JP2014022143A - 端子付き導電体及び端子付き導電体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】端子を圧着した際における一対のバレル片間から導電体を構成する部材のはみ出しを防止可能な端子付き導電体及び端子付き導電体の製造方法を提供する。
【解決手段】端子付き導電体10は、一対のバレル片17,17を有する端子13A,13Bと、少なくとも一対のバレル片17,17間に配されるコア部材18と、コア部材18が内部に挿通される筒状の挿通部12を有し、挿通部12がコア部材18とともに一対のバレル片17,17によりカシメ付けられて圧着されている可撓性導電部材11と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】端子付き導電体10は、一対のバレル片17,17を有する端子13A,13Bと、少なくとも一対のバレル片17,17間に配されるコア部材18と、コア部材18が内部に挿通される筒状の挿通部12を有し、挿通部12がコア部材18とともに一対のバレル片17,17によりカシメ付けられて圧着されている可撓性導電部材11と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、端子付き導電体及び端子付き導電体の製造方法に関する。
従来、導電体の端末部に端子の取り付けられてなる端子付き導電体が知られている。
特許文献1のコネクタ装置は、電線側コネクタに設けられ電線端末に接続された電線側端子金具と、機器側コネクタに設けられた機器側の機器側端子金具とが電気的に接続されるようになっている。
この機器側端子金具は、固定端子金具と変位許容端子とが可撓性導体で接続されて端子付き導電体が構成されている。
特許文献1のコネクタ装置は、電線側コネクタに設けられ電線端末に接続された電線側端子金具と、機器側コネクタに設けられた機器側の機器側端子金具とが電気的に接続されるようになっている。
この機器側端子金具は、固定端子金具と変位許容端子とが可撓性導体で接続されて端子付き導電体が構成されている。
ところで、端子が一対のバレル片を両側から巻き込むように変形させて圧着するオープンバレル型である場合において、一対のバレル片の内側に圧着される部分が一対のバレル片間から外側にはみ出してしまい、接続強度が低下したり、電気抵抗が大きくなることが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、一対のバレル片の内側に圧着される部分の一対のバレル片の外側へのはみ出しを防止可能な端子付き導電体及び端子付き導電体の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の端子付き導電体は、一対のバレル片を有する端子と、少なくとも前記一対のバレル片間に配されるコア部材と、前記コア部材が内部に挿通される筒状の挿通部を有し、前記挿通部が前記コア部材とともに前記一対のバレル片によりカシメ付けられて圧着されている可撓性導電部材と、を備える。
本発明の端子付き導電体の製造方法は、可撓性導電部材の筒状の挿通部にコア部材を挿通し、前記挿通部に挿通された前記コア部材を端子の一対のバレル片間に配し、前記挿通部を前記コア部材とともに前記一対のバレル片によりカシメ付けて圧着する。
上記構成によれば、内部にコア部材が挿通された可撓性導電部材の挿通部が一対のバレル片によりカシメ付けられて圧着されているから、コア部材を有さず可撓性導電部材のみが一対のバレル片によりカシメ付けられて圧着される場合や、撚り線のみが一対のバレル片によりカシメ付けられて圧着される場合と比較して、可撓性導電部材や撚り線が一対のバレル片間からはみ出ることを防止することが可能になる。よって、一対のバレル片の内側に圧着される部分の一対のバレル片の外側へのはみ出しを防止することが可能となる。
上記構成の実施態様として以下の構成を有すれば好ましい。
・前記コア部材は、1つの部材からなる導体である。
このようにすれば、コア部材の形状を簡素化できるとともに、一対のバレル片でかしめた際の一対のバレル片の過度の変形を防止することが容易になる。
・前記コア部材は、1つの部材からなる導体である。
このようにすれば、コア部材の形状を簡素化できるとともに、一対のバレル片でかしめた際の一対のバレル片の過度の変形を防止することが容易になる。
・前記コア部材は、金属素線が撚り合わされた撚り線である。
・前記撚り線は、導体部の周囲が絶縁層で覆われた電線の前記導体部である。
このようにすれば、電線の導体部を圧着する際に、撚り線を構成する金属素線の一対のバレル片からのはみ出しを防止することが可能になる。
このようにすれば、電線の導体部を圧着する際に、撚り線を構成する金属素線の一対のバレル片からのはみ出しを防止することが可能になる。
・圧着前の前記コア部材は、前記可撓性導電部材の内周に密着する大きさとされている。
このようにすれば、圧着する際に、可撓性導電部材の形状を保持することが容易になる。
このようにすれば、圧着する際に、可撓性導電部材の形状を保持することが容易になる。
・前記可撓性導電部材は、金属線を編み込んでなる編組線である。
・前記可撓性導電部材の一端側に前記端子が圧着され、前記可撓性導電部材の他端側に他の端子又は電線の導体部が接続されている。
本発明によれば、一対のバレル片の内側に圧着される部分の一対のバレル片の外側へのはみ出しを防止することが可能となる。
<実施形態1>
以下、実施形態1について、図1〜図3を参照して説明する。
本実施形態の端子付き導電体10は、例えば、自動車等の車両において、バッテリ等の電源から負荷に至る導電路に配された図示しないコネクタ内に配されている。
以下、実施形態1について、図1〜図3を参照して説明する。
本実施形態の端子付き導電体10は、例えば、自動車等の車両において、バッテリ等の電源から負荷に至る導電路に配された図示しないコネクタ内に配されている。
端子付き導電体10は、図1に示すように、筒状の可撓性導電部材11と、一対のバレル片17,17を有し、可撓性導電部材11の端末部に配される端子13A,13Bと、一対のバレル片17,17間における可撓性導電部材11内に配され、金属導体からなるコア部材18と、を備えている。
可撓性導電部材11は、金属細線をメッシュ状に編み込んだ編組線の全体を筒状に形成したものであり、車両の駆動電力を伝送可能な程度のやや厚肉の厚みを有するとともに、形状を変更可能な可撓性を有する。この編組線としては、例えば、裸軟銅線、無酸素軟銅線及び錫めっき軟銅線を編み込んだものを用いることができる。また、銅線に限られず、銅合金線、アルミニウム線、アルミニウム合金線や、他の金属線を編み込んだものを用いてもよい。
可撓性導電部材11は、可撓変形させない状態では、延出方向(軸方向)の全長に亘ってほぼ一定の半径となっている。
可撓性導電部材11は、可撓変形させない状態では、延出方向(軸方向)の全長に亘ってほぼ一定の半径となっている。
この可撓性導電部材11は、延出方向(軸方向)の両端部がコア部材18が挿通される筒状の挿通部12とされている。
圧着前において、挿通部12にコア部材18が挿通されると、図3に示すように、挿通部12の内周面とコア部材18の外周面とが密着状態となり、挿通部12にコア部材18が挿通された状態で端子13A(13B)の底板部16に載置され、挿通部12がコア部材18とともに一対のバレル片17,17によりカシメ付けられて圧着される(図2)。
圧着前において、挿通部12にコア部材18が挿通されると、図3に示すように、挿通部12の内周面とコア部材18の外周面とが密着状態となり、挿通部12にコア部材18が挿通された状態で端子13A(13B)の底板部16に載置され、挿通部12がコア部材18とともに一対のバレル片17,17によりカシメ付けられて圧着される(図2)。
端子13A,13Bは、図1に示すように、共に、外部の端子等と接続される接続部14と、可撓性導電部材11が圧着される圧着部15とを備えている。
接続部14は、端子13Aについては、長方形の板状(雄タブ状)であって雄型のものとされ、端子13Bについては箱形で内部に弾性接触片を有する雌型ものとされているが、これに限られず、他の種類の端子を用いることも可能であり、例えば、接続部14にボルト等を挿通可能な取付孔を貫通形成してもよい。
圧着部15は、図3に示すように、円弧状に湾曲し、可撓性導電部材11が配される側に凹状面を有する底板部16と、底板部16の両側縁から立ち上がる一対のバレル片17,17とを有する。
一対のバレル片17,17は、底板部16の側縁から帯状に突出しており、その先端部は、やや先細に切欠かれている。圧着の際には、コア部材18が挿通された挿通部12を両側から巻き込むように(包み込むように)カシメ付ける。
一対のバレル片17,17は、底板部16の側縁から帯状に突出しており、その先端部は、やや先細に切欠かれている。圧着の際には、コア部材18が挿通された挿通部12を両側から巻き込むように(包み込むように)カシメ付ける。
コア部材18は、円柱状であって、1つの(分割できない)導電性の金属からなる。例えば、コア部材18として、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属を用いることができる。なお、金属に限らず、硬質の樹脂(合成樹脂)等の他の部材を用いることも可能である。
コア部材18の軸方向における長さは、圧着部15の同方向の長さよりわずかに長くされているが、これに限らず、例えば、コア部材18の長さを圧着部15より短くすることも可能である。
このコア部材18は、その円形状の外周面が、圧着前における圧着部15の凹状面(内面)に嵌め合わせることが可能な曲面形状を有する。
このコア部材18は、その円形状の外周面が、圧着前における圧着部15の凹状面(内面)に嵌め合わせることが可能な曲面形状を有する。
上記した端子付き導電体10は、コネクタ内に収容されており、端子13A,13B間の寸法精度の誤差や、何らかの要因により一方の端子13A(13B)に振動等与えられても、その誤差や振動は、可撓性導電部材11の部分で吸収され、誤差や振動による不具合を防止できるようになっている。
端子付き導電体10の製造方法について説明する。
コア部材18を可撓性導電部材11の各挿通部12にそれぞれ挿通し、この状態で図示しない公知形状のアンビル(金型の下型)上に配された端子13A,13Bの底板部16上に載置する(図3)。そして、山形に凹んだ凹状の内面を有する図示しない公知形状のクリンパ(金型の上型)をアンビル側に下降させると、クリンパの凹状の内面が一対のバレル片17,17に当接して一対のバレル片17,17を変形させていく。そして、一対のバレル片17,17の先端部が互いに突き当てられるとともに挿通部12の上部から内部のコア部材18に向けて一対のバレル片17,17の先端部が食い込んでいく。
コア部材18を可撓性導電部材11の各挿通部12にそれぞれ挿通し、この状態で図示しない公知形状のアンビル(金型の下型)上に配された端子13A,13Bの底板部16上に載置する(図3)。そして、山形に凹んだ凹状の内面を有する図示しない公知形状のクリンパ(金型の上型)をアンビル側に下降させると、クリンパの凹状の内面が一対のバレル片17,17に当接して一対のバレル片17,17を変形させていく。そして、一対のバレル片17,17の先端部が互いに突き当てられるとともに挿通部12の上部から内部のコア部材18に向けて一対のバレル片17,17の先端部が食い込んでいく。
クリンパが所定の位置まで下降すると、端子付き導電体10が形成され、一対のバレル片17,17が挿通部12とともにコア部材18側に食い込んでコア部材18を押し潰すように変形させた状態となる(図2)。
車両の駆動電力に応じて断面積が大きく肉厚に形成された可撓性導電部材11を用いる場合には、可撓性導電部材11のみを圧着しようとすると、可撓性導電部材11が圧着の際に一対のバレル片17,17間にうまく収まらなかったり、圧着後に一対のバレル片17,17が食い込み過ぎたりする等により、可撓性導電部材11が一対のバレル片17,17からはみ出すことが懸念される。本実施形態では、可撓性導電部材11においてコア部材18が挿通された挿通部12をコア部材18とともに圧着するから、コア部材18がない場合と比較して、可撓性導電部材11が一対のバレル片17,17からはみ出すことを抑制することができる。
本実施形態によれば、以下の作用・効果を奏する。
(1)本実施形態によれば、内部にコア部材18が挿通された可撓性導電部材11の挿通部12が一対のバレル片17,17によりカシメ付けられて圧着されているから、コア部材18を有さず可撓性導電部材11のみが一対のバレル片17,17によりカシメ付けられて圧着される場合と比較して、可撓性導電部材11がバレル片17,17間からはみ出ることを防止することが可能になる。よって、一対のバレル片17,17の内側に圧着される部分の一対のバレル片17,17の外側へのはみ出しを防止することが可能となる。
(1)本実施形態によれば、内部にコア部材18が挿通された可撓性導電部材11の挿通部12が一対のバレル片17,17によりカシメ付けられて圧着されているから、コア部材18を有さず可撓性導電部材11のみが一対のバレル片17,17によりカシメ付けられて圧着される場合と比較して、可撓性導電部材11がバレル片17,17間からはみ出ることを防止することが可能になる。よって、一対のバレル片17,17の内側に圧着される部分の一対のバレル片17,17の外側へのはみ出しを防止することが可能となる。
(2)コア部材18は、1つの部材からなる導体である。
このようにすれば、コア部材18の形状を簡素化できるとともに、一対のバレル片17,17でかしめた際の一対のバレル片17,17の過度の変形を防止することが容易になる。
このようにすれば、コア部材18の形状を簡素化できるとともに、一対のバレル片17,17でかしめた際の一対のバレル片17,17の過度の変形を防止することが容易になる。
(3)圧着前のコア部材18は、可撓性導電部材11の内周に密着する大きさとされている。
このようにすれば、圧着する際に、可撓性導電部材11の形状を保持することが容易になる。
このようにすれば、圧着する際に、可撓性導電部材11の形状を保持することが容易になる。
<実施形態2>
次に、実施形態2を図4を参照して説明する。
実施形態1の端子付き導電体10は、コア部材18として、円柱状の金属導体を用いたが、実施形態2の端子付き導電体19は、コア部材20として撚り線を用いたものである。以下では実施形態1と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
次に、実施形態2を図4を参照して説明する。
実施形態1の端子付き導電体10は、コア部材18として、円柱状の金属導体を用いたが、実施形態2の端子付き導電体19は、コア部材20として撚り線を用いたものである。以下では実施形態1と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
端子付き導電体19は、可撓性導電部材11のほぼ全体に亘ってコア部材20が挿通されている。即ち、コア部材20は、一対のバレル片17,17だけでなく、一対のバレル片17,17を有さない他の部分にも延びている。
コア部材20は、アルミニウム又はアルミニウム合金製の金属素線が撚り合わされた撚り線が用いられている。なお、アルミニウム又はアルミニウム合金に限らず、他の種類の金属素線でコア部材を構成してもよい。例えば、銅又は銅合金の金属素線を用いてもよい。
コア部材20は、アルミニウム又はアルミニウム合金製の金属素線が撚り合わされた撚り線が用いられている。なお、アルミニウム又はアルミニウム合金に限らず、他の種類の金属素線でコア部材を構成してもよい。例えば、銅又は銅合金の金属素線を用いてもよい。
実施形態2によれば、内部にコア部材20が挿通された可撓性導電部材11の挿通部12が一対のバレル片17,17によりカシメ付けられて圧着されているから、撚り線のみが一対のバレル片17,17によりカシメ付けられて圧着される場合と比較して、可撓性導電部材11で覆われているため、撚り線が一対のバレル片17,17間からはみ出ることを防止することが可能になる。よって、一対のバレル片17,17の内側に圧着される部分の一対のバレル片17,17の外側へのはみ出しを防止することが可能となる。
<実施形態3>
次に、実施形態3を図5を参照して説明する。上記実施形態では、可撓性導電部材11の端部には、外部の端子と接続される端子13A,13Bが圧着されるものであったが、実施形態3の端子付き導電体24は、他方の可撓性導電部材11の端部には、電線21の端末部の端子26が圧着されるものである。
次に、実施形態3を図5を参照して説明する。上記実施形態では、可撓性導電部材11の端部には、外部の端子と接続される端子13A,13Bが圧着されるものであったが、実施形態3の端子付き導電体24は、他方の可撓性導電部材11の端部には、電線21の端末部の端子26が圧着されるものである。
実施形態3は、図5に示すように、可撓性導電部材11の少なくとも一方の端部に導体部22が絶縁層23で覆われた電線21の絶縁層23を剥ぎ取り露出させた導体部22をコア部材22Aとして挿通部12に挿通する。そしてコア部材22Aが挿通された挿通部12を端子26の一対のバレル片25,25によりカシメ付けて圧着し、端子26のインシュレーションバレル27,27は、電線21を絶縁層23の上からかしめて電線21を保持する。
電線21の導体部22は、アルミニウム又はアルミニウム合金の素線が撚り合わされた撚り線が用いられている。なお、アルミニウム又はアルミニウム合金に限らず、他の種類の金属を用いてもよい。例えば、銅又は銅合金を用いてもよい。
実施形態3によれば、撚り線は、電線21の導体部22であるため、電線21の導体部22を圧着する際に、撚り線を構成する金属素線の一対のバレル片25,25からのはみ出しを防止することが可能になる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態3では、電線21の導体部22を端子13A,13Bのコア部材22Aとして用いたが、図6の端子付き導電体25のように、電線21の導体部28を他の端子13Aの位置まで延出して、電線21の導体部28を圧着する他方の端子26のコア部材28Aとしてだけでなく、一方の端子13Aのコア部材28Bとして用いてもよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態3では、電線21の導体部22を端子13A,13Bのコア部材22Aとして用いたが、図6の端子付き導電体25のように、電線21の導体部28を他の端子13Aの位置まで延出して、電線21の導体部28を圧着する他方の端子26のコア部材28Aとしてだけでなく、一方の端子13Aのコア部材28Bとして用いてもよい。
(2)上記実施形態では、可撓性導電部材11の両端部に挿通部12及びコア部材18(20,22A,28A,28B)が設けれられて圧着されていたが、可撓性導電部材11の一方の端部のみに挿通部12及びコア部材18(20,22A,28A,28B)が設けれて圧着されるものとしてもよい。
例えば、実施形態1において、端子13Aのみが挿通部12及びコア部材18を圧着し、端子13Bは、挿通部12及びコア部材18を圧着しないものとしてもよい。実施形態1以外についても同様に可撓性導電部材11の一方の側の挿通部及びコア部材のみを圧着するようにしてもよい。
(3)上記実施形態の可撓性導電部材11は、全体が筒状であったが、これに限らず、少なくとも端子13A,13Bに圧着される挿通部12が筒状であれば、他の部分は、筒状でなくてもよい。例えば、挿通部12以外を帯状として(1枚、又は、複数枚重ねて)、端子13A,13B等と接続するようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、可撓性導電部材11は、L字形に屈曲した形状とされているが、他の形状に曲がっていてもよい。また、可撓性導電部材11が曲がっているものに限らず、可撓性導電部材11が直線状に延びていてもよい。
(5)実施形態2では、コア部材20は、撚り線であったが、これに限らず、例えば、可撓性導電部材11の延出方向のほぼ全長に亘る長さの1つの金属からなるコア部材を可撓性導電部材11に挿通して圧着するようにしてもよい。
10,19,24,25…端子付き導電体
11…可撓性導電部材
12…挿通部
13A,13B,26…端子
14…接続部
15…圧着部
16…底板部
17,25…バレル片
18,20,22A,28A,28B…コア部材
21…電線
22,28…導体部
11…可撓性導電部材
12…挿通部
13A,13B,26…端子
14…接続部
15…圧着部
16…底板部
17,25…バレル片
18,20,22A,28A,28B…コア部材
21…電線
22,28…導体部
Claims (8)
- 一対のバレル片を有する端子と、
少なくとも前記一対のバレル片間に配されるコア部材と、
前記コア部材が内部に挿通される筒状の挿通部を有し、前記挿通部が前記コア部材とともに前記一対のバレル片によりカシメ付けられて圧着されている可撓性導電部材と、を備える端子付き導電体。 - 前記コア部材は、1つの部材からなる導体である請求項1に記載の端子付き導電体。
- 前記コア部材は、金属素線が撚り合わされた撚り線である請求項1に記載の端子付き導電体。
- 前記撚り線は、導体部の周囲が絶縁層で覆われた電線の前記導体部である請求項3に記載の端子付き導電体。
- 圧着前の前記コア部材は、前記可撓性導電部材の内周に密着する大きさとされている請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の端子付き導電体。
- 前記可撓性導電部材は、金属線を編み込んでなる編組線である請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の端子付き導電体。
- 前記可撓性導電部材の一端側に前記端子が圧着され、前記可撓性導電部材の他端側に他の端子又は電線の導体部が接続されている請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の導電体。
- 可撓性導電部材の筒状の挿通部にコア部材を挿通し、前記挿通部に挿通された前記コア部材を端子の底板部から立ち上がる一対のバレル片間に配し、前記挿通部を前記コア部材とともに前記一対のバレル片によりカシメ付けて圧着する端子付き導電体の製造方法。
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WO2016098612A1 (ja) * | 2014-12-19 | 2016-06-23 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 柔軟連結端子及び蓄電モジュール |
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