JP2014022273A - ラミネート外装電池および電池パック - Google Patents

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勝利 武田
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昌俊 木村
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和範 堂上
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Abstract

【課題】簡易な構成を以って高い安全性を有するラミネート外装電池および電池パックを提供する。
【解決手段】ラミネート外装電池1では、ラミネート外装体20内に電極体10が収納されている。ラミネート外装体20には、その3辺に封止部20b〜20dが構成され、封止部20dを横断して正極タブ14および負極タブ15が延出している。正極タブ14に対しては、そのY軸方向上側に間隔をあけて導電体16が配され、互いの間が接続ワイヤー17で接続されている。接続ワイヤー17は、正極タブ14と同じAlから構成され、Y軸に直交する方向での横断面の断面積が正極タブ14の同じ方向での横断面の断面積に対して小さくなっている。ラミネート外装電池1に過大電流が流れた際に、接続ワイヤー17が溶断するようになっている。そして、接続ワイヤー17は、ラミネート外装体20の封止部20dから離間している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ラミネート外装電池および電池パックに関する。
電池パックは、携帯電話機などのモバイル機器にはもとより、ハイブリッド電気自動車(HEV)や電気自動車(PEV)などの車両、さらには家庭や店舗などでの蓄電用として広く用いられている(特許文献1,2)。従来技術に係る電池パックの構成の一例について、図12を用い説明する。
図12(a)に示すように、従来技術に係る一例としての電池パックでは、素電池901a〜901jが直列に接続されてなるセル群901を有する。セル群901においては、素電池901a〜901j同士の間がバスバー931により接続されている。
セル群901からは、2本の配線903,904が延出され、保護回路902に接続されている。そして、保護回路902には、外部端子905,906が接続されている。
電池パックのセル群901に含まれる素電池901a〜901jについては、金属ラミネートシートを用いて外装体が構成されたラミネート外装電池(パウチセル)が用いられることがある。図12(b)に示すように、ラミネート外装電池901aは、電極体910が金属ラミネートシートからなるラミネート外装体920内に収納された構成となっている。ラミネート外装体920は、電極体910の収納領域920aの周囲に封止領域920b,920c,920dが設けられ、当該封止領域920b,920c,920dにより収納領域920aを封止している。
電極体910からは、正極要素に接続された正極タブ914、および負極要素に接続された負極タブ915がそれぞれ延出されている。正極タブ914および負極タブ915は、それぞれラミネート外装体920の封止領域920dを横断して外部に延出されている。なお、封止領域920dにおける正極タブ914および負極タブ915が各横断する部分には、封止性確保のためにタブ樹脂919が介挿されている。
セル群901における他の素電池901b〜901jについても同様の構成を有する。
ここで、電池パックにおいては、過大電流が流れた際などの安全性確保のために、ブレーカ素子やPTC(Positive Temperature Coefficient)素子などの安全素子が保護回路902内に組み込まれている。これら素子により、過大電流が流れた際などに外部機器などと素電池901a〜901jとの間の電流経路を遮断し、安全性を確保することができる。
特開平09−259859号公報 特開2004−31193号公報
しかしながら、電池パックには、更なる安全性の向上が求められており、上記従来の電池パックの構成を更に改良する必要がある。ただし、製造コストの削減という観点も考慮する必要があり、保護回路902を更に複雑化することは避けなければならない。
なお、過大電流が流れた際などにおける安全性の確保は、電池パックの構成中に含まれるラミネート外装電池自体において考慮することも望ましい。
本発明は、上記のような事柄に鑑みてなされたものであって、簡易な構成を以って高い安全性を有するラミネート外装電池および電池パックを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、次の構成を採用する。
本発明に係るラミネート外装電池は、(a)電極体と、(b)外装体と、(c)正極タブおよび負極タブと、(d)導電体と、(e)ブリッジとを備える。
(a) 電極体は、正極要素と負極要素とを含み構成されている。
(b) 外装体は、金属ラミネートシートを用い構成され、電極体を包み込んだ状態で外縁部が封止されている。
(c) 正極タブおよび負極タブは、電極体における正極要素および負極要素の各々に電気的に接続され、外装体における封止された外縁部を横断して各一部が外方へと延出されている。
(d) 導電体は、正極タブおよび負極タブの少なくとも一方のタブに対し、その延出端と間隔をあけて配されている。
(e) ブリッジは、上記少なくとも一方のタブと、対応する導電体との間を電気的に接続している。
本発明に係るラミネート外装電池では、ブリッジの上記少なくとも一方のタブ側の基端が、外装体における上記少なくとも一方のタブが横断する外縁部(封止領域)の外縁辺から離間しており、過大電流が流れることによりブリッジが溶断することを特徴とする。
また、本発明に係る電池パックは、(A)1または複数のラミネート外装電池と、(B)保護回路と、(C)外部端子とを備える。
(A) ラミネート外装電池は、正極要素と負極要素とを含み構成された電極体と、金属ラミネートシートを用い形成され、電極体を包み込んだ状態で外縁部が封止された外装体と、電極体における正極要素および負極要素の各々に電気的に接続され、外装体における封止された外縁部を横断して外方へと延出された正極タブおよび負極タブとを含み構成されている。
(B) 保護回路は、1または複数のラミネート外装電池に対し、配線を介し接続されている。
(C) 外部端子は、保護回路に接続されている。
本発明に係る電池パックでは、配線が、延伸方向に互いに間隔をあけて配置された第1配線部および第2配線部と、第1配線部と前記第2配線部との間を電気的に接続するブリッジ部とを含み構成されている。そして、配線の延伸方向において、ブリッジ部のラミネート外装電池側の基端が、外装体における上記一方のタブが横断する外縁部(封止領域)の外縁辺から離間しており、過大電流が流れることによりブリッジが溶断することを特徴とする。
なお、本発明において「過大電流」とは、例えば、「3It(3C)以上の電流」あるいは「5It(5C)以上の電流」を指すものである。この電流値は、電池パックの場合は、電池パックを構成する単電池の電池容量を基準とした値である。
また、「ブリッジは、過大電流が流れることにより溶断する」ということは、換言すれば、「過大電流が流れた場合にあっても、電極体やタブなどに大きなダメージを受ける前にブリッジが溶断する」ということを指すものである。
本発明に係るラミネート外装電池では、正極タブおよび負極タブの少なくとも一方のタブに対して、間隔をあけて導電体が配され、当該タブと導電体との間がブリッジにより接続されている。そして、ブリッジは、過大電流が流れた際に、電極体などが大きなダメージを受ける前に溶断するので、ラミネート外装電池に対して過大電流が流れるような場合において、電流値がある閾値に達した時点で電極体などに異常を生じる前にブリッジが溶断し、これにより電池単体においても高い安全性を確保することができる。
また、本発明に係るラミネート外装電池では、ブリッジにおけるタブ側の基端が、外装体における上記少なくとも一方のタブが横断する外縁部(封止領域)の外縁辺から離間しているので、上記のように過大電流が流れてブリッジが溶断する場合にあっても、外装体の封止領域に影響を及ぼしにくい。よって、本発明に係るラミネート外装電池では、過大電流などによりブリッジが溶断した場合にも、外装体の封止状態を維持することができ、内部の電解質や電極体の構成物質などが外部へ露出することを抑制することができる。
なお、本発明に係るラミネート外装電池では、タブと導電体との間をブリッジで接続するという簡易な構成を採用するだけで、上記のような高い安全性を確保することができる。
以上のように、本発明に係るラミネート外装電池は、簡易な構成を以って高い安全性を有する。
なお、ブリッジについては、単数であってもよいし、複数であってもよい。複数のブリッジを用いてタブと導電体とを電気的に接続する場合には、例えば、各ブリッジの材質、断面積、長さなどを相互に変化させることもできるし、同じにすることもできる、という設計の自由度を高くすることができる。
ここで、ブリッジを複数にする場合には、そのトータルの抵抗値をタブの抵抗値よりも大きくし、過大電流が流れた際にブリッジを溶断するようにできる。複数のブリッジについては、同時に溶断することが望ましいので、材質、断面積については、このような観点からは互いに同一とすることが望ましい。
本発明に係るラミネート外装電池では、次のようなバリエーション構成を採用することもできる。
本発明に係るラミネート外装電池では、ブリッジの単位長さ当たりの抵抗値が、上記少なくとも一方のタブにおける単位長さ当たりの抵抗値よりも大きいという構成を採用することもできる。これにより、過大電流が流れた際に、ブリッジが溶断し、電極体などへのダメージを抑制することができる。
本発明に係るラミネート外装電池では、上記少なくとも一方のタブの延出方向に対して直交する方向において、上記少なくとも一方のタブにおける横断面の断面積をSt、ブリッジの横断面の断面積をSbとし、上記少なくとも一方のタブの電気抵抗率をρt、ブリッジの電気抵抗率をρbとするとき、次の関係を満たす。
[数1]ρb/Sb>ρt/St
なお、上記[数1]の関係を満たす場合であっても、例えば、ブリッジを構成する材料の融点が非常に高い場合等にはブリッジの溶断が生じないことが考えられるが、本発明では、上述のように、過大電流が流れることによりブリッジが溶断することが前提となる。
本発明に係るラミネート外装電池では、具体的に、ブリッジにおけるタブ側の基端が、外装体における対応するタブが横断する外縁部の外縁辺から、少なくとも1mm離間しているという構成を採用することもできる。これにより、過大電流が流れてブリッジが溶断した際にも、外装体の封止領域に影響を及ぼしにくい。よって、高い安全性を確保することができる。
本発明に係るラミネート外装電池では、次の関係を満たすこととすることもできる。
[数2]St>Sb
このような関係を満足することとすれば、ブリッジの材料として、タブの材料と同じ材料を用いた場合にあっても、過大電流が流れた際にブリッジが溶断することになる。よって、高い安全性を確保することができる。
本発明に係るラミネート外装電池では、具体的に、ブリッジが、上記少なくとも一方のタブと対応する導電体とに対してボンディングされたワイヤーであるという構成を採用することもできる。このような構成とすることで、ボンディングワイヤーの断面積(横断面の断面積)および長さを調整するだけで、電流に係る閾値との関係でブリッジを容易に設計することができる。
また、本発明に係るラミネート外装電池では、上記少なくとも一方のタブと導電体、およびブリッジが、同一材料を以って一体形成されており、ブリッジが、上記少なくとも一方のタブに相当する部分と導電体に相当する部分との間の一部が切り欠かれた残り部分であるという構成を採用することもできる。このような構成を採用することにより、部品点数の削減が可能となり、また、当該部分の形成に係る製造工程を削減することができる。よって、製造コストの削減を図ることができる。
本発明に係るラミネート外装電池では、上記少なくとも一方のタブと対応する導電体との間隔が、絶縁性の材料からなる絶縁部により保持されているという構成を採用することができる。このような構成を採用することにより、振動などが加わった場合にあっても、タブと導電体とが直接接触してしまうことを防止することができ、高い安全性を確保することができる。タブと導電体との間隔を絶縁性の材料からなる絶縁部により保持する方法としては、絶縁部をタブと導電部材のそれぞれに固定することにより、タブと導電体との間を絶縁性の材料からなる絶縁部により架橋することが好ましい。
次に、本発明に係る電池パックでは、配線が、延伸方向に互いに間隔をあけて配置された第1配線部および第2配線部と、第1配線部と前記第2配線部との間を電気的に接続するブリッジ部とを含み構成されている。そして、過大電流が流れた際に、ブリッジ部は、ラミネート外装電池の電極体などが大きなダメージを受ける前に溶断するので、過大電流が流れるような場合、電流値がある閾値に達した時点で配線中のブリッジ部が溶断し、簡易な構成を以って高い安全性を確保することができる。
なお、本発明に係る電池パックでは、配線の延伸方向において、ブリッジ部のラミネート外装電池側の基端が、外装体における上記一方のタブが横断する外縁部(封止領域)の外縁辺から離間しているので、ブリッジ部が溶断した場合にあっても、ラミネート外装電池の外装体に対してダメージを与え難く、高い安全性を確保することができる。
従って、本発明に係る電池パックでは、簡易な構成を以って高い安全性を有する。
本発明に係る電池パックでは、次のようなバリエーション構成を採用することもできる。
本発明に係る電池パックでは、ブリッジ部の単位長さ当たりの抵抗値が、正極タブにおける単位長さ当たりの抵抗値および負極タブにおける単位長さ当たりの抵抗値のうちの大きい方の抵抗値よりも大きい。これにより、過大電流が流れた際に、ブリッジ部が溶断し、ラミネート外装電池における電極体などへのダメージを抑制することができる。
本発明に係る電池パックでは、ラミネート外装電池における正極タブおよび負極タブの各延出方向に対して直交する方向において、一方のタブの横断面の断面積をSt1、他方のタブの横断面の断面積をSt2とし、前記一方のタブの電気抵抗率をρt1、前記他方の電気抵抗率をρt2とするとき、次の関係を満たす。
[数3]ρt1/St1>ρt2/St2
また、ブリッジ部における延伸方向に直交する方向での横断面の断面積をSbとし、ブリッジ部の電気抵抗率をρbとするとき、次の関係を満たす。
[数4]ρb/Sb>ρt1/St1
本発明に係る電池パックでは、具体的に、配線の延伸方向において、ブリッジ部のラミネート外装電池側の基端が、外装体における対応するタブが横断する外縁部(封止領域)の外縁辺から、少なくとも1mm離間しているという構成を採用することができる。これにより、過大電流が流れてブリッジ部が溶断した際にも、ラミネート外装電池における外装体の封止領域に影響を及ぼしにくい。よって、高い安全性を確保することができる。
本発明に係る電池パックでは、第1配線部および第2配線部が、ともにバスバーであって、ブリッジ部が、第1配線部および第2配線部に対してボンディングされたワイヤーであるという構成を採用することができる。このような構成とすることで、ボンディングワイヤーの断面積および長さを調整するだけで、電流に係る閾値との関係でブリッジ部を容易に設計することができる。
本発明の実施の形態1に係るラミネート外装電池1の構成を示す模式平面図である。 (a)は、ラミネート外装電池1における正極タブ14と導電体16との接続形態を示す模式斜視図であり、(b)は、正極タブ14の構成を示す模式断面図であり、(c)は、接続ワイヤー17の構成を示す模式断面図である。 ラミネート外装電池1における封止領域20dに対する接続ワイヤー17の位置関係を示す模式平面図である。 (a)は、外部短絡試験の概略を示す模式平面図であり、(b)は、強制放電試験の概略を示す模式ブロック図である。 (a)、(b)は、ラミネート外装電池1の製造過程の一部を示す模式平面図である。 ラミネート外装電池1の製造過程の一部を示す模式平面図である。 (a)は、変形例1に係るラミネート外装電池における正極タブ14と導電体16との接続形態を示す模式平面図であり、(b)は、変形例2に係るラミネート外装電池における正極タブ44の構成を示す模式平面図である。 (a)は、変形例3に係るラミネート外装電池における正極タブ14と導電体16との接続形態を示す模式平面図であり、(b)は、変形例4に係るラミネート外装電池における正極タブ14と導電体66との接続形態を示す模式平面図である。 (a)は、変形例5に係るラミネート外装電池における正極タブ14と導電体16との接続形態を示す模式平面図であり、(b)は、変形例6に係るラミネート外装電池における正極タブ84と導電体16との接続形態を示す模式平面図である。 本発明の実施の形態2に係る電池パック100の構成を示す模式ブロック図である。 電池パック100における配線103の一部を抜き出して示す模式斜視図である。 (a)は、従来技術に係る電池パックの構成を示すブロック図であり、(b)は、当該電池パックに含まれるラミネート外装電池901aの構成を示す斜視図である。
以下では、本発明を実施するための形態について、図面を用い説明する。なお、以下で示す具体例は、本発明の構成およびその構成から奏される作用・効果を分かりやすく説明するために用いる一例であって、本発明は、発明の本質とする構成部分以外について、以下の具体例に何ら限定を受けるものではない。
[実施の形態1]
1.ラミネート外装電池1の概略構成
本発明の実施の形態1に係るラミネート外装電池1の概略構成について、図1を用い説明する。
図1に示すように、ラミネート外装電池1は、電極体10が、金属ラミネートシートにより構成されるラミネート外装体20内に収納された構成を有する。電極体10は、正極要素11と負極要素12とが間にセパレータ13を挟んで対向配置され、当該状態で巻回処理されてなるものである。
ラミネート外装体20は、電極体10を収納する収納空間20aを有し、その三方の外縁部が封止されている(封止領域20b〜20d)。なお、図1では、封止領域20b,20cが展開した状態で示しているが、省スペース化のために、当該領域20b,20cは、紙面手前側に向けて折り曲げられることがある。
電極体10における正極要素11には、薄板状の正極タブ14が接続され、同様に、負極要素12には、薄板状の負極タブ15が接続されている。正極タブ14および負極タブ15は、ラミネート外装体20の封止領域20dを横断して、Y軸方向上向きに延出されている。
ラミネート外装体20の封止領域20dにおいては、金属ラミネートシートの内面と各タブ14,15との間には、封止性の確保のためにタブ樹脂19が介挿されている。
なお、ラミネート外装体20の収納空間20aには、電極体10の他に電解質も収納されている(図示を省略)。
図1の矢印Aで指し示す部分に示すように、正極タブ14に対しては、Y軸方向上側に導電体16が配されている。正極タブ14と導電体16とは、互いに間隔g1(例えば、5mm程度)をあけて配置され、互いの間が接続ワイヤー17で電気的に接続されているとともに、4箇所で絶縁性の樹脂部18で位置が保持されている。
なお、ラミネート外装電池1では、ラミネート外装体20のY軸方向下端からの導電体16および負極タブ15の上端辺高さが略同一とされている。ここで、導電体16の形状については特に限定されないが、例えば、板状のものを用いることが望ましい。
2.主要部の使用材料
(1)電極体10
a)正極要素11
正極要素11は、アルミニウム箔からなる正極芯体と、その両面に塗布形成された正極活物質を含有する正極活物質層とから構成されている。正極活物質としては、例えば、LiCoO2、LiNiO2、LiMn24、LiMnO2、LiNi(1-x)Mnx2(0<x<1)、LiNi(1-x)Cox2(0<x<1)、LiNixMnyCoz2(0<x、y、z<1、x+y+z=1)などのリチウム複合酸化物、LiFePO4などのオリビン構造を有するリン酸化合物およびそれらの混合物を用いることができる。
b)負極要素12
負極要素12は、銅箔からなる負極芯体と、その両面に塗布形成された負極活物質を含有する負極活物質層とから構成されている。負極活物質としては、例えば、黒鉛、難黒鉛化性炭素および易黒鉛化性炭素などの炭素原料、Li4Ti512、LiTiO2およびTiO2などのチタン酸化物、ケイ素およびスズなどの半金属元素、またはSn−Co合金およびそれらの混合物などを用いることができる。
c)セパレータ13
セパレータ13としては、例えば、ポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィン材料から構成された微多孔膜を用いることができる。シャットダウン応答性を確保するために、融点の低い樹脂を混合したり、耐熱性を得るために高融点樹脂との積層体やブレンドさせた樹脂としてもよい。
(2)電解質
電解質としては、例えば、非水溶媒に対して電解質塩を溶解させた非水電解液を用いることができる。
非水溶媒としては、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ブチレンカーボネート(BC)などの環状炭酸エステル、フッ素化された環状炭酸エステル、γ−ブチルラクトン(BL)、γ−バレロラクトン(VL)などの環状カルボン酸エステル、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、メチルプロピルカーボネート(MPC)、ジブチルカーボネート(DBC)などの鎖状炭酸エステル、ピバリン酸メチル、ピバリン酸エチル、メチルイソブチレート、メチルプロピオネートなどの鎖状カルボン酸エステル、N,N'−ジメチルホルムアミド、N−メチルオキサゾリジノンなどのアミド化合物、スルホランなどの硫黄化合物、テトラフルオロ硼酸、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムなどの常温溶融塩などを用いることができる。これらは、2種以上を混合して用いることが望ましい。上記の中でも、EC、PC、鎖状炭酸エステル、3級カルボン酸エステルを用いることが特に望ましい。
また、電解質塩としては、リチウム塩として、LiPF6、LiBF4、LiCF3SO3、LiN(CF3SO22、LiN(C25SO22、LiN(CF3SO2)(C49SO2)、LiC(CF3SO23、LiC(C25SO23、LiAsF6、LiClO4、Li210Cl10、Li212Cl12など、およびそれらの混合物を用いることができる。この中でも、LiPF6(ヘキサフルオロリン酸リチウム)を用いることが特に望ましい。
また、非水溶媒に対する電解質塩の溶解量については、0.5[mol/L]〜2.0[mol/L]とすることが望ましい。
なお、本実施の形態に係るラミネート外装電池1において、非水電解液中には、電極の安定化用化合物として、さらに、ビニレンカーボネート(VC)、ビニルエチルカーボネート(VEC)、無水コハク酸(SUCAH)、無水マイレン酸(MAAH)、グリコール酸無水物、エチレンサルファイト(ES)、ジビニルスルホン酸(VS)、ビニルアセテート(VA)、ビニルピバレート(VP)、カテコールカーボネート、ビフェニル(BP)などを添加することもできる。これらの化合物は、2種以上を適宜混合して用いることができる。
また、ラミネート外装電池1において用いる非水電解質は、液状のものに限定されるものではなく、例えば、ゲル状のものとすることもできる。
(3)ラミネート外装体20
ラミネート外装体20の形成に用いる金属ラミネートシートとしては、金属層の両面に樹脂層を有するものを用いることができる。例えば、アルミニウムからなる厚み40[μm]の金属層と、金属層の一方の主面に樹脂層として配された厚み25[μm]のナイロン層と、金属層とナイロン層とを接着する厚み3[μm]の接着層と、金属層の他方の主面に樹脂層として配された厚み45[μm]のポリプロピレン層とで構成されたシートである。
プレス加工および折り曲げ加工を施す前の金属ラミネートシートの厚みは、113[μm]程度である。
また、ラミネート外装体20においては、ナイロン層が電池外方に露出するようにシートが用いられている。
(4)正極タブ14
正極タブ14は、例えば、アルミニウム(Al)の板材を用い形成されており、板厚がおよび幅については、後述する。
(5)負極タブ15
負極タブ15は、例えば、銅(Cu)の板材表面にニッケル(Ni)メッキが施されてなるものであり、板厚が0.3mmであり、幅が70mmである。
(6)導電体16
導電体16は、正極タブ14と同様に、アルミニウム(Al)の板材を用い形成されており、板厚および幅も正極タブ14と同一である。
(7)接続ワイヤー17
接続ワイヤー17は、正極タブ14および導電体16と同様に、アルミニウム(Al)を用い形成されており、その形状などについては、後述する。
3.正極タブ14および導電体16および接続ワイヤー17
正極タブ14および導電体16および接続ワイヤー17の詳細構成について、図2を用い説明する。
図2(a)に示すように、正極タブ14と導電体16とは、Y軸方向において、間隔g1をあけて配置され、その間を接続ワイヤー17により電気的に接続されている。また、正極タブ14と導電体16との間は、絶縁性の樹脂材料を用い形成された4箇所の樹脂部18によって互いの間隔g1が保持されている。
図2(b)は、図2(a)におけるB−B'断面を示す模式断面図である。図2(b)に示すように、正極タブ14は、板厚がt14であり、幅がW14である。板厚t14および幅W14は、例えば、次のようになっている。
[数5]t14=0.4mm
[数6]W14=70mm
図2(c)は、図2(a)におけるC−C'断面を示す模式断面図である。図2(c)に示すように、接続ワイヤー17は、板厚がt17であり、断面幅がW17である。板厚t17および断面幅W17は、例えば、次のようになっている。
[数7]t17=0.2mm
17=1.5mm
上述のように、正極タブ14および導電体16および接続ワイヤー17は、同じアルミニウム(Al)を用い形成されており、同じ電気抵抗率ρ(=2.65×10-8Ω・m)を有する。よって、次の関係を満たす。
[数8](1/(t17×W17))>(1/(t14×W14))
4.封止領域20dに対する接続ワイヤー17の位置関係
ラミネート外装電池1における封止領域20dに対する接続ワイヤー17の位置関係について、図3を用い説明する。なお、図3では、樹脂部18の図示を省略している。
図3に示すように、正極タブ14のY軸方向上側の辺は、ラミネート外装体20における封止領域20dのY軸方向上側の辺20d1から距離L1をあけて配され、封止領域20dのY軸方向下側の辺20d2から距離L2をあけて配されている。
以上のように、本実施の形態に係るラミネート外装電池1では、接続ワイヤー17におけるY軸方向下側の基端pos.1が、ラミネート外装体20における封止領域20dから離間した状態で配置されている。
なお、距離L1については、例えば、2mm以上とすることが安全性の確保という観点から望ましい。
5.効果
ラミネート外装電池1およびこれを備える電池パックの安全性を確認するための試験として、例えば、外部短絡試験や強制放電試験などが実施される。
図4(a)に示すように、外部短絡試験は、充電状態のラミネート外装電池1に対して、正極側の端子である導電体16と負極タブ15とを短絡させる試験である。
また、図4(b)に示すように、強制放電試験は、充電状態のラミネート外装電池1a〜1iと、放電状態のラミネート外装電池1jとをバスバー30などで直列接続し、これにより構成されるセル群について、正極と負極とを短絡させる試験である。
本実施の形態に係るラミネート外装電池1では、例えば、図4(a)に示す外部短絡試験において、ラミネート外装電池1自体が損傷を受ける前に、正極タブ14と導電体16との間を接続している接続ワイヤー17が溶断することになる。
また、本実施の形態に係るラミネート外装電池1を図4(b)におけるラミネート外装電池1jとして、即ち、放電状態のラミネート外装電池1jとして用い、強制放電試験を実施した場合には、ラミネート外装電池1a〜1iの電流が、ラミネート外装電池1jに流れ込み過大電流が流れることになるが、この場合においても、接続ワイヤー17の溶断により、ラミネート外装電池1自体の損傷を防止することができる。
また、図3に示すように、本実施の形態では、接続ワイヤー17をラミネート外装体20の封止領域20dから離間した状態で配置しているので、仮に接続ワイヤー17が溶断した場合にも、ラミネート外装体20の封止状態が維持され、電解質の漏出や電極体10の構成要素の漏出などを起こすことがない。
従って、本実施の形態に係るラミネート外装電池1では、簡易な構成を以って、高い安全性を有する。
なお、本実施の形態に係るラミネート外装電池1を用い電池パックを構成する場合には、保護回路におけるブレーカ素子などの安全素子を省略することもできるし、あるいは、安全素子をそのまま維持して二重の安全構造とすることもできる。
なお、「過大電流」とは、本明細書において、例えば、「3It(3C)以上の電流」あるいは「5It(5C)以上の電流」を指すものである。
6.製造方法
本実施の形態に係るラミネート外装電池1の製造方法について、図5および図6を用い説明する。
図5(a)に示すように、正極要素11および負極要素12を、間にセパレータ13を挟んだ状態で対向配置し(図1などを参照)、当該状態で巻回加工して電極体10を形成する。ここで、電極体10の正極要素11の芯体に対しては、予め正極タブ14を接続し、負極要素12の芯体に対しては、予め負極タブ15を接続しておく。
図5(a)に示すように、正極タブ14の方が、負極タブ15よりも高さが低くなるようにしておく。なお、正極タブ14および負極タブ15には、それぞれタブ樹脂19を貼付しておく。
次に、図5(b)に示すように、電極体10を収納できるようにカップ状の収納空間20aが形成された金属ラミネートシートを準備し、収納空間20aに電極体10を収納する。そして、金属ラミネートシートを中央部で折り返し、金属ラミネートシートの二方の外縁部同士の重なり領域を熱溶着する(封止領域20b,20d)。このとき、正極タブ14および負極タブ15の各一部が、ラミネート外装体20のY軸方向上側の短辺から上方に向けて延出した状態となる。
その後、熱溶着を行っていない金属ラミネートシートの外縁部から電解質を注入し、金属ラミネートシートの残りの外縁部同士の重なり領域を封止する(封止領域20c)。
次に、図6に示すように、正極タブ14に対して、Y軸方向に間隔をあけた状態で導電体16を配置し、その間を接続する接続ワイヤー17をボンディングする。なお、正極タブ14の上辺に対して、導電体16の下辺を当接あるいは近接させた状態でワイヤーをボンディングし、ワイヤーが硬化する前に、導電体16をY軸方向上側へと移動させることによっても接続ワイヤー17を形成することができる。
この後、図示を省略しているが、正極タブ14と導電体16との間に、絶縁性の樹脂部18を架橋する(図1などを参照)。樹脂部18の架橋は、例えば、2液混合型エポキシ樹脂(主剤と硬化剤)を混ぜて、硬化させる方法や、接着剤を塗布・硬化させる方法、あるいは、シリコーン樹脂を塗布し、乾燥させる方法などを用い行うことができる。
[変形例1]
変形例1に係るラミネート外装電池の構成について、図7(a)を用い説明する。図7(a)では、正極タブ14と導電体16との接続形態を示し、他の構成については、上記実施の形態1と同様であるので、図示および説明を省略する。
図7(a)に示すように、本変形例に係るラミネート外装電池では、正極タブ14と導電体16との間が、3本の接続ワイヤー37a〜37cにより電気的に接続されている。このように複数の接続ワイヤー37a〜37cによって正極タブ14と導電体16とを接続した場合にあっても、過大電流が流れた場合などに接続ワイヤー37a〜37cが順に、あるいは一斉に溶断することとなり、高い安全性を確保することができる。
また、本変形例においても、接続ワイヤー37a〜37cの基端がラミネート外装体20の封止領域の外縁辺から離間して配置されているので、接続ワイヤー37a〜37cの溶断によってもラミネート外装体20自体にダメージを与え難い。このような観点からも高い安全性を確保できる。
[変形例2]
変形例2に係るラミネート外装電池の構成について、図7(b)を用い説明する。図7(b)では、正極タブ44の構成を示し、他の構成については、上記実施の形態1と同様であるので、図示および説明を省略する。
図7(b)に示すように、本変形例に係るラミネート外装電池では、正極タブ44におけるY軸方向の一部において、X軸方向に切り欠かれた部分を有している。見方を変えると、本変形例では、切り欠き部分を境として、ラミネート外装体20側の領域44aと、先端側の領域44cとの間が、切り欠きの残り部分の領域44bで電気的に接続された形態となっている。
本変形例では、過大電流が流れた場合に、領域44bが溶断することになり、安全性が確保される。また、本変形例でも、領域44bの基端が、ラミネート外装体20の封止領域の外縁辺から離間して配置されているので、当該領域44bの溶断によっても、ラミネート外装体20自体にダメージを与え難い。
[変形例3]
変形例3に係るラミネート外装電池の構成について、図8(a)を用い説明する。図8(a)では、正極タブ14と導電体16との接続形態を示し、他の構成については、上記実施の形態1と同様であるので、図示および説明を省略する。
図8(a)に示すように、本変形例に係るラミネート外装電池では、正極タブ14と導電体16とを電気的に接続する接続ワイヤー57が、Y軸に沿った方向ではなく、Y軸に対して傾斜した方向に延伸するよう形成されている。このような構成を採用することによって、ラミネート外装電池の全高を抑えながら、接続ワイヤー57の長さを長くすることができ、設計の高い自由度を得ながら、高い安全性を確保することができる。
本変形例においても、接続ワイヤー57の基端がラミネート外装体20の封止領域の外縁辺から離間して配置されているので、接続ワイヤー57の溶断によってもラミネート外装体20自体にダメージを与え難い。このような観点からも高い安全性を確保できる。
なお、本変形例においても、正極タブ14と導電体16との間を、絶縁性の樹脂部で架橋することもできる。
[変形例4]
変形例4に係るラミネート外装電池の構成について、図8(b)を用い説明する。図8(b)では、正極タブ14と導電体66との接続形態を示し、他の構成については、上記実施の形態1と同様であるので、図示および説明を省略する。
図8(b)に示すように、本変形例に係るラミネート外装電池では、導電体66のY軸方向での高さを低くし、これにより、正極タブ14と導電体66との間の間隔g2を上記間隔g1よりも広くしている。例えば、間隔g2を5mmよりも広くなるようにしている。この結果、本変形例では、接続ワイヤー67の長さを長くすることができる。
このような構成を採用することによって、ラミネート外装電池の全高を抑えながら、高い設計の自由度を得ながら、高い安全性を確保することができる。
本変形例においても、接続ワイヤー67の基端がラミネート外装体20の封止領域の外縁辺から離間して配置されているので、接続ワイヤー67の溶断によってもラミネート外装体20自体にダメージを与え難い。このような観点からも高い安全性を確保できる。
なお、本変形例においても、正極タブ14と導電体66との間を、絶縁性の樹脂部で架橋することもできる。
[変形例5]
変形例5に係るラミネート外装電池の構成について、図9(a)を用い説明する。図9(a)では、正極タブ14と導電体16との接続形態を示し、他の構成については、上記実施の形態1と同様であるので、図示および説明を省略する。
図9(a)に示すように、本変形例に係るラミネート外装電池では、上記実施の形態1に係るラミネート外装電池における接続ワイヤー17に比べて、横断面の断面積が大きい接続ワイヤー77を採用している。このような構成は、過大電流の閾値との関係で接続ワイヤー77の線径および長さが決定されることから考えて、設計の自由度を高くしながら、高い安全性を確保することができるということで有効である。
接続ワイヤー77は、例えば、板厚t77=0.2mm、断面幅W77=4.5mmである。
本変形例においても、接続ワイヤー77の基端がラミネート外装体20の封止領域の外縁辺から離間して配置されているので、接続ワイヤー77の溶断によってもラミネート外装体20自体にダメージを与え難い。このような観点からも高い安全性を確保できる。
なお、本変形例においても、正極タブ14と導電体16との間を、絶縁性の樹脂部で架橋することもできる。
[変形例6]
変形例6に係るラミネート外装電池の構成について、図9(b)を用い説明する。図9(b)では、正極タブ84と導電体16との接続形態を示し、他の構成については、上記実施の形態1と同様であるので、図示および説明を省略する。
図9(b)に示すように、本変形例に係るラミネート外装電池では、正極タブ84におけるY軸方向上側の辺の一部がコの字状に切り欠かれている(切り欠き部84a)。このような構成を採用することにより、接続ワイヤー87の長さを長くしながら、ラミネート外装電池の全高を抑えながら、高い安全性を確保することができる。
本変形例においても、接続ワイヤー87の基端がラミネート外装体20の封止領域の外縁辺から離間して配置されているので、接続ワイヤー87の溶断によってもラミネート外装体20自体にダメージを与え難い。このような観点からも高い安全性を確保できる。
なお、本変形例においても、正極タブ84と導電体16との間を、絶縁性の樹脂部で架橋することもできる。
[実施の形態2]
1.電池パック100の概略構成
本発明の実施の形態2に係る電池パック100の概略構成について、図10を用い説明する。
図10に示すように、本実施の形態に係る電池パック100は、10個のラミネート外装電池2a〜2jが直列接続されてなるセル群101と、当該セル群101に対して配線103,104により接続された保護回路102、および保護回路102に接続された外部端子105,106を備える。
セル群101において、10個のラミネート外装電池2a〜2jは、複数のバスバー31によりタブ間が接続されている。
なお、本実施の形態においては、ラミネート外装電池2a〜2jについては、図12(b)に示すような構成のものを採用することもできるし、図1に示す実施の形態1に係るラミネート外装電池1を採用することもできる。本実施の形態では、図12(b)に示すような従来技術に係るラミネート外装電池を採用するものとする。
2.配線103の構成
セル群101と保護回路102との接続に供される配線103の構成について、図11を用い説明する。図11は、図10における矢印Dで指し示す部分を具体的に図示したものである。
図11に示すように、配線103は、その経路中の途中において、バスバー103aとバスバー103bとが間隔をあけて配され、その間が接続ワイヤー103cにより電気的に接続されている。
本実施の形態に係る電池パック100では、接続ワイヤー103cの形態が次のように規定されている。
ラミネート外装電池2a〜2jの各々における正極タブおよび負極タブの各延出方向に対して直交する方向において、一方のタブの横断面の断面積をSt1、他方のタブの横断面の断面積をSt2とし、前記一方のタブの電気抵抗率をρt1、前記他方の電気抵抗率をρt2とするとき、次の関係を満たす。
[数9]ρt1/St1>ρt2/St2
また、接続ワイヤー103cにおける延伸方向(X軸方向)に直交する方向での横断面の断面積をSbとし、接続ワイヤー103cの電気抵抗率をρbとするとき、次の関係を満たす。
[数10]ρb/Sb>ρt1/St1
以上の関係を満たすように接続ワイヤー103cが設けられていることにより、電池パック100において過大電流が流れたような場合には、閾値を超えた時点で接続ワイヤー103cが溶断する。これにより、電池パック100の安全性が確保される。また、本実施の形態に係る電池パック100では、過大電流の原因が解消できた場合に、バスバー103a,103b間の接続ワイヤー103cだけを交換することで、電池パック100を再利用することもできる。
さらに、本実施の形態に係る電池パック100でも、配線103の延伸方向において、接続ワイヤー103aのセル群101側の基端(バスバー103aに対する接続ワイヤー103cの接続箇所)が、セル群101の各ラミネート外装電池2a〜2jの外装体におけるラミネート外装体の封止領域の外縁辺から離間している。これより、接続ワイヤー103cが溶断した場合にあっても、セル群101に属するラミネート外装電池2a〜2jの各ラミネート外装体がダメージを受けることがない。
[その他の事項]
上記実施の形態1および変形例1〜6の各ラミネート外装電池1については、三方封止構造の電池を採用したが、これに限らず、四方封止やその他の封止構造の電池を採用することもできる。
また、上記実施の形態1および変形例1〜6では、正極タブ14,44,84の側に、ブリッジである接続ワイヤー17,37a〜37c,57,67,77,87および接続領域44bを設けることとしたが、これに限らず、負極タブ側にブリッジを設けることもできるし、正極タブおよび負極タブの双方にブリッジを設けることとすることもできる。
また、ブリッジとしては、一例として短冊状断面のボンディングワイヤーを採用したが、これに限らず、例えば、断面形状が円形状の導電線を溶接あるいはハンダにより正極タブおよび導電体に接続することもできる。
また、上記実施の形態1および変形例1〜6では、正極タブ14,84と導電体16,66および接続ワイヤー17,37a〜37c,57,67,77,87とを、同一の構成材料(Al)で形成することとしたが、これに限らず、互いの接合性を考慮しながら適宜の材料選択が可能である。なお、タブと導電体とを、異なる材料で構成する場合には、上記[数1]を満たすようにタブおよび導電体のサイズを決定することができる。
また、上記実施の形態2では、セル群101の正極側から引き出される配線103中に接続ワイヤー103cを介挿させることとしたが、これに限らず、負極側から引き出される配線104中に接続ワイヤーを介挿させることもできる。
また、上記実施の形態1,2および変形例1〜6などでは、導電体16,66として導電性の板体を一例として採用しているが、本発明は、これに限定を受けない。例えば、多角形状断面の棒材や円形状あるいは長円状断面の棒材などを用いることなどもできる。
また、上記[数1]〜[数4]などで表す関係は、ブリッジの単位長さ当たりの抵抗値が、比較対象である正極タブあるいは負極タブの単位長さ当たりの抵抗値よりも大きくなるようにしておけばよいということを表すものである。
また、上記実施の形態などでは、電極体10について、所謂、巻回型の電極体構成を採用したが、本発明は、これに限定されず、正極板と負極板とを、セパレータを挟んで交互に積層する、所謂、スタック型の電極体を採用することもできる。
また、上記実施の形態などにおいて、ブリッジを構成する材料について、その融点が非常に高いような場合には、過大電流が流れた際にもブリッジの溶断が生じないものと考えられるが、本発明では、そのような融点が非常に高い材料を避け、過大電流が流れた際に、ラミネート外装電池の電極体などに大きなダメージが及ぶ前にブリッジを溶断させることを本質としている。
本発明は、高い信頼性を有し、固定用および車両用等の用途に用いることができる電池パックを実現するのに有用である。
1,1a〜1j,2a〜2j.ラミネート外装電池
10.電極体
11.正極要素
12.負極要素
13.セパレータ
14,44,84.正極タブ
15.負極タブ
16,66.導電体
17,37a〜37c,57,67,77,87,103c.接続ワイヤー
18.樹脂部
19.タブ樹脂
20.ラミネート外装体
30,31,103a,103b.バスバー
100.電池パック
101.セル群
102.保護回路
103,104.配線
104,105.外部端子

Claims (13)

  1. 正極要素と負極要素とを含み構成された電極体と、
    金属ラミネートシートを用い構成され、前記電極体を包み込んだ状態で外縁部が封止された外装体と、
    前記電極体における前記正極要素および前記負極要素の各々に電気的に接続され、前記外装体における前記封止された外縁部を横断して各一部が外方へと延出された正極タブおよび負極タブと、
    前記正極タブおよび前記負極タブの少なくとも一方のタブに対し、その延出端と間隔をあけて配された導電体と、
    前記少なくとも一方のタブと、対応する前記導電体との間を電気的に接続するブリッジと、
    を備え、
    前記ブリッジの前記少なくとも一方のタブ側の基端は、前記外装体における前記少なくとも一方のタブが横断する前記外縁部の外縁辺から離間しており、
    前記ブリッジは、過大電流が流れることにより溶断する
    ことを特徴とするラミネート外装電池。
  2. 前記ブリッジの単位長さ当たりの抵抗値が、前記少なくとも一方のタブにおける単位長さ当たりの抵抗値よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1に記載のラミネート外装電池。
  3. 前記少なくとも一方のタブの延出方向に対して直交する方向において、前記少なくとも一方のタブにおける横断面の断面積をSt、前記ブリッジの横断面の断面積をSbとし、
    前記少なくとも一方のタブの電気抵抗率をρt、前記ブリッジの電気抵抗率をρbとするとき、
    ρb/Sb>ρt/St
    の関係を満たす
    ことを特徴とする請求項2に記載のラミネート外装電池。
  4. t>Sb
    の関係を満たす
    ことを特徴とする請求項3に記載のラミネート外装電池。
  5. 前記ブリッジの前記少なくとも一方のタブ側の基端は、前記外装体における前記少なくとも一方のタブが横断する前記外縁部の外縁辺から、少なくとも1mm離間している
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載のラミネート外装電池。
  6. 前記ブリッジは、前記少なくとも一方のタブと前記対応する導電体とに対してボンディングされたワイヤーである
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載のラミネート外装電池。
  7. 前記少なくとも一方のタブと前記導電体、および前記ブリッジは、同一材料を以って一体形成されており、
    前記ブリッジは、前記少なくとも一方のタブに相当する部分と前記導電体に相当する部分との間の一部が切り欠かれた残り部分である
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載のラミネート外装電池。
  8. 前記少なくとも一方のタブと前記対応する導電体との間隔は、絶縁性の材料からなる絶縁部により保持されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載のラミネート外装電池。
  9. 1または複数のラミネート外装電池と、
    前記1または複数のラミネート外装電池に対し、配線を介し接続された保護回路と、
    前記保護回路に接続された外部端子と、
    を備え、
    前記ラミネート外装電池は、正極要素と負極要素とを含み構成された電極体と、金属ラミネートシートを用い形成され、前記電極体を包み込んだ状態で外縁部が封止された外装体と、前記電極体における前記正極要素および前記負極要素の各々に電気的に接続され、前記外装体における前記封止された外縁部を横断して外方へと延出された正極タブおよび負極タブとを含み構成されており、
    前記配線は、延伸方向に互いに間隔をあけて配置された第1配線部および第2配線部と、前記第1配線部と前記第2配線部との間を電気的に接続するブリッジ部とを含み、
    前記配線の延伸方向において、前記ブリッジ部の前記ラミネート外装電池側の基端は、前記外装体における前記一方のタブが横断する前記外縁部の外縁辺から離間しており、
    前記ブリッジ部は、過大電流が流れることにより溶断する
    ことを特徴とする電池パック。
  10. 前記ブリッジ部の単位長さ当たりの抵抗値が、前記正極タブにおける単位長さ当たりの抵抗値および前記負極タブにおける単位長さ当たりの抵抗値のうちの大きい方の抵抗値よりも大きい
    ことを特徴とする請求項9に記載の電池パック。
  11. 前記ラミネート外装電池における前記正極タブおよび前記負極タブの各延出方向に対して直交する方向において、一方のタブの横断面の断面積をSt1、他方のタブの横断面の断面積をSt2とし、
    前記一方のタブの電気抵抗率をρt1、前記他方の電気抵抗率をρt2とするとき、
    ρt1/St1>ρt2/St2
    の関係を満たし、
    前記ブリッジ部における延伸方向に直交する方向での横断面の断面積をSbとし、前記ブリッジ部の電気抵抗率をρbとするとき、
    ρb/Sb>ρt1/St1
    の関係を満たす
    ことを特徴とする請求項10に記載の電池パック。
  12. 前記配線の延伸方向において、前記ブリッジ部の前記ラミネート外装電池側の基端は、前記外装体における対応する前記タブが横断する前記外縁部の外縁辺から、少なくとも1mm離間している
    ことを特徴とする請求項9から請求項11の何れかに記載の電池パック。
  13. 前記第1配線部および前記第2配線部は、ともにバスバーであって、
    前記ブリッジ部は、前記第1配線部および前記第2配線部に対してボンディングされたワイヤーである
    ことを特徴とする請求項9から請求項12の何れかに記載の電池パック。
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