JP6180791B2 - 平面分割ケースにおける開口部のシール構造 - Google Patents

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本発明は、密封技術に係るシール構造に関し、更に詳しくは、平面分割ケースにおける開口部のシール構造に関する。本発明のシール構造は例えば、インバータ用防水シールとして用いられ、またはその他の用途の防水シール等として用いられる。
インバータは配線基板が濡れるとショートするため、ケースに格納することにより防水対策を行なっている。通常、インバータを格納したケースには配線や冷却管等を挿通する開口が設けられているため、この開口を密封し防水するためのシール構造が必要とされる。
冷却管用の開口のシールについてはパッキン(グロメット)とその周りもしくは一部に液状ガスケットや接着剤を用いることより防水構造としているが、平面分割ケースのずれや冷却管の偏心などがあると、十分なシール面圧が得られず漏れが生じることがある(特許文献1または2)。
また、インバータのケースには圧力(正圧および負圧)が作用するため、これに伴ってケースの開口をシールするパッキンには比較的大きなシール面圧が必要とされる。したがってこれに対処するには図6および図7に示すように、ケース51の開口周縁部52aに装着されるパッキン71の内周部71aをスクイーズシール形状とすることが考えられ、このスクイーズシール形状を備えるパッキン71によれば内周部71aが挿通部品61に強く密接するとともにその反力で外周部71bがケース51の開口周縁部52aに強く押し付けられるため、比較的大きなシール面圧を設定することができる。
しかしながらこのスクイーズシール形状を備えるパッキン71によると、パッキン71が全体として径方向に圧縮で変形するため、パッキン71の内周側へ軸方向一方から挿通部品61を挿通するときの抵抗(荷重)が大きく、よって組付け性が良くない不都合がある。挿通部品61の先端には図示するような大径部62が設けられることがあり、このような場合には挿通するときの抵抗が益々大きくなる。
この組付け性を改良するには図8に示すように、パッキン71の内周部71aをスクイーズシール形状ではなく、せん断で変形可能なリップ形状にすることが考えられるが、この形状の場合には、内圧が高くなったときにリップ形状(リップ部)が押し開かれて隙間が生じるため、漏れが発生することがある(特許文献3)。
尚、上記図6において、ケース51は符号51A,51Bをもって示すように平面分割構造とされ、その合わせ部に、冷却管等の挿通部品61を挿通する開口52が半割り状に設けられている。したがって組立ての手順としては先ず、一対のケース51A,51Bの間にパッキン71を挟んだ状態でケース51A,51Bを閉じ合わせ(矢印C)、次いでケース51A,51Bによって保持された状態のパッキン71の内周側へ軸方向一方から冷却管等の挿通部品61を挿通することになる(矢印D)。
特開2011−205001号公報 特開2011−205846号公報 特開2009−168192号公報
本発明は以上の点に鑑みて、パッキンの内周側に冷却管等の挿通部品を挿通するときの抵抗を小さく設定することができ、もって組付け性を良好とするとともに、併せてパッキンの内外周部においてシール面圧を大きく設定することができ、もってシール性を良好とすることができる平面分割ケースにおける開口部のシール構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1によるシール構造は、合わせ部に開口を設けた平面分割ケースと前記開口に挿通した挿通部品との間をシールするシール構造であって、前記ケースの開口周縁部と前記挿通部品との間に介装されるゴム状弾性体製のパッキンを有し、前記パッキンの内周部はリップ形状とされ、前記パッキンの内周部に前記リップ形状と並んでビードが設けられ、前記ビードが前記挿通部品によって押し拡げられることにより前記パッキンの外周部が前記ケースの開口周縁部に押し付けられることを特徴とする。
また、本発明の請求項2によるシール構造は、上記した請求項1記載のシール構造において、前記ケースの開口周縁部にざぐり部が設けられ、前記パッキンは前記ざぐり部に装着されるとともにその外周面および厚み方向一方の端面をもって前記ケースの開口周縁部に保持されることを特徴とする。
また、本発明の請求項3によるシール構造は、上記した請求項1または2記載のシール構造において、前記パッキンと前記ケースの開口周縁部との間に液状ガスケットまたは接着剤が介在せしめられることを特徴とする。
上記構成を備える本発明のシール構造において、パッキンの内周部はリップ形状とされる。リップ形状は、リップ基端部に対しリップ先端部が軸方向一方に変位した軸方向の方向性を備える形状であって、リップ先端部が挿通部品の外周面に密接することによりシール機能を発揮する。また、リップ形状はその内周側へ挿通部品を挿通するときにリップ先端部が挿通部品によって押し拡げられ、このときパッキンは主にせん断で変形する。したがってパッキンの内周側へ挿通部品を挿通するときの抵抗を小さく設定することが可能とされる。
また、上記構成を備える本発明のシール構造において、パッキンの内周部にはリップ形状と並んでビードが設けられる。ビードは、パッキンの内周部の一部を環状に隆起した形状であって、その内周側へ挿通部品を挿通するときに挿通部品によって押し拡げられ、このときパッキンの外周部をケースの開口周縁部に押し付ける。また、パッキンの外周部がケースの開口周縁部に押し付けられると、パッキンの内周部に設けられたビード(内周ビード部)も外周部での押し付けの影響を受ける。すなわちパッキンの外周部においてもケースの開口周縁部でつぶされる分、ビードがより強く挿通部品を押し付けられる。したがってパッキンの内外周部においてシール面圧を大きく設定することが可能とされる。
尚、上記図6および図7の従来技術におけるスクイーズシール形状がパッキン内周部の軸方向全幅に亙る形状であるのに対し、ビードはパッキン内周部の軸方向一部に限定された形状である。したがってパッキンの内周側へ挿通部品を挿通するときに発生する抵抗の大小関係が、スクイーズシール形状を設けたときの抵抗の大きさをR、ビードを設けたときの抵抗の大きさをR、スクイーズシール形状およびビードを共に設けていないときの抵抗の大きさをRとして、
>R>R
とされるため、上記図6および図7の従来技術対比でパッキンの内周側へ挿通部品を挿通するときの抵抗を小さく設定することが可能とされる。
また、ビードは、挿通部品の外周面に密接するため、シール機能を発揮する。上記したように本発明ではリップ形状が設けられているため、このリップ形状が密封流体に対する一次シールをなし、ビードが二次シールをなす。したがって負圧が作用してリップ形状のリップ先端部が挿通部品から離れることがあってもビードは挿通部品に接触したままであるため、パッキン全体としてシール機能を維持することが可能とされる。
パッキンは一般的にはその外周面をもってケースの開口周縁部に保持されるが、ケースの開口周縁部にざぐり部を設けて、パッキンをこのざぐり部に装着するようにするとパッキンがその外周面のみならず厚み方向一方の端面をもってケースの開口周縁部に保持されるため、ケースがパッキンを保持する作用を増大させることが可能とされる。パッキンがその厚み方向一方の端面をもってケースの開口周縁部に保持されれば、パッキンを開口周縁部に装着するに際しての軸方向の位置決めも容易化される。
パッキンはケースの開口周縁部に嵌合されるが、このときパッキンとケースの開口周縁部との間に液状ガスケットまたは接着剤が介在させると、ケースがパッキンを保持する作用を一層増大させることが可能とされ、更に液状ガスケットまたは接着剤によるシール機能を獲得することが可能とされる。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明のシール構造においては以上説明したように、パッキンの内周部がリップ形状とされることにより、パッキンの内周側へ挿通部品を挿通するときの抵抗を小さく設定することが可能とされ、パッキンの内周部にリップ形状と並んでビードが設けられることにより、パッキンの内外周部においてシール面圧を大きく設定することが可能とされる。したがってこれらのことから本発明所期の目的どおり、パッキンの内周側に挿通部品を挿通するときの抵抗を小さく設定することができ、もって組付け性を良好とするとともに、併せてパッキンの内外周部においてシール面圧を大きく設定することができ、もってシール性を良好とすることができる平面分割ケースにおける開口部のシール構造を提供することができる。
また、リップ形状およびビードが併設されるため、リップ形状が密封流体に対する一次シールをなし、ビードが二次シールをなす。したがってパッキンに対し負圧が作用してリップ形状が挿通部品から離れることがあってもビードが挿通部品に接触したままとされるため、パッキン全体としてシール機能を維持することができる。
また、ケースの開口周縁部にざぐり部を設けて、パッキンをこのざぐり部に装着することによりパッキンがその外周面のみならず厚み方向一方の端面をもってケースの開口周縁部に保持されるため、ケースがパッキンを保持する作用を増大させることができ、併せてパッキンを開口周縁部に装着するに際しての軸方向の位置決めを容易化することができる。
また、パッキンとケースの開口周縁部との間に液状ガスケットまたは接着剤を介在させることにより、ケースがパッキンを保持する作用を一層増大させることができ、更に液状ガスケットまたは接着剤によるシール機能を獲得することができる。
本発明の実施例に係るシール構造を示す分解斜視図 同シール構造の要部断面図 平面分割ケースにおけるずれの発生状態を示す平面図 本発明の他の実施例に係るシール構造を示す分解斜視図 同シール構造の要部断面図 従来例に係るシール構造を示す分解斜視図 同シール構造の要部断面図 他の従来例に係るシール構造を示す断面図
本発明には、以下の実施形態が含まれる。
発明の構成・・・
パッキン(グロメット)内周部をリップ形状とし、外周部と相手ケース間に液状ガスケット(FIPG)や接着剤を用いるシール構造で、パッキン内周部にビードを設けたシール構造である。
発明の効果・・・
パッキン内周部をリップ形状とすることで組付け性を良くすることができる。パッキン内周部に相手ケースと同じ高さにビードを設けることで、ビード部が冷却管に押圧され、外周部の面圧を高め、シール性が良くなる。さらに、パッキンが外周部でケースの開口周縁部で押圧され、ビードがより強く冷却管を押し付けるため、内周部でも面圧が高まり、シール性が良くなる。また負圧時、ビード部でシールすることができる。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1および図2は、本発明の実施例に係るシール構造としてインバータ用防水シールを示している。当該実施例に係るシール構造は、合わせ部に開口12を設けた平面分割ケース11と前記開口12に挿通した冷却管や配線等の挿通部品21との間をシールするものであって、ケース11の開口周縁部12aと挿通部品21との間に介装されるゴム状弾性体製のパッキン31を有している。
ケース11は、符号11A,11Bをもって示すように平面分割構造(二つ割り構造)とされ、その合わせ部に、冷却管や配線等の挿通部品21を挿通するための開口12が半割り状態で設けられている。組立ての手順としては、一対のケース11A,11Bの間にパッキン31を挟んだ状態で一対のケース11A,11Bを閉じ合わせ(矢印C)、次いで一対のケース11A,11Bによって保持された状態のパッキン31の内周側へ軸方向一方(図では下方)から冷却管や配線等の挿通部品21を挿通する(矢印D)。
挿通部品21は、例えばパイプ状の部品であって、円筒状の外周面を備えている。挿通部品21の先端には図示するような大径部(段差部)22が設けられることがある。
パッキン31は、所定のゴム状弾性体によって一体の成形品として成形されている。パッキン31は図2に示すようにケース11の開口周縁部12aに保持される。パッキン31は、その内周部31aがリップ形状(シールリップ部)34とされている。パッキン31の内周部31aにはリップ形状34と並んでビード35が設けられている。パッキン31は、ビード35が挿通部品21によって押し拡げられることによりパッキン31の外周部31bがケース11の開口周縁部12aに押し付けられる構造とされている。パッキン31は、その機能からしてグロメットと称されることがあり、その構造からしてリップパッキンと称されることもある。
また、パッキン31は、ケース11の開口周縁部12aに挿入される断面略長方形状を呈する環状のパッキン本体32を備え、このパッキン本体32の内周側に比較的薄肉の連結部33が径方向内方へ向けて一体成形され、この連結部33の内周側にリップ形状34が軸方向一方(図では上方)へ向けて一体成形されている。ケース11の開口周縁部12aに対するパッキン本体32の挿入作業の容易性を考慮すると、ケース11の開口周縁部12aに対するパッキン本体32のつぶし代は可及的に小さいことか望ましい。またパッキン本体32における挿入方向外周端部にテーパー状の面取りを設けることも考えられる。
リップ形状34は、連結部33に一体成形されたリップ基端部34aに対しリップ先端部34bが軸方向一方(図では上方)に変位した軸方向の方向性を備える形状とされ、リップ基端部34aの内径が挿通部品21の外径より大きく設定されるとともにリップ先端部34bの内径が挿通部品21の外径より小さく設定され、これによりリップ先端部34bが挿通部品21の外周面に密接することによりシール機能を発揮する。
パッキン31全体の内周面であって連結部33およびリップ基端部34aの内周側に位置して環状のビード35が設けられている。ビード35はパッキン31の内周面の軸方向一部を環状に隆起した形状とされ、その内径を挿通部品21の外径より少々小さく設定されている。したがってその内周側へ挿通部品21が挿通されるとビード35は挿通部品21によって押し拡げられ、これによりパッキン31全体の外周部31bすなわちパッキン本体32の外周部をケース11の開口周縁部12aに向けて径方向外方へ押し付ける。この機能を発揮するためビード35は、パッキン本体32の外周部がケース11の開口周縁部12aと接触する部位と同じ高さ位置(軸方向位置)に設けられている。またビード35は挿通部品21の外周面に密接することにより二次的なシール機能を発揮する。
また、パッキン31全体の外周面であってパッキン本体32の外周側に位置して環状の鍔部36が設けられている。この鍔部36は、ケース11の開口周縁部12aにおいてケース11の厚み方向一方の平面11aを被覆し、図3に示すように半割り状の開口12に平面上の位置ずれdが生じたときに、これに伴ってパッキン31の外周部31bおよびケース11の開口周縁部12a間に発生する径方向隙間を閉塞する。したがってこの鍔部36は、パッキン31の外周部おいてシール機能を発揮する。
上記構成のシール構造においては、パッキン31の内周部31aがリップ形状34とされ、リップ形状34はその内周側へ挿通部品21を挿通するときにリップ先端部34bが挿通部品21によって押し拡げられ、このときパッキン31は主にせん断で変形する。したがってパッキン31の内周側へ挿通部品21を挿通するときの抵抗を小さく設定することが可能とされている。
また、上記構成のシール構造においては、パッキン31の内周部31aにリップ形状34と並んでビード35が設けられ、ビード35はパッキン31の内周側へ挿通部品21を挿通したときに挿通部品21によって押し拡げられ、このときパッキン31全体の外周部31bすなわちパッキン本体32の外周部をケース11の開口周縁部12aに押し付ける。したがってパッキン31の外周部31bにおいてシール面圧を大きく設定することが可能とされている。また、パッキン本体32の外周部がケース11の開口周縁部12aで押し付けられるため、ビード(内周ビード部)35がより強く挿通部品21を押し付ける。したがってパッキン31のビード35においても、シール面圧を大きく設定することが可能とされている。
したがってこれらのことから、パッキン31の内周側に挿通部品21を挿通するときの抵抗を小さく設定することができ、もって組付け性を良好とするとともに、併せてパッキン31の内周部および外周部においてシール面圧を大きく設定することができ、もってシール性を良好とすることができる。
また、パッキン31の内周部31bにリップ形状34およびビード35が併設されているため、リップ形状34が密封流体に対する一次シールをなし、ビード35が二次シールをなす。したがってパッキン31に対し負圧が作用してリップ形状34が挿通部品21から離れることがあってもビード35が挿通部品21に接触したままとされるため、パッキン31全体としてシール機能を維持することができる。
尚、パッキン31とケース11の開口周縁部12aとの間には、接合力およびシール性を高めるべく、液状ガスケットや接着剤を介在せしめることにしても良く、当該実施例の場合には、パッキン31の鍔部36とこれに対向するケース11の平面11aとの間およびパッキン本体32の外周面とこれに対向するケース11の開口周縁部(内周面)12aとの間に液状ガスケットや接着剤(いずれも図示せず)を介在させるのが好適である。
また、上記実施例では、パッキン31がパッキン本体32の外周面をもってケース11の開口周縁部12aに保持されているが、ケース11の開口周縁部12aにざぐり部を設けて、パッキン31をこのざぐり部に装着するようにするとパッキン31がパッキン本体32の外周面のみならずパッキン本体32の厚み方向一方の端面をもってケース11の開口周縁部12aに保持されるため、ケース11がパッキン31を保持する作用が増大する。
図4および図5に示す他の実施例では、このような理由から、ケース11の開口周縁部12aに薄肉状の鍔部13が径方向内方へ向けて設けられることにより環状段差状のざぐり部14が設けられ、このざぐり部14にパッキン31が装着され、パッキン31がパッキン本体32の外周面およびパッキン本体32の厚み方向一方の端面をもってケース11の開口周縁部12aに保持されている。
したがってこの構造によると、パッキン31を一層安定的に保持することができ、またパッキン31をケース11の開口周縁部12aに装着するに際してパッキン31が鍔部13に突き当てられるため、パッキン31の軸方向の位置決めを容易化することができる。
また、この構造においてパッキン31とケース11の開口周縁部12aとの間に液状ガスケットや接着剤を介在させる場合には、パッキン31の鍔部36とこれに対向するケース11の平面11aとの間、パッキン本体32の外周面とこれに対向するケース11の開口周縁部(内周面)12aとの間、およびパッキン本体32の厚み方向一方の端面とこれに対向する鍔部13との間に液状ガスケットや接着剤(いずれも図示せず)を介在させるのが好適である。
11,11A,11B ケース
12 開口
12a 開口周縁部
13,36 鍔部
14 ざぐり部
21 挿通部品
22 大径部
31 パッキン
31a 内周部
31b 外周部
32 パッキン本体
33 連結部
34 リップ形状
34a リップ基端部
34b リップ先端部

Claims (3)

  1. 合わせ部に開口を設けた平面分割ケースと前記開口に挿通した挿通部品との間をシールするシール構造であって、
    前記ケースの開口周縁部と前記挿通部品との間に介装されるゴム状弾性体製のパッキンを有し、
    前記パッキンの内周部はリップ形状とされ、
    前記パッキンの内周部に前記リップ形状と並んでビードが設けられ、
    前記ビードが前記挿通部品によって押し拡げられることにより前記パッキンの外周部が前記ケースの開口周縁部に押し付けられることを特徴とする平面分割ケースにおける開口部のシール構造。
  2. 請求項1記載のシール構造において、
    前記ケースの開口周縁部にざぐり部が設けられ、
    前記パッキンは前記ざぐり部に装着されるとともにその外周面および厚み方向一方の端面をもって前記ケースの開口周縁部に保持されることを特徴とする平面分割ケースにおける開口部のシール構造。
  3. 請求項1または2記載のシール構造において、
    前記パッキンと前記ケースの開口周縁部との間に液状ガスケットまたは接着剤が介在せしめられることを特徴とする平面分割ケースにおける開口部のシール構造。
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