JP2014026426A - 監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】火災警報器の警報機能を利用した火災監視と防犯監視の両方を可能とする。
【解決手段】住宅18の部屋に配置した住警器10−1〜10−4は、火災を検知して連動元を示す火災警報を出力すると共に火災連動信号を他の住警器へ送信して連動先を示す火災警報を出力させる。住警器10−1〜10−4との通信可能領域となる室内や屋外に、侵入者の侵入に伴う侵入異常を検知して侵入検知信号を送信する開閉検知器12−1,12−2や人感センサ14−1,14−2などの防犯検知器を配置し、防犯検知器からの侵入検知信号を住警器10−1〜10−4で受信した場合に防犯警報を出力する。住警器10−1〜10−4に対する防犯監視の警戒モードの設定と解除は、リモコン装置16の操作、又は住警器10−1〜10−4の何れかの操作で行う。
【選択図】図1
【解決手段】住宅18の部屋に配置した住警器10−1〜10−4は、火災を検知して連動元を示す火災警報を出力すると共に火災連動信号を他の住警器へ送信して連動先を示す火災警報を出力させる。住警器10−1〜10−4との通信可能領域となる室内や屋外に、侵入者の侵入に伴う侵入異常を検知して侵入検知信号を送信する開閉検知器12−1,12−2や人感センサ14−1,14−2などの防犯検知器を配置し、防犯検知器からの侵入検知信号を住警器10−1〜10−4で受信した場合に防犯警報を出力する。住警器10−1〜10−4に対する防犯監視の警戒モードの設定と解除は、リモコン装置16の操作、又は住警器10−1〜10−4の何れかの操作で行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、監視領域の火災等の異常を検知して警報音を出力する警報器に、不審者の侵入に伴う異常を検知する防犯検知器を連携させる監視システムに関する。
従来、住宅等における火災を検知して警報する警報器が普及している。このうち、住宅用火災警報器を住警器と言う。
例えば、このような住警器にあっては、電池電源で動作し、住警器内に火災を検知するセンサ部と火災を警報する警報部を一体に備え、センサ部の検出信号に基づき火災を検知すると警報部から所定パターンの火災警報音を出力するようにしており、所謂自動火災報知設備のように受信機等を必要とせず住警器単体で火災監視と警報報知ができることから、設置が簡単でコスト的にも安価であり、一般住宅での設置義務化に伴い広く普及している。
また、複数の住警器間で無線通信を行うことによって、任意の住警器で火災警報音が出力されると、他の住警器でも連動して火災警報音を出力させる無線連動型の住警器を用いた火災監視システムも実用化され、普及している。
一方、住宅等における不審者の侵入を検知して警報する防犯監視システムも普及している。防犯監視システムは、外に面した部屋の窓などに防犯検知器として、例えばマグネット式の開閉検知器を設置し、外出する場合には、居間等に設置した監視装置を警戒モードにセットして監視状態とし、監視状態で不審者が窓を開けて中に侵入しようとすると、開閉検知器が窓の開放を検知して異常検知信号を監視装置に無線送信し、これを受信して監視装置は大音量の警報音を出力して威嚇することで、不審者の侵入を未然に防ぐようにしている。
ところで、このような従来の無線連動型の住警器を用いた火災監視システムと、無線通信機能を備えた防犯検知器を用いた防犯監視システムは、背景と目的が異なることから、それぞれ別々のシステムとして開発が推し進められてきた。特に、火災を検知して警報する火災監視システムにあっては、法的な設置の義務化に伴い様々なシステムが開発され普及が始まっている。
このため、近い将来、家庭という同じ環境の中に、無線ネットワークを利用した火災監視システムと別の無線ネットワークを利用した防犯監視システムが別々に存在して機能することになる。このため火災監視システムと防犯監視システムについて例えば無線による家庭内での近距離ネットワークを共通にするといったような統合化が考えられる。しかし、両者の背景および目的が大きく相違し、また製品規格もそれぞれ固有のものがあり、統合化するためには工夫を要する。
本発明は、火災警報器による警報機能を防犯警報にも利用することで、防犯検知器との連携により防犯監視機能を簡単に追加可能とする監視システムを提供することを目的とする。
(監視システム)
本発明は、所定の監視領域に配置され、火災を検知して連動元を示す火災警報を出力すると共に火災連動信号を他の火災警報手段へ送信し、他の火災警報手段から火災連動信号を受信した場合に連動先を示す火災警報を出力すると共に当該火災連動信号を中継送信する火災警報手段を備えた監視システムに於いて、
火災警報手段の通信可能領域に、不審者の侵入に伴う侵入異常を検知して侵入検知信号を送信する防犯検知手段を配置し、当該防犯検知手段からの侵入検知信号を火災警報手段で受信した場合に、所定の時間後に防犯警報を出力することを特徴とする。
本発明は、所定の監視領域に配置され、火災を検知して連動元を示す火災警報を出力すると共に火災連動信号を他の火災警報手段へ送信し、他の火災警報手段から火災連動信号を受信した場合に連動先を示す火災警報を出力すると共に当該火災連動信号を中継送信する火災警報手段を備えた監視システムに於いて、
火災警報手段の通信可能領域に、不審者の侵入に伴う侵入異常を検知して侵入検知信号を送信する防犯検知手段を配置し、当該防犯検知手段からの侵入検知信号を火災警報手段で受信した場合に、所定の時間後に防犯警報を出力することを特徴とする。
(可搬端末手段による警戒設定と解除)
本発明の監視システムは、更に、所定の設定操作の受付けを検知した場合に、所定の時間後に警戒設定信号を送信し、所定の解除操作の受付けを検知した場合に警戒解除信号を送信する可搬端末手段を設け、
火災警報手段は、可搬端末手段から警戒設定信号を受信した場合に防犯警報の出力を可能とする警戒モードを設定し、可搬端末手段から警戒解除信号を受信した場合に警戒モードを解除して防犯警報の出力を禁止する。
本発明の監視システムは、更に、所定の設定操作の受付けを検知した場合に、所定の時間後に警戒設定信号を送信し、所定の解除操作の受付けを検知した場合に警戒解除信号を送信する可搬端末手段を設け、
火災警報手段は、可搬端末手段から警戒設定信号を受信した場合に防犯警報の出力を可能とする警戒モードを設定し、可搬端末手段から警戒解除信号を受信した場合に警戒モードを解除して防犯警報の出力を禁止する。
(火災警報手段の操作による警戒設定と解除)
火災警報手段は、所定の設定操作の受付けを検知した場合に、所定の時間後に防犯警報の出力を可能とする警戒モードを設定すると共に警戒設定信号を他の火災警報手段へ送信して警戒モードを設定させ、所定の解除操作の受付けを検知した場合に警戒モードを解除して防犯警報の出力を禁止すると共に警戒解除信号を他の火災警報手段へ送信して警戒モードを解除させる。
火災警報手段は、所定の設定操作の受付けを検知した場合に、所定の時間後に防犯警報の出力を可能とする警戒モードを設定すると共に警戒設定信号を他の火災警報手段へ送信して警戒モードを設定させ、所定の解除操作の受付けを検知した場合に警戒モードを解除して防犯警報の出力を禁止すると共に警戒解除信号を他の火災警報手段へ送信して警戒モードを解除させる。
(可搬端末手段の操作による防犯検知手段の検知設定と解除)
本発明の監視システムは、更に、所定の設定操作の受付けを検知した場合に警戒設定信号を送信し、所定の解除操作の受付けを検知した場合に警戒解除信号を送信する可搬端末手段を設け、
防犯検知手段は、可搬端末手段から警戒設定信号を受信した場合に侵入異常を検知する警戒モードを設定し、可搬端末手段から警戒解除信号を受信した場合に警戒モードを解除して侵入異常の検知を禁止する。
本発明の監視システムは、更に、所定の設定操作の受付けを検知した場合に警戒設定信号を送信し、所定の解除操作の受付けを検知した場合に警戒解除信号を送信する可搬端末手段を設け、
防犯検知手段は、可搬端末手段から警戒設定信号を受信した場合に侵入異常を検知する警戒モードを設定し、可搬端末手段から警戒解除信号を受信した場合に警戒モードを解除して侵入異常の検知を禁止する。
(火災警報手段の操作による防犯検知手段の検知設定と解除)
火災警報手段は、所定の設定操作の受付けを検知した場合に警戒設定信号を送信し、所定の解除操作の受付けを検知した場合に警戒解除信号を送信し、
防犯検知手段は、火災警報手段から警戒設定信号を受信した場合に侵入異常を検知する防犯警戒モードを設定し、火災警報手段から警戒解除信号を受信した場合に防犯警戒モードを解除して侵入異常の検知を禁止する。
火災警報手段は、所定の設定操作の受付けを検知した場合に警戒設定信号を送信し、所定の解除操作の受付けを検知した場合に警戒解除信号を送信し、
防犯検知手段は、火災警報手段から警戒設定信号を受信した場合に侵入異常を検知する防犯警戒モードを設定し、火災警報手段から警戒解除信号を受信した場合に防犯警戒モードを解除して侵入異常の検知を禁止する。
(センサ異常時の警戒設定中止)
火災警報手段は、所定の設定操作の受付けを検知した場合に、防犯検知手段から侵入検知信号が無いことを確認した後に、防犯警報の出力を可能とする警戒モードを設定し、防犯検知手段に異常があった場合は、警戒モードへの移行を停止する。
火災警報手段は、所定の設定操作の受付けを検知した場合に、防犯検知手段から侵入検知信号が無いことを確認した後に、防犯警報の出力を可能とする警戒モードを設定し、防犯検知手段に異常があった場合は、警戒モードへの移行を停止する。
(基本的な効果)
本発明の監視システムによれば、火災警報手段により監視領域の火災を検知して火災警報を出力する以外に、火災警報手段の通信可能領域に設置した防犯検知手段により不審者の侵入に伴う侵入異常を検知した場合に、侵入検知信号を火災警報手段へ送信して防犯警報を出力するようにしたため、防犯警報を出力するための専用の防犯監視装置が不要となり、火災警報手段との通信機能を備えた防犯検知器を追加配置するだけで、火災警報システムによる無線通信環境と警報機能を利用して、簡単且つ容易に、防犯監視機能を備えた監視システムを構成することができ、一つの監視システムで火災と防犯の両方を監視することができる。
本発明の監視システムによれば、火災警報手段により監視領域の火災を検知して火災警報を出力する以外に、火災警報手段の通信可能領域に設置した防犯検知手段により不審者の侵入に伴う侵入異常を検知した場合に、侵入検知信号を火災警報手段へ送信して防犯警報を出力するようにしたため、防犯警報を出力するための専用の防犯監視装置が不要となり、火災警報手段との通信機能を備えた防犯検知器を追加配置するだけで、火災警報システムによる無線通信環境と警報機能を利用して、簡単且つ容易に、防犯監視機能を備えた監視システムを構成することができ、一つの監視システムで火災と防犯の両方を監視することができる。
(外出する場合の警戒モードの設定と帰宅した場合の解除による効果)
また、警戒モードの設定と解除を、可搬端末手段(リモコン装置)の操作により可能とすることで、外出する場合には可搬端末の設定操作により警戒モードを設定し、また帰宅した場合には、可搬端末手段の解除操作により警戒モードを解除するという防犯監視に必要な動作状態の切替えを適切に行うことができる。
また、警戒モードの設定と解除を、可搬端末手段(リモコン装置)の操作により可能とすることで、外出する場合には可搬端末の設定操作により警戒モードを設定し、また帰宅した場合には、可搬端末手段の解除操作により警戒モードを解除するという防犯監視に必要な動作状態の切替えを適切に行うことができる。
(就寝する場合の警戒モードの設定と起床した場合の解除による効果)
また、警戒モードの設定と解除を、火災警報手段(住警器)の操作により可能とすることで、就寝する場合に火災警報手段の設定操作により警戒モードを設定し、また起床した場合には、火災警報手段の解除操作により警戒モードを解除するという防犯監視に必要な動作状態の切替えを適切に行うことができる。この場合の警戒モードの設定操作と解除操作は、火災警報手段を設置している場所(部屋)であれば、どこでも警戒モードの設定操作と解除操作を行うことができ、従来の盗難監視システムが防犯監視装置を設置した一箇所でしか警戒モードの設定操作と解除操作ができなかった場合に比べ、防犯監視するための使い易さを向上することができる。勿論、就寝する場合の警戒モードの設定操作と起床した場合の解除操作は、可搬端末手段を使用して行うことも可能である。
また、警戒モードの設定と解除を、火災警報手段(住警器)の操作により可能とすることで、就寝する場合に火災警報手段の設定操作により警戒モードを設定し、また起床した場合には、火災警報手段の解除操作により警戒モードを解除するという防犯監視に必要な動作状態の切替えを適切に行うことができる。この場合の警戒モードの設定操作と解除操作は、火災警報手段を設置している場所(部屋)であれば、どこでも警戒モードの設定操作と解除操作を行うことができ、従来の盗難監視システムが防犯監視装置を設置した一箇所でしか警戒モードの設定操作と解除操作ができなかった場合に比べ、防犯監視するための使い易さを向上することができる。勿論、就寝する場合の警戒モードの設定操作と起床した場合の解除操作は、可搬端末手段を使用して行うことも可能である。
[監視システムの構成]
(システム構成の概略)
図1は本発明による監視システムの一例であり、本発明の監視システムは、住宅18に無線連動型の住警器10−1〜10−4を例えば台所、居間、子供部屋、主寝室などの各部屋に配置し、住警器10−1〜10−4との通信可能領域に、防犯検知器として、例えば開閉検知器12−1、12−2と人感センサ14−1,14−2を配置し、更に、防犯監視の警戒モードの設定と解除を行うリモコン装置16を設けている。
(システム構成の概略)
図1は本発明による監視システムの一例であり、本発明の監視システムは、住宅18に無線連動型の住警器10−1〜10−4を例えば台所、居間、子供部屋、主寝室などの各部屋に配置し、住警器10−1〜10−4との通信可能領域に、防犯検知器として、例えば開閉検知器12−1、12−2と人感センサ14−1,14−2を配置し、更に、防犯監視の警戒モードの設定と解除を行うリモコン装置16を設けている。
住警器10−1〜10−4は火災警報手段であり、所定の監視領域に配置され、火災を検知して連動元を示す火災警報を出力すると共に火災連動信号を他の火災警報手段へ送信し、他の火災警報手段から火災連動信号を受信した場合に連動先を示す火災警報を出力すると共に当該火災連動信号を中継送信する。
開閉検知器12−1、12−2と人感センサ14−1,14−2は防犯検知手段であり、住警器10−1〜10−4の通信可能領域に配置し、不審者の侵入に伴う侵入異常を検知して侵入検知信号を送信し、当該侵入検知信号を警戒モードの設定状態にある住警器10−1〜10−4で受信した場合に防犯警報を出力する。
リモコン装置16は、所定の設定操作の受付けを検知した場合に警戒設定信号を送信し、所定の解除操作の受付けを検知した場合に警戒解除信号を送信する可搬端末手段である。
なお、以下の説明にあっては、住警器10−1〜10−4、開閉検知器12−1,12−2及び人感センサ14−1,14−2をそれぞれ区別しない場合は、住警器10、開閉検知器12及び人感センサ14という。
(住警器の配置)
図1において、住宅18の台所、居間、子供部屋、主寝室など各部屋に分けて、住警器10−1〜10−4を設置し、監視システムを構成している。住警器10−1〜10−4は部屋の温度又は煙濃度を観測している。例えば住警器10−1で観測結果が示す温度又は煙濃度に基づいて火災を検知した場合、連動元を示す火災警報音出力と警報表示を行うと共に、火災連動信号を他の住警器10−2〜10−4へ送信し、連動先を示す火災警報音出力と警報表示を行わせる。また住警器10−1は、他の住警器10−2〜10−4の何れかから送信した火災連動信号を受信した場合、連動先を示す火災警報音出力と警報表示を行うと共に、当該火災連動信号を中継送信する。
図1において、住宅18の台所、居間、子供部屋、主寝室など各部屋に分けて、住警器10−1〜10−4を設置し、監視システムを構成している。住警器10−1〜10−4は部屋の温度又は煙濃度を観測している。例えば住警器10−1で観測結果が示す温度又は煙濃度に基づいて火災を検知した場合、連動元を示す火災警報音出力と警報表示を行うと共に、火災連動信号を他の住警器10−2〜10−4へ送信し、連動先を示す火災警報音出力と警報表示を行わせる。また住警器10−1は、他の住警器10−2〜10−4の何れかから送信した火災連動信号を受信した場合、連動先を示す火災警報音出力と警報表示を行うと共に、当該火災連動信号を中継送信する。
住警器10−1〜10−4の間は所定の通信プロトコルに従った点線で示す通信経路となり、住警器10はこの通信経路を介して送信元符号、監視システムに固有なグループ符号、火災、火災復旧、警報停止などを示す事象符号などを含めた形式の火災連動信号を相互に送受信し、また中継する。
(防犯検知器の配置)
図1において、住宅18の外部からの侵入が予想される部屋の窓には開閉検知器12−1、12−2を設置している。開閉検知器12は、検知器本体を窓枠に固定し、これに対向して開閉する窓側にマグネットを配置し、窓を開いた場合のマグネットによる磁気の低下を検知し、そのとき侵入検知信号を無線により住警器10へ送信する。開閉検知器12が送信する侵入検知信号の通信プロトコルは住警器10の場合と同じであり、送信元を示す送信元符号、監視システムに固有なグループ符号、侵入異常を示す事象符号などを含めた形式の侵入検知信号を送信する。
図1において、住宅18の外部からの侵入が予想される部屋の窓には開閉検知器12−1、12−2を設置している。開閉検知器12は、検知器本体を窓枠に固定し、これに対向して開閉する窓側にマグネットを配置し、窓を開いた場合のマグネットによる磁気の低下を検知し、そのとき侵入検知信号を無線により住警器10へ送信する。開閉検知器12が送信する侵入検知信号の通信プロトコルは住警器10の場合と同じであり、送信元を示す送信元符号、監視システムに固有なグループ符号、侵入異常を示す事象符号などを含めた形式の侵入検知信号を送信する。
また、図1においては、人感センサ14−1を住宅18の外壁に配置して例えば塀の内側となる敷地内の監視を行い、また人感センサ14−2をガレージに配置してガレージ内を監視している。人感センサ14は内部の検知素子の位置を起点に扇状に広がった複数本の監視ビーム領域を立体的に設定しており、いずれかの監視ビーム領域を人が通過した場合に人体から発する約10μm付近の波長帯域の赤外線の変化を検知して侵入検知信号を送信し、住警器10の場合と同じ通信プロトコルに従い、送信元符号、グループ符号、侵入異常を示す事象符号などを含めた形式の侵入検知信号を住警器10へ送信する。
リモコン装置16は、利用者が外出する場合に、警戒設定釦を操作することで警戒設定信号を全ての住警器10−1〜10−4へ送信又は中継送信し、当該警戒設定信号を受信した住警器10−1〜10−4に所定の時間が経過した後に警戒モードの設定を行わせ、
また、利用者が帰宅した場合に、警戒解除釦を操作することで、警戒解除信号を住警器10−1〜10−4へ送信又は中継送信して警戒モードの解除させるような使い方をする。
また、利用者が帰宅した場合に、警戒解除釦を操作することで、警戒解除信号を住警器10−1〜10−4へ送信又は中継送信して警戒モードの解除させるような使い方をする。
また、リモコン装置16の操作による警戒モードの設定と解除は、就寝する場合と起床する場合に行うようにしても良い。
また、リモコン装置16は利用者から警戒設定釦の操作を受け付けたときに、リモコン16に内臓された遅延タイマが作動して、所定の時間が経過した後にリモコン装置16から住警器10へ警戒設定信号を送信して警戒モードの設定を行っても良い。
また、遅延タイマを住警器10に内蔵させ、リモコン装置16から警戒設定信号を受信したときに、遅延タイマを作動して、所定の時間が経過した後に警戒を設定するようにしても良い。
このように警戒設定時に遅延タイマを作動させることにより、利用者は警戒設定操作後に玄関を出て戸締まりをおこなえばよく、外出時にリモコン装置16を持ち出す必要は無い。また、利用者が外出時にリモコン装置16を持ち出さずに警戒を設定する場合は、住警器10に警戒解除における遅延タイマによる警報遅延機能を装備させることにより、利用者が帰宅した際に住警器10が侵入検知信号を受信しても、所定の遅延時間以内にリモコン装置16等により警戒解除を行うことで、住警器10から防犯警報を発することはない。
リモコン装置16は、例えば制御部、通信部、操作部を備え、電池電源により動作し、制御部は操作部の警報モードの設定操作又は解除操作を検知した場合、通信部に指示し、警戒設定信号又は警戒解除信号を、住警器10と同じ通信プロトコルに従って送信させる制御を行う。またリモコン装置16に報知部を設け、設定操作又は解除操作により警戒設定信号又は警戒解除信号を送信した場合に、所定の操作音や操作表示を行うようにしても良い。
リモコン装置16の操作により警戒モードに設定された住警器10は、開閉検知器12又は人感センサ14からの侵入検知信号を受信した場合、防犯警報を出力する。これに対しリモコン装置16の操作により警戒モードが解除された住警器10は、開閉検知器12又は人感センサ14からの侵入検知信号を受信しても、防犯警報は出力しない。
また、住警器10の操作部による設定操作と解除操作で、警戒モードの設定と解除を行うことを可能としている。例えば利用者が就寝する場合、住警器10−1〜10−4の何れかで設定操作を行うと、設定操作した住警器自身に警戒モードを設定すると共に警戒設定信号を他の住警器へ送信及び中継送信して警戒モードを設定する。また起床した場合には、住警器10−1〜10−4の何れかで解除操作を行うと、解除操作した住警器自身の警戒モードを解除すると共に警戒解除信号を他の住警器へ送信及び中継送信して警戒モードを解除する。
[住警器10の構成]
図2は住警器10−1の機能構成の概略を示したブロック図であり、他の住警器10−2〜10−4も同様となる。
図2は住警器10−1の機能構成の概略を示したブロック図であり、他の住警器10−2〜10−4も同様となる。
図2において、住警器10−1は、警報制御部20、アンテナ24を接続した通信部22、センサ部26、報知部28、操作部30を備え、図示しない電池電源により動作する。
警報制御部20は、例えばプログラムの実行により実現される機能である。ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路又はワイヤードロジック回路等を使用する。
センサ部26は温度検出部または検煙部である。センサ部26として温度検出部を設けた場合、温度検出素子として例えばサーミスタを使用し、この場合、温度による抵抗値の変化に対応した電圧検出信号を警報制御部20へ出力する。またセンサ部26として検煙部を設けた場合、公知の散乱光式検煙構造をもち、警報制御部20の指示により、所定周期で赤外LEDを用いた発光部を間欠的に発光駆動し、フォトダイオードなどの受光部で受光した散乱光の受光信号を増幅し、煙濃度検出信号を警報制御部20へ出力する。
通信部22は、他の住警器10−2〜10−4との間で所定の通信プロトコルに従って火災連動信号を送受信し、また中継する。この通信プロトコルは、日本国内の場合には、例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30(小電力セキュリティシステム無線局の無線設備標準規格)又はSTD−T67(特定小電力無線局テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用無線設備の標準規格)に準拠する。
報知部28は、スピーカ、LED及びそれぞれの駆動回路を備え、必要に応じ警報制御部20の指示によりスピーカから警報音を出力すると共にLEDにより警報表示を行う。操作部30は警報音及び又は警報表示を停止するための操作を受け付ける警報停止スイッチ、防犯監視の警戒モードの設定操作と解除操作を行うモードスイッチなどの各種スイッチを備える。なお、モードスイッチを設けずに、警報停止スイッチを警報停止中にモードスイッチとして機能させ、警報停止スイッチにより警戒モードの設定操作と解除操作を行うようにしても良い。
警報制御部20は、次の火災警報制御、火災復旧制御、警報停止制御、防犯警報制御、及び人検知報知制御等を行う。
(火災警報制御)
警報制御部20は、センサ部26から出力した温度又は煙濃度の検知信号をAD変換により読み込み、所定の閾値以上の場合に火災を検知し、報知部30から連動元を示す火災警報を出力させる制御を行う。この場合の火災警報として例えば「ピー ピー ピー 火事です 火事です」といった音声メッセージをスピーカから繰り返し出力すると共にLEDを例えば点灯して行う。
警報制御部20は、センサ部26から出力した温度又は煙濃度の検知信号をAD変換により読み込み、所定の閾値以上の場合に火災を検知し、報知部30から連動元を示す火災警報を出力させる制御を行う。この場合の火災警報として例えば「ピー ピー ピー 火事です 火事です」といった音声メッセージをスピーカから繰り返し出力すると共にLEDを例えば点灯して行う。
また、警報制御部20は、報知部28から火災警報を出力させた場合、火災連動信号を生成し、通信部22に指示し、他の住警器10−2〜10−4へ火災連動信号を送信させる制御を行い、当該火災連動信号を受信した他の住警器10−2〜10−4で連動先を示す火災警報を出力させる。
この場合の連動先を示す火災警報としては例えば「ピー ピー ピー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」といった音声メッセージをスピーカから繰り返し出力すると共にLEDを例えば点灯して行う。
また、警報制御部20は、通信部22を介して他の住警器10−2〜10−4の何れかが送信した火災連動信号の有効受信を検知した場合、報知部28からの連動先を示す火災警報を出力させる制御を行う。この場合の連動先を示す火災警報も例えば「ピー ピー ピー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」といった音声メッセージをスピーカから繰り返し出力すると共にLEDを例えば点灯して行う。
また、警報制御部20は、通信部22を介して他の住警器10−2〜10−4の何れかが送信した火災連動信号の有効受信を検知した場合、通信部22に指示し、当該火災連動信号を中継送信させる制御を行う。
なお、前述した「信号の有効受信を検知」とは、受信した信号に含まれるグループ符号が、受信装置である自己のメモリに予め登録したグループ符号に一致して自己に宛てた信号と認識し、更に、信号内容としても異常が無いことを認識したことを意味する。
(火災復旧制御)
警報制御部20は、センサ部26の検出信号に基づき温度又は煙濃度が閾値を下回る状態が例えば所定時間継続した場合或いは例えば所定回数連続した場合、火災の復旧(火災検知状態が解消したこと)を検知し、報知部28からの連動先を示す火災警報出力を停止させると共に、火災復旧連動信号を生成し、通信部22に指示し、当該火災復旧連動信号を他の住警器10−2〜10−4へ送信させる制御を行い、これを受信した他の住警器に、連動先を示す火災警報出力を停止させる。
警報制御部20は、センサ部26の検出信号に基づき温度又は煙濃度が閾値を下回る状態が例えば所定時間継続した場合或いは例えば所定回数連続した場合、火災の復旧(火災検知状態が解消したこと)を検知し、報知部28からの連動先を示す火災警報出力を停止させると共に、火災復旧連動信号を生成し、通信部22に指示し、当該火災復旧連動信号を他の住警器10−2〜10−4へ送信させる制御を行い、これを受信した他の住警器に、連動先を示す火災警報出力を停止させる。
また警報制御部20は、通信部22を介して他の住警器10−2〜10−4の何れかが送信した火災復旧連動信号の有効受信を検知した場合に、報知部28からの連動先を示す火災警報出力を停止させる制御を行うと共に、通信部22に指示し、当該火災復旧連動信号を中継送信させる制御を行う。
(警報停止制御)
警報制御部20は、連動元として火災警報の出力中に操作部30の警報停止スイッチで受け付けた警報停止操作を検知した場合、報知部28からの連動元を示す火災警報出力を停止させると共に、警報停止連動信号を生成し、通信部22に指示し、当該警報停止連動信号を他の住警器10−2〜10−4へ送信させる制御を行い、これを受信した他の住警器10−2〜10−4に、連動先を示す火災警報出力を停止させる。
警報制御部20は、連動元として火災警報の出力中に操作部30の警報停止スイッチで受け付けた警報停止操作を検知した場合、報知部28からの連動元を示す火災警報出力を停止させると共に、警報停止連動信号を生成し、通信部22に指示し、当該警報停止連動信号を他の住警器10−2〜10−4へ送信させる制御を行い、これを受信した他の住警器10−2〜10−4に、連動先を示す火災警報出力を停止させる。
また警報制御部20は、通信部22を介して他の住警器10−2〜10−4の何れかが送信した警報停止連動信号の有効受信を検知した場合に、報知部28からの連動先を示す火災警報出力を停止させる制御を行うと共に、当該警報停止連動信号を中継送信させる制御を行う。
(防犯監視制御)
警報制御部20の防犯監視制御は、リモコン装置16の操作により警戒モードを設定又は解除する場合の制御と、住警器10の操作部の操作により警戒モードを設定又は解除する場合の制御に分けることができ、次のようになる。
警報制御部20の防犯監視制御は、リモコン装置16の操作により警戒モードを設定又は解除する場合の制御と、住警器10の操作部の操作により警戒モードを設定又は解除する場合の制御に分けることができ、次のようになる。
(A)リモコン装置16の操作に伴う防犯監視制御
警報制御部20は、通信部22を介してリモコン装置16からの警戒設定信号の有効受信を検知した場合、所定の時間が経過した後、防犯警報の出力を可能とする警戒モードを設定する制御を行う。このようなリモコン装置16の操作に基づく警戒モードを設定する制御は、利用者が外出する場合の制御となる。
警報制御部20は、通信部22を介してリモコン装置16からの警戒設定信号の有効受信を検知した場合、所定の時間が経過した後、防犯警報の出力を可能とする警戒モードを設定する制御を行う。このようなリモコン装置16の操作に基づく警戒モードを設定する制御は、利用者が外出する場合の制御となる。
また、警報制御部20は、警戒モードの設定状態で、通信部22を介して開閉検知器12又は人感センサ14から侵入検知信号を受信した場合(他の住警器で中継した場合を含む)、報知部28に指示し、防犯警報を出力させる制御を行う。この場合の防犯警報音として例えば「ピー ピー ピー 侵入者を検知しました 確認してください」といった音声メッセージをスピーカから繰り返し出力すると共にLEDを例えば点灯して行う。
また別の防犯警報音としては例えば「ピー ピー ピー 1番の検知器で侵入者を検知しました 確認してください」というように防犯検知器の設置場所(1番の検知器)を示す内容としても良い。これは開閉検知器12又は人感センサ14から送信する侵入検知信号の送信元符号と設置場所との対応関係を予めメモリ(図示せず)に記憶しておき、受信した侵入検知信号の送信元符号に対応する設置場所をメモリから読み出して防犯警報音に反映させる。
また、警報制御部20は、通信部22を介してリモコン装置16からの警戒解除信号の有効受信を検知した場合、警戒モードを解除して防犯警報の出力を禁止する制御を行い、開閉検知器12又は人感センサ14からの侵入検知信号の有効受信を検知しても、防犯警報は出力しない。このようなリモコン装置16の操作に基づき警戒モードを解除する制御は、利用者が外出から帰宅した場合の制御となる。
また、警報制御部20は、リモコン装置16が送信した警戒設定信号又は警戒解除信号の有効受信を検知した場合、当該警戒設定信号又は警戒解除信号を中継送信する。これによりリモコン装置16から離れた場所の住警器であっても、確実に警戒設定信号又は警戒解除信号を受信して警戒モードの設定又は解除ができる。
(B)住警器10の操作に伴う防犯監視制御
警報制御部20は、操作部30のモードスイッチによる警戒モードの設定操作の受付けを検知した場合、又は通信部22を介して他の住警器10からの警戒設定信号の有効受信を検知した場合、所定の時間が経過した後、防犯警報の出力を可能とする警戒モードを設定する制御を行う。このような住警器10自身の操作に基づき警戒モードを設定する制御は、利用者が就寝する場合の警戒モードの設定操作に基づく制御となる。
警報制御部20は、操作部30のモードスイッチによる警戒モードの設定操作の受付けを検知した場合、又は通信部22を介して他の住警器10からの警戒設定信号の有効受信を検知した場合、所定の時間が経過した後、防犯警報の出力を可能とする警戒モードを設定する制御を行う。このような住警器10自身の操作に基づき警戒モードを設定する制御は、利用者が就寝する場合の警戒モードの設定操作に基づく制御となる。
また、警報制御部20は、警戒モードの設定状態で、通信部22を介して開閉検知器12又は人感センサ14から侵入検知信号を受信した場合(他の住警器で中継した場合を含む)、報知部28に指示し、防犯警報を出力させる制御を前述した場合と同様に行う。
また、警報制御部20は、操作部30のモードスイッチによる警戒モードの解除操作の受付けを検知した場合(他の住警器で中継した場合を含む)、又は通信部22を介して他の住警器からの警戒解除信号の有効受信を検知した場合、警戒モードを解除して防犯警報の出力を禁止する制御を行い、開閉検知器12又は人感センサ14からの侵入検知信号の有効受信を検知しても、防犯警報は出力しない。
また、警報制御部20は、通信部22を介して他の住警器が送信又は中継した警戒設定信号又は警戒解除信号の有効受信を検知した場合、当該警戒設定信号又は警戒解除信号を中継送信する。これにより警戒モードの設定装置または解除操作を行った住警器から離れた場所の住警器であっても、確実に警戒設定信号又は警戒解除信号を受信して警戒モードの設定又は解除ができる。
このように住警器10の操作により防犯監視の警戒モードの設定と解除ができることで、例えば図1の住警器10−1〜10−4を設置している部屋であれば、どの部屋においても住警器の操作で警戒モードの設定操作と解除操作が可能となる。このため例えば就寝する際に戸締りを確認し、例えば寝室の設置している住警器10−4の操作で監視モードを設定し、起床した場合には例えば台所の住警器10−1の操作で監視モードを解除するような使い方ができる。
このためリモコン装置16は外出専用とするような使い方が可能となり、在宅中での警戒モードの設定と解除のためにリモコン装置16を管理する煩雑さを解消できる。また、従来の防犯監視システムは防犯警報装置の操作で警戒モードの設定と解除を行っているが、これは操作場所が特定の一箇所に限られており、住警器10−1〜10−4の設置場所であれば任意に警戒モードの設定と解除の操作ができる本発明の監視システムの方が使い勝手が良い。
[開閉検知器12−1の構成]
図3は侵入検知器として使用する開閉検知器12−1の機能構成の概略を示したブロック図であり、他の開閉検知器12−2も同様となる。図3において、開閉検知器12−1は、磁気検知部32、制御部34、アンテナ38を接続した通信部36を備え、図示しない電池電源により動作する。
図3は侵入検知器として使用する開閉検知器12−1の機能構成の概略を示したブロック図であり、他の開閉検知器12−2も同様となる。図3において、開閉検知器12−1は、磁気検知部32、制御部34、アンテナ38を接続した通信部36を備え、図示しない電池電源により動作する。
磁気検知部32は磁気検知素子として例えばホール素子を備え、外部に配置したマグネット40の磁気を検知し、例えばマグネット40との距離が開いてホール素子による磁気検知信号が所定の閾値以下に低下した場合、即ち窓の開放が検知された場合に、開検知信号を制御部34に出力する。
制御部34は、ハードウェアとしてCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路又はワイヤードロジック回路等を使用し、例えばCPUのプログラム実行などにより実現する機能であり、磁気検知部32から開検知信号が得られた場合、住警器10と同じ400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30又はSTD−T67に準拠した通信プロトコルに従った侵入検知信号を生成し、通信部36に指示し、当該侵入検知信号を住警器10へ送信させる制御を行う。
[人感センサ14−1の構成]
図4は侵入検知器として使用する人感センサ14−1の機能構成の概略を示したブロック図であり、他の人感センサ14−2も同様となる。図4において、人感センサ14−1は、赤外線検知部42、制御部44、アンテナ48を接続した通信部46を備え、図示しない電池電源により動作する。
図4は侵入検知器として使用する人感センサ14−1の機能構成の概略を示したブロック図であり、他の人感センサ14−2も同様となる。図4において、人感センサ14−1は、赤外線検知部42、制御部44、アンテナ48を接続した通信部46を備え、図示しない電池電源により動作する。
赤外線検知部42は、人体から発する約10μm付近の波長帯域の赤外線を例えば焦電素子等の赤外線検知素子と、赤外線検知素子を焦点として斜め下向きに扇状に広がる複数の警戒ビーム領域を設定する光学系で構成し、いずれかの警戒ビーム領域を人が追加した場合に赤外線検知素子で受光する赤外線強度の変化を検知して人検知信号を制御部44に出力する。
制御部44は、ハードウェアとしてCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路又はワイヤードロジック回路等を使用し、例えばCPUのプログラム実行などにより実現する機能であり、人感センサ40から人検知信号が得られた場合、住警器10の場合と同じ400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30又はSTD−T67に準拠した通信プロトコルに従った侵入検知信号を生成し、通信部36に指示し、当該侵入検知信号を住警器10へ送信させる制御を行う。
[本発明の変形例]
なお、防犯検知器としては、上記の実施形態に示した開閉検知器や人感センサ以外に、不審者の侵入を検知する適宜の防犯検知器を含む。
なお、防犯検知器としては、上記の実施形態に示した開閉検知器や人感センサ以外に、不審者の侵入を検知する適宜の防犯検知器を含む。
また、防犯検知器は、侵入異常を検知する機能に加え、防犯警報音を出力したり、照明装置を点灯する機能を備えても良い。
また、上記の実施形態では、電池電源によって動作する住警器(警報器)や侵入検知器を例に取ったが、電池電源以外の電源で動作するものにも本発明を適用できる。
また、上記の実施形態は住宅用に限らずビルやオフィス用など各種用途の警報器にも適用できる。
また、本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10−1〜10−4:住警器
12−1,12−2:開閉検知器
14−1,14−2:人感センサ
16:リモコン装置
20:警報制御部
22,36,47:通信部
26:センサ部
28:報知部
30:操作部
32:磁気検知部
34,44:制御部
42:赤外線検知部
12−1,12−2:開閉検知器
14−1,14−2:人感センサ
16:リモコン装置
20:警報制御部
22,36,47:通信部
26:センサ部
28:報知部
30:操作部
32:磁気検知部
34,44:制御部
42:赤外線検知部
Claims (6)
- 所定の監視領域に配置され、火災を検知して連動元を示す火災警報を出力すると共に火災連動信号を他の火災警報手段へ送信し、他の火災警報手段から火災連動信号を受信した場合に連動先を示す火災警報を出力すると共に当該火災連動信号を中継送信する火災警報手段を備えた監視システムに於いて、
前記火災警報手段の通信可能領域に、不審者の侵入に伴う侵入異常を検知して侵入検知信号を送信する防犯検知手段を配置し、当該防犯検知手段からの侵入検知信号を前記火災警報手段で受信した場合に、所定の時間後に防犯警報を出力することを特徴とする監視システム。
- 請求項1記載の監視システムに於いて、
更に、所定の設定操作の受付けを検知した場合に警戒設定信号を送信し、所定の解除操作の受付けを検知した場合に警戒解除信号を送信する可搬端末手段を設け、
前記火災警報手段は、前記可搬端末手段から前記警戒設定信号を受信した場合に、所定の時間後に前記警報の出力を可能とする警戒モードを設定し、前記可搬端末手段から前記警戒解除信号を受信した場合に前記警戒モードを解除して前記防犯警報の出力を禁止することを特徴とする監視システム。
- 請求項1記載の監視システムに於いて、
前記火災警報手段は、所定の設定操作の受付けを検知した場合に、所定の時間後に前記防犯警報の出力を可能とする警戒モードを設定すると共に警戒設定信号を他の火災警報手段へ送信して前記警戒モードを設定させ、所定の解除操作の受付けを検知した場合に前記警戒モードを解除して前記防犯警報の出力を禁止すると共に警戒解除信号を他の火災警報手段へ送信して前記警戒モードを解除させることを特徴とする監視システム。
- 請求項1記載の監視システムに於いて、
更に、所定の設定操作の受付けを検知した場合に警戒設定信号を送信し、所定の解除操作の受付けを検知した場合に警戒解除信号を送信する可搬端末手段を設け、
前記防犯検知手段は、前記可搬端末手段から前記警戒設定信号を受信した場合に前記侵入異常を検知する警戒モードを設定し、前記可搬端末手段から前記警戒解除信号を受信した場合に前記警戒モードを解除して前記侵入異常の検知を禁止することを特徴とする監視システム。
- 請求項1記載の監視システムに於いて、
前記火災警報手段は、所定の設定操作の受付けを検知した場合に警戒設定信号を送信し、所定の解除操作の受付けを検知した場合に警戒解除信号を送信し、
前記防犯検知手段は、前記火災警報手段から前記警戒設定信号を受信した場合に前記侵入異常を検知する防犯警戒モードを設定し、前記火災警報手段から前記警戒解除信号を受信した場合に前記防犯警戒モードを解除して前記侵入異常の検知を禁止することを特徴とする監視システム。
- 請求項1記載の監視システムに於いて、
前記火災警報手段は、所定の設定操作の受付けを検知した場合に、前記防犯検知手段から侵入検知信号が無いことを確認した後に、前記防犯警報の出力を可能とする警戒モードを設定し、前記防犯検知手段に異常があった場合は、警戒モードへの移行を停止する監視システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012165666A JP2014026426A (ja) | 2012-07-26 | 2012-07-26 | 監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012165666A JP2014026426A (ja) | 2012-07-26 | 2012-07-26 | 監視システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014026426A true JP2014026426A (ja) | 2014-02-06 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012165666A Pending JP2014026426A (ja) | 2012-07-26 | 2012-07-26 | 監視システム |
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JP (1) | JP2014026426A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105788163A (zh) * | 2016-05-20 | 2016-07-20 | 湖南奥科网络技术股份有限公司 | 一种基于互联网的库房安防系统 |
CN112867840A (zh) * | 2018-10-24 | 2021-05-28 | 松下知识产权经营株式会社 | 开闭控制系统、开闭控制方法以及程序 |
-
2012
- 2012-07-26 JP JP2012165666A patent/JP2014026426A/ja active Pending
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