JP2014022763A - A/d変換器、a/d変換方法 - Google Patents

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輝幸 岩下
Mitsutoshi Sugawara
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Abstract

【課題】消費電力の低減と低電圧時の高速動作を実現し、かつ面積の増大を抑えた逐次比較型A/D変換器を提供すること
【解決手段】サンプリング回路は、アナログ信号VAINをサンプリングし、サンプリング値と逐次比較制御信号に応じた比較用信号を生成するとともに、基準信号を生成する。コンデンサ308〜311はノード336と接続し、コンデンサ312はノード337と接続する。サンプリングモード時にはアナログスイッチ328をONにしてノード336とGNDを接続し、アナログスイッチ329をONにしてノード337とVDDを接続する。サンプリングモード時にはアナログスイッチ332をOFFにする。サンプリングモードの終了時には全てのスイッチをOFFにし、その後にアナログスイッチ332をONにして比較用信号を生成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、A/D変換器及びA/D変換方法に関する。
一般的な逐次比較型A/D(Analog/Digital)変換器は、コンパレータの2入力のうち、一方の入力側のノードを中間電位に設定するバイアス回路を備える。この中間電位は、たとえば1/2*VDDである。サンプリングモードの場合、この中間電位は、アナログスイッチを介してコンパレータに接続する共通ノードに供給される。
ここでサンプリングにかかる時間は、サンプリング容量と、バイアス回路の出力抵抗と、コンパレータと接続するアナログスイッチのオン抵抗と、の時定数により定まる。そのため、サンプリング処理を高速化したい場合、バイアス回路の出力抵抗値を下げて電流能力を上げる必要がある。さらに上述のアナログスイッチは、低電圧になるに従ってオン抵抗が増大する特性を持っている。以上より、逐次比較型A/D変換器の低消費電力化や低電圧時の高速化が困難であった。
特許文献1には、上述のバイアス回路を持たない逐次比較型A/D変換器の一態様を示している。特許文献1にかかる逐次比較型A/D変換器は、バイアス回路に代わり、コンパレータの一方の入力側に接続するバイアス調整用コンデンサを設けるとともに、当該コンデンサをサンプリングモード時と比較モード時で異なる電位に切り替えるアナログスイッチを有する。当該構成は、バイアス回路及びコンパレータと接続するアナログスイッチを有さないため、消費電力の低減と低電圧時の高速動作を実現することができる。
特許文献2には、出力電圧範囲を調整可能なデジタルアナログ変換器の一態様が開示されている。特許文献2の図1等には、電荷再配分によりコンパレータ入力のリファレンス側を電圧振幅することが記載されている。当該構成(図2)においてもバイアス調整用のコンデンサC12、C34、C36が設けられている。
特開2000−201077号公報 特開2006−311144号公報
特許文献1に記載の逐次比較型A/D変換器は、上述のようにバイアス調整用のコンデンサを備える。しかしながら、バイアス調整用のコンデンサを追加したため、コンデンサアレイ部の面積が増大する。特許文献2に記載のデジタルアナログ変換器もバイアス調整用コンデンサ(特許文献2図2におけるC12、C34、C36)が必要な構成である。すなわち特許文献2に記載の構成も面積増大が問題となる構成である。
すなわち上述の技術では、消費電力の低減と低電圧時の高速動作を実現し、かつ面積の増大を抑えた逐次比較型A/D変換器を提供することが出来なかった。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の態様によれば、逐次比較型A/D変換器は、アナログ信号VAINをサンプリングし、サンプリング値及び逐次比較制御信号に基づく比較用信号を生成するとともに、基準信号を生成するサンプリング回路を有する。前記サンプリング回路はアナログ信号の電荷を保持するM+N個(M、Nは1以上の整数)の容量素子と、M個の容量素子の一端と接続する第1ノードと第1電圧端子との間に設けた第1スイッチと、N個の容量素子の一端と接続する第2ノードと第2電圧端子との間に設けた第2スイッチと、前記第1ノードと前記第2ノードを接続する第3スイッチと、を有する。サンプリングモードの際に前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを閉状態するとともに前記第3スイッチを開状態とし、前記サンプリングモードの終了後に全てのスイッチを開状態にした後に前記第3スイッチを閉状態にして前記比較用信号を生成する。
前記一実施の態様によれば、消費電力の低減と低電圧時の高速動作を実現し、かつ面積の増大を抑えた逐次比較型A/D変換器及びA/D変換方法を提供することが出来る。
特許文献1にかかる逐次比較型A/D変換器の構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる逐次比較型A/D変換器の構成(サンプリングモード時)を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる逐次比較型A/D変換器の構成(逐次比較モード時)を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる逐次比較型A/D変換器の構成を示すブロック図である。 実施の形態2にかかる逐次比較型A/D変換器の構成(サンプリングモード時)を示すブロック図である。 実施の形態2にかかる逐次比較型A/D変換器の構成(逐次比較モード時)を示すブロック図である。 実施の形態3にかかる逐次比較型A/D変換器の構成を示すブロック図である。
まず本実施の形態にかかる逐次比較型A/D変換器300の比較対象となる特許文献1にかかる逐次比較型A/D変換器100の構成について説明する。図1は、特許文献1にかかる逐次比較型A/D変換器100の構成を示すブロック図である。当該逐次比較型A/D変換器100は、一般的な構成(コンパレータ、逐次比較制御回路134等)に加えてバイアス調整用コンデンサ106、バイアス調整用コンデンサ107、セレクタ128、セレクタ129、アナログスイッチ130、及びアナログスイッチ131を有する。アナログスイッチ130及びアナログスイッチ131は、共通ノード132及び133とGNDをそれぞれ接続するスイッチである。
サンプリングモードの場合、アナログ入力電圧VAINは、セレクタ118〜122を介してコンデンサ108〜112に接続される。他のコンデンサ113〜117、106、107はサンプリング時にセレクタ123〜127、セレクタ128、セレクタ129を介してGNDに接続される。共通ノード132及び133は、サンプリングモード時にアナログスイッチ130及び131を介してGNDに接続される。サンプリングモードの際の各コンデンサの電荷を以下に示す。
サンプリングモード時のコンデンサ108〜112、コンデンサ106の電荷はそれぞれ以下の式(1)、(2)で示される。また、式(1)、(2)を加算することによりサンプリング側の電荷を算出できる。サンプリング側の電荷は以下の式(3)のように示される。なお以下の記載において、サンプリング電圧を生成する回路群をサンプリング側とも呼称し、リファレンス電圧を生成する回路群をリファレンス側とも呼称する。
コンデンサ108〜112の電荷= (1+1+2+4+8)*(VAIN−GND)=16C*VAIN ・・・(1)
コンデンサ106の電荷=8C*(GND−GND)=0 ・・・(2)
全電荷Qs0=16C*VAIN ・・・(3)
コンデンサ113〜117、コンデンサ107の電荷はそれぞれ以下の式(4)、(5)で示される。また、式(4)、(5)を加算することによりリファレンス側の電荷を算出できる。リファレンス側の電荷は以下の式(6)のように示される。
コンデンサ113〜117の電荷= (1+1+2+4+8)*(GND−GND)=0 ・・・(4)
コンデンサ107の電荷=8C*(GND−GND)=0 ・・・(5)
全電荷Qr0=0 ・・・(6)
次に逐次比較モードの場合について説明する。逐次比較モードの場合、アナログスイッチ130及び131は切り離される。セレクタ118〜122は、逐次比較制御回路134からの制御信号に応じて、基準電位VRまたはGNDに接続する。コンデンサ106及び107は、セレクタ128及び129を介してVDDに接続される。コンデンサ113〜117は、セレクタ123〜127を介してGNDに接続する。ここで、逐次比較モードの際の共通ノード132の電圧をVCM1、共通ノード133の電圧をVCM2とする。
逐次比較モード時のコンデンサ108〜112、コンデンサ106の電荷はそれぞれ以下の式(7)、(8)で示される。また、式(7)、(8)を加算することによりサンプリング側の電荷を算出することができる。サンプリング側の電荷は以下の式(9)のように示される。
コンデンサ108〜112の電荷= (1+1+2+4+8)*(VR−VCM1) ・・・(7)
コンデンサ106の電荷=8C*(VDD−VCM1) ・・・(8)
全電荷Qs1=16C*(VR−1.5*VCM1+0.5*VDD) ・・・(9)
電荷保存則により、サンプリングモード時の電荷と逐次比較モード時の電荷は等しくなる。電荷保存則(式(10))を用いることにより、VCM1は以下の(11)のように示される。
16C*VAIN=16C・(VR−1.5*VCM1+0.5*VDD)・・・(10)
VCM1=(2/3)*(VR−VAIN)+ (1/3)*VDD ・・・(11)
セレクタ118〜122は、逐次比較制御回路134からの制御信号に応じて、基準電位VRまたはGNDと接続する。すなわち、基準電位VRと接続するコンデンサの数が変動する。これにより実行的な基準電圧が変動する。ここで実行的な基準電圧をVR0とする。
VR0=VR*N/16C (Nは1C〜16Cの間で制御される)・・・(12)
式(11)内のVRをVR0に置き換えた式(13)を示す。
VCM1=2/3(VR0−VAIN)+1/3*VDD ・・・(13)
次に、逐次比較モード時のコンデンサ113〜117、コンデンサ107の電荷はそれぞれ以下の式(14)、(15)で示される。また、式(14)、(15)を加算することによりリファレンス側の電荷を算出できる。リファレンス側の電荷は以下の式(16)のように示される。
コンデンサ113〜117電荷 =16C*(GND−VCM2)=0 ・・・(14)
コンデンサ107の電荷=8C*(VDD−VCM2)=0 ・・・(15)
全電荷Qr1=16C*(0.5*VDD−1.5*VCM2)・・・(16)
電荷保存則により、サンプリングモード時の電荷と逐次比較モード時の電荷は等しくなる。電荷保存則(式(17))を用いることにより、VCM2は以下の(18)のように示される。
0=16C*(0.5*VDD−1.5*VCM2)・・・(17)
VCM2=1/3・VDD ・・・(18)
以上が特許文献1に記載の構成及び各動作モード時の電荷状態である。
<実施の形態1>
続いて、図面を参照して本実施の形態にかかる逐次比較型A/D変換器の構成について説明する。図2は、本実施の形態にかかる逐次比較型A/D変換器300の構成を示すブロック図である。逐次比較型A/D変換器300は、はじめにサンプリングモードでの動作を行い、その後に逐次比較モードでの動作を行う。図2は、本実施の形態にかかる逐次比較型A/D変換器のサンプリングモードでの各スイッチ等の状態を示す図である。
逐次比較型A/D変換器300は、アナログ入力側コンデンサアレイ302と、基準入力側コンデンサアレイ303と、コンパレータ回路304と、逐次比較制御回路305と、セレクタ318〜322と、セレクタ323〜327と、アナログスイッチ328と、アナログスイッチ329と、アナログスイッチ330と、アナログスイッチ331と、アナログスイッチ332と、アナログスイッチ333と、を有する。
図2に示すように、アナログ入力側コンデンサアレイ302と、基準入力側コンデンサアレイ303と、セレクタ318〜322と、セレクタ323〜327と、アナログスイッチ328と、アナログスイッチ329と、アナログスイッチ330と、アナログスイッチ331と、アナログスイッチ332と、アナログスイッチ333と、をサンプリング回路とも呼称する。
コンパレータ回路304は、入力電圧信号VCM1とVCM2を比較し、比較結果を逐次比較制御回路305に通知する。コンパレータ回路304の構成は、一般的な逐次比較型A/D変換器に用いられる構成であればよい。
逐次比較制御回路305は、内部に逐次比較レジスタを有する。逐次比較制御回路305は、コンパレータ回路304の比較処理に応じて逐次比較レジスタを更新するとともに、算出したデジタル値を任意の処理部に供給する。逐次比較制御回路305は、逐次比較の結果に応じて各セレクタの接続先を指示する制御信号346を出力する。逐次比較制御回路305は、一般的な逐次比較型A/D変換器に用いられる構成であればよい。
アナログスイッチ328(第1スイッチ)は、ノード336(第1ノード)をGNDに接続するスイッチである。アナログスイッチ329(第2スイッチ)は、ノード337(第2ノード)をVDDに接続するスイッチである。アナログスイッチ332(第3スイッチ)は、ノード336とノード337を接続するスイッチである。アナログスイッチ330(第4スイッチ)は、ノード338(第3ノード)をGNDに接続するスイッチである。アナログスイッチ331(第5スイッチ)は、ノード339(第4ノード)をVDDに接続するスイッチである。アナログスイッチ333(第6スイッチ)は、ノード338とノード339を接続するスイッチである。
アナログ入力側コンデンサアレイ302は、4ビットに重みづけされたコンデンサ308〜312をアレイ状に整列させたものである。詳細には、コンデンサ308及び309は基準容量値(1C)を有するコンデンサであり、コンデンサ310は容量値2Cを有するコンデンサであり、コンデンサ311は容量値4Cを有するコンデンサであり、コンデンサ312は容量値8Cを有するコンデンサである。コンデンサ308〜312の一端はセレクタ318〜322にそれぞれ接続する。コンデンサ308〜312の他端は、ノード336に接続する。コンデンサ312の他端は、ノード337に接続する。このように、アナログ入力側コンデンサアレイ302内のM個(図2では4つ、Mは1以上の整数)のコンデンサをノード336に接続し、アナログ入力側コンデンサアレイ302内のN個(図2では1つ、Nは1以上の整数)のコンデンサをノード337に接続している。
セレクタ318〜322は、逐次比較制御回路305から出力される制御信号346に応じて、VAIN(アナログ入力信号)端子340、VR(基準電源)端子341、GND(グランド)端子342のいずれかと、コンデンサ308〜312と、をそれぞれ接続する。図2は前述のようにサンプリング中の状態を示す図であるため、セレクタ318〜322は、コンデンサ308〜312をGND端子342に接続する。VR端子341は、アナログ入力信号VAINをデジタル値に変換する際に基準となる電源の端子である。基準電源の電圧範囲は、一般的に電源電圧と同じかそれ以下である。
基準入力側コンデンサアレイ303は、4ビットに重みづけされたコンデンサ313〜317をアレイ状に整列させたものである。詳細には、コンデンサ313及び314は基準容量値(1C)を有するコンデンサであり、コンデンサ315は容量値2Cを有するコンデンサであり、コンデンサ316は容量値4Cを有するコンデンサであり、コンデンサ317は容量値8Cを有するコンデンサである。セレクタ323〜327は、コンデンサ313〜317の一端と、GND端子342とをそれぞれ接続する。コンデンサ313〜316の他端は、ノード338と接続する。コンデンサ317の他端は、ノード339と接続する。このように、基準入力側コンデンサアレイ303内のO個(図2では4つ、Oは1以上の整数)をノード338に接続し、基準入力側コンデンサアレイ303内のP個(図2では1つ、Pは1以上の整数)をノード339に接続している。
図2を参照して、サンプリングモード時の各スイッチの動作、及び各ノードの電荷について説明する。アナログ入力電圧VAINは、セレクタ318〜322を介してコンデンサ308〜312に接続される。他のコンデンサ313〜317は、セレクタ323〜327を介してGNDと接続する。ノード336及び338は、アナログスイッチ328及び330によりGNDに接続される。ノード337及び339は、アナログスイッチ329及び331によりVDD(電源電圧)端子343に接続される。アナログスイッチ332及び333は、オフ状態である。
サンプリングモード時のサンプリング側(コンデンサ308〜311、コンデンサ312)の電荷はそれぞれ以下の式(31)、(32)で示される。
コンデンサ308〜311の電荷=8C*(VAIN−GND)=8C*VAIN・・・(31)
コンデンサ312の電荷=8C*(VAIN−VDD)・・・(32)
サンプリングモード時のリファレンス側(コンデンサ313〜316、コンデンサ317)の電荷はそれぞれ以下の式(33)、(34)で示される。
コンデンサ313〜316の電荷=8C*(GND−GND)=0・・・(33)
コンデンサ317の電荷=8C*(GND−VDD)=−8C*VDD・・・(34)
以上がサンプリングモード時の動作、及び各ノードの電荷である。サンプリングモードが終了した場合、逐次比較モードに移行する前に全てのアナログスイッチがオフ状態となる。その後に、アナログスイッチ332及びアナログスイッチ333はオン状態となる。すなわち、ノード336と337は接続され、ノード338と339は接続される。このときのアナログ入力側コンデンサアレイ302の電荷Qs10は、上記した式(31)と(32)の和である式(35)となる。基準入力側コンデンサアレイ303の電荷Qr10は、上記した式(33)と(34)の和である式(36)となる。
Qs10=8C*VAIN+8C*(VAIN−VDD)・・・(35)
Qr10=−8C*VDD・・・(36)
次に逐次比較モード移行後の逐次比較A/D変換器300の各スイッチの状態、及び各ノードの電荷の状態を説明する。図3は、逐次比較モード移行時の逐次比較A/D変換器300の状態を示すブロック図である。逐次比較モード時には、セレクタ318〜322は、制御信号346に応じてコンデンサ308〜312をVR端子341またはGND端子342と接続する。制御信号346は、逐次比較の結果に応じた信号値となる。コンデンサ313〜317は、セレクタ323〜327を介してGNDと接続する。以下の式では、ノード334の電圧をVCM1とし、ノード335の電圧をVCM2とする。この場合、アナログ入力側コンデンサアレイ302の電荷は以下の式(37)となる。
Qs11=16C*(VR−VCM1)・・・(37)
電荷保存則が成り立つため、Qs11とQs10は等しくなる。すなわち、以下の式(38))が成立する。電圧VCM1は、式(38)を展開することにより以下の式(39)となる。
16C*(VAIN−0.5*VDD)=16C*(VR−VCM1)・・・(38)
VCM1=VR−VAIN+0.5*VDD・・・(39)
セレクタ318〜322は、制御信号346に応じて、基準電位VRまたはGNDと接続する。すなわち、基準電位VRと接続するコンデンサの数が変動する。これにより、実効的な基準電圧は変動する。ここで、実効的な基準電圧をVR0として以下の式(40)を定義する。
VR0=VR*N/16C (Nは1C〜16Cの間で制御される)・・・(40)
式(39)内のVRをVR0に置き換えた式(41)を示す。
VCM1=VR0−VAIN+0.5*VDD・・・(41)
次に、逐次比較モード時の基準入力側コンデンサアレイ303の電荷について説明する。基準入力側コンデンサアレイ303の電荷は以下の式(42)となる。
Qr11=16C*(GND−VCM2)=−16C*VCM2・・・(42)
電荷保存則が成り立つため、Qr11とQr10は等しくなる。すなわち、以下の式(43))が成立する。電圧VCM2は、式(43)を展開することにより以下の式(44)となる。
−8C*VDD=−16C*VCM2・・・(43)
VCM2=0.5*VDD・・・(44)
上記の式(41)及び式(44)から明確なように、逐次比較型A/D変換器300は、バイアス調整用のコンデンサを用いることなく逐次モード時におけるVCM1(ノード334の電圧)及びVCM2(ノード335の電圧)を中間電位に設定することができる。
上述のように、コンデンサアレイ302を2つのグループ(コンデンサ308〜311、コンデンサ312)に分割している。サンプリング中に一方のグループ(コンデンサ308〜311)と接続するノード336をGNDと接続し、もう一方のグループ(コンデンサ312)と接続するノード337をVDDと接続する。2つのグループの電荷は、サンプリング終了後にノード336と337を接続することで一つに統合され、ノード334は電荷再配分に応じた電圧になる。そのため上述の構成により、逐次比較時にバイアス調整用のコンデンサに電荷をチャージする特許文献1に記載の逐次比較型A/D変換器と同様の動作を実現する。すなわち、本実施の形態にかかる逐次比較型A/D変換器300は、バイアス調整用のコンデンサを用いることなく、消費電力の低減と低電圧時の高速動作を実現したA/D変換を実現することができる。
さらに特許文献1に記載の逐次比較型A/D変換器100では、バイアス調整用のコンデンサの影響による電荷再配分が生じる。これにより、式(18)に示すようにリファレンス電位は(1/3)*VDDとなり、振幅が2/3だけ減衰する。これにより、耐ノイズ性が悪化する。特許文献1に記載の逐次比較型A/D変換器100によるリファレンス電位と減衰率は以下の式(19)、(20)で示される。
リファレンス電位=(バイアス調整用コンデンサの容量/(サンプリング容量+バイアス調整用コンデンサの容量))*VDD・・・(19)
振幅の減衰率=サンプリング容量/(サンプリング容量+バイアス調整用コンデンサの容量)・・・(20)
本実施の形態にかかる逐次比較型A/D変換器300は、バイアス調整用のコンデンサを有さない。そのため、逐次比較型A/D変換器300は、式(44)に示すようにリファレンス電位の振幅減衰を無くすことができる。すなわち、逐次比較型A/D変換器300の構成は、リファレンス電位を高く設定できないという問題を解決することができる。
(変形例1)
図2及び図3に示す逐次比較型A/D変換器300は、バイアス調整用のコンデンサを全く持たない構成であった。しかしながら、特許文献1の構成と比べてバイアス調整用のコンデンサを減らすという観点では、逐次比較型A/D変換器300を例えば図4に示す構成としても良い。
図4に示す逐次比較型A/D変換器300では、アナログ入力側の電圧信号VCM1の生成側にはアナログスイッチ328、329、332を設けてバイアス調整用のコンデンサは設けない。一方でリファレンス側の電圧信号VCM2の生成側の構成は図1に示す構成と同様である。すなわち、バイアス調整用のコンデンサ107とセレクタ129を有する構成である。なお、同一符号を付したスイッチやセレクタは図1〜図3と同様の動作を行うため詳細な説明は省略する。
図4の構成では、逐次比較型A/D変換器300は、合計で40Cの容量素子を備える。特許文献1に記載の構成(図1)では、逐次比較型A/D変換器100は、合計で48Cの容量素子を備える。そのため、図4の構成であっても特許文献1の構成(図1)に比べると面積を削減することができる。なお、図2に示す逐次比較型A/D変換器300は、内部に合計32Cの容量素子のみでよいため最も面積を削減することができる。
<実施の形態2>
本実施の形態にかかる逐次比較型A/D変換器300は、実施の形態1に記載の逐次比較型A/D変換器と比べて更に低電圧時の高速化を図れる構成である。図5及び図6を参照して、本実施の形態にかかる逐次比較型A/D変換器300について説明する。
図5は、本実施の形態にかかる逐次比較型A/D変換器300の構成を示すブロック図である。図5は、サンプリングモード時の各セレクタ及び各スイッチの状態を示す。以下、図2に示す実施の形態1との相違点について説明する。アナログスイッチ332は、内部にスイッチを一つのみ有する。これにより、図示するようにノード336とノード334を同一視できる構成である。ノード336とコンデンサ308、309、及び310が接続し、実施の形態1と異なりコンデンサ311は接続しない。ノード337には、コンデンサ312に加えてコンデンサ311が接続する。すなわちノード336には合計4Cのコンデンサが接続し、ノード337には合計12Cのコンデンサが接続する。換言するとノード336に接続するコンデンサの合計容量値と、ノード337に接続するコンデンサの合計容量値と、が異なる容量値となる。
同様にアナログスイッチ333は、内部にスイッチを一つのみ有する。これにより、図示するようにノード338とノード335を同一視できる構成である。ノード338にはコンデンサ313、314、及び315が接続し、実施の形態1と異なりコンデンサ316は接続しない。ノード339には、コンデンサ317に加えてコンデンサ316が接続する。すなわちノード338には合計4Cのコンデンサが接続し、ノード339には合計12Cのコンデンサが接続する。換言するとノード338に接続するコンデンサの合計容量値と、ノード339に接続するコンデンサの合計容量値と、が異なる容量値となる。
図5に示す各セレクタの選択動作及び各スイッチの開閉動作は、図2に示す実施の形態1の同一符号を付したセレクタまたはスイッチと同一である。
続いて本実施の形態における逐次比較型A/D変換器300のサンプリングモード時の各ノードの電荷について説明する。サンプリングモード時には、コンデンサ308〜312は、セレクタ318〜322を介してアナログ入力信号VAINと接続する。コンデンサ313〜317は、セレクタ323〜327を介してGNDと接続する。ノード334(336)は、アナログスイッチ328によりGNDに接続される。ノード335(338)は、アナログスイッチ330によりGNDに接続される。ノード337は、アナログスイッチ329によりVDDに接続される。ノード339は、アナログスイッチ331によりVDDに接続される。アナログスイッチ332及び333はオフ状態となる。
サンプリングモード時のサンプリング側(コンデンサ308〜310、コンデンサ311および312)の電荷はそれぞれ以下の式(51)、(52)で示される。
コンデンサ308〜310の電荷=4C*(VAIN−GND)=4C*VAIN・・・(51)
コンデンサ311及び312の電荷=12C*(VAIN−VDD)・・・(52)
サンプリングモード時のリファレンス側(コンデンサ313〜315、コンデンサ316および317)の電荷はそれぞれ以下の式(53)、(54)で示される。
コンデンサ313〜315の電荷=4C*(GND−GND)=0・・・(53)
コンデンサ316および317の電荷=12C*(GND−VDD)=−12C*VDD・・・(54)
以上がサンプリングモード時の動作、及び各ノードの電荷である。サンプリングモードが終了した場合、逐次比較モードに移行する前に全てのアナログスイッチがオフ状態となる。その後に、アナログスイッチ332及びアナログスイッチ333はオン状態となる。すなわち、ノード336と337は接続され、ノード338と339は接続される。このときのアナログ入力側コンデンサアレイ302の電荷Qs20は、上記した式(51)と(52)の和である式(55)となる。基準入力側コンデンサアレイ303の電荷Qr20は、上記した式(53)と(54)の和である式(56)となる。
Qs20=4C*VAIN+12C*(VAIN−VDD)
=16C*(VAIN−(3/4)*VDD)・・・(55)
Qr20=−12C*VDD・・・(56)
次に逐次比較モード移行後の逐次比較A/D変換器300の各スイッチの状態、及び各ノードの電荷の状態を説明する。図6は、本実施の形態にかかる逐次比較A/D変換器300の逐次比較モード移行時の状態を示すブロック図である。
逐次比較モード時には、セレクタ318〜322は、制御信号346に応じてコンデンサ308〜312をVR端子341またはGND端子342と接続する。コンデンサ313〜317は、アナログスイッチ323〜327を介してGNDと接続する。逐次比較モード時には、アナログスイッチ332及び333はオン状態となる。以下の式では、ノード334の電圧をVCM1とし、ノード335の電圧をVCM2とする。この場合、アナログ入力側コンデンサアレイ302の電荷は以下の式(57)となる。
Qs21=16C*(VR−VCM1)・・・(57)
電荷保存則が成り立つため、Qs21とQs20は等しくなる。すなわち、以下の式(58))が成立する。電圧VCM1は、式(58)を展開することにより以下の式(59)となる。
16C*(VAIN−(3/4)*VDD)=16C*(VR−VCM1)・・・(58)
VCM1=VR−VAIN+(3/4)*VDD・・・(59)
セレクタ318〜322は、制御信号346に応じて、基準電位VRまたはGNDと接続する。すなわち、基準電位VRと接続するコンデンサの数が変動する。これにより、実効的な基準電圧は変動する。ここで、実効的な基準電圧をVR0として以下の式(60)を定義する。
VR0=VR*N/16C (Nは1C〜16Cの間で制御される)・・・(60)
式(59)内のVRをVR0に置き換えた式(61)を示す。
VCM1=VR0−VAIN+(3/4)*VDD・・・(61)
次に、逐次比較モード時の基準入力側コンデンサアレイ303の電荷について説明する。基準入力側コンデンサアレイ303の電荷は以下の式(62)となる。
Qr21=16C*(GND−VCM2)=−16C*VCM2・・・(62)
電荷保存則が成り立つため、Qr21とQr20は等しくなる。すなわち、以下の式(63))が成立する。電圧VCM2は、式(63)を展開することにより以下の式(64)となる。
−12C*VDD=−16C*VCM2・・・(63)
VCM2=(3/4)*VDD・・・(64)
上記の式(61)及び式(64)から明確なように、逐次比較型A/D変換器300は、バイアス調整用のコンデンサを用いることなく逐次モード時におけるVCM1(ノード334の電圧)及びVCM2(ノード335の電圧)を中間電位に設定することができる。
一般的にアナログスイッチのオン抵抗は、0.5*VDDの電圧入力時に最大となる。上述の構成はノード336と接続する容量値と、ノード337と接続する容量値と、を異なる値としている。同様にノード338と接続する容量値と、ノード339と接続する容量値と、を異なる値としている。このような構成により、リファレンス電位を(3/4)*VDD(式(64))としている。すなわち、上述の構成では、アナログスイッチのオン抵抗が最大となる電位とは異なるリファレンス電位を生成することができる。これにより、アナログスイッチのオン抵抗を減少させ、低電圧時の高速化に寄与することができる。
また、アナログスイッチ332及び333内部のスイッチ数を図2の構成と比べて減少させている。スイッチの削減により、チップ面積をさらに削減することができる。なお、実施の形態1においてもアナログスイッチ332及び333内部のスイッチ数を1つとしてもよい。
ただし図2に示すようにアナログスイッチ332及び333内に2つのスイッチを備える構成では、サンプリングモード時にコンパレータ回路304とサンプリング回路を完全に切り離せる。これにより、コンパレータ回路304の動作安定化を図ることができる。
<実施の形態3>
続いて、実施の形態3にかかる逐次比較型A/D変換器300について説明する。図7は、実施の形態3にかかる逐次比較型A/D変換器300の構成を示すブロック図である。図示するように、アナログ入力側コンデンサアレイ302の一部に抵抗スイッチ回路350が接続されている。
抵抗スイッチ回路350と接続するノード351は、セレクタ318と接続している。抵抗スイッチ回路350は、抵抗352と、抵抗353と、抵抗354と、アナログスイッチ355と、アナログスイッチ356と、アナログスイッチ357と、アナログスイッチ358と、を備える。抵抗352〜354は、VR端子359とGND端子360を直列に結ぶように配列されている。
VR端子359と抵抗352を結ぶノードと、ノード351と、の間にアナログスイッチ355(第8スイッチ)が設けられている。抵抗352と抵抗353を結ぶノードと、ノード351と、の間にアナログスイッチ356(第9スイッチ)が設けられている。抵抗353と抵抗354を結ぶノードと、ノード351と、の間にアナログスイッチ357(第9スイッチ)が設けられている。抵抗354とGND端子360を結ぶノードと、ノード351と、の間にアナログスイッチ358(第7スイッチ)が設けられている。ノード351は、セレクタ318を介してコンデンサ308(対象容量素子)と接続する。
抵抗スイッチ回路350には、逐次比較モードの際に制御信号346が供給される。アナログスイッチ355〜358は、この制御信号346に応じてON/OFF(開閉)動作を行う。
アナログスイッチ355がオン状態となり、アナログスイッチ356〜358がオフ状態の場合、セレクタ318には基準電圧VRが供給される。アナログスイッチ358がオン状態となり、アナログスイッチ355〜357がオフ状態の場合、セレクタ318にはGND電圧が供給される。アナログスイッチ356がオン状態となり、他のスイッチ(355、357、358)がオフ状態の場合、セレクタ318には基準電圧VRとGND電圧の中間電圧が供給される。アナログスイッチ357がオン状態となり、他のスイッチ(355、356、358)がオフ状態の場合、セレクタ318には基準電圧VRとGND電圧の中間電圧が供給される。
他のスイッチやセレクタの開閉(選択)動作は、実施の形態1にかかる逐次比較型A/D変換器300内の同一符号を付したスイッチやセレクタと同様であるため、詳細な説明は省略する。本実施の形態にかかる逐次比較型A/D変換器300は、逐次比較モード時にコンデンサ308に対して、基準電圧VR、GND電圧、および基準電圧VRとGND電圧の中間電圧を提供することができる。これにより、逐次比較モード時のVCM1をより細かく設定することができる。VCM1を詳細に設定することができるため、より精度の高いA/D変換を実現することができる。なお、最も小さな容量値を有するコンデンサ308と抵抗スイッチ回路350を接続することにより、リファレンス電圧と比較する電圧をより細かく設定することができる。
なお、抵抗スイッチ回路350内の抵抗数やスイッチは任意であり、例えば2つや4つであっても良い。抵抗数やスイッチ数は、求められる変換精度やチップ面積との兼ね合いから決定すればよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能であることは言うまでもない。
100 逐次比較型A/D変換器
106〜117 コンデンサ
118〜129 セレクタ
130、131 アナログスイッチ
132 ノード
133 ノード
134 逐次比較制御回路
300 逐次比較型A/D変換器
302 アナログ入力側コンデンサアレイ
303 基準入力側コンデンサアレイ
304 コンパレータ回路
305 逐次比較制御回路
308〜312 コンデンサ
313〜317 コンデンサ
318〜327 セレクタ
328〜331 アナログスイッチ
332、333 アナログスイッチ
334〜339 ノード
340 VAIN端子
341 VR端子
342 GND端子
343 VDD端子
350 抵抗スイッチ回路
351 ノード
352〜354 抵抗
355〜358 アナログスイッチ
359 VR端子
360 GND端子

Claims (10)

  1. アナログ信号をサンプリングし、サンプリング値及び逐次比較制御信号に基づいて比較用信号を生成するとともに、基準信号を生成するサンプリング回路と、前記比較用信号と前記基準信号を比較するコンパレータと、前記比較に応じて前記逐次比較制御信号を生成する逐次比較制御回路と、を備え、
    前記サンプリング回路は、
    アナログ信号の電荷を保持するM+N個(M、Nは1以上の整数)の容量素子と、
    M個の容量素子の一端と接続する第1ノードと、第1電圧端子と、の間に設けた第1スイッチと、
    N個の容量素子の一端と接続する第2ノードと、第2電圧端子と、の間に設けた第2スイッチと、
    前記第1ノードと前記第2ノードを接続する第3スイッチと、を有し、
    サンプリングモードの際に前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを閉状態するとともに前記第3スイッチを開状態とし、
    前記サンプリングモードの終了後に全てのスイッチを開状態にした後に前記第3スイッチを閉状態にして前記比較用信号を生成する、逐次比較型A/D変換器。
  2. 前記N個の容量素子の容量値と、前記M個の容量素子の容量値と、が等しい、請求項1に記載の逐次比較型A/D変換器。
  3. 前記N個の容量素子の容量値が、前記M個の容量素子の容量値よりも小さい、請求項1に記載の逐次比較型A/D変換器。
  4. 前記第1ノードは、前記コンパレータの一方の入力端子に直接接続し、
    前記第3スイッチは、閉状態になることにより前記第2ノードを前記第1ノードに接続する、請求項1に記載の逐次比較型A/D変換器。
  5. 前記サンプリング回路は、
    アナログ信号の電荷を保持するO+P個(O、Pは1以上の整数)の容量素子と、
    O個の容量素子の一端と接続する第3ノードと、第3電圧端子と、の間に設けた第4スイッチと、
    P個の容量素子の一端と接続する第4ノードと、第4電圧端子と、の間に設けた第5スイッチと、
    前記第3ノードと前記第4ノードを接続する第6スイッチと、を有し、
    前記サンプリングモードの際に前記第3スイッチ及び前記第4スイッチを閉状態するとともに前記第5スイッチを開状態とし、
    前記サンプリングモードの終了後に全てのスイッチを開状態にした後に前記第5スイッチを閉状態にして前記基準信号を生成する、請求項1に記載の逐次比較型A/D変換器。
  6. 前記O個の容量素子の容量値と、前記P個の容量素子の容量値と、が等しい、請求項5に記載の逐次比較型A/D変換器。
  7. 前記O個の容量素子の容量値が、前記P個の容量素子の容量値よりも小さい、請求項5に記載の逐次比較型A/D変換器。
  8. 前記サンプリングモードの終了後に前記M個の容量素子のうちの一つである対象容量素子の他端に電圧を供給する抵抗スイッチ回路を更に備え、
    前記抵抗スイッチ回路は、
    前記第1電圧端子と前記前記対象容量素子との間に設けられた第7スイッチと、
    基準電圧端子と前記前記対象容量素子との間に設けられた第8スイッチと、
    前記第1電圧端子と前記基準電圧端子とを少なくとも2つの抵抗を介して接続し、抵抗間のノードと前記対象容量素子との間に設けられた第9スイッチと、を有し、
    前記逐次比較制御信号に応じて前記第7乃至第9スイッチの一つを閉状態とし、その他のスイッチを開状態とする、請求項1に記載の逐次比較型A/D変換器。
  9. 前記対象容量素子は、前記M個の容量素子の中で最も容量値が小さい容量素子である、請求項8に記載の逐次比較型A/D変換器。
  10. アナログ信号をサンプリングし、サンプリング値及び逐次比較制御信号に基づいて比較用信号を生成し、生成した前記比較用信号と基準信号を比較し、当該比較に応じて前記逐次比較制御信号を生成する逐次比較型のA/D変換方法であって、
    サンプリング時にM個の容量素子の一端と接続する第1ノードを第1電圧端子に接続する第1スイッチを閉状態にするとともに、N個の容量素子の一端と接続する第2ノードを第2電圧端子に接続する第2スイッチを閉状態にし、
    サンプリングモードの終了後に全てのスイッチを開状態とし、その後に非接続状態であった前記第1ノードと前記第2ノードを接続して前記比較用信号を生成する、A/D変換方法。
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