面と前記機能層との間に配置され、前記第1画素電極を露出させる第1の開口と、前記第2画素電極を露出させる第2の開口とが設けられた絶縁層と、を有し、
    前記第1の開口は、前記絶縁層が前記第1画素電極の周端部のうち50%以上を覆うことにより構成され、
    前記第2の開口は、前記絶縁層が前記第2画素電極の周端部のうち50%未満を覆うことで構成されていることを特徴とする発光装置。
  2. 前記第1画素電極及び前記第2画素電極は、第1の方向における長さよりも前記第1の方向に交差する第2の方向における長さが短い平面形状であり、
    前記第1の開口は、前記絶縁層が前記第1画素電極の周縁部のうち少なくとも前記第1の方向に沿った端部を覆って構成され、
    前記第2の開口は、前記絶縁層が前記第2画素電極の周縁部のうち前記第2の方向に沿った端部の少なくとも一部を覆って構成されていることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記第1の面と前記第1画素電極との間に配置され、前記第1発光素子の駆動を制御する第1画素回路と、
    前記第1画素電極と前記第1画素回路とを接続する第1接続部と、
    前記第1の面と前記第2画素電極との間に配置され、前記第2発光素子の駆動を制御する第2画素回路と、
    前記第2画素電極と前記第2画素回路とを接続する第2接続部と、を有し、
    前記絶縁層は前記第1接続部及び前記第2接続部と重なって形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 前記第1接続部は、前記第1画素電極の周端部のうち前記第2の方向に沿った端部側に配置され、
    前記第2接続部は、前記第2画素電極の周端部のうち前記第2の方向に沿った端部側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記第2画素電極の厚さは、前記第1画素電極の厚さよりも薄いことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発光装置。
  6. 前記第1の面上に配置され、第3画素電極と、対向電極と、前記第3画素電極と前記対向電極との間に発光層を含む機能層とを有する第3の光を放出すべき第3発光素子を備え、
    前記第2発光素子と前記第3発光素子とは第2の方向に隣り合って配置され、
    前記第2の開口は、前記第2の方向に交差する第1の方向において前記第2画素電極と前記第3画素電極とに跨っており、前記第2画素電極及び第3画素電極の周端部のうち50%未満を覆うことで構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の発光装置。
  7. 前記第1の面と前記第1画素電極及び前記第2画素電極並びに前記第3画素電極との間に配置された反射層を有し、
    前記対向電極は前記機能層から放出される光の一部を透過し一部を反射する半透過反射層であり、
    前記第1発光素子、前記第2発光素子、前記第3発光素子のそれぞれにおいて前記反射層と前記半透過反射層との間で共振器構造が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の発光装置。
  8. 前記第1の面と前記第3画素電極との間に配置され、前記第3発光素子の駆動を制御する第3画素回路と、
    前記第3画素電極と前記第3画素回路とを接続する第3接続部と、を有し、
    前記絶縁層は前記第3接続部と重なることを特徴とする請求項6または7に記載の発光装置。
  9. 前記第3画素電極の厚さは、前記第1画素電極の厚さよりも薄いことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載の発光装置。
  10. 前記第1の面上に配置され、第4画素電極と、対向電極と、前記第4画素電極と前記対向電極との間に発光層を含む機能層とを有する前記第1の光を放出すべき第4発光素子を備え、
    前記第1発光素子と前記第2発光素子とは第2の方向に隣り合って配置され、
    前記第1発光素子と前記第4発光素子とは前記第2の方向と交差する第1の方向に隣り合って配置され、
    前記第1の開口は、前記第2の方向において前記第1画素電極と前記第4画素電極とに跨っており、前記絶縁層が前記第1画素電極及び前記第4画素電極の周端部のうち50%以上を覆うことにより構成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の発光装置。
  11. 前記第1画素電極及び前記第4画素電極は、前記第1の方向における長さよりも前記第2の方向における長さが短い平面形状であり、
    前記第1の開口は、前記絶縁層が前記第1画素電極及び前記第4画素電極の周端部のうち前記第1の方向に沿った端部を覆い、前記第2の方向に沿った端部のうち前記第1の方向において隣り合う端部を覆わずに構成されていることを特徴とする請求項10に記載の発光装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の発光装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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