JP2014024437A - 車両用距離センサ - Google Patents

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兼史 深堀
Masumi Fukuman
真澄 福万
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Abstract

【課題】取付部材と反射部材を一体的に構成し、意匠性が損なわれことを防止し得る車両用距離センサを提供する。
【解決手段】超音波センサ1(車両用距離センサ)は、センサ本体、ケース体20及びベゼル30を備える。ベゼル30は、ケース体20の開口部に外嵌される筒部を介してケース体20をバンパ2の内側に配置する。ベゼル30の筒部には、センサ本体から発信された信号の向きを反射により変える、バンパ2の取付孔2aから外部に突出する形態の反射部33が一体的に設けられる。筒部と反射部33は視認困難な単一材料で形成される。ケース体20は、車両の上又は下方向に向けて信号が発信されるように開口部が車両の上又は下向きに配置される。反射部33は、センサ本体から発信された信号を水平方向のうち予め定められた方向に送り、該方向にある障害物からの反射信号をセンサ本体に送る。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば車両の障害物検出装置に使用される車両用距離センサに関する。
車両用距離センサとして、例えば駐車時における運転を支援するために、「クリアランスソナー」と称される超音波センサを用いたものがある。この超音波センサは、車両の前後のバンパにそれぞれ複数個設けられ、各超音波センサから発信した超音波が障害物に当たって戻ってくるまでの時間を検出することにより、車両と障害物までの距離を計測する。そして、その距離が設定値よりも小さくなれば、音声等で運転者に報知する。この超音波センサを用いた一例として、例えば下記特許文献1に記載された障害物検知装置が知られている。
この障害物検知装置では、装置本体の開口に段穴を有する円筒状の保持部が設けられ、その保持部に超音波センサが保持されている。保持部には、その軸線周りに回動可能に回動体が取り付けられ、回動体には、超音波センサから発信された信号の向きを反射により変える反射部材が固定されている。このような構成により、回動体を保持部の軸線周りに回動させることで超音波センサから外部へ向けての信号の発信方向を容易に変えることができ、任意の指向性を得ることが可能となる。
特開平4−158289号公報
しかし、上記特許文献1に記載された障害物検出装置では、超音波センサから発信された信号の向きを反射により変える構成を含めるようにしたために、装置本体以外に、装置本体を車両に取り付けるための取付部材、回動体、反射部材、リング、ねじなどの複数の構成部品が必要である。回動体等は機能上材料の制約があることから、外部から視認されることにより意匠性が損なわれるおそれがある。
本発明は、上記の不具合に鑑み、取付部材と反射部材を視認困難な材料を用いて一体的に構成することで、意匠性が損なわれことを防止し得る車両用距離センサを提供することを課題としている。
上記の課題を解決するための本発明は、
車両のバンパの取付孔に取り付けられ、車両から障害物までの距離を計測可能な車両用距離センサであって、
車両の外部へ信号を発信し、障害物からの反射信号を受信するセンサ本体と、
センサ本体を筒状の開口部にて保持するケース体と、
ケース体の開口部に外嵌される筒部を介して該ケース体をバンパの内側に配置するベゼルと、を備え、
ベゼルの筒部には、センサ本体から発信された信号の向きを反射により変える、バンパの取付孔から外部に突出する形態の反射部が一体的に設けられ、ケース体は、センサ本体から車両の上又は下方向に向けて信号が発信されるように開口部が車両の上又は下向きに配置され、反射部は、センサ本体から発信された信号を水平方向のうち予め定められた方向に送り、該方向にある障害物からの反射信号をセンサ本体に送ることを特徴とする。
本発明の車両用距離センサでは、ケース体がベゼルの筒部を介してバンパの取付孔に取り付けられ、反射部がベゼルの筒部と一体的に設けられる。すなわち、ベゼルは、ケース体をバンパの取付孔に取り付ける機能と、反射部を一体的に支持する機能との両機能を併有している。このため、両機能をベゼルに集約することによってベゼルと反射部を単一の材料で構成することが可能となる。
また、本発明の車両用距離センサでは、ケース体が、センサ本体から車両の上又は下方向に向けて信号が発信されるように開口部が車両の上又は下向きに配置され、反射部が、センサ本体から発信された信号を水平方向のうち予め定められた方向に送り、該方向にある障害物からの反射信号をセンサ本体に送る。すなわち、センサ本体を外部から視認することはできないが、突出した形態の反射部のみが視認されるように構成することが可能である。このため、反射部を外部からの視認が困難な色の材料で形成、例えば透明な樹脂材料あるいはガラスで形成した場合には、反射部が外部から視認できる位置に設けられる場合でも、車両用距離センサ全体の意匠性が損なわれることを良好に防止することができる。
本発明の実施例1に係り、超音波センサをバンパの取付孔に取り付けた状態を示す斜視図。 (A)は図1の縦断面図。(B)は(A)と異なる方向における図1の要部縦断面図。 図1の分解斜視図。 (A)は超音波センサをバンパに取り付けた一例を示す車両の背面図。(B)は(A)の要部の側面図。 本発明の実施例2に係り、図3に相当する分解斜視図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1及び図2に示されるように、車両用距離センサとしての超音波センサ1は、例えば圧電効果により後述する圧電素子14を振動させて超音波を発射し、また圧電素子14に入射した超音波の振動を電気信号に変換する送受信兼用型の周知のものであり、バンパ2の取付孔2aに取り付けられる。超音波センサ1は、センサ本体10として機能する超音波振動子11及び回路基板12と、ケース体20とベゼル30とを含んで構成されている。なお、図1及び図2では、バンパ2が所定厚さの四角形状の平板として模式的に示されている。
超音波振動子11(マイクロホン)は、シリコーンゴム等からなる円筒状のクッション材13を介してケース体20の円筒状の開口部21に、振動面11aが露出した状態で収容されている。振動面11aの内側(裏側)には、所定の固有振動数を有する圧電素子14が内装されている。
回路基板12を作動させて圧電素子14に所定の電圧を付加するとこの圧電素子14が振動し、超音波が発生する。この超音波が、超音波振動子11の振動面11aから外部(図示上向き)に発信されるようにケース体20の開口部21が配置されている。そして、障害物に当たって反射した超音波を超音波振動子11が受信する。
回路基板12は、送波回路、受波回路、波形整形回路、距離演算回路及び通信回路を備えている。送波回路は、超音波を発信する回路であり、発振回路と、圧電素子14を駆動する駆動回路とを含んで構成されている。
受波回路は、送波回路が発信した発射波に基づく反射波を受信する回路である。波形整形回路は、受波回路からの検出信号を整えるための回路である。距離演算回路は、波形整形回路で得られた反射波の波形に基づいて発射波が反射して戻って来るまでの時間を計測し、その時間に基づいて物体までの距離を演算する回路である。通信回路は、距離演算回路で演算された距離を表す検出信号(例えばシリアル信号)をECU(電子制御ユニット)に送信する回路である。
ケース体20は、中空状の略直方体をなす本体の上面(図3の図示上面)に開口部21を有するとともに、本体の一側面にコネクタ22を有するものであり、開口部21の外周面に外嵌されるベゼル30を介してバンパ2に組み付けられる。ケース20体には、図2に示されるように、超音波振動子11や回路基板12が収容された状態で、残余の中空部に防湿材として機能する、例えばシリコーン樹脂やウレタン樹脂など(図示省略)が充填される。
図3に示されるように、ケース体20の、コネクタ22が設けられていない側の対向配置された両側面には、それぞれ係合凸部23,係合凹部24が設けられている。係合凸部23は、開口部21の軸線方向に延び出す棒状をなし、後述するベゼル30の係合凹部35に係合する。具体的には、係合凸部23は、一対の支点部23a,23aを介してケース体20と一体に接続され、それら支点部23a,23aを回動支点とした弾性変形に伴い、先端に設けられたフック部23bがベゼル30の係合凹部35に嵌まり込んで引っ掛けられる。
係合凹部24は、本体の上面を基端として係合凸部23から遠ざかる向きに上面とほぼ平行に延び出す略U字形状をなし、後述するベゼル30の係合凸部34に係合する。具体的には、ベゼル30の係合凸部34での基端側を回動支点とした弾性変形に伴い、係合凸部34の先端に設けられたフック部34a(図2参照)が係合凹部24の貫通孔24aに挿入されて引っ掛けられる。
ベゼル30は、例えば透明な樹脂製のものであり、図2及び図3に示されるように、略円筒状の筒部31と、その筒部31の一端部に一体形成され、筒部31の外径に比して拡径した形態の円環状のフランジ部32と、そのフランジ部32の上面の一領域から一体に立設された反射部33とを含んで構成されている。
筒部31は、ケース体20の開口部21の外径よりも僅かに大きく形成された内径を有し、その開口部21の外周に嵌合される。筒部31の外周面における下部には、略L字状をなす係合凸部34が一体形成されている。係合凸部34には、その先端部にフック部34aが一体形成され、フック部34aが上述したケース体20の係合凹部24の貫通孔24aに挿入される。
また、筒部31の外側中間部には、係合凹部35が形成されている。係合凹部35は、正面視にて四角形状の穴であり、この係合凹部35には、上述したケース体20の係合凸部23のフック部23bが係合する。
さらに、筒部31の外側中間部であって、係合凸部34が設けられていない周部位には、中心を挟んだ対称位置に一対の抜け防止フック部36が設けられている。なお、図3には、一対の抜け防止フック部36の一方のみが示されている。抜け防止フック部36は、フランジ部32の下端面からバンパ2の厚み、もしくはそれよりも僅かに大きな間隔を空けた部位に設けられている。
抜け防止フック部36は、その両側に形成されたスリット36aにより筒部31との接続部位を回動支点として径方向に弾性変位可能とされている。すなわち、ベゼル30をバンパ2の取付孔2aに挿入すると、抜け防止フック部36が取付孔2aの外側周縁部との接触により上記接続部位を回動支点として径方向内側に弾性変位し、取付孔2aの内側周縁部を通過すると、該接続部位を回動支点として径方向外側に弾性復帰する。弾性復帰によって抜け防止フック部36が取付孔2aの内側周縁部に引っ掛かることにより、取付孔2aからのベゼル30の抜けが防止されるようになる。
さらに、筒部31の外側中間部には、その中心軸線周りに90°の等間隔で4個の金属ばね37が組み付けられている。金属ばね37は、帯状の金属板材を略三角形状に曲げ加工したものであり、図2(B)に示されるように、筒部31に形成された第1貫通孔31aの内周縁に引っ掛かかるように折り曲げられた一端部37aと、一端部37aと一体に接続された部位から筒部31の内壁面に沿い、下端面を経由して外壁面に沿って延び出すとともに、フランジ部32へ向かうに従って筒部31の外周面から次第に遠ざかり、筒部31の外周面から最も遠ざかった凸部37bを境としてフランジ部32へ向かうに従って筒部31の外周面に次第に近付く中間部37cと、中間部37cと一体に接続された部位から筒部31に形成された第2貫通孔31b内をフランジ部32と反体方向へ延び出すようにU字状に折り返されて筒部31の外周面に係止された他端部37dとを備える。
バンパ2の取付孔2aに取り付けられたベゼル30に、ケース体20の開口部21が嵌合されると、金属ばね37は、その一端部37aを固定端として、自由端である他端部37dがバンパ2の取付孔2aとケース体20の開口部21とによって弾性的に圧縮される。これにより、ケース体20の開口部21に対して該開口部21を径方向内側に押圧する向きの反力が付与され、ケース体20がバンパ2の取付孔2aに強固に固定される。
反射部33は、略半球形状をなし、バンパ2の取付孔2aから外部に突出する形態をなすように支持部33bを介してフランジ部32と一体に形成されている。反射部33は、超音波振動子11から発信された信号の向きを、円形状をなす平らな反射面33aでの反射により変える。反射面33aは、図2に示されるように、ケース体20の開口部21の軸線L1と例えば45°の角度(鋭角)で交差し、かつ、超音波振動子11の振動面11a全体を軸線L1の方向に沿って投影した場合の投影面を包含する大きさに設定されている。
次に、上記のように構成された超音波センサ1をバンパ2に取り付ける場合について説明する。図3に示されるように、まず、ベゼル30をバンパ2の外側から取付孔2aに挿入する。このとき、抜け防止フック部36が取付孔2aの内側周縁部を乗り越えるまで入れ込むようにする。
抜け防止フック部36がバンパ2の取付孔2aの内側周縁部に引っ掛かることで、バンパ2からのベゼル30の抜けが規制される。また、ベゼル30の取付孔2aへの挿入に伴い、金属ばね37が取付孔2aの周縁部と接触し、筒部31の径方向内側に向けて押圧されることで、筒部31は金属ばね37の弾性変形に応じた反力を受ける。抜け防止フック部36及び金属ばね37により、ベゼル30はバンパ2に強固に固定される。
ベゼル30がバンパ2に取り付けられている状態で、超音波振動子11及びクッション材13を組み込んだケース体20の開口部21を、バンパ2の内側からベゼル30の筒部31内に嵌め入れると、ベゼル30の係合凸部34のフック部34aがケース体20の係合凹部24と係合し、ケース体20の係合凸部23のフック部23bがベゼル30の筒部31の係合凹部35と係合する。
そして、金属ばね37の他端部37dがバンパ2の取付孔2aとケース体20の開口部21とによって弾性的に圧縮される。これにより、ケース体20がベゼル30を介してバンパ2に強固に固定される。ケース体20がベゼル30を介してバンパ2に固定された状態では、超音波振動子11の振動面11aがベゼル30のフランジ部32の上面と面一に配置される。
図4は、超音波センサ1をリヤ側のバンパ2に取り付けた一例を示す。この場合、ケース体20は、超音波振動子11から車両の下方向に向けて信号が発信されるように開口部21が車両の下向きに配置される。反射部33は、超音波振動子11から発信された信号を水平方向のうち車両の後方に送り、その後方にある障害物からの反射信号を超音波振動子11に送る。
一方、超音波センサ1をフロント側のバンパ2に取り付けた場合には、ケース体20は、超音波振動子11から車両の下方向に向けて信号が発信されるように開口部21が車両の下向きに配置される。反射部33は、超音波振動子11から発信された信号を水平方向のうち車両の前方に送り、その前方にある障害物からの反射信号を超音波振動子11に送ることとなる。
以上の説明からも明らかなように、本実施例1では、超音波センサ1のケース体20がベゼル30を介してバンパ2の取付孔2aに取り付けられ、反射部33がベゼル30の筒部31及びフランジ部32と一体的に設けられる。すなわち、ベゼル30は、ケース体20をバンパ2の取付孔2aに取り付ける機能と、反射部33を一体的に支持する機能との両機能を併有している。このため、両機能をベゼル30に集約することによってベゼル30と反射部33を単一の材料(上記実施例1は透明な樹脂材料である場合を例示)で構成することができる。
また、上記実施例1では、超音波振動子11(振動面11a)を外部から視認することはできず、突出した形態の反射部33のみが視認される構成となる。ところが、反射部33を含むベゼル30は外部からの視認が困難な透明な樹脂材料で形成されている。これにより、反射部33が視認されることとなっても、超音波センサ1の意匠性が損なわれることを良好に防止することができる。
なお、上記実施例1では、反射部33を含むベゼル30を透明な樹脂材料で形成したが、これに限らず、例えば車両のボディーの色と同じ系統の色の樹脂材料で形成してもよい。これによっても、反射部が外部から視認困難となるので、反射部を設けることとしても、超音波センサ1の意匠性が損なわれることを防止できる効果が得られる。
上記実施例1等の超音波センサ1では、反射部33を含むベゼル30を樹脂材料で形成したが、これに代えて、例えば図5に示されるように、反射部133を含むベゼル130を透明なガラスで形成してもよい。この実施例2の超音波センサ1’では、バンパ2の取付孔2aからのベゼル130の抜け出しを阻止するための阻止部材140が設けられている。ケース体20の構成は上記実施例1と同じであるため、対応する部位には同一の符号を付してケース体20の説明は省略する。
ベゼル130は、上述したように透明なガラス製のものであり、その外形が略段付き円筒状の筒部131と、その筒部131の一端部に一体形成され、筒部131の外径に比して拡径した形態の円環状のフランジ部132と、そのフランジ部32の上面の一領域から一体に立設された反射部133とを含んで構成されている。
筒部131は、ケース体20の開口部21の外径よりも僅かに大きく形成された内径を有し、その開口部21の外周に嵌合される。筒部131には、小径部131aと大径部131bとの境に段部131cが形成され、ケース体20の係合凸部23のフック部23bが段部131cに係合するようになっている。
反射部133は、上記実施例1の反射部33と同様、略半球形状をなし、バンパ2の取付孔2aから外部に突出する形態をなすように支持部133bを介してフランジ部132と一体に形成されている。反射部133は、超音波振動子11から発信された信号の向きを、円形状をなす平らな反射面133aでの反射により変える。
阻止部材140は、平面視にて矩形状のベース部141と、ベース部141の上面にて対向配置された一対の樹脂ばね142とを備えている。各樹脂ばね142は、ベース部141側の基端から先端に向かうに従って互いに遠ざかるように延び出す逆八の字形の曲線形状に形成されている。
ベース部141には、矩形の一辺側から中央領域にわたって切り欠かれた切り欠き部141aが形成されている。切り欠き部141aの幅寸法は、筒部131の小径部131aの外径よりも僅かに大きく、かつ大径部131bの外径よりも僅かに小さく形成されており、筒部131の小径部131aがベース部141の切り欠き部141aに対してスライド係合可能とされている。
この場合、バンパ2の取付孔2aに挿入されたベゼル130に対して、各樹脂ばね142をバンパ2の裏面と接触させて所定量だけ撓ませることを条件として、ベース部141の切り欠き部141aが筒部131の小径部131aの形成位置に対応するようになっている。すなわち、ベース部141が切り欠き部141aにて小径部131aを挟み込み、切り欠き部141aの下端縁が筒部131の段部131cと係合して各樹脂ばね142の撓み量に応じた弾性復帰力でベゼル130をバンパ2の内側へ引き込む。阻止部材140が本発明の阻止手段として機能し、各樹脂ばね142が本発明の付勢部として機能する。
次に、上記のように構成された超音波センサ1’をバンパ2に取り付ける場合について説明する。図5に示されるように、まず、ベゼル130をバンパ2の外側から取付孔2aに挿入する。このベゼル130に対して、ベース部141の切り欠き部141aが筒部131の小径部131aを挟み込むように、ベース部141を筒部131の軸線方向L1と直交する方向L2(筒部131の径方向)に移動させる。このとき、各樹脂ばね142はバンパ2の裏面と接触して撓んだ状態にあり、切り欠き部141aの下端縁が筒部131の段部131cに係合してベゼル130をバンパ2の内側に向けて付勢する。フランジ部132がバンパ2の表面に係止されることで、ベゼル130がバンパ2に強固に固定される。
ベゼル130がベース部材140を介してバンパ2に取り付けられている状態で、超音波振動子11及びクッション材13を組み込んだケース体20の開口部21を、バンパ2の内側からベゼル130の筒部131内に嵌め入れると、ケース体20の係合凸部23のフック部23bがベゼル130の筒部131の段部131cと係合する。
これにより、ケース体20がベゼル130及びベース部材140を介してバンパ2に強固に固定される。ケース体20がベゼル130を介してバンパ2に固定された状態では、超音波振動子11の振動面11aがベゼル130のフランジ部132の上面と面一に配置される。
この実施例2では、ベゼル130と共に阻止部材140が、ケース体20をバンパ2の取付孔2aに取り付ける機能を有し、ベゼル130が反射部133を一体的に支持する機能を有している。このため、この実施例2によっても、両機能をベゼル30に関連付けて集約することができ、ベゼル130と反射部133を単一の材料(上記実施例2は透明なガラスである場合を例示)で構成することができる。
なお、上記実施例2は、ベゼル130がガラス製である場合に特に好適であるが、必ずしもガラス製に限らず、樹脂製であってもよい。
上記実施例1,2では、超音波センサ1,1’をリヤ側及び/又はフロント側のバンパ2に取り付ける場合について説明した。すなわち、ケース体20は、超音波振動子11から車両の下方向に向けて信号が発信されるように開口部21が車両の下向きに配置され、反射部33,133は、超音波振動子11から発信された信号を水平方向のうち車両の後方(車両の前方)に送り、その後方(前方)にある障害物からの反射信号を超音波振動子11に送るように構成されていた。
ただし、これに限らず、例えば超音波センサ1,1’をバンパ2以外の部位、例えば車両の天井に取り付けることも可能である。この場合、ケース体20は、超音波振動子11から車両の上方向に向けて信号が発信されるように開口部21が車両の上向きに配置され,反射部33,133は、超音波振動子11から発信された信号を水平方向のうち車両の前方、後方又は側方に送り、その方向にある障害物からの反射信号を超音波振動子11に送るように構成される。
また、上記実施例1,2では、車両用距離センサの一例である超音波センサについて説明したが、光、電磁波等を利用して距離を測定するセンサであってもよい。
1、1’ 超音波センサ(車両用距離センサ)
2 バンパ
2a 取付孔
10 センサ本体
11 超音波振動子
12 回路基板
20 ケース体
21 開口部
30,130 ベゼル
31,131 筒部
32,132 フランジ部
33,133 反射部
33a,133a 反射面
33b,133b 支持部
140 阻止部材(阻止手段)
141 ベース部
142 樹脂ばね(付勢部)

Claims (5)

  1. 車両のバンパの取付孔に取り付けられ、車両から障害物までの距離を計測可能な車両用距離センサであって、
    車両の外部へ信号を発信し、障害物からの反射信号を受信するセンサ本体と、
    前記センサ本体を筒状の開口部にて保持するケース体と、
    前記ケース体の開口部に外嵌される筒部を介して該ケース体を前記バンパの内側に配置するベゼルと、を備え、
    前記ベゼルの筒部には、前記センサ本体から発信された信号の向きを反射により変える、前記バンパの取付孔から外部に突出する形態の反射部が一体的に設けられ、前記ケース体は、前記センサ本体から車両の上又は下方向に向けて信号が発信されるように前記開口部が車両の上又は下向きに配置され、前記反射部は、前記センサ本体から発信された信号を水平方向のうち予め定められた方向に送り、該方向にある障害物からの反射信号を前記センサ本体に送ることを特徴とする車両用距離センサ。
  2. 前記バンパの内側にて前記ベゼルの筒部に取り付けられ、前記バンパの取付孔からの前記ベゼルの抜け出しを阻止する阻止手段を備えた請求項1に記載の車両用距離センサ。
  3. 前記阻止手段は、前記ベゼルを前記バンパの内側に向けて付勢する付勢部を有する請求項2に記載の車両用距離センサ。
  4. 前記反射部は、外部からの視認が困難な色の材料で形成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両用距離センサ。
  5. 前記反射部は、透明な樹脂材料あるいはガラスで形成されている請求項4に記載の車両用距離センサ。
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CN108032824A (zh) * 2017-12-27 2018-05-15 清华大学苏州汽车研究院(吴江) 一种旋钮式车载超声波传感器固定装置
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