JP2014025771A - 磁気センサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】励磁コイルおよび検出コイルの側方に検査対象試料が配置される構成であっても、検査対象試料の位置に起因する感度の変化を緩和することのできる磁気センサ装置を提供すること。
【解決手段】磁気センサ装置10では、試料配置空間40に対して励磁コイル20および検出コイル30が配置されており、検出コイル30は、励磁コイル20が発生させた交流磁界を検出する。励磁コイル20としては、試料配置空間40の一方側に配置された第1励磁コイル21と、試料配置空間40の他方側に配置された第2励磁コイル22とが設けられ、検出コイル30として、試料配置空間40の他方側で第1励磁コイル21の交流磁界を検出する第1検出コイル31と、試料配置空間40の一方側で第2励磁コイル22の交流磁界を検出する第2検出コイル32とが設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、検査対象試料に混在している金属材料や検査対象試料に付加されている金属材料を磁気的に検出する磁気センサ装置に関するものである。
検査対象試料に混在している金属材料を磁気的に検出する装置として、食品に混入している金属異物を磁気的に検出する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかる特許文献1に記載の装置では、励磁コイルの内側に検査対象試料を通した際の磁界の変化を磁気センサで検出する。
また、検査対象試料に付加されている金属材料を磁気的に検出する装置として、紙幣に磁気インクにより印刷されたパターンを磁気的に検出する装置が提案されている(例えば、特許文献2、3参照)。かかる特許文献2、3に記載の装置では、検査対象試料の一方側に配置された励磁コイルが発生させた磁界の変化を検査対象試料の一方側に配置された検出コイルによって検出する。
特開2004−28955号公報 特開2006−309669号公報 特開2009−163336号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置のように、励磁コイルの内側に検査対象試料を通す構成では、検査対象試料のサイズや形状によっては、励磁コイルの内側に検査対象試料を通すことができないという問題点がある。これに対して、特許文献2、3に記載の装置のように、検査対象試料の一方側に励磁コイルおよび検出コイルが配置された構成では、特許文献1に記載の装置のような問題は発生しないが、励磁コイルおよび検出コイルから離間する何れの位置を検査対象試料が通るかによって検出感度が大きく変動するという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、励磁コイルおよび検出コイルの側方に検査対象試料が配置される構成であっても、検査対象試料の位置に起因する感度の変化を緩和することのできる磁気センサ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る磁気センサ装置は、励磁コイルと、該励磁コイルに対向し、前記励磁コイルが発生させる交流磁界を検出する検出コイルと、該検出コイルと前記励磁コイルとの間で検査対象試料が配置される試料配置空間と、を有していることを特徴とする。
本発明では、試料配置空間に対して励磁コイルおよび検出コイルが配置されており、検出コイルは、励磁コイルが発生させた交流磁界を検出する。このため、検査対象試料に金属材料が混在している場合や、検査対象試料に金属材料が付加されている場合には、検出コイルでの検出結果が変化するので、金属材料の有無を検出することができる。ここで、励磁コイルと検出コイルとは、試料配置空間を挟んだ反対側に各々、配置されている。このため、試料配置空間のうち、励磁コイルに近い位置に検査対象試料がある場合には、検査対象試料は検出コイルから遠い位置にあり、励磁コイルから遠い位置に検査対象試料がある場合には、検査対象試料は検出コイルに近い位置にある。このため、試料配置空間のいずれの位置に検査対象試料があるかによって感度が変化することを緩和することができるので、検査対象試料の位置に起因する感度の変化を緩和することができる。
本発明において、前記励磁コイルとして、前記試料配置空間の一方側に配置された第1励磁コイルと、前記試料配置空間の他方側に配置された第2励磁コイルとが設けられ、前記検出コイルとして、前記試料配置空間の前記他方側で前記第1励磁コイルの交流磁界を検出する第1検出コイルと、前記試料配置空間の前記一方側で前記第2励磁コイルの交流磁界を検出する第2検出コイルとが設けられていることが好ましい。かかる構成によれば、試料配置空間において検査対象試料が励磁コイルや検出コイルからいずれの距離の位置にあっても、同等の感度を得ることができる。
本発明において、前記第1励磁コイルと前記第2励磁コイルとは、時間をずらして駆動されることが好ましい。かかる構成によれば、第1励磁コイルと第2励磁コイルとに周波数が異なる交流を供給する等の構成を採用しなくても、第1励磁コイルの交流磁界を第1検出コイルが検出した結果と、第2励磁コイルの交流磁界を第2検出コイルが検出した結果とに基づいて、金属材料の有無を検出することができる。
本発明において、前記励磁コイルは、前記試料配置空間の一方側に配置された励磁コイル用コアに設けられ、前記検出コイルは、前記試料配置空間の他方側に配置された検出コイル用コアに設けられ、前記励磁コイル用コアと前記検出コイル用コアとは磁気的に結合していることが好ましい。かかる構成によれば、漏れ磁束を低減することができるので、高い感度を得ることができる等の利点がある。
本発明において、前記第1励磁コイルおよび前記第2検出コイルは、前記試料配置空間の前記一方側に配置された第1コアに設けられ、前記第2励磁コイルおよび前記第1検出コイルは、前記試料配置空間の前記他方側に配置された第2コアに設けられ、前記第1コアと前記第2コアとは磁気的に結合していることが好ましい。かかる構成によれば、漏れ磁束を低減することができるので、高い感度を得ることができる等の利点がある。
本発明において、前記第1励磁コイルは、前記試料配置空間の前記一方側に配置された第1励磁コイル用コアに設けられ、前記第1検出コイルは、前記試料配置空間の前記他方側に配置された第1検出コイル用コアに設けられ、前記第1励磁コイル用コアと前記第1検出コイル用コアとは磁気的に結合しており、前記第2励磁コイルは、前記試料配置空間の前記他方側に配置された第2励磁コイル用コアに設けられ、前記第2検出コイルは、前記試料配置空間の前記一方側に配置された第2検出コイル用コアに設けられ、前記第2励磁コイル用コアと前記第2検出コイル用コアとは磁気的に結合していることが好ましい。かかる構成によれば、漏れ磁束を低減することができるので、高い感度を得ることができる等の利点がある。
本発明においては、前記励磁コイルおよび前記検出コイルはいずれも、空芯コイルである構成を採用することができる。かかる構成によれば、コアを用いた場合と違って、励磁コイルおよび検出コイルを配置する際の自由度が高い。
本発明において、前記第1励磁コイル、前記第1検出コイル、前記第2励磁コイルおよび前記第2検出コイルはいずれも、空芯コイルである場合、前記第1励磁コイルは、前記第2検出コイルに対して前記試料配置空間とは反対側に配置され、前記第2励磁コイルは、前記第1検出コイルに対して前記試料配置空間とは反対側に配置されていることが好ましい。かかる構成によれば、励磁コイル(第1励磁コイルおよび第2励磁コイル)は、検出コイル(第1検出コイルおよび第2検出コイル)より試料配置空間から離間した位置にあるので、試料配置空間の全体にわたって磁界を発生させることができる。
本発明において、前記第1検出コイルは、前記試料配置空間の前記他方側に複数配置され、前記第2検出コイルは、前記試料配置空間の前記一方側に複数配置されていることが好ましい。かかる構成によれば、検査対象試料が大きい場合でも、金属材料の有無を検出することができる。また、検査対象試料のいずれの位置に金属材料が存在するかを検出することができる。
この場合、前記複数の第1検出コイルは、前記試料配置空間に沿って直線的に配置され、前記複数の第2検出コイルは、前記試料配置空間に沿って直線的に配置されていることが好ましい。かかる構成によれば、磁気センサ装置の小型化を図ることができるとともに、複数の第1検出コイルの各々を磁気的に同一あるいは略同一の位置に配置することができ、複数の第2検出コイルの各々を磁気的に同一あるいは略同一の位置に配置することができる。
本発明において、前記複数の第1検出コイルは、時間をずらして順次駆動され、前記複数の第2検出コイルは、時間をずらして順次駆動されることが好ましい。かかる構成によれば、第1検出コイルおよび第2検出コイルから出力された信号に対する処理回路の構成を簡素化することができる。
本発明において、前記複数の第1検出コイルからは、隣り合う第1検出コイルで検出された信号の差が出力され、前記複数の第2検出コイルからは、隣り合う第2検出コイルで検出された信号の差が出力されることが好ましい。かかる構成によれば、隣り合う検出コイル同士の差動を利用するので、環境温度の影響や駆動電流の変動等の影響を受けにくい。
本発明では、前記試料配置空間に前記検査対象試料を搬送する搬送機構を有していることが好ましい。かかる構成によれば、検査対象試料を自動的に搬送することができる。
本発明において、検出コイルは、励磁コイルが発生させた交流磁界を検出するため、検査対象試料に金属材料が混在している場合や、検査対象試料に金属材料が付加されている場合には、検出コイルでの検出結果が変化するので、金属材料の有無を検出することができる。ここで、励磁コイルと検出コイルとは、試料配置空間を挟んだ反対側に各々、配置されている。このため、試料配置空間のうち、励磁コイルに近い位置に検査対象試料がある場合には、検査対象試料は検出コイルから遠い位置にあり、励磁コイルから遠い位置に検査対象試料がある場合には、検査対象試料は検出コイルに近い位置にある。このため、試料配置空間のいずれの位置に検査対象試料があるかによって感度が変化することを緩和することができるので、検査対象試料の位置に起因する感度の変化を緩和することができる。
本発明の実施の形態1に係る磁気センサ装置を備えた検査機器の説明図である。 本発明の実施の形態1に係る磁気センサ装置の説明図である。 本発明の実施の形態1に係る磁気センサにおける測定原理を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る磁気センサの感度の説明図である。 本発明の実施の形態1に係る磁気センサにおいて複数の検出コイルを順次駆動するための回路を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る磁気センサにおいて複数の検出コイルを順次駆動するための別の回路を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る磁気センサ装置の説明図である。 本発明の実施の形態3に係る磁気センサ装置の説明図である。 本発明の実施の形態4に係る磁気センサ装置の正面図である。 本発明の実施の形態5に係る磁気センサ装置の説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、励磁コイルと検出コイルとが対向している方向をZ軸方向とし、Z軸方向に直交する方向をX軸方向とし、X軸方向およびZ軸方向に直交する方向をY軸方向として説明する。また、Z軸方向は検査対象試料の厚さ方向に相当し、X軸方向は検査対象試料の幅方向に相当し、Y軸方向は検査対象試料の搬送方向に相当する。
[実施の形態1]
(検査装置の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る磁気センサ装置を備えた検査機器の説明図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る磁気センサ装置の説明図であり、図2(a)、(b)、(c)、(d)は、磁気センサ装置の正面図、側面図、励磁コイルの説明図、および検出コイルの説明図である。
図1において、銀行等に設置されているATM装置1(現金自動預け払い機; Automatic Teller Machine)においては、投入された1枚乃至複数枚の紙幣2(検査対象試料)にクリップやホッチキスの針等の金属異物Sが混在していないか磁気的に検査する磁気センサ装置10が搭載されている。磁気センサ装置10には、投入口101から磁気センサ装置10の試料配置空間40まで紙幣2をY軸方向に搬送するベルト式搬送機構13と、磁気センサ装置10の試料配置空間40から紙幣識別機(図示せず)まで紙幣2をY軸方向に搬送するベルト式搬送機構14とが設けられている。
図2に示すように、磁気センサ装置10は、励磁コイル20と、励磁コイル20に対してZ軸方向で対向してX軸方向に直線的に配列された複数の検出コイル30とを有しており、検出コイル30と励磁コイル20との間には、紙幣2等の検査対象試料が配置される試料配置空間40が構成されている。かかる磁気センサ装置10において、励磁コイル20は駆動回路(図示せず)によって駆動されて交流磁界を発生させ、検出コイル30は、励磁コイル20が発生させる交流磁界を検出する。
本形態においては、励磁コイル20として、試料配置空間40に対してZ軸方向の一方側Z1に配置された第1励磁コイル21と、試料配置空間40に対してZ軸方向の他方側Z2に配置された第2励磁コイル22とが設けられている。励磁コイル20(第1励磁コイル21および第2励磁コイル22)はいずれも、試料配置空間40の幅方向(X軸方向)における寸法がY軸方向の寸法より大の矩形形状を有する空芯コイルであり、開口部20aを試料配置空間40が位置するZ軸方向に向けている。かかる励磁コイル20(第1励磁コイル21および第2励磁コイル22)のX軸方向における寸法は、試料配置空間40の幅方向(X軸方向)の寸法よりわずかに大である。
また、本形態では、複数の検出コイル30として、試料配置空間40に対してZ軸方向の他方側Z2で試料配置空間40を挟んで第1励磁コイル21に対向する複数の第1検出コイル31と、試料配置空間40に対してZ軸方向の一方側Z1で試料配置空間40を挟んで第2励磁コイル22に対向する複数の第2検出コイル32とが設けられている。ここで、第1検出コイル31は、第1励磁コイル21の交流磁界を検出する一方、第2検出コイル32は、第2励磁コイル22の交流磁界を検出する。検出コイル30(第1検出コイル31および第2検出コイル32)は、開口部30aを試料配置空間40が位置するZ軸方向に向けた空芯コイルであり、検出コイル30は、X軸方向における寸法がY軸方向における寸法と略等しい矩形形状を有している。検出コイル30のY軸方向における寸法は、励磁コイル20のY軸方向における寸法と略等しく、検出コイル30のX軸方向における寸法は、励磁コイル20のX軸方向における寸法よりかなり小である。本形態では、検出コイル30をX軸方向に10個配列させたときの長さ寸法が試料配置空間40と同一である。言い換えれば、検出コイル30が配列されている範囲によって試料配置空間40が規定されている。
ここで、第1励磁コイル21は、複数の第2検出コイル32に対して試料配置空間40とは反対側(Z軸方向の一方側Z1)に配置され、第2励磁コイル22は、複数の第1検出コイル31に対して試料配置空間40とは反対側(Z軸方向の他方側Z2)に配置されている。このため、励磁コイル20(第1励磁コイル21および第2励磁コイル22)は、検出コイル30(第1検出コイル31および第2検出コイル32)より試料配置空間40から離間した位置にある。
(原理)
図3は、本発明の実施の形態1に係る磁気センサにおける測定原理を示す説明図であり、図3(a)、(b)は、金属異物が存在しない状態の説明図、および金属異物が存在する状態の説明図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る磁気センサの感度の説明図であり、図4(a)、(b)、(c)、(d)は、試料配置空間における検査対象試料の位置を示す説明図、検査対象試料の位置と検出コイルでの検出量の変化量を模式的に示す説明図、検査対象試料の位置と励磁コイルが発生させた磁界強度との関係を模式的に示す説明図、および検査対象試料の位置と検出コイルでの検出強度との関係を模式的に示す説明図である。
図3(a)に示すように、磁気センサ装置10において、駆動回路(図示せず)によって励磁コイル20に交流が供給されると、検出コイル30は、励磁コイル20によって発生した磁界を検出する。その際、紙幣2に金属異物Sが混入していなければ、磁力線Lは、接線の方向が励磁コイル20による磁場の方向に一致するような曲線を描く。これに対して、図3(b)に示すように、紙幣2に金属異物Sが混入している場合、金属異物Sから離間した位置では、磁力線Lの接線の方向が励磁コイル20による磁場の方向に一致するような曲線を描くが、金属異物S付近では磁力線L0が歪む。従って、複数の検出コイル30のうち、金属異物S付近に位置する検出コイル30での検出結果が変化する。例えば、金属異物Sが磁性材料からなる場合、透磁率が高まるので、複数の検出コイル30のうち、金属異物S付近に位置する検出コイル30からの出力レベルが上昇する。これに対して、例えば、金属異物Sが非磁性材料からなる場合、渦電流の影響で金属異物S付近に位置する検出コイル30からの出力レベルが低下する。このため、磁気センサ装置10の検査回路(図示せず)は、紙幣2に金属異物Sが混入していることを検出することができる。従って、図1に示すATM機1では、磁気センサ装置10が紙幣2に金属異物Sが混入していないと検出した場合、ベルト式搬送機構14は、今回投入された紙幣2を後段の紙幣識別部に搬送する。これに対して、磁気センサ装置10が紙幣2に金属異物Sが混入していると検出した場合、ベルト式搬送機構14は、今回投入された紙幣2を後段の紙幣識別部に搬送せず、ベルト式搬送機構13が、今回投入された紙幣2を投入口101に戻す。それ故、紙幣識別部にはクリップ等の金属異物Sが搬送されないので、紙幣識別部が、金属異物Sが原因の不具合が発生しない。
本形態では、図4(a)に示すように、励磁コイル20と、励磁コイル20が発生させる交流磁界を検出する複数の検出コイル30とは、試料配置空間40を挟んだ反対側に配置されている。すなわち、第1励磁コイル21と第1検出コイル31とは試料配置空間40を挟んで反対側に配置され、第2励磁コイル22と第2検出コイル32とは試料配置空間40を挟んで反対側に配置されている。このため、試料配置空間40の厚さ方向(Z軸方向)において、図4(a)に示す位置Pa、Pb、Pcの何れの位置に金属異物Sが存在している場合でも、図4(b)に実線L11で示すように、第1検出コイル31で検出された電流の変化量は適正なレベルである。また、試料配置空間40の厚さ方向(Z軸方向)において、図4(a)に示す位置Pa、Pb、Pcの何れの位置に金属異物Sが存在している場合でも、図4(b)に点線L12で示すように、第2検出コイル32で検出された電流の変化量は適正なレベルである。
より具体的には、図4(c)に実線L21で示すように、第1検出コイル31は、金属異物Sとの距離が近い位置にある場合、高い感度を有し、金属異物Sとの距離が長くなるに伴って感度が低下する傾向にある。このため、磁界が一定であれば、金属異物Sが位置Pa、Pb、Pcにあった場合における第1検出コイル31の感度は、以下の関係
Pa>Pb>Pc
にある。また、図4(c)に点線L22で示すように、第2検出コイル32も、第1検出コイル31と同様、金属異物Sとの距離が近い位置にある場合、高い感度を有し、金属異物Sとの距離が長くなるに伴って感度が低下する傾向にある。このため、磁界が一定であれば、金属異物Sが位置Pa、Pb、Pcにあった場合における第2検出コイル32の感度は、以下の関係
Pa<Pb<Pc
にある。
一方、図4(d)に実線L31で示すように、第1励磁コイル21が発生させる磁界の強度は、第1励磁コイル21に近い位置にある場合に高く、第1励磁コイル21から遠くなるに伴って低下する傾向にある。このため、各位置Pa、Pb、Pcにおける磁界の強度は以下の関係
Pa<Pb<Pc
にある。それ故、本形態の磁気センサ装置10において、金属異物Sが位置Pa、Pb、Pcにある場合における第1検出コイル31の出力変化は、図4(c)、(d)に示す関係が合成される結果、図4(b)に実線L11で示すように、位置Pa、Pb、Pcの何れの位置に金属異物Sが存在している場合でも十分に高いレベルである。それ故、第1検出コイル31は適正な感度を有している。
これに対して、図4(d)に点線L32で示すように、第2励磁コイル22が発生させる磁界の強度は、第2励磁コイル22に近い位置にある場合に高く、第2励磁コイル22から遠くなるに伴って低下する傾向にある。このため、各位置Pa、Pb、Pcにおける磁界の強度は以下の関係
Pa>Pb>Pc
にある。それ故、本形態の磁気センサ装置10において、金属異物Sが位置Pa、Pb、Pcにある場合における第2検出コイル32の出力変化は、図4(c)、(d)に示す関係が合成される結果、図4(b)に点線L12で示すように、位置Pa、Pb、Pcの何れの位置に金属異物Sが存在している場合でも十分に高いレベルである。それ故、第2検出コイル32は適正な感度を有している。
また、図4(b)に実線L11で示すように、第1検出コイル31の出力変化は、位置Pa、Pb、Pcの何れの位置に金属異物Sが存在している場合でも十分に高いレベルであるが、それでも、第1検出コイル31は、金属異物Sとの距離が近い位置にある場合、第1検出コイル31の出力変化が大きく、金属異物Sとの距離が長くなるに伴って第1検出コイル31の出力変化が小さくなる傾向にある。このため、金属異物Sが位置Pa、Pb、Pcにあった場合における第1検出コイル31の出力変化は、以下の関係
Pa>Pb>Pc
にある。これに対して、図4(b)に点線L12で示すように、第2検出コイル32の出力変化は、位置Pa、Pb、Pcの何れの位置に金属異物Sが存在している場合でも十分に高いレベルであるが、それでも、第2検出コイル32は、金属異物Sとの距離が近い位置にある場合、第2検出コイル32の出力変化が大きく、金属異物Sとの距離が長くなるに伴って第2検出コイル32の出力変化が小さくなる傾向にある。このため、金属異物Sが位置Pa、Pb、Pcにあった場合における第2検出コイル32の出力変化は、以下の関係
Pa<Pb<Pc
にある。
しかるに本形態では、励磁コイル20として、試料配置空間40に対してZ軸方向の一方側Z1に配置された第1励磁コイル21と、試料配置空間40に対してZ軸方向の他方側Z2に配置された第2励磁コイル22とが設けられ、複数の検出コイル30として、試料配置空間40に対してZ軸方向の他方側Z2で第1励磁コイル21の交流磁界を検出する複数の第1検出コイル31と、試料配置空間40に対してZ軸方向の一方側Z1で第2励磁コイル22の交流磁界を検出する複数の第2検出コイル32とが設けられている。また、本形態では、第1検出コイル31の検出結果、および第2検出コイル32の検出結果に基づいて金属異物Sの有無を検出する。このため、位置Pa、Pb、Pcの何れの位置に金属異物Sが存在している場合でも、磁気センサ装置10は十分に高い感度を有している。
(駆動方法1)
図5は、本発明の実施の形態1に係る磁気センサ装置10において複数の検出コイル30を順次駆動するための回路を模式的に示す説明図である。
本形態では、第1励磁コイル21と第2励磁コイル22とは、時間をずらして交互に駆動される。このため、第1励磁コイル21と第2励磁コイル22とに周波数が異なる交流を供給する等の構成を採用しなくても、第1励磁コイル21の交流磁界を第1検出コイル31が検出した結果と、第2励磁コイル22の交流磁界を第2検出コイル32が検出した結果とに基づいて、金属異物Sの有無を検出することができる。
また、複数の検出コイル30(複数の第1検出コイル31および複数の第2検出コイル32)は、順次駆動される。以下に、図5を参照して、第1励磁コイル21が駆動される期間において、複数の第1検出コイル31が順次駆動される例を説明する。
本形態において、複数の第1検出コイル31を各々、第1検出コイル31a、31b、31c・・とすると、第1検出コイル31a、31b、31c・・はいずれも直列に接続されている。また、第1検出コイル31a、31b、31c・・の端部は、アナログマルチプレクサ等のアナログスイッチ51、52に接続されているとともに、アナログスイッチ51、52の出力は、減算用のオペアンプ53に接続されている。かかる構成によれば、第1励磁コイル21が駆動される期間中、アナログスイッチ51、52によって、第1検出コイル31a、31b、31c・・の出力が順次、オペアンプ53に入力され、金属異物Sに起因する信号の変化が検出される。
また、第2検出コイル32も、第1検出コイル31と同様に構成されており、第2励磁コイル22が駆動される期間中、アナログスイッチ51、52によって、複数の第2検出コイル32の出力が順次、オペアンプ53に入力され、金属異物Sに起因する信号の変化が検出される。
それ故、第1励磁コイル21が駆動される期間におけるオペアンプ53からの出力、および第2励磁コイル22が駆動される期間におけるオペアンプ53からの出力によれば、検査回路54は、金属異物Sの有無およびその位置を検出することができる。かかる構成によれば、複数の第1検出コイル31に対して検査回路54を共通化できるとともに、複数の第2検出コイル32に対して検査回路54を共通化できるという利点がある。
(駆動方法2)
図6は、本発明の実施の形態1に係る磁気センサ装置10において複数の検出コイル30を順次駆動するための別の回路を模式的に示す説明図である。
本形態でも、第1励磁コイル21と第2励磁コイル22とは、時間をずらして交互に駆動される。このため、第1励磁コイル21と第2励磁コイル22とに周波数が異なる交流を供給する等の構成を採用しなくても、第1励磁コイル21の交流磁界を第1検出コイル31が検出した結果と、第2励磁コイル22の交流磁界を第2検出コイル32が検出した結果とに基づいて、金属異物Sの有無を検出することができる。
また、本形態では、複数の検出コイル30(複数の第1検出コイル31および複数の第2検出コイル32)は、順次駆動される。その際、複数の第1検出コイル31からは、隣り合う第1検出コイル31で検出された信号の差が時間をずらして順次出力され、複数の第2検出コイル32からは、隣り合う第2検出コイル32で検出された信号の差が時間をずらして順次出力される。以下に、図6を参照して、第1励磁コイル21が駆動される期間において、複数の第1検出コイル31が順次駆動される例を説明する。
本形態において、複数の第1検出コイル31を各々、第1検出コイル31a、31b、31c・・とすると、第1検出コイル31a、31b、31c・・はいずれも直列に接続されている。また、第1検出コイル31a、31b、31c・・の端部は、アナログマルチプレクサ等のアナログスイッチ51、52に接続されているとともに、アナログスイッチ51、52の出力はオペアンプ53に接続されている。
さらに、第1検出コイル31a、31b、31c・・のうち、隣り合う第1検出コイル31の接続点はアナログデマルチプレクサ等のアナログスイッチ55に接続されている。
かかる構成によれば、第1励磁コイル21が駆動される期間中、アナログスイッチ55は、隣り合う第1検出コイル31の接続点を順次、グランド電位とし、かかる動作に連動して、アナログスイッチ51、52は、隣り合う第1検出コイル31で検出された信号の差が順次、オペアンプ53に入力され、金属異物Sに起因する信号の変化が検出される。例えば、アナログスイッチ55が第1検出コイル31a、31bの接続点をグランド電位とした際、アナログスイッチ51、52は、第1検出コイル31aの第1検出コイル31bとの接続点とは反対側の端部からの出力信号をオペアンプ53に入力させるとともに、第1検出コイル31bの第1検出コイル31aとの接続点とは反対側の端部からの出力信号をオペアンプ53に入力させる。次に、例えば、アナログスイッチ55が第1検出コイル31b、31cの接続点をグランド電位とした際、アナログスイッチ51、52は、第1検出コイル31bの第1検出コイル31cとの接続点とは反対側の端部からの出力信号をオペアンプ53に入力させるとともに、第1検出コイル31cの第1検出コイル31bとの接続点とは反対側の端部からの出力信号をオペアンプ53に入力させる。以下、かかる切り換えを順次行っていく。その間、検査回路54は、オペアンプ53からの出力に基づいて、金属異物Sの有無を検出する。
また、第2検出コイル32も、第1検出コイル31と同様に構成されており、第2励磁コイル22が駆動される期間中、アナログスイッチ51、52、55によって、隣り合う第2検出コイル32で検出された信号の差が順次、オペアンプ53に入力され、検査回路54は、オペアンプ53からの出力に基づいて、金属異物Sの有無を検出する。
かかる構成によれば、複数の第1検出コイル31に対して検査回路54を共通化できるとともに、複数の第2検出コイル32に対して検査回路54を共通化できるという利点がある。また、隣り合う検出コイル30同士の差動を利用するので、環境温度の影響や駆動電流の変動等の影響を受けにくいという利点がある。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の磁気センサ装置10では、試料配置空間40に対して励磁コイル20および検出コイル30が配置されており、検出コイル30は、励磁コイル20が発生させた交流磁界を検出する。このため、紙幣2等の検査対象試料に金属異物Sが混在している場合には、検出コイル30での検出結果が変化するので、金属異物Sの有無を検出することができる。ここで、励磁コイル20と検出コイル30とは、試料配置空間40を挟んだ反対側に各々、配置されている。従って、試料配置空間40のうち、励磁コイル20に近い位置に検査対象試料がある場合には、検査対象試料は検出コイル30から遠い位置にあり、励磁コイル20から遠い位置に検査対象試料がある場合には、検査対象試料は検出コイル30に近い位置にある。それ故、試料配置空間40のいずれの位置に検査対象試料があるかによって感度が変化することを緩和することができるので、検査対象試料の位置に起因する感度の変化を緩和することができる。
また、本形態では、励磁コイル20として、試料配置空間40の一方側に配置された第1励磁コイル21と、試料配置空間40の他方側に配置された第2励磁コイル22とが設けられ、検出コイル30として、試料配置空間40の他方側で第1励磁コイル21の交流磁界を検出する第1検出コイル31と、試料配置空間40の一方側で第2励磁コイル22の交流磁界を検出する第2検出コイル32とが設けられている。このため、試料配置空間40において検査対象試料が励磁コイル20や検出コイル30からいずれの距離の位置にあっても、同等の感度を得ることができる。
また、第1励磁コイル21は、第2検出コイル32に対して試料配置空間40とは反対側に配置され、第2励磁コイル22は、第1検出コイル31に対して試料配置空間40とは反対側に配置されている。このため、励磁コイル20(第1励磁コイル21および第2励磁コイル22)は、検出コイル30(第1検出コイル31および第2検出コイル32)より試料配置空間40から離間した位置にあるので、試料配置空間40の全体にわたって磁界を発生させることができる。
さらに、第1検出コイル31および第2検出コイル32は各々、試料配置空間40に沿って複数配置されているため、紙幣2等の検査対象試料が大きい場合でも、金属異物Sの有無を検出することができる。また、紙幣2等の検査対象試料のいずれの位置に金属異物Sが存在するかを検出することができる。また、第1検出コイル31および第2検出コイル32は各々、試料配置空間40に沿って直線的に配置されているため、磁気センサ装置10の小型化を図ることができる。また、複数の第1検出コイル31の各々を磁気的に同一あるいは略同一の位置に配置することができ、複数の第2検出コイル32の各々を磁気的に同一あるいは略同一の位置に配置することができる。それ故、複数の第1検出コイル31、および複数の第2検出コイル32の各検出コイル30での検出結果に基づいて、金属異物Sが存在するか否かの検出を容易に行うことができる。
また、本形態において、励磁コイル20(第1励磁コイル21および第2励磁コイル22)、および検出コイル30(第1検出コイル31および第2検出コイル32)は空芯コイルである。このため、コアを用いた場合と違って、励磁コイル20および検出コイル30を配置する際の自由度が高い。なお、励磁コイル20(第1励磁コイル21および第2励磁コイル22)の内側、もしくは検出コイル30(第1検出コイル31および第2検出コイル32)の内側に磁性体からなるコアを配置しても良い。
[実施の形態2]
図7は、本発明の実施の形態2に係る磁気センサ装置の説明図であり、図7(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)は、磁気センサ装置の正面図、磁気センサ装置の側面図、磁気センサ装置を矢印Rの方向からみた説明図、磁気センサ装置を矢印Qの方向からみた説明図、磁気センサ装置に用いたコアの正面図、および磁気センサ装置で発生する磁力線を模式的に示す説明図である。なお、本形態の基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
図7に示すように、本形態の磁気センサ装置10も、実施の形態1と同様、励磁コイル20と、励磁コイル20に対してZ軸方向で対向してX軸方向に直線的に配列された複数の検出コイル30とを有しており、検出コイル30と励磁コイル20との間には、図1に示す紙幣2等の検査対象試料が配置される試料配置空間40が構成されている。また、励磁コイル20として、試料配置空間40に対してZ軸方向の一方側Z1に配置された第1励磁コイル21と、試料配置空間40に対してZ軸方向の他方側Z2に配置された第2励磁コイル22とが設けられている。また、複数の検出コイル30として、試料配置空間40に対してZ軸方向の他方側Z2で試料配置空間40を挟んで第1励磁コイル21に対向する複数の第1検出コイル31と、試料配置空間40に対してZ軸方向の一方側Z1で試料配置空間40を挟んで第2励磁コイル22に対向する複数の第2検出コイル32とが設けられている。ここで、第1検出コイル31は、第1励磁コイル21の交流磁界を検出する一方、第2検出コイル32は、第2励磁コイル22の交流磁界を検出する。
本形態の磁気センサ装置10において、第1励磁コイル21および第2検出コイル32は、試料配置空間40に対してZ軸方向の一方側Z1に配置された第1コア610に設けられ、第2励磁コイル22および第1検出コイル31は、試料配置空間40に対してZ軸方向の他方側Z2に配置された第2コア620に設けられ、第1コア610と第2コア620とは磁気的に結合している。例えば、本形態では、励磁コイル20(第1励磁コイル21および第2励磁コイル22)、および検出コイル30(第1検出コイル31および第2検出コイル32)は、試料配置空間40に対してZ軸方向の一方側Z1から他方側Z2に延在した共通のコア60に巻回されている。
本形態において、コア60は、Y軸方向に厚さ方向を向けた板状であり、試料配置空間40に対してZ軸方向の一方側Z1でX軸方向に延在する枠部61と、試料配置空間40に対してZ軸方向の他方側Z2でX軸方向に延在する枠部62と、枠部61、62のX軸方向の一方端同士を繋げる枠部63と、枠部61、62のX軸方向の他方端同士を繋げる枠部64とを備えた矩形枠状を有している。また、コア60は、枠部61、62を長辺とし、枠部63、64を短辺とする長方形形状である。
ここで、枠部61において、枠部62に対向する縁には、枠部62に向けて突出する突極状の第1コア610がX軸方向に複数形成され、枠部62において、枠部61に対向する縁には、枠部61に向けて突出する突極状の第2コア620がX軸方向に複数形成されている。また、第1コア610の枠部61側に位置する根元部分には、X軸方向の両端部に位置する第1コア610の外側を通って第1励磁コイル21が巻回されており、第1コア610の試料配置空間40側に位置する先端部分には、複数の第1コア610毎に第2検出コイル32が巻回されている。また、第2コア620の枠部62側に位置する根元部分には、X軸方向の両端部に位置する第2コア620の外側を通って第2励磁コイル22が巻回されており、第2コア620の試料配置空間40側に位置する先端部分には、複数の第2コア620毎に第1検出コイル31が巻回されている。このため、第1励磁コイル21は、複数の第2検出コイル32に対して試料配置空間40とは反対側(Z軸方向の一方側Z1)に配置され、第2励磁コイル22は、複数の第1検出コイル31に対して試料配置空間40とは反対側(Z軸方向の他方側Z2)に配置されている。
このように構成した磁気センサ装置10においても、実施の形態1と同様、駆動回路(図示せず)によって励磁コイル20に交流が供給されると、検出コイル30は、励磁コイル20によって発生した磁界を検出する。その際、第1励磁コイル21と第2励磁コイル22とは、時間をずらして駆動される。また、複数の第1検出コイル31は、時間をずらして順次駆動され、複数の第2検出コイル32は、時間をずらして順次駆動される。
かかる検出動作において、紙幣2に金属異物Sが混入していない場合、磁力線Lは、接線の方向が励磁コイル20による磁場の方向に一致するような曲線を描く。これに対して、紙幣2に金属異物Sが混入している場合、金属異物Sから離間した位置では、磁力線Lの接線の方向が励磁コイル20による磁場の方向に一致するような曲線を描くが、金属異物S付近では磁力線L0が歪む。従って、複数の検出コイル30のうち、金属異物S付近に位置する検出コイル30での検出結果が変化する。それ故、金属異物Sの存在を検出することができる等、実施の形態1と同様な効果を奏する。
また、本形態において、励磁コイル20および検出コイル30はコア60に巻回されているため、漏れ磁束を低減することができる。従って、本形態によれば、高い感度を得ることができるとともに、漏れ磁束が隣り合う検出コイル30に影響を及ぼしにくいので、分解能が高い。
なお、コア60は、図7に示す形態に限定されているわけではなく、第1コア610と第2コア620とが磁気的に結合され、かつ、第1励磁コイル21、複数の第2検出コイル32、第2励磁コイル22、および第1検出コイル31が対向した空間に試料配置空間40を備えていれば良い。また、第1コア610と第2コア620とを磁気的に結合させるにあたっては、第1コア610と第2コア620とを一体の磁性体に形成する形態や、第1コア610と第2コア620を別の磁性体を介して接続する形態の他、第1コア610を構成する磁性体と第2コア620を構成する磁性体とが近接して配置されることにより、磁気的に結合している構成であってもよい。
[実施の形態3]
図8は、本発明の実施の形態3に係る磁気センサ装置の説明図であり、図8(a)、(b)、(c)は、磁気センサ装置の正面図、磁気センサ装置の側面図、および磁気センサ装置を矢印Pの方向からみた説明図である。なお、本形態の基本的な構成は実施の形態1、2と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
図8に示すように、本形態の磁気センサ装置10も、実施の形態1と同様、励磁コイル20と、励磁コイル20に対してZ軸方向で対向してX軸方向に直線的に配列された複数の検出コイル30とを有しており、検出コイル30と励磁コイル20との間には、図1に示す紙幣2等の検査対象試料が配置される試料配置空間40が構成されている。また、励磁コイル20として、試料配置空間40に対してZ軸方向の一方側Z1に配置された第1励磁コイル21と、試料配置空間40に対してZ軸方向の他方側Z2に配置された第2励磁コイル22とが設けられている。また、複数の検出コイル30として、試料配置空間40に対してZ軸方向の他方側Z2で試料配置空間40を挟んで第1励磁コイル21に対向する複数の第1検出コイル31と、試料配置空間40に対してZ軸方向の一方側Z1で試料配置空間40を挟んで第2励磁コイル22に対向する複数の第2検出コイル32とが設けられている。ここで、第1検出コイル31は、第1励磁コイル21の交流磁界を検出する一方、第2検出コイル32は、第2励磁コイル22の交流磁界を検出する。
本形態の磁気センサ装置10においても、実施の形態2と同様、励磁コイル20(第1励磁コイル21および第2励磁コイル22)、および検出コイル30(第1検出コイル31および第2検出コイル32)は、試料配置空間40に対してZ軸方向の一方側Z1から他方側Z2に延在した共通のコア60に巻回されている。かかるコア60も、実施の形態1と同様、枠部61において、枠部62に対向する縁には、枠部62に向けて突出する突極状の第1コア610がX軸方向に複数形成され、枠部62において、枠部61に対向する縁には、枠部61に向けて突出する突極状の第2コア620がX軸方向に複数形成されている。
本形態では、第1コア610には、複数の第1コア610毎に第2検出コイル32が巻回され、かかる第2検出コイル32を覆うように、X軸方向の両端部に位置する第1コア610の外側を通って第1励磁コイル21が巻回されている。また、第2コア620には、複数の第2コア620毎に第1検出コイル31が巻回され、かかる第1検出コイル31を覆うように、X軸方向の両端部に位置する第2コア620の外側を通って第2励磁コイル22が巻回されている。すなわち、第1励磁コイル21は第2検出コイル32の周りで巻回され、第2励磁コイル22は第1検出コイル31の周りで巻回されている。
このように本形態においても、実施の形態2と同様、励磁コイル20および検出コイル30が共通のコア60に巻回されているため、漏れ磁束を低減することができる。従って、本形態によれば、高い感度を得ることができるとともに、漏れ磁束が隣り合う検出コイル30に影響を及ぼしにくいので、分解能が高い。
なお、かかる構成の場合も、第1コア610を構成する磁性体と第2コア620を構成する磁性体とが近接して配置されることにより、磁気的に結合している構成を採用してもよい。
[実施の形態4]
図9は、本発明の実施の形態4に係る磁気センサ装置の正面図である。なお、本形態の基本的な構成は実施の形態1、2と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
図9に示すように、本形態の磁気センサ装置10も、実施の形態1と同様、励磁コイル20と、励磁コイル20に対してZ軸方向で対向してX軸方向に直線的に配列された複数の検出コイル30とを有しており、検出コイル30と励磁コイル20との間には、図1に示す紙幣2等の検査対象試料が配置される試料配置空間40が構成されている。
本形態では、励磁コイル20が試料配置空間40に対してZ軸方向の一方側Z1のみに配置され、複数の検出コイル30は、試料配置空間40に対してZ軸方向の他方側Z2で試料配置空間40を挟んで励磁コイル20に対向する位置のみに設けられている。ここで、検出コイル30は、励磁コイル20の交流磁界を検出する。
本形態の磁気センサ装置10においても、実施の形態2、3と同様、励磁コイル20および検出コイル30は、コアに巻回されている。より具体的には、励磁コイル20は、試料配置空間40に対してZ軸方向の一方側Z1に配置された励磁コイル用コア615に設けられ、検出コイル30は、試料配置空間40に対してZ軸方向の他方側Z2に配置された検出コイル用コア625に設けられ、励磁コイル用コア615と検出コイル用コア625とは磁気的に結合している。より具体的には、励磁コイル20および検出コイル30は、試料配置空間40に対してZ軸方向の一方側Z1から他方側Z2に延在した共通のコア60に巻回されている。ここで、コア60においては、枠部61において、枠部62に対向する縁には、枠部62に向けて突出する1つの突極状の励磁コイル用コア615がX軸方向に延在するように形成され、かかる励磁コイル用コア615に励磁コイル20が巻回されている。また、枠部62において、枠部61に対向する縁には、枠部61に向けて突出する突極状の検出コイル用コア625がX軸方向に複数形成されており、複数の検出コイル用コア625毎に検出コイル30が巻回されている。
このように本形態においても、実施の形態2、3と同様、励磁コイル20および検出コイル30がコア60に巻回されているため、漏れ磁束を低減することができる。従って、本形態によれば、高い感度を得ることができるとともに、漏れ磁束が隣り合う検出コイル30に影響を及ぼしにくいので、分解能が高い。
なお、かかる構成の場合も、励磁コイル用コア615を構成する磁性体と検出コイル用コア625を構成する磁性体とが近接して配置されることにより、磁気的に結合している構成を採用してもよい。
[実施の形態5]
図10は、本発明の実施の形態5に係る磁気センサ装置の説明図であり、図10(a)、(b)は、磁気センサ装置の説明図であり、第1励磁コイル21および第2検出コイル32を巻回したコア60aの正面図、および第2励磁コイル22および第1検出コイル31を巻回したコア60bの正面図である。なお、本形態の基本的な構成は実施の形態1、2、4等と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
図10に示すように、本形態では、図9に示す磁気センサ装置10の構成を利用して、試料配置空間40に対してZ軸方向の一方側Z1に第1励磁コイル21および第2検出コイル32を配置し、Z軸方向の他方側Z2に第2励磁コイル22および第1検出コイル31を配置してある。すなわち、図9に示すコア60と、図9に示すコア60をZ軸方向で反転させたコア60とを各々、コア60a、60bとしてY軸方向で交互に配置されている。
ここで、図10(a)に示すコア60aは、枠部61において、枠部62に対向する縁には、枠部62に向けて突出する突極状の第1励磁コイル用コア611が形成され、かかる第1励磁コイル用コア611に第1励磁コイル21が巻回されている。また、枠部62において、枠部61に対向する縁には、枠部61に向けて突出する突極状の第1検出コイル用コア621がX軸方向に複数形成され、かかる第1検出コイル用コア621に第1検出コイル31が巻回されている。
図10(b)に示すコア60bは、コア60aに対してY軸方向で対向配置されている。かかるコア60bでは、枠部62において、枠部61に対向する縁には、枠部61に向けて突出する突極状の第2励磁コイル用コア622が形成され、かかる第2励磁コイル用コア622に第2励磁コイル22が巻回されている。また、枠部61において、枠部62に対向する縁には、枠部62に向けて突出する突極状の第2検出コイル用コア612がX軸方向に複数形成され、かかる第2検出コイル用コア612に第2検出コイル32が巻回されている。
なお、かかる構成の場合も、第1励磁コイル用コア611を構成する磁性体と第1検出コイル用コア621を構成する磁性体とが近接して配置されることにより、磁気的に結合し、第2励磁コイル用コア622を構成する磁性体と第2検出コイル用コア612を構成する磁性体とが近接して配置されることにより、磁気的に結合している構成を採用してもよい。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、第1検出コイル31および第2検出コイル32を各々、複数設けたが、第1検出コイル31および第2検出コイル32を各々、1つずつ設けた構成を採用してもよい。また、上記実施の形態では、金属異物Sの検出を励磁したが、検査対象試料に付加されている磁気インク等の金属材料を検出するための磁気センサ装置10に本発明を適用してもよい。また、第1検出コイル31および第2検出コイル32で検出された各信号に基づいて金属異物S等の金属材料を検出してもよいが、Z軸方向で相対向する位置に配置された第1検出コイル31および第2検出コイル32の各検出結果の和に基づいて金属異物S等の金属材料を検出してもよい。
1 ATM装置
2 紙幣(検査対象試料)
10 磁気センサ装置
13、14 ベルト式搬送機構(搬送機構)
20 励磁コイル
21 第1励磁コイル
22 第2励磁コイル
30 検出コイル
31 第1検出コイル
32 第2検出コイル
40 試料配置空間
60、60a、60b コア
610 第1コア
611 第1励磁コイル用コア
612 第2検出コイル用コア
615 励磁コイル用コア
620 第2コア
621 第1検出コイル用コア
622 第2励磁コイル用コア
625 検出コイル用コア

Claims (13)

  1. 励磁コイルと、
    該励磁コイルに対向し、前記励磁コイルが発生させる交流磁界を検出する検出コイルと、
    該検出コイルと前記励磁コイルとの間で検査対象試料が配置される試料配置空間と、
    を有していることを特徴とする磁気センサ装置。
  2. 前記励磁コイルとして、前記試料配置空間の一方側に配置された第1励磁コイルと、前記試料配置空間の他方側に配置された第2励磁コイルとが設けられ、
    前記検出コイルとして、前記試料配置空間の前記他方側で前記第1励磁コイルの交流磁界を検出する第1検出コイルと、前記試料配置空間の前記一方側で前記第2励磁コイルの交流磁界を検出する第2検出コイルとが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ装置。
  3. 前記第1励磁コイルと前記第2励磁コイルとは、時間をずらして駆動されることを特徴とする請求項2に記載の磁気センサ装置。
  4. 前記励磁コイルは、前記試料配置空間の一方側に配置された励磁コイル用コアに設けられ、
    前記検出コイルは、前記試料配置空間の他方側に配置された検出コイル用コアに設けられ、
    前記励磁コイル用コアと前記検出コイル用コアとは磁気的に結合していることを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ装置。
  5. 前記第1励磁コイルおよび前記第2検出コイルは、前記試料配置空間の前記一方側に配置された第1コアに設けられ、
    前記第2励磁コイルおよび前記第1検出コイルは、前記試料配置空間の前記他方側に配置された第2コアに設けられ、
    前記第1コアと前記第2コアとは磁気的に結合していることを特徴とする請求項2または3に記載の磁気センサ装置。
  6. 前記第1励磁コイルは、前記試料配置空間の前記一方側に配置された第1励磁コイル用コアに設けられ、
    前記第1検出コイルは、前記試料配置空間の前記他方側に配置された第1検出コイル用コアに設けられ、
    前記第1励磁コイル用コアと前記第1検出コイル用コアとは磁気的に結合しており、
    前記第2励磁コイルは、前記試料配置空間の前記他方側に配置された第2励磁コイル用コアに設けられ、
    前記第2検出コイルは、前記試料配置空間の前記一方側に配置された第2検出コイル用コアに設けられ、
    前記第2励磁コイル用コアと前記第2検出コイル用コアとは磁気的に結合していることを特徴とする請求項2または3に記載の磁気センサ装置。
  7. 前記励磁コイルおよび前記検出コイルはいずれも、空芯コイルであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の磁気センサ装置。
  8. 前記第1励磁コイル、前記第1検出コイル、前記第2励磁コイルおよび前記第2検出コイルはいずれも、空芯コイルであって、
    前記第1励磁コイルは、前記第2検出コイルに対して前記試料配置空間とは反対側に配置され、
    前記第2励磁コイルは、前記第1検出コイルに対して前記試料配置空間とは反対側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の磁気センサ装置。
  9. 前記第1検出コイルは、前記試料配置空間の前記他方側に複数配置され、
    前記第2検出コイルは、前記試料配置空間の前記一方側に複数配置されていることを特徴とする請求項2、3、5、6または8に記載の磁気センサ装置。
  10. 前記複数の第1検出コイルは、前記試料配置空間に沿って直線的に配置され、
    前記複数の第2検出コイルは、前記試料配置空間に沿って直線的に配置されていることを特徴とする請求項9に記載の磁気センサ装置。
  11. 前記複数の第1検出コイルは、時間をずらして順次駆動され、
    前記複数の第2検出コイルは、時間をずらして順次駆動されることを特徴とする請求項9または10に記載の磁気センサ装置。
  12. 前記複数の第1検出コイルからは、隣り合う第1検出コイルで検出される信号の差が出力され、
    前記複数の第2検出コイルからは、隣り合う第2検出コイルで検出される信号の差が出力されることを特徴とする請求項9乃至11の何れか一項に記載の磁気センサ装置。
  13. 前記試料配置空間に前記検査対象試料を搬送する搬送機構を有していることを特徴とする請求項1乃至12の何れか一項に記載の磁気センサ装置。
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