以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが、発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係るデバイス載置ユニットの一例である、充電ユニット100の全体斜視図である。なお、図示するように、鉛直上方をz軸プラス方向、充電ユニット100の幅方向右方をx軸プラス方向、充電ユニット100の奥行き方向をy軸プラス方向と定める。充電ユニット100は、例えばカメラ付き携帯電話のような端末装置200を非接触にて充電する。被充電デバイスとしての端末装置200は、充電ユニット100の上に載置されて充電される。非接触充電方式としては、磁気共鳴方式、電磁誘導方式、電解結合方式等が例として挙げられる。本実施形態において、充電ユニット100は、電磁誘導方式を採用する。充電ユニット100は、充電部101と、充電部101の上側に配置される位置検出部102と、位置検出部102の上側に配置される表示パネル103と、タッチパネル109を備える。
充電部101は、端末装置200を充電する部材であって、給電コイルと、給電コイルをxy平面方向に駆動する給電コイル駆動部を内蔵している。充電部101には、電源スイッチ105と、電源コンセント106とが、それぞれ設けられている。ユーザは、充電ユニット100を起動する場合、電源コンセント106をAC電源に接続し、電源スイッチ105をオンとする。AC電源から供給された電力は、充電部101に内蔵された充電ユニット電源部を経て、充電ユニット100の構成要素へと供給される。充電ユニット電源部の詳細については後述する。また、充電部101には、充電ユニット100を外部機器であるPC300に接続するための通信ケーブル301が連結される。
位置検出部102の内部には、端末装置200に内蔵された受電コイルの位置を検出するための複数の位置検出コイル115が、マトリクス状に配設されている。表示パネル103は、液晶パネルから構成され、枠部107と表示領域108とを含む。表示パネル103は、端末装置200a、および200bの位置から予め定められた範囲に含まれるように、当該端末装置200a、200bの所有者情報、または充電情報に関する四角形のオブジェクト400a、および円形のオブジェクト400b等のオブジェクトを表示パネル103に表示する。
充電部101に積層して配置されている、位置検出部102、表示パネル103、およびタッチパネル109は、全体として端末装置200を載置しても撓むことのない剛性を備える。これらは、充電ユニット100において端末装置200を載置する載置台としての役割を担う。もちろん、表面保護、剛性確保等の目的に合わせて、透明樹脂板、金属枠体等を載置台の一部として備えてもよい。
上記したように、本実施形態に係る充電ユニット100は、端末装置200の位置から予め定められた範囲に含まれるように、当該端末装置200の所有者を区別するオブジェクト400を表示する。したがって、ユーザは、自らの端末装置200をオブジェクト400の形状等によって視覚的に認識することができる。なお、オブジェクト400は、表示パネル103によって表示される模様、アイコン、文字列、画像等の表示素材であり、対応付けられた情報をユーザに視覚的に告知する。オブジェクト400は、それぞれにおいて、色、大きさ、線の太さなどによって視覚効果を変更させて得る。視覚効果の変更は、告知する情報の変化を表すばかりでなく、美感を喚起する場合にも実行され得る。また、複数のオブジェクトを組み合わせてひとつのオブジェクトとして扱う場合もある。
表示パネル103は、載置台の一部として構成されているので、ユーザは、表示パネル103に表示されたオブジェクトを様々な角度から視認でき、自らの端末装置200を即座に把握することができる。したがって、ユーザが充電ユニット100上に複数の端末装置200a、および200bを任意の位置に載置しても、ユーザは対応するオブジェクト400a、400bの形状から端末装置200a、200bの所有者を、視覚的に容易に認識することができる。
図2は、本実施形態に係る充電ユニット100と、充電ユニット100に載置される一つの端末装置200のブロック図である。充電ユニット100は、充電制御部110を備える。充電制御部110は、充電ユニット100を構成する各要素を、直接的または間接的に制御する。充電ユニット100は、端末装置200に対して非接触にて電力を供給するための給電コイル111を備える。給電コイル111は、上記したように充電部101の内部に収容されている。給電制御部112は、充電制御部110の制御の下で、給電コイル111による給電を制御する。給電コイル駆動部120は、充電部101の内部に収容されており、給電コイル111を支持するとともに、x軸方向またはy軸方向に沿って給電コイル111を二次元的に移動させる。給電コイル駆動部120の構造については、後述する。
充電ユニット100は、表示制御部114を備える。表示制御部114は、充電制御部110からの指令に応じて、オブジェクト400等を表示パネル103に表示させる。表示制御部114は、表示パネル103と共に表示部113を構成する。ユーザがタッチパネル109を接触操作すると、タッチパネル109は、ユーザが触れた位置の座標および接触形態を検知し、ユーザによる接触操作の情報として、充電制御部110に出力する。充電制御部110は、ユーザからの操作を受け付けて、ユーザからの指示に応じた動作をするように充電ユニット100の各要素を制御する。
位置検出部102は、マトリックス状に配設された複数の位置検出コイル115を内蔵する。それぞれの位置検出コイル115には、微弱な検出電流が流されている。充電制御部110は、端末装置200が充電ユニット100上に載置されたときに生じる各位置検出コイル115の検出電流の変化を検知し、端末装置200の受電コイル210の位置を特定する。
通信部116は、端末装置200側の通信部であるデバイス通信部208と通信する。本実施形態に係る通信部116は、端末装置200から充電情報を取得する取得部として機能する。具体的には、通信部116は、端末装置200から、当該端末装置200に内蔵された、所有者を識別する所有者情報、二次電池209の残量等の充電情報を受信する。そして、通信部116は、所有者情報および充電情報を充電制御部110へ出力する。充電制御部110は、受け取った充電情報に応じて給電制御部112に指令を送り、給電コイル111の給電を制御する。また、充電制御部110は、受け取った所有者情報に応じて表示部113に指令を送り、表示パネル103の表示を制御する。なお、所有者情報が表示処理に用いられない場合には、充電ユニット100は所有者情報を端末装置200から読み出さなくてもよい。
通信部116は、所有者情報として、端末装置200から画像データを受信してもよい。この場合、充電制御部110は、当該画像データを通信ケーブル301を介してPC300側へと送信する。一方、充電制御部110は、PC300側から送信されたデータを受け取り、当該データを通信部116を介して端末装置200に送信してもよい。なお、PC300との通信は、通信ケーブル301を介した有線通信に限らず、無線LANなどの無線通信であってもよい。この場合、送受信されるデータへのノイズ混入を制御すべく、給電コイル111による動作と、無線通信による通信動作とを排他的に実行するとよい。所有者情報の他の例は、端末装置200に登録されている所有者名、端末装置200のシリアル番号、端末装置200が電話機である場合の電話番号等である。
充電ワークメモリ117は、高速で読み書きのできるランダムアクセスメモリであり、例えばDRAM、SRAMなどが用いられる。充電ワークメモリ117は、充電動作等の各種動作を実行する場合において、バッファメモリまたはワークメモリとしての役割を担う。充電ワークメモリ117は、これらの役割を担うに相当する十分なメモリ容量を備える。
表示メモリ143は、充電ワークメモリと同様にランダムアクセスメモリである。表示メモリ143はオブジェクト400の使用、未使用を管理するのに用いられる。
充電制御部110は、充電システムメモリ118と通信する。充電システムメモリ118は、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM(登録商標)等により構成される。充電システムメモリ118は、オブジェクト情報を含む、充電ユニット100の動作時に必要な定数、変数、プログラム等を、充電ユニット100の非動作時にも失われないように記録している。充電制御部110は、定数、変数、プログラム等を適宜充電ワークメモリ117に展開して、充電ユニット100の制御に利用する。充電ユニット電源部119は、ユーザによって電源スイッチ105がオンとされた場合に、電源コンセント106を介してAC電源から送られる電力を、充電制御部110を始め、充電ユニット100を構成する各要素に供給する。
端末装置200は、デバイスシステム制御部201を備える。デバイスシステム制御部201は、端末装置200を構成する各要素を、直接的または間接的に制御する。端末装置200は、撮像ユニット202を備える。撮像ユニット202は、光学系、撮像素子、画像処理部、A/D変換器等を含み、取り込んだ被写体像を光電変換し、デジタルデータとしての画像データを生成する。生成された画像データは、デバイスシステム制御部201の制御のもと、記録部203に記録される。
デバイスワークメモリ204は、高速で読み書きのできるランダムアクセスメモリであり、例えばDRAM、SRAMなどが用いられる。また、デバイスワークメモリ204は、撮像ユニット202が行う画像処理において、バッファメモリまたはワークメモリとしての役割を担う。デバイスワークメモリ204は、これらの役割を担うに相当する十分なメモリ容量を備える。
デバイスシステム制御部201は、デバイスシステムメモリ205と通信する。デバイスシステムメモリ205は、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM(登録商標)等により構成される。デバイスシステムメモリ205は、端末装置200の動作時に必要な定数、変数、プログラム等を、端末装置200の非動作時にも失われないように記録している。デバイスシステム制御部201は、定数、変数、プログラム等を適宜デバイスワークメモリ204に展開して、端末装置200の制御に利用する。
端末装置200は、液晶パネル等から構成されるデバイス表示パネル206と、デバイス表示パネル206を制御するデバイス表示制御部207を備える。デバイス表示制御部207は、デバイスシステム制御部201からの指令に応じて、二次電池209の残容量等の情報をデバイス表示パネル206に表示させる。デバイス通信部208は、上記したように、充電ユニット100側の通信部116と通信する。デバイスシステム制御部201は、充電ユニット100側から、所有者情報および充電情報の送信要求を受けると、デバイス通信部208を介して充電ユニット100側に要求された所有者情報および充電情報を送信する。
端末装置200は、当該端末装置200を駆動するための電力を蓄電する二次電池209と、受電コイル210とを備える。二次電池209は、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池などの繰り返し充電できる充電池である。受電コイル210は、上記した給電コイル111から受け取った電力により二次電池209を充電する。また、受電コイル210は、二次電池209の残容量を検出する回路を含む。
図3は、本実施形態に係る給電コイル駆動部120の上面図である。給電コイル駆動部120は、x軸方向に沿って延びる第一ボールネジ121および第一支持レール127と、第一ボールネジ121を回転駆動する第一モータ122と、第一ボールネジ121から第一支持レール127に亘って延びる第一コイル駆動レール130を有する。
第一ボールネジ121は、第一支持レール127よりy軸プラス方向側に配置されている。第一ボールネジ121は、その両端部が取り付け部材125および取り付け部材126によって回転可能に支持されている。取り付け部材125および取り付け部材126は、充電部101本体に固定される。第一支持レール127は、円柱状の棒部材であって、その両端部が取り付け部材128および取り付け部材129によって固定支持されている。取り付け部材128および取り付け部材129は、充電部101本体に固定される。
第一コイル駆動レール130は、y軸方向に沿って真直ぐに延びる棒部材である。第一コイル駆動レール130のy軸プラス方向側端部には、ネジ連結部131が固定されている。ネジ連結部131には、x軸方向に貫通する貫通孔が形成されている。そして、当該貫通孔の内壁面には、ボールネジ121と噛合するネジ部が形成されている。
一方、第一コイル駆動レール130のy軸マイナス方向側の端部には、レール連結部132が固定されている。レール連結部132には、x軸方向に貫通する貫通孔が形成されている。そして、当該貫通孔に、第一支持レール127が挿通されている。レール連結部132は、第一支持レール127に沿って相対的に移動することができる。
第一モータ122は、例えばステッピングモータによって構成され、ボールネジ121をx軸周りに回転駆動する。第一モータ122がボールネジ121を回転駆動すると、ボールネジ121と噛合するネジ連結部131は、モータ122の回転方向に応じてx軸方向に移動する。ネジ連結部131の移動に伴って、コイル駆動レール130およびレール連結部132も、x軸方向に一体となって移動する。
給電コイル駆動部120は、y軸方向に沿って延びる第二ボールネジ123および第二支持レール133と、第二ボールネジ123を回転駆動する第二モータ124と、第二ボールネジ123から第二支持レール133に亘って延びる第二コイル駆動レール136を有する。第二ボールネジ123は、第二支持レール133よりx軸プラス方向側に配置されている。第二ボールネジ123は、その両端部が取り付け部材140および取り付け部材141によって回転可能に支持されている。取り付け部材140および取り付け部材141は、充電部101本体に固定される。第二支持レール133は、円柱状の棒部材であって、その両端部が取り付け部材134および取り付け部材135によって支持されている。取り付け部材134および取り付け部材135は、充電部101本体に固定される。
第二コイル駆動レール136は、x軸方向に沿って真直ぐに延びる棒部材である。第二コイル駆動レール136のx軸プラス方向側端部には、ネジ連結部137が固定されている。ネジ連結部137には、y軸方向に貫通する貫通孔は形成されている。そして、当該貫通孔の内壁面には、第二ボールネジ123と噛合するネジ部が形成されている。
一方、第二コイル駆動レール136のx軸マイナス方向側の端部には、レール連結部138が固定されている。レール連結部138には、y軸方向に貫通する貫通孔が形成されている。そして、当該貫通孔に、第二支持レール127が挿通されている。レール連結部132は、第一支持レール127に沿って相対的に移動することができる。
第二モータ124は、第一モータ122と同様に、例えばステッピングモータによって構成され、第二ボールネジ123を、y軸周りに回転駆動する。第二モータ124が第二ボールネジ123を回転駆動すると、第二ボールネジ123と噛合するネジ連結部137は、第二モータ124の回転方向に応じてy軸方向に移動する。ネジ連結部137の移動に伴って、第二コイル駆動レール136およびレール連結部138も、y軸方向に一体となって移動する。
給電コイル111は、コイル支持台139に取り付けられている。コイル支持台139には、y軸方向に貫通する第一貫通孔と、x軸方向に貫通する第二貫通孔とが形成されている。第一貫通孔と第二貫通孔とは、互いにz軸方向の位置が異なるように形成される。第一貫通孔には、第一コイル駆動レール130が挿通されており、コイル支持台139は、第一コイル駆動レール130に沿って摺動する。同様に、第二貫通孔には、第二コイル駆動レール136が挿通されており、コイル支持台139は、第二コイル駆動レール136に沿って摺動する。
第一コイル駆動レール130がx軸方向に移動すると、第一コイル駆動レール130が第一貫通孔の壁面を押す。そして、コイル支持台139は、第一コイル駆動レール130とともにx軸方向に移動する。同様に、第二コイル駆動レール136がy軸方向に移動すると、第二コイル駆動レール136が第二貫通孔の壁面を押す。そして、コイル支持台139は、第二コイル駆動レール136とともにy軸方向に移動する。上記した構成により、コイル支持台139は、第一モータ122および第二モータ124の回転駆動によって、xy平面上を二次元的に移動する。
なお、給電コイル111への電力は、給電制御部112と接続された可撓性の給電導線142を介して供給される。給電導線142は、上述のようなコイル支持台139の移動を妨げない。なお、給電導線142は、フレキシブル基板によって構成されてもよい。
図4は、表示メモリ143に格納されるテーブル144の概念を示す図である。テーブル144は、複数のオブジェクトを特定するオブジェクト情報のそれぞれに対してフラグが対応付けられている。
充電制御部110は、オブジェクト400が表示パネル103に表示されている場合に、当該オブジェクト400が使用中であるとして、テーブル144における当該オブジェクト400のオブジェクト情報に対応付けられているフラグを立てる(すなわち数値を「1」にする)。一方、充電制御部110は、オブジェクト400が表示パネル103に表示されなくなった場合に、当該オブジェクトが未使用であるとして、フラグを消す(すなわち数値を「0」にする)。当該テーブル144を参照することにより、複数の端末装置200に対して、それぞれ別々のオブジェクトを表示することができる。
図5は、本実施形態に係るオブジェクト400の表示処理を示す図である。なお、図5には、充電ユニット100の上に端末装置200が載置されている状態を上側からみた図を示す。
図5(a)は、端末装置200aが充電ユニット100の上に載置された状態を示す。端末装置200aが充電ユニット100の上に載置されると、充電制御部110は、位置検出部102に配設された位置検出コイル115の電流の変化を検知して、載置された端末装置200の受電コイル210の位置を特定する。充電制御部110は、表示メモリ143のテーブル144を参照し、フラグが「0」である未使用のオブジェクト情報を特定し、当該オブジェクト400aのデータを生成する。そして、充電制御部110は、表示制御部114に指令を送り、表示パネル103にオブジェクト400aを表示させる。この状態を示したのが図5(a)である。
図5(b)は、さらに端末装置200bが充電ユニット100の上に載置された状態を示す。端末装置200bが充電ユニット100の上に載置されると、充電制御部110は、位置検出部102に配設された位置検出コイル115の電流の変化を検知して、載置された端末装置200bの受電コイル210の位置を特定する。このように充電ユニット100の上に載置された複数のデバイスのそれぞれの位置が検出される。充電制御部110は、表示メモリ143のテーブル144を参照し、フラグが「0」である未使用のオブジェクト情報を特定し、当該オブジェクト400bのデータを生成する。そして、充電制御部110は、表示制御部114に指令を送り、表示パネル103にオブジェクト400bを表示させる。この場合に、テーブル144においてオブジェクト400aに対応するオブジェクト情報は、使用中のフラグ「1」になっているので、端末装置200bに対して同一のオブジェクトが重複して利用されることを防ぐ。
本実施形態において、オブジェクト400は、端末装置200において基準となる基準位置に対して定められる、端末装置200より大きい寸法を有する四角形、または円形として表現される。これにより、充電制御部110は、端末装置200の位置、および大きさに連動してオブジェクト400を表示する。
上記基準位置の一例は、受電コイル210の中心位置である。充電制御部110は、検出した受電コイル210の中心位置から、端末装置200の外形形状を基準とする中心位置を推定し、当該中心位置を上記の基準位置として、オブジェクト400を表示する。具体的には、充電制御部110は、受電コイル210の中心位置と端末装置200の外形形状を基準とする中心位置との関係を示す位置関係情報、および端末装置200が備える磁気センサの出力による方位角情報を、予め端末装置200から受信する。そして、充電制御部110は、受電コイル210の中心位置を特定した後に、位置関係情報および方位角情報を参照し、載置された端末装置200の向きを定めた上で、外形形状を基準とする中心位置を同定する。また、充電制御部110は、端末装置200のデバイス表示パネル206の中心、端末装置200本体の角部等、予め定められた位置を基準位置として、オブジェクト400を表示してもよい。
また、充電ユニット100上に載置された端末装置200の数でオブジェクト400の大きさを決定してもよい。充電ユニット100上に載置された端末装置200が多い場合に、大きなオブジェクト400を表示させると、オブジェクト400同士が重なって、オブジェクト400の識別力は低下する。一方、端末装置200が少ない場合、オブジェクト400を大きく表示するとオブジェクト400の識別力は向上する。したがって、充電ユニット100上に載置された端末装置200が多い場合はオブジェクト400を小さく表示して、充電ユニット100上に載置された端末装置200が少ない場合はオブジェクト400を大きく表示させることで、オブジェクト400の識別力を向上させることができる。
また、端末装置200同士の距離で、オブジェクト400の大きさを決定してもよい。端末装置200同士の距離が短いときはオブジェクト400を小さく表示して、距離が長いときはオブジェクト400を大きく表示させることで、端末装置200の数の場合と同様にオブジェクト400の識別力を向上させることができる。
なお、表示パネル103の右上には、複数の端末装置200をグループ化させることを目的として、ユーザからの指示を受け付ける、受付部としてのグループ化オブジェクト406aが表示される。グループ化オブジェクト406aの詳細については後述する。
図5(c)は、ユーザが一時的に端末装置200bを充電ユニット100の上から持ち出した状態を示す図である。充電制御部110は、端末装置200bが持ち去られた後であってもオブジェクト400bが一定時間、例えば数秒間、消えないように制御する。したがって、端末装置200bが充電ユニット100の上から離れた後でも、オブジェクト400bは表示パネル103に表示される。
図5(d)は、ユーザが再び、端末装置200bをオブジェクト400bに戻した状態を示す図である。充電制御部110は、オブジェクト400bを再び端末装置200bに対応して表示する。したがって、ユーザは、一時的に端末装置200bを持ち出したとしても、端末装置200bを直前に使用していたオブジェクト400bに対応する位置に戻すことで、同じオブジェクト400bで自己の端末装置200を認識することができる。
本実施形態によれば、複数の端末装置200a、200bが互いに区別されるようにオブジェクト400a、400bが載置台に重畳して表示される。よって、ユーザは、オブジェクト400a、および400bの形状の差から、端末装置200aと端末装置200bの所有者を視覚的に容易に区別できる。
図6は、本実施形態に係るオブジェクト400の表示処理を示す図である。なお、図6には、充電ユニット100の上に端末装置200を載置した後に、端末装置200を充電している状態を上側からみた図を示す。
図6(a)は、端末装置200aが充電ユニット100の上に載置された状態を示す。端末装置200aが充電ユニット100の上に載置されると、充電制御部110は、位置検出部102に配設された位置検出コイル115の電流の変化を検知して、載置された端末装置200の受電コイル210の位置を特定する。そして、充電制御部110は、通信部116を介してデバイス通信部208と通信し、二次電池209の最大容量および残容量に関する充電情報を端末装置200aから取得する。充電制御部110は、充電ユニット100から受け取った最大容量および残容量に関する情報、および表示メモリ143のテーブル144でフラグ「0」に対応付けられたオブジェクト情報からオブジェクト400aのデータを生成する。そして、充電制御部110は、表示制御部114に指令を送り、表示パネル103に四角形状のオブジェクト400aを表示させる。
本実施形態に係るオブジェクト400aは、二次電池209の最大容量および未充電容量を表現した四角形のオブジェクトとして、充電ユニット100の表示パネル103に表示される。具体的には、オブジェクト400aは、二次電池209の最大容量を示す最大容量オブジェクト401aと、二次電池209の未充電容量、すなわち、充電することができる容量を示す未充電容量オブジェクト402aとを含む。
図6(b)は、端末装置200bが充電ユニット100の上に載置された状態を示している。端末装置200bが充電ユニット100の上に載置されると、充電制御部110は、位置検出部102に配設された位置検出コイル115の電流の変化を監視して、載置された端末装置200の受電コイル210の位置を特定する。そして、充電制御部110は、通信部116を介してデバイス通信部208と通信し、二次電池209の最大容量および残容量に関する充電情報を端末装置200bから取得する。充電制御部110は、充電ユニット100から受け取った最大容量および残容量に関する情報、表示メモリ143のテーブルでフラグ「0」に対応付けられた未使用のオブジェクト情報からオブジェクト400bのデータを生成する。そして、充電制御部110は、表示制御部114に指令を送り、表示パネル103に円形状オブジェクト400bを表示させる。
本実施形態に係るオブジェクト400bは、二次電池209の最大容量および未充電容量を表現した円形のオブジェクトとして、充電ユニット100の表示パネル103に表示される。具体的には、オブジェクト400bは、二次電池209の最大容量を示す最大容量オブジェクト401bと、二次電池209の未充電容量、すなわち、充電することができる容量を示す未充電容量オブジェクト402bを含む。
本実施形態においては、最大容量オブジェクト401は、オブジェクト400と同じ基準、同じ大きさで表現されている。また、未充電容量オブジェクト402は、二次電池209の未充電容量に応じて、その寸法が、端末装置200において基準となる基準位置を中心として、予め定められた範囲内で変化する領域として表現される。
図6(b)は、端末装置200aの二次電池209の残容量が0%である状態を示す。二次電池209の残容量が0%である状態では、充電制御部110は、最大容量オブジェクト401aと同一の大きさの四角形領域として表現される未充電容量オブジェクト402aを、表示パネル103に表示させる。この場合のオブジェクト400aは、二次電池209を充電することができる容量が二次電池209の最大容量に等しいことを示す。
図6(c)は、端末装置200aの二次電池209の残容量が50%となるまで充電された状態を示す。この場合、充電制御部110は、最大容量オブジェクト401aに対して50%の寸法の四角形領域として表現される未充電容量オブジェクト402aを表示パネル103に表示させる。この場合のオブジェクト400aは、二次電池209を充電することができる容量が、二次電池209の最大容量の50%であることを示す。
図7(a)は、端末装置200aの二次電池209が満充電となった状態を示す。この場合、充電制御部110は、未充電容量オブジェクト402aを表示せず、最大容量オブジェクト401aのみ表示させる。この場合のオブジェクト400aは、二次電池209が満充電状態となり、二次電池209を充電することができる容量が0となったことを示す。
図7(b)は、端末装置200bの二次電池209の残容量が50%となるまで充電された状態を示す。この場合、充電制御部110は、最大容量オブジェクト401bに対して50%の寸法の円形領域として表現される未充電容量オブジェクト402bを、表示パネル103に表示させる。この場合のオブジェクト400bは、二次電池209を充電することができる容量が、二次電池209の最大容量の50%であることを示す。
図7(c)は、端末装置200bの二次電池209が満充電となった状態を示す。この場合、充電制御部110は、未充電容量オブジェクト402bを表示せず、最大容量オブジェクト401bのみ表示させる。この場合のオブジェクト400bは、二次電池209が満充電状態となり、二次電池209を充電することができる容量が0となったことを示す。
本実施形態によれば、ユーザは、端末装置200aと端末装置200bの所有者を区別して表示することに加えて、二次電池209の充電状態をもオブジェクト400の形状として視覚的に認識することができる。そのため、ユーザは、表示パネル103に表示されたオブジェクトを様々な角度から視認でき、端末装置200の所有者および充電状態を視覚的に容易に認識できる。
図8は、本実施形態に係る複数の端末装置200をグループ化するときの表示処理を示す図である。なお、図5と同様に図8は、充電ユニット100に端末装置200を載置している状態を上側からみた図を示す。
本実施形態に係るオブジェクト400は、端末装置200a、200b、および200cに対応し、オブジェクト400a、400b、および400cが表示パネル103に表示される。本実施形態におけるオブジェクト400aは、端末装置200aの基準となる位置を中心とした四角形状で表現される。また、オブジェクト400bは、端末装置200bの基準となる位置を中心とした円形状で表現される。また、オブジェクト400cは、端末装置200cの基準となる位置を中心とした三角形状で表現される。
図8(a)は、端末装置200a、200b、および200cが別々のオブジェクト400a、400b、および400cにより表現されている状態を示す。ユーザは、表示パネル103に表示されるグループ化オブジェクト406aを接触操作したことをタッチパネル109が認識すると、充電制御部110はユーザによるグループ化対象のオブジェクトの選択を待つ状態となる。
図8(b)は、ユーザがグループ化対象として端末装置200aおよび200bを選択した状態を示す。グループ化対象となる端末装置200の選択は、ユーザがタッチパネル109上で閉曲線を描くことにより特定される。充電制御部110は、当該閉曲線の内側に配されている端末装置200をグループ化対象として受け付ける。図8(b)に示す例では、閉曲線の内側に配されている端末装置200aおよび端末装置200bはグループ化対象に選択されたが、端末装置200cはグループ化対象として受け付けられていない。
図8(c)は、グループ化対象として受け付けられた端末装置200がユーザの意思と合致しているか確認するグループ登録オブジェクト406bが表示された状態を示す。このオブジェクトに対し、ユーザがYESを選択すれば端末装置200aと端末装置200bはグループ化される。一方、ユーザがNOを選択すると、図8(a)の状態に戻る。
図9は、複数の端末装置200をグループ化した後に、グループ化した端末装置200間の充電順序を決定するための表示処理を示す図である。なお、図5と同様に、図9は、充電ユニット100に端末装置200を載置している状態を上側からみた図を示す。
図9(a)において、端末装置200a、200bに対して、これらがグループ化された状態を示すオブジェクト400aが、表示パネル103に表示されている。この例においては切れ目がなく端末装置200a、200bの両方を囲う四角形のオブジェクト400aによって、端末装置200a、200bがグループ化されていることが視覚的に認識できる。一方、グループ化されていない端末装置200cに対しては、オブジェクト400aとは距離を離して、かつ、異なる形状で、オブジェクト400cが表示パネル103に表示されている。
グループ化された端末装置200a、200bがある場合に、充電制御部110は、オブジェクト400aに対して端末装置200aと200bの充電順序指示を入力するためのオブジェクト407aを表示パネル103に表示する。ユーザは、端末装置200a、または200bの付近のタッチパネル109を接触操作した場合に、充電制御部110は、タッチパネル109を接触した順序を端末装置200aと200bの充電順序として認識する。
図9(b)は、端末装置200aと200bはグループ化され、且つ、充電順序を表示するオブジェクト407bが端末装置200aと200bの上に表示された状態を示す。充電制御部110は、充電順序を認識した場合に、表示パネル103に充電順序を示す番号を表示する。充電順序を示す番号を表示させることで、ユーザは充電順序が自分の意に沿った順序となっているか確認できる。
図9(c)は、表示パネル103に充電開始指示オブジェクト407cが表示された状態を示す。グループ化された全ての端末装置200の充電順序が決定されると、充電開始指示オブジェクト407cを自動的に表示する。このオブジェクトに対し、ユーザがYESを選択すればオブジェクト407bが示した順序で充電が開始される。一方、ユーザがNOを選択すると、充電は開始されない。
図10は、複数の端末装置200をグループ化した後に、グループ化した端末装置200の一つを持ち去り、その端末装置200が充電ユニット100から離れた状態を示す。図10を用いて充電ユニット100上にグループ化した端末装置200の一部が残っている場合に、ユーザに端末装置200の一部である、他のデバイスの存在を告知する表示処理を説明する。
図10(a)は、端末装置200aと200bが、オブジェクト400aにより表現され、且つ、端末装置200aと200bは、グループ化されている状態を示す。なお、この状態では端末装置200aと200bの充電は完了しており、図9(a)に示したオブジェクト407aは表示されない。
図10(b)は、グループ化された端末装置200aと200bのうち、端末装置200bのみをユーザが持ち去り、端末装置200bが充電ユニット100から離れた状態を示す。図10(b)に示すように、充電制御部110は端末装置200bが持ち去られ、充電ユニット100から離れた後であってもオブジェクト400aが一定時間消えないように制御する。
図10(c)は、グループ化された端末装置200aと200bのうち、端末装置200bのみがユーザに持ち去られ、グループ化された端末装置200aが、充電ユニット100上に残っている状態である。この場合、オブジェクト400aは、その表示態様を変化し、ユーザにグループ化された端末装置200の一つである端末装置200aが充電ユニット100上に残っていることを警告する。図10(c)にその一例として、オブジェクト400aが点滅している状態を示す。これにより、一のユーザが複数の端末装置200a、および200bを充電ユニット100に載置していて、端末装置200bを持ち去る場合に、他の端末装置200aの置き忘れを防ぐことができる。
図11、図12は、図5、図8、図9、および図10を用いて説明した実施形態の動作フローを示すフローチャートである。図11、図12に示す動作フローは、ユーザによって充電ユニット100に電源スイッチ105がオンとされたときに開始する。
充電制御部110は、充電ユニット100の上に端末装置200が載置されたか否かを判断する(S101)。具体的には、充電制御部110は、位置検出部102の内部に配設された位置検出コイル115の検出電流の変化によって、端末装置200が載置されたことを検出する。一方、充電制御部110は、端末装置200が載置されるまで待機する(S101:No)。
充電ユニット100の上に端末装置200が載置されたと判断すると(S101:Yes)、充電制御部110は、端末装置200に対応するオブジェクト400を、その端末装置200の位置に対応した位置に表示するオブジェクト表示処理を行う(S102)。オブジェクト表示処理については、図13を用いて詳細に説明する。
充電制御部110は、端末装置200の充電開始処理を行う(S103)。充電開始処理については、図14を用いて詳細に説明する。
充電制御部110は、端末装置200の充電を行いながら、再び充電ユニット100の上に別の端末装置200が載置されたか否かを判断する(S104)。ステップS104において充電ユニット上に別の端末装置200が載置されたと判断すると(S104:Yes)、充電制御部110は、載置された端末装置200に対応するオブジェクト表示処理を行う(S105)。そして、充電制御部110は、給電対象の端末装置切り替え処理を行う(S106)。給電対象の端末装置切り替え処理は、図15で詳細に説明する。
ステップS106に続いて、または、ステップS104において別の端末装置200が載置されていないと判断した場合(S104:No)、充電制御部110は、ユーザによってグループ化指示が入力されたか否かを判断する(S107)。図8に示す例の場合、充電制御部110は、グループ化オブジェクト406aが選択され、グループ登録オブジェクト406bのYESが選択されたか否かを判断する。
充電制御部110は、グループ化指示が入力されたと判断すると(S107:Yes)グループ化処理を行う(S108)。グループ化処理については、図16を用いて詳細に説明する。充電制御部110は、グループ化された端末装置200の充電順序決定処理を行う(S109)。充電順序決定処理については、図17を用いて詳細に説明する。
充電制御部110は、ユーザによって充電開始指示が入力されたか否かを判断する(S110)。充電制御部110は、充電開始指示が入力されたと判断すると(S110:Yes)、給電対象の端末装置切り替え処理を行い、ステップS109で定めた充電順序で充電を開始して(S111)、ステップ104へ戻る。一方、充電制御部110は、充電開始指示が入力されていないと判断した場合(S110:No)、ステップS111をスキップして、ステップS104に戻る。
ステップS107において、充電制御部110は、ユーザによってグループ化指示が入力されていないと判断すると(S107:No)、図12のステップS112へ進む。充電制御部110は、端末装置200が充電ユニット100から持ち去られたか否かを判断する(S112)。
充電制御部110は、端末装置200が充電ユニット100から持ち去られたと判断すると(S112:Yes)、充電ユニット100は、グループ内の全ての端末装置200が充電ユニット100から持ち去られたか否かを検知する(S113)。具体的にはステップS101同様に、充電制御部110は、位置検出部102の内部に配設された位置検出コイル115の検出電流の変化を検知して、端末装置200が持ち去られたことを検出する。
充電制御部110は、グループ内の全ての端末装置200が充電ユニット100から持ち去られたと判断すると(S113:Yes)、当該グループを表示していたオブジェクト400を消去して(S114)、ステップS116へ進む。充電制御部110は、オブジェクト400を消去した後、テーブル144における当該オブジェクトに対応するオブジェクト情報のフラグを消す。また、端末装置200が充電ユニット100上から持ち去られた後、一定時間経過するまで、充電制御部110はオブジェクト400の表示を継続する。したがって、図5(c)および図5(d)に示すように、端末装置200が充電ユニット100上から持ち去られたとしても、一定時間内に同じ端末装置200が充電ユニット100上に載置された場合、同じオブジェクト400を継続して用いられる。
一方、充電制御部110は、グループ内の全ての端末装置200が充電ユニット100から持ち去られていないと判断すると(S113:No)、充電制御部110は、残端末警告処理を行い(S115)、ステップS116へ進む。残端末警告処理については、図18を用いて詳細に説明する。
充電制御部110は、充電中の端末装置200が充電ユニット100上を移動したか否かを判断する(S116)。充電制御部110は、充電中の端末装置200が充電ユニット100上を移動したと判断すると(S116:Yes)、充電制御部110は、給電コイル111を移動させる(S117)。具体的には、充電制御部110は、給電コイル駆動部120の第一モータ122および第二モータ124を制御し、給電コイル111が搭載されたコイル支持台139を駆動する。コイル支持台139を駆動することによって、充電制御部110は、給電コイル111を、受電コイル210の位置に向けて移動させる。
充電制御部110は、給電コイル111が受電コイル210の位置に配置されたか否かを判断する(S118)。充電制御部110は、給電コイル111を受電コイル210の位置に配置したと判断すると(S118:Yes)、充電制御部110は、充電を開始して(S119)、ステップS120へ進む。一方、充電制御部110は、給電コイル111を受電コイル210の位置に配置されていないと判断すると(S118:No)、充電制御部110は、再び給電コイル111を受電コイル210の位置に移動させる(S117)。
充電制御部110は、充電中の端末装置200の充電が完了したか否かを判断する(S120)。充電制御部110は、充電中の端末装置200の充電が完了したと判断すると(S120:Yes)、端末装置200への充電を停止して(S121)、ステップS122へ進む。一方、充電制御部110は、充電中の端末装置200の充電が完了していないと判断すると(S120:No)、端末装置200への充電を継続しながら、ステップS104へ戻る。
充電制御部110は、充電ユニット100上に載置された、全ての端末装置200の充電が完了したか否かを判断する(S122)。例えば図6、図7に示す例の場合、充電制御部110は、全ての端末装置200の二次電池209が満充電となった場合に、全ての端末装置200の充電が完了したと判断する。充電制御部110は、全ての端末装置200の充電が完了していないと判断すると(S122:No)、充電制御部110は、給電対象の端末装置200の切り替え処理を行い、充電が完了していない端末装置200の充電を開始して(S123)、ステップS104へ戻る。
一方、充電制御部110は、全ての端末装置200の充電が完了したと判断すると(S122:Yes)、充電制御部110は、充電ユニット100の電源スイッチ105がオフとされたか否かを判断する(S124)。充電制御部110は、充電ユニット100の電源スイッチ105がオフとされていないと判断すると(S124:No)、ステップS104へ戻る。一方、充電制御部110は、充電ユニット100の電源スイッチ105がオフとされたと判断すると(S124:Yes)、図11、図12に示す動作フローは終了する。
図13は、ステップS102、またはステップS105におけるオブジェクト表示処理の動作フローを示すフローチャートである。充電制御部110は、端末装置200に内蔵された受電コイル210の位置を演算して特定する(S201)。次に、充電制御部110は、テーブル144を参照し、フラグの立っていないオブジェクト情報を検索し、未使用のオブジェクトを特定する(S202)。この場合に、テーブル144においてフラグの立っていないオブジェクト情報が複数ある場合に、充電制御部110は予め定められたルール、例えば、図4においてフラグの立っていないオブジェクト情報であって、もっとも左側のオブジェクトである四角形を選択する。
充電制御部110は、表示パネル103上の端末装置200に対応した位置に、当該オブジェクト情報に対応するオブジェクト400を表示する(S203)。充電制御部110は、テーブル144において、使用したオブジェクト400に対応するオブジェクト情報にフラグを立て(S204)、ステップS103、またはステップS106へ進む。
図14は、ステップS103における充電開始処理の動作フローを示すフローチャートである。充電制御部110は、端末装置200に内蔵された受電コイル210の位置を演算して特定する(S301)。そして、充電制御部110は、給電コイル111を受電コイル210の位置に移動させる(S302)。
充電制御部110は、給電コイル111が受電コイル210の位置に配置されたか否かを判断する(S303)。充電制御部110は、給電コイル111が受電コイル210の位置に配置されたと判断すると(S303:Yes)、ステップS304へ進む。一方、充電制御部110は、給電コイル111が受電コイル210の位置に配置されていないと判断すると(S303:No)、ステップS302へ戻る。
充電制御部110は、端末装置200へ充電を開始する(S304)。具体的には、充電制御部110は、給電制御部112に端末装置200の受電コイル210に対する給電開始の指令を送る。給電制御部112は、充電制御部110からの指令に応じて、給電コイル111に給電を開始させる。給電コイル111による給電が開始されて、ステップS104へ進む。
図15は、給電対象の端末装置の切り替え処理の動作フローを示すフローチャートである。図15に示す動作フローは、新たに載置された端末装置200のオブジェクト表示処理が行われた後に実行されるステップS106、充電順序決定処理後に充電開始指示があったときに実行されるステップS111、または充電ユニット100上に載置している全ての端末装置200の充電が完了していないと判断したときに実行されるステップS123の詳細を示すフローチャートである。
充電制御部110は、充電中の端末装置200への充電を停止する(S401)。充電制御部110は、新たな充電対象の端末装置200に内蔵された受電コイル210の位置を演算して特定する(S402)。充電制御部110は、給電コイル111を受電コイル210の位置に移動させる(S403)。
充電制御部110は、給電コイル111が受電コイル210の位置に配置されたか否かを判断する(S404)。充電制御部110は、給電コイル111が受電コイル210の位置に配置されたと判断すると(S404:Yes)、ステップS405へ進む。一方、充電制御部110は、給電コイル111が受電コイル210の位置に配置されていないと判断すると(S404:No)、ステップS403へ戻る。充電制御部110は、端末装置200へ充電を開始して(S405)、ステップS107、またはステップS104に進む。
図16は、ステップS108におけるグループ化処理の動作フローを示すフローチャートである。充電制御部110は、グループ化の対象となる端末装置200の特定を行う(S501)。具体的には、図8(b)に示したように、タッチパネル109上のユーザの操作で、グループ化の対象となる端末装置200を特定する。
充電制御部110は、グループ化の対象となった全ての端末装置200に対応するオブジェクト400を表示パネル103から一端消去する(S502)。併せて、充電制御部110は、表示メモリ143のテーブル144における当該オブジェクト400に対応するオブジェクト情報のフラグを消す。
充電制御部110はテーブル144を参照し、フラグの立っていないオブジェクト情報を検索して、未使用のオブジェクトを特定する(S503)。充電制御部110は、表示パネル103上のグループ化された端末装置200に対応した位置に、オブジェクト400をグループ化された全ての端末装置200を含む形で表示する(S504)。充電制御部110は、テーブル144に使用したオブジェクトに対応するオブジェクト情報にフラグを立て、使用済みであることを記録して(S505)、ステップS109へ進む。なお、ステップS502において、オブジェクト400を表示パネル103から消去せずに、グループ化の対象となった端末装置200に対応させて表示させているいずれかのオブジェクト400を、グループ化された端末装置200を表示するオブジェクト400として利用してもよい。
図17は、ステップS109における充電順序決定処理の動作フローを示すフローチャートである。充電制御部110は、ユーザによって充電順序が入力されたか否かを判断する(S601)。具体的には図9(a)に示すように、タッチパネル109上のユーザの操作により、グループ化の対象となる端末装置200の充電順序が入力される。充電制御部110は、ユーザの入力によりグループ内のすべての端末装置200の充電順序が決定したとき充電順序指示が入力されたと判断し(S601:Yes)、ステップS603へ進む。一方、一定時間経過してもグループ内のすべての端末装置200の充電順序が決定しない場合、充電制御部110は充電順序指示が入力されていないと判断し(S601:No)、ステップS602へ進む。
充電制御部110は、予め定められた一定のルール、例えば、端末装置200が充電ユニット100に載置された順に基づいて充電順序を決定して(S602)、ステップS603へ進む。なお、充電制御部110は、端末装置200に対応するオブジェクト400の位置に基づいて端末装置200の充電順序を決定してもよい。充電制御部110は、端末装置200の近傍の表示パネル103上に充電順序を表示して(S603)、ステップS110へ進む。
図9は、端末装置200上側に充電順序を表示した例を示す。なお、グループ化された端末装置200に限られず、ユーザは、充電ユニット100に載置されている全ての端末装置200の充電順序を指示できてもよい。また、充電制御部110は、充電ユニット100に載置されている全ての端末装置200を対象として、予め定められたルールに基づいて充電順序を決めてもよい。
図18は、グループ化された端末装置200の一部が充電ユニット100の上に残っていることを警告する、ステップS115における残端末警告処理の動作フローを示すフローチャートである。充電制御部110は、オブジェクト400を点滅表示させる(S701)。充電制御部110は、ユーザが点滅停止を指示したか否かを判断する(S702)。具体的には、充電制御部110は、点滅停止指示オブジェクトをタッチパネル109上に表示し、ユーザにより接触操作がされたか否かを判断する。充電制御部110は、オブジェクト400の点滅を停止してよいと入力されたと判断すると(S702:Yes)、ステップS703をスキップしてステップS704へ進む。一方、充電制御部110は、ユーザから何も入力されていないと判断すると(S702:No)、ステップS703へ進む。
充電制御部110は、オブジェクトの点滅開始からの積算時間を監視し、一定以上の時間が経過しているか否かを判断する(S703)。充電制御部110はオブジェクト400の点滅が一定時間行われていると判断した場合(S703:Yes)、ステップS704へ進み、一定時間行われていないと判断した場合(S703:No)、ステップS702へ戻る。充電制御部110は、オブジェクト400の点滅を停止させる指示を出し、表示パネル103に表示されたオブジェクト400の点滅を停止させて(S704)、ステップS116へ進む。
図19は、オブジェクト400の表示処理の変形例を説明する。図5では端末装置200a、200bを囲む、外形により互いに区別可能なオブジェクト400a,400bが表示されるが、図19(a)では、端末装置200a、200bの近傍に互いに異なる形状を有する図形オブジェクト403が表示される。端末装置200aに対応したオブジェクト400aには図形オブジェクト403aが、端末装置200bに対応したオブジェクト400bには図形オブジェクト403bが表示パネル103上に表示される。したがって、ユーザは当該図形オブジェクト403の差により、端末装置200の所有者を視覚的に容易に識別できる。この場合に、図形オブジェクト一覧410が表示パネル103に表示されてもよい。
図19(b)は、所有者情報を用いて文字オブジェクト404を表示した例を示している。この場合に、充電制御部110は、通信部116を介してデバイス通信部208と通信し端末装置200の所有者情報を取得する。さらに充電制御部110は、所有者情報に基づいて文字オブジェクトを生成して表示パネル103に表示する。
図19(b)に示す例において、充電制御部110は所有者情報として名前を取得し、当該名前を含む文字オブジェクト404a、404bを生成する。さらに充電制御部110は、端末装置200aを囲うオブジェクト400a内に文字オブジェクト404aを、端末装置200bを囲うオブジェクト400b内に文字オブジェクト404bを表示パネル103上に表示する。ユーザは、当該文字オブジェクト404の差により、端末装置200の所有者情報を視覚的に容易に識別できる。
図19(c)は、端末装置200の待ち受け画像データと同じ絵柄のオブジェクト405を表示した例を示している。この場合に、充電制御部110は、通信部116を介してデバイス通信部208と通信し、所有者情報として端末装置200の待ち受け画像データを取得する。さらに充電制御部は、待ち受け画像データと同じ絵柄のオブジェクト405を生成して表示パネル193に表示する。
図19(c)に示す例において、充電制御部110は、端末装置200aを囲うオブジェクト400a内に端末装置200aの待ち受け画像データと同じ絵柄のオブジェクト405aを表示し、端末装置200bを囲うオブジェクト400b内に端末装置200bの待ち受け画像データと同じ絵柄のオブジェクト405bを表示する。ユーザは、当該待ち受け画像の差により、端末装置200の所有者情報を視覚的に容易に識別できる。
なお、ユーザが複数の端末装置200を同時に置いた場合に、位置検出コイル115はそれぞれの端末装置200の位置を正しく検出できても、通信部116はいずれの端末装置200と通信を実行したのか正しく判断できなくなることがある。つまり、位置検出コイル115の検出範囲に対して通信部116の通信範囲が広く設定された場合に、検出したそれぞれの端末装置200と、通信した充電情報等の関連付けに齟齬をきたすことがある。
そこで、同時に複数の端末装置200が載置される状況にも対処したい場合には、通信範囲の狭い、換言すれば指向性の高い通信部116を複数、好ましくは想定される端末装置200の数に合わせて設置すると良い。特に、位置検出コイル115の検出範囲と、それぞれの通信部116がカバーする通信範囲がほぼ一致するように調整すれば、より正確に上述の関連づけを行うことができる。
あるいは、端末装置200側に、例えば精度の高いGPSなど自らの位置を精度良く検出できる検出装置を搭載し、通信部116を介してこの検出装置の出力情報を充電制御部110へ送信してもよい。このような構成にすることにより、位置検出コイル115が検出した端末装置200の位置と、通信部116が受信した出力情報を比較して、上述の関連づけが正しいか否かを判断することができる。
図20は、グループ化処理の変形例を示す。図20(a)において、図19(a)と同様に、端末装置200a、200b、および200cに対して別々の図形オブジェクト403aを含むオブジェクト400a、図形オブジェクト403bを含むオブジェクト400b、および図形オブジェクト403cを含むオブジェクト400cが表示されている。
図20(b)は、ユーザがグループ化対象としてオブジェクト400bと400cを選択した状態を示す。本例において、ユーザは端末装置200bの図形オブジェクト403bと同じ図形オブジェクトを表示パネル103の右側に設けた図形オブジェクト一覧410から選択し、当該図形オブジェクトを、グループ化したい端末装置200cの図形オブジェクト403cの位置に重ねる。タッチパネル109により上記操作が検出された場合に、充電制御部110は、端末装置200bと端末装置200cとをグループ化する旨の指示がユーザからあったと判断する。
図20(c)は、ユーザの操作により端末装置200bと200cとがグループ化された状態を示している。充電制御部110は、端末装置200bと端末装置200cとをグループ化する旨の指示がユーザからあったと判断した場合に、グループ化された状態を示すオブジェクト400bを表示パネル103に表示する。この例においては、切れ目がなく端末装置200b、200cの両方を囲う四角形のオブジェクト400b、および当該オブジェクト400b内の図形オブジェクト403bによって、端末装置200b、200cがグループ化されていることが視覚的に認識できる。また、その後ユーザが別の図形オブジェクト403bと異なった図形オブジェクトを図形オブジェクト一覧410から選択して、端末装置200cの位置に重ねることで、グループ化が解除され、再び図20(a)の状態に戻してもよい。
図21は、グループ化処理の他の変形例を示す。21(a)は、端末装置200a、200bが別々のオブジェクト400a、400bにより表示されている状態を示す。本例では、オブジェクト400aは円形状、オブジェクト400bは四角形状で表示される。
図21(b)は、端末装置200aがユーザにより端末装置200bの近傍に寄られた状態を示す。この場合に、充電制御部110は、端末装置200aから200bまでの距離が一定値以下となったときには、自動的に両端末をグループ化する。さらに、充電制御部110は、端末装置200a、200bをグループ化したことを示すオブジェクト400bを表示パネル103に表示する。
図21(c)は、端末装置200aが再び端末装置200bから離された状態を示す。充電制御部110は、端末装置200aから端末装置200bまでの距離が一定値以上となったときは、自動的にグループを解除する。さらに、充電制御部110は、グループが解除された状態であることを示すオブジェクト400a、オブジェクト400bを表示する。
次に、グループ化した端末装置200の一部が残っている場合に、ユーザに端末装置200の一部が充電ユニット100上に残っていることを警告する表示処理の変形例を説明する。図22(a)は、グループ化された端末装置200aと200bのうち、端末装置200bのみがユーザに持ち去られた状態を示す。持ち去られた端末装置200bの位置には、グループ化された端末装置200の一つが残っていることを示す警告オブジェクト408が表示される。警告オブジェクト408の一例は、「端末が残っています」という文字列の表示である。ユーザは警告オブジェクト408によりグループ化された端末装置200aが残っていることを認識できるので、端末装置200aを充電ユニット100上に置き忘れることがない。
図22(b)は、200aと200bとがグループ化されたオブジェクト400aと、200cと200dとがグループ化されたオブジェクト400bを示す。200cと200dはグループ化されているが200cと200dとの距離が離れているので、同じオブジェクト400bが端末装置200c、200dの位置に対応させて別々に表示される。
図22(b)は、グループ化された端末装置200cと200dのうち、端末装置200dのみがユーザに持ち去られた状態を示す。図22(a)と同様に、持ち去られた端末装置200dの位置には警告オブジェクト408が表示される。持ち去られた端末装置200dの位置に警告オブジェクト408を表示させることで、ユーザが端末装置200dを取り出したときに、ユーザに当該警告オブジェクト408を視認させることができる。なお、警告オブジェクト408は、残された端末装置200cの位置に表示させてもよい。残された端末装置200cの位置に、警告オブジェクト408を表示させることで、端末装置200cが充電ユニット100上に残っていること、および充電ユニット100上に残された端末装置200cの位置を、ユーザに視認させることができる。
図23を用いて、充電効率低下領域表示オブジェクト409の一例を示す。図23は、グループ化された端末装置200aと200bを表示するオブジェクト400aの周囲に、充電効率を低下させる領域を表示する、充電効率低下領域表示オブジェクト409が表示される。図3に示した給電コイル111が複数設けられる場合等であっても、給電コイル111同士が物理的に干渉することを防ぎ、複数の端末装置200を効率良く充電できる。
また、複数の給電コイルを充電部101にマトリックス状に配設し、受電コイル210に充電する場合、複数の端末装置200に充電するため、複数の給電コイルを鉛直方向に複数段に積層された多段構造とされる。本装置において、複数の端末装置200が近接し過ぎると、一つの端末装置200への充電が他の端末装置200への充電効率を低下させる可能性がある。充電効率を低下させる領域を予め測定し、その測定結果とオブジェクト400から充電効率低下領域表示オブジェクト409を作成し、オブジェクト400の周囲に表示させてもよい。
上記した実施形態においては、端末装置200を表示するオブジェクトとして、円形、四角形、三角形、変形例として図形オブジェクト403、文字オブジェクト404、または待ち受け画像データと同じ絵柄のオブジェクト405を表示した場合について述べた。しかし、これに限らず、端末装置200を表示するオブジェクトとして、多角形、楕円形、その他の幾何学図形等、ユーザ視覚的に認識可能であれば、如何なる形のオブジェクトを表示してもよい。
また、端末装置200は、充電動作に伴って、画像処理、GPS情報更新等の各種処理を実行してもよい。そして、充電制御部110は、端末装置200から、画像処理等の動作状況に関する動作情報を併せて取得し、動作情報に関するオブジェクトを表示させてもよい。
また、上記した実施形態においては、給電コイル駆動部120が一つの給電コイル111を駆動する場合について述べたが、これに限らず、給電コイル駆動部120が複数の給電コイル111を駆動する形態であってもよい。
また、上記した実施形態においては、給電コイル駆動部120が給電コイル111を端末装置200の受電コイル210に向けて移動させる場合について述べた。しかしながら、これに限らず、複数の給電コイルを充電部101にマトリックス状に配設することによって、受電コイル210に充電する構成であってもよい。この場合、充電制御部110は、まず端末装置200の受電コイル210の位置を特定し、当該受電コイル210の位置の近傍に配置された1以上の給電コイルを用いて、受電コイル210に充電する。なお、複数の給電コイルは、鉛直方向に複数段に積層された多段構造として構成されてもよい。
また、上記した実施形態においては、充電制御部110が、位置検出コイル115を用いて端末装置200の受電コイル210の位置を特定する場合について述べた。しかしながら、これに限らず、充電制御部110は、位置検出部102にフォトリフレクタアレイを配設し、光の反射を利用して端末装置200の位置を特定してもよい。また、充電制御部110は、タッチパネル109からの出力信号を参照して、端末装置200の位置を特定してもよい。タッチパネル109としては、静電容量方式、抵抗膜方式、赤外線方式、電磁誘導方式等、いずれの方式のタッチパネルを適用してもよい。また、圧電膜等のように、荷重に対して電気信号を出力するセンサを適用してもよい。
上記の実施形態においては、表示パネル103として液晶パネルを例に説明した。しかし、オブジェクトを表示する表示部は液晶パネルに限らず、様々な形態を採用し得る。例えば、LEDのドットマトリックス、プロジェクターであってもよい。プロジェクターを採用する場合には、載置台に重畳して設置される投影スクリーンが表示部の一部として機能する。
上記の実施形態においては、表示部113は、端末装置200の充電情報を端末装置200の位置から予め定められた範囲に含まれるように表示した。ここで、予め定められた距離とは、載置される端末装置200と表示されるオブジェクトの関連性が視覚的に認識できる範囲であり、載置される端末装置200の大きさ、台数、載置台の大きさ等の要因によって適宜設定される。上述の実施例のように、端末装置200と一部が重なるようにオブジェクトを表示すれば、関連性の認識はより容易となる。
また、上記実施形態においては載置ユニットとして、充電ユニット100を例示した。しかしながら載置ユニットはこれに限られず、端末装置200が載置される他の載置ユニットでもよい。例えば、載置ユニットは、端末装置200が公共の場、例えばコンサート会場の入り口で預かられる場合等における、端末装置200の保管装置であってもよい。
また、上記した端末装置200としては、カメラ付き携帯電話、タブレット型端末装置、PDA等の各種端末装置を適用することができる。また、上記した実施形態においては、載置デバイスとして、カメラ付き携帯電話のような端末装置を例として説明した。しかしながら、これに限らず、被充電デバイスとして、デジタルカメラ等の撮像装置を適用することができる。なお、デジタルカメラを充電する場合において、デジタルカメラは、充電動作に伴って、RAW現像、画像処理、GPS情報更新等の各種処理を実行してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。