JP2014022607A - 発光素子、発光素子ユニットおよび発光素子パッケージ - Google Patents

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Abstract

【課題】Agを含む層におけるAgのマイグレーションを抑制することができ、光の取り出し効率が高い発光素子、これを含む発光素子ユニットおよび発光素子ユニットを樹脂パッケージで覆った発光素子パッケージを提供すること。
【解決手段】発光素子1は、n型窒化物半導体層3と、n型窒化物半導体層3に積層された発光層4と、発光層4に積層されたp型窒化物半導体層5と、n型窒化物半導体層3に接続されたn型電極35と、p型窒化物半導体層5に接続されたp側透明導電膜6を有するp型電極40とを含む。n型電極35は、金属膜36を含む。金属膜36は、p型窒化物半導体層5の主面5Aに垂直な方向から見た平面視においてp側透明導電膜6と重なり合い、Agを含む。
【選択図】図2

Description

この発明は、発光素子、これを含む発光素子ユニットおよび発光素子ユニットを樹脂パッケージで覆った発光素子パッケージに関する。
1つの先行技術に係る発光素子は、特許文献1に開示されている。この発光素子では、GaN基板の表面に、バッファ層と、n−Gan層と、MQW層と、p−GaN層とがこの順で形成されている。p−GaN層の表面には、ITO膜が形成され、ITO膜には、Agで形成されたp側パッド電極が接続されている。ITO膜およびp側パッド電極は、p側電極を構成している。また、p−GaN層からn−Gan層にかけて一部をエッチングすることにより露出したn−Gan層には、n側電極が形成されている。
また、特許文献2に開示された発光素子では、基板の上に、バッファ層を介してn型層が形成され、n型層の上には、発光する層を含む層が形成されている。発光する層を含む層の上にはp型層が形成され、p型層の上には、Agを含むp側電極が形成されている。n型層において、発光する層を含む層が形成されていない領域には、n側電極が形成されている。
特開2009−49342号公報 特開2004−6498号公報
Agを含む層では、Agがイオン化してn側電極へ移動すること(マイグレーション)が懸念される。Agのマイグレーションが生じると、n側電極とp側電極との間で短絡が生じる虞がある。
この発明は、Agを含む層におけるAgのマイグレーションを抑制することができ、光の取り出し効率が高い発光素子、これを含む発光素子ユニットおよび発光素子ユニットを樹脂パッケージで覆った発光素子パッケージを提供する。
請求項1記載の発明は、n型窒化物半導体層と、前記n型窒化物半導体層に積層された発光層と、前記発光層に積層されたp型窒化物半導体層と、前記n型窒化物半導体層に接続されたn型電極と、前記p型窒化物半導体層に接続されたp側透明導電膜を有するp型電極とを含み、前記n型電極が、前記p型窒化物半導体層の主面に垂直な方向から見た平面視において前記p側透明導電膜と重なり合い、Agを含む金属膜を含む、発光素子である。
この構成によれば、Agを含む金属膜がn型電極となっているから、Agがイオン化されたとしても、Agイオンは、p型電極側へ引き寄せられないので、マイグレーションが生じない。また、n型電極では、Agがイオン化されたとしても、電子によってAgイオンが還元され続けるので、Agイオンが存在しにくい。よって、Agのマイグレーションを抑制することができる。
また、Agを含む金属膜は、平面視において、p型電極のp側透明導電膜と重なり合っている。そのため、発光層からの光は、直ちにn型窒化物半導体層から放出されずに、一旦p型窒化物半導体層およびp側透明導電膜を透過したとしても、Agを含む金属膜で反射した後にn型窒化物半導体層から放出される。よって、光の取り出し効率が高い発光素子を提供することができる。
請求項2記載の発明は、前記p側透明導電膜と前記Agを含む金属膜とが積層方向に間隔を開けて対向しており、前記p側透明導電膜と前記Agを含む金属膜との間隔を充填する間隔充填部を有し、前記n型電極および前記p型電極を互いに絶縁する絶縁膜をさらに含む、請求項1に記載の発光素子である。この構成によれば、p側透明導電膜とAgを含む金属膜との間において、n型電極およびp型電極を互いに絶縁することができる。
請求項3記載の発明は、前記絶縁膜が、前記Agを含む金属膜の前記p型窒化物半導体層とは反対側の表面を覆う表面被覆部をさらに有しており、前記n型電極が、前記Agを含む金属膜に接続され、前記表面被覆部上に露出したn側外部接続部をさらに有している、請求項2に記載の発光素子である。この構成によれば、n側外部接続部を介することによって、n型電極を外部のサブマウント基板に対して電気的に接続することができる。
請求項4記載の発明は、前記p型電極が、前記表面被覆部上に露出したp側外部接続部を有している、請求項3に記載の発光素子である。この構成によれば、n側外部接続部およびp側外部接続部の両方が表面被覆部上に露出されているので、サブマウント基板に対して発光素子における表面被覆部側を対向させることによって、サブマウント基板に発光素子をフリップチップ接続することができる。
請求項5記載の発明のように、前記絶縁膜が、SiO、SiONおよびSiNのうちの一種以上を含んでいることが好ましい。
請求項6記載の発明は、前記n型電極が、前記Agを含む金属膜と前記n型窒化物半導体層との間に配置されたn側透明導電膜をさらに有している、請求項1〜5のいずれか一項に記載の発光素子である。この構成によれば、Agを含む金属膜で反射した光を、n側透明導電膜を透過させてn型窒化物半導体層から放出させることができる。
請求項7記載の発明は、前記n型電極が、外部接続のためのn側外部接続部と、前記n側外部接続部と前記Agを含む金属膜との間に配置されるn側ストップメタルとを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の発光素子である。この構成によれば、n側外部接続部の形成のためにエッチングを行う場合、n側ストップメタルによって、その直下の部材(Agを含む金属膜)をエッチングから保護できる。
請求項8記載の発明は、前記p型電極が、外部接続のためのp側外部接続部と、前記p側外部接続部と前記p側透明導電膜との間に配置されるp側ストップメタルとをさらに含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の発光素子である。この構成によれば、p側外部接続部の形成のためにエッチングを行う場合、p側ストップメタルによって、その直下の部材(p側透明導電膜)をエッチングから保護できる。
請求項9記載の発明は、前記n側外部接続部が、Auを含む金属からなる、請求項3または7に記載の発光素子である。この構成によれば、n側外部接続部における導電性を高めることができる。
請求項10記載の発明は、前記p側外部接続部が、Auを含む金属からなる、請求項4または8に記載の発光素子である。この構成によれば、p側外部接続部における導電性を高めることができる。
請求項11記載の発明は、透明基板をさらに含み、前記n型窒化物半導体層が前記透明基板上に積層されている、請求項1〜10のいずれか一項に記載の発光素子である。この構成によれば、発光素子では、n型窒化物半導体層から放出された光は、透明基板から外部に取り出される。
請求項12記載の発明のように、主面を有するサブマウント基板と、前記p型窒化物半導体層を前記サブマウント基板の主面に対向させて当該サブマウント基板に接合された前記発光素子とを含む、発光素子ユニットを構成することができる。また、請求項13記載の発明のように、前記発光素子ユニットと、前記発光素子ユニットを収容した樹脂パッケージとを含む、発光素子パッケージを構成することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る発光素子の模式的な平面図である。 図2は、図1の切断面線II−IIにおける断面図である。 図3は、図1の切断面線III−IIIにおける断面図である。 図4は、発光素子の模式的な斜視図である。 図5Aは、図2に示す発光素子の製造方法を示す図解的な断面図である。 図5Bは、図5Aの次の工程を示す図解的な断面図である。 図5Cは、図5Bの次の工程を示す図解的な断面図である。 図5Dは、図5Cの次の工程を示す図解的な断面図である。 図5Eは、図5Dの次の工程を示す図解的な断面図である。 図5Fは、図5Eの次の工程を示す図解的な断面図である。 図5Gは、図5Fの次の工程を示す図解的な断面図である。 図5Hは、図5Gの次の工程を示す図解的な断面図である。 図5Iは、図5Hの次の工程を示す図解的な断面図である。 図5Jは、図5Iの次の工程を示す図解的な断面図である。 図5Kは、図5Jの次の工程を示す図解的な断面図である。 図6は、サブマウントの構造を図解的に示す断面図である。 図7は、サブマウントの模式的な平面図である。 図8Aは、発光装置の構造を図解的に示す断面図である。 図8Bは、発光装置の構成例を示す図解的な斜視図である。 図9は、発光素子パッケージの模式的な斜視図である。 図10は、変形例に係る発光素子の断面図であって、図2に対応している。
以下では、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る発光素子1の模式的な平面図である。図2は、図1の切断面線II−IIにおける断面図である。図3は、図1の切断面線III−IIIにおける断面図である。図4は、発光素子1の模式的な斜視図である。
発光素子1は、透明基板2と、n型窒化物半導体層3と、発光層4と、p型窒化物半導体層5と、n型電極35と、p型電極40と、絶縁膜8と、絶縁管層9と、バリア層15と、接合層16とを備えている。n型電極35は、n型窒化物半導体層3に接続されており、n側外部接続部10と、金属膜36と、第1コンタクト11と、n側ストップメタル37と、n側透明導電膜18とを有している。p型電極40は、p型窒化物半導体層5に接続されており、p側透明導電膜6と、p側外部接続部12と、第2コンタクト13と、p側ストップメタル14とを有している。
透明基板2上に、n型窒化物半導体層3、発光層4、p型窒化物半導体層5、p側透明導電膜6および金属膜36が、この順番で積層されている。
透明基板2は、発光層4の発光波長(たとえば450nm)に対して透明な材料(たとえばサファイア、GaNまたはSiC)からなり、所定の厚さを有している。透明基板2は、その厚さ方向から見た平面視において、図2における左右方向に長手方向を有し、図2における奥行き方向に短手方向を有する矩形形状に形成されている(図1参照)。透明基板2の長手方向寸法は、たとえば、約1000μmであり、透明基板2の短手方向寸法は、たとえば、約500μmである。透明基板2では、図2における下面が表面2Aであり、図2における上面が裏面2Bである。表面2Aは、光が取り出される光取出し面である。裏面2Bは、透明基板2におけるn型窒化物半導体層3との接合面である。透明基板2の裏面2Bには、n型窒化物半導体層3側へ突出する凸部17が複数形成されている。複数の凸部17は、離散配置されている。具体的には、複数の凸部17は、透明基板2の裏面2Bにおいて、互いに間隔を空けて行列状に配置されていてもよいし、千鳥状に配置されていてもよい。各凸部17は、SiNで形成されていてもよい。
n型窒化物半導体層3は、透明基板2上に積層されている。n型窒化物半導体層3は、透明基板2の裏面2Bの全域を覆っている。n型窒化物半導体層3は、n型の窒化物半導体(たとえば、GaN)からなっていて、発光層4の発光波長に対して透明である。「発光波長に対して透明」とは、具体的には、たとえば、発光波長の透過率が60%以上の場合をいう。n型窒化物半導体層3について、図2において透明基板2の裏面2Bを覆う下面を表面3Aといい、表面3Aとは反対側の上面を裏面3Bということにする。透明基板2の厚さ方向(n型窒化物半導体層3の厚さ方向でもある)から見た平面視において、n型窒化物半導体層3の裏面3Bの端部には、表面3A側へ凹んだ段付部分3Cが形成されている。
発光層4は、n型窒化物半導体層3上に積層されている。発光層4は、n型窒化物半導体層3の裏面3Bにおいて段付部分3C以外の全域を覆っている。発光層4は、この実施形態では、Inを含む窒化物半導体(たとえばInGaN)からなり、その厚さは、たとえば、約100nmである。発光層4の発光波長は、たとえば440nm〜460nmである。
p型窒化物半導体層5は、発光層4と同一パターンで発光層4上に積層されている。そのため、平面視において、p型窒化物半導体層5の領域は、発光層4の領域と一致している。p型窒化物半導体層5は、p型の窒化物半導体(たとえば、GaN)からなっていて、発光層4の発光波長に対して透明である。このように、n型半導体層であるn型窒化物半導体層3とp型半導体層であるp型窒化物半導体層5とで発光層4を挟んだ発光ダイオード構造が形成されている。p型窒化物半導体層5の厚さは、たとえば、約200nmである。この場合、n型窒化物半導体層3、発光層4およびp型窒化物半導体層5の全体の厚さは、たとえば、約4.5μmである。
p側透明導電膜6は、p型窒化物半導体層5と同一パターンでp型窒化物半導体層5上に積層され、p型窒化物半導体層5に接続されている。p側透明導電膜6は、ZnO(酸化亜鉛)またはITO(酸化インジウム錫)からなり、発光層4の発光波長に対して透明である。この実施形態では、p側透明導電膜6は、ITOからなる。p側透明導電膜6の厚さは、たとえば約100nm〜200nmである。また、平面視におけるp側透明導電膜6は、たとえば、約500μmの短辺と約1000μmの長辺とを有する長方形状である。図2におけるp型窒化物半導体層5の上下の面が、p型窒化物半導体層5の主面5Aであり、この主面5Aに垂直な方向は、透明基板2の厚さ方向であり、n型窒化物半導体層3、発光層4、p型窒化物半導体層5、p側透明導電膜6および金属膜36の積層方向でもある。
金属膜36は、Agを含んでいる。詳しくは、金属膜36は、Agと、Pd(パラジウム)、Nd(ネオジム)およびBi(ビスマス)の少なくともいずれかとを含む合金からなる。各材料の配合比率は、Agが98%程度であり、Pd、NdおよびBiの少なくともいずれかが数%程度である。金属膜36は、p側透明導電膜6上に配置されていて、p側透明導電膜6に対して前記積層方向に間隔を開けて非接触状態で対向している。平面視における金属膜36は、p側透明導電膜6とほぼ同じ大きさを有する長方形状である。図2における金属膜36の右端部には、金属膜36を厚さ方向に貫通する貫通穴39が、金属膜36の短手方向(透明基板2の短手方向でもあり、図2の奥行き方向)に3つ並んで形成されている(図1参照)。
n側ストップメタル37は、金属膜36上(図2において貫通穴39より左側の領域)に積層されている。n側ストップメタル37は、平面視において金属膜36とほぼ同じ大きさ(図2では金属膜36より若干小さい)を有する長方形状である。n側ストップメタル37は、導電性材料で形成されており、具体的には、Cr(クロム)およびPt(白金)を金属膜36側からこの順番で積層することで構成されている。
絶縁膜8は、SiO(酸化シリコン)、SiON(窒化酸化シリコン)およびSiN(窒化シリコン)のうちの一種以上を含む絶縁性材料(この実施形態ではSiN)で形成されている。絶縁膜8は、間隔充填部8Aと、表面被覆部8Bと、延設部8Cとを一体的に有している。間隔充填部8Aは、p側透明導電膜6と金属膜36との間に介在されていて、p側透明導電膜6と金属膜36との間隔を充填している。表面被覆部8Bは、金属膜36のp型窒化物半導体層6とは反対側の表面36A(図2における上面)と、n側ストップメタル37の金属膜36とは反対側の表面37Aとを部分的に覆っている。詳しくは、表面被覆部8Bは、平面視における表面36Aおよび表面37Aの外周部分を全域に亘って覆っている。また、表面被覆部8Bは、表面36Aにおいて金属膜36の各貫通穴39の周囲の部分と各貫通穴39よりも図2における右側の全領域とを覆っている。間隔充填部8Aおよび表面被覆部8Bの一部は、各貫通穴39に入り込んでいる。延設部8Cは、平面視における表面被覆部8Bの端部(間隔充填部8Aの端部でもある)から透明基板2側へ延びている。延設部8Cは、平面視における発光層4、p型窒化物半導体層5、p側透明導電膜6および金属膜36のそれぞれの外側端面と、n型窒化物半導体層3の段付部分3Cとを全域に亘って覆っている。発光層4の外側端面は、発光層4においてn型窒化物半導体層3およびp型窒化物半導体層5の間から露出した端面4Aである。
絶縁管層9は、絶縁性材料(ここでは、絶縁膜8と同じ材料)で形成されている。絶縁管層9は、絶縁膜8の間隔充填部8Aから連続しており、透明基板2の厚さ方向に沿って透明基板2側へ延びる管状の層であり、絶縁膜8の一部とみなすことができる。この実施形態では、絶縁管層9は、直線的な円管状であり、その外側の直径は、30μm以上50μm以下であり、その厚さは10μm〜20μm程度である。絶縁管層9は、p側透明導電膜6、p型窒化物半導体層5および発光層4を貫通して、n型窒化物半導体層3の厚さ途中まで到達している。
絶縁管層9は、複数設けられており、複数の絶縁管層9は、平面視において離散して配置されている。具体的に、複数の絶縁管層9は、平面視において、均等に分散配置されている。
複数の絶縁管層9は、図1に示すように、平面視において交差する2方向(透明基板2の長手方向および短手方向)に沿って行列状に規則配列されていてもよいし、平面視で千鳥状に配列されていてもよい。この実施形態では、絶縁管層9の数は、15であり、3行5列の行列状に配置されている。この場合、行方向が透明基板2の短手方向に一致し、列方向が透明基板2の長手方向に一致している。
n側外部接続部10は、発光素子1を電気的に外部接続するためのものである。図2を参照して、n側外部接続部10は、絶縁膜8の表面被覆部8B上において図2における左側に偏った領域に積層されている。n側外部接続部10は、表面被覆部8B上に露出している。n側外部接続部10は、平面視において、図1および図2における左右方向(透明基板2の長手方向)において長手の矩形状に形成されており、平面視における絶縁膜8(間隔充填部8A)の半分以上の領域を占めていて、表面被覆部8Bを貫通してn側ストップメタル37の表面37Aに接続されている。n側外部接続部10は、n側ストップメタル37を介して、n側ストップメタル37の下の金属膜36に接続されている。そのため、n側ストップメタル37は、n側外部接続部10と金属膜36との間に配置されていて、n側外部接続部10への(金属膜36の)Agの拡散を防止している。
n側外部接続部10は、導電性材料であるAuを含む金属からなる。たとえば、n側外部接続部10は、Cr、Pt(プラチナ)およびAuSn(金錫)を、n側ストップメタル37の表面37Aに近い側(透明基板2側)からこの順番で積層することによって構成されている。Auによって、n側外部接続部10における導電性を高めることができる。n側外部接続部10の厚さは、100nm以上であり、好ましくは、約350nmである。図1を参照して、n側外部接続部10は、図1において左右方向に延びる1対の長手縁10Aと、1対の長手縁10Aと直交して延びる1対の短手縁10Bとを含んでいる。長手縁10Aおよび短手縁10Bは、平面視におけるn側外部接続部10の外形(輪郭)を規定する辺である。
平面視において、複数の絶縁管層9のうち、1つの絶縁管層9は、矩形状のn側外部接続部10の重心位置Gに配置されていて、残りの絶縁管層9は、重心位置Gを基準(対称の中心)として点対称となるように配置されている。また、複数の絶縁管層9は、n側外部接続部10の長手縁10Aおよび短手縁10Bに沿って配置された第1縁側絶縁管層9Aを含んでいる。図1では、12個の第1縁側絶縁管層9Aが、全体で矩形の額縁状をなしていて、n側外部接続部10の外形線(長手縁10Aおよび短手縁10B)を縁取るように外形線に隣接して配置されている。
第1コンタクト11は、導電性材料(ここでは、金属膜36と同じ材料)で形成されている。第1コンタクト11は、金属膜36と同じ材料で形成されている場合、金属膜36と一体化していてもよく、金属膜36の一部と考えることもできる。第1コンタクト11は、金属膜36から連続しており、透明基板2の厚さ方向に沿って透明基板2側へ延びる柱状に形成されている。この実施形態では、第1コンタクト11は、直線状の円柱形状である。第1コンタクト11は、複数設けられている。この実施形態では、第1コンタクト11は、絶縁管層9と同じ数(15個)だけ設けられている。
図2を参照して、各第1コンタクト11は、絶縁膜8の間隔充填部8Aを貫通して、対応する絶縁管層9の中空部分に埋め込まれている。この状態で、各第1コンタクト11は、絶縁膜8(間隔充填部8A)および絶縁管層9を通って、n型窒化物半導体層3に接続されている。第1コンタクト11は、絶縁管層9を通ることによって、p側透明導電膜6、p型窒化物半導体層5および発光層4から分離絶縁されている。つまり、絶縁膜8(絶縁管層9を含む)は、n型電極35(第1コンタクト11)と、p型電極40(p側透明導電膜6)とを互いに絶縁している。また、絶縁膜8の間隔充填部8Aによって、p側透明導電膜6と金属膜36との間において、n型電極35およびp型電極40を互いに絶縁することもできる。
n型窒化物半導体層3と、円柱形状の各第1コンタクト11におけるn型窒化物半導体層3側の端部との間には、n側透明導電膜18が配置されている。n側透明導電膜18は、AlまたITOからなり、平面視で、少なくとも第1コンタクト11と一致する円形状をなしている。n側透明導電膜18は、TiおよびAlを透明基板2側からこの順番で積層することによって構成されてもよい。第1コンタクト11(金属膜36)は、n側透明導電膜18を介することによってn型窒化物半導体層3にオーミック接触することができる。
この実施形態では、n側透明導電膜18は、平面視において、第1コンタクト11が埋め込まれた絶縁管層9と輪郭が一致する円形状をなしている。なお、n側透明導電膜18の直径は、たとえば20μm以上40μm以下であってもよく、第1コンタクト11の寸法誤差や隣り合う第1コンタクト11の間隔の誤差を踏まえると、好ましくは、30μm程度である。n側透明導電膜18の直径を20μmよりも小さくすると、n側透明導電膜18における電気抵抗(接触抵抗)が増大する。
図1を参照して、平面視において、円管状の絶縁管層9の円中心と、絶縁管層9の中空部分に埋め込まれた円柱状の第1コンタクト11の円中心とは、一致している。したがって、平面視において、複数の第1コンタクト11は、複数の絶縁管層9と同じ配列パターンで配列されている。つまり、複数の第1コンタクト11は、平面視において、行列状をなすように、均等に分散配置されている。
p側外部接続部12は、n側外部接続部10とともに、発光素子1を電気的に外部接続するためのものである。図2を参照して、p側外部接続部12は、この実施形態では、n側外部接続部10と同じ材料(Auを含む金属)からなり、絶縁膜8(表面被覆部8B)上において図2における右側に偏った領域に積層されている。Auによって、p側外部接続部12における導電性を高めることができる。p側外部接続部12は、表面被覆部8B上に露出している。p側外部接続部12は、平面視において、n側外部接続部10よりも小さいが、たとえば、n側外部接続部10と同じ厚さを有している。p側外部接続部12は、n側外部接続部10の長手方向(図1および図2における左右方向)に対して直交する方向(図2の紙面に直交する方向)に長手である(図1参照)。絶縁膜8上において、左側に偏って形成されたn側外部接続部10と、右側に偏って形成されたp側外部接続部12とは、たとえば約60μmの距離を隔てることによって分離絶縁されている。
第2コンタクト13は、導電性材料(ここでは、p側外部接続部12と同じ材料)で形成されている。第2コンタクト13は、p側外部接続部12から連続しており、透明基板2の厚さ方向に沿って透明基板2側へ延びる柱状に形成されている。第2コンタクト13は、複数(ここでは、3つ)設けられている。複数の第2コンタクト13は、p側外部接続部12の長手方向(図2の紙面に直交する方向)に沿って並んでいる(図1参照)。各第2コンタクト13は、絶縁膜8を貫通しつつ、金属膜36におけるいずれかの貫通穴39(透明基板2の短手方向で同じ位置にある貫通穴39)に挿通された状態で、p側透明導電膜6の表面6A(図2における上面)の手前まで延びている。
第2コンタクト13(第2コンタクト13をp側外部接続部12の一部とする場合には、p側外部接続部12)は、Cr、PtおよびAuSnを、透明基板2側からこの順番で積層することによって構成されていてもよい。
p側ストップメタル14は、p側透明導電膜6の表面6Aにおいて、平面視で各第2コンタクト13と一致する位置に積層されており、平面視において第2コンタクト13よりも大きく形成されている。p側ストップメタル14は、導電性材料で形成されており、具体的には、Cr(クロム)およびPt(白金)をp側透明導電膜6側からこの順番で積層することで構成されている。p側ストップメタル14は、p側透明導電膜6と第2コンタクト13(p側外部接続部12)との間に配置されていて、p側外部接続部12の材料がp側透明導電膜6に拡散することを防止している。第2コンタクト13は、p側ストップメタル14を介してp側透明導電膜6に接続されている。そのため、第2コンタクト13につながったp側外部接続部12は、第2コンタクト13およびp側ストップメタル14を介して、p側透明導電膜6に電気的に接続されている。
バリア層15は、n側外部接続部10上に、n側外部接続部10と同一パターンで積層されているとともに、p側外部接続部12上に、p側外部接続部12と同一パターンで積層されている。バリア層15は、Ti(チタン)およびPtをn側外部接続部10およびp側外部接続部12側からこの順番で積層して構成されている。
接合層16は、n側外部接続部10上のバリア層15上に、n側外部接続部10と同一パターンで積層されているとともに、p側外部接続部12上のバリア層15上に、p側外部接続部12と同一パターンで積層されている。接合層16は、たとえば、Ag、TiもしくはPtまたはこれらの合金からなる。接合層16は、半田またはAuSn(金錫)からなってもよい。この実施形態では、接合層16は、AuSnからなる。バリア層15によって、接合層16からn側外部接続部10およびp側外部接続部12へのSn(錫)の拡散が抑えられている。
接合層16において、n側外部接続部10上およびp側外部接続部12上のバリア層15と接する面が下面であり、この下面とは反対側の上面を接合面16Aということにする。n側外部接続部10側の接合層16の接合面16Aと、p側外部接続部12側の接合層16の接合面16Aとはいずれも平坦面であり、同じ高さ位置(透明基板2の厚さ方向における位置)において面一になっている。前述したようにn側外部接続部10とp側外部接続部12とが分離絶縁されているので、n側外部接続部10側の接合層16と、p側外部接続部12側の接合層16とは、分離絶縁されている。
n型窒化物半導体層3において段付部分3Cを除く部分と、発光層4と、p型窒化物半導体層5と、p側透明導電膜6とは、平面視において一致していて、図1および図2の左右方向(透明基板2の長手方向)に長手の矩形状である(図1参照)。また、p側透明導電膜6に対して間隔充填部8Aを挟んで対向している金属膜36は、透明基板2の厚さ方向から見た平面視においてp側透明導電膜6と重なり合っている。図1では、平面視における金属膜36の輪郭(外縁)と貫通穴39の縁とが1点鎖線で示されている。説明の便宜上、平面視において、金属膜36の輪郭の内側にp側透明導電膜6が位置しているが、金属膜36の輪郭とp側透明導電膜6の輪郭とはほぼ一致している。また、各貫通穴39の内側に第2コンタクト13が位置している。
また、n型窒化物半導体層3、発光層4、p型窒化物半導体層5、p側透明導電膜6、金属膜36および間隔充填部8Aのそれぞれは、絶縁管層9および第1コンタクト11が形成されていない領域では、透明基板2の長手方向における全域に亘って存在している(図3参照)。平面視において、n側外部接続部10、p側外部接続部12、バリア層15および接合層16は、発光層4(p型窒化物半導体層5、p側透明導電膜6、金属膜36および間隔充填部8A)の内側に位置している(図1参照)。
図2を参照して、この発光素子1では、n側外部接続部10とp側外部接続部12との間に順方向電圧を印加すると、p側外部接続部12からn側外部接続部10へ向かって電流が流れる。電流は、p側外部接続部12からn側外部接続部10へ向かって、第2コンタクト13、p側ストップメタル14、p側透明導電膜6を、この順番で流れる。p側透明導電膜6は、導電性が良好なので、電流は、p側透明導電膜6において平面視における全域に広がり、その後、p型窒化物半導体層5、発光層4、n型窒化物半導体層3、n側透明導電膜18、第1コンタクト11、金属膜36およびn側ストップメタル37を、この順番で流れる。このように電流が流れることによって、n型窒化物半導体層3から発光層4に電子が注入され、p型窒化物半導体層5から発光層4に正孔が注入され、これらの正孔および電子が発光層4で再結合することにより、波長440nm〜460nmの青色の光が発生する。この光は、n型窒化物半導体層3および透明基板2をこの順で透過して透明基板2の表面2Aから外部に取り出される。
この際、発光層4からp型窒化物半導体層5側に向かう光も存在し、この光は、p型窒化物半導体層5、p側透明導電膜6および間隔充填部8Aをこの順で透過して、金属膜36と間隔充填部8Aとの界面で反射される。反射した光は、間隔充填部8A、p側透明導電膜6、p型窒化物半導体層5、発光層4、絶縁管層9、n側透明導電膜18、n型窒化物半導体層3および透明基板2を透過して透明基板2の表面2Aから取り出される。つまり、発光層4からの光を、p側透明導電膜6を透過させて金属膜36で反射させ、再びp側透明導電膜6を透過させてn型窒化物半導体層3から放出させることができる。
また、金属膜36で反射されずに、金属膜36の貫通穴39内を進む光も存在し、この光は、第2コンタクト13および絶縁膜8を透過して、絶縁膜8とn側外部接続部10およびp側外部接続部12との界面で反射される。反射した光は、貫通穴39から、絶縁膜8、絶縁管層9、p側透明導電膜6、p型窒化物半導体層5、発光層4、n側透明導電膜18、n型窒化物半導体層3および透明基板2を透過して透明基板2の表面2Aから取り出される。つまり、この発光素子1は、第1の反射電極層としての第1金属膜7のほかに、第2の反射電極層としてのn側外部接続部10およびp側外部接続部12を備えている。第1および第2電極層10,12が反射電極層としての機能を有すためには、第1および第2電極層10,12の厚さは、100nm以上である必要がある。また、金属膜36で反射した光がn側透明導電膜18に向かう場合には、この光を、n側透明導電膜18を透過させてn型窒化物半導体層3から放出させることができる。
前述したように、透明基板2の裏面2Bには、複数の凸部17が形成されている。これらの凸部17によって、n型窒化物半導体層3側から透明基板2へ向かって様々な角度から透明基板2の裏面2Bに入射される光が透明基板2の裏面2Bで全反射することを抑制できる。これにより、n型窒化物半導体層3から透明基板2へ向かう光が、n型窒化物半導体層3と透明基板2との界面においてn型窒化物半導体層3側へ反射することが抑制される。また、各凸部17は、n型窒化物半導体層3内で乱反射することでとどまっている光を透明基板2側へ導くこともできる。よって、光の取り出し効率が向上する。
以上のように、発光素子1では、Agを含む金属膜36がn型電極35となっているから、Agがイオン化されたとしても、Agイオンは、p型電極40側へ引き寄せられないので、マイグレーションが生じない。また、n型電極35では、Agがイオン化されたとしても、電子によってAgイオンが還元され続けるので、Agイオンが存在しにくい。よって、Agのマイグレーションを抑制することができる。
また、Agを含む金属膜36は、平面視において、p型電極40のp側透明導電膜6と重なり合っている(図1参照)。そのため、発光層4からの光は、直ちにn型窒化物半導体層3から放出されずに、一旦p型窒化物半導体層5およびp側透明導電膜6を透過したとしても、Agを含む金属膜36で反射した後にn型窒化物半導体層3から放出される。よって、光の取り出し効率が高い発光素子1を提供することができる。
図5A〜図5Kは、図2に示す発光素子の製造方法を示す図解的な断面図である。
まず、図5Aに示すように、透明基板2の裏面2Bに、SiNからなる層(SiN層)を形成し、レジストパターン(図示せず)をマスクとするエッチングにより、このSiN層を、複数の凸部17に分離する。次いで、透明基板2を反応容器(図示せず)内に配置して反応容器内にガス(シランガス等)を流すことによって、透明基板2の裏面2B上に半導体層をエピタキシャル成長させる処理が行われる。その際、ガスの流量比を変えることで、透明基板2の裏面2B上に、n型窒化物半導体層3、発光層4およびp型窒化物半導体層5を、この順番で連続的に形成することができる。
次いで、図5Bに示すように、たとえばリフトオフ法を用いて、p側透明導電膜6をパターン形成する。なお、エッチングによってp側透明導電膜6を形成してもよい。p側透明導電膜6は、各絶縁管層9(図1および図2参照)と一致する位置に、p側透明導電膜6を貫通する貫通穴19を有するパターンに形成され、各貫通穴19からp型窒化物半導体層5が露出することになる。
次いで、図5Cに示すように、p側透明導電膜6の上にレジストパターン22を形成する。レジストパターン22には、平面視でp側透明導電膜6の各貫通穴19と一致する位置に、貫通穴19と同じ大きさの開口23が形成されている。開口23は、平面視で同じ位置にある貫通穴19に連続している。また、平面視において、レジストパターン22は、n型窒化物半導体層3の段付部分3Cが位置する予定の部分には存在しない。
次いで、レジストパターン22をマスクとするドライエッチングにより、p型窒化物半導体層5、発光層4およびn型窒化物半導体層3のそれぞれを選択的に除去する。これにより、平面視においてレジストパターン22の各開口23と一致する位置には、p型窒化物半導体層5および発光層4を貫通して、n型窒化物半導体層3の厚さ途中まで到達するトレンチ24(この実施形態では円筒状のトレンチ)が形成され、n型窒化物半導体層3に段付部分3Cが形成される。各トレンチ24は、平面視で同じ位置にある開口23および貫通穴19に連続している。平面視で同じ位置で連続する貫通穴19およびトレンチ24は、1つのトレンチ25を構成している。トレンチ25は、平面視で絶縁管層9と一致する複数(ここでは、15個)の分散した位置に形成されている。各トレンチ25は、この実施形態では、透明基板2の厚さ方向に直線的に延びる円筒状であり、その断面の円形状は、透明基板2の厚さ方向におけるいずれの位置でも同じ大きさである。各トレンチ25は、p側透明導電膜6、p型窒化物半導体層5および発光層4を貫通して、n型窒化物半導体層3の厚さ途中まで到達している。トレンチ25の半導体層表面(p型窒化物半導体層5の表面)からの深さ(透明基板2の厚さ方向における寸法)は、たとえば、約1.5μmである。また、p側透明導電膜6、p型窒化物半導体層5および発光層4のそれぞれにおいて平面視で段付部分3Cと一致する部分(図5B参照)は、ドライエッチングによるトレンチ25の形成と同時に除去されている。
次いで、レジストパターン22を除去してから、図5Dに示すように、p側透明導電膜6上において平面視で第2コンタクト13(図2参照)と一致する予定の位置に、たとえばリフトオフ法を用いて、p側ストップメタル14を形成する。また、各トレンチ25の底(n型窒化物半導体層3が露出されている部分)に、n側透明導電膜18を形成する。
次いで、図5Eに示すように、p側透明導電膜6上およびp側ストップメタル14上に、たとえばCVD法によって、SiNからなる層(SiN層)26を形成する。SiN層26は、各トレンチ25内に埋め尽くされるとともに、平面視における発光層4、p型窒化物半導体層5およびp側透明導電膜6のそれぞれの外側端面と、n型窒化物半導体層3の段付部分3Cとを全域に亘って覆うように形成される。SiN層26において、p側透明導電膜6上およびp側ストップメタル14上にある部分は、絶縁膜8の間隔充填部8Aとなる。SiN層26において、平面視における発光層4、p型窒化物半導体層5およびp側透明導電膜6のそれぞれの外側端面と、n型窒化物半導体層3の段付部分3Cとを覆っている部分は、延設部8Cとなる。また、SiN層26において、トレンチ25内に埋め込まれた部分は、絶縁管層9を形成することになる。
次いで、図5Fに示すように、絶縁膜8(間隔充填部8A)上に、レジストパターン27を形成する。レジストパターン27には、平面視で各第1コンタクト11(図2参照)と一致する予定の位置に、開口28が形成されている。
次いで、レジストパターン27をマスクとするドライエッチングにより、絶縁膜8(間隔充填部8A)と、各トレンチ25内のSiN層26とを選択的に除去する。これにより、平面視においてレジストパターン27の各開口28と一致する位置の絶縁膜8およびSiN層26がレジストパターン27側から除去される。このドライエッチングの条件は、各トレンチ25の底面のn側透明導電膜18がエッチングされない条件になっている。そのため、各開口28におけるエッチングは、トレンチ25の底面におけるn側透明導電膜18の手前でストップする。これにより、平面視においてレジストパターン22の各開口28と一致する位置には、絶縁膜8およびSiN層26を貫通してn側透明導電膜18まで到達するトレンチ30が形成される。
トレンチ30は、透明基板2の厚さ方向に延びる円筒状であり、その断面の円形状は、透明基板2の厚さ方向における全域に亘って同じ大きさである。トレンチ30は、第1コンタクト11と同じ数(ここでは、15個)形成されていて、各トレンチ30は、いずれかのトレンチ25の内側に配置されている。各トレンチ25がn型窒化物半導体層3の厚さ途中まで到達しているので、各トレンチ30も、n型窒化物半導体層3の厚さ途中まで到達している。各トレンチ30の底では、n側透明導電膜18が露出されている。各トレンチ25内に埋め尽くされたSiN層26は、トレンチ30が形成されることによって、絶縁管層9となる。
次いで、レジストパターン27を除去してから、図5Gに示すように、たとえば蒸着により、Ag(またはAg合金)からなる層(Ag層33)を絶縁膜8(間隔充填部8A)上の全域に形成する。Ag層33は、各トレンチ30内に埋め尽くされる。トレンチ30内のAg層33は、第1コンタクト11となる。
次いで、図5Hに示すように、レジストパターン(図示せず)をマスクとするエッチングにより、間隔充填部8A上のAg層33をパターニングする。これにより、間隔充填部8A上のAg層33は、貫通穴39を有する金属膜36となる。
次いで、金属膜36上において平面視でn側外部接続部10(図2参照)と一致する予定の位置(図5Hにおいて貫通穴39よりも左側の位置)に、たとえばリフトオフ法を用いて、n側ストップメタル37を形成する。
次いで、図5Iに示すように、n側ストップメタル37上、金属膜36上(n側ストップメタル37からはみ出た領域)および間隔充填部8A上(金属膜36からはみ出た領域)に、たとえばCVD法によって、SiNからなる層(SiN層)26を形成する。SiN層26は、平面視におけるn側ストップメタル37および金属膜36のそれぞれの外側端面を覆い、金属膜36の貫通穴39を埋め尽くすように形成される。SiN層26において、金属膜36上およびn側ストップメタル37上にある部分は、絶縁膜8の表面被覆部8Bとなる。これにより、絶縁膜8が完成する。
次いで、図5Jに示すように、絶縁膜8(表面被覆部8B)上に、レジストパターン42を形成する。レジストパターン42には、平面視でn側外部接続部10(図2参照)と一致する予定の位置に、開口43が形成されていて、平面視で各第2コンタクト13(図2参照)と一致する予定の位置に、開口29が形成されている。平面視において、開口43は、n側ストップメタル37の輪郭よりも内側にあり、開口29は、金属膜36の貫通穴39やp側ストップメタル14の輪郭よりも内側にある。
次いで、レジストパターン42をマスクとするドライエッチングにより、絶縁膜8を選択的に除去する。これにより、平面視においてレジストパターン42の開口43および各開口29と一致する位置の絶縁膜8がレジストパターン42側から除去される。
開口43におけるエッチングは、n側ストップメタル37で停止する。つまり、n側ストップメタル37が、その直下にある金属膜36をドライエッチングから保護するので、金属膜36までエッチングされてしまうことを防止できる。その結果、平面視においてレジストパターン42の開口43と一致する位置には、絶縁膜8を貫通して金属膜36まで到達するトレンチ44が形成される。
また、各開口29におけるエッチングは、p側ストップメタル14で停止する。つまり、p側ストップメタル14が、その直下にあるp側透明導電膜6をドライエッチングから保護するので、p側透明導電膜6までエッチングされてしまうことを防止できる。その結果、平面視においてレジストパターン42の各開口29と一致する位置には、絶縁膜8を貫通してp側ストップメタル14まで到達するトレンチ31が形成される。トレンチ31は、第2コンタクト13と同じ数(ここでは、3個)だけ形成され、これらのトレンチ31は、平面視における透明基板2の短手方向(図5Jの紙面に直交する方向)において等間隔で並んでいる。
次いで、レジストパターン42を除去してから、図5Kに示すように、たとえば蒸着により、Auを含む金属からなる層(Au層32)を絶縁膜8上の全域に形成する。Au層32は、トレンチ44内および各トレンチ31内に埋め尽くされる。トレンチ44内のAu層32は、n側外部接続部10の一部となり、トレンチ31内のAu層32は、第2コンタクト13となる。
次いで、絶縁膜8上のAu層32上の全域に、たとえばスパッタ法によって、Tiからなる層(Ti層)と、Ptからなる層(Pt層)とをAu層32側からこの順番で積層する。これにより、Ti層およびPt層の積層構造からなるバリア層15がAu層32上に形成される。
次いで、バリア層15上の全域に、たとえば電解めっき法によって、AuSnからなる層(AuSn層)を形成する。AuSn層は、接合層16である。
次いで、レジストパターン(図示せず)をマスクとして用いるエッチングにより、絶縁膜8上のAu層32、バリア層15および接合層16のそれぞれを、平面視における透明基板2の長手方向において、第2コンタクト13と、トレンチ44内のAu層32との間で二分する。これにより、図2に示すように、絶縁膜8上のAu層32において、平面視でトレンチ44内を埋め尽くした部分が、n側外部接続部10となり、平面視で全ての第2コンタクト13を覆う部分が、p側外部接続部12となる。n側外部接続部10およびp側外部接続部12は、分離絶縁された状態で絶縁膜8上に形成されていて、絶縁膜8の表面被覆部8Bから外部(図2における上方)にはみ出ている。n側外部接続部10が形成されることでn型電極35が完成し、p側外部接続部12が形成されることでp型電極40が完成する。以上の結果、発光素子1が完成する。
発光素子1は、たとえば、透明基板2の元基板としての1枚のウエハ(図示せず)上に多数同時に形成される。そこで、必要に応じてウエハを研削・研磨して厚みを調整した後に、ウエハを、レーザスクライバ等を用いてダイシングすると、最終的に図1〜図4に示す構造の発光素子1が個別に切り出される。
前述したように、絶縁膜8上にAu層32を形成する際に(図5K参照)、各トレンチ31内にAu層32を埋め尽くすと、絶縁膜8には、各トレンチ31の跡90が凹みとなって現れ、最終的には、第2電極12上の接合層16の接合面16Aにも現れる(図4参照)。しかし、複数のトレンチ31は、透明基板2の短手方向において間隔を隔てているので(図1参照)、これらのトレンチ31が1列につながっている場合に比べて、各トレンチ31の跡90は、とても小さく目立たない。そのため、第2電極12上の接合層16の接合面16Aはほとんど平坦になる。
図6は、サブマウントの構造を図解的に示す断面図である。
図6に二点鎖線で示すように、発光素子1は、接合層16によってサブマウント50に接合され、発光素子1およびサブマウント50は、発光素子ユニット64を構成する。
サブマウント50は、サブマウント基板51と、絶縁層52と、電極層53と、接合層54とを備えている。
サブマウント基板51はたとえばSiからなる。絶縁層52は、たとえばSiOからなり、サブマウント基板51の主面51A(図6における上面)の全域を覆っている。
電極層53は、たとえばAlからなる。電極層53は、絶縁層52上において分離された2つの領域に設けられており、図6では、2つの電極層53が、左右に隔てた状態で絶縁層52上に形成されている。2つの電極層53のうち、図6における左側の電極層53を第1マウント電極層53Aといい、図6における右側の電極層53を第2マウント電極層53Bということにする。第1マウント電極層53Aと第2マウント電極層53Bとは、第1電極11および第2電極12の間隔とほぼ等しい間隔、たとえば、60μm程度の間隔を隔てて分離絶縁されて配置されている。
接合層54は各電極層53上に積層されている。接合層54は、この実施形態では、サブマウント基板51側のTi層55と、Ti層55上に積層されたAu層56とを含む2層構造である。接合層54において電極層53に接触している面とは反対側の面(図6における上面)が、表面54Aとされる。表面54Aは、平坦面であり、各電極層53上の接合層54の表面54Aは、面一になっている。
図7は、サブマウントの模式的な平面図である。
平面視において、第1マウント電極層53A上の接合層54は、発光素子1のn側外部接続部10上の接合層16と同じ大きさであり、第2マウント電極層53B上の接合層54は、発光素子1のp側外部接続部12上の接合層16と同じ大きさである(図1参照)。
図8Aは、発光装置の構造を図解的に示す断面図である。
図8Aを参照して、発光装置60は、発光素子ユニット64(発光素子1およびサブマウント50)と、支持基板61とを含んでいる。
支持基板61は、絶縁性材料で形成された絶縁基板62と、絶縁基板62の両端から露出するように設けられて、発光素子1と外部とを電気的に接続する金属製の一対のリード63とを有している。絶縁基板62は、たとえば平面視矩形に形成されており、その対向する一対の辺に沿って一対のリード63がそれぞれ帯状に形成されている。各リード63は、絶縁基板62の一対の端縁に沿って、上面から側面を渡って下面に至るように折り返され、横向きU字形断面を有するように形成されている。
発光素子ユニット64の組立に際しては、たとえば、サブマウント50を、図8Aに示すように、接合層54の表面54Aが上を向くような姿勢にする。また、図2に示す発光素子1を、接合層16の接合面16Aが下を向くような姿勢(図2とは上下が逆の姿勢)にし、図8Aの姿勢にあるサブマウント50に対して上から対向させる。このとき、発光素子1では、p型窒化物半導体層5がサブマウント50のサブマウント基板51の主面51Aに対して上から対向している。
発光素子1をサブマウント50に接近させると、図8Aに示すように、発光素子1の接合層16の接合面16Aと、サブマウント50の接合層54の表面54Aとが面接触する。具体的には、n側外部接続部10側の接合層16の接合面16Aが、第1マウント電極層53A側の接合層54の表面54Aに対して面接触し、p側外部接続部12側の接合層16の接合面16Aが、第2マウント電極層53B側の接合層54の表面54Aに対して面接触する。この状態でリフロー(熱処理)を行えば、n側外部接続部10と第1マウント電極層53Aとが接合層16,54を介して接合され、かつp側外部接続部12と第2マウント電極層53Bとが接合層16,54を介して接合される。接合層16と接合層54とが融解・固着して互いに接合すると、発光素子1が、電極層53および接合層54を介してサブマウント50のサブマウント基板51に接合され、サブマウント50にフリップチップ接続される。n側外部接続部10およびp側外部接続部12の両方が表面被覆部8B上に露出されているので、サブマウント基板51に対して発光素子1における表面被覆部8B側を対向させることによって、サブマウント基板51に発光素子1をフリップチップ接続することができる。つまり、n側外部接続部10およびp側外部接続部12を介することによって、n型電極35およびp型電極40を外部のサブマウント基板51に対して電気的に接続することができる。フリップチップ接続の結果、発光素子1とサブマウント50とが一体化した発光素子ユニット64が得られる。
前述したように、第2電極12上の接合層16の接合面16Aには、各トレンチ31の跡90があるがとても小さいので、この接合面16Aは、ほとんど平坦である(図4参照)。そのため、この接合面16Aと、第2マウント電極層53B側の接合層54の表面54Aとの面接触に対して、各トレンチ31の跡90が影響を与えることはなく、これらの接合面16Aおよび表面54Aは、ほぼ全域に亘って面接触している。また、発光素子1側のn側外部接続部10とp側外部接続部12とが、約60μmという十分な距離を隔てていて、サブマウント50側の第1マウント電極層53Aと第2マウント電極層53Bとが、同様に十分な距離を隔てている。そのため、多少の取り付け誤差があっても、n側外部接続部10が第2マウント電極層53Bに接続されたり、p側外部接続部12が第1マウント電極層53Aに接続されたりすることがないので、発光素子1をサブマウント50に確実にフリップチップ接続できる。
サブマウント50のサブマウント基板51を絶縁基板62の一表面に対向させることで、発光素子ユニット64は、当該絶縁基板62に接合される。そして、n側外部接続部10に接続された第1マウント電極層53Aと、第1マウント電極層53A側のリード63とが、ボンディングワイヤ65によって接続される。また、p側外部接続部12に接続された第2マウント電極層53Bと、第2マウント電極層53B側のリード63とが、ボンディングワイヤ65によって接続される。これにより、発光素子ユニット64と支持基板61とが一体化されて発光装置60が完成する。
図8Bに図解的な斜視図を示すように、支持基板61は、長尺形状(帯状)に形成されていてもよく、このような長尺な支持基板61の表面に、複数の発光素子ユニット64が実装されてLED(発光ダイオード)バーを構成していてもよい。図8Bには、支持基板61の一表面に複数の発光素子ユニット64が直線状に一列に配列された発光装置60が示されている。このような発光装置60は、たとえば、液晶表示装置のバックライト用光源として用いることができる。なお、支持基板61上の複数の発光素子ユニット64は、直線状に一列に配列されている必要はなく、2列に配列されていてもよいし、千鳥状に配列されていてもよい。また、各発光素子ユニット64上に、蛍光体を含んだ封止樹脂をポッティングしてもよい。
図9は、発光素子ユニット64を用いた発光素子パッケージの模式的な斜視図である。
発光素子パッケージ70は、図8Aに示した構造の発光装置60と樹脂パッケージ71と封止樹脂72とを含んでいる。
樹脂パッケージ71は、樹脂が充填されたリング状のケースであり、その内側に発光素子ユニット64を収容して(覆って)側方から包囲して保護した状態で、支持基板61に固定されている。樹脂パッケージ71の内壁面は、発光素子ユニット64の発光素子1から出射された光を反射させて外部へ取り出すための反射面71aを形成している。この実施形態では、反射面71aは、内方に向かうに従って支持基板61に近づくように傾斜した傾斜面からなり、発光素子1からの光を光取り出し方向(透明基板2の法線方向)に向かって反射するように構成されている。
封止樹脂72は、発光素子1の発光波長に対して透明な透明樹脂(たとえば、シリコーンやエポキシなど)からなり、発光素子1およびボンディングワイヤ65などを封止している。または、この透明樹脂に蛍光体を混合してもよい。発光装置60が青色発光し、蛍光体として黄色発光のものを配置すると、自然発光が得られる。
図9には、支持基板61上に一つの発光素子ユニット64が実装されている構造を示したが、むろん、支持基板61上に複数個の発光素子ユニット64が共通に実装されていて、それらが封止樹脂72によって共通に封止されていてもよい。
以上のほかにも、この発明はさらに種々の実施形態をとり得る。たとえば、前述の実施形態では、第1コンタクト11が円柱形状を有する例を示したが、第1コンタクト11は多角柱形状を有していてもよい。また、第1コンタクト11は、その軸直角断面形状が軸方向に沿って一様である必要はなく、たとえば、n側透明導電膜18から離れるに従って断面積が大きくなるように設計されていてもよい。また、前述の実施形態では、窒化物半導体としてGaNを例示したが、窒化アルミニウム(AlN)、窒化インジウム(InN)などの他の窒化物半導体が用いられてもよい。窒化物半導体は、一般には、AlxInyGa1-x-yN(0≦x≦1,0≦y≦1,0≦x+y≦1)と表わすことができる。
また、金属膜36におけるAgの拡散を一層防止するために、TiW(チタンタングステン)、TiN(チタンナイトライド)、TaN(タンタルナイトライド)またはWN(タングステンナイトライド)からなる拡散防止膜で金属膜36を覆ってもよい。
また、図5Jで説明した絶縁膜8のドライエッチングの際、エッチング条件に応じて、n側ストップメタル37およびp側ストップメタル14(特にn側ストップメタル37)を省略することもできる。
図10は、変形例に係る発光素子の断面図であって、図2に対応している。
これから述べる発光素子100において、前述した発光素子1で説明した部分と対応する部分には、同一の参照符号を付し、当該部分についての詳しい説明を省略する。前述したn側透明導電膜18(図2参照)は、図10に示す発光素子100のように、省略され、各第1コンタクト11がn型窒化物半導体層3に直接接続されていてもよい。
1 発光素子
2 透明基板
3 n型窒化物半導体層
4 発光層
5 p型窒化物半導体層
5A 主面
6 p側透明導電膜
8 絶縁膜
8A 間隔充填部
8B 表面被覆部
10 n側外部接続部
12 p側外部接続部
14 p側ストップメタル
18 n側透明導電膜
35 n型電極
36 金属膜
36A 表面
37 n側ストップメタル
40 p型電極
51 サブマウント基板
51A 主面
64 発光素子ユニット
70 発光素子パッケージ
71 樹脂パッケージ
100 発光素子

Claims (13)

  1. n型窒化物半導体層と、
    前記n型窒化物半導体層に積層された発光層と、
    前記発光層に積層されたp型窒化物半導体層と、
    前記n型窒化物半導体層に接続されたn型電極と、
    前記p型窒化物半導体層に接続されたp側透明導電膜を有するp型電極とを含み、
    前記n型電極が、前記p型窒化物半導体層の主面に垂直な方向から見た平面視において前記p側透明導電膜と重なり合い、Agを含む金属膜を含む、発光素子。
  2. 前記p側透明導電膜と前記Agを含む金属膜とが積層方向に間隔を開けて対向しており、
    前記p側透明導電膜と前記Agを含む金属膜との間隔を充填する間隔充填部を有し、前記n型電極および前記p型電極を互いに絶縁する絶縁膜をさらに含む、請求項1に記載の発光素子。
  3. 前記絶縁膜が、前記Agを含む金属膜の前記p型窒化物半導体層とは反対側の表面を覆う表面被覆部をさらに有しており、
    前記n型電極が、前記Agを含む金属膜に接続され、前記表面被覆部上に露出したn側外部接続部をさらに有している、請求項2に記載の発光素子。
  4. 前記p型電極が、前記表面被覆部上に露出したp側外部接続部を有している、請求項3に記載の発光素子。
  5. 前記絶縁膜が、SiO、SiONおよびSiNのうちの一種以上を含む、請求項2〜4のいずれか一項に記載の発光素子。
  6. 前記n型電極が、前記Agを含む金属膜と前記n型窒化物半導体層との間に配置されたn側透明導電膜をさらに有している、請求項1〜5のいずれか一項に記載の発光素子。
  7. 前記n型電極が、外部接続のためのn側外部接続部と、前記n側外部接続部と前記Agを含む金属膜との間に配置されるn側ストップメタルとを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の発光素子。
  8. 前記p型電極が、外部接続のためのp側外部接続部と、前記p側外部接続部と前記p側透明導電膜との間に配置されるp側ストップメタルとをさらに含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の発光素子。
  9. 前記n側外部接続部が、Auを含む金属からなる、請求項3または7に記載の発光素子。
  10. 前記p側外部接続部が、Auを含む金属からなる、請求項4または8に記載の発光素子。
  11. 透明基板をさらに含み、
    前記n型窒化物半導体層が前記透明基板上に積層されている、請求項1〜10のいずれか一項に記載の発光素子。
  12. 主面を有するサブマウント基板と、
    前記p型窒化物半導体層を前記サブマウント基板の主面に対向させて当該サブマウント基板に接合された請求項1〜11のいずれか一項に記載の発光素子とを含む、発光素子ユニット。
  13. 請求項12に記載の発光素子ユニットと、前記発光素子ユニットを収容した樹脂パッケージとを含む、発光素子パッケージ。
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