JP2014023244A - 電力スタンド - Google Patents

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Abstract

【課題】電力ケーブルの適切な引出し量を決定することが可能な充電スタンドを提供する。
【解決手段】充電スタンド30Aは、車両に対する電力の送電または車両からの電力の受電を行なう。充電スタンド30Aは、充電スタンド30Aとの間で電力の送電または受電を行なおうとする車両に関する情報を取得する車両情報取得部と、車両情報取得部が取得した情報に基づいて電力ケーブル36の充電スタンド30Aからの引出し量を決定する制御ユニット38Aとを備える。好ましくは、車両情報取得部は、充電スタンド30Aを基準として定まる所定範囲に駐車した車両を認識する画像認識ユニット40を含む。
【選択図】図2

Description

この発明は、電力スタンドに関し、特に車両と電力ケーブルによって接続され、車両に対する電力の送電または車両からの電力の受電を行なう電力スタンドに関する。
電動機によって車両駆動力を発生可能に構成された、電気自動車、ハイブリッド自動車および燃料電池自動車等の電動車両では、当該電動機を駆動するための電力を蓄積する蓄電装置が搭載されている。
このような蓄電装置に対して、外部から充電を行なうための設備が各地に設置され始めている。このような設備の一例として、特表2011−510602号公報(特許文献1)には、電気自動車の充電スタンドが開示されている。この文献には、電力ケーブルが伸長するように構成されるケーブル駆動機構を設けることが示されている。
特表2011−510602号公報
電力ケーブルは、たとえば駐車場の床に接触するなどして汚れが付きやすい。コネクタ部分を引っ張ってケーブルをリールから引出せばよいが、駐車スペースは車両が駐車している状態では広い場所が確保できないので、ユーザはケーブルを手でつかんでリールから引出さなければならない場合が多い。ケーブル駆動機構を設けることにより、ユーザはケーブルを手でつかんで引出さなくてもよいので、手を汚さずに充電を開始できる。
しかし、車両を充電スタンドの横に駐車して充電する場合に、電力ケーブルの引出し量を適切にするのは難しい。たとえば、充電スタンドに設けられた制御ボタンによってケーブル駆動機構を動作させ、ケーブルを引出した後にケーブル端のコネクタを車両のインレットに接続することを考える。
この場合、引出し量が少ないと一旦ユーザが充電スタンドに戻り、制御ボタンを押して引出し量を増やすという手間が増える。逆に、引出し量が多いと、充電ケーブルの余りができ、通行の邪魔になる。
ケーブルの引出し量を適切にするには、まず充電スタンドから充電インレットの正確な距離を知る必要がある。そして、さらに空中配線にならないような最低限(たとえば1m)の余長を距離に加算して引出し量を決定し、ケーブル駆動機構を作動させる必要がある。しかし、これらはユーザの感覚に任されているので、正確に行なうことは困難である。
この発明の目的は、ケーブルの適切な引出し量を決定することが可能な電力スタンドを提供することである。
この発明は、要約すると、車両に対する電力の送電または車両からの電力の受電を行なう電力スタンドであって、電力スタンドとの間で電力の送電または受電を行なおうとする車両に関する情報を取得する車両情報取得部と、車両情報取得部が取得した情報に基づいて電力ケーブルの電力スタンドからの引出し量を決定する制御装置とを備える。
好ましくは、車両情報取得部は、電力スタンドを基準として定まる所定範囲に駐車した車両を認識する画像認識ユニットを含む。
好ましくは、車両情報取得部は、車両から送信された情報を受信する受信部を含む。
好ましくは、制御装置は、情報に基づき、電力スタンドから車両のインレットまでの距離を算出し、算出したインレットまでの距離に基づいて引出し量を決定する。
好ましくは、制御装置は、予め複数パターンの引出し量を記憶しており、情報に基づき複数パターンのうちのいずれの引出し量に該当するかを判断し、複数パターンの引出し量のうちから使用する引出し量を選択する。
好ましくは、制御装置は、引出し量を情報に基づいて決定できない場合には、ユーザが指定する量を引出し量に決定する。
好ましくは、電力スタンドは、電力ケーブルを収容する収容部をさらに備える。制御装置は、決定した引出し量が収容部から引出された場合、引出し量を超える電力ケーブルの引出しを抑制するように収容部を制御する。
より好ましくは、収容部は、電力ケーブルの余長を収容するリールと、電力ケーブルをリールから引出すためのモータとを含む。制御装置は、車両情報取得部が取得した車両に関する情報に基づいてモータを制御する。
本発明によれば、電力スタンドが適切な引出し量を決定するので、ユーザは一度の操作でケーブル引出しを終えることができる。
実施の形態に共通する概略の構成を説明するための図である。 実施の形態1の充電スタンドの構成を示したブロック図である。 図2の充電ケーブル引出し/巻取り機構32の構成例を示した図である。 充電スタンド30Aで実行されるケーブル引出し制御を説明するためのフローチャートである。 駐車の第1例(後ろ向き駐車)を示した図である。 駐車の第2例(前向き駐車)を示した図である。 駐車の第3例(左向き駐車)を示した図である。 駐車の第4例(右向き駐車)を示した図である。 実施の形態2の充電スタンドの構成を示したブロック図である。 充電スタンド30Bで実行されるケーブル引出し制御を説明するためのフローチャートである。 図10のフローチャートを車両での処理と充電スタンドでの処理とを分けて詳細に記載したフローチャートである。 実施の形態3の充電スタンドの構成を示したブロック図である。 実施の形態3において画像認識ユニットが配置される位置を示した図である。 充電スタンド30Cで実行されるケーブル引出し制御を説明するためのフローチャートである。 変形例の充電スタンドの構成を示したブロック図である。 変形例の充電スタンドに急速充電対応の車両が駐車した場合を示した図である。 変形例における充電コネクタの選択処理を説明するためのフローチャートである。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中の同一または相当部分には同一符号を付してその説明は原則的に繰返さない。
図1は、実施の形態に共通する概略の構成を説明するための図である。
図1を参照して、車両10は、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド自動車(PHV)や燃料電池車などの外部から充電が可能なバッテリを搭載した車両である。
充電スタンド30は、家庭の分電盤などと接続され、充電ケーブルを介して車両10に電力を供給することができる。充電ケーブルは、充電コネクタ34と電力ケーブル36とを含む。
なお、充電スタンド30は、必ずしも車両のバッテリに充電を行なわなくてもよい。充電スタンド30は、車両内のステレオやエアコンなどの電気機器に外部から電力を供給する目的で使用されても良い。また、車両のバッテリから家庭などに電力を供給するための受電部として使用されても良い。
以下、本明細書において、「充電スタンド」は、電力を車両に送電することも、電力を車両から受電することも可能な電力スタンドを意味するものとする。また、「充電ケーブル」は、充電のみならず車両から家への給電にも使用可能な電力ケーブルを意味するものとする。
[実施の形態1]
図2は、実施の形態1の充電スタンドの構成を示したブロック図である。図2を参照して、電力送受電システム1Aは、車両10Aと、充電スタンド30Aと、家50とを含む。
家50の分電盤52と充電スタンド30Aとが接続されている。車両10Aは、充電スタンド30Aから電力の供給を受ける。車両10Aは充電スタンド30Aを介して家50の分電盤に電力を供給しても良い。
車両10Aは、電池12と、充電器16と、充電インレット18と、HV−ECU14Aとを含む。HV−ECU14Aは、電池12の状態を監視し、充電器16を制御して電池12に充電を行なう。充電器16は電池12からの放電が可能に構成されていても良い。なお、図示しないが、車両10Aには、電池12から電力を受けて車両を駆動させるモータが設けられている。車両10Aがハイブリッド自動車である場合には、モータに加えてエンジンをさらに搭載していても良い。
電池12は、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、鉛蓄電池等の二次電池である。なお電池12は、蓄電機能があればキャパシタのようなものであっても良い。
家50には、分電盤52が設けられている。充電スタンド30Aは、分電盤52から電力の供給を受け、車両に送電する電力ケーブル36を収容する充電ケーブル引出し/巻取り機構32と、制御ユニット38Aと、画像認識ユニット40とを含む。電力ケーブル36の先端には、充電コネクタ34が設けられている。充電コネクタ34は、充電インレット18に接続可能に構成されている。
画像認識ユニット40は、カメラなどで取得した車両画像の画像認識を行なって、充電スタンドに対応して設けられた駐車スペースに駐車した車両の車種、車両の駐車向き、車両と充電スタンドとの距離を認識することができる。
制御ユニット38Aは、車種、車両駐車向き、車両との距離の情報を画像認識ユニットから受信する。そして、制御ユニット38Aは、受信した情報に基づいて適切な充電ケーブルの引出し量を決定する。
充電ケーブル引出し/巻取り機構32は、制御ユニット38Aで決定したケーブル引出し量をモータの力で引出す。
図3は、図2の充電ケーブル引出し/巻取り機構32の構成例を示した図である。図3を参照して、充電ケーブル引出し/巻取り機構32は、電力ケーブル36が収容されたリール321と、リールを回転させるモータ322とを含む。モータ322は、図2の制御ユニット38によって回転が制御される。制御ユニット38は、車両の駐車時に充電することが示されるとモータ322を回転させ、その後予め決定した引出し量が引出されるとモータ322を停止させる。
なお、充電ケーブル引出し/巻取り機構32は、充電ケーブルを収納できれば良く、充電ケーブルを折りたたんで収容するもののように、巻取り用のリールを使用しないものであっても良い。
図4は、充電スタンド30Aで実行されるケーブル引出し制御を説明するためのフローチャートである。図2、図4を参照して、充電したい(または家に給電する)車両10Aが充電スタンド30Aの前に駐車すると、ステップS1において充電スタンド30Aが車両10Aを検知する。制御ユニット38Aは、画像認識ユニット40を用いて車両10Aを検知する。画像認識ユニット40としては、たとえば通常のカメラや赤外線カメラなどを用いることができる。
続いて、ステップS2において、充電スタンド30Aの制御ユニット38Aは、画像認識ユニット40で取得された駐車車両を含む画像から、画像認識を行ない、車両10Aの車種、車両駐車向き、車両10Aと充電スタンド30Aとの間の距離を検出する。
新しい車種で充電インレットの位置が不明の場合には、充電スタンドから最も遠い車両の部分にインレットが配置されていると仮定して処理すると良い。これは、充電ケーブルが余ることを防止するよりも、充電ケーブルが車両のインレットに届くことを優先させるためである。
続いて、ステップS3において、充電スタンドが適切な充電ケーブル引出し量を決定する。具体的には、制御ユニット38Aが、車種、車両駐車向き、車両との距離に基づいて充電ケーブル引出し量を決定する。
図5は、駐車の第1例(後ろ向き駐車)を示した図である。図5には、充電インレットが左後方の側面に配置されている車種を後ろ向き駐車で充電スタンドとの距離を1mの位置に駐車させた例が示されている。
画像認識によって車種が特定されれば、制御ユニット38A中のデータベースにより、充電インレットの位置が左後方の側面に配置されていることが判明する。また、画像認識によって、充電スタンド30と車両10との距離が1mであることが判明する。また駐車の向きが後ろ向きであることも判明する。これらの情報に基づいて必要な充電ケーブル長さが算出される。たとえば、検出された距離1mと車両後方部中央から充電インレットまでの距離0.5mを加えたものが必要な充電ケーブル長さである。さらに、充電時の空中配線を避けるために適度な余裕長(たとえば1m程度)が加えられ、充電ケーブルの引出し量がたとえば2.5mであると決定される。
なお、新しい車種には、画像認識ユニット40または制御ユニット38Aで実行される画像認識ソフトの更新によって、随時対応可能とすることが好ましい。
図6は、駐車の第2例(前向き駐車)を示した図である。図6には、充電インレットが左後方の側面に配置されている車種を前向き駐車で充電スタンドとの距離を1mの位置に駐車させた例が示されている。
画像認識によって車種が特定されれば、制御ユニット38A中のデータベースにより、充電インレットの位置が左後方の側面に配置されていることが判明する。また、画像認識によって、充電スタンド30と車両10との距離が1mであることが判明する。また駐車の向きが前向きであることも判明する。これらの情報に基づいて必要な充電ケーブル長さが算出される。たとえば、検出された距離1mと車両前方部中央から充電インレットまでの距離3mを加えたものが必要な充電ケーブル長さである。さらに、充電時の空中配線を避けるために適度な余裕長(たとえば1m程度)が加えられ、充電ケーブルの引出し量がたとえば5mであると決定される。
図7は、駐車の第3例(左向き駐車)を示した図である。図7には、充電インレットが左後方の側面に配置されている車種を左向き駐車で充電スタンドとの距離を1mの位置に駐車させた例が示されている。
画像認識によって車種が特定されれば、制御ユニット38A中のデータベースにより、充電インレットの位置が左後方の側面に配置されていることが判明する。また、画像認識によって、充電スタンド30と車両10との距離が1mであることが判明する。また駐車の向きが左向きであることも判明する。これらの情報に基づいて必要な充電ケーブル長さが算出される。たとえば、検出された距離1mと車両左側方部中央から充電インレットまでの距離5mを加えたものが必要な充電ケーブル長さである。さらに、充電時の空中配線を避けるために適度な余裕長(たとえば1m程度)が加えられ、充電ケーブルの引出し量がたとえば6mであると決定される。
図8は、駐車の第4例(右向き駐車)を示した図である。図8には、充電インレットが左後方の側面に配置されている車種を右向き駐車で充電スタンドとの距離を1mの位置に駐車させた例が示されている。
画像認識によって車種が特定されれば、制御ユニット38A中のデータベースにより、充電インレットの位置が左後方の側面に配置されていることが判明する。また、画像認識によって、充電スタンド30と車両10との距離が1mであることが判明する。また駐車の向きが右向きであることも判明する。これらの情報に基づいて必要な充電ケーブル長さが算出される。たとえば、検出された距離1mと車両左側方部中央から充電インレットまでの距離0.5mを加えたものが必要な充電ケーブル長さである。さらに、充電時の空中配線を避けるために適度な余裕長(たとえば1m程度)が加えられ、充電ケーブルの引出し量がたとえば2.5mであると決定される。
再び図2、図4を参照して、ステップS3において図5〜図8で説明したように充電ケーブルの引出し量が決定された場合にはステップS4に処理が進む。
なお、ステップS3において、画像認識ユニット40が故障したり、取得した画像が不鮮明であったりして、距離等が検出できない場合には、前回駐車車両の引出し量を今回の引出し量として決定しても良い。
また、距離等が検出できない場合に引出し量をユーザが直接指定できるように、入力部を設けても良い。入力部の例としては、引出し量を数値として指定するボタンや、押しボタンが押されている間はモータが駆動してリールを回してケーブルが自動で引出されボタンを離すとリールの回転が停止してケーブルの引出し量が決定されるものであっても良い。
また、表示部などを設けて、車両との距離、駐車の向き、車種または充電インレットの位置などをユーザに問い合わせて、ユーザにタッチパネルなどに入力させるようにしても良い。
ステップS3の処理が終了すると続いてステップS4において、充電コネクタ34が充電スタンド30Aから取り出されたか否かが判断される。なお、充電コネクタ34は、図示しないが、未使用時には充電スタンド30Aの所定位置に収容されている。
ステップS4において、充電コネクタ34が所定位置から取り出されたことが検出された場合には、充電スタンドが適切な充電ケーブル引出し量を引出す。具体的には、制御ユニット38Aが図3に示したようなモータ322をステップS3で決定した引出し量に相当する回転角だけ回転させた後モータを停止させる。
なお、モータを使用せずに手動で引出す場合であっても良く、この場合には引出し量を超えるとリールが回転しないようにロックされる。
ステップS4で充電コネクタ34が取り出されていなかった場合には、ステップS5に処理が進む。ステップS5では車両が移動したか否かが判断される。車両が移動したか否かは、たとえば、画像認識ユニット40が取得した駐車車両の画像に基づいて決定することができる。
ステップS5において、車両の移動が検出された場合には、ステップS1に処理が戻り、再び画像認識ユニット40で取得された画像に基づいてステップS1〜S3の距離、車種、向きなどの情報認識および引出し量の決定処理が実行される。
一方ステップS5において、車両の移動が検出されなかった場合には、ステップS7において処理が終了する。車両が充電しないで駐車をするだけの場合もあるので、たとえば、ステップS4において、充電コネクタ34が所定時間超えても取り出されなかった場合にステップS4からステップS5に処理が進むようにしておけば、駐車のみである車両について処理を終了させることができる。
実施の形態1によれば、車種、駐車向き、車両と充電スタンドとの距離などの情報を取得することによって、充電スタンドから充電インレットまでの正確な距離を算出できる。これにより、充電スタンドが充電ケーブルの引出し量を適切に制御できる。
[実施の形態2]
実施の形態1では、充電スタンドが車両の画像に基づいて引出し量を決定する例を説明した。実施の形態2では、車両側で画像認識を行ない、その結果を充電スタンドに通知し、充電スタンドが充電ケーブルの引出し量を適切に制御する例を説明する。
図9は、実施の形態2の充電スタンドの構成を示したブロック図である。図2を参照して、電力送受電システム1Bは、車両10Bと、充電スタンド30Bと、家50とを含む。家50については実施の形態1と同様な構成を有する。
家50の分電盤52と充電スタンド30Bとが接続されている。車両10Bは、充電スタンド30Bから電力の供給を受ける。車両10Bは充電スタンド30Bを介して家50の分電盤に電力を供給しても良い。
車両10Bは、電池12と、充電器16と、充電インレット18と、画像認識ユニット20と、通信ユニット22と、HV−ECU14Bとを含む。HV−ECU14Bは、電池12の状態を監視し、充電器16を制御して電池12に充電を行なう。充電器16は電池12からの放電が可能に構成されていても良い。なお、図示しないが、車両10Bには、電池12から電力を受けて車両を駆動させるモータが設けられている。車両10Bがハイブリッド自動車である場合には、モータに加えてエンジンをさらに搭載していても良い。
画像認識ユニット20は、カメラなどで取得した充電スタンドを含む駐車スペースの画像の画像認識を行なって、車両と充電スタンドとの距離を認識することができる。なお、画像認識処理はHV−ECU14Bで行なっても良い。
通信ユニット22は、画像認識ユニット20またはHV−ECU14Bで認識された距離を含む情報を充電スタンドに向けて無線送信する。
家50には、分電盤52が設けられている。充電スタンド30Bは、分電盤52から電力の供給を受け、車両に送電する電力ケーブル36を収容する充電ケーブル引出し/巻取り機構32と、制御ユニット38Bと、通信ユニット42とを含む。電力ケーブル36の先端には、充電コネクタ34が設けられている。充電コネクタ34は、充電インレット18に接続可能に構成されている。
通信ユニット42は、駐車スペースに駐車した車両の車種、車両の駐車向き、車両と充電スタンドとの距離を通信ユニット22から受信する。
制御ユニット38Bは、車種、車両駐車向き、車両との距離の情報を通信ユニット22ユニットから受信する。そして、制御ユニット38Bは、受信した情報に基づいて適切な充電ケーブルの引出し量を決定する。
充電ケーブル引出し/巻取り機構32は、制御ユニット38Bで決定したケーブル引出し量をモータの力で引出す。充電ケーブル引出し/巻取り機構32の構成は、すでに図3で説明したとおりであるので説明は繰返さない。
図10は、充電スタンド30Bで実行されるケーブル引出し制御を説明するためのフローチャートである。図9、図10を参照して、充電したい(または家に給電する)車両10Bが充電スタンド30Bの前に駐車すると、ステップS11において車両10Bが充電スタンド30Bを検知する。HV−ECU14Bは、画像認識ユニット20を用いて充電スタンド30Bを検知する。画像認識ユニット20としては、たとえば通常のカメラや赤外線カメラなどを用いることができる。
続いて、ステップS12において、車両10Bは、画像認識ユニット20で取得された駐車スペースの画像から、画像認識を行ない、車両10Bと充電スタンド30Bとの間の距離を検出する。
続いて、ステップS13において、車両10Bが車種、車両駐車向き、充電スタンドとの距離を含む情報を充電スタンド30Bに通知する。この場合に、通信ユニット22から通信ユニット42に無線で情報を送信する。
次に、ステップS14において、充電スタンドが適切な充電ケーブル引出し量を決定する。具体的には、制御ユニット38Bが、通信ユニット42で受信された車種、車両駐車向き、車両との距離を含む情報基づいて充電ケーブル引出し量を決定する。引出し量の決定については、実施の形態1において図5〜図8で説明した例と同様な処理が行なわれる。
ステップS14において図5〜図8で説明したように充電ケーブルの引出し量が決定された場合には、ステップS15に処理が進む。
なお、ステップS14において、画像認識ユニット20が故障したり、取得した画像が不鮮明であったりして、距離等が検出できない場合等情報が不足する場合には、前回駐車車両の引出し量を今回の引出し量として決定しても良い。
また、距離等が検出できない場合引出し量をユーザが直接指定できるように、入力部を設けても良い。入力部の例としては、引出し量を数値として指定するボタンであっても良く、また、押しボタンが押されている間はモータが駆動してリールを回してケーブルが自動で引出され、ボタンを離すとリールの回転が停止してケーブルの引出し量が決定されるものであっても良い。
また、表示部などを設けて、車両との距離、駐車の向き、車種または充電インレットの位置などをユーザに問い合わせて、ユーザにタッチパネルなどに入力させるようにしても良い。
ステップS14の処理が終了すると続いてステップS15において、充電コネクタ34が充電スタンド30Bから取り出されたか否かが判断される。なお、充電コネクタ34は、図示しないが、未使用時には充電スタンド30Bの所定位置に収容されている。
ステップS15において、充電コネクタ34が所定位置から取り出されたことが検出された場合には、充電スタンドが適切な充電ケーブル引出し量を引出す。具体的には、制御ユニット38Bが図3に示したようなモータ322をステップS14で決定した引出し量に相当する回転角だけ回転させる。
なお、モータを使用せずに手動で引出す場合であっても良く、この場合には引出し量を超えるとリールが回転しないようにロックされる。
ステップS15で充電コネクタ34が取り出されていなかった場合には、ステップS16に処理が進む。ステップS16では車両が移動したか否かが判断される。ステップS16において、車両の移動が検出された場合には、ステップS11に処理が戻り、再び画像認識ユニット20で取得された画像に基づいてステップS11〜S14の距離などの情報認識と、距離、車種、向き等を含む情報の通信処理と、引出し量の決定処理とが実行される。
一方ステップS16において、車両の移動が検出されなかった場合には、ステップS18において処理が終了する。車両が充電しないで駐車をするだけの場合もあるので、たとえば、ステップS15において、充電コネクタ34が所定時間超えても取り出されなかった場合にステップS15からステップS16に処理が進むようにしておけば、駐車のみである車両について処理を終了させることができる。
図11は、図10のフローチャートを車両での処理と充電スタンドでの処理とを分けて詳細に記載したフローチャートである。図9、図11を参照して、まず車両において、ステップS41では画像認識ユニット20が充電スタンド30Bを検知する。
続いて、ステップS42において、画像認識ユニット20またはHV−ECU14Bで画像認識処理が行なわれ、充電スタンド30Bと車両10Bとの距離が検出される。
さらにステップS43において、車種、車両駐車向き、充電スタンドとの距離を通信ユニット22が充電スタンド30Bへ通知する。車種は予め車両側に記憶されている。また車両駐車向きは、たとえば画像認識ユニット20で駐車スペースを撮影した画像中の充電スタンドの位置に基づいて決定することができる。
そしてステップS44において、車両が移動したか否かがHV−ECU14Bによって判断される。車両が移動したか否かは、たとえば車輪速センサなどにより車輪の回転を検出したかなどに基づいてHV−ECU14Bが判断することができる。
ステップS44において、車両が移動した場合には、ステップS41以降の処理が再び実行される。ステップS44において、車両が移動していなかった場合には、ステップS45に処理が進む。
ステップS45では、充電コネクタ34が充電インレット18に接続されたか否かが判断される。ステップS45において充電コネクタ34が充電インレット18に接続されていない場合には、ステップS44に処理が戻る。ステップS45において、充電コネクタ34が充電インレット18に接続された場合には、ステップS46において処理が終了し、その後充電(または放電)処理が開始される。
なお、ステップS44とステップS45の実行する順番を図10のステップS15とステップS16のように入れ替えても良い。
一方、充電スタンドでは、ステップS51において、車両10Bからの通信があるか否かが判断される。通信が無い場合には再びステップS51の処理が実行され通信の着信を待つ。
ステップS51において通信があった場合には、ステップS52に処理が進む。ステップS52では、車両側のステップS43の処理の結果送信された情報が受信される。すなわち、車種、車両駐車向き、車両との距離を通信ユニット42が車両の通信ユニット22から受信する。
そしてステップS53において、制御ユニット38Bは、通信ユニット42が受信した情報に基づいて、適切なケーブル引出し量を決定する。引出し量の決定は、図5〜図8で説明したように行なわれる。
さらにステップS54において、充電コネクタ34が充電スタンド30Bの所定位置から取り出されたか否かが判断される。充電コネクタ34が取り出されていない場合にはステップS55において車両からの新たな通知があるか否かが判断される。
ステップS55において、車両から新たな通知があった場合には、ステップS52以降の処理が再び実行される。ステップS55において、車両から新たな通知が無かった場合には、再びステップS54の処理が実行される。
ステップS54において充電コネクタ34が充電スタンド30Bの所定位置から取り出されたと判断された場合には、ステップS56に処理が進む。ステップS56では、制御ユニット38Bが図3に示したようなモータ322をステップS53で決定した引出し量に相当する回転角だけ回転させる。
実施の形態2によれば、車種、駐車向き、車両と充電スタンドとの距離などの情報を車両から充電スタンドに通知することによって、充電スタンドが充電スタンドから充電インレットまでの正確な距離を算出できる。これにより、充電スタンドが充電ケーブルの引出し量を適切に制御できる。
[実施の形態3]
実施の形態1では、充電スタンドが車両の画像に基づいて引出し量を決定する例を説明した。実施の形態3では、充電スタンドが画像認識ユニット2台を用いて、車両全体の画像認識を行ない、充電インレット位置を特定し、その結果に基づいて充電ケーブルの引出し量を適切に制御する例を説明する。
図12は、実施の形態3の充電スタンドの構成を示したブロック図である。図12を参照して、電力送受電システム1Cは、車両10Cと、充電スタンド30Cと、家50とを含む。家50は、実施の形態1と同様な構成を有する。
家50の分電盤52と充電スタンド30Cとが接続されている。車両10Cは、充電スタンド30Cから電力の供給を受ける。車両10Cは充電スタンド30Cを介して家50の分電盤に電力を供給しても良い。
車両10Cは、電池12と、充電器16と、充電インレット18と、HV−ECU14Cとを含む。HV−ECU14Cは、電池12の状態を監視し、充電器16を制御して電池12に充電を行なう。充電器16は電池12からの放電が可能に構成されていても良い。なお、図示しないが、車両10Cには、電池12から電力を受けて車両を駆動させるモータが設けられている。車両10Cがハイブリッド自動車である場合には、モータに加えてエンジンをさらに搭載していても良い。
家50には、分電盤52が設けられている。充電スタンド30Cは、分電盤52から電力の供給を受け、車両に送電する電力ケーブル36を収容する充電ケーブル引出し/巻取り機構32と、制御ユニット38Cと、画像認識ユニット44,46とを含む。電力ケーブル36の先端には、充電コネクタ34が設けられている。充電コネクタ34は、充電インレット18に接続可能に構成されている。
図13は、実施の形態3において画像認識ユニットが配置される位置を示した図である。
図13を参照して、画像認識ユニット44は、カメラなどで取得した車両画像の画像認識を行なって、充電スタンドに対応して設けられた駐車スペースに駐車した車両の車種、車両の駐車向き、車両と充電スタンドとの距離を認識することができる。単独で配置しても良いが、好ましくは、画像認識ユニット44は、充電スタンドの内部に収容されている。
画像認識ユニット46は、車両の駐車スペースを挟んで、画像認識ユニット44と対向するように配置される。画像認識ユニットは、複数台であればさらに多く(3台以上)設けても良い。このように画像認識ユニットが複数台あれば、充電インレット位置をいずれかの画像認識ユニットで得られた画像に車両の充電インレットを直接とらえることができる。
再び図12を参照して、制御ユニット38Cは、充電インレットの位置情報を画像認識ユニットから受信する。そして、制御ユニット38Cは、受信した情報に基づいて適切な充電ケーブルの引出し量を決定する。たとえば、充電インレットの位置を画像認識しやすいように、充電インレットに目印となるマーク(たとえばQRコード(登録商標)など)を取り付けておいても良い。
充電ケーブル引出し/巻取り機構32は、制御ユニット38Cで決定したケーブル引出し量をモータの力で引出す。
図14は、充電スタンド30Cで実行されるケーブル引出し制御を説明するためのフローチャートである。図12、図14を参照して、充電したい(または家に給電する)車両10Cが充電スタンド30Cの前に駐車すると、ステップS81において充電スタンド30Cが車両10Cを検知する。制御ユニット38Cは、画像認識ユニット44および46を用いて車両10Cを検知する。画像認識ユニット44および46としては、たとえば通常のカメラや赤外線カメラなどを用いることができる。
続いて、ステップS82において、充電スタンド30Cの制御ユニット38Cは、画像認識ユニット44および46で取得された駐車車両を含む画像から、画像認識を行ない、充電インレットの位置を特定する。図13で説明したように、車両の両サイドの画像が2台の画像認識ユニットで得られるので、1台の画像認識ユニットの場合よりも直接充電インレットをカメラ等の視野にとらえることができる可能性が高まる。なお、さらに多くの画像認識ユニットを設けても良い。
続いて、ステップS83において、充電スタンドが適切な充電ケーブル引出し量を決定する。具体的には、制御ユニット38Cが、充電インレットの位置に基づいて充電ケーブル引出し量を決定する。
ステップS83において充電ケーブルの引出し量が決定された場合にはステップS84に処理が進む。
なお、ステップS83において、画像認識ユニット44および46が故障したり、取得した画像が不鮮明であったりして、充電インレット位置が検出できない場合には、前回駐車車両の引出し量を今回の引出し量として決定しても良い。
また、充電インレット位置が検出できない場合引出し量をユーザが直接指定できるように、入力部を設けても良い。入力部の例としては、たとえば、引出し量を数値として指定するボタンが考えられる。また入力部は、押しボタンが押されている間はモータが駆動してリールを回してケーブルが自動で引出されボタンを離すとリールの回転が停止してケーブルの引出し量が決定されるようなボタンであっても良い。
また、表示部などを設けて、車両との距離、駐車の向き、車種または充電インレットの位置などをユーザに問い合わせて、ユーザにタッチパネルなどに入力させるようにしても良い。
ステップS83の処理が終了すると続いてステップS84において、充電コネクタ34が充電スタンド30Cから取り出されたか否かが判断される。なお、充電コネクタ34は、図示しないが、未使用時には充電スタンド30Cの所定位置に収容されている。
ステップS84において、充電コネクタ34が所定位置から取り出されたことが検出された場合には、充電スタンドが適切な充電ケーブル引出し量を引出す。具体的には、制御ユニット38Cが図3に示したようなモータ322をステップS3で決定した引出し量に相当する回転角だけ回転させる。
なお、モータを使用せずに手動で引出す場合であっても良く、この場合には引出し量を超えるとリールが回転しないようにロックされる。
ステップS84で充電コネクタ34が取り出されていなかった場合には、ステップS85に処理が進む。ステップS85では車両が移動したか否かが判断される。車両が移動したか否かは、たとえば、画像認識ユニット44または46が取得した駐車車両の画像に基づいて決定することができる。
ステップS85において、車両の移動が検出された場合には、ステップS81に処理が戻り、再び画像認識ユニット44および46で取得された画像に基づいてステップS81〜S83の距離、車種、向きなどの情報認識および引出し量の決定処理が実行される。
一方ステップS85において、車両の移動が検出されなかった場合には、ステップS87において処理が終了する。車両が充電しないで駐車をするだけの場合もあるので、たとえば、ステップS84において、充電コネクタ34が所定時間超えても取り出されなかった場合にステップS84からステップS85に処理が進むようにしておけば、駐車のみである車両について処理を終了させることができる。
実施の形態3では、直接インレットの位置が分かるので、実施の形態1,2よりもさらに正確な引出し量を決定することができる。
[変形例]
実施の形態1〜3では充電コネクタが1種類である充電スタンドの例を説明したが、充電コネクタを複数種類搭載する充電スタンドも考えられる。たとえば、車両によっては、急速充電用インレットと通常充電用インレットとを有しているものもある。このような車両が来た場合には、急速充電用インレットに接続するコネクタを使用可能とし、通常の車両が来た場合には通常充電用コネクタを使用可能とすることができれば望ましい。
図15は、変形例の充電スタンドの構成を示したブロック図である。図15を参照して、充電スタンド30Dは、家庭の分電盤等から電力の供給を受け、車両に送電する電力ケーブル36A,36Bをそれぞれ収容する充電ケーブル引出し/巻取り機構32A,32Bと、制御ユニット38Dと、画像認識ユニット46Dとを含む。電力ケーブル36A,36Bの先端には、それぞれ充電コネクタ34A,34Bが設けられている。たとえば、充電コネクタ34Aは、急速充電インレットに接続可能に構成されており、充電コネクタ34Bは、通常充電インレットに接続可能に構成されている。
画像認識ユニット46Dは、カメラなどで取得した車両画像の画像認識を行なって、充電スタンドに対応して設けられた駐車スペースに駐車した車両の車種、車両の駐車向き、車両と充電スタンドとの距離を認識することができる。
制御ユニット38Dは、車種、車両駐車向き、車両との距離の情報を画像認識ユニットから受信する。そして、制御ユニット38Dは、受信した情報に基づいて適切な充電ケーブルの引出し量を決定する。また、認識された車種が急速充電に対応する車種であれば、ケーブル引出し/巻取り機構32Bは引出しを禁止する一方で、ケーブル引出し/巻取り機構32Aからケーブルが引出されるように制御を行なう。
この場合に、実施の形態1〜3のいずれかと組み合わせて、引出し量を決定しても良い。
図16は、変形例の充電スタンドに急速充電対応の車両が駐車した場合を示した図である。充電スタンド30Dからは、急速充電対応車が来た場合には、急速充電ケーブルが引出される。たとえば、ユーザが急速充電ケーブルを引出すようにこれを収容する収容部周辺のランプなどを点灯させたり、通常充電ケーブルを使用しないように収容部の蓋をロックして取り出せないようにしたりしても良い。
急速充電対応車か否かは、画像認識ユニットで認識しても良いが、通信などで車両からそのような情報を得ても良い。
図17は、変形例における充電コネクタの選択処理を説明するためのフローチャートである。図15、図17を参照して、まずステップS101において充電スタンド30Dが駐車車両を検知する。検知は、画像認識ユニットを使用しても良いが、各種のセンサなどで検出しても良い。
続いて、制御ユニット38Dは、ステップS102において車両タイプの特定を行なう。車両タイプの特定は、画像認識ユニット46Dで得られた画像に基づいて行なっても良いが、車両から車両タイプを示す情報を通信によって得ても良い。
続いて、ステップS103において駐車車両が急速充電対応車両であるか否かが判断される。ステップS103において、駐車車両が急速充電対応車両であった場合には、ステップS104において急速充電用ケーブルを引出すことが決定される。すなわち、通常充電よりも急速充電を優先して適用する。また、ステップS103において、駐車車両が急速充電対応車両でなかった場合には、ステップS105において通常充電用ケーブルを引出すことが決定される。
ステップS104またはステップS105の処理が終了すると、ステップS106でケーブルの選択処理が終了する。その後は、実施の形態1〜3のケーブル引出し量の決定処理が実行され、充電が行なわれる。なお、ケーブル引出し量の決定を行なわずに、使用可能なケーブルを選択する処理のみを行なっても良い。
変形例では、複数の充電コネクタが充電スタンドで使用可能である場合に、車両に対応した優先すべきコネクタを充電スタンドが自動的に判断して使用可能とするので、ユーザの便宜が向上する。
なお、変形例では急速充電用のインレットおよびコネクタについて例示したが、特に急速充電用に限定されなくても良い。たとえば複数のコネクタが規格化されている場合に、車種に対応する規格のコネクタを選択して使用可能とするように構成しても良い。
また、変形例では、急速充電/通常充電の選択について説明したが、さらに多くの充電方式から選択を行なうようにしても良い。たとえば、車両が、100Vの交流充電、200Vの交流充電、直流の急速充電、非接触充電のいずれも可能であった場合には、どの方式の充電を優先させるかを予め定めた情報を充電スタンド側で記憶しておいて、優先する方式を使用するようにしても良い。
最後に、本実施の形態1〜3について総括する。充電スタンド30A〜30Dは、車両に対する電力の送電または車両からの電力の受電を行なう。充電スタンド30A〜30Dは、充電スタンド30A〜30Dとの間で電力の送電または受電を行なおうとする車両に関する情報を取得する車両情報取得部と、車両情報取得部が取得した情報に基づいて電力ケーブル36の充電スタンド30A〜30Dからの引出し量を決定する制御ユニット38A〜38Dとを備える。
好ましくは、図2、図12、図15に示すように、車両情報取得部は、充電スタンド30A,30C,30Dを基準として定まる所定範囲に駐車した車両を認識する画像認識ユニット40,44,46,46Dを含む。
好ましくは、図9に示すように、車両情報取得部は、車両から送信された情報を受信する受信部(通信ユニット42)を含む。
好ましくは、図5〜図8で説明したように、制御ユニット38A〜38Dは、得られた車両に関する情報に基づき、充電スタンド30A〜30Dから車両のインレットまでの距離を算出し、算出したインレットまでの距離に基づいて引出し量を決定する。
好ましくは、制御ユニット38A〜38Dは、予め複数パターンの引出し量を記憶しており、情報に基づき複数パターンのうちのいずれの引出し量に該当するかを判断し、複数パターンの引出し量のうちから使用する引出し量を選択する。
好ましくは、制御ユニット38A〜38Dは、引出し量を情報に基づいて決定できない場合には、ユーザが指定する量を引出し量に決定する。
好ましくは、充電スタンド30A〜30D電力ケーブルを収容する収容部として充電ケーブル引出し/巻取り機構32,32A,32Bをさらに備える。制御ユニット38A〜38Dは、決定した引出し量が収容部から引出された場合、引出し量を超える電力ケーブルの引出しを抑制するように収容部を制御する。抑制は、収容リールを駆動するモータを停止させるのでも良く、収容リールが動かないようにロックをかけるのでも良い。
より好ましくは、図3に示すように、収容部(充電ケーブル引出し/巻取り機構32)は、電力ケーブルの余長を収容するリール321と、電力ケーブルをリールから引出すためのモータ322とを含む。制御ユニット38A〜38Dは、車両情報取得部が取得した車両に関する情報に基づいてモータを制御する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1A,1B,1C 電力送受電システム、10,10A,10B,10C 車両、12 電池、16 充電器、18 充電インレット、20,40,44,46,46D 画像認識ユニット、22,42 通信ユニット、30,30A〜30D 充電スタンド、32,32A,32B 巻取り機構、34,34A,34B 充電コネクタ、36,36A,36B 電力ケーブル、38,38A〜38D 制御ユニット、50 家、52 分電盤、321 リール、322 モータ。

Claims (8)

  1. 車両に対する電力の送電または車両からの電力の受電を行なう電力スタンドであって、
    前記電力スタンドとの間で電力の送電または受電を行なおうとする車両に関する情報を取得する車両情報取得部と、
    前記車両情報取得部が取得した前記情報に基づいて電力ケーブルの前記電力スタンドからの引出し量を決定する制御装置とを備える、電力スタンド。
  2. 前記車両情報取得部は、
    前記電力スタンドを基準として定まる所定範囲に駐車した車両を認識する車両認識部を含む、請求項1に記載の電力スタンド。
  3. 前記車両情報取得部は、
    車両から送信された前記情報を受信する受信部を含む、請求項1に記載の電力スタンド。
  4. 前記制御装置は、前記情報に基づき、前記電力スタンドから車両のインレットまでの距離を算出し、算出した前記インレットまでの距離に基づいて前記引出し量を決定する、請求項1に記載の電力スタンド。
  5. 前記制御装置は、予め複数パターンの引出し量を記憶しており、前記情報に基づき前記複数パターンのうちのいずれの引出し量に該当するかを判断し、前記複数パターンの引出し量のうちから使用する引出し量を選択する、請求項1に記載の電力スタンド。
  6. 前記制御装置は、前記引出し量を前記情報に基づいて決定できない場合には、ユーザが指定する量を前記引出し量に決定する、請求項1に記載の電力スタンド。
  7. 前記電力ケーブルを収容する収容部をさらに備え、
    前記制御装置は、決定した前記引出し量が前記収容部から引出された場合、前記引出し量を超える前記電力ケーブルの引出しを抑制するように前記収容部を制御する、請求項1に記載の電力スタンド。
  8. 前記収容部は、
    前記電力ケーブルの余長を収容するリールと、
    前記電力ケーブルを前記リールから引出すためのモータとを含み、
    前記制御装置は、前記車両情報取得部が取得した車両に関する情報に基づいて前記モータを制御する、請求項7に記載の電力スタンド。
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