JP2014022632A - 避雷器およびその組立て方法 - Google Patents

避雷器およびその組立て方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014022632A
JP2014022632A JP2012161342A JP2012161342A JP2014022632A JP 2014022632 A JP2014022632 A JP 2014022632A JP 2012161342 A JP2012161342 A JP 2012161342A JP 2012161342 A JP2012161342 A JP 2012161342A JP 2014022632 A JP2014022632 A JP 2014022632A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating rod
wedge
lightning arrester
hole
shaped spacer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012161342A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Aka
良昌 阿嘉
Tomikazu Ajiki
富和 安食
Katsuro Komatsu
克朗 小松
Jun Kobayashi
純 小林
Hironori Suzuki
洋典 鈴木
Takamichi Tsukui
貴通 津久井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Substation Equipment Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Substation Equipment Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Substation Equipment Technology Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2012161342A priority Critical patent/JP2014022632A/ja
Publication of JP2014022632A publication Critical patent/JP2014022632A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C7/00Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material
    • H01C7/10Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material voltage responsive, i.e. varistors
    • H01C7/12Overvoltage protection resistors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C7/00Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material
    • H01C7/10Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material voltage responsive, i.e. varistors
    • H01C7/12Overvoltage protection resistors
    • H01C7/123Arrangements for improving potential distribution

Abstract

【課題】避雷器の機械的強度を向上させるとともに生産性を向上させる。
【解決手段】実施形態によれば、避雷器は、積層された非直線抵抗体1と、非直線抵抗体1の両端に配置され貫通する取合い孔11を有する電極と、非直線抵抗体1の周囲に配置され取合い孔11に差し込まれる複数の絶縁ロッド5と、取合い孔11と絶縁ロッド5間の空隙に差し込まれる楔状スペーサ12と、非直線抵抗体1および絶縁ロッド5の外周に配された樹脂製の外被9とを備える。取合い孔11は、絶縁ロッド5の長手方向に穿たれて、互いに対向する面の少なくとも一組は非直線抵抗体側1が狭くなるような傾斜を有する。楔状スペーサ12は、絶縁ロッド5を挟んで互いに対向し、それぞれが、一方の側面は絶縁ロッド5の外形に対応する凹面と、反対側の側面は取合い孔11の傾斜に対応する傾斜を具備する2つの楔状スペーサ部材を有する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、避雷器およびその組立て方法に関する。
発電、変電、送電、配電系統の電力機器や通信機器などを過渡的な異常な高電圧から保護する主要な手段として、避雷器が設けられる。避雷器としては、電圧の上昇に従って抵抗が減少する非直線的な電圧/電流特性を有する酸化亜鉛などの非直線抵抗体を使用することが行われている。また、避雷器は、碍子の外皮を有する碍子形避雷器およびシリコーンゴムなどで外皮を構成するポリマー形避雷器などがある。
ポリマー形避雷器としては、酸化亜鉛を主成分とする円盤状の非直線抵抗体を1枚または複数枚積層し、その上下両端に電極を配置したものが知られている。
剛性を上げるために、たとえば、非直線抵抗体の締付用の絶縁ロッドを複数本、非直線抵抗体素子周囲に配置し、樹脂でモールドすることにより構成している。
また絶縁ロッドの両端で締め付けることにより、非直線抵抗体に軸力を加えて非直線抵抗体の接触不良を防止している。碍子形避雷器と比較して機械的強度が低い外被材を使用しているポリマー形避雷器では、恒常的に絶縁ロッドを含む構造体の強度の向上が求められている。
特開2002−151309号公報
ポリマー形避雷器は外被がシリコーンゴムなどの樹脂で構成されるため、碍子形避雷器のように磁器容器の強度に依存する事ができず、積層された非直線抵抗体とその周囲に配置された絶縁ロッドで避雷器の強度を維持する必要がある。
これまで適用されてきたポリマー形避雷器において、絶縁ロッドは、両端に配置された電極に円錐状の穴と楔状の部品を用いて固定されるが、円錐状の穴に用いる楔状の部品は、円周状に肉厚の薄い部分を有することから生産上の加工プロセスが増えるなど大量生産には不向きであるという欠点があった。
さらに、円錐状の穴に円錐状の楔を挿入すると全面で接触せず部分的な位置での接触となり、また付加した荷重が楔の変形に用いられることもあり、付加した荷重が摩擦力に生かされず、絶縁ロッドと楔間の摩擦力が不足する場合があった。この為、避雷器の曲げ試験では避雷器の頭部変位が増大する懸念があった。
そこで、本発明の実施形態は、避雷器の機械的強度を向上させるとともに、生産性を向上させることを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の実施形態は、1枚または複数枚が積層された非直線抵抗体と、前記非直線抵抗体の両端に配置され、複数の貫通する取合い孔を有する2個の電極と、前記電極どうしを連結し前記非直線抵抗体の周囲に周方向に互いに間隔をあけて配置され、前記取合い孔に差し込まれる複数の絶縁ロッドと、前記2個の電極のうち少なくとも一方の電極の前記複数の取合い孔と当該取合い孔に差し込まれた前記絶縁ロッドとの間の空隙に絶縁ロッドの長手方向の外側から差し込まれる楔状スペーサと、を備え、前記取合い孔は、前記絶縁ロッドの長手方向に穿たれて、当該取合い孔を形成する互いに対向する面の少なくとも一組は前記非直線抵抗体側が狭くなるような傾斜を有し、前記楔状スペーサそれぞれは、前記絶縁ロッドを挟んで互いに対向し、それぞれが、一方の側面は前記絶縁ロッドの外形に対応する凹面を具備し、反対側の側面は前記取合い孔の傾斜に対応する傾斜を具備する2つの楔状スペーサ部材を有する、ことを特徴とする。
また、本発明の実施形態は、避雷器の組立て方法であって、積層した非直線抵抗体を、複数の貫通する取合い孔をそれぞれに有する両側の電極で挟み込む挟み込みステップと、前記挟み込みステップの後に、前記電極の各取合い孔に絶縁ロッドをそれぞれ挿入する絶縁ロッド挿入ステップと、前記挿入ステップの後に、前記各取合い孔と前記絶縁ロッド間のそれぞれに楔状スペーサを挿入し押し込むことにより前記絶縁ロッドを締め付ける締め付けステップと、を有することを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、避雷器の機械的強度を向上させるとともに、生産性を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態に係るポリマー形避雷器の構成を示す立断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るポリマー形避雷器の電極部分の構成を示す立断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るポリマー形避雷器の電極部分における絶縁ロッドの固定部分の穴である取合い孔の形状を示す概念的鳥瞰図である。 本発明の第1の実施形態に係るポリマー形避雷器の電極部分における絶縁ロッドの固定部分に使用するスペーサの構成を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るポリマー形避雷器の電極部分における絶縁ロッドの固定部分に使用するスペーサの構成を示す立断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るポリマー形避雷器の組立てステップを示すフロー図である。 本発明の第1の実施形態に関連したロッド単体引張試験結果を示す表である。 本発明の第2の実施形態に係るポリマー形避雷器の電極部分の構成を示す立断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るポリマー形避雷器の取合い孔内の構成を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に係るポリマー形避雷器の電極部分における押し込み治具によるスペーサの押し込みを示す立断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るポリマー形避雷器の電極部分における押し込み治具によるスペーサの押し込みを示す平面図である。 本発明の第3の実施形態に係るポリマー形避雷器の電極部分の構成を示す立断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るポリマー形避雷器の電極部分におけるスペーサの押し込み後の押し込み部材部分の平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る避雷器およびその組立て方法について説明する。ここで、同一または類似の部分には、共通の符号を付して、重複説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るポリマー形避雷器の構成を示す立断面図である。また、図2は、本発明の第1の実施形態に係るポリマー形避雷器の電極部分の構成を示す立断面図である。
ポリマー形避雷器は、中央に複数枚の非直線抵抗体1が積層されている。非直線抵抗体1は、酸化亜鉛を主成分とする材料からなる円盤状の素子である。
非直線抵抗体1の両端には金属板2a、2bが設けられており、金属板2a,2bの外側には、さらに2つの電極3a、3bが設けられている。金属板2a、2bと電極3a、3bとはそれぞれ両ネジボルト4a、4bで螺合している。両ネジボルト4a、4bには、外側から回転できるように六角の穴が形成されている。両ネジボルト4a、4bは、組み立て工程における圧縮力を考慮して、たとえば、直径20mm程度以上の太さとする。
電極3a、3bを貫通するボルト用貫通孔7、および金属板2a、2bにもボルト用穴8が設けられており、ボルト用貫通孔7には右ネジのメネジが形成され、ボルト用穴8には左ネジのメネジが形成されている。なお、メネジの向きは電極3a、3bの外側から両ネジボルト4a、4bを回す際に通常の方向で回せるようにするため右ネジ方向としているがこれに限定されず、反対の組合せでもよい。
電極3a、3bは、それぞれ複数の取合い孔11を有する。この取合い孔11は、両電極3a、3bの対応した位置に設けられており、それぞれの取合い孔11に絶縁ロッド5が差し込まれている。絶縁ロッド5は直径が10mm程度以上あるFRP製であり、複数の絶縁ロッド5が非直線抵抗体1の周囲の円周方向に等間隔に配置されている。
それぞれの取合い孔11に差し込まれた絶縁ロッド5と当該取合い孔11間の空隙には、楔状スペーサ12が電極3a、3bの外側から挿入され絶縁ロッド5を固定している。
電極3a、3bに挟まれた非直線抵抗体1および金属板2a、2bは、全体が樹脂製の外被、すなわちシリコーン樹脂部9に覆われている。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るポリマー形避雷器の電極部分における絶縁ロッドの固定部分の穴である取合い孔の形状を示す概念的鳥瞰図である。図4は、本発明の第1の実施形態に係るポリマー形避雷器の電極部分における絶縁ロッドの固定部分に使用するスペーサの構成を示す平面図であり、図5は、本発明の第1の実施形態に係るポリマー形避雷器の電極部分における絶縁ロッドの固定部分に使用するスペーサの構成を示す立断面図である。
取合い孔11は、図2に示すように電極3aに複数個所、貫通して設けられており、電極3bについても同様である。その形状は、図3に示すように、対向する1組の側面11aおよび側面11bの間が、電極3aの金属板2a側に行くほど狭くなるように傾斜している。また、他の対向する組の側面11c、側面11dは、平行である。
この取合い孔11に絶縁ロッド5が挿入された後に、絶縁ロッド5とそれが挿入されている取合い孔11との間隙に差し込まれる楔状スペーサ12は、図4および図5に示すように、2つの楔状スペーサ部材12aおよび12bが一組になっており、これらが、絶縁ロッド5を挟んで相対している。
これらの外側の面のうち、互いに反対方向を向く側面12p、12qが、取合い孔11の対向する側面11a、側面11bと対応する傾きを有している。また、互いに相対して絶縁ロッド5に接する面は、絶縁ロッド5の外面に密着するような凹型の面を形成している。なお、楔状スペーサ部材12a、12bは最も薄い部分で2mm程度以上としている。楔状スペーサ12の内面(凹型の面)は、摩擦係数を向上させるように表面加工されている。
取合い孔11の対向する側面11aおよび側面11bの組以外の対向する面の組は、楔状スペーサ12を差込む際に側面11aおよび側面11bの傾斜面以外に抵抗を生ずる面とはならないという条件が成立する必要がある。この条件が確保されていれば、側面11aおよび側面11bの組以外の対向する側面が互いに平行でなくともよく、また、互いに対向する面でなくともよい。
なお、絶縁ロッド5が電極3a、3bと結合した状態では、楔状スペーサ12と絶縁ロッド5は、作業性や他の機器等との取合いを考慮して、取合い孔11から電極3a、3bの金属板2a、2bの反対側の面からの突起物とならないように、これらを適切な長さとする。
図6は、本発明の第1の実施形態に係るポリマー形避雷器の組立てステップを示すフロー図である。
まず、金属板2aと絶縁ロッド5が貫通する取合い孔11を有する電極3a、およびと金属板2bと絶縁ロッド5が貫通する取合い孔11を有する電極3bのそれぞれの対応する箇所に、電極3a、3bにはボルト用貫通孔7を形成し、金属板2a、2bにはボルト用穴8を形成する。その後、ボルト用貫通孔7にメネジを形成し、ボルト用穴8にそれとは反対方向のメネジを形成する。この際、ボルト用貫通孔7のメネジが右ネジ方向であることが望ましい(S01)。
ステップS01の後に、電極3aと金属板2aのそれぞれを、これらに対応するオネジを有する両ネジボルト4aと螺合させ、電極3a、金属板2aおよび両ネジボルト4aを一体のセットとして結合させる。電極3b、金属板2bおよび両ネジボルト4bも同様に一体のセットとして結合させる(S02)。
ステップS02の後に、ステップS02で一体化した両セットの間に、積層した非直線抵抗体1を挿入する。あるいは、積層した非直線抵抗体1を、一体化した両セット間に挟み込む(S03)。この際、積層した非直線抵抗体1が互いに密着し、また、非直線抵抗体1と金属板2a、2b間、金属板2aと電極3a間、金属板2bと電極3b間ができるだけ密着するように挟み込む。
ステップS03の後に、両端の電極3a、3bの取合い孔11に絶縁ロッド5を挿入する(S04)。
ステップS04の後に、電極3a、3bに形成されたそれぞれの取合い孔11とそこを貫通する絶縁ロッド5との間隙部に楔状スペーサ12の楔状スペーサ部材12a、12bを挿入する。また、挿入した後に、絶縁ロッド5と電極3a、3bの位置を固定したまま楔状スペーサ12を油圧ジャッキなどの外部装置を用いて押し込むことにより、取合い孔11において絶縁ロッド5、楔状スペーサ12および電極3a、3bを摩擦力によって固定する(S05)。
ステップS05の後に、両ネジボルト4a、4bを、金属板2aと電極3a間、金属板2bと電極3b間が離れる方向に回して、電極3a、3bに挟まれた状態になる金属板2a、2bおよび非直線抵抗体1を締付ける(S06)。
ステップS06の後に、電極3a、3bに挟まれた非直線抵抗体1、金属板2a、2bおよび絶縁ロッド5の外周をポリマーでモールドする(S07)。
以上のような構成、方法による本実施形態においては、電極3a、3bに形成されたそれぞれの取合い孔11とそこを貫通する絶縁ロッド5との間隙部に楔状スペーサ12の楔状スペーサ部材12a、12bを挿入(ステップS05)する際に、取合い孔11の対向した面と楔状スペーサ12の対応した面の接触が、挿入深さが深くなっても維持されるため、楔状スペーサ12が変形するような部分接触が生じにくい。
また、楔状スペーサ部材12a、12bの厚さを2mm程度以上としているため、押込み時に楔状スペーサ12が変形することもない。
さらに、取合い孔11の形状、楔状スペーサ12がともに角形であるため、楔状スペーサ12を押し込んだ時に楔状スペーサ12は回転することがなく、ポリマー形避雷器の内部にねじれが発生しない。
このように、楔状スペーサ12を挿入する力を、外側の対応する取合い孔11の面と、内側の対応する絶縁ロッド5の面との接触力に有効に変換することができる。
図7は、本発明の第1の実施形態に関連したロッド単体引張試験結果を示す表である。取合い孔が円錐型の場合と、本実施形態と同様の形状である四角型の場合とを比較している。四角型については、3回の結果とその平均値を示している。試験は、取合い孔を模擬した試験治具と、絶縁ロッドの両端を、それぞれの穴に対応したスペーサで固定した供試器に対して試験治具を軸方向に引張り、引張り荷重を機械制御によって増加させたものである。
円錐型と四角型の両者で、ロッド径を同一とし、また孔の斜面の角度を合わせている。また、楔状スペーサに関しては、楔状スペーサを押し込む力を同一としている。
四角型の孔を使用した場合には、従来の円錐孔の場合よりも滑り始める荷重が平均で約1.4倍に向上した。これは、従来の円錐孔と丸型のスペーサによる固定方法では、円錐孔の直径が、スペーサの横幅と干渉するために、スペーサを押し込んでも一定以上の絶縁ロッドを締め付ける力を得ることが出来ないためである。一方、角孔と四角孔のスペーサによる固定方法では、角孔と、スペーサが接触する面が対向する2面だけであり、押し込んでも角孔とスペーサは干渉せず、十分に絶縁ロッドを締め付ける力を得る事が出来る。
なお、このため、電極に設けたロッド固定用の角孔は、対向する2面が傾斜していればよく、四角孔である必要もない。
以上の理由により、本実施形態は、従来の構造よりも絶縁ロッドとスペーサ間の締付力が上昇し、曲げ荷重を印加した際には、絶縁ロッドが固定位置から滑り始める荷重が向上するために、避雷器の機械的破壊が起こる曲げ荷重を向上させる。
また、非直線抵抗体1、金属板2a、2b、電極3a、3bおよび絶縁ロッド5の全体を一体化させたステップS05の後に、両ネジボルト4a、4bを回転させることにより、電極3a、3bに挟まれた状態になる金属板2a、2bおよび非直線抵抗体1が締付けられ相互の密着度が向上し、これらの間の接触不良を防止することができる。
なお、この結果、金属板2a、2bと電極3a、3b間は互いに離れる方向であるが、両ネジボルト4a、4bによって導通は確保される。
また、両ネジボルト4a、4bの締め付けトルクを管理することで、非直線抵抗体1等の導通を確保するために必要な軸力を容易に得ることができるので、従来、軸力を得るために必要であった内部要素のバネを省略することができる。
また、金属板2a、2bと両ネジボルト4a、4bとの連結は、電極3a、3bと両ネジボルト4a、4bとの連結のネジの方向とは逆方向のネジであるため、両ネジボルト4a、4b締結時は、非直線抵抗体1と金属板2a、2bとの摩擦によって金属板2a、2bの回転は抑制され、組立工程における内部要素のねじれが改善される。なお、両ネジボルト4a、4bは、たとえば、20mm程度以上の太さであることから、このような状態において付加される圧縮荷重に対しても十分な強度を有する。
さらに、この締付けの反力は、絶縁ロッド5に引っ張り荷重を与える。絶縁ロッド5が引張状態となることは、楔状スペーサ12と電極3a、3bの取合い孔11のそれぞれに掛かる荷重が楔状スペーサ12をさらに挿入方向にする方向に働き、絶縁ロッド5と電極3a、3bとの結合がさらに強化される。
これらの効果を生ずる要因の一つとしての本実施形態における構成を製作面でみると、単純な形状の取合い孔11と、特に薄い部分もなく製作が容易な楔状スペーサ12の楔状スペーサ部材12a、12bの組合せ、および両ネジボルト4a、4bと対応するメネジなどのように、構造上の複雑性がない。また、楔状スペーサ部材12a、12bの厚さは2mm程度以上であるため、鍛造による製造が可能となる。これらの点は、生産性の観点からも有利であり、生産性を向上させる効果を有する。
以上のように、本実施形態によれば、ポリマー形避雷器の機械的強度を向上させるとともに、生産性を向上させることができる。
[第2の実施形態]
図8は、本発明の第2の実施形態に係るポリマー形避雷器の電極部分の構成を示す立断面図である。また、図9は、本発明の第2の実施形態に係るポリマー形避雷器の取合い孔内の構成を示す平面図である。
本実施形態は、第1の実施形態の変形である。第1の実施形態においては、取合い孔11が、電極3a、3bの金属板2a、2bと反対側の端面にまで形成されている。一方、本実施形態においては、電極3a、3bの金属板2a、2bと反対側の端面から、取合い孔11の途中まで、取合い孔11の外形を包絡する内径を有する。
すなわち、取合い孔11が内径におさまる径を有する円形窪み部21を有している。円形窪み部21には、メネジが形成されている。楔状スペーサ12は、2つの楔状スペーサ部材12a、12bに分割されており、これらは、絶縁ロッド5を挟んで互いに向かい合っている。
図10は、本発明の第2の実施形態に係るポリマー形避雷器の電極部分における押し込み治具によるスペーサの押し込みを示す立断面図である。また、図11は、本発明の第2の実施形態に係るポリマー形避雷器の電極部分における押し込み治具によるスペーサの押し込みを示す平面図である。
楔状スペーサ12の押込みには、円形窪み部21のメネジに対応するオネジが形成された押し込み治具23が使用される。押し込み治具23の外側の端面には、押し込み治具23を回転できるようにたとえば六角の穴が形成されている。また、内側に挿入される方の端面は、楔状スペーサ12のみに接触し、中央の絶縁ロッド5を押し込まないように、絶縁ロッド5にあたる可能性のある中央の部分に凹型の穴が形成されている。
このような押し込み治具23を使用して、適切にトルク管理することにより、油圧ジャッキ等の外部装置を使用しなくとも、確実に楔状スペーサ12を押し込むことができ作業効率が向上する。
以上のように、本実施形態によれば、ポリマー形避雷器の機械的強度を向上させるとともに、生産性を向上させることができる。
[第3の実施形態]
図12は、本発明の第3の実施形態に係るポリマー形避雷器の電極部分の構成を示す立断面図である。また、図13は、本発明の第3の実施形態に係るポリマー形避雷器の電極部分におけるスペーサの押し込み後の押し込み部材部分の平面図である。
本実施形態は、第2の実施形態の変形である。第2の実施形態においては、電極3a、3bの取合い孔11に円形窪み部21を設けて、楔状スペーサ12を押し込むために、この円形窪み部21に合う押し込み治具23を使用する。一方、本実施形態においては、円形窪み部21に合う押し込み部材22を、構成要素の一部とするものである。
押し込み部材22には、円形窪み部21のメネジに対応するオネジが形成されている。押し込み部材22の外側の端面には、押し込み部材22を回転できるようにたとえば六角の穴が形成されている。また、内側に挿入される方の端面は、楔状スペーサ12のみに接触し、中央の絶縁ロッド5を押し込まないように、絶縁ロッド5にあたる可能性のある中央の部分に凹型の穴が形成されている。
楔状スペーサ12を押し込んだ状態では、押し込み部材22の上端は、電極3a、3bの金属板2a、2bと反対側の端面より外側には、突出せず、電極の端面と同一面ないしは軸方向内側にあるように、押し込み部材22の軸方向の長さが設定されている。
押し込み部材22の挿入による楔状スペーサ12の押込みは、第1の実施形態のステップS05の楔状スペーサ12の押し込みを行うステップにおいて行う。
以上のような構成、方法による本実施形態においては、楔状スペーサ12の挿入、押込みを確実かつ容易に実施することができる。また、供用期間中においても、押し込み部材22が楔状スペーサ12の挿入位置を保持していることから、楔状スペーサ12の緩みによる電極3a、3bと絶縁ロッド5との結合の低下ひいては避雷器全体の強度の低下という問題を、回避することができる。
以上のように、本実施形態によれば、ポリマー形避雷器の機械的強度を向上させるとともに、生産性を向上させることができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。各実施形態では、特に機械的強度の向上が望まれるポリマー形避雷器の場合を例にして示したが、ポリマー形避雷器に限定されず、同様の内部要素を有しており、磁器碍子や金属タンクなどで覆った他の形式の避雷器にも適用できる。
また、各実施形態では、楔状スペーサによる電極と絶縁ロッドとの結合を、両電極に取合い孔を設けて行う例を示しているが、必ずしも両方の電極について行う必要はなく、たとえば、一方の電極については、絶縁ロッドが取合い孔から抜けないように太くして、他方については各実施例の内容を適用することでもよい。
また、電極と金属板とに両ネジボルトを螺合させることは、一方の側の電極について行うことでもよい。
また、各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。
さらに、これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1・・・非直線抵抗体
2a、2b・・・金属板
3a、3b・・・電極
4a、4b・・・両ネジボルト
5・・・絶縁ロッド
7・・・ボルト用貫通孔
8・・・ボルト用穴
9・・・シリコーン樹脂部(外被)
11・・・取合い孔
11a、11b、11c、11d・・・側面
12・・・楔状スペーサ
12a、12b・・・楔状スペーサ部材
12p、12q・・・・側面
21・・・円形窪み部
22・・・押し込み部材
23・・・押し込み治具

Claims (10)

  1. 1枚または複数枚が積層された非直線抵抗体と、
    前記非直線抵抗体の両端に配置され、複数の貫通する取合い孔を有する2個の電極と、
    前記電極どうしを連結し前記非直線抵抗体の周囲に周方向に互いに間隔をあけて配置され、前記取合い孔に差し込まれる複数の絶縁ロッドと、
    前記2個の電極のうち少なくとも一方の電極の前記複数の取合い孔と当該取合い孔に差し込まれた前記絶縁ロッドとの間の空隙に絶縁ロッドの長手方向の外側から差し込まれる楔状スペーサと、
    を備え、
    前記取合い孔は、前記絶縁ロッドの長手方向に穿たれて、当該取合い孔を形成する互いに対向する面の少なくとも一組は前記非直線抵抗体側が狭くなるような傾斜を有し、
    前記楔状スペーサそれぞれは、前記絶縁ロッドを挟んで互いに対向し、それぞれが、一方の側面は前記絶縁ロッドの外形に対応する凹面を具備し、反対側の側面は前記取合い孔の傾斜に対応する傾斜を具備する2つの楔状スペーサ部材を有する、
    ことを特徴とする避雷器。
  2. 前記2個の電極のうち少なくとも一方の電極の前記非直線抵抗体側に配置され、当該電極側から前記絶縁ロッドの長手方向に設けられたボルト用穴を有し、このボルト用穴に金属板側メネジが形成されている金属板と、
    前記金属板側メネジと螺合する金属板側オネジと、この金属板側オネジと反対側に設けられて前記金属板側オネジと反対向きの電極側オネジとが形成された両ネジボルトと、
    をさらに備え、
    前記電極は、前記ボルト用穴に対向する位置に前記絶縁ロッドの長手方向のボルト用貫通孔を有し、このボルト用貫通孔の少なくとも一部に前記両ネジボルトの前記電極側オネジと螺合する電極側メネジを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の避雷器。
  3. 前記楔状スペーサの内面は、摩擦係数を向上させるように表面加工されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の避雷器。
  4. 前記絶縁ロッドおよび前記楔状スペーサは、前記取合い孔より外部にはみ出ないことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の避雷器。
  5. 前記取合い孔の前記絶縁ロッドの長手方向外側に前記取合い孔の外形を包絡する内径を有する円形の窪みが形成され、その窪みに窪みメネジが形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の避雷器。
  6. 前記窪みメネジに対応したオネジが形成され、前記絶縁ロッドの頂部を収納可能な穴が形成され、回転駆動されることによって前記絶縁ロッドを押さずに前記楔状スペーサを押し込む押し込み部材をさらに有する請求項5に記載の避雷器。
  7. 前記押し込み部材は、前記楔状スペーサを押し込み後に、その頂部が前記電極外面より内側にあることを特徴とする請求項6に記載の避雷器。
  8. 避雷器の組立て方法であって、
    積層した非直線抵抗体を、複数の貫通する取合い孔をそれぞれに有する両側の電極で挟み込む挟み込みステップと、
    前記挟み込みステップの後に、前記電極の各取合い孔に絶縁ロッドをそれぞれ挿入する絶縁ロッド挿入ステップと、
    前記挿入ステップの後に、前記各取合い孔と前記絶縁ロッド間のそれぞれに楔状スペーサを挿入し押し込むことにより前記絶縁ロッドを締め付ける締め付けステップと、
    を有することを特徴とする避雷器の組立て方法。
  9. 前記挟み込みステップの前に、少なくとも一方の前記電極の前記非直線抵抗体側に金属板を、これらと螺合する両ネジボルトで結合する金属板取付けステップと、
    前記締め付けステップの後に、前記両ネジボルトを結合側と反対方向に回し、前記非直線抵抗体を締付けるとともに前記絶縁ロッドに引張力を付加する付加ステップと、
    をさらに有することを特徴とする請求項8に記載の避雷器の組立て方法。
  10. 前記付加ステップの後に、前記非直線抵抗体および前記絶縁ロッドの外周に樹脂製の外被を設ける外被取付けステップを有することを特徴とする請求項9に記載の避雷器の組立て方法。
JP2012161342A 2012-07-20 2012-07-20 避雷器およびその組立て方法 Pending JP2014022632A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012161342A JP2014022632A (ja) 2012-07-20 2012-07-20 避雷器およびその組立て方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012161342A JP2014022632A (ja) 2012-07-20 2012-07-20 避雷器およびその組立て方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014022632A true JP2014022632A (ja) 2014-02-03

Family

ID=50197169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012161342A Pending JP2014022632A (ja) 2012-07-20 2012-07-20 避雷器およびその組立て方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014022632A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018022811A (ja) * 2016-08-05 2018-02-08 株式会社明電舎 避雷器
CN107871578A (zh) * 2016-09-27 2018-04-03 西门子公司 用于过压放电器的夹紧装置、制造方法和过压放电器

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49140575U (ja) * 1973-04-06 1974-12-04
JPS50103060U (ja) * 1974-01-28 1975-08-25
JPS5943799A (ja) * 1982-09-03 1984-03-10 株式会社日立製作所 ねじ式伸縮杆
JPH07508134A (ja) * 1992-06-18 1995-09-07 レイケム・コーポレイション 電気サージアレスタ
JPH07317846A (ja) * 1994-05-30 1995-12-08 Koichi Nagahata 索道ワイヤーの固定具
JP2001291606A (ja) * 2000-04-07 2001-10-19 Toshiba Corp 避雷器
US6777614B1 (en) * 1999-08-23 2004-08-17 Siemens Aktiengesellschaft Surge suppressor with a bracing element
JP2008543036A (ja) * 2005-05-25 2008-11-27 トライデルタ ユーベルシュパンナンザブライター ゲーエムベーハー かご型避雷器
JP2009524262A (ja) * 2006-01-25 2009-06-25 トリデルタ ユーバーシュパヌングスアプライター ゲーエムベーハー かご型避雷器及びその製造方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49140575U (ja) * 1973-04-06 1974-12-04
JPS50103060U (ja) * 1974-01-28 1975-08-25
JPS5943799A (ja) * 1982-09-03 1984-03-10 株式会社日立製作所 ねじ式伸縮杆
JPH07508134A (ja) * 1992-06-18 1995-09-07 レイケム・コーポレイション 電気サージアレスタ
JPH07317846A (ja) * 1994-05-30 1995-12-08 Koichi Nagahata 索道ワイヤーの固定具
US6777614B1 (en) * 1999-08-23 2004-08-17 Siemens Aktiengesellschaft Surge suppressor with a bracing element
JP2001291606A (ja) * 2000-04-07 2001-10-19 Toshiba Corp 避雷器
JP2008543036A (ja) * 2005-05-25 2008-11-27 トライデルタ ユーベルシュパンナンザブライター ゲーエムベーハー かご型避雷器
JP2009524262A (ja) * 2006-01-25 2009-06-25 トリデルタ ユーバーシュパヌングスアプライター ゲーエムベーハー かご型避雷器及びその製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018022811A (ja) * 2016-08-05 2018-02-08 株式会社明電舎 避雷器
CN107871578A (zh) * 2016-09-27 2018-04-03 西门子公司 用于过压放电器的夹紧装置、制造方法和过压放电器
EP3300088A3 (de) * 2016-09-27 2018-07-11 Siemens Aktiengesellschaft Verspannvorrichtung für einen überspannungsableiter, herstellungsverfahren und überspannungsableiter
US10755838B2 (en) 2016-09-27 2020-08-25 Siemens Aktiengesellschaft Tensioning device for a surge arrester, production method and surge arrester

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8982526B2 (en) Polymer surge arrester
JP2008543036A (ja) かご型避雷器
JP4865815B2 (ja) かご型避雷器
JP5481827B2 (ja) 電池
US5214249A (en) Electrical assembly with end collars for coupling ends of a weathershed housing to the end fittings
KR101118188B1 (ko) 고전력 슈퍼 커패시터
JP2013506243A (ja) 電気バッテリの電極に接続するための改良クランプ
CN109411800B (zh) 燃料电池堆组件
JP5790201B2 (ja) 電子機器の端子装置
JP2014022632A (ja) 避雷器およびその組立て方法
JP2010027671A (ja) 避雷器およびその製造方法
JP6602839B2 (ja) エラストマー体を有する加圧式シール
EP3553892A1 (en) Terminalized electric wire
US20130135783A1 (en) Arrester
WO2018002966A1 (ja) ポリマー避雷器およびその製造方法
JP7024062B2 (ja) ポリマー避雷器
JP5134521B2 (ja) 電気機器の接続装置
CN101802947B (zh) 双极分层型双电层电容器
JP5971719B2 (ja) 避雷器
JP2011233819A (ja) 避雷器およびその製造方法
JPH11215804A (ja) 平型半導体素子用スタック
US1199172A (en) Swivel for electrical conductors.
US4883729A (en) Battery terminal locking assembly
JP2019113225A (ja) グロープラグ及びその製造方法
JP3542017B2 (ja) 電池・キャパシタ用端子

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20140110

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140319

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20140319

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160331

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161004