JP2014026825A - バッテリ冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両走行中など、大きな冷却能力を必要とする時に、十分な冷却能力を得ると共に、車両停止後に省エネでバッテリの冷却を可能にする。
【解決手段】熱交換ブロック12に冷却プレート16が一体形成され、熱交換ブロック12及び冷却プレート16の内部に冷却水導入空間s1、s2が形成されている。冷却プレート16と連通管18とで形成した保持部Aに複数の電池セルEcを保持する。電動車の走行時、熱交換ブロック12内に供給された冷却水w1によって電池セルEcを冷却する。電動車の停止後、熱交換ブロック12内に少量の冷却水w1を封入して熱交換ブロック12内を減圧し、冷却水w1の気化潜熱で電池セルEcの熱を吸収し、電池セルEcを冷却する。気化した水蒸気vはヒートシンク24内で放熱して液化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動車両等に搭載されるバッテリの冷却装置に関する。
電動車両駆動用バッテリは、寒冷地では保温のためバッテリモジュール全体を断熱材で覆う等の保温対策を施す必要がある。しかし、この保温策では、電動車両の走行後に高温となったバッテリが自然冷却されにくくなるという問題がある。一方、走行中のバッテリの温度上昇を防ぐため、冷却水の通路が設けられ、この冷却水通路に冷却水を通水し、バッテリを冷却している。そこで、前記問題に対し、車両の停止後もポンプを作動させ、バッテリの温度上昇を防止する方策が考えられる。しかし、この方策の場合、電力消費も増加するという問題がある。
特許文献1及び特許文献2には、車両に搭載されたバッテリの冷却手段として、ヒートパイプを用いてバッテリを冷却する手段が開示されている。即ち、バッテリの熱を吸収する吸熱部と、放熱フィンやヒートシンクが付設された放熱部とを有するヒートパイプをバッテリに設け、該吸熱部でバッテリの熱を吸収することで、バッテリを冷却している。
特開2005−349955号公報 特開2006−210245号公報
ヒートパイプを用いた冷却手段は、特に動力を必要としないため、ポンプによりバッテリに冷却水を通水する手段と比べて、省エネとなる利点がある。しかし、冷却水を通水する手段と比べて、冷却能力の点で劣るため、車両の走行中など、大きな冷却能力を必要とするとき、十分な冷却能力を得ることは困難である。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、車両に搭載されたバッテリを冷却するバッテリ冷却装置において、車両の走行中など、大きな冷却能力を必要とする時に十分な冷却能力を得ることができると共に、車両の停止後に省エネでバッテリの冷却を可能にすることを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明のバッテリ冷却装置は、外表面に前記バッテリを構成するバッテリモジュールを保持する保持部を有すると共に、内部に冷却媒体導入空間を有する熱交換ブロックと、熱交換ブロックに冷却媒体を供給する冷却媒体供給路及び該冷却媒体供給路に設けられた供給ポンプと、冷却媒体供給路に接続され、該冷却媒体流供給路を介して熱交換ブロックの内部を減圧する真空ポンプとを備え、熱交換ブロックに冷却媒体を供給し、冷却媒体の顕熱でバッテリモジュールを冷却する第1冷却モードと、真空ポンプで熱交換ブロックの内部を減圧し、ヒートパイプ作用でバッテリモジュールを冷却する第2冷却モードを具備するものである。
車両の走行時又は急速充電時等のように、バッテリに対して大きな冷却能力を必要とする時、熱交換ブロックに冷却媒体を供給し、該冷却媒体の顕熱でバッテリモジュールを冷却する第1冷却モードを行う。そして、車両が走行した後の停止時など、比較的小さな冷却能力で済む場合は、真空ポンプで熱交換ブロックの内部を減圧し、ヒートパイプ作用でバッテリモジュールを冷却する第2冷却モードを行う。
第2冷却モードでは、熱交換ブロック内に少量の冷却媒体を封入した状態で、熱交換ブロック内を減圧することで、熱交換ブロック内の冷却媒体の沸点を下げる。そして、冷却媒体の気化潜熱でバッテリモジュールを冷却する。気化した冷却媒体は放熱部に移動し、放熱部で放熱して液化し、液化した冷却媒体は再びバッテリモジュールの熱を吸収して気化する。この挙動を繰り返すヒートパイプ作用でバッテリモジュールを冷却する。
これによって、車両の走行時あるいはバッテリの急速充電時等、バッテリに対して大きな冷却能力を必要とする時、冷却媒体の顕熱によって十分な冷却能力を得ることができると共に、車両走行後の停止時等、比較的小さな冷却能力で済む場合には、ヒートパイプ作用により省エネでバッテリの冷却を可能にする。
本発明において、熱交換ブロックは、バッテリモジュールの熱を吸収して気化した冷却媒体が上昇する気化冷却媒体流路が上下方向に沿って内部に形成された本体ブロックと、本体ブロックの上端に設けられたヒートシンクと、ヒートシンクの下方で互いに間隔を置いて本体ブロックから水平方向へ延設され、気化冷却媒体流路と連通する内部空間が形成された複数の板状ケーシングと、複数の板状ケーシング間に架設され、板状ケーシングの内部空間同士を上下に連通させる連通管とを有し、板状ケーシングと連通管とで囲まれる領域にバッテリモジュールを保持すると共に、板状ケーシングと連通管とで、気化冷却媒体流路の上部域で冷却され液化した液化冷却媒体が重力で流下する液化冷却媒体流路を形成するようにするとよい。
このように、気化冷却媒体流路と液化冷却媒体流路とを別々に設けたことで、熱交換ブロックの内部で、吸熱領域と放熱領域との間の冷却媒体の循環を円滑にすることができる。そのため、熱交換ブロックの冷却能力を向上できる。また、バッテリモジュールの保持部を板状ケーシングと連通管とで形成できるので、別に保持手段を設ける必要がなくなり、熱交換ブロックの構成を簡素化できる。また、内部に液化冷却媒体が流れる板状ケーシング及び連通管にバッテリモジュールを直接保持するので、バッテリモジュールの冷却効果を向上できる。
前記構成に加えて、連通管を板状ケーシングの中央域及び両端域に交互に配置するとよい。これによって、液化冷却媒体流路をジグザグ状に形成できるので、板状ケーシングの全域に液化冷却媒体を均一に分配できる。そのため、液化冷却媒体によるバッテリモジュールの冷却効果を向上できる。
本発明において、バッテリモジュールの温度を検出する温度センサと、車両が走行後停止し、その時、温度センサの検出値が閾値を超えていたとき、真空ポンプを作動させ、熱交換ブロックにヒートパイプ作用を開始させる制御装置とを備えているとよい。これによって、車両停止後のバッテリの温度に応じて、バッテリを冷却する必要があるときに、熱交換ブロックに自動的にヒートパイプ作用を行わせることができる。
本発明によれば、車両の走行中など、バッテリに対して大きな冷却能力を必要とする時、冷却水の顕熱によって十分な冷却能力を得ることができると共に、車両が走行した後の停止時には、ヒートパイプ作用によって省エネでバッテリの冷却が可能になる。
本発明の一実施形態に係るバッテリ冷却装置の熱交換ブロックの斜視図である。 前記熱交換ブロックの斜視図である。 前記熱交換ブロックの断面図である。 前記バッテリ冷却装置の配管系を示す系統図である。 前記バッテリ冷却装置の操作手順を示すフロー図である。 前記バッテリ冷却装置の冷却水による冷却工程を示す系統図である。 前記バッテリ冷却装置の排水工程を示す系統図である。 前記バッテリ冷却装置の減圧工程を示す系統図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
本発明を電動車に搭載された電動車駆動用バッテリの冷却に適用した一実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。図1は本実施形態のバッテリ冷却装置10の一部を構成する熱交換ブロック12に、バッテリBを構成する複数の電池セルEcを取り付けた状態を示す。図2は熱交換ブロック12を示す。図3は、熱交換ブロック12の内部構造を示す。図3に示すように、熱交換ブロック12の内部は、全体に亘って冷却水導入空間s1が形成されている。
図2において、熱交換ブロック12は、中央に位置し上下方向に配置されて厚みのある板状のジャケット14と、ジャケット14に対し直角方向に交差するように配置された複数の冷却プレート16とが一体形成されている。冷却プレート16は水平方向へ配置され、ジャケット14の両側に上下方向に互いに間隔を置いて設けられている。冷却プレート16間の間隔は、1個の電池セルEcが挿入可能な大きさとなっている。冷却プレート16の内部は冷却水導入空間s2が形成されており、該冷却水導入空間s2は、ジャケット14の内部に形成された冷却水導入空間s1と連通している。各冷却プレート16は、小径の連通管18で上下方向に接続されている。連通管18の内部は冷却プレート16の冷却水導入空間s2と連通している。
上方から順に冷却水流出管22、冷却水流入管20及び冷却水排出管23が水平方向に配置され、これらの管はジャケット14の側端面に接続されている。連通管18は、各冷却プレート16の冷却水導入空間s2を連通させるもので、各冷却プレート16の両端及び中央に交互に千鳥足状に配置されている。冷却プレート16間及び連通管18間に電池セルEcを収納保持する保持部Aが形成されている。
図3において、熱交換ブロック12の内部には、中央に上下方向に配置され、広い断面積を有する中央流路12aが形成されている。冷却水流入管20から流入した冷却水w1は、熱交換ブロック12、冷却プレート16及び連通管18の内部を通り、冷却水流出管22から流出する。
図1に示すように、一部の電池セルEcには、電池セルEcの温度を検出する温度センサ28が設けられている。複数の電池セルEcは、熱交換ブロック12の外壁に接し、且つ冷却プレート16の上面に接した状態で保持部Aに保持される。その際、電池セルEcの保持位置は連通管18によって位置決めされる。熱交換ブロック12は、電池セルEcの数に応じて複数個設けるようにしてもよい。また、寒冷地では、電池セルEcを保温するため、断熱材26で被覆される。ジャケット14の上部部位14a及び該上部部位14aに一体形成された最上段の冷却プレート16aは、断熱材24の外側に配置され、ヒートシンク24を構成している。冷却水流入管20から熱交換ブロック12に冷却水w1が供給され、熱交換ブロック12に保持された電池セルEcを冷却する。
次に、熱交換ブロック12に冷却水w1を供給する配管系の構成を図4により説明する。図4において、冷却水流入管20及び冷却水流出管22には冷却水循環路30が接続され、冷却水循環路30には、冷却水w1を貯留するリザーバタンク32、及び冷却水w1を矢印方向へ循環させるウォータポンプ34が介設されている。
冷却水循環路30のウォータポンプ34より上流側部位から分岐路36が分岐し、分岐路36は冷却水排出管23に接続されている。分岐路36にタンク38が設けられ、タンク38の上部にはタンク38内の気相域を外部に連通させる大気開放路40が設けられている。冷却水排出管23は、熱交換ブロック12の冷却水封入量が30%程度となる高さに配置されている。冷却水循環路30のリザーバタンク32より上流側部位には大気開放路42が分岐し、大気開放路42には管路44を介して真空ポンプ46が接続されている。各管路には夫々開閉弁50、52,54,56,58及び60が介設されている。タンク38はウォータポンプ34より高い位置に設定され、大気開放路40及び42の開放端はリザーバタンク32より高い位置に配置されている。
また、電動車の運転室(図示省略)に、制御装置64が設けられている。制御装置64には電動車のイグニッション・スィッチ62のオンオフ信号及び温度センサ28の検出値が入力され、制御装置64によって前記各開閉弁の動作及びウォータポンプ34、真空ポンプ46の稼働を制御する。また、制御装置64は、電動車が停止した後、温度センサ28の検出値が閾値を超えていたとき、真空ポンプ46を作動させ、熱交換ブロック12の内部を減圧してヒートパイプ作用を開始させる。即ち、熱交換ブロック12内を減圧させ、冷却水w1の気化潜熱で電池セルEcの熱を吸収させる。
次に、バッテリ冷却装置10の作動手順を図5のフロー図に沿って説明する。図6は冷却水w1による冷却工程(第1冷却モード)を示す。即ち、イグニッション・スィッチ62がオンされ(S10)、電動車が走行を開始したか、あるいは急速充電中のとき(S12)、バッテリ冷却装置10は、図6に示す状態にある。熱交換ブロック12には冷却水流出管22より高い水位Lまで冷却水w1が充填され、開閉弁56及び58は開放され、開閉弁50,52、54及び60が閉じられている。ウォータポンプ34が稼働し(S16)、リザーバタンク32内の冷却水w1は循環路30を循環し、冷却水流入管20から熱交換ブロック12に流入する。
熱交換ブロック12に流入した冷却水w1は、熱交換ブロック12の冷却水導入空間s1及び冷却プレート16の冷却水導入空間s2を流れ、途中電池セルEcを冷却しながら、冷却水流出管22から循環路30に流出する。
電動車が停止し、イグニッション・スィッチ62がオフとなったとき(S16)、温度センサ28で検出されるバッテリ温度Tbと閾値Tsとを比較する(S18)。Tb≦Tsのとき、バッテリBを冷却する必要がないので、バッテリ冷却装置10を停止させる(S30)。Tb>Tsのとき、バッテリBを閾値Ts以下に冷却するため、ヒートパイプ作用によるバッテリ冷却工程(第2冷却モード)を開始する。
この第2冷却モード開始時のバッテリ冷却装置10の状態を図7に示す。開閉弁52、56及び58が閉じられ、開閉弁50、54及び60が開放されている。熱交換ブロック12内の冷却水w1は、冷却水排出管23からタンク38に自然排出され、熱交換ブロック12内の冷却水wの水位Lは冷却水排出管23の位置まで下げられる。これで熱交換ブロック12内の冷却水w1の封入量は30%程度となる(S20)。次に、図8に示すように、開閉弁50、54,56,58及び68を閉じ、開閉弁52を開放した後、真空ポンプ46を稼働させ、熱交換ブロック12の内部を減圧する(S22)。熱交換ブロック12の内部を所定圧まで減圧した後、真空ポンプ46を停止させる(S24)。この状態で、熱交換ブロック12の内部でヒートパイプ作用が開始される(S26)。
図3に示すように、熱交換ブロック12内の冷却水w1は、電池セルEcの熱を吸収して水蒸気vとなる。水蒸気vは、中央流路12aを通って上昇し、ヒートシンク24の内部で、ヒートシンク24の冷却効果で冷却され液化する。液化した凝縮水w2は、冷却プレート16と連通管18とでジグザグ状に形成された流路を通り、途中電池セルEcを冷却しながら、重力によりジャケット14の下部まで下降する。
バッテリ温度Tbが閾値Ts以下となるまで、熱交換ブロック12のヒートパイプ運転を続ける(S28)。バッテリ温度Tbが閾値Ts以下となったら、各開閉弁の開閉状態を図6に示す状態に戻し、ウォータポンプ34を作動させ、タンク38内の冷却水w1を熱交換ブロック12に戻す(S30)。これによって、熱交換ブロック12内の減圧状態を解除し、バッテリ冷却装置10のヒートパイプ作用を停止させる(S32)。冷却水w1が不足する場合、リザーバタンク32内の冷却水w1を熱交換ブロック12に補充する。
なお、熱交換ブロック12内の減圧状態を解除せず、ヒートシンク作用をそのまま続行させてもよい。あるいは制御装置64にタイマを設け、一定時間経過後に、該タイマによってウォータポンプ34を作動させ、ヒートシンク作用を解除させるようにしてもよい。
本実施形態によれば、電動車の走行時あるいはバッテリBに急速充填を行う時には、冷却水w1の顕熱を利用した第1冷却モードを行うことで、バッテリBに対して十分な冷却能力を得ることができる。また、電動車が停止した後では、熱交換ブロック12のヒートパイプ作用を利用した第2冷却モードで、バッテリBを閾値Ts以下に冷却できると共に、消費電力を節減できる。
また、熱交換ブロック12の内部では、水蒸気vが上昇する中央流路12aと、中央流路12aの両側に配置され、凝縮水w2が下降する2系統の循環路を形成しているので、冷却媒体の循環を円滑にすることができる。従って、熱交換ブロック12の冷却効果を高く保持できる。また、電池セルEcの保持部Aを冷却プレート16と連通管18とで形成できるので、別に保持手段を設ける必要がなくなり、熱交換ブロック12の構成を簡素化できる。また、内部に凝縮水w2が流れる冷却プレート16及び連通管18に電池セルEcを直接保持するので、電池セルEcの冷却効果を向上できる。
また、凝縮水w2が冷却プレート16と管路18とで形成されるジグザグ状の流路を下降するので、電池セルEcとの熱交換量を増大でき、大きな冷却効果を得ることができる。さらに、電動車の停止後、電池セルEcの温度が閾値Tsを超えていたら、制御装置64によって、自動的に熱交換ブロック12のヒートパイプ作用を行わせることができる。
前記実施形態は、冷却媒体として冷却水を用いているが、別な冷却媒体、例えば、アルコール(例えばメタノール、エタノール等)を用いてもよい。
本発明によれば、車両走行中など、バッテリに対して大きな冷却能力を必要とする時に十分な冷却能力を得ることができると共に、車両停止後に省エネでバッテリを冷却できるバッテリ冷却装置を実現できる。
10 バッテリ冷却装置
12 熱交換ブロック
12a 中央流路(気化冷却媒体流路)
14 ジャケット(本体ブロック)
16 冷却プレート(板状ケーシング)
18 連通管
20 冷却水流入管
22 冷却水流出管
23 冷却水排出管
24 ヒートシンク
26 断熱材
28 温度センサ
30 冷却水循環路(冷却媒体供給路)
32 リザーバタンク
34 ウォータポンプ
36 分岐路
38 タンク
40,42 大気開放路
44 管路
46 真空ポンプ
50,52,54,56,58,60 開閉弁
62 イグニッション・スィッチ
64 制御装置
A 保持部
B バッテリ
Ec 電池セル(バッテリモジュール)
s1、s2 冷却水導入空間
v 水蒸気
w1 冷却水
w2 凝縮水

Claims (5)

  1. 車両に搭載されたバッテリを冷却するバッテリ冷却装置において、
    外表面に前記バッテリを構成するバッテリモジュールを保持する保持部を有すると共に、内部に冷却媒体導入空間を有する熱交換ブロックと、
    前記熱交換ブロックに冷却媒体を供給する冷却媒体供給路及び該冷却媒体供給路に設けられた供給ポンプと、
    該冷却媒体供給路に接続され、該冷却媒体流供給路を介して前記熱交換ブロックの内部を減圧する真空ポンプとを備え、
    前記熱交換ブロックに冷却媒体を供給し、該冷却媒体の顕熱で前記バッテリモジュールを冷却する第1冷却モードと、前記真空ポンプで前記熱交換ブロックの内部を減圧し、ヒートパイプ作用で前記バッテリモジュールを冷却する第2冷却モードとを具備することを特徴とするバッテリ冷却装置。
  2. 前記熱交換ブロックは、
    前記バッテリモジュールの熱を吸収して気化した冷却媒体が上昇する気化冷却媒体流路が上下方向に沿って内部に形成された本体ブロックと、
    前記本体ブロックの上端に設けられたヒートシンクと、
    前記ヒートシンクの下方で互いに間隔を置いて前記本体ブロックから水平方向へ延設され、前記気化冷却媒体流路と連通する内部空間が形成された複数の板状ケーシングと、
    前記複数の板状ケーシング間に架設され、該板状ケーシングの内部空間同士を上下に連通させる連通管とを有し、
    前記保持部を前記板状ケーシングと前記連通管とで囲まれる領域に形成すると共に、前記板状ケーシングと前記連通管とで前記気化冷却媒体流路の上部域で冷却され液化した液化冷却媒体が重力で流下する液化冷却媒体流路を形成するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のバッテリ冷却装置。
  3. 前記連通管が前記板状ケーシングの中央域及び両端域に交互に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のバッテリ冷却装置。
  4. 車両の走行時又は急速充電時に前記第1冷却モードを行い、車両が走行した後の停止時に前記第2冷却モードを行うことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のバッテリ冷却装置。
  5. 前記バッテリモジュールの温度を検出する温度センサと、
    前記車両が停止した時、前記温度センサの検出値が閾値を超えていたら、前記真空ポンプを作動させ、前記熱交換ブロックにヒートパイプ作用を開始させる制御装置とを備えていることを特徴とする請求項4に記載のバッテリ冷却装置。
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