JP2014025488A - 密封装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1の突起部の舌片および密接部間を介して異物が侵入するのを阻止する。
【解決手段】ハウジング61の開口部の外周に嵌め込まれるブーツ30と、このブーツ30の外周側から内径方向に緊迫力を与えるバンド40とからなる密封装置55において、バンド30は、帯状の板材からなり、一端に幅が狭くブーツに密接する舌片42を形成し、中間に舌片42より幅が広くブーツに密接する密接部41を形成し、他端に板材を輪状にしたときに密接部41を外径側から密接する圧接部を形成し、密接部41に舌片を挿通する切欠きを形成したものであり、ブーツ30の内周に、舌片42および密接部41で圧縮される弾性で環状の第1の突起部33bと、舌片で圧縮されず密接部で圧縮される弾性で環状の第2の突起部33aと、ブーツ30の円周方向に間隔を空けて複数配置され第1の突起部33bおよび第2の突起部33aを繋ぐ第1の連結部33dとを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハウジングの開口部をブーツとバンドにより密封した密封装置に関する。
自動車のラックアンドピニオン形舵取装置は、円筒状のラックハウジングにラック軸が挿通され、ラックハウジングの両端からラック軸が突出している。ラック軸の両端にボールジョイントが連結され、ラックハウジングの円筒状の開口部にブーツの一端を嵌め込み、ボールジョイントの軸部にブーツの他端を嵌め込み、ブーツに外径側から内径方向に緊迫力を与えるバンドを嵌め込み、ブーツとバンドによって、ラックハウジングの開口部を密封している。
ブーツとして特許文献1に示すようなものがあり、ブーツは、ボールジョイントの軸部に嵌め込まれる円筒状の小径固着部と、ラックハウジングに嵌め込まれる円筒状の大径固着部と、小径固着部および大径固着部を繋ぐ蛇腹形状の蛇腹部とからなっている。
バンドとして特許文献2に示すようなものがあり、バンドは、帯状の板材からなり、一端に幅が狭く前記ブーツに密接する舌片を形成し、中間に前記舌片より幅が広く前記ブーツに密接する密接部を形成し、他端に前記板材を輪状にしたときに前記舌片を外径側から密接する圧接部を形成したものがある。
特許第3191169号公報 特開2004−11759号公報
ブーツの大径固着部の内周には、弾性で環状の突起部が形成されており、バンドの舌片および密接部で圧接することによって、ブーツおよびラックハウジング間のシール性を高めていた。
舌片を圧接部で圧接したときに、圧接部および密接部間に段部ができ、この段部で環状の突起部を圧接する力が弱まる。
ブーツはラック軸の動きに連れて伸縮し、ブーツ内の圧力変化が発生する。ブーツ内の圧力が低下したときに、環状の突起部の段部に対応する位置で外部から異物が侵入する可能性があった。本発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、環状の突起部の段部に対応する位置で外部からの異物の侵入を防ぐことができる密封装置を提供することである。
請求項1に記載の発明は、ハウジングの円筒形状の開口部の外周に嵌め込まれるブーツと、このブーツの外周側から内径方向に緊迫力を与えるバンドとからなり、前記ハウジングの開口部を前記ブーツおよび前記バンドによって密封するようにした密封装置において、前記バンドは、帯状の板材からなり、一端に幅が狭く前記ブーツに密接する舌片を形成し、中間に前記舌片より幅が広く前記ブーツに密接する密接部を形成し、他端に前記板材を輪状にしたときに前記密接部を外径側から密接する圧接部を形成し、前記密接部に前記舌片を挿通する切欠きを形成したものであり、前記ブーツの内周に、前記舌片および前記密接部で圧縮される弾性で環状の第1の突起部と、前記舌片で圧縮されず前記密接部で圧縮される弾性で環状の第2の突起部と、前記ブーツの円周方向に間隔を空けて複数配置され前記第1の突起部および前記第2の突起部を繋ぐ第1の連結部とを有し、前記第1の連結部は弾性で前記密接部で圧縮されることを特徴とするものである。
この構成によれば、第1の突起部の舌片および密接部間を介してブーツの内部および外部間を連通しようとしても、一対の第1の連結部および第2の突起部でシャットアウトされるため、外部から異物が侵入する可能性が少ない。
請求項2に記載の発明は、ハウジングの円筒形状の開口部の外周に嵌め込まれるブーツと、このブーツの外周側から内径方向に緊迫力を与えるバンドとからなり、前記ハウジングの開口部を前記ブーツおよび前記バンドによって密封するようにした密封装置において、前記バンドは、帯状の板材からなり、一端に幅が狭く前記ブーツに密接する舌片を幅方向中間に形成し、前記板材の長手方向中間に前記舌片より幅が広く前記ブーツに密接する密接部を形成し、他端に前記板材を輪状にしたときに前記密接部を外径側から密接する圧接部を形成し、前記密接部に前記舌片を挿通する切欠きを形成したものであり、前記ブーツの内周に、前記舌片および前記密接部で圧縮される弾性で環状の第1の突起部と、前記舌片を挟んで両側の一方に配置され前記密接部で圧縮される弾性で環状の第2の突起部と、前記舌片を挟んで両側の他方に配置され前記密接部で圧縮される弾性で環状の第3の突起部と、前記ブーツの円周方向に間隔を空けて複数配置され前記第1の突起部および前記第2の突起部を繋ぐ第1の連結部と、前記ブーツの円周方向に間隔を空けて複数配置され前記第1の突起部および前記第3の突起部を繋ぐ第2の連結部とを有し、前記第1の連結部および前記第2の連結部は弾性で前記密接部で圧縮されることを特徴とするものである。
この構成によれば、第1の突起部の舌片および密接部間を介してブーツの内部および外部間を連通しようとしても、一対の第1の連結部および第2の突起部でシャットアウトされ、さらに一対の第2の連結部および第3の突起部でシャットアウトされるため、外部から異物が侵入する可能性がより少ない。
本発明によれば、第1の突起部の舌片および密接部間を介してブーツの内部および外部間を連通しようとしても、一対の第1の連結部および第2の突起部でシャットアウトされるため、外部から異物が侵入する可能性が少ない。
本発明の実施形態における密封装置の全体断面図である。 本発明の実施形態におけるラックハウジング取付け前の密封装置の全体断面図である。 本発明の実施形態における図1のA−A線断面図である。 本発明の実施形態における図2のB−B線断面図である。 本発明の実施形態におけるバンドの展開側面図である。 本発明の実施形態におけるバンドの展開平面図である。 本発明の実施形態における結束時のバンドの展開側面図である。 本発明の実施形態における結束時のバンドの展開平面図である。
本発明の実施形態について、図1乃至図8を参酌しつつ説明する。図1は密封装置の全体断面図であり、図2はラックハウジング取付け前の密封装置の全体断面図であり、図3は図1のA−A線断面図であり、図4は図2のB−B線断面図であり、図5はバンドの展開側面図であり、図6はバンドの展開平面図であり、図7は結束時のバンドの展開側面図であり、図8は結束時のバンドの展開平面図である。
図1において、ラックアンドピニオン形舵取装置60は、図略のハンドルの回転操作をラック軸63の軸方向移動に変換する機能を有している。ラック軸63の両端には、ボールジョイント5の一端が連結され、ボールジョイント5の他端に、図略のナックルアームに連結されている。ボールジョイント5は、ラック軸63の軸方向移動を図略のナックルアームに伝える機能を有している。ラックアンドピニオン形舵取装置60のラックハウジング61およびボールジョイント5のインナー側タイロッド20間に、ラックハウジング61の開口部を密封する密封装置55が設けられている。
ラックアンドピニオン形舵取装置60は略円筒状のラックハウジング61を有し、ラックハウジング61の一端内周に略円筒状のブッシュ62が設けられている。このブッシュ62にラック軸63が軸方向移動可能に案内支持されている。ラックハウジング61の開口部の外周に後述するブーツ30の大径側固着部33が嵌め込まれる環状溝61aが形成されている。
ボールジョイント5は、ラック軸63に連結されたインナー用ボールジョイント10と、インナー用ボールジョイント10に連結されたインナー側タイロッド20とを有する。
インナー用ボールジョイント10は、ラック軸63に連結されたインナー用ボールソケット11と、このインナー用ボールソケット11に揺動可能に軸支されるインナー用ボールスタッド21と、インナー用ボールソケット11およびインナー用ボールスタッド21間に設けられた軸受シート13とからなっている。インナー用ボールソケット11には軸部が一体形成され、この軸部におねじ12が形成されている。おねじ12は、ラック軸63の一端に形成されためねじ64に螺合されている。インナー用ボールスタッド21にはインナー側タイロッド20が一体形成され、インナー側タイロッド20には後述するブーツ30の小径側固着部32が嵌め込まれる軸部20aおよび環状溝20bが形成されている。
密封装置55は、両端がラックハウジング61およびインナー側タイロッド20に嵌め込まれるブーツ30と、ブーツ30の後述する小径側固着部32を外周側から内径方向へ緊迫力を与えるバンド50と、ブーツ30の後述する大径側固着部33を外周側から内径方向へ緊迫力を与えるバンド40とからなっている。
ブーツ30は、ゴム製で、一端に円筒状の小径側固着部32、他端に円筒状の大径側固着部33、中間に蛇腹形状の蛇腹部31が一体形成されている。小径側固着部32は、インナー側タイロッド20の軸部20aおよび環状溝20bに嵌め込まれ、大径側固着部33は、ラックハウジング61の環状溝61aに嵌め込まれている(図3)。ブーツ30は、蛇腹部31によってラック軸63の軸方向に伸縮できるようになっている。
図2および図4に示すように大径側固着部33の内周には、開口側から順に、環状の第3の突起部33c、環状の第1の突起部33b、環状の第2の突起部33aが軸方向に間隔を空けて一体形成されている。第2の突起部33aおよび第1の突起部33b間には、これらを大径側固着部33の軸方向に繋ぐ第1の連結部33dが、大径側固着部33の円周方向に複数形成されている。第3の突起部33cおよび第1の突起部33b間には、これらを大径側固着部33の軸方向に繋ぐ第2の連結部33eが、大径側固着部33の円周方向に複数形成されている。第3の突起部33c、第1の突起部33b、第2の突起部33a、第1の連結部33d、第2の連結部33eは、大径側固着部33の内周より内径側へ1mm以下、一体的に突出しており、ゴム製で、大径側固着部33をラックハウジング61に圧入したときに圧縮される程度の弾性力を有している。
図5および図6に示すようにバンド40は、金属製で帯状の板材からなり、一端に幅が狭い舌片42、中間に舌片より幅が広い密接部41、他端に密接部41に対し板材の板厚分だけ段違いに平行な圧接部43が形成されている。密接部41および圧接部43間に段部43aが形成されている。舌片42は密接部41の幅方向中間に形成され、圧接部43は密接部41と同一程度の幅を有する。バンド40を輪状にしたときに舌片42および密接部41が大径側固着部33を圧接し、圧接部43が密接部41の一部を圧接するようになっている。
密接部41の舌片42側には、舌片42側から順に第1の引っ掛け部45a、第2の引っ掛け部45b、第3の引っ掛け部45cが形成されている。第1の引っ掛け部45aは、バンド40の平面から見てコの字形状に切欠き、バンド40の側面から見てL字形状に折り曲げたものである。第2の引っ掛け部45bは、バンド40の平面から見てコの字形状に切欠き、バンド40の側面から見てL字形状に折り曲げたものである。第3の引っ掛け部45cは、バンド40の平面から見てコの字形状に切欠き、バンド40の側面から見て略Z字形状に折り曲げたものである。第1の引っ掛け部45a、第2の引っ掛け部45b、第3の引っ掛け部45cは、いずれも密接部41の平面から突出している。
圧接部43には、舌片42側から順に四角形状の第1の留め穴48a、四角形状の第2の留め穴48b、四角形状の第3の留め穴48cが形成されている。第1の留め穴48aに第1の引っ掛け部45aが引っ掛かり、第2の留め穴48bに第2の引っ掛け部45bが引っ掛かり、第3の留め穴48cに第3の引っ掛け部45cが引っ掛かるようになっている(図7、図8)。
圧接部43には、第1の留め穴48aに対して舌片42側で、バンド40の側面から見てコの字形状に折り曲げた屈曲部44が形成されている。屈曲部44は、バンド40を輪状にし、これを図7および図8に示すようにバンド40の全長長さが短くなる方向にかしめることによって、第1の留め穴48aに第1の引っ掛け部45aを引っ掛け、第2の留め穴48bに第2の引っ掛け部45bを引っ掛け、第3の留め穴48cに第3の引っ掛け部45cを引っ掛ける機能を有する。
密接部41の圧接部43側には、バンド40を輪状にしたときに、舌片42の挿通を許容する切欠き47が形成されている。切欠き47は、密接部41をバンド40の平面から見てコの字形状に切欠き、切欠きによってできた折り曲げ片49をバンド40の側面から弓状に折り曲げることによって、バンド40の平面から見て四角形状の空間を形成したものである。折り曲げ片49は、一端が圧接部43に繋がっており、バンド40を輪状にした後、ブーツ30側へかしめることによってブーツ30および舌片42に密接するようになっている。折り曲げ片49の密接箇所が舌片42からブーツ30へ変わる途中に、どちらにも密接しない段部49aが形成されている。
続いて上述した構成にもとづいて、密封装置55の組付けについて説明する。
インナー側タイロッド20の軸部20aおよび環状溝20bに、ブーツ30の小径側固着部32をインナー用ボールソケット11と反対側から嵌め込む(図2)。蛇腹部31を圧縮し、大径側固着部33がインナー用ボールソケット11よりインナー側タイロッド20側へ位置する状態で、インナー用ボールソケット11のおねじ12をラック軸63のめねじ64に螺合させる。大径側固着部33をラックハウジング61の環状溝61aに嵌め込む(図1)。大径側固着部33の内周径は環状溝20の外周径よりも若干小さいので、大径側固着部33は環状溝61aに圧入された状態となり、大径側固着部33が内径側へ縮径しようとする緊迫力が第3の突起部33c、第1の突起部33b、第2の突起部33a、第1の連結部33d、第2の連結部33eに与えられ、これらが大径側固着部33および環状溝61a間で潰された状態となる。
バンド50を輪状にし、バンド50自体に内径側へ縮小しようとする緊迫力を発生させる。バンド50により小径側固着部32が軸部20aおよび環状溝20bに密着しようとする力が高まり、シール性が向上する。
バンド40を輪状にして舌片42を圧接部43および大径側固着部33間に挿入し、さらに舌片42を切欠き47に挿入するとともに密接部41の一部を圧接部43および大径側固着部33間に挿入する。かしめ工具を使用して屈曲部44をバンド40の全長長さが短くなる方向にかしめ、第1の留め穴48aに第1の引っ掛け部45aが引っ掛かり、第2の留め穴48bに第2の引っ掛け部45bが引っ掛かり、第3の留め穴48cに第3の引っ掛け部45cが引っ掛かる(図3)。折り曲げ片49をかしめ、折り曲げ片49をブーツ30および舌片42に密接させる。第1の留め穴48aに第1の引っ掛け部45aが引っ掛かり、第2の留め穴48bに第2の引っ掛け部45bが引っ掛かり、第3の留め穴48cに第3の引っ掛け部45cが引っ掛かることにより、バンド40自体に内径側へ縮小しようとする緊迫力が発生する。バンド40により大径側固着部33が環状溝61aにより密着しようとする力が高まり、シール性がより向上する。このとき、第3の突起部33c、第1の突起部33b、第2の突起部33a、第1の連結部33d、第2の連結部33eがより潰された状態となる。
バンド40の幅方向において、舌片42が第1の突起部33bに対応し、舌片42の両側の蛇腹部31側にある密接部41が第2の突起部33aに対応し、舌片42の両側の蛇腹部31と反対側にある密接部41が第1の突起部33cに対応する。舌片42および折り曲げ片49によって第1の突起部33bがより潰され、密接部41によって第3の突起部33c、第1の突起部33b、第2の突起部33a、第1の連結部33d、第2の連結部33eがより潰された状態となる。
第1の突起部33bの円周方向において、段部49aに対応する位置で第1の突起部33bが潰される量が緩和される。第2の突起部33aおよび第3の突起部33cの円周方向において、段部43aに対応する位置で第2の突起部33aおよび第3の突起部33cが潰される量が緩和される。
ラック軸63が軸方向へ移動すると、ブーツ30が伸縮し、ブーツ30内の圧力が変化する。ブーツ30内が負圧になると、第3の突起部33cの段部43aに対応する位置からブーツ30の外部の異物が侵入しようとするが、一対の第2の連結部33eおよび第1の突起部33bで遮断され、第1の突起部33bの段部49aに対応する位置まで届かない。第1の突起部33bの段部49aに対応する位置を仮に突破したとしても、一対の第1の連結部33dおよび第2の突起部33aで遮断され、第2の突起部33aの段部43aに対応する位置まで届かない。
上述した効果を得るには、第1の連結部33dおよび第2の連結部33eは、大径側固着部33の円周方向において、段部43aおよび段部49a間に配置されるのが望ましい。
段部43aおよび段部49aが大径側固着部33の円周方向のどの位置に来ても、段部43aおよび段部49a間に第1の連結部33dおよび第2の連結部33eが必ず配置されるようにするには、第1の連結部33dおよび第2の連結部33e間の大径側固着部33の円周方向の間隔を、段部43aおよび段部49a間の大径側固着部33の円周方向の間隔より狭くする必要がある。
本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
上述した実施形態は、大径側固着部33の内周に第3の突起部33c、第1の突起部33b、第2の突起部33a、第1の連結部33d、第2の連結部33eを設けた。他の実施形態として、第3の突起部33cおよび第2の連結部33eを省き、大径側固着部33の内周に第1の突起部33b、第2の突起部33a、第1の連結部33dを設けても良い。この場合、上述した実施形態と比較してシール性が低下するが、構造がより簡単となる。
上述した実施形態は、密封装置55をラックアンドピニオン形舵取装置60のラックハウジング61の開口部の密封に適用した。他の実施形態として、密封装置55を等速ジョイントのアウターハウジングの開口部の密封に適用しても良い。
30:ブーツ、33a:第2の突起部、33b:第1の突起部、33c:第3の突起部、33d:第1の連結部、33e:第2の連結部、40:バンド、41:密接部、42:舌片、43:圧接部、47:切欠き、55:密封装置、61:ラックハウジング(ハウジング)

Claims (2)

  1. ハウジングの円筒形状の開口部の外周に嵌め込まれるブーツと、このブーツの外周側から内径方向に緊迫力を与えるバンドとからなり、前記ハウジングの開口部を前記ブーツおよび前記バンドによって密封するようにした密封装置において、
    前記バンドは、帯状の板材からなり、一端に幅が狭く前記ブーツに密接する舌片を形成し、中間に前記舌片より幅が広く前記ブーツに密接する密接部を形成し、他端に前記板材を輪状にしたときに前記密接部を外径側から密接する圧接部を形成し、前記密接部に前記舌片を挿通する切欠きを形成したものであり、
    前記ブーツの内周に、前記舌片および前記密接部で圧縮される弾性で環状の第1の突起部と、前記舌片で圧縮されず前記密接部で圧縮される弾性で環状の第2の突起部と、前記ブーツの円周方向に間隔を空けて複数配置され前記第1の突起部および前記第2の突起部を繋ぐ第1の連結部とを有し、前記第1の連結部は弾性で前記密接部で圧縮されることを特徴とする密封装置。
  2. ハウジングの円筒形状の開口部の外周に嵌め込まれるブーツと、このブーツの外周側から内径方向に緊迫力を与えるバンドとからなり、前記ハウジングの開口部を前記ブーツおよび前記バンドによって密封するようにした密封装置において、
    前記バンドは、帯状の板材からなり、一端に幅が狭く前記ブーツに密接する舌片を幅方向中間に形成し、前記板材の長手方向中間に前記舌片より幅が広く前記ブーツに密接する密接部を形成し、他端に前記板材を輪状にしたときに前記密接部を外径側から密接する圧接部を形成し、前記密接部に前記舌片を挿通する切欠きを形成したものであり、
    前記ブーツの内周に、前記舌片および前記密接部で圧縮される弾性で環状の第1の突起部と、前記舌片を挟んで両側の一方に配置され前記密接部で圧縮される弾性で環状の第2の突起部と、前記舌片を挟んで両側の他方に配置され前記密接部で圧縮される弾性で環状の第3の突起部と、前記ブーツの円周方向に間隔を空けて複数配置され前記第1の突起部および前記第2の突起部を繋ぐ第1の連結部と、前記ブーツの円周方向に間隔を空けて複数配置され前記第1の突起部および前記第3の突起部を繋ぐ第2の連結部とを有し、前記第1の連結部および前記第2の連結部は弾性で前記密接部で圧縮されることを特徴とする密封装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102017108476A1 (de) * 2017-04-21 2018-10-25 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Fahrwerks-Gelenkverbindung

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