JP2014024101A - 回転ツールおよび接合方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属材料同士の接合において、使用する回転ツールの長寿命化を図ることが可能な、回転ツールおよび接合方法を提供する。
【解決手段】回転ツール1は、回転駆動される回転ツール1であって、回転駆動の回転軸と交差する表面に、環状の凸部3が形成されている。このようにすれば、従来の小径突起部が形成された回転ツールにおける被接合材との接触面積と本発明に従った回転ツール1における被接合材との接触面積(凸部3の面積)とが同等であっても、回転ツール1を回転させたときの凸部3の周速は小径突起部の周速より早くなる。この結果、回転ツール1の回転速度が同じであっても被接合材との接触部(凸部3)において発生する摩擦熱の熱量を多くできる。したがって、同じ摩擦熱の熱量を得るために必要な回転速度を、本発明による回転ツール1では従来より低くできるので、結果的に回転ツール1に過剰な負荷がかかることを抑制できる。
【選択図】図1

Description

この発明は、回転ツールおよび接合方法に関し、より特定的には、金属材料同士の接合に用いる回転ツールおよび当該回転ツールを用いた接合方法に関する。
1991年の英国において、アルミニウム合金などの金属材料同士を接合する摩擦撹拌接合技術が確立された。本技術は、接合を目的とする金属材料同士の接合面において、先端に小径突起部が形成された円柱状の摩擦撹拌接合用ツールを押圧しながら回転させることにより、摩擦熱を発生させて、当該摩擦熱により接合部分の金属材料を軟化させて塑性流動させることにより、金属材料同士を接合するという技術である。
ここで、「接合部分」とは、金属材料を突き合わせたり、金属材料を重ねて設置させたりすることにより、それらの金属材料の接合が所望される接合界面部分をいう。この接合界面付近において金属材料が軟化されて塑性流動が起こり、その金属材料が攪拌されることでその接合界面が消滅し、接合が行なわれる。さらに、同時にその金属材料に動的再結晶が起こるので、この動的再結晶により接合界面付近の金属材料が微粒化することとなり、金属材料同士を高強度に接合することができる(たとえば、特開2003−326372号公報参照)。
また、上述したツールの先端に形成された小径突起部の形状については、円錐形状や先端部が曲面状に加工された円柱形状など、さまざまな形状が提案されている(たとえば、特表平7−505090号公報参照)。
特開2003−326372号公報 特表平7−505090号公報
ここで、金属材料の接合時には、ツールが当該金属材料に押圧されながら回転することで摩擦熱が発生し、ツールの先端に形成された小径突起部は摩擦熱で軟化した金属材料の内部に没入された状態となる。しかし、このような金属材料が軟化する程度の摩擦熱を発生させるためには、ツールを高速回転させる、あるいは高負荷条件で金属材料へ押圧するといった、ツールにとって厳しい使用条件を採用する必要がある。さらに、ツールの小径突起部は通常ツールの回転軸に重なる位置に配置されるが、この場合ツールの回転時における小径突起部の周速はツールの側面における周速より遅くなる。したがって、充分な摩擦熱を発生させるためには、上述したツールの使用条件としてより厳しい条件(たとえばより速い回転速度や高い負荷)が必要になる。このような厳しい使用条件は、ツールの損傷の原因となり、結果的にツールの寿命が短くなるという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の目的は、金属材料同士の接合において、使用する回転ツールの長寿命化を図ることが可能な、回転ツールおよび接合方法を提供することである。
この発明に従った回転ツールは、回転駆動される回転ツールであって、回転駆動の回転軸と交差する表面に、環状の凸部が形成されている。このようにすれば、従来の小径突起部が形成された回転ツールにおける被接合材との接触面積(たとえば小径突起部の先端部の面積)と本発明に従った回転ツールにおける被接合材との接触面積(凸部の面積)とが同等であっても、回転ツールを回転させたときの凸部の周速は小径突起部の周速より早くなる。この結果、回転ツールの回転速度が同じであっても被接合材との接触部(凸部)において摩擦熱の熱量を多くできる。したがって、同じ摩擦熱の熱量を得るために必要な回転速度を、本発明による回転ツールでは従来より低くできるので、結果的に回転ツールに過剰な負荷がかかることを抑制できる。この結果、回転ツールの寿命を延ばすことができる。
この発明に従った接合方法は、複数の被接合材を準備する工程と、複数の被接合材を接合する工程とを備える。接合する工程では、上記回転ツールを回転駆動させながら、回転ツールの凸部を、複数の被接合材を重ねた部分に押圧することにより複数の被接合材を接合する。このようにすれば、従来の回転ツールを用いる場合より回転ツールの凸部と被接合材との接触部で所定の熱量の摩擦熱を発生させるために必要な回転ツールの回転速度や負荷を低減できるので、結果的に回転ツールの長寿命化を図ることができる。さらに、従来と同様の回転速度や負荷条件とすれば、従来より大きな摩擦熱を発生させることができるので、被接合材の接合強度を高めることも可能である。
この発明によれば、金属材料同士の接合において、使用する回転ツールの長寿命化を図ることができる。
本発明による回転ツールの実施の形態を示す模式図である。 図1の線分II−IIにおける断面模式図である。 本発明による回転ツールの実施の形態の変形例を示す模式図である。 本発明による回転ツールの実施の形態の変形例を示す模式図である。 本発明による回転ツールの実施の形態の変形例を示す模式図である。 本発明による回転ツールの実施の形態の変形例を示す模式図である。 図6に示した回転ツールの先端部を示す平面模式図である。 本発明による回転ツールの実施の形態の変形例を示す模式図である。 本発明による接合方法を説明するためのフローチャートである。 図9に示した接合工程を説明するための模式図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
図1および図2を参照して、本発明による回転ツールの実施の形態を説明する。図1に示すように、本発明による回転ツール1は、円柱状の外観を有している。当該回転ツール1の先端部の端面には、その中央部に凹部5が形成されている。このように凹部5が形成されることにより、回転ツール1の端面の外周には環状の凸部3が形成された状態となっている。
凹部5の深さを調節することにより、凸部3の高さH(凹部5の底壁から凸部3の頂壁までの高さ)を調節することができる。また、回転ツール1の端面(平面形状が円形状の端面)の直径Dに対して、当該凹部5の直径を変更することにより、凸部3の幅Wを調整することができる。凸部3の幅Wを変更することにより、凸部3の頂面の面積を変更できる。凹部5の外周形状は、回転ツール1の端面の外周形状と相似形である。凹部5の外周形状は、回転ツール1の端面の外周形状と同心円状に配置された円形状となっている。
図2に示すように、回転ツール1は、たとえば超硬合金、サーメット、窒化珪素、立方晶窒化ホウ素(cBN)、耐熱合金、高速度鋼などの硬質の材料からなるベース体10と、当該ベース体10の表面を被覆するように形成された被覆層11とからなる。被覆層11としては、たとえばアルミニウム(Al)、チタン(Ti)、珪素(Si)などの材料の炭化物を用いることができる。
図1および図2に示した回転ツール1を用いてアルミニウム合金などの金属材料同士を拡散接合することができる。具体的には、図1の凹部5の中心を通り回転ツール1の延在方向に沿って延びる回転軸を中心として回転ツール1を回転させながら、被接合材である金属材料の接合部に当該回転ツール1の先端部(凸部3が形成された端面)を押圧することで、接合を行なう。
ここで、本発明による回転ツール1においては、被接合材(たとえば積層配置された複数の被接合材)と接触する回転ツール1の端面の外周部に環状の凸部3が形成されており、当該凸部3を被接合材と接触させる。そして、回転ツール1を回転させながら被接合材に押し込むことで、摩擦熱を発生させ、当該摩擦熱によって被接合材を部分的に溶融あるいは拡散させて接合することができる。また、凸部3の高さHを1つの被接合材の厚みの同等以上112%以下もしくは当該被接合材の厚みより小さくすることにより、回転ツール1が直接的に接触した被接合材を摩擦熱により部分的に溶融あるいは撹拌することができる。また、同時に、たとえば積層配置された被接合材同士の接合部において回転ツール1が直接的に接触した被接合材より下側に位置する他の被接合材と、回転ツール1が直接的に接触して直に摩擦熱により加熱、撹拌されている被接合材との間で、被接合材を構成する材料の拡散を発生させることにより、これらの被接合材同士を確実に接合することができる。つまり、回転ツール1が直接的に接触している被接合材においてのみ塑性流動が起こり、回転ツール1が直接的に接触していない被接合材においては塑性流動は直接的には起こらない状態とすることができる。このような接合方法によっても、被接合材を上述した拡散によって確実に接合することができる。
また、本発明による回転ツール1においては、端面の外周部に環状の凸部3が形成されているため、回転ツール1の回転速度がある程度低い条件によっても、凸部3と被接合材との接触による摩擦熱を十分に発生させることができる。このため、回転ツール1に対する負荷を従来よりも低減できるため、回転ツール1の寿命を延長することができる。
次に、図3を参照して、本発明による回転ツール1の変形例を説明する。なお、以下の図面においては回転ツール1の表面に形成された被覆層11(図2参照)は明示的には図示していないが、いずれの回転ツール1においてもベース体の表面を覆うように被覆層が形成されている。また、回転ツール1の使用される被接合材の材質によっては、回転ツール1を当該被覆層が形成されない構成としてもよい。
図3に示す回転ツール1は、基本的には図1および図2に示した回転ツールと同様の構造を備えるが、凸部3の表面の形状が曲面状になっている点が図1および図2に示した回転ツールとは異なっている。すなわち、図3に示した回転ツール1においては、凸部3の頂部表面が曲面状表面7となっている。また、図3に示した凸部3の曲面状表面7における曲率半径はたとえば0.1以上0.5以下、より好ましくは0.2以上0.4以下、さらに好ましくは0.3とすることができる。
図3に示した回転ツール1によれば、図1および図2に示した回転ツール1と同様の効果を得られるとともに、凸部3の表面形状が曲面状となっていることから、回転ツール1を被接合材と接触させるときの凸部3に対する衝撃を和らげることができる。この結果、回転ツール1の寿命を延長することができる。
図4を参照して、本発明による回転ツールの他の変形例を説明する。図4に示した回転ツール1は、基本的には図3に示した回転ツール1と同様の構造を備えるが、凸部3の内周側側壁9が回転ツール1の側壁8(あるいは回転ツール1の回転軸)に対して傾斜している点が図3に示した回転ツール1とは異なっている。側壁8に対する内周側側壁9の傾斜角度(テーパ角度θ)はたとえば0°超え60°以下、より好ましくは10°以上50°以下とすることができる。
このような構成の回転ツール1によれば、図3に示した回転ツールと同様の効果に加えて、凸部3の幅を先端側(頂面側)から回転ツール1の根元側にむけて徐々に広くできるので、凸部3の強度を高めることができる。
図5を参照して、本発明による回転ツールの他の変形例を説明する。図5に示すように、回転ツール1は基本的には図4に示した回転ツール1と同様の構造を備えるが、環状の凸部3の内周側に位置する凹部の底壁が外側に凸形状となった内周凸部15となっている。内周凸部15の表面は図5に示すように曲面状となっている。
このようにすれば、図4に示した回転ツール1と同様の効果が得られるとともに、接合時には被接合材の表面に内周凸部15の表面も接触するため、回転ツール1が回転するときに当該内周凸部15と被接合材との接触部においても摩擦熱が発生する。このため、被接合材の接合条件がより改善し、被接合材の接合強度を向上させることができる。
図6および図7を参照して、本発明による回転ツールの他の形状例を説明する。図6および図7に示した回転ツール1は基本的には図3に示した回転ツール1と同様の構造を備えるが、環状の凸部3の内周側に位置する凹部の底面である内周表面17に複数の溝18が形成されている点が図3に示した回転ツール1とは異なっている。内周表面17に形成された複数の溝18は、図7に示すように内周表面17の中心部から外周側(凸部3側)に向けて放射状に延びるように形成されている。なお、溝18は内周表面17の中心部から外周側に向けて図7に示すように屈曲して伸びるように形成されていてもよいが、直線状に伸びるように形成されていてもよい。もしくは、溝18の形状は渦巻き形状であってもよい(たとえば溝18は内周表面17の中心部から外周側に向けて渦巻き状に伸びるように形成されていてもよい)。また、溝18の延びる方向は、内周表面17の中心から凸部3に向かう径方向に対して傾斜していてもよい。このような溝18が形成されることにより、回転ツール1が回転したときの被接合材と内周表面17との接触部における被接合材の塑性流動性が向上する。この結果、被接合材の接合強度をより向上させることができる。溝18の平面形状は、楕円形状、四角形状、あるいは角部が丸くなった四角形状、三角形などの多角形状、あるいはその角部が丸くなった多角形状など、任意の形状とすることができる。
図8を参照して、本発明による回転ツールの他の変形例を説明する。図8に示した回転ツール1は、基本的には図6および図7に示した回転ツール1と同様の構造を備えるが、溝18が形成された内周表面17が外側に凸となった曲面状の表面となっている点が図6および図7に示した回転ツールとは異なっている。異なる観点から言えば、図8に示した回転ツール1においては、凸部3の内周側に内周凸部15が形成されており、当該内周凸部15の表面である内周表面17に複数の溝18が形成されている。このような構造の回転ツールによれば、図6および図7に示した回転ツールによって得られる効果に加えて、図5に示した回転ツール1によって得られる効果も併せて得ることができる。
次に、図9を参照して、本発明による回転ツール1を備える加工装置を用いた被接合材の接合方法を説明する。
図9を参照して、まず準備工程(S10)を実施する。この工程(S10)においては、被接合材を準備する。被接合材としては、たとえば厚みが相対的に薄い(たとえば厚みが0.8mm以下の)板状部材(たとえば鋼板)を準備してもよい。被接合材となる板状部材では、表面にめっき層(たとえば亜鉛めっき層)が形成されていてもよい。このような亜鉛めっき層が形成されていることにより、本発明による回転ツールを用いた接合においては、当該めっき層が接着剤としての機能を発揮し、被接合材の接合部の接合強度をより高めることができる。
次に、図9に示すように、接合工程(S20)を実施する。具体的には、工程(S20)では、本発明による回転ツール1を回転させながら、重ねて配置した被接合材の一方の表面に当該回転ツール1の凸部3を押し付ける。そして、回転ツール1が回転しながら被接合材に押し付けられることによって、回転ツール1と被接合材との接触部に摩擦熱が発生し、被接合材が軟化する。さらに回転ツール1を被接合材に押し付けることで、回転ツール1の凸部3が図10に示すように被接合材22の表面層へと挿入された状態となる。回転ツール1と被接合材22との接触部においては、摩擦熱により被接合材22が部分的に軟化して塑性流動する。そして、被接合材22と一方の被接合材21との接触部(回転ツール1の下、さらに具体的には内周表面17下に位置する部分)においては、回転ツール1の回転に伴って発生する摩擦熱や被接合材22の塑性流動に起因して材料の拡散が起き、被接合材21、22の間が強固に接合されることになる。
また、本発明による回転ツール1を用いた接合方法では、被接合材の一方(図10に示した被接合材22)のみに回転ツール1の凸部3が侵入した状態となっているため、接合後の被接合材21、22に大きな歪などが発生することを抑制できる。この結果、本発明による回転ツール1を用いて接合された被接合材21、22は、接合後もその形状が安定しており、従来のように被接合材21、22を貫通するように回転ツール1が侵入する摩擦撹拌接合のように被接合材の形状が悪化するといった問題の発生を抑制できる。更に、凸形状となっていることにより、凸部3は被接合材に挿入できるが、凹部の底面が被接合材に挿入されない荷重を選択することにより、安定した接合を行うことができ、接合強度の安定化を図ることができる。
なお、図10に示すように、本発明による回転ツール1の凸部3の高さは、被接合材22の厚みT1と同等以上当該厚みT1の112%以下、もしくは厚みT1よりも小さくすることが好ましい。また、上述のように接合後の被接合材の形状を安定化させることができるため、本発明による回転ツール1を用いた接合においては、被接合材21、22の厚みT2、T1はそれぞれたとえば0.8mm以下とすることができる。ここで、回転ツール1の凸部3の高さは、被接合材22の厚みT1より12%厚くても回転ツール1が被接合材22に挿入された体積分だけ、被接合材22は回転ツール1の凸部3の内周側に押し出されるため、回転ツール1が被接合材22を突き抜けることはない。逆に、回転ツール1の凸部3の高さが、被接合材22の厚みT1の112%より高い場合、接合条件によっては回転ツール1は被接合材22を突き抜けることがあるため、良好な接合が難しくなる。
上述した実施の形態と一部重複する部分もあるが、本発明の特徴的な構成を列挙する。
この発明に従った回転ツール1は、回転駆動される回転ツール1であって、回転駆動の回転軸と交差する表面に、環状の凸部3が形成されている。このようにすれば、従来の小径突起部が形成された回転ツールにおける被接合材との接触面積(たとえば小径突起部の先端部の面積)と本発明に従った回転ツール1における被接合材22(図10参照)との接触面積(凸部3の面積)とが同等であっても、回転ツール1を回転させたときの凸部3の周速は小径突起部の周速より早くなる。この結果、回転ツール1の回転速度が同じであっても被接合材との接触部(凸部3)において発生する摩擦熱の熱量を多くできる。したがって、同じ摩擦熱の熱量を得るために必要な回転速度を、本発明による回転ツール1では従来より低くできるので、結果的に回転ツール1に過剰な負荷がかかることを抑制できる。この結果、回転ツール1の寿命を延ばすことができる。
上記回転ツール1では、図3〜図8に示すように、凸部3において、回転軸に沿った方向に面する表面部分(曲面状表面7)は曲面状の形状を有していてもよい。この場合、回転ツール1の凸部3が被接合材22と接触するときに、凸部3の表面が曲面状表面7であるため、当該凸部3に角部が存在して、当該角部が被接合材と接触する場合より凸部3が受ける衝撃を小さくすることができる。このため、回転ツール1の耐欠損性を向上させることができる。
上記回転ツール1では、図4に示すように、凸部3における内周側側壁9が、回転軸に対して傾斜していてもよい。異なる観点から言えば、内周側側壁9は回転ツール1の側壁8に対して傾斜していてもよい。この場合、凸部3の先端側から回転ツール1の後端側に向けて凸部3の幅が徐々に広くなるように当該凸部3を構成できるので、凸部3の内周側側壁9が回転軸と平行である場合より凸部3の強度を高めることができる。この結果、回転ツール1の耐欠損性をより高めることができる。
上記回転ツール1において、図5や図8に示すように、凸部3に囲まれた表面の領域は、外側に突出した内周凸部15を含んでいてもよい。この場合、回転ツール1で被接合材21、22を摩擦撹拌接合するときに、凸部3のみではなく内周凸部15でも被接合材21、22との接触により摩擦熱を発生させることができる。このため、被接合材21、22に充分な熱を加えることで、被接合材21、22に充分な強度の接合部を形成することができる。
上記回転ツール1では、図6〜図8に示すように、表面において、凸部3に囲まれた部分(内周表面17)に複数の溝18が形成されていてもよい。この場合、回転ツール1を用いて被接合材を接合するときに、凸部3に加えて凸部に囲まれた部分(内周表面17)も被接合材と接触させると、加熱された被接合材において、当該内周表面17の回転によって塑性流動を確実に発生させることができる。この結果、被接合材に十分な強度を接合部を形成することができる。
上記回転ツール1は、被接合材の点接合に用いられてもよい。ここで、点接合は、回転ツール1を保持した工具(ガン)をロボットアームの先端に設置して、被接合材の任意の位置に対して実施される。本発明による回転ツール1では、環状の凸部3が形成されているため従来の回転ツールより摩擦熱の熱量を大きくできるため、被接合材の接合部において塑性流動を発生させ易い。そのため、回転ツール1に対して加える荷重を従来より低くすることができるため、当該回転ツール1を保持する工具を小型化することができる。
この発明に従った接合方法は、図9に示すように、複数の被接合材を準備する工程(準備工程(S10))と、複数の被接合材21、22を接合する工程(接合工程(S20))とを備える。接合工程(S20)では、本発明による上記回転ツール1を回転駆動させながら、回転ツール1の凸部3を、複数の被接合材21、22を重ねた部分に押圧することにより複数の被接合材21、22を接合する。このようにすれば、従来の回転ツールを用いる場合より回転ツール1の凸部3と被接合材22との接触部で所定の熱量の摩擦熱を発生させるために必要な回転ツール1の回転速度や負荷を低減できるので、結果的に回転ツール1の長寿命化を図ることができる。さらに、従来と同様の回転速度や負荷条件とすれば、従来より大きな摩擦熱を発生させることができるので、被接合材21、22の接合強度を高めることも可能である。
上記接合方法において、接合工程(S20)では、複数の被接合材21、22を重ねた部分において複数の被接合材21、22の間での材料撹拌を起こすことなく、複数の被接合材21、22間で被接合材を構成する材料を拡散させることにより被接合材21、22を接合してもよい。
ここで、従来の摩擦撹拌接合技術では、接合される被接合材間で塑性流動や撹拌が起こるため、接合後の被接合材において歪や変形が生じやすいという問題があった。しかし、上述した本発明による接合方法では、複数の被接合材21、22間で材料撹拌を起こさずに拡散によって被接合材を接合するため、接合後に被接合材21、22において歪や変形が発生する可能性を低減できる。
上記接合方法では、被接合材を準備する準備工程(S10)において準備される複数の被接合材21、22のうちの少なくとも1つは、表面に亜鉛メッキ層を有していてもよい。この場合、被接合材21、22の接合部において亜鉛メッキ層が接着剤層として作用し、接合部の接合強度をより高めることができる。
上記接合方法では、被接合材を準備する準備工程(S10)において準備される複数の被接合材21の厚みT2、被接合材22の厚みT2がそれぞれ0.8mm以下であってもよい。この場合、本発明による回転ツール1を利用することで被接合材21、22同士を拡散により接合することが可能であるため、従来のような被接合材21、22間で材料撹拌が起きる場合より接合後の被接合材21、22の変形を低減できる。そして、このような材料の変形は特に厚みが0.8mm以下の薄板形状の被接合材において顕著であるため、本発明が特に有効である。
上記接合方法において、接合工程(S20)では、回転ツール1における凸部3に囲まれた表面の領域(内周表面17)が被接合材22(図10参照)に接触してもよい。この場合、凸部3のみではなく凸部3に囲まれた表面の領域である内周表面17でも被接合材22との接触により摩擦熱を発生させることができる。このため、被接合材に充分な熱を加えることで、被接合材に充分な強度の接合部を形成することができる。
本発明の効果を確認するため、以下のような実験を行なった。
<試料の作成>
超硬合金からなり、サイズが11mm×11mm×17mmの基材を準備した。そして、これらの基材を加工することにより、実施例1〜実施例6の回転ツール、および比較例の回転ツールを準備した。なお、実施例1の回転ツールの形状は図1および図2に示した形状(以下、形状Aとも呼ぶ)であり、実施例2の回転ツールの形状は図3に示した形状(以下、形状Bとも呼ぶ)である。また、実施例3の回転ツールの形状は図4に示した形状(以下、形状Cとも呼ぶ)であり、実施例4の回転ツールの形状は図5に示した形状(以下、形状Dとも呼ぶ)である。また、実施例5の回転ツールの形状は図6および図7に示した形状(以下、形状Eとも呼ぶ)であり、実施例6の回転ツールの形状は図8に示した形状(以下、形状Fとも呼ぶ)である。また、比較例の回転ツールの形状は、従来の形状(以下、凸型とも呼ぶ)であって、回転ツールの端面の中央部に、円柱状の凸部が形成されたものである。
実施例1〜実施例6および比較例の回転ツールの直径は10mmである。実施例1〜実施例6の凸部3の高さHは0.64mmである。また、凸部3の幅Wは0.8mmである。また、実施例2〜実施例6における凸部3の表面の曲率半径Rは0.3である。また、実施例3、実施例4および実施例6の凸部3のテーパ角度θは60°である。また、実施例5、6の溝18の本数は8本であり、個々の溝の形状は楕円形状であって、そのサイズは縦3mm×横0.4mmである。また、比較例の回転ツールにおいて端面中央部に形成された柱状の凸部の高さは0.9mm、凸部の頂面の直径は4mmである。
そして、すべての基材に対し、Al0.6Ti0.35Si0.05Nからなる被覆層を3μmの厚みで物理蒸着法を用いて被覆した。ここで、Al0.6Ti0.35Si0.05Nからなる被覆層は、酸化開始温度が1130℃である。
<実験方法>
摩擦攪拌点接合用ロボットを用いて接合条件(回転ツールの回転数、荷重、接合時間)を設定し、実施例1〜6および比較例の回転ツールを用いて接合試験を実施した。被接合材としては2種類の材料(被接合材1:亜鉛メッキ鋼板(縦30mm×横100mm×厚さ0.6mmの鋼板)を2枚重ねしたもの、および被接合材2:亜鉛メッキ鋼板(縦30mm×横500mm×厚さ0.6mmの鋼板)を2枚重ねしたもの)を準備した。そして、これらの被接合材を実施例および比較例の回転ツールを用いて接合した。
そして、被接合材1を接合したサンプル(接合材サンプル)について、引張り試験を実施した。また、被接合材2に対する接合プロセスにより、回転ツールの寿命を評価した。
被接合材1を用いた引張試験用の接合は3スポット連続で行なった。そして、3スポット目の接合を行なっている最中の回転ツールの温度を放射温度計により測定した。
寿命評価に関して、被接合材2に対する接合を繰り返し、回転ツールに欠損が生じた時はその時点で寿命と判断し評価を中止した。また、回転ツールに明らかな欠損が発生しない場合には、凸部の高さの減り代が0.3mm以上となった時点で、寿命と判断して評価を中止した。
<結果>
評価結果を表1に示す。
Figure 2014024101
評価結果を表1を参照しながら以下説明する。
比較例について:
表1から回転ツールの回転数を2000rpm、回転ツールに加える荷重を400kgf、接合時間を3sとした接合条件で、凸型の従来形状ツールである比較例の回転ツールを用い接合を実施した。その結果、接合後の被接合材(ワーク)の変形がひどく、接合不良となった。よって、引張り試験と寿命評価は未実施である。
実施例1について:
回転数を1500rpm、荷重を400kgf、接合時間を3sとした接合条件で、形状Aである実施例1の回転ツールを用い接合を実施した。比較例よりも低回転数および低荷重だが、接合温度は比較例と同等であった。また、接合後のワークの変形は見られなかった。
当該実施例1の回転ツールを用いて接合した被接合材1について引張り試験を実施した結果、接合部の強度(接合強度)は1.7kNであった。
また、被接合材2に対して20スポットの接合を完了後、回転ツールを確認すると凸部に欠けが見られたので試験を中止した。
実施例2〜6に関しては実施例1と同じ接合条件で接合試験を実施した。
実施例2について:
実施例2および後述する実施例3〜実施例6については、上記実施例1と同様の接合条件を用いて接合試験を実施した。
実施例2の回転ツール(形状Bの回転ツール)を用いて接合した被接合材1について引張り試験を実施した結果、接合部の強度(接合強度)は1.6kNであった。また、被接合材2に対して、300スポットの接合を完了後、凸部に欠けが発生した。ただし、凸部の表面形状を曲面状にしたことにより、実施例1の回転ツールよりも寿命が延びた。
実施例3について:
実施例3の回転ツール(形状Cの回転ツール)を用いて接合した被接合材1について引張り試験を実施した結果、接合部の強度(接合強度)は1.8kNであった。また、被接合材2に対して接合を繰り返し寿命を測定したが、実施例3の回転ツールでは凸部にテーパ角度θが60°であるテーパをつけたことで、凸部での欠損発生が抑制され、回転ツールの寿命が800スポットに伸びた。800スポットの接合完了後、凸部の高さが0.3mm低くなっていたので試験を中止した。
実施例4について:
実施例4の回転ツール(形状Dの回転ツール)を用いて接合した被接合材1について引張り試験を実施した結果、接合部の強度(接合強度)は2.2kNであった。これは、回転ツールに図5に示す内周凸部15が形成されているため、実施例3と同じ接合条件であっても当該内周凸部でも摩擦熱が発生し、結果的に接合温度が高くなったことに起因して接合強度が向上したものと考えられる。また、被接合材2に対して接合を繰り返し寿命を測定したが、回転ツールの寿命が1000スポットに伸びた。
実施例5について:
実施例5の回転ツール(形状Eの回転ツール)を用いて接合した被接合材1について引張り試験を実施した結果、接合部の強度(接合強度)は2.4kNであった。これは、回転ツールに図6および図7に示すような溝18を形成したことで、回転ツールと直接的に接触する被接合材(上板)内の塑性流動性が向上し接合強度が向上したものと考えられる。また、被接合材2に対して接合を繰り返し寿命を測定したが、回転ツールの寿命は1000スポットであった。
実施例6について:
実施例6の回転ツール(形状Fの回転ツール)を用いて接合した被接合材1について引張り試験を実施した結果、接合部の強度(接合強度)は3.1kNであった。これは、回転ツールに図8に示すような内周凸部15および溝18を形成したことで、回転ツールと直接的に接触する被接合材(上板)内の塑性流動性がより向上し接合強度が向上したものと考えられる。また、被接合材2に対して接合を繰り返し寿命を測定したが、回転ツールの寿命は1000スポットであった。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、摩擦撹拌接合に特に有利に適用される。
1 回転ツール、3 凸部、5 凹部、7 曲面状表面、8 側壁、9 内周側側壁、10 ベース体、11 被覆層、15 内周凸部、17 内周表面、18 溝、21,22 被接合材。

Claims (11)

  1. 回転駆動される回転ツールであって、
    回転駆動の回転軸と交差する表面に、環状の凸部が形成されている、回転ツール。
  2. 前記凸部において、前記回転軸に沿った方向に面する表面部分は曲面状の形状を有する、請求項1に記載の回転ツール。
  3. 前記凸部における内周側側面は、前記回転軸に対して傾斜している、請求項1または2に記載の回転ツール。
  4. 前記凸部に囲まれた前記表面の領域は、外側に突出した内周凸部を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転ツール。
  5. 前記表面において、前記凸部に囲まれた部分には複数の溝が形成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転ツール。
  6. 被接合材の点接合に用いられる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転ツール。
  7. 複数の被接合材を準備する工程と、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転ツールを回転駆動させながら、前記回転ツールの前記凸部を、複数の前記被接合材を重ねた部分に押圧することにより複数の前記被接合材を接合する工程とを備える、接合方法。
  8. 前記接合する工程では、複数の前記被接合材を重ねた部分において複数の前記被接合材の間での材料撹拌を起こすことなく、複数の前記被接合材間で前記被接合材を構成する材料を拡散させることにより前記被接合材を接合する、請求項7に記載の接合方法。
  9. 前記被接合材を準備する工程において準備される複数の前記被接合材のうちの少なくとも1つは、表面に亜鉛メッキ層を有する、請求項7または8に記載の接合方法。
  10. 前記被接合材を準備する工程において準備される複数の前記被接合材の厚みは、0.8mm以下である、請求項7〜9のいずれか1項に記載の接合方法。
  11. 前記接合する工程では、前記回転ツールにおける前記凸部に囲まれた前記表面の領域が前記被接合材に接触する、請求項7〜10のいずれか1項に記載の接合方法。

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