JP2014022352A - 照明器具および車両用灯具システム - Google Patents

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昭貴 金森
Hisashi Terayama
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Abstract

【課題】照射対象物に応じて適切にスポット照射することができる照明器具を提供する。
【解決手段】照明器具20は、光源21と、光源21から照射される光を反射する少なくとも1つの反射ミラー22,23と、反射ミラー22,23の一端を支持し、少なくとも2つの回転軸26,28で反射ミラー22,23を所定の角度に回転させる駆動手段24,25と、を備える。駆動手段24,25を駆動させることにより、反射ミラー22,23により反射される反射光が所定の照射位置に向けてスポット照射されるとともに、反射ミラー22,23または駆動手段24,25を周波数駆動させることにより反射光の照射範囲が調整される。
【選択図】図2

Description

本発明は、対象物をスポット照射する照明器具およびそれを備える車両用灯具システムに関する。
近年、夜間運転時の視認性向上と安全性向上を目的として、様々な照明システムが開発されている。
たとえば、通常はロービームを点灯させ、先行車や対向車が検出された場合には、先行車や対向車に直接ハイビームを当てないように前方への照射光を部分的に遮光する、Adaptive Driving Beam(ADB)システムが知られている(特許文献1参照)。
また、その他のシステムとしては、車両前方の領域を分割し、分割数に応じた複数の半導体発光素子を配置することで対象物に応じた配光パターンを形成するLEDアレイシステムが知られている(特許文献2参照)。
特開2011−001043号公報 特開2004−311101号公報
しかし、これらのシステムにおいては、運転時の視認性向上が主目的であるため、歩行者や横断車に対する眩惑を防止することは想定されていない。また、ADBシステムにおいては、障害物をスポット照射して運転者に障害物を確実に認識させることが困難な場合がある。さらに、LEDアレイシステムにおいては、照射領域の分割数を細かくして障害物の照射精度を向上させるためには、多くのLED光源が必要となる。
そこで、本発明は、照射対象物に応じて適切にスポット照射することができる照明器具、および当該照明器具を備えた車両用灯具システムを提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明の照明器具は、
光源と、
前記光源から照射される光を反射する少なくとも1つの反射ミラーと、
前記反射ミラーの一端を支持し、少なくとも2つの回転軸で前記反射ミラーを所定の角度に回転させる駆動手段と、
を備え、
前記駆動手段を駆動させることにより、前記反射ミラーにより反射される反射光が所定の照射位置に向けてスポット照射されるとともに、前記反射ミラーまたは前記駆動手段を周波数駆動させることにより前記反射光の照射範囲が調整される。
(2)本発明によれば、前記駆動手段はガルバノモータを有し、
前記ガルバノモータにより前記反射ミラーを回転させて前記反射光の照射位置が位置決めされるとともに、前記ガルバノモータを前記反射ミラーの共振状態に周波数駆動させることにより前記照射範囲が調整されてもよい。
(3)本発明によれば、前記駆動手段はガルバノモータを有し、
前記反射ミラーにMEMSミラーが設けられ、
前記ガルバノモータにより前記反射ミラーを回転させて前記反射光の照射位置が位置決めされるとともに、前記MEMSミラーを共振状態で周波数駆動させることにより前記照射範囲が調整されてもよい。
(4)本発明によれば、前記MEMSミラーは、前記少なくとも1つの反射ミラーのうち最終反射部である反射ミラーに設けられ、2軸回りに共振状態で周波数駆動可能とされていてもよい。
(5)本発明によれば、前記反射ミラーは、前記光源から照射される光を反射する第1の反射ミラーと、前記第1の反射ミラーにより反射される光を前記照射位置に向けて反射する第2の反射ミラーと、を備え、
前記MEMSミラーは、前記第1の反射ミラーに設けられる第1のMEMSミラーと、前記第2の反射ミラーに設けられる第2のMEMSミラーと、を有し、
前記第1のMEMSミラーと前記第2のMEMSミラーは、互いに異なる1軸回りに共振状態で周波数駆動可能とされていてもよい。
(6)上記目的を達成するために、本発明の車両用灯具システムは、上記(1)から(5)のいずれかに記載の照明器具を備えている。
(7)本発明によれば、車両用灯具システムは、車両前方の対象物を検知する検知手段を備え、
検知された前記対象物に向けて前記反射光がスポット照射されてもよい。
本発明に係る照明器具によれば、反射ミラーまたは駆動手段の周波数駆動により照射範囲が調整可能なため、照射対象物に応じて適切にスポット照射することができる。
また、本発明に係る車両用灯具システムによれば、通常のハイビームやロービームの配光パターンを形成する光源とは別に照明器具を設け、運転者が車両前方の障害物を確認しやすいように、当該障害物を適切にスポット照射することができるとともに、対向車や歩行者へのグレアを抑制することができる。
本発明の実施形態の一例に係る車両用灯具システムの構成を示す図である。 第1の実施形態に係るスポット照射機構を模式的に示す図である。 第2の実施形態に係るスポット照射機構を模式的に示す図である。 第2の実施形態の変形例に係るスポット照射機構を模式的に示す図である。
添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態の例について以下詳細に説明する。なお以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
図1は、本発明の実施形態の一例に係る車両用灯具システムの構成を示す図であり、前照灯ユニットについては水平面で切断して上方から見た断面図を示している。車両用灯具システム100は、前照灯ユニット1、制御部2、カメラセンサ3(検知手段の一例)を備えている。
前照灯ユニット1は、透光カバー10、ランプボディ12、エクステンション14、第1灯具ユニット16、第2灯具ユニット18、およびスポット照射機構20(照明器具の一例)を備えている。
透光カバー10は透光性を有する樹脂等によって形成され、ランプボディ12に装着されて灯室を区画形成している。灯室内には、第1灯具ユニット16、第2灯具ユニット18およびスポット照射機構20が配置されている。
第1灯具ユニット16は、いわゆるパラボラ型の灯具ユニットであり、ロービーム用配光パターンを形成する。第2灯具ユニット18は、LED(Light Emitting Diode)を光源とするいわゆるプロジェクタ型の灯具ユニットであり、第1灯具ユニット16とともにハイビーム用配光パターンを形成する。第1灯具ユニット16および第2灯具ユニット18は、周知の構成であるため詳細な説明は省略する。
スポット照射機構20は、ボックス型の筺体として構成されており、たとえば第1灯具ユニット16、第2灯具ユニット18との間に配置されたエクステンション14に設けられている。
スポット照射機構20は、前照灯ユニット1の外側に設けられる制御部2と制御線を介して通信可能に電気的に接続されている。また、制御部2は、画像処理部4を介して、カメラセンサ3と通信可能に電気的に接続されている。
(第1の実施形態)
図2は、第1の実施形態に係るスポット照射機構20の内部構成を模式的に示す図である。
スポット照射機構20は、光源21と、第1の反射ミラー22と、第2の反射ミラー23と、第1および第2の反射ミラー22,23をそれぞれ支持する第1および第2のガルバノモータ24,25(駆動手段の一例)と、を備えている。なお、第1の反射ミラー22と第1のガルバノモータ24とにより、あるいは第2の反射ミラー23と第2のガルバノモータ25とにより、いわゆるガルバノミラーがそれぞれ構成されている。
光源21は、たとえばLEDから構成され、第1の反射ミラー22へ向けて光を照射する。
第1の反射ミラー22は、光源21と対向可能な位置に設けられ、光源21から照射される光を集束して第2の反射ミラー23へ向けて反射する。第2の反射ミラー23は、第1の反射ミラー22と対向可能な位置に設けられ、第1の反射ミラー22から反射された光を集束して、所定の照射対象に向けて反射光を照射する。
第1のガルバノモータ24は、第1の反射ミラー22の一端を支持する回転軸26と、回転軸26の軸心を中心に第1の反射ミラー22を回転および揺動させるアクチュエータ部27とを備えている。図示は省略するが、アクチュエータ部27は、コイルと永久磁石からなる電磁アクチュエータと、回転角度検出器と、を備えている。アクチュエータ部27は、回転角度検出器によって検出された回転角度信号に基づき、電磁アクチュエータを駆動させて回転軸26を回転させることにより、第1の反射ミラー22をX軸回りに所定の角度で位置決めすることができる。
同様に、第2のガルバノモータ25は、第2の反射ミラー23の一端を支持する回転軸28と、回転軸28の軸心を中心に第2の反射ミラー23を回転および揺動させるアクチュエータ部29とを備えている。アクチュエータ部29の構成は、第1のガルバノモータ24のアクチュエータ部27と同一である。アクチュエータ部29は、回転角度検出器によって検出された回転角度信号に基づき、電磁アクチュエータを駆動させて回転軸28を回転させることにより、第2の反射ミラー23をX軸と直交するY軸回りに所定の角度で位置決めすることができる。
第1および第2のガルバノモータ24,25により第1および第2の反射ミラー22,23の位置出しが行われ照射位置が調整された後、電磁アクチュエータにより第1および第2のガルバノモータ24,25が周波数駆動される。それに伴い、第1および第2のガルバノモータ24,25にそれぞれ支持された第1および第2の反射ミラー22,23も周波数駆動されることにより、位置出しされた照射位置において適切な範囲を照射できるよう照射範囲を調整することができる。
次に、本実施形態の車両用灯具システム100において、照射位置と照射範囲とを調整する場合のフローについて以下説明する。
まず、第1および第2の反射ミラー22,23を位置決めするため、カメラセンサ3により車両前方の領域を撮像し、画像処理部4により画像認識を行って、歩行者、二輪車、横断車等の存在を検出する。その後、検出された歩行者、二輪車、横断車等に向けて第1および第2の反射ミラー22,23により反射される反射光が適切にスポット照射されるよう、第1および第2の反射ミラー22,23のX軸およびY軸方向の位置出しが行われる。
次に、電磁アクチュエータにより第1のガルバノモータ24および第2のガルバノモータ25をそれぞれ周波数駆動させて、第1および第2の反射ミラー22,23を周波数駆動させ、照射位置における照射範囲が調整される。
このとき、画像認識システムを利用することにより、歩行者や、二輪車、横断車等の運転者の顔を外した位置に反射光が照射されるよう照射位置および照射範囲を調整することができる。また、このときの駆動周波数は、運転者にちらつき等の違和感を与えないようにするため、40Hz以上とすることが好ましい。
第1および第2の反射ミラー22,23を周波数駆動させる際には、第1のガルバノモータ24と第2のガルバノモータ25とを異なる周波数にて駆動させる場合と、同じ周波数にて駆動させる場合がある。第1のガルバノモータ24と第2のガルバノモータ25とを異なる周波数で駆動させる場合は、X軸とY軸とで光の軌跡がずれるため、照射範囲を万遍なく照射することができる。
第1のガルバノモータ24と第2のガルバノモータ25とを同じ周波数にて駆動させる場合は、第1のガルバノモータ24と第2のガルバノモータ25との位相を1/2周期分ずらす、すなわち、第1のガルバノモータ24と第2のガルバノモータ25との周波数駆動の開始タイミングを1/2周期分ずらすことが好ましい。X軸で回転駆動する第1のガルバノモータ24とY軸で回転駆動する第2のガルバノモータ25とを同じ周波数および同じ位相で駆動させた場合、光がXY平面上で斜めの線状の軌跡となり照射範囲が狭まってしまうが、第1のガルバノモータ24と第2のガルバノモータ25との位相を1/2周期分ずらすことで、照射範囲の形状が略菱型形状となり、照射範囲の面積を拡げることが可能となる。
また、車両前方に複数の照射対象物が存在する場合には、第1および第2のガルバノモータ24,25の照射位置を高速移動させることにより、複数の照射位置を順次照射することができる。
さらに、照射対象物が遠距離に存在する場合には、第1および第2のガルバノモータ24,25の振り角度を小さくして光源からの照射光をさらに集束した状態で照射することで、光量を落とすことなく通常の配光では届かない遠距離の箇所を照射することができる。逆に、近距離の大きな障害物を照射する場合には、第1および第2のガルバノモータ24,25の振り角度を大きくすることで、照射範囲を大きくすることができる。
なお、第1および第2のガルバノモータ24,25にレゾナント(共振)機構を追加することにより、第1および第2の反射ミラー22,23を共振状態で周波数駆動させて、第1および第2の反射ミラー22,23による反射光の照射範囲を制御することもできる。レゾナントタイプのガルバノモータにおいては、照射範囲を決定する共振幅が駆動電圧で制御されるため、非レゾナントタイプのガルバノモータを周波数駆動させるよりも制御が容易である。また、レゾナントタイプのガルバノモータは非レゾナントタイプのガルバノモータよりも駆動周波数が高いため、ちらつきをより確実に防止することができる。
また、本実施形態の車両用灯具システム100において、スポット照射機構20への電源の供給は、電線による給電のほか、非接触給電や、光発電による給電を採用してもよい。
光発電の場合は、スポット照射機構20の光源21の光経路内に可視光を透過する光発電部を設けたり、第1の反射ミラー22あるいは第2の反射ミラー23のミラー部に光発電部を設けることができる。
以上説明したように、本実施形態の車両用灯具システムに100よれば、第1および第2のガルバノモータ24,25によって第1および第2の反射ミラー22,23を周波数駆動させることにより照射位置および照射範囲が調整可能なため、照射対象物に応じて適切にスポット照射することができる。そのため、従来よりも運転者が歩行者等の障害物を認識しやすくなり、交通事故の発生を未然に防ぐことができる。
さらに、本実施形態の車両用灯具システム100をADBシステム等の従来システムと組み合わせることで、事故防止のための付加価値の高いランプシステムを提供することができる。
また、通常のハイビームやロービームの配光パターンを形成する第1灯具ユニット16および第2灯具ユニット18とは別にスポット照射機構20を設けているため、歩行者や、二輪車または横断車等の運転者の顔を外した位置に光が照射されるよう照射位置を制御することができ、歩行者等へのグレアを抑制することができる。なお、本発明のスポット照射機構20は、歩行者等の照射対象物をピンポイントで照射するものであり、照射対象物に対向車を含んでいないため、対向車の運転者へのグレアが発生することはない。
また、LEDアレイ方式のように、スポット照射のために複数の光源を設置する必要がないため、低コストでスポット照射機構20を実現することができる。
また、ガルバノモータ24,25を用いることで、車両前方の複数の照射位置を順次照射することができるとともに、複数の照射対象物の大きさや自車両からの距離が異なっていても、照射対象物に応じて個別に照射位置や照射範囲を調整することができる。
さらに、ガルバノモータ24,25にレゾナント機構を追加してガルバノモータ24,25を共振状態で周波数駆動させることにより、より容易に照射範囲の調整を行うことができるとともに、ちらつきをより確実に防止することができる。
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態に係るスポット照射機構20aを模式的に示す図である。
図3に示すように、最終反射部である第2の反射ミラー23aにはMEMSミラー30が設けられている。MEMSミラー30は、ミラーを有する可動体31と、この可動体31を揺動可能に支持する支持部材32と、可動体31の周縁部に形成される不図示の駆動コイルとで構成され、電気信号の印加によって駆動コイルから発生するローレンツ力により可動体31を揺動させるものである。なお、MEMSミラー30の具体的な構成は周知であるため、その記載は省略する。
本実施形態におけるMEMSミラー30は、2軸回りに回動可能であり、入射光を第1の反射ミラー22と第2の反射ミラー23aの傾斜角に応じた所望の方向に反射させることができる。
本実施形態のスポット照射機構20aによれば、第1の実施形態と同様にガルバノモータ24,25により第1および第2の反射ミラー22,23aを回転させて反射光の照射位置が位置決めされるとともに、MEMSミラー30を共振状態で周波数駆動させて2軸回りに回動させることにより照射範囲を調整することができる。そのため、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
図4は、第3の実施形態に係るスポット照射機構20bを模式的に示す図である。
図4に示すように、本実施形態においては、第1の反射ミラー22bに第1のMEMSミラー35が設けられ、第2の反射ミラー23bに第2のMEMSミラー36が設けられている。第1のMEMSミラー35は、1軸回りに共振状態で周波数駆動可能に構成されている。また、第2のMEMSミラー36は、第1のMEMSミラー35の回転軸とは異なる1軸回りに共振状態で周波数駆動可能に構成されている。
本実施形態のスポット照射機構20bによれば、第1の実施形態と同様にガルバノモータ24,25により第1および第2の反射ミラー22b,23bを回転させて反射光の照射位置が位置決めされるとともに、第1のMEMSミラー35と第2のMEMSミラー36とを互いに異なる1軸回りに共振させることにより、照射対象物に応じて照射範囲を調整することができる。そのため、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、第1から第3の実施形態におけるスポット照射機構20,20a,20bは車両に搭載されることを前提としているため、過酷な温度環境下での使用が想定される。そのため、制御部2に温度特性トリミング回路を設けることが好ましい。スポット照射機構20,20a,20bに備わるガルバノミラーやMEMSミラーは温度特性を有しているが、温度特性トリミング回路を設けることで、過酷な温度環境下でも安定した制御が可能となる。
以上において本発明の実施形態の例を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、必要に応じて他の構成を採用することが可能である。
本発明のスポット照射機構20,20a,20bは、車両に搭載されて障害物を検知するための車両用灯具システム100として利用されるものに限られず、コンサート会場やイベント会場にて用いられる照明装置の代替機構としても利用が可能である。本発明のスポット照射機構20,20a,20bは、コンサート会場等にて従来使用されている照明装置と比較して小型で安価であるため、省スペース化や低コスト化を実現することができる。
また、駐車場やマンション等の街灯としても応用可能である。たとえば、歩行者等の対象物をカメラセンサにより検出して検出対象物をスポット照射機構20,20a,20bによりピンポイントで照射することにより、周囲全体を照射することによる近隣住民の煩わしさを防止することができる。
さらに、船舶等に本発明の照明器具を搭載して、他の船舶位置をレーダ検知した後の目視確認用の配光としても利用可能である。
1:前照灯ユニット、2:制御部、3:カメラセンサ、16:第1灯具ユニット、18:第2灯具ユニット、20:スポット照射機構、21:光源、22:第1の反射ミラー、23:第2の反射ミラー、24:第1のガルバノモータ、25:第2のガルバノモータ、30:MEMSミラー、100:車両用灯具システム

Claims (7)

  1. 光源と、
    少なくとも1つの反射ミラーと、
    前記反射ミラーの一端を支持し、少なくとも2つの回転軸で前記反射ミラーを所定の角度に回転させる駆動手段と、
    を備え、
    前記駆動手段を駆動させることにより、前記反射ミラーにより反射される反射光が所定の照射位置に向けてスポット照射されるとともに、前記反射ミラーまたは前記駆動手段を周波数駆動させることにより前記反射光の照射範囲が調整される、照明器具。
  2. 前記駆動手段はガルバノモータを有し、
    前記ガルバノモータにより前記反射ミラーを回転させて前記反射光の照射位置が位置決めされるとともに、前記ガルバノモータを前記反射ミラーの共振状態に周波数駆動させることにより前記照射範囲が調整される、請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記駆動手段はガルバノモータを有し、
    前記反射ミラーにMEMSミラーが設けられ、
    前記ガルバノモータにより前記反射ミラーを回転させて前記反射光の照射位置が位置決めされるとともに、前記MEMSミラーを共振状態で周波数駆動させることにより前記照射範囲が調整される、請求項1に記載の照明器具。
  4. 前記MEMSミラーは、前記少なくとも1つの反射ミラーのうち最終反射部である反射ミラーに設けられ、2軸回りに共振状態で周波数駆動可能とされている、請求項3に記載の照明器具。
  5. 前記反射ミラーは、前記光源から照射される光を反射する第1の反射ミラーと、前記第1の反射ミラーにより反射される光を前記照射位置に向けて反射する第2の反射ミラーと、を備え、
    前記MEMSミラーは、前記第1の反射ミラーに設けられる第1のMEMSミラーと、前記第2の反射ミラーに設けられる第2のMEMSミラーと、を有し、
    前記第1のMEMSミラーと前記第2のMEMSミラーは、互いに異なる1軸回りに共振状態で周波数駆動可能とされている、請求項3に記載の照明器具。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の照明器具を備える、車両用灯具システム。
  7. さらに、車両前方の対象物を検知する検知手段を備え、
    検知された前記対象物に向けて前記反射光がスポット照射される、請求項6に記載の車両用灯具システム。
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