JPH0889745A - 圧縮空気乾燥装置 - Google Patents

圧縮空気乾燥装置

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JPH0889745A
JPH0889745A JP6250056A JP25005694A JPH0889745A JP H0889745 A JPH0889745 A JP H0889745A JP 6250056 A JP6250056 A JP 6250056A JP 25005694 A JP25005694 A JP 25005694A JP H0889745 A JPH0889745 A JP H0889745A
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drying device
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/16Filtration; Moisture separation

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressor (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] 部品点数を増やさずに、しかも取り付けが容
易で、高いオイル除去能力を有する圧縮空気乾燥装置を
提供すること。 [構成] 空気圧縮装置に連絡される圧縮空気流入口5
及び圧縮空気貯槽に連絡される圧縮空気流出口11に連
絡して内部空所を形成した本体2の上記内部空所
に、一端を上記圧縮空気流入口5に他端を上記圧縮空気
流出口11に各々連絡して、内部に乾燥剤41を収容し
た乾燥容器9を配設する。更に該乾燥容器9の一端側に
フィルタ27を配設し、該フィルタ27の外周を囲むカ
バー部30aと、上記フィルタ27の入口側を覆い、圧
縮空気が直接上記フィルタ27に流入することを阻止す
る邪魔板部30bとから成るカバー部材30を、上記乾
燥容器9に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のエアブレーキ装
置等に用いられ、圧縮空気中の水分を除去する圧縮空気
乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】オイル除去能力を高める
ために、図2に示すように入口通路17からの下方向の
流れ(矢印A)の圧縮空気が、上方フィルタカバー31
と下方フィルタカバー32との空間を上方向へと通過し
(矢印C)、その後フィルタ27を乾燥容器9の中心方
向へと横切って(矢印D)から、乾燥容器9の孔24や
下方仕切板40の多孔板46の孔46aやフィルタ布4
4などを通過して乾燥剤41に流入する(矢印E)とい
う屈曲した経路を設けた圧縮空気乾燥装置ではその間に
油滴等を付着することができるが、外側のフィルタ27
aに比較的大きな油滴等が付着するため、使用と共に除
去能力が低下するという問題があった。
【0003】そこでフィルタ27に圧縮空気が直接流入
するのを防ぎ、比較的大きな油滴等が除去できる邪魔板
33を図3のように、下方フィルタカバー32の下方
で、上方フィルタカバー31に嵌合するように設け、圧
縮空気の流れが、入口通路17(矢印A)、邪魔板33
とドレン弁本体7との間(矢印B)、上方フィルタカバ
ー31と邪魔板33との重合部と下方フィルタカバー3
2との空間(矢印C)、フィルタ27(矢印D)、乾燥
容器9の孔24と下方仕切板40の多孔板46の孔46
aとフィルタ布44(矢印E)を順次通過するようにし
て、オイル除去能力を高めた。しかしこれでは部品点数
が増えてしまう。更にこの邪魔板33は上述のように上
方フィルタカバー31に嵌合しており、上方フィルタカ
バー31は、ゴムから成る逆カップ状の密封部材34を
挟んで、乾燥容器9の下方に取り付けられているので、
組み立てが複雑で取り付けにも手間がかかる。
【0004】更に又、実公平6−7776号公報では、
空気圧縮装置に連絡される入口及び圧縮空気貯槽に連絡
される出口に連絡して内部空間を形成した本体と、前記
内部空間に一端を前記入口に他端を前記出口に各々連絡
して配置される乾燥容器と、該乾燥容器内に収容される
乾燥剤と、前記乾燥容器の前記一端側に配置されるフィ
ルタと、該フィルタの外周を囲むカバーと、前記フィル
タの前記入口側を覆い、圧縮空気が直接フィルタに流入
することを阻止する邪魔板とを備えた圧縮空気乾燥装置
が開示されている。然るに、このような装置でも、オイ
ル除去能力を高めるため、圧縮空気をフィルタに直接流
入させず、邪魔板に圧縮空気をぶつけることにより、オ
イルを滴下させるようにしているが、ここでも複数の邪
魔板を新たに設けるため、部品点数が増えると共に、取
り付けにも手間がかかる。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上述の問題
に鑑みてなされ、部品点数を増やすことなく、しかも取
り付けに手間をかけることなく、高いオイル除去能力を
有する圧縮空気乾燥装置を提供することを目的とする。
【0006】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、空気圧
縮装置に連絡される入口及び圧縮空気貯槽に連絡される
出口に連絡して内部空間を形成した本体と、前記内部空
間に一端を前記入口に他端を前記出口に各々連絡して配
置される乾燥容器と、該乾燥容器内に収容される乾燥剤
と、前記乾燥容器の前記一端側に配置されるフィルタ
と、該フィルタの外周を囲むカバーと、前記フィルタの
前記入口側を覆い、圧縮空気が直接フィルタに流入する
ことを阻止する邪魔板とを備えた圧縮空気乾燥装置にお
いて、前記カバーと前記邪魔板とを一体に形成してなる
圧縮空気乾燥装置、によって達成される。
【0007】
【作用】カバーと邪魔板とを一体形成したものを、圧縮
空気が直接フィルタに流入するのを防ぐように前記フィ
ルタに被覆させるので、カバーと邪魔板とを別々に設け
る必要がなく、部品点数が少なくて済む。更に、前記カ
バーと前記邪魔板とを一体形成したもので、圧縮空気が
直接フィルタに流入するのを防いでいるので、高いオイ
ル除去能力を保持することができる。又、前記フィルタ
の取り付け完了後に、前記カバーと前記邪魔板とを一体
形成したものを前記フィルタに被覆するように設けるの
で、取り付けが容易であり、更にカバーと邪魔板とを別
々に組み立てる必要がないため、組み立てに手間がかか
らない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の圧縮空気乾燥装置の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0009】図1は、本発明の圧縮空気乾燥装置の正面
断面図であるが、図において1は圧縮空気乾燥装置の全
体を示している。圧縮空気乾燥装置1の本体2には上方
に開口2aを有する内部空所が形成されており、この
開口2a側外周には、上面にシールリング3を内設する
ための溝を有するフランジ部2bと、該フランジ部2b
の一部が一体形成され図示しない空気圧縮装置と内部空
とを連通する圧縮空気流入口5とが設けられてい
る。
【0010】本体2の上面には、中央にフランジ部9b
を有する乾燥容器9と、下方にフランジ部10aを有す
る再生タンク10とが配設され、これらのフランジ部9
b、10aと本体のフランジ部2bとが整合され、複数
のボルト12により相互に一体固定されている。一方、
本体2の下方にはドレン弁部6のドレン弁本体7が本体
2に一体に形成されている。
【0011】ドレン弁部6においては、ドレン弁本体7
内に孔53を有し、この孔53は一方では通路54を介
してコントロールポート52に連通すると共に、他方で
は通路55を介して後述する入口通路17に連通してい
る。孔53内に挿入されているプラグ60には、その内
部に孔56及び孔57が形成されており、孔56内には
コントロールピストン58が摺動可能に配置されてい
る。孔57の上部には排出弁座66が形成されており、
又、孔57の下部は大気に開口している。プラグ60及
びコントロールピストン58により区画された孔53内
の室50は通路54を介してコントロールポート52に
連通している。コントロールピストン58の下端には弾
性材料より成る弁部材61が当金62を介してボルト6
3により固定されており、弁部材61は排出弁座66と
共動して本体2の内部空所と大気との連通を制御す
る。コントロールピストン58により形成された孔56
内の室64は切欠き通路65及び横通路59によって通
路55に連通する。室64内に張設した弁ばね67はコ
ントロールピストン58を上方に付勢している。プラグ
60は排出筒部材68を介して止め輪69により抜け止
めされている。又、70、71及び72はシールリング
である。
【0012】再生タンク10は、下方に開口とフランジ
部10aとを有し、内部に内孔14を有した薄肉の筒状
物体であって、該内孔14の開口側には乾燥容器9の筒
部9aの上方がシールリング15を介して嵌入されてい
る。更に再生タンク10の上方には、内孔14と図示し
ない圧縮空気貯槽とを連通する圧縮空気流出口11を有
している。
【0013】乾燥容器9は、フランジ部9bと、上方に
開口9cを有する内孔9dとを有した円筒であり、この
円筒の筒部9aの下方は本体2の内部空所に装入し
て、本体2との間に入口通路17を画成しており、上方
は上述したように再生タンク10の内孔14に嵌入され
ている。又、本実施例では、筒部9aの下方外周に環状
の凸部13とシールリング36を押入する溝とが設けら
れている。乾燥容器9の底部には、内孔9d側中央に突
出した内側中央突出部26aと、外側中央に大きく突出
した外側中央突出部26bと、外側にフィルタ27の位
置決め用の複数のリング状の突出部9e、9fとが一体
形成されている。外側中央突出部26bは、フィルタ2
7を保持するために下方フィルタカバー32の中央部と
一緒にボルト25によって固定されている。又、中央突
出部26a、26bの近傍には内孔9dと外部とを連通
する孔24が設けられている。乾燥容器9の内孔9d
は、上下一対の仕切板39、40が内孔9d側面に対し
摺動可能に嵌入されており、これらの間に室42を区画
して、この室42に乾燥剤41が充填されている。
【0014】上下一対の仕切板39、40は、それぞれ
乾燥剤41側からフィルタ布43、44、多数の孔を有
する多孔板45、46が布設されており、フィルタ布4
3、44は多孔板45、46に重合させられている。下
方多孔板46は、中央部は内側中央突出部26aで、周
縁部はリング状の多孔板支持部材47で支持され、乾燥
容器9底面との間に、拡散室48を区画して、圧縮空気
が乾燥剤41をまんべんなく広がって通るようにしてい
る。又、上方多孔板45はばね19の下端部を受けるた
め、カップ状に形成されている。
【0015】乾燥容器9の開口9cには、内孔9dを被
覆する蓋部材16がそのフランジ部16aを乾燥容器9
の上端に整合して、複数のボルト18により固定されて
いる。
【0016】蓋部材16は、下部にばね受け用の突出部
16bと、上部にフランジ部16aとが形成された皿状
物体であって、内部には、絞り孔20と、逆止弁21で
開塞される出口孔22とを有している。又、乾燥容器9
内に嵌入している蓋部材16の外周に溝が設けられてお
り、その溝にシールリング23が押入されている。
【0017】ばね19は下方の径が広い巻きばねであっ
て、上方多孔板45と蓋部材16との間に介在して、蓋
部材16をボルト18で固定することにより、乾燥剤4
1を上方仕切板39を介して圧縮状態にしている。
【0018】次に、本発明に係わるオイル除去部分の詳
細について説明する。
【0019】乾燥容器9の下方にはリング状のフィルタ
27が配設されている。外側のフィルタ27aは外側リ
ング状突出部9eと内側リング状突出部9fとの間に、
内側のフィルタ27bは内側リング状突出部9fと外側
中央突出部26bとの間にそれぞれ配設されており、こ
れらフィルタ27は乾燥容器9の底面と下方フィルタカ
バー32の上面によって挟着されている。更に、外側フ
ィルタ27aの上方は外側リング状突出部9eで、内側
フィルタ27bの上方は内側リング状突出部9fで位置
決めされ、これらフィルタ27の下方は下方フィルタカ
バー32の段付部で位置決めされている。下方フィルタ
カバー32は、段付のカップ状をしており、上述したよ
うに中央部が乾燥容器9の外側中央突出部26bに取り
付けられている。
【0020】本発明に係わるカバー部材30は、下方フ
ィルタカバー32の上流側に位置し、これは上方のカバ
ー部30aと下方の邪魔板部30bとから構成されてい
る。カバー部30aは筒状をしており、この上方には乾
燥容器9の筒部9aの外周に設けられた環状の凸部13
に嵌合する環状の凹部35が設けられている。カバー部
30aと乾燥容器9の間にはシールリング36が介在し
ており、これは図2、図3の従来例での密封部材34に
相当する。更にこのカバー部30aは、従来例の上方フ
ィルタカバー31と同様に、フィルタ27aの外周を取
り囲んでいる。邪魔板部30bは底面に孔30dを有し
た凸部30cを下方外側に有し、内側に向かって下側に
傾斜して、フィルタ27、下方フィルタカバー32、カ
バー部材30に付着した油滴あるいは水滴を、凸部30
cの下方へ滴下させるように形成されている。又、この
邪魔板部30bはフィルタ27の入口側を覆うような形
をしていることにより、圧縮空気が直接フィルタ27に
流入することを阻止すると共に、フィルタ27の手前で
屈曲した通路を形成することにより、圧縮空気の流れを
邪魔板部30bや下方フィルタカバー32に衝突させ、
圧縮空気中に含まれる油分を払い落とし、フィルタ27
のオイル除去能力を高める機能を有している。
【0021】以上のようにしてオイル除去部分は構成さ
れるが、この組み込みは以下のようにして行なう。
【0022】まず、乾燥容器9の底部が上となるよう
に、乾燥容器9を反転させる。内側フィルタ27bを内
側リング状突出部9fと外側中央突出部26bとの間
で、内側リング状突出部9fに内接するように配設し、
外側フィルタ27aを外側リング状突出部9eと内側リ
ング状突出部9fとの間で、外側リング状突出部9eに
内接するように配設する。これらフィルタ27の上に、
それぞれのフィルタ27の内側と下方フィルタカバー3
2の段付部を当接させて、下方フィルタカバー32を載
せ、その中央部をボルト25によって固定させる。更
に、シールリング36を乾燥容器9の溝に嵌め込み、カ
バー部材30を、乾燥容器9の凸部13とカバー部材3
0のカバー部30aの凹部35とを嵌合させて、被覆さ
せる。
【0023】こうして組み上がったオイル除去部分は、
乾燥容器9のフランジ部9bと本体2のフランジ部2b
の整合によって位置決めされ、本体2の内部空所に装
入される。
【0024】本実施例による圧縮空気乾燥装置は以上の
ように構成されるが、以下この装置の作用について説明
する。
【0025】図示しない空気圧縮装置が駆動されると、
圧縮空気は圧縮空気乾燥装置1の本体2の圧縮空気流入
口5を通って入口通路17に供給される。この圧縮空気
は、邪魔板部30bと本体2との間、邪魔板部30bと
ドレン弁本体7との間、邪魔板部30bと下方フィルタ
カバー32との間に形成される屈曲した通路を通過する
間に、圧縮空気中に含まれる油分が衝突により払い落と
され、フィルタ27を横切ることによって更に油分が除
去される。その後、拡散室48、下方仕切板40を通り
乾燥剤41へと供給され、ここで乾燥剤41によって水
分が吸着され、乾燥圧縮空気となって出口孔22を通
り、逆止弁21を開き、再生タンク10の内孔14内に
蓄えられる。この乾燥圧縮空気は更に再生タンク10の
圧縮空気流出口11から上記圧縮空気貯槽に貯えられ
る。
【0026】上記圧縮空気貯槽内の空気圧が第1の設定
圧力に達すると、図示しないガバナは、アンロード空気
圧信号としての制御圧力を発生し、この圧力をドレン弁
6のコントロールポート52に供給する。コントロール
ポート52に供給された上記ガバナからの信号圧力は通
路54を通って室50に導入され、コントロールピスト
ン58を弁ばね67のばね力に抗して押し下げる。コン
トロールピストン58が下がるにともなって、弁部材6
1が排出弁座66より離座し開弁することとなって、本
体2の内部空所は、通路55及び横通路59を介して
大気に連通する。この時に、フィルタ27やカバー部材
30などで除去された油滴や水滴は、上述したように邪
魔板部30bの凸部30cの下方に滴下されているの
で、この開弁と共に、この油滴がスムーズに外部に排出
される。更に、大気と連通したために、再生タンク10
内の乾燥圧縮空気が絞り孔20を通って乾燥剤41に逆
送され、乾燥剤41の表面に付着している凝結水をフィ
ルタ27、カバー部材30、通路55及び横通路59を
通ってドレンとして大気に放出し、乾燥剤41を再生す
る。
【0027】圧縮空気貯槽の内圧が第2設定圧力まで低
下すると、上記ガバナからの信号圧力を停止し、コント
ロールポートの信号圧力を零にする。すると、コントロ
ールピストン58は、圧縮されていた弁ばね67により
押し上げられて、弁部材61が排出弁座66に着座し
て、本体2の内部と大気との連通が遮断される。そして
上述したように、空気圧縮装置が駆動して圧縮空気を吐
出し始める。以後、上記一連の作用が繰り返し行われる
ことにより、上記圧縮空気貯槽内には所定の圧力範囲に
調圧された乾燥圧縮空気が常時貯えられる。
【0028】以上述べたように本発明の実施例によれ
ば、部品点数を増やすことなく、かつ、取り付けに手間
をかけずに、高いオイル除去能力を有することができ
る。更に、乾燥容器9外周に設けられた環状の凸部13
にカバー部材30の環状の凹部35を嵌合するようにし
てカバー部材30を設けるので、カバー部材30を取り
付けるのに工具などを用いる必要がなく、簡単に取り付
けられる。
【0029】以上、本発明の実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0030】例えば、本実施例では乾燥容器9に凸部
を、カバー部材30に、これと嵌合する凹部を設けた
が、凸部を凹部に、凹部を凸部にして嵌合させてもよい
し、設けずに入口通路17の圧縮空気の流れを妨がない
ような小さなねじ、例えば小ねじなどで、乾燥容器9と
カバー部材30とを係合させてもよい。
【0031】又、カバー部材30の上端から凹部35に
かけて軸方向のスリットを形成してもよい。こうするこ
とにより、カバー部材30を装着する際に、カバー部材
30の上端が弾性的に拡径可能となり、凸部13への装
着が容易となる。
【0032】更に本実施例では、図1のような圧縮空気
乾燥装置1について述べたが、図4のような圧縮空気乾
燥装置1’についても、本発明は適用可能である。図4
において、圧縮空気乾燥装置1’の符号は圧縮空気乾燥
装置1と同様なものは同符号をつけ詳細な説明は省略す
るが、この圧縮空気乾燥装置1’の再生タンク10’
は、乾燥容器9’を被覆して本体2’とのみ整合してお
り、再生タンク10’の内孔14’は乾燥容器9’の上
部ではなく外周に設けられている。更に圧縮空気乾燥装
置1’の本体2’は、圧縮空気流入口5’だけではなく
圧縮空気流出口11’をも有しており、本実施例とは違
って乾燥容器9’との間に入口通路17を画成していな
い。乾燥容器9’の上部を被覆している蓋部材16’
は、本実施例とは形は異なるが、同様な孔を有して同様
な作用を行なう。又、信号圧力の入口であるコントロー
ルポート52やこれに連通している通路54は、図示し
ないが圧縮空気乾燥装置1と同様に、本体2’に一体形
成されている。この変形例で用いられるカバー部材3
0’は、実施例に用いたカバー部材30とほぼ同様な構
造をしており、乾燥容器の凹部13’に嵌合する凸部3
5’を上方に有した段付円筒状のカバー部30a’と、
底面に孔30d’を有した凸部30c’を下方に有し内
側に向かって下方に傾斜した邪魔板部30b’とから構
成されている。この圧縮空気乾燥装置1’の組み立て
は、実施例の圧縮空気乾燥装置1と同様に、乾燥容器
9’のリング状突出部9gと下方フィルタカバー32と
で、フィルタ27を位置決めし挟着させてから、カバー
部材30’をフィルタ27に被覆するように乾燥容器
9’に取り付ける。更に、このオイル除去部分は乾燥容
器9’のフランジ部9b’と本体2’とを整合し、ボル
ト73で締着することによって位置決めしている。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の圧縮空気乾
燥装置によれば、オイル除去能力を高めるために、圧縮
空気が直接フィルタに流入することを阻止するカバー部
材を設けても、カバー部と邪魔板部とが一体形成されて
いるので、部品点数が増えることがなく、又、一つのカ
バー部材をフィルタに被覆するだけであるので、オイル
除去部分の組み立て作業が容易であり、取り付けにも手
間がかからずに、高いオイル除去能力を備えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による圧縮空気乾燥装置の正面
断面図である。
【図2】第1従来例の圧縮空気乾燥装置の要部の正面断
面図である。
【図3】第2従来例の圧縮空気乾燥装置の要部の正面断
面図である。
【図4】上記実施例の変形例の正面断面図である。
【符号の説明】
1 圧縮空気乾燥装置 2 本体 内部空所 5 圧縮空気流入口 9 乾燥容器 10 再生タンク 11 圧縮空気流出口17 入口通路 27 フィルタ 30 カバー部材 30a カバー部 30b 邪魔板部 32 下方フィルタカバー 33 邪魔板 41 乾燥剤 58 コントロールピストン 60 プラグ 61 弁部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気圧縮装置に連絡される入口及び圧縮
    空気貯槽に連絡される出口に連絡して内部空間を形成し
    た本体と、前記内部空間に一端を前記入口に他端を前記
    出口に各々連絡して配置される乾燥容器と、該乾燥容器
    内に収容される乾燥剤と、前記乾燥容器の前記一端側に
    配置されるフィルタと、該フィルタの外周を囲むカバー
    と、前記フィルタの前記入口側を覆い、圧縮空気が直接
    フィルタに流入することを阻止する邪魔板とを備えた圧
    縮空気乾燥装置において、前記カバーと前記邪魔板とを
    一体に形成してなる圧縮空気乾燥装置。
  2. 【請求項2】 前記カバーが筒状を呈しており、このカ
    バーの乾燥容器側端部を前記乾燥容器外周に係合させて
    なる請求項1に記載の圧縮空気乾燥装置。
  3. 【請求項3】 前記乾燥容器外周には凸部或いは凹部が
    形成され、前記カバーには前記乾燥容器の凸部或いは凹
    部に係合する凹部或いは凸部が形成されてなる請求項2
    に記載の圧縮空気乾燥装置。
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