JP2014025757A - 角度センサ及び自動車 - Google Patents

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Yuichi Manabe
祐一 真鍋
Tetsuji Inoue
鉄治 井上
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Abstract

【課題】省スペース化が実現可能な角度センサの提供。
【解決手段】絶対位置検出部130、相対移動検出部110、及びロータリートランス部140を備える角度センサ100において、ロータ側のコイル及びR/Tとステータ側のコイルとR/Tとが対向する位置に配置され、絶対位置検出コイルは渦巻状コイルパターンを、相対移動検出コイルはミアンダ状平面コイルパターンを有し、絶対位置検出部130と相対移動検出部110は、それぞれ高周波の励磁信号が入力され、ステータ側センサ基板40に対するロータ側センサ基板20の位置変化に伴うインダクタンスの変化により角度を検出し、起動時には絶対位置検出部130において初期位置を検出してから、相対移動検出部110の出力によりロータ側センサ基板20の位置を検出し、ロータ側相対移動検出用コイル113は、ロータ側絶対位置検出用コイル133の径方向外側に配置される。
【選択図】図1

Description

この発明は、ロータの動作位置を検出する為に使用されるものであって、ステータコイルが形成されたステータ固定板と、ステータ固定板と隙間を介して対向しながら動作可能に設けられたロータと、を有する角度センサに関するものである。
ハイブリッド自動車や電気自動車などには、高出力のブラシレスモータがその駆動力として使用されており、今後も高出力化が望まれている。このようなブラシレスモータを制御するためには、モータの出力軸の回転角度を正確に把握する必要がある。ステータに設けられた各コイルへの通電切替を制御するには、ロータの回転位置を正確に把握する必要があるからである。このため、モータにはレゾルバを備えた角度センサが備えられ、正確に角度が検出されることが望ましい。このような自動車の駆動機構に用いられるブラシレスモータには、耐環境性に加えて駆動機構の回転数が高い為に高精度化も要求されている。そして、他の車載部品と同様に角度検出装置にも小型化が要求されている。
特許文献1には、位置決め装置及び工作機械装置に関する技術が開示されている。同期モータの駆動により固定部に対して可動部が移動する移動機構を備え、この可動部にインクリメンタル型エンコーダとアブソリュート型エンコーダを備えている。制御装置によって、電源投入時に読み取られたアブソリュート型エンコーダの信号データから可動部の初期座標を求め、電源投入時以後に読み取られたインクリメンタル型エンコーダの信号データを基に可動部の現在座標を求め、アブソリュート型エンコーダからの信号データとインクリメンタル型エンコーダの信号データとを用いて、可動部の現在座標を求めている。こうすることで、インクリメンタル型エンコーダの「原点合わせ」作業を不要とし、インクリメンタル型エンコーダの精度誤差の修正も可能としている。
特許文献2には、アブソリュート型リニアエンコーダとアクチュエータに関する技術が開示されている。特許文献1と似たような構成となっており、インクリメンタルリニアスケールとアブソリュートリニアスケールを有して、それぞれの検出器を備え、アブソリュートリニアスケール部は装置起動時又はリセット時のみに機能させ、検出時間をかけることにより検出器の出力を確保し、通常はインクリメンタルリニアスケールだけを使用して応答速度を高くしている。
特許文献3には、レゾルバ付モータ構造に関する技術が開示されている。また、特許文献4には、回転位置センサに関する技術が開示されている。それぞれ、ロータ及びステータに円盤状の面にコイルが形成され、レゾルバ及び位置センサとして機能している。
特開2009−284662号公報 特開2010−066129号公報 特開2010−133922号公報 特開2012−018086号公報
しかしながら、特許文献1乃至特許文献4の技術を位置検出センサに適用するには、次のような課題がある。
特許文献1及び特許文献2では、インクリメンタル型エンコーダにアブソリュート型エンコーダを組み合わせて使用している。このような発想は従来からあるが、2種類のエンコーダを用意する必要があるため、スペース効率が良くない。車載するエンコーダは小型化の要求が高いため、特許文献3及び特許文献4の様な構成で、アブソリュート型のエンコーダとインクリメンタル型のエンコーダを実装できることが望ましい。しかし、特許文献3及び特許文献4の技術をそのまま用いると、別々に円盤を用意する必要があり、スペースを必要とする。
そこで、本発明はこのような課題を解決するために、省スペース化を実現可能な角度センサ及びそれを用いた自動車を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明による角度センサは以下のような特徴を有する。
(1)絶対位置検出部、相対移動検出部、及びロータリートランス部を備える角度センサにおいて、前記絶対位置検出部は、ロータ基板上に設けられたロータ側絶対位置検出用コイル及び前記ロータ側絶対位置検出用コイルと直列に接続されたロータ側絶対位置検出用ロータリートランスコイル及びステータ基板上に設けられたステータ側絶対位置検出用コイル及び前記ステータ側絶対位置検出用ロータリートランスコイルとを有し、前記ロータ側絶対位置検出用コイルと前記ステータ側絶対位置検出用コイル、及びロータ側絶対位置検出用ロータリートランスコイルと前記ステータ側絶対位置検出用ロータリートランスコイルとはそれぞれ対向する位置に設けられ、前記相対移動検出部は、前記ロータ基板上に設けられたロータ側相対移動検出用コイル及び前記ロータ側相対移動検出用コイルと直列に接続されたロータ側相対移動検出ロータリートランスコイルと、前記ステータ基板上に設けられたステータ側相対移動検出用コイル及びステータ側相対移動検出用ロータリートランスコイルを有し、前記ロータ側相対移動検出用コイルと前記ステータ側相対移動検出用コイル、及びロータ側相対移動検出用ロータリートランスコイルと前記ステータ側相対移動検出用コイルとはそれぞれ対向する位置に設けられ、前記ロータ側相対移動検出用コイル及び前記ステータ側相対移動検出用コイルはそれぞれミアンダ状平面コイルパターンを有し、前記ロータ側絶対位置検出用コイル及び前記ステータ側絶対位置検出用コイルはそれぞれ渦巻き状位置コイルパターンを有し、前記絶対位置検出部と前記相対移動検出部は、それぞれ高周波の励磁信号が入力され、ステータに対するロータの位置変化に伴うインダクタンスの変化により角度を検出するものであり、起動時には前記絶対位置検出部において初期位置を検出してから、前記相対移動検出部の出力によりロータの移動を検出し、ロータの位置を検出するものであり、前記ロータ側相対移動検出用コイルは、前記ロータ側絶対位置検出用コイルの径方向外側に配置されること、を特徴とする。
上述の(1)に記載の発明の態様によれば、ロータ基板上にロータ側絶対位置検出用コイル、ロータ側絶対位置検出用ロータリートランスコイル、ロータ側相対移動検出コイル、ロータ側相対移動検出用ロータリートランスコイルを備え、ステータ基板上に、ステータ側絶対位置検出用コイル、ステータ側絶対位置検出用ロータリートランスコイル、ステータ側相対移動検出コイル、ステータ側相対移動検出用ロータリートランスコイルを備えることで、相対移動検出部と絶対位置検出部を1つの角度センサに備えることが可能となり角度センサの小型化が可能である。また、絶対位置検出部の外周側に相対移動検出部を備えることで、相対移動検出部に用いるコイルの折り返し部分を増やす事が可能となり、角度センサの高分解化を図ることが可能となる。
(2)(1)に記載の角度センサにおいて、初期位置の検出時には、相対移動検出部への励磁信号の入力を停止すること、を特徴とする。
上述の(2)に記載の発明の態様によれば、前記絶対位置検出部による初期位置の検出の際に相対移動検出部への入力を停止するので、初期位置検出の際に生じるノイズの発生を抑えることが可能で、初期位置を高精度に検出することが可能である。
(3)(1)又は(2)に記載の角度センサにおいて、前記絶対位置検出部へ入力される励磁信号と、前記相対移動検出部に入力される励磁信号とは、周波数が異なること、を特徴とする。
上述の(3)に記載の発明の態様によれば、絶対位置検出部と相対位置検出部のそれぞれから発生するノイズの影響をお互いに受ける事になるが、周波数帯域が異なっていることで、他方の検出部の励磁信号に起因するノイズを、フィルタ等を用いて除去することが可能となる。この為、角度センサの精度の向上に貢献することが出来る。
(4)(2)又は(3)に記載の角度センサにおいて、前記ステータ側相対移動検出用ロータリートランスコイルは、前記ステータ側絶対位置検出用ロータリートランスコイルと前記ステータ側絶対位置検出用コイルの間に配置されること、を特徴とする。
上述の(4)に記載の発明の態様によれば、検出精度確保に必要な絶対位置検出用ロータリートランスコイルと絶対位置検出用コイルとの間に相対位置検出用ロータリートランスコイルが配置されるため、その分、相対位置検出用ロータリートランスコイルを絶対位置検出用コイルに近く配置することが可能となる。この為、角度センサの小型化が可能となる。なお、絶対位置検出部が絶対位置検出用ロータリートランスコイルに起因したノイズにより検出精度が落ちる問題に関しては、(2)又は(3)に記載の発明によってノイズの軽減が出来るので、小型化と高精度化の両立が期待出来る。
また、前記目的を達成するために、本発明による自動車は以下のような特徴を有する。
(5)(1)乃至(4)のいずれかに記載の角度センサを、エンジンのクランク角センサとして用いたこと、を特徴とする。
上述の(5)に記載の発明の態様によれば、自動車を停止した状態でのクランク角センサによる位置検出が可能であり、絶対位置検出部でのデータにより相対移動検出部でのデータを補正することができるため、自動車が移動している際に得られる角度検出も高精度に行う事が可能となる。
(6)(5)に記載の自動車において、前記相対移動検出部の故障時には、前記絶対位置検出部の出力により退避走行すること、を特徴とする。
上述の(6)に記載の発明の態様によれば、角度検出センサに相対移動検出部と絶対移動検出部を備えているため、相対移動検出部が故障した場合にも絶対位置検出部の出力によって自動車の退避走行が可能となる。
(7)(6)に記載の自動車において、前記退避走行時には、前記初期位置の検出時には、前記相対移動検出部への励磁信号の入力を停止すること、を特徴とする。
上述の(7)に記載の発明の態様によれば、相対移動検出部への励磁信号が入力されないことで、相対移動検出用ロータリートランスコイルでの信号のやり取りが発生せず、すなわち、絶対位置検出部での角度検出にあたってノイズの発生要因を排除する事が出来る。この結果、自動車が退避走行時に角度センサにて角度検出する場合についても高精度な角度検出を維持することが可能となる。
第1実施形態の、ステータ側第1層パターンを示す平面図である。 第1実施形態の、ステータ側第2層パターンを示す平面図である。 第1実施形態の、ロータ側パターンを示す平面図である。 第1実施形態の、モータの簡易な構造を示す断面図である。 第1実施形態の、レゾルバの位置検出制御に関するブロック図である。 第1実施形態の、角度センサによる位置検出の様子を示すグラフである。 第1実施形態の、自動車の斜視図である。 第2実施形態の、ステータ側第1層パターンを示す平面図である。 第2実施形態の、ステータ側第2層パターンを示す平面図である。 第2実施形態の、ロータ側パターンを示す平面図である。
次に、本発明の第1の実施形態について、自動車のクランク軸に用意される回転角を検出する為のロータリーエンコーダに用いた具体例にて図面を参照しつつ説明する。
図4には、第1実施形態のモータ10の簡易な構造を断面図に示す。モータ10は、ケース本体101と、ケース蓋体102と、モータステータ103と、モータロータ104と、モータ軸105と、を備えているブラシレスモータである。ケース本体101にはその内側にモータステータ103が固定されている。モータステータ103には、コイル106が備えられている。コイル106に通電されることで、モータステータ103に磁力が発生する。
一方、モータ軸105には、永久磁石を備えたモータロータ104が固定されている。モータステータ103とモータロータ104は所定のギャップが設けられ、モータステータ103に通電されると、モータロータ104が回転する。このモータロータ104の回転によってモータ軸105に駆動力が発生する。モータロータ104には、ロータ側センサ基板20が付設され、ケース蓋体102にはステータ側センサ基板40が固定されている。ロータ側センサ基板20及びステータ側センサ基板40はそれぞれ円筒状に形成された基板であり、ケース本体101とケース蓋体102が組み立てられた状態で、ロータ側センサ基板20とステータ側センサ基板40は所定のギャップが保持されて対向して配置される。
このギャップの距離が近い方が角度センサ100の検出精度を向上させることが出来るが、ロータ側センサ基板20とステータ側センサ基板40とが干渉するとその機能が発揮できない虞がある。よって、寸法公差や温度による寸法変化なども考慮された上で、ロータ側センサ基板20とステータ側センサ基板40とのギャップが決定される。
図1に、ステータ側第1層パターン201を平面図に示す。図2に、ステータ側第2層パターン202を平面図に示す。図3に、ロータ側パターン203を平面図に示す。ロータ側センサ基板20は、ロータ側パターン203を備えてなる。ロータ側パターン203は、ロータ側相対移動検出用コイル113と、ロータ側相対移動検出用R/Tコイル123と、ロータ側絶対位置検出用コイル133と、ロータ側絶対位置検出用R/Tコイル143と、を有する。ロータ側相対移動検出用コイル113はミアンダ状(九十九折状)に配線が形成されて、円環状に配置されている。
そして、ロータ側相対移動検出用コイル113の内周には、ロータ側相対移動検出用コイル113と直列に接続されるロータ側相対移動検出用R/Tコイル123を備えている。ロータ側相対移動検出用R/Tコイル123の内周にはロータ側絶対位置検出用コイル133が配置される。ロータ側絶対位置検出用コイル133は第1コイル133aと第2コイル133bの2つからなり、それぞれ半円状かつ渦巻き状に形成されている。また、第1コイル133aと第2コイル133bとはお互いに逆回りになるように巻回されている。また、第1コイル133aと第2コイル133bとは直列に接続されている。ロータ側絶対位置検出用コイル133の内周側には、ロータ側絶対位置検出用コイル133と直列に接続されるロータ側絶対位置検出用R/Tコイル143が配置される。
ステータ側センサ基板40は、ステータ側第1層パターン201及びステータ側第2層パターン202が積層形成されてなる。ステータ側第1層パターン201は、ステータ側相対移動検出用第1層コイル111と、ステータ側第1層相対移動検出用R/Tコイル121と、ステータ側絶対位置検出用第1層コイル131と、ステータ側第1層絶対位置検出用R/Tコイル141と、を有する。ステータ側第1層パターン201は第1層リード部161を介して、制御回路部59に接続される。ステータ側第2層パターン202は、ステータ側相対移動検出用第2層コイル112と、ステータ側第2層相対移動検出用R/Tコイル122と、ステータ側絶対位置検出用第2層コイル132と、ステータ側第2層絶対位置検出用R/Tコイル142と、を有する。ステータ側第2層パターン202は第2層リード部162を介して、制御回路部59に接続される。
ステータ側相対移動検出用第1層コイル111は、ロータ側相対移動検出用コイル113と同様にミアンダ状に配線が形成されている。ステータ側相対移動検出用第1層コイル111の内周側にステータ側第1層相対移動検出用R/Tコイル121が配置される。ステータ側第1層相対移動検出用R/Tコイル121の内周に配置されるステータ側絶対位置検出用第1層コイル131は、第1コイル131a及び第2コイル131bよりなる。第1コイル131aと第2コイル131bはそれぞれ半円状かつ渦巻き状に形成されている。また、第1コイル131aと第2コイル131bとはお互いに逆回りに巻回されている。また、第1コイル131aと第2コイル131bとは直列に接続されている。ステータ側絶対位置検出用第1層コイル131の内側には、ステータ側第1層絶対位置検出用R/Tコイル141が形成されている。
同様に、ステータ側相対移動検出用第2層コイル112は、ロータ側相対移動検出用コイル113と同様にミアンダ状に配線が形成されている。ステータ側相対移動検出用第2層コイル112の内周側にはステータ側第2層相対移動検出用R/Tコイル122が配置される。ステータ側第2層相対移動検出用R/Tコイル122の内周に配置されるステータ側絶対位置検出用第2層コイル132は、第1コイル132a及び第2コイル132bよりなる。第1コイル132aと第2コイル132bはそれぞれ半円状かつ渦巻き状に形成されている。また、第1コイル132aと第2コイル132bとはお互いに逆回りに巻回されている。また、第1コイル132aと第2コイル132bとは直列に接続されている。ステータ側絶対位置検出用第2層コイル132の内側には、ステータ側第2層絶対位置検出用R/Tコイル142が形成されている。
これらステータ側第1層パターン201、ステータ側第2層パターン202及びロータ側パターン203は、図4に示される様にロータ側センサ基板20とステータ側センサ基板40に備えられるので、重ねられたステータ側第1層相対移動検出用R/Tコイル121とステータ側第2層相対移動検出用R/Tコイル122とが、ロータ側相対移動検出用R/Tコイル123と対向する位置に配置される。また、重ねられたステータ側第1層絶対位置検出用R/Tコイル141とステータ側第2層絶対位置検出用R/Tコイル142とが、ロータ側絶対位置検出用R/Tコイル143と対向する位置に配置される。また、重ねられたステータ側相対移動検出用第1層コイル111とステータ側相対移動検出用第2層コイル112とが、ロータ側相対移動検出用コイル113に対向する位置に配置される。また、重ねられたステータ側絶対位置検出用第1層コイル131とステータ側絶対位置検出用第2層コイル132とが、ロータ側絶対位置検出用コイル133と対向する位置に配置される。
図5に、レゾルバの位置検出制御に関するブロック図を示す。ステータ側相対移動検出用第1層コイル111、ステータ側相対移動検出用第2層コイル112及びロータ側相対移動検出用コイル113は、相対移動検出部110として機能する。ステータ側絶対位置検出用第1層コイル131、ステータ側絶対位置検出用第2層コイル132及びロータ側絶対位置検出用コイル133は、絶対位置検出部130として機能する。ステータ側第1層相対移動検出用R/Tコイル121、ステータ側第2層相対移動検出用R/Tコイル122、ロータ側相対移動検出用R/Tコイル123、ステータ側第1層絶対位置検出用R/Tコイル141、ステータ側第2層絶対位置検出用R/Tコイル142及びロータ側絶対位置検出用R/Tコイル143は、ロータリートランス部140として機能する。
ロータ側センサ基板20に設けられたロータ側相対移動検出用コイル113とロータ側絶対位置検出用R/Tコイル143とは直列に接続されている。同じくロータ側センサ基板20に設けられたロータ側絶対位置検出用コイル133とロータ側相対移動検出用R/Tコイル123とは直列に接続されている。
第1励磁信号生成回路49からは、500kHz程度の周波数の励磁信号が入力される。この励磁信号が、ステータ側第1層絶対位置検出用R/Tコイル141及びステータ側第2層絶対位置検出用R/Tコイル142よりロータ側絶対位置検出用R/Tコイル143に伝えられ、ロータ側絶対位置検出用コイル133に入力される。ロータ側絶対位置検出用コイル133に対向するステータ側絶対位置検出用第1層コイル131及びステータ側絶対位置検出用第2層コイル132によって、ステータ側センサ基板40に対するロータ側センサ基板20の初期位置を検出することが出来る。
一方、第2励磁信号生成回路50からは、2MHz程度の高周波の励磁信号が入力される。この励磁信号がステータ側第1層相対移動検出用R/Tコイル121及びステータ側第2層相対移動検出用R/Tコイル122からロータ側相対移動検出用R/Tコイル123に伝えられ、ロータ側相対移動検出用コイル113に入力される。ロータ側相対移動検出用コイル113に対向するステータ側相対移動検出用第1層コイル111及びステータ側相対移動検出用第2層コイル112により、ステータ側センサ基板40に対するロータ側センサ基板20の位置変化に伴うインダクタンスの変化を検出する。これによって角度を検出することが出来る構成となっている。
ステータ側絶対位置検出用第1層コイル131とは第1検波回路51と接続され、ステータ側絶対位置検出用第2層コイル132とは第2検波回路52と接続される。ステータ側相対移動検出用第1層コイル111とは第3検波回路53と接続され、ステータ側相対移動検出用第2層コイル112とは第4検波回路54と接続される。第1検波回路51及び第2検波回路52は、同期検出を行う回路である。第3検波回路53及び第4検波回路54は、包絡線検波を行う回路である。第1検波回路51及び第2検波回路52は絶対角度検出回路57に接続され、第3検波回路53は第1コンパレータ55を介し、第4検波回路54は第2コンパレータ56を介して絶対角度検出回路57に接続される。
図7に、自動車の斜視図を示す。自動車70は、エンジン80を搭載しており、エンジン80の側面にはモータ10が接続されている。角度センサ100はモータ10に備えられているので、エンジン80のクランク角センサとして機能する。この様なセンサ部58と制御回路部59よりなる角度センサ100は、モータ10を搭載した自動車70が動き出す際に、ロータ側センサ基板20とステータ側センサ基板40にそれぞれ備えられる絶対位置検出部130にて、ステータ側センサ基板40に対するロータ側センサ基板20の初期位置を検出する。そして、モータ10を搭載した自動車70が動き出してからは、相対移動検出部110にて回転角度検出を行う。この際に、相対移動検出部110から得られたデータを絶対位置検出部130から得られたデータで補正する事で、正確な角度を把握することが可能となる。
第1実施形態の角度センサ100は上記構成であるので、以下に説明するような作用及び効果を奏する。
第1実施形態の位置センサは、その効果として省スペース化が可能である点が挙げられる。第1実施形態の角度センサ100は、絶対位置検出部130、相対移動検出部110、及びロータリートランス部140を備える角度センサ100である。絶対位置検出部130は、ステータ側センサ基板40の上に設けられたロータ側絶対位置検出用コイル133及びロータ側絶対位置検出用コイル133と直列に接続されたロータ側絶対位置検出用R/Tコイル143及びロータ側センサ基板20の上に設けられたステータ側絶対位置検出用第1層コイル131とステータ側絶対位置検出用第2層コイル132及びステータ側第1層絶対位置検出用R/Tコイル141とステータ側第2層絶対位置検出用R/Tコイル142とを有している。
ロータ側絶対位置検出用コイル133と、ステータ側絶対位置検出用第1層コイル131とステータ側絶対位置検出用第2層コイル132とは、対向する位置に設けられる。又、ロータ側絶対位置検出用R/Tコイル143と、ステータ側第1層絶対位置検出用R/Tコイル141及びステータ側第2層絶対位置検出用R/Tコイル142とは対向する位置に設けられる。相対移動検出部110は、ステータ側センサ基板40の上に設けられたロータ側相対移動検出用コイル113及びロータ側相対移動検出用コイル113と直列に接続されたロータ側相対移動検出用R/Tコイル123と、ロータ側センサ基板20の上に設けられたステータ側第1層相対移動検出用R/Tコイル121及びステータ側第2層相対移動検出用R/Tコイル122とを有している。
ロータ側相対移動検出用コイル113とステータ側相対移動検出用第1層コイル111及びステータ側相対移動検出用第2層コイル112は対向する位置に設けられる。また、ロータ側相対移動検出用R/Tコイル123とステータ側第1層相対移動検出用R/Tコイル121及びステータ側第2層相対移動検出用R/Tコイル122とはそれぞれ対向する位置に設けられる。ロータ側相対移動検出用コイル113及びステータ側相対移動検出用第1層コイル111及びステータ側相対移動検出用第2層コイル112はそれぞれミアンダ状平面コイルパターンを有している。ロータ側絶対位置検出用コイル133及びステータ側絶対位置検出用第1層コイル131及びステータ側絶対位置検出用第2層コイル132はそれぞれ渦巻き状コイルパターンを有している。
絶対位置検出部130と相対移動検出部110は、それぞれ高周波の励磁信号が入力され、ステータ側センサ基板40に対するロータ側センサ基板20の位置変化に伴うインダクタンスの変化により角度を検出するものであり、角度センサ100の起動時には絶対位置検出部130において初期位置を検出してから、相対移動検出部110の出力によりロータ側センサ基板20の移動を検出し、ロータ側センサ基板20の位置を検出するものである。ロータ側相対移動検出用コイル113は、ロータ側絶対位置検出用コイル133の径方向外側に配置されるものである。
すなわち、角度センサ100に設けられたロータ側センサ基板20及びステータ側センサ基板40に、相対移動検出部110と絶対位置検出部130が設けられている。このため、特許文献1や特許文献2に示される技術のように、例えば特許文献3に示す絶対位置センサと特許文献4に示す位置センサをクランク角センサとして別々に設ける必要が無く、角度センサ100の小型化が可能となる。また、ステータ側絶対位置検出用第1層コイル131の外周側にステータ側相対移動検出用第1層コイル111を、ステータ側絶対位置検出用第2層コイル132の外周側にステータ側相対移動検出用第2層コイル112を、ロータ側絶対位置検出用コイル133の外周側にロータ側相対移動検出用コイル113を設けることで、角度センサ100の高分解化が可能である。これは、ステータ側相対移動検出用第1層コイル111乃至ロータ側相対移動検出用コイル113が外周側に設けられることで径を大きくすることができ、折り返し部を増やす事が可能となるためである。この結果、高分解化が可能となる。
また、第1実施形態の角度センサ100を用いることで、起動信号IGONが入力された後、直ぐに絶対角度を得ることが可能である。図6に、角度センサ100による位置検出の様子をグラフに示す。本発明の角度センサ100では、絶対位置検出部130を備えている。このため、絶対位置検出部130での検出信号である正弦波S3及び余弦波S4を検出する。起動信号IGONが検出された際には、角度θの際の正弦波S3及び余弦波S4が検出される。正弦波S3がasinθで、余弦波S4がacosθであれば、角度θはθ=arctan(asinθ/acosθ)として求められる。従って、パルス信号S1は角度θで補正可能となり、起動信号IGONから絶対角度を検出することが出来る。
また、角度センサ100で初期位置を検出する際には、第2励磁信号生成回路50から相対移動検出部110への励磁信号を入力せず(停止し)、第1励磁信号生成回路49からの励磁信号を絶対位置検出部130に入力している。このため、絶対位置検出部130で角度センサ100の絶対位置を検出する際に、相対移動検出部110からのノイズを絶対位置検出部130で拾うことを防ぐことが可能となる。相対移動検出部110と絶対位置検出部130とは同じロータ側センサ基板20及びステータ側センサ基板40に配置されていることから、ノイズの影響が大きくなりがちだが、励磁信号の発生のタイミングを異ならせることでノイズの影響を低減させることが可能である。
また、第2励磁信号生成回路50と第1励磁信号生成回路49では用いる周波数が異ならせることで、ノイズの影響を低減することが可能である。周波数帯が異なっていることで、ノイズの周波数成分は特定される。この為、図示しないノイズフィルターを設け、ノイズを除去することが容易となる。ノイズフィルターを設ける位置に関しては、例えば、第1検波回路51乃至第4検波回路54に設けることが考えられる。
このような角度センサ100を備える自動車70は、角度センサ100の小型化及び高精度化によって、従来用いられていたようなクランク角センサよりも取り付けスペース必要としない。このため、特にハイブリッド車などモータやそれに関連する補器を必要とし、エンジンルーム内のスペースを要する場合に有効である。また、角度センサ100の高精度化によって、モータ10の制御やエンジン制御を精密にすることが出来るので、燃費の向上に貢献することが可能である。
また、角度センサ100には、相対移動検出部110と絶対位置検出部130を両方備えているため、万が一、相対移動検出部110が故障したような場合にも退避走行が可能となる。通常、車両に搭載するクランク角センサが故障するとアイドリングの不調の発生やエンジンがかからなくなるなどの不具合が発生する。しかし、自動車70に角度センサ100を搭載していれば、相対移動検出部110が故障した場合にも絶対位置検出部130を用いて退避走行が可能であるので、自走することが可能となる。
次に、本発明の第2の実施形態について、図面を用いて説明する。第2実施形態は第1実施形態の角度センサ100と比べ、ステータ側第1層相対移動検出用R/Tコイル121の位置が異なる。以下に異なる点を説明する。
図8に、第2実施形態の、ステータ側第1層パターンを平面図に示す。図9に、ステータ側第2層パターンを平面図に示す。図10に、ロータ側パターンを平面図に示す。ステータ側第1層パターン301は、その外周側からステータ側相対移動検出用第1層コイル111、ステータ側絶対位置検出用第1層コイル131、ステータ側第1層相対移動検出用R/Tコイル121、及びステータ側第1層絶対位置検出用R/Tコイル141を備えている。ステータ側第2層パターン302は、その外周側からステータ側相対移動検出用第2層コイル112、ステータ側絶対位置検出用第2層コイル132、ステータ側絶対位置検出用第2層コイル132、及びステータ側第2層絶対位置検出用R/Tコイル142を備えている。
ロータ側パターン303は、その外周からロータ側相対移動検出用コイル113、ロータ側絶対位置検出用コイル133、ロータ側相対移動検出用R/Tコイル123、及びロータ側絶対位置検出用R/Tコイル143を備えている。即ち、第1実施形態のステータ側第1層パターン201乃至ロータ側パターン203と、ステータ側第1層パターン301乃至ロータ側パターン303とは、相対位置検出用R/Tコイルの位置が異なるのである。
第2実施形態の角度センサ100は、上記構成によって以下に説明するような作用及び効果を奏する。
まず、角度センサ100の小型化を図ることができる点が挙げられる。第2実施形態の角度センサ100は、ステータ側第1層相対移動検出用R/Tコイル121及びステータ側第1層相対移動検出用R/Tコイル121は、ステータ側第1層絶対位置検出用R/Tコイル141及びステータ側第2層絶対位置検出用R/Tコイル142とステータ側絶対位置検出用第1層コイル131とステータ側絶対位置検出用第2層コイル132の間にそれぞれ配置されている。ステータ側第1層絶対位置検出用R/Tコイル141及びステータ側第2層絶対位置検出用R/Tコイル142と、ステータ側絶対位置検出用第1層コイル131及びステータ側絶対位置検出用第2層コイル132は、両コイル間の距離が近いとステータ側第1層絶対位置検出用R/Tコイル141及びステータ側第2層絶対位置検出用R/Tコイル142に励磁信号を流すことで発生する交番磁界の影響をステータ側絶対位置検出用第1層コイル131及びステータ側絶対位置検出用第2層コイル132が直接受けてしまい、検出精度が低下する問題がある。このため、角度センサ100の検出精度を高めるためには、両コイル間はある程度離す必要がある。
そこで、ステータ側第1層相対移動検出用R/Tコイル121及びステータ側第2層相対移動検出用R/Tコイル122を、ステータ側第1層絶対位置検出用R/Tコイル141及びステータ側第2層絶対位置検出用R/Tコイル142と、ステータ側絶対位置検出用第1層コイル131及びステータ側絶対位置検出用第2層コイル132との間に配置することで、第1実施形態の場合に比べてスペースの有効活用が可能となる。これは、ステータ側第1層相対移動検出用R/Tコイル121及びステータ側第2層相対移動検出用R/Tコイル122が上記スペースに移動する分、ステータ側相対移動検出用第1層コイル111及びステータ側相対移動検出用第2層コイル112とステータ側絶対位置検出用第1層コイル131及びステータ側絶対位置検出用第2層コイル132との間のスペースを小さくすることができるからである。このため、全体として角度センサ100の小型化が可能となる。
ただし、この場合、ステータ側第1層相対移動検出用R/Tコイル121及びステータ側第2層相対移動検出用R/Tコイル122とステータ側相対移動検出用第1層コイル111及びステータ側相対移動検出用第2層コイル112と、ステータ側絶対位置検出用第1層コイル131及びステータ側絶対位置検出用第2層コイル132の距離が近くなるため、ステータ側絶対位置検出用第1層コイル131及びステータ側絶対位置検出用第2層コイル132で絶対位置を検出する際に、ステータ側第1層相対移動検出用R/Tコイル121及びステータ側第2層相対移動検出用R/Tコイル122とロータ側相対移動検出用コイル113からのノイズの影響を気にする必要がある。
しかしながら、第1励磁信号生成回路49及び第2励磁信号生成回路50からの励磁信号のタイミングを切り替え、絶対位置検出部130で絶対位置を検出する際には第1励磁信号生成回路49から励磁信号を出力し、相対移動検出部110で相対位置を検出する際には第2励磁信号生成回路50から励磁信号を出力することとしている。このため、ロータ側絶対位置検出用コイル133で絶対位置を検出する際には、ステータ側第1層相対移動検出用R/Tコイル121及びステータ側第2層相対移動検出用R/Tコイル122へ励磁信号を入力せず、結果的にノイズの影響を心配する必要が無くなる。したがって、角度センサ100の検出精度を犠牲にすることなく角度センサ100の小型化が可能となる。一方、角度センサ100を小型化せずに各コイル間のスペースを確保した上で、図8乃至図10の様に配置すれば、より角度センサ100の検出精度を高くすることが可能となる。
また、第1励磁信号生成回路49と第2励磁信号生成回路50とで異なる周波数帯の励磁信号を用いることで、相対移動検出部110と絶対位置検出部130とを同時に、或いはタイムラグ無く用いるようなケースであっても、絶対角度検出回路57にて異なる周波数帯の成分をノイズとして除去可能であるため、角度センサ100の検出精度の低下を抑えることが可能となる。
以上において、実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。例えば、実施例で示されたコイルパターンについて、極数を増やすなど、発明の範囲内で変更することを妨げない。また、第1励磁信号生成回路49と第2励磁信号生成回路50とに用いる励磁信号について、別の周波数の励磁信号を用いることを妨げないし、第1励磁信号生成回路49と第2励磁信号生成回路50とで同じ励磁信号を用いる、或いは、第1励磁信号生成回路49が2MHz程度の周波数の励磁信号を生成し、第2励磁信号生成回路50が500KHz程度の周波数の励磁信号を生成するように、第1励磁信号生成回路49が第2励磁信号生成回路50よりも高い周波数の励磁信号を生成するようにしても良い。
10 モータ
20 ロータ側センサ基板
40 ステータ側センサ基板
100 角度センサ
110 相対移動検出部
130 絶対位置検出部
140 ロータリートランス部
201 ステータ側第1層パターン
202 ステータ側第2層パターン
203 ロータ側パターン

Claims (7)

  1. 絶対位置検出部、相対移動検出部、及びロータリートランス部を備える角度センサにおいて、
    前記絶対位置検出部は、ロータ基板上に設けられたロータ側絶対位置検出用コイル及び前記ロータ側絶対位置検出用コイルと直列に接続されたロータ側絶対位置検出用ロータリートランスコイル及びステータ基板上に設けられたステータ側絶対位置検出用コイル及びステータ側絶対位置検出用ロータリートランスコイルとを有し、
    前記ロータ側絶対位置検出用コイルと前記ステータ側絶対位置検出用コイル、及び前記ロータ側絶対位置検出用ロータリートランスコイルと前記ステータ側絶対位置検出用ロータリートランスコイルとはそれぞれ対向する位置に設けられ、
    前記相対移動検出部は、前記ロータ基板上に設けられたロータ側相対移動検出用コイル及び前記ロータ側相対移動検出用コイルと直列に接続されたロータ側相対移動検出ロータリートランスコイルと、前記ステータ基板上に設けられたステータ側相対移動検出用コイル及びステータ側相対移動検出用ロータリートランスコイルとを有し、
    前記ロータ側相対移動検出用コイルと前記ステータ側相対移動検出用コイル、及びロータ側相対移動検出用ロータリートランスコイルと前記ステータ側相対移動検出用コイルとはそれぞれ対向する位置に設けられ、
    前記ロータ側相対移動検出用コイル及び前記ステータ側相対移動検出用コイルはそれぞれミアンダ状平面コイルパターンを有し、
    前記ロータ側絶対位置検出用コイル及び前記ステータ側絶対位置検出用コイルはそれぞれ渦巻き状位置コイルパターンを有し、
    前記絶対位置検出部と前記相対移動検出部は、それぞれ高周波の励磁信号が入力され、ステータに対するロータの位置変化に伴うインダクタンスの変化により角度を検出するものであり、
    起動時には前記絶対位置検出部において初期位置を検出してから、前記相対移動検出部の出力により前記ロータの移動を検出し、前記ロータの位置を検出するものであり、
    前記ロータ側相対移動検出用コイルは、前記ロータ側絶対位置検出用コイルの径方向外側に配置されること、
    を特徴とする角度センサ。
  2. 請求項1に記載の角度センサにおいて、
    前記初期位置の検出時には、前記相対移動検出部への励磁信号の入力を停止すること、を特徴とする角度センサ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の角度センサにおいて、
    前記絶対位置検出部へ入力される励磁信号と、前記相対移動検出部に入力される励磁信号とは、周波数が異なること、を特徴とする角度センサ。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の角度センサにおいて、
    前記ステータ側相対移動検出用ロータリートランスコイルは、前記ステータ側絶対位置検出用ロータリートランスコイルと前記ステータ側絶対位置検出用コイルの間に配置されること、を特徴とする角度センサ。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の角度センサを、エンジンのクランク角センサとして用いたこと、を特徴とする自動車。
  6. 請求項5に記載の自動車において、前記相対移動検出部の故障時には、前記絶対位置検出部の出力により退避走行すること、を特徴とする自動車。
  7. 請求項6に記載の自動車において、前記退避走行時には、前記初期位置の検出時には、前記相対移動検出部への励磁信号の入力を停止すること、を特徴とする自動車。
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