JP2014023209A - 界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造装置及びその製造方法 - Google Patents

界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造装置及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】磁石体の割断時にコーティングが切断されずに残ることを防止できる界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造装置を提供する。
【解決手段】外面にコーティング34が施された磁石体30を複数の割断予定部位で割断する界磁極用磁石体80を構成する磁石片31の製造装置であって、磁石体30の割断前に、割断予定部位に沿って磁石体30の一方の面に切り込み33を形成する形成手段51と、磁石体30の割断前に、割断予定部位に沿って磁石体30の一方の面と対向する他方の面にコーティング34の厚み以上の深さの切り込み36を形成することでコーティング34を切断する切断手段61と、2つの載置台41、42間に配置される磁石体30を割断予定部位の他方の面を押圧することで磁石体30を割断する割断手段43と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、永久磁石回転電機に配設される界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造装置及びその製造方法に関するものである。
永久磁石埋込型回転電機のロータコアに配設される界磁極用磁石体として、板状の磁石体(以下、単に「磁石体」と示す)を割断して複数の磁石片とし、この複数の磁石片同士を接着することによって形成した界磁極用磁石体が知られている。このような界磁極用磁石体は、複数の磁石片で形成されるため個々の磁石片の体積を小さくすることができ、ロータの回転による磁界の変動によって磁石片に発生する渦電流を低減させることができる。これにより、渦電流の発生に伴う界磁極用磁石体の発熱を抑制し、不可逆な熱減磁を防止することができる。
特許文献1は、割断予定線に沿って切り込みを設けた磁石体を、割断予定線と垂直方向の両端部において磁石体を支持するダイに載置し、割断予定線の上部を下方へとパンチによって押し込むことで、磁石体を割断予定線に沿って割断して複数の磁石片を製造することを開示している。
特開2009−142081公報
上記のようにして割断された磁石片は、磁石体の幅方向両側から搬送爪によって挟持され、未割断の磁石体から離間する方向へと搬送される。ここで、磁石体には、錆びの発生や劣化などを抑制するため、予めコーティングが施されている。コーティングは、磁石体の切り込み加工時に切り込みに沿って切断されるが、切り込みが加工されていない側の面においてはコーティングが切断されずに残る。
これにより、磁石体を割断予定線に沿って割断した場合にコーティングの部分だけ切断されず、割断後の搬送時に磁石片とともに未割断の磁石体まで搬送されてしまうことがあり、この場合、搬送不具合と判断されて生産設備が一時停止してしまう。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたものであり、磁石体の割断時にコーティングが切断されずに残ることを防止できる界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造装置を提供することを目的とする。
本発明のある態様によれば、外面にコーティングが施された磁石体を複数の割断予定部位で割断する界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造装置が提供される。この製造装置は、磁石体の割断前に、割断予定部位に沿って磁石体の一方の面に切り込みを形成する形成手段と、磁石体の割断前に、割断予定部位に沿って磁石体の一方の面と対向する他方の面にコーティングの厚み以上の深さの切り込みを形成することでコーティングを切断する切断手段と、2つの載置台間に配置される磁石体を割断予定部位の他方の面を押圧することで磁石体を割断する割断手段と、を備える。
上記態様によれば、磁石体の割断時にコーティングが切断されずに残ることを防止できるので、磁石片を搬送する際に未割断の磁石体がともに搬送されることを防止することができる。よって、搬送不具合によって生産設備が一時停止してしまうことを防止することができる。
本実施形態における製造装置によって製造された磁石片から構成される界磁極用磁石体を適用した永久磁石型電動機の主要部の構成を示す概略構成図である。 図1Aの永久磁石型電動機のI−I断面を示す断面図である。 界磁極用磁石体の構成を示す構成図である。 磁石体のコーティングについて説明した図である。 磁石体の溝加工について説明した図である。 磁石体の割断について説明した図である。 レーザ加工の様子を示した図である。 磁石片の製造装置の割断工程を示した図である。 磁石片の製造装置の割断工程を示した図である。 割断用切り込み及び切断用切り込みが形成された磁石体を示す図である。 コーティング切断用の切り込みを形成する工程を示した図である。 コーティング切断用の切り込みを形成する工程を示した図である。 コーティング切断用の切り込みを形成する工程を示した図である。 磁石片の製造装置の製造工程を示す図である。
以下では図面を参照して本発明の実施の形態について詳しく説明する。
図1A及び図1AのI−I断面を示す図1Bは、本実施形態における製造装置によって製造された磁石片から構成される界磁極用磁石体80を適用した永久磁石埋込型回転電機A(以下、単に「回転電機A」という)を示している。
回転電機Aは、ケーシングの一部を構成する円環形のステータ10と、このステータ10と同軸的に配置された円柱形のロータ20とから構成される。
ステータ10は、ステータコア11と、複数のコイル12とから構成され、複数のコイル12はステータコア11に軸心Oを中心とした同一円周上に等角度間隔で形成されるスロット13に収設される。
ロータ20は、ロータコア21と、ロータコア21と一体的に回転する回転軸23と、複数の界磁極用磁石体80とから構成され、複数の界磁極用磁石体80は軸心Oを中心とした同一円周上に等角度間隔で形成されるスロット22に収設される。
ロータ20のスロット22に収設される界磁極用磁石体80は、図2に示すように、複数の磁石片31を一列に整列させた磁石片31の集合体として構成される。磁石片31は、長方形の上下面を有する板状の磁石体30(図3A)を長方形の短辺方向に沿って割断して製造される。界磁極用磁石体80は、分割された複数の磁石片31の割断面同士を樹脂32により接着して構成される。使用される樹脂32は、例えば、UV硬化型接着剤や2液室温硬化型接着剤等であり、隣接する磁石片31同士を電気的に絶縁する。これにより、作用する磁界の変動により磁石片31に発生する渦電流を個々の磁石片31内に留めることで低減させ、渦電流に伴う界磁極用磁石体80の発熱を抑制して、不可逆な熱減磁を防止することができる。
次に、図3A〜図3Cを参照して板状の磁石体30から複数の磁石片31を製造する過程について説明する。
磁石体30は、原料を成形及び焼結した上で、機械加工が施されて板状の磁石体30となる。この磁石体30の外面には、錆び等の劣化を抑制する目的でコーティング34が施される(図3A)。
続いて、磁石体30の割断しようとする部位に割断用切り込み33を形成する(図3B)。設ける割断用切り込み33は、表面からの深さが深いほど、また、割断用切り込み33の先端の尖りが鋭いほど、磁石片31として割断した場合の割断面35の平面度が向上する。
割断用切り込み33は、例えば、レーザ加工によって形成される。図4は、磁石体30を長手方向一方側から見た場合のレーザ加工の様子を示す図である。図4に示すように、割断用切り込み33は、レーザ光を照射する発振器51を磁石体30の割断予定部位に沿って磁石体30の幅方向に動かすことで、磁石体30の下面(図4上面)に形成される。
なお、割断用切り込み33が形成される際、磁石体30の表面に施されているコーティング34も同時に切り込まれる。
続いて、割断用切り込み33を下にした状態で割断用切り込み33のない側から割断用切り込み33に対応する位置を後述するパンチによって下方へ押圧することで、磁石体30が割断用切り込み33に沿って割断され、割断面35が形成されて複数の磁石片31となる(図3C)。
図5A及び図5Bは、図3Cに示す割断工程を行う磁石片31の製造装置100の概略を示す構成図である。
磁石片31の製造装置100は、一対のダイ41、42間に磁石体30を架け渡した状態で固定し、架け渡した部分に上部からパンチ43を下降させて、磁石体30を3点曲げにより割断する装置である。磁石片31の製造装置100は、磁石体30を架け渡して載置する下型としての一対のダイ41、42と、磁石体30の架け渡した部分を押し込むことで磁石体30を割断させるパンチ43と、一対のダイ41、42の上方であってパンチ43の両側に配置されパンチ43とともに上下方向に移動する磁石押さえ44、45と、一対のダイ41、42間に配置されバネ47aによって常に上向きに付勢されるダイクッション47と、を備える。
パンチ43は、一対のダイ41、42に架け渡された磁石体30の上面を下方へ押圧することで磁石体30を割断させる。パンチ43は、先端が一対のダイ41、42間の中間に位置するように位置決めされており、例えばサーボプレス、機械プレス、油圧プレスなどによって上下方向に駆動される。
磁石押さえ44、45は、磁石体30に当接する板部44a、45aと板部44a、45aを吊り下げるバネ44b、45bとから構成される。磁石押さえ44、45は、パンチ43が下降するのに伴って下降し、板部44a、45aが磁石体30に当接した後はバネ力によって板部44a、45aを磁石体30に押し付ける。ダイクッション47は、パンチ43が磁石体30を下方へと押圧するのに応じてバネ力に抗して下降し、パンチ43が上方へ戻るとバネ力によって上昇する。
磁石片31の製造装置100は以上のように構成され、割断用切り込み33を設けた磁石体30を一対のダイ41、42の上面に架け渡して載置する。なお、磁石体30は、割断させたい所望の位置、即ち、割断予定部位に予め設ける割断用切り込み33が、ダイ41、42側に対面する側に位置するように、一対のダイ41、42上に載置される。
そして、例えばサーボ機構を用いて、磁石体30を搬送方向に搬送し、割断予定部位としての割断用切り込み33が一対のダイ41、42間の中間に位置するように磁石体30を位置合わせする(図5A)。この状態で、パンチ43を下降させることでパンチ43が割断用切り込み33の裏側を下方へと押圧し、パンチ43及び一対のダイ41、42の3点曲げにより磁石体30は割断用切り込み33に沿って割断される(図5B)。
ところで、磁石体30の割断時、図5Bに示すように、磁石体30の外面に施されているコーティング34が切断されずに残る場合がある。磁石体30の下面では、割断用切り込み33が形成される際にコーティング34も切断されているので残ることはない。しかし、磁石体30の上面には割断用切り込み33がなく、さらに割断時には磁石片31と未割断の磁石体30とがほとんど離間しないので、コーティング34を切断する力が作用しにくい。
これにより、割断された磁石片31と未割断の磁石体30とがコーティング34によって繋がった状態となる。この場合、割断された磁石片31を幅方向両側から搬送爪(不図示)によって挟持して搬送方向へと搬送すると、未割断の磁石体30が磁石片31とともに搬送されてしまう。これにより、搬送不具合が生じて設備が一時停止してしまう。
そこで、本実施形態では、磁石体30の割断前に、磁石体30の上面に切断用切り込み36を形成してコーティング34を予め切断しておく。
図6は、磁石体30の割断前に磁石体30に形成される割断用切り込み33を示した図であり、破線は割断予定部位を示している。磁石体30の下面の割断用切り込み33は、図3Bを参照して説明したように、磁石体30の割断を円滑に行うために形成される。
この割断用切り込み33に加えて、磁石体30の上面には、割断予定部位に沿ってコーティング34を切断するための切断用切り込み36が形成される。切断用切り込み36の深さは、塗付されているコーティング34を切断して磁石体30の素地が出る程度の深さに設定される。すなわち、切断用切り込み36の深さはコーティング34の厚みより深く設定される。
図7A〜図7Cは、切断用切り込み36を形成する工法について示した図である。
図7Aに示すように、切断用切り込み36は、レーザ加工によって形成される。このレーザ加工は、図4に示した割断用切り込み33の形成時と同様の装置によって行われる。すなわち、レーザ光を照射する発振器61を磁石体30の割断予定部位に沿って磁石体30の幅方向に動かすことで、磁石体30の上面に切断用切り込み36が形成される。これにより、磁石体30の上面に存在するコーティング34が切断される。
また、図7Bに示すように、切断用切り込み36は、回転砥石62によるスライス加工によって形成することができる。この場合、磁石体30の割断予定部位に沿って磁石体30の幅方向に回転砥石62を矢印で示す方向に回転させながら移動させることで、磁石体30の上面に切断用切り込み36が形成され、同時にコーティング34が切断される。
また、図7Cに示すように、切断用切り込み36は、針状部材63による引っかき加工によって形成することができる。この場合、針状部材63の先端を磁石体30の割断予定部位に押し当て、磁石体30の幅方向に針状部材63を移動させて磁石体30の上面を引っかくことで、磁石体30の上面に切断用切り込み36が形成され、同時にコーティング34が切断される。針状部材63は、例えば、ガラス切りなどである。
次に、コーティング34が施された磁石体30が投入されてから割断されるまでの工程例について図8を参照して説明する。なおここでは、図7Aに示したレーザ加工を例に挙げて説明するが、図7B又は図7Cに示した工法を用いてもよい。
初めに、比較例について説明する。
素材投入工程では、外面にコーティング34が施された素材としての磁石体30が所定の位置に載置される。続く搬送工程では、磁石体30がレーザ溝加工を行う位置まで搬送される。レーザ溝加工工程では、図4に示すように、磁石体30の下面に割断用切り込み33が形成される。続く搬送工程では、磁石体30が割断装置100のダイ41、42まで搬送される。割断工程では、図5A及び図5Bに示すように、磁石体30が割断される。
次に、本実施形態の工程例1について説明する。
素材投入工程では、外面にコーティング34が施された素材としての磁石体30が所定の位置に載置される。続く搬送工程では、磁石体30がコーティング切断加工を行う位置まで搬送される。コーティング切断加工工程では、図7Aに示すように、磁石体30の上面に切断用切り込み36が形成される。続く搬送工程では、磁石体30がレーザ溝加工を行う位置まで搬送される。レーザ溝加工工程では、図4に示すように、磁石体30の下面に割断用切り込み33が形成される。続く搬送工程では、磁石体30が割断装置100のダイ41、42まで搬送される。割断工程では、図5A及び図5Bに示すように、磁石体30が割断される。
すなわち、工程例1では、コーティング切断加工はレーザ溝加工を行う前に行われる。
次に、本実施形態の工程例2について説明する。
素材投入工程は、工程例1と同一である。続く搬送工程では、磁石体30がレーザ溝加工を行う位置まで搬送される。レーザ溝加工工程は、工程例1と同一である。続く搬送工程では、磁石体30がコーティング切断加工を行う位置まで搬送される。コーティング切断加工工程は、工程例1と同一である。続く搬送工程では、磁石体30が割断装置100のダイ41、42まで搬送される。割断工程は、工程例1と同一である。
すなわち、工程例2では、コーティング切断加工はレーザ溝加工を行った後に行われる。
次に、本実施形態の工程例3について説明する。
素材投入工程は、工程例1と同一である。続く搬送工程では、磁石体30がレーザ溝加工を行う位置まで搬送される。レーザ溝加工工程では、図4に示すように、磁石体30の下面に割断用切り込み33が形成されるとともに、図7Aに示すように、磁石体30の上面に切断用切り込み36が形成される。続く搬送工程では、磁石体30が割断装置100のダイ41、42まで搬送される。割断工程は、工程例1と同一である。
すなわち、工程例3では、コーティング切断加工はレーザ溝加工と同一の工程において行われる。
次に、本実施形態の工程例4について説明する。
素材投入工程は、工程例1と同一である。続く搬送工程では、磁石体30がレーザ溝加工を行う位置まで搬送されるとともに、搬送中に磁石体30の上面に切断用切り込み36が形成される。レーザ溝加工工程は、工程例1と同一である。続く搬送工程では、磁石体30が割断装置100のダイ41、42まで搬送される。割断工程は、工程例1と同一である。
すなわち、工程例4では、コーティング切断加工はレーザ溝加工前の搬送中に行われる。
次に、本実施形態の工程例5について説明する。
素材投入工程は、工程例1と同一である。続く搬送工程では、磁石体30がレーザ溝加工を行う位置まで搬送される。レーザ溝加工工程は、工程例1と同一である。続く搬送工程では、磁石体30が割断装置100のダイ41、42まで搬送されるとともに、搬送中に磁石体30の上面に切断用切り込み36が形成される。割断工程は、工程例1と同一である。
すなわち、工程例5では、コーティング切断加工はレーザ溝加工後の搬送中に行われる。
以上の実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
磁石体30の割断前に、割断予定部位に沿って磁石体30の上面にコーティング34の厚みより深い切り込みを形成してコーティング34を切断するので、割断後に磁石片31と未割断の磁石体30とがコーティング34によって繋がったままとなることを防止することができる。よって、磁石片31の搬送不具合によって生産設備が一時停止してしまうことを防止することができる。
さらに、コーティング切断加工はレーザ溝加工より前又は後に行われるので、素材投入から割断までの間にコーティング34を切断しておくことができ、磁石片31の搬送不具合によって生産設備が一時停止してしまうことを防止することができる。
さらに、コーティング切断加工はレーザ溝加工より前又は後の搬送中に行うので、コーティング切断加工のために搬送を停止させる必要がなく、その分だけ磁石片31の製造に要するリードタイムが増加することを防止することができる。
さらに、レーザ溝加工とコーティング切断加工とを同一の工程で行うので、コーティング切断加工を行うための新たなスペースを必要とすることなく、既存の設備を使用しながらより確実に磁石片31の搬送不具合による生産設備の一時停止を防止することができる。
さらに、切断用切り込み36はレーザ加工によって形成されるので、割断用切り込み33の形成時に使用する発振器51を共用化することができ、切断用切り込み36を形成するために新たに要する設備投資を削減することができる。
さらに、切断用切り込み36は回転砥石62によるスライス加工によって形成されるので、割断用切り込み33をより安価な設備で形成することができ、切断用切り込み36を形成するために新たに要する設備投資を削減することができる。
さらに、切断用切り込み36は針状部材63による引っかき加工によって形成されるので、割断用切り込み33をさらに安価な設備で形成することができ、切断用切り込み36を形成するために新たに要する設備投資を削減することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例を示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
30 磁石体
31 磁石片
33 切り込み
34 コーティング
36 切り込み
41 ダイ(載置台)
42 ダイ(載置台)
43 パンチ(割断手段)
51 発振器(形成手段)
61 発振器(切断手段)
80 界磁極用磁石体

Claims (9)

  1. 外面にコーティングが施された磁石体を複数の割断予定部位で割断する界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造装置であって、
    前記磁石体の割断前に、前記割断予定部位に沿って前記磁石体の一方の面に切り込みを形成する形成手段と、
    前記磁石体の割断前に、前記割断予定部位に沿って前記磁石体の前記一方の面と対向する他方の面に前記コーティングの厚み以上の深さの切り込みを形成することで前記コーティングを切断する切断手段と、
    2つの載置台間に配置される前記磁石体を前記割断予定部位の前記他方の面を押圧することで前記磁石体を割断する割断手段と、
    を備えることを特徴とする界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造装置。
  2. 請求項1に記載の界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造装置であって、
    前記切断手段は、前記形成手段による切り込みの形成より前に前記コーティングを切断する、
    ことを特徴とする界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造装置。
  3. 請求項1に記載の界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造装置であって、
    前記切断手段は、前記形成手段による切り込みの形成より後に前記コーティングを切断する、
    ことを特徴とする界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造装置であって、
    前記切断手段は、前記磁石体を前記載置台へと搬送する搬送中に前記コーティングを切断する、
    ことを特徴とする界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造装置。
  5. 請求項1に記載の界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造装置であって、
    前記切断手段は、前記形成手段による切り込みの形成と同一の工程で前記コーティングを切断する、
    ことを特徴とする界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造装置であって、
    前記切断手段は、レーザ加工によって前記コーティングを切断する、
    ことを特徴とする界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造装置であって、
    前記切断手段は、回転砥石によるスライス加工によって前記コーティングを切断する、
    ことを特徴とする界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造装置であって、
    前記切断手段は、針状部材による引っかき加工によって前記コーティングを切断する、
    ことを特徴とする界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造装置。
  9. 外面にコーティングが施された磁石体を複数の割断予定部位で割断する界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造方法であって、
    前記磁石体の割断前に、前記割断予定部位に沿って前記磁石体の一方の面に切り込みを形成する工程と、
    前記磁石体の割断前に、前記割断予定部位に沿って前記磁石体の前記一方の面と対向する他方の面に前記コーティングの厚み以上の深さの切り込みを形成することで前記コーティングを切断する工程と、
    2つの載置台間に配置される前記磁石体を前記割断予定部位の前記他方の面を押圧することで前記磁石体を割断する工程と、
    を含むことを特徴とする界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造方法。
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