JP2014024030A - 圧縮空気乾燥装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】オイル除去性能の低下を抑制した圧縮空気乾燥装置を提供する。
【解決手段】圧縮空気乾燥装置は、ドレン排出装置25を有する支持ケース11と、支持ケース11に装着されて乾燥剤12が充填される乾燥容器13と、乾燥容器13を覆いながら支持ケース11に装着されるパージタンク14とを備える。乾燥容器13の内底部には、第1オイルセパレータフィルタ41を収容する衝突材収容部31が設けられる。乾燥剤12と衝突材収容部31との間には、下部プレート45が設けられる。第1オイルセパレータフィルタ41を衝突材収容部31に収容した状態で、第1オイルセパレータフィルタ41の移動を規制するリテイニングリング44を取り付けた。
【選択図】図1
【解決手段】圧縮空気乾燥装置は、ドレン排出装置25を有する支持ケース11と、支持ケース11に装着されて乾燥剤12が充填される乾燥容器13と、乾燥容器13を覆いながら支持ケース11に装着されるパージタンク14とを備える。乾燥容器13の内底部には、第1オイルセパレータフィルタ41を収容する衝突材収容部31が設けられる。乾燥剤12と衝突材収容部31との間には、下部プレート45が設けられる。第1オイルセパレータフィルタ41を衝突材収容部31に収容した状態で、第1オイルセパレータフィルタ41の移動を規制するリテイニングリング44を取り付けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、圧縮機から供給された圧縮空気を乾燥する圧縮空気乾燥装置に関する。
圧縮空気乾燥装置は、支持ケースと、乾燥剤が充填された乾燥容器と、乾燥容器を覆いながら支持ケースに取り付けられるパージタンクとを備えている。支持ケースには、圧縮機から供給された圧縮空気が流入する入口と、乾燥空気を排出する出口と、ドレン排出装置とが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
圧縮空気乾燥装置は、水分を除去するロード時には、入口から流入した圧縮空気を乾燥容器の下方から上方へ通過させて、パージタンク内に圧縮乾燥空気を溜めながら、出口からメインタンクに供給する。また、圧縮空気乾燥装置は、乾燥剤を再生させるアンロード時には、ドレン排出装置のドレン弁を開弁することによってパージタンク内に溜まった圧縮乾燥空気を乾燥容器の上方から下方へ通過させてドレン弁から水分を排出する。圧縮空気乾燥装置は、ロードとアンロードとを定期的に繰り返す。
上記の圧縮空気乾燥装置では、衝突材が乾燥容器の衝突材収容部に収容され、衝突材の上に下部プレートが載置され、この下部プレートの上に乾燥剤が充填されて、乾燥剤の上に上部プレートが載置されている。そして、圧縮空気乾燥装置は、上部プレートをコイルばねの付勢力によって押さえ付けることで、乾燥容器内に収容されたこれらの部材を固定している。衝突材は、圧縮空気に含まれるオイルミストを衝突させることで、オイルミストを除去する。
ところで、上記の圧縮空気乾燥装置では、乾燥剤が振動等によって摩滅すると乾燥剤の容量が減少するおそれがある。乾燥剤の容量が減少すると、ロード時の圧縮空気の通過によって下部プレートが浮き上がり、衝突材収容部から衝突材が浮き上がると、衝突材を通過する圧縮空気が減少して、オイル除去性能が低下するおそれがある。そこで、オイル除去性能の低下を抑制した圧縮空気乾燥装置が求められていた。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、オイル除去性能の低下を抑制した圧縮空気乾燥装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、ドレン排出装置を有する支持ケースと、前記支持ケースに装着されて乾燥剤が充填される乾燥容器と、前記乾燥容器を覆いながら前記支持ケースに装着されるカバーとを備える圧縮空気乾燥装置において、前記乾燥容器の内底部には、衝突材を収容する衝突材収容部が設けられ、前記乾燥剤と前記衝突材収容部との間には、下部プレートが設けられ、前記衝突材を前記衝突材収容部に収容した状態で、前記衝突材の移動を規制する規制部材を取り付けたことをその要旨としている。
請求項1に記載の発明は、ドレン排出装置を有する支持ケースと、前記支持ケースに装着されて乾燥剤が充填される乾燥容器と、前記乾燥容器を覆いながら前記支持ケースに装着されるカバーとを備える圧縮空気乾燥装置において、前記乾燥容器の内底部には、衝突材を収容する衝突材収容部が設けられ、前記乾燥剤と前記衝突材収容部との間には、下部プレートが設けられ、前記衝突材を前記衝突材収容部に収容した状態で、前記衝突材の移動を規制する規制部材を取り付けたことをその要旨としている。
同構成によれば、衝突材収容部に収容された衝突材の移動を規制する規制部材を取り付けた。このため、乾燥剤が振動等によって摩滅して乾燥剤の容量が減少して、ロード時の圧縮空気の通過によって下部プレートが浮き上がったとしても、衝突材収容部から衝突材が浮き上がろうとしても、規制部材によって衝突材の移動が規制される。よって、衝突材を通過する圧縮空気が減少せず、オイル除去性能の低下を抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の圧縮空気乾燥装置において、前記規制部材と前記衝突材との間には、少なくとも1つの貫通孔が形成された固定プレートが設けられることをその要旨としている。
同構成によれば、規制部材と衝突材との間に固定プレートを設けた。このため、ロード時の圧縮空気の通過によって衝突材収容部から衝突材が浮き上がろうとしても、衝突材は固定プレートに接触して、固定プレートが規制部材に接触する。固定プレートと規制部材との接触面積が安定するので、衝突材の移動が確実に規制される。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の圧縮空気乾燥装置において、前記下部プレートと前記衝突材との間には、スペーサを設けることをその要旨としている。
同構成によれば、下部プレートと衝突材との間にスペーサを設けた。このため、乾燥剤を押さえ付けるコイルばねの付勢力がスペーサを介して衝突材に付与されるので、ロード時の圧縮空気の通過によって衝突材収容部から衝突材が浮き上がろうとしても、衝突材の移動が規制される。
同構成によれば、下部プレートと衝突材との間にスペーサを設けた。このため、乾燥剤を押さえ付けるコイルばねの付勢力がスペーサを介して衝突材に付与されるので、ロード時の圧縮空気の通過によって衝突材収容部から衝突材が浮き上がろうとしても、衝突材の移動が規制される。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の圧縮空気乾燥装置において、前記スペーサは、衝突材であることをその要旨としている。
同構成によれば、スペーサを衝突材とした。このため、規制部材によって移動が規制される衝突材と、下部プレートと衝突材との間に設けられるスペーサとしての衝突材との2つの衝突材によって圧縮空気に含まれるオイルミストが除去することができるので、オイルミストの除去性能を向上させることができる。
同構成によれば、スペーサを衝突材とした。このため、規制部材によって移動が規制される衝突材と、下部プレートと衝突材との間に設けられるスペーサとしての衝突材との2つの衝突材によって圧縮空気に含まれるオイルミストが除去することができるので、オイルミストの除去性能を向上させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の圧縮空気乾燥装置において、前記衝突材収容部の底部に形成された貫通孔と前記固定プレートに形成された貫通孔は同軸上に位置しないことをその要旨としている。
同構成によれば、衝突材収容部の底部に形成された貫通孔と固定プレートに形成された貫通孔は同軸上に位置しないので、圧縮空気に含まれるオイルミストが固定プレートに衝突し易くなり、オイルミストの除去性能を向上させることができる。
本発明によれば、圧縮空気乾燥装置において、オイル除去性能の低下を抑制することができる。
以下、本発明を具体化した圧縮空気乾燥装置の一実施形態について図1〜図5を参照して説明する。
図1に示されるように、圧縮空気乾燥装置は、有底円筒形状の支持ケース11と、乾燥剤12が充填された有底円筒形状の乾燥容器13と、乾燥容器13を覆いながら支持ケース11に取り付けられ、開口部が支持ケース11側に位置する有底円筒形状のパージタンク14とを備えている。なお、パージタンク14がカバーに相当する。
図1に示されるように、圧縮空気乾燥装置は、有底円筒形状の支持ケース11と、乾燥剤12が充填された有底円筒形状の乾燥容器13と、乾燥容器13を覆いながら支持ケース11に取り付けられ、開口部が支持ケース11側に位置する有底円筒形状のパージタンク14とを備えている。なお、パージタンク14がカバーに相当する。
支持ケース11の側面には、圧縮機(図示略)から供給された圧縮空気が流入する入口(図示略)と、乾燥空気をメインタンク(図示略)に連通される出口15とが設けられている。出口15には、逆止弁50が設置されている。また、支持ケース11の内部には、円筒形状の内部円筒部21が形成されている。支持ケース11の内側であって、内部円筒部21の外側の空間は、除湿した乾燥圧縮空気を溜める第2タンク17として機能する。上記の逆止弁50は、第2タンク17に開口する。支持ケース11の内部円筒部21内には、ドレン排出装置25が設けられている。支持ケース11の底部には、排気管18が取り付けられている。
ドレン排出装置25には、乾燥剤を再生させるアンロード時にドレンを排出するためのドレン弁26とピストン27とを備えている。ドレン弁26は、アンロード時に外気への開放弁を兼ねている。ドレン弁26は、水分を除去するロード時には閉じているが、メインタンク内の圧力が所定値に達すると、プレッシャガバナ(図示略)からの指令信号によってピストン27を下げて開く。水分やオイルを含むドレンは、ドレン弁26の開閉に応じて圧縮空気と共に勢いよく外部へ放出される。また、放出に伴う騒音を低減させるために、ドレン弁26の排出口である排気管18にはサイレンサ29が設けられている。
乾燥容器13内には、下部プレート45と上部プレート46とに上下方向において挟まれた状態で粒状の乾燥剤12が充填されている。乾燥容器13の下部には、衝突材としての第1オイルセパレートフィルタ41等を収容する衝突材収容部31が下方に突出形成されている。衝突材収容部31の底面には、複数の貫通孔31aが形成されている(図3参照)。衝突材収容部31の下部は支持ケース11の内部円筒部21内に嵌着されている。嵌着されている部分には、密閉するためのOリング22が設けられている。乾燥容器13の下部側面には、支持ケース11に取り付けられる取付部32が側方に突出している。また、乾燥容器13の側面中央には、パージタンク14を係合させる二重の凸条からなる係合部33が形成されている。乾燥容器13の上部には、ねじ35によって蓋材34を固定する固定部36が設けられている。
図2に示されるように、衝突材収容部31内には、底面側から第1オイルセパレートフィルタ41と、円板状のフィルタプレート42と、スペーサとしての第2オイルセパレートフィルタ43とが収容されている。第1オイルセパレートフィルタ41及び第2オイルセパレートフィルタ42は、クラッシュドアルミである。
第1オイルセパレートフィルタ41は、衝突材収容部31に圧入されている。第1オイルセパレートフィルタ41は、内部を圧縮空気が通過することで、圧縮空気に含まれるオイルミストが衝突してオイルミストを除去する。
フィルタプレート42は、第1オイルセパレートフィルタ41の上面に載置されている。フィルタプレート42には、4個の貫通孔42aが形成されている(図4参照)。これら貫通孔42aは衝突材収容部31の下部に形成された貫通孔31aと同軸上に位置しない。
第2オイルセパレートフィルタ43は、フィルタプレート42の上面に載置されている。第2オイルセパレートフィルタ43の上面には、下部プレート45が載置されている。すなわち、第2オイルセパレートフィルタ43は、下部プレート45とフィルタプレート42との間のスペーサとして機能する。
衝突材収容部31の側面のうち、フィルタプレート42の上部には、リング溝37が形成されている。このリング溝37には、規制部材としてのリテイニングリング44が嵌着されている。よって、第1オイルセパレートフィルタ41とフィルタプレート42とは、リテイニングリング44によって上方への移動が規制されている。リテイニングリング44は、SUSによって形成されており、第1オイルセパレートフィルタ41の交換時には、伸縮を伴うため、錆による劣化が防止されている。
下部プレート45(上部プレート46)には、複数の貫通孔45a(46a)が形成されている(図5参照)。下部プレート45の上面には、乾燥剤12を保持するための不織布からなる薄膜47が設けられている。また、上部プレート46の下面には、乾燥剤12を保持するための不織布からなる薄膜48が設けられている。なお、不織布は、例えばポリエステル及びレーヨンからなる。
上部プレート46と蓋材34との間には、コイルばね38が設置されている。コイルばね38は、蓋材34が乾燥容器13に固定されることで、付勢力が発生して、上部プレート46を下方へ押圧する。よって、コイルばね38の付勢力は、上側から上部プレート46と、乾燥剤12と、下部プレート45と、第2オイルセパレートフィルタ43と、フィルタプレート42と、第1オイルセパレートフィルタ41とに伝達されて付与される。これにより、第1オイルセパレートフィルタ41はコイルばね38によって付勢された状態となっている。
パージタンク14は、乾燥容器13を覆い、支持ケース11の上端部23にねじ24によって取り付けられる。パージタンク14の側面には、乾燥容器13の係合部33に係合する係合凹部51が形成されている。よって、パージタンク14は、係合凹部51が支持ケース11の係合部33に係合する。
パージタンク14の内側であって、乾燥容器13の外側の空間は、除湿した乾燥圧縮空気を溜める第1タンク16として機能する。第1タンク16と第2タンク17とは、複数の連通孔(図示略)によって連通されている。
次に、前述のように構成された圧縮空気乾燥装置の動作について図1を参照して説明する。
図1に示されるように、ロード時には、圧縮機から入口を介して流入した圧縮空気は、衝突材収容部31の貫通孔31aから乾燥容器13内に入り、第1オイルセパレートフィルタ41を通過することで圧縮機のオイルやダストが除去される。続いて、圧縮空気は、フィルタプレート42の貫通孔42aを通過し、第2オイルセパレートフィルタ43を通過することで、同様に圧縮機のオイルが除去される。続いて、下部プレート45の貫通孔45aを通過して、乾燥剤12の中を通過することで水分が除去される。乾燥された圧縮空気は、パージタンク14内の第1タンク16と、支持ケース11内の第2タンク17とに流入して溜められる。そして、第1タンク16と第2タンク17とに流入した乾燥圧縮空気は、一部を残して逆止弁50を介して出口15を通して外部のメインタンク内に溜められる。メインタンク内の圧縮空気は例えばエアブレーキ系統の各機器の作動に利用される。
図1に示されるように、ロード時には、圧縮機から入口を介して流入した圧縮空気は、衝突材収容部31の貫通孔31aから乾燥容器13内に入り、第1オイルセパレートフィルタ41を通過することで圧縮機のオイルやダストが除去される。続いて、圧縮空気は、フィルタプレート42の貫通孔42aを通過し、第2オイルセパレートフィルタ43を通過することで、同様に圧縮機のオイルが除去される。続いて、下部プレート45の貫通孔45aを通過して、乾燥剤12の中を通過することで水分が除去される。乾燥された圧縮空気は、パージタンク14内の第1タンク16と、支持ケース11内の第2タンク17とに流入して溜められる。そして、第1タンク16と第2タンク17とに流入した乾燥圧縮空気は、一部を残して逆止弁50を介して出口15を通して外部のメインタンク内に溜められる。メインタンク内の圧縮空気は例えばエアブレーキ系統の各機器の作動に利用される。
アンロード時には、ドレン排出装置25のドレン弁26を開き、排気管18から排出する。すなわち、第1タンク16と第2タンク17とに溜まっていた乾燥圧縮空気は、上部プレート46の貫通孔46aを通過して乾燥容器13内に流入し、乾燥剤12の中を通過することで乾燥剤12を再生させる。乾燥剤12の中を通過した圧縮空気は、下部プレート45の貫通孔45aを通過して衝突材収容部31内に流入する。そして、衝突材収容部31内に流入した圧縮空気は、第2オイルセパレートフィルタ43を通過して、フィルタプレート42の貫通孔42aを通過して、第1オイルセパレートフィルタ41を通過する。そして、衝突材収容部31の貫通孔31aを通過すると、ドレン排出装置25内を通過して、排気管18のサイレンサを通過して外部にドレンとともに排出される。
さて、乾燥剤12が振動等によって摩滅して乾燥剤12の容量が減少すると、コイルばね38によって上部プレート46が下方に押圧されるが、付勢力が減少することとなる。このような状況では、アンロード時に下方から圧縮空気が流入すると、第1オイルセパレートフィルタ41が上方へ移動しようとするが、リテイニングリング44によって第1オイルセパレートフィルタ41の移動が規制される。よって、第1オイルセパレートフィルタ41によるオイルミスト等の除去性能は維持される。なお、第2オイルセパレートフィルタ43は多少持ち上がるが、下部プレート45とフィルタプレート42とに挟まれた状態なので、第2オイルセパレートフィルタ43の位置は大きくは変わらず、オイルミスト等の除去性能を維持することができる。
以上、説明した実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)衝突材収容部31に収容された第1オイルセパレートフィルタ41の移動を規制するリテイニングリング44を取り付けた。このため、乾燥剤12が振動等によって摩滅して乾燥剤12の容量が減少して、ロード時の圧縮空気の通過によって下部プレート45が浮き上がったとしても、衝突材収容部31から第1オイルセパレートフィルタ41が浮き上がろうとしても、リテイニングリング44によって第1オイルセパレートフィルタ41の移動が規制される。よって、第1オイルセパレートフィルタ41を通過する圧縮空気が減少せず、オイル除去性能の低下を抑制することができる。
(1)衝突材収容部31に収容された第1オイルセパレートフィルタ41の移動を規制するリテイニングリング44を取り付けた。このため、乾燥剤12が振動等によって摩滅して乾燥剤12の容量が減少して、ロード時の圧縮空気の通過によって下部プレート45が浮き上がったとしても、衝突材収容部31から第1オイルセパレートフィルタ41が浮き上がろうとしても、リテイニングリング44によって第1オイルセパレートフィルタ41の移動が規制される。よって、第1オイルセパレートフィルタ41を通過する圧縮空気が減少せず、オイル除去性能の低下を抑制することができる。
(2)リテイニングリング44と第1オイルセパレートフィルタ41との間にフィルタプレート42を設けた。このため、ロード時の圧縮空気の通過によって衝突材収容部31から第1オイルセパレートフィルタ41が浮き上がろうとしても、第1オイルセパレートフィルタ41はフィルタプレート42に接触して、フィルタプレート42がリテイニングリング44に接触する。フィルタプレート42とリテイニングリング44との接触面積が安定するので、第1オイルセパレートフィルタ41の移動が確実に規制される。
(3)下部プレート45と第1オイルセパレートフィルタ41との間にスペーサとしての第2オイルセパレートフィルタ43を設けた。このため、乾燥剤12を押さえ付けるコイルばね38の付勢力が第2オイルセパレートフィルタ43を介して第1オイルセパレートフィルタ41に付与されるので、ロード時の圧縮空気の通過によって衝突材収容部31から第1オイルセパレートフィルタ41が浮き上がろうとしても、第1オイルセパレートフィルタ41の移動が規制される。
(4)第2オイルセパレートフィルタ43をスペーサとした。このため、リテイニングリング44によって移動が規制される第1オイルセパレートフィルタ41と、下部プレート45と第1オイルセパレートフィルタ41との間に設けられる第2オイルセパレートフィルタ43とによって圧縮空気に含まれるオイルミストが除去することができるので、オイルミストの除去性能を向上させることができる。
(5)衝突材収容部31の底部に形成された貫通孔31aとフィルタプレート42に形成された貫通孔42aは同軸上に位置しないので、圧縮空気に含まれるオイルミストがフィルタプレート42に衝突し易くなり、オイルミストの除去性能を向上させることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態では、第1オイルセパレートフィルタ41及び第2オイルセパレートフィルタ42にクラッシュドアルミを採用したが、スポンジ等のウレタンフォームや他の部材を採用してもよい。
・上記実施形態では、第1オイルセパレートフィルタ41及び第2オイルセパレートフィルタ42にクラッシュドアルミを採用したが、スポンジ等のウレタンフォームや他の部材を採用してもよい。
・上記構成において、薄膜47,48を不織布としたが、ガラス繊維を含ませた不織布としてもよい。このような構成によれば、ガラス繊維の間を乾燥空気が通過する際に、静電気が生じることで帯電し、より小さな油粒子を薄膜が吸着できる。
・上記実施形態では、衝突材収容部31の底部の貫通孔31aとフィルタプレート42の貫通孔42aを同軸上に位置しないようにしたが、圧縮空気に含まれるオイルミストの除去性能が十分であれば、衝突材収容部31の底部の貫通孔31aとフィルタプレート42の貫通孔42aを同軸上に位置してもよい。
・上記構成において、衝突材収容部31の底部の貫通孔31a、フィルタプレート42の貫通孔42a、下部プレート45の貫通孔45a、上部プレート46の貫通孔46aの数量、位置は、除去性能の条件に合わせて適宜変更可能である。
・上記構成において、図1に示されるように、乾燥容器13の側面とパージタンク14の内壁との間に円環状のスポンジ等のウレタンフォームからなるフィルタ55を設置してもよい。このような構成によれば、第2タンク17から第1タンク16へ移動する圧縮空気がフィルタ55を通過することで、オイルミストを更に除去することができる。なお、フィルタ55としてウレタンフォームを採用したが、クラッシュドアルミ等の他の部材を採用してもよい。
・上記実施形態では、第2オイルセパレートフィルタ43をスペーサとしたが、下部プレート45と第1オイルセパレートフィルタ41との間を埋めることができれば、他の部材をスペーサとしてもよい。例えば、図6及び図7に示されるように、円板状の円板部61の上面に中央から径方向に放射状に形成されるとともに、周方向に曲線を描く複数の凸条部62を設けた流路変更部材60をスペーサとしてもよい。円板部61の上面は円錐状になっている。なお、流路変更部材60は、円板部61の底面がフィルタプレート42の上面に接触し、凸条部62の中央部63が下部プレート45の下面に接触する。
・上記実施形態では、下部プレート45と第1オイルセパレートフィルタ41との間にスペーサとして第2オイルセパレートフィルタ43を設けたが、リテイニングリング44によって第1オイルセパレートフィルタ41の移動を十分に規制することができれば、スペーサの構成を省略してもよい。
・上記実施形態では、リテイニングリング44と第1オイルセパレートフィルタ41との間にフィルタプレート42を設けたが、リテイニングリング44によって第1オイルセパレートフィルタ41の移動を十分に規制することができれば、フィルタプレート42の構成を省略してもよい。
・上記実施形態では、規制部材としてリテイニングリング44を採用したが、衝突材収容部31の内面に凸部を形成してもよい。また、衝突材収容部31の内周面に雌螺子を形成して、衝突材の外周面に雄螺子を形成して、螺着させてもよい。
・上記実施形態では、衝突材としてオイルセパレータフィルタ41を採用したが、他の部材を採用してもよい。
・上記実施形態では、圧縮空気を溜めて第1タンク16として機能するパージタンク14をカバーとして採用したが、圧縮空気を溜めないカバーとしてのみ機能するカバーを採用してもよい。
・上記実施形態では、圧縮空気を溜めて第1タンク16として機能するパージタンク14をカバーとして採用したが、圧縮空気を溜めないカバーとしてのみ機能するカバーを採用してもよい。
11…支持ケース、12…乾燥剤、13…乾燥容器、14…パージタンク、15…出口、16…第1タンク、17…第2タンク、18…排気管、21…内部円筒部、22…Oリング、23…上端部、24…ねじ、25…ドレン排出装置、26…ドレン弁、27…ピストン、29…サイレンサ、31…衝突材収容部、31a…貫通孔、32…取付部、33…係合部、34…蓋材、35…ねじ、36…固定部、37…リング溝、38…コイルばね、41…第1オイルセパレートフィルタ、42…フィルタプレート、42a…貫通孔、43…第2オイルセパレートフィルタ、44…リテイニングリング、45…下部プレート、45a…貫通孔、46…上部プレート、46a…貫通孔、47,48…不織布、50…逆止弁、51…係合凹部。
Claims (5)
- ドレン排出装置を有する支持ケースと、前記支持ケースに装着されて乾燥剤が充填される乾燥容器と、前記乾燥容器を覆いながら前記支持ケースに装着されるカバーとを備える圧縮空気乾燥装置において、
前記乾燥容器の内底部には、衝突材を収容する衝突材収容部が設けられ、
前記乾燥剤と前記衝突材収容部との間には、下部プレートが設けられ、
前記衝突材を前記衝突材収容部に収容した状態で、前記衝突材の移動を規制する規制部材を取り付けた
ことを特徴とする圧縮空気乾燥装置。 - 請求項1に記載の圧縮空気乾燥装置において、
前記規制部材と前記衝突材との間には、少なくとも1つの貫通孔が形成された固定プレートが設けられる
ことを特徴とする圧縮空気乾燥装置。 - 請求項1又は2に記載の圧縮空気乾燥装置において、
前記下部プレートと前記衝突材との間には、スペーサを設ける
ことを特徴とする圧縮空気乾燥装置。 - 請求項3に記載の圧縮空気乾燥装置において、
前記スペーサは、衝突材である
ことを特徴とする圧縮空気乾燥装置。 - 請求項2〜4のいずれか一項に記載の圧縮空気乾燥装置において、
前記衝突材収容部の底部に形成された貫通孔と前記固定プレートに形成された貫通孔は同軸上に位置しない
ことを特徴とする圧縮空気乾燥装置。
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---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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