JP2014021347A - 現像ローラおよび現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】帯電の環境安定性に優れた現像ローラおよび現像装置を提供する。
【解決手段】最表面が樹脂によって形成された現像ローラであって、最表面を形成する樹脂が、置換基を有してもよいシクロアルキル基または置換基を有してもよいフェニル基を有するビニルアルケニルケトン単量体に由来のアルケニルケトン構造単位を含有する。前記アルケニルケトン構造単位は、下記一般式(1)で表されるものであることが好ましい。〔ただし、式中、R1は置換基を有してもよいシクロアルキル基または置換基を有してもよいフェニル基を示し、R2は水素原子またはメチル基を示し、R3およびR4は、各々独立に水素原子またはアルキル基を示す。nは0以上の整数である。〕
Figure 2014021347

【選択図】なし

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に使用される現像ローラおよびこれを備える現像装置に関する。
電子写真方式の画像形成方法におけるトナーの現像方法としては、トナーおよびキャリアからなる二成分現像剤を用いる二成分現像方式と、トナーのみからなる一成分現像剤を用いる一成分現像方式がある。
一成分現像方式の現像方法においては、現像剤中のトナーの濃度制御やキャリアの交換が不要であること、および、現像装置を簡易に構成することができて小型化を図ることができるという利点を有する。
このような一成分現像方式の現像方法に用いる現像ローラには、摩擦帯電性、トナー搬送性、現像性および高耐久性などの諸特性が求められており、一般的には、導電性のシャフトの外周面上にゴムなどからなる弾性層や樹脂からなる表面層が形成されてなる現像ローラが用いられている(特許文献1および特許文献2参照)。
然るに、一成分現像方式の現像方法においては、トナーの帯電を、現像ローラと、当該現像ローラ上にトナーを搬送するトナー補給部材や当該現像ローラ上においてトナーの粉体層の厚みを規制するトナー層厚規制部材との間で摺擦することによって行うので、二成分現像方式の現像方法に比べて帯電を制御する手段が少なく、従って帯電の環境安定性に劣る、という問題がある。特に、高温高湿環境下において現像を行ったときには、水分子の付着から電荷の過剰なリークが発生してトナーの帯電量が低いものとなることにより、形成される画像におけるカブリの発生や、機内にトナーが飛散することによる機内汚染の発生などの問題がある。
特開2008−250310号公報 特許第4360447号公報
本発明は、以上の事情に基づいてなされたものであって、その目的は、優れた帯電の環境安定性が得られる現像ローラおよびこれを備えた現像装置を提供することにある。
本発明の現像ローラは、最表面が樹脂によって形成された現像ローラであって、
最表面を形成する樹脂が、置換基を有してもよいシクロアルキル基または置換基を有してもよいフェニル基を有するビニルアルケニルケトン単量体に由来のアルケニルケトン構造単位を含有するものであることを特徴とする。
本発明の現像ローラにおいては、前記アルケニルケトン構造単位が、下記一般式(1)で表されるものであることが好ましい。
Figure 2014021347
〔式中、R1 は置換基を有してもよいシクロアルキル基または置換基を有してもよいフェニル基を示し、R2 は水素原子またはメチル基を示し、R3 およびR4 は、各々独立に水素原子またはアルキル基を示す。nは0以上の整数である。〕
本発明の現像ローラにおいては、前記最表面を形成する樹脂が、鎖式メタクリル酸エステル単量体に由来の鎖式メタクリル酸エステル構造単位を有する共重合体樹脂であることが好ましい。
本発明の現像ローラにおいては、前記アルケニルケトン構造単位と、前記鎖式メタクリル酸エステル構造単位との共重合比率が質量比で10/90〜90/10の範囲にあることが好ましい。
本発明の現像装置は、上記の現像ローラを有することを特徴とする。
本発明の現像ローラによれば、最表面がシクロアルキル基またはフェニル基を有するビニルアルケニルケトン単量体に由来のアルケニルケトン構造単位を有する樹脂から構成されていることによって、優れた帯電の環境安定性が得られ、その結果、高湿度環境下において画像形成を行ったときにもトナーによる機内汚染やカブリの発生を抑制することができる。
本発明の現像ローラの構成の一例を示す外観斜視図である。 図1の現像ローラの断面図である。 現像ローラの体積抵抗率の測定方法を説明する模式図である。 本発明の現像装置の構成の一例を示す説明用断面図である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の現像ローラは、最表面が樹脂によって形成されたものであって、当該最表面を形成する樹脂(以下、「表面樹脂」ともいう。)が、置換基を有してもよいシクロアルキル基または置換基を有してもよいフェニル基を有するビニルアルケニルケトン単量体(以下、「特定のビニルアルケニルケトン単量体」ともいう。)に由来のアルケニルケトン構造単位(以下、「特定のアルケニルケトン構造単位」ともいう。)を有するものであることを特徴とする。
ここに、ビニルアルケニルケトン単量体とは、ケトン基の炭素原子にシクロアルキル基またはフェニル基が直接結合された構造を有する単量体をいう。
〔現像ローラ〕
図1は、本発明の現像ローラの構成の一例を示す外観斜視図である。
現像ローラ10は、後述の現像装置20においてトナー像を形成する感光体40上に一成分現像剤を供給するものであって、導電性のシャフト11と、シャフト11の表面を被覆するよう設けられた被覆層12とより構成される。
シャフト11は、導電性材料から形成されたものとされる。導電性材料としては、具体的にはSUS304などのステンレス鋼、鉄、アルミニウム、ニッケル、アルミニウム合金、ニッケル合金などの金属材料や、金属粉体やカーボンブラックなどの導電性物質が樹脂中に分散させてなる導電性樹脂が挙げられる。
シャフト11の外径は、例えば4〜10mmとされる。
〔被覆層〕
被覆層12は、最表面が表面樹脂によって形成されていればよく、表面樹脂からなる層のみからなるものであってもよいが、複数の層が積層されてなる多層構造を有するものであってもよい。
多層構造を有する被覆層12は、具体的には、図2に示されるように、シャフト11上に接触して形成される中間樹脂層12bと、当該中間樹脂層12b上に形成される、表面樹脂からなる表面層12aとから構成されるものとすることができる。
〔表面樹脂〕
表面層12aを構成する表面樹脂は、特定のアルケニルケトン構造単位を含有するものであり、表面樹脂としては、特に、特定のアルケニルケトン構造単位として上記一般式(1)で表されるものを有するものであることが好ましい。
上記一般式(1)において、R1 は、置換基を有してもよいシクロアルキル基または置換基を有してもよいフェニル基を示す。
基R1 を構成するシクロアルキル基は、好ましくは炭素数3〜10のものであり、より好ましくは炭素数3〜7のものであり、特に好ましくは炭素数5〜6のものである。
シクロアルキル基またはフェニル基における置換基としては、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、ベンジル基などが挙げられる。
上記一般式(1)において、R2 は水素原子またはメチル基を示し、得られる表面樹脂のガラス転移点を高いものとすることができることから、メチル基であることが好ましい。
上記一般式(1)において、R3 およびR4 は、各々独立に水素原子またはアルキル基を示し、好ましくは水素原子または炭素数1〜3のアルキル基、より好ましくは水素原子または炭素数1〜2のアルキル基、さらに好ましくは水素原子またはメチル基であり、特に好ましくは水素原子である。
上記一般式(1)において、nは0以上の整数であり、好ましくは0〜5の整数、より好ましくは0〜4の整数、さらに好ましくは0〜3の整数、より好ましくは0〜1の整数、特に好ましくは0である。
nが6以上であると、得られる表面樹脂がガラス転移点の低いものとなってしまうおそれがある。
特定のアルケニルケトン構造単位を得るための特定のビニルアルケニルケトン単量体のうち、シクロアルキル基を有する特定のビニルアルケニルケトン単量体としては、炭素数3〜7のシクロアルキル環を有するものであることが好ましく、具体的には、例えば1−シクロプロピル−2−メチル−2−プロペン−1−オン、1−シクロブチル−2−メチル−2−プロペン−1−オン、1−シクロペンチル−2−メチル−2−プロペン−1−オン、1−シクロヘキシル−2−メチル−2−プロペン−1−オン、1−シクロヘプチル−2−メチル−2−プロペン−1−オン、1−アダマンチル−2−メチル−2−プロペン−1−オン、1−シクロヘキシル−3−メチル−3−ブテン−1−オンなどが挙げられ、特に1−シクロヘキシル−2−メチル−2−プロペン−1−オンを用いることが好ましい。
また、フェニル基を有する特定のビニルアルケニルケトン単量体としては、具体的には、例えば2−メチル−1−フェニル−2−プロペン−1−オン、3−メチル−1−フェニル−3−ブテン−1−オンなどが挙げられる。
本発明の現像ローラが以上のような特定のアルケニルケトン構造単位を有するものであることによって優れた帯電の環境安定性が得られる理由としては、以下のように推察される。
すなわち、シクロアルキル基およびフェニル基は嵩高いものであるので、これがケトン基のごく近傍に存在する表面樹脂においては、シクロアルキル基またはフェニル基による立体障害が大きく、水分子のケトン基への接近が抑制されるために、高い疎水性が発揮される。その結果、高温高湿環境下においても電荷の過剰なリークが発生せずにトナーの帯電量が低下されることが抑制されるためと推測される。
表面層12aを構成する表面樹脂は、鎖式メタクリル酸エステル単量体に由来の鎖式メタクリル酸エステル構造単位を有する共重合体樹脂であってもよい。
表面樹脂が特定のアルケニルケトン構造単位と鎖式メタクリル酸エステル構造単位とを有する共重合体樹脂であることによって、長期間にわたって使用した場合にも表面層12aの剥離や、外添剤の移行によるトナーの帯電量の低下が抑制される。
鎖式メタクリル酸エステル構造単位を得るための鎖式メタクリル酸エステル単量体としては、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸2−エチルヘキシルなどが挙げられ、特に、表面樹脂に高い摩擦帯電性を得る観点から、炭素数1〜6のメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸ヘキシルを用いることが好ましく、特に、ガラス転移点の低下抑制の観点から、メタクリル酸メチルを用いることが好ましい。
特定のアルケニルケトン構造単位と、鎖式メタクリル酸エステル構造単位との共重合比率は、質量比で(特定のビニルアルケニルケトン単量体/鎖式メタクリル酸エステル単量体)が10/90〜90/10の範囲にあることが好ましく、より好ましくは30/70〜80/20、さらに好ましくは40/60〜80/20、特に好ましくは50/50〜70/30である。共重合比率が上記の範囲内にあることによって、現像ローラ10に帯電の環境安定性が確実に得られる。
表面層12aを構成する表面樹脂のガラス転移点は、例えば100〜150℃であることが好ましい。
表面樹脂のガラス転移点が上記の範囲にあることにより、良好な製膜性が得られて緻密な表面層12aを形成することができる。一方、表面樹脂のガラス転移点が100℃未満である場合は、得られる表面樹脂がガラス転移点の低いものとなってしまい、現像ローラにトナーが融着することを有効に抑制することができないおそれがある。
表面層12aを構成する表面樹脂のガラス転移点は、「ダイヤモンドDSC」(パーキンエルマー社製)を用いて測定されるものである。
測定手順としては、試料(表面樹脂)3.0mgをアルミニウム製パンに封入し、ホルダーにセットする。リファレンスは空のアルミニウム製パンを使用した。測定条件としては、測定温度0℃〜200℃、昇温速度10℃/分、降温速度10℃/分で、Heat−cool−Heatの温度制御で行い、その2nd.Heatにおけるデータをもとに解析を行い、第1の吸熱ピークの立ち上がり前のベースラインの延長線と、第1のピークの立ち上がり部分からピーク頂点までの間で最大傾斜を示す接線を引き、その交点をガラス転移点として示す。
表面層12aを構成する表面樹脂の重量平均分子量は、例えば20万〜80万であることが好ましく、より好ましくは40万〜60万である。
表面樹脂の重量平均分子量が20万以上であることにより、当該表面樹脂によって形成される表面層12aの減耗が過剰に促進されることがなく、長期間にわたって所期の性能を維持することができる。また、表面樹脂の重量平均分子量が80万以下であることにより、トナーから表面層12aへの外添剤の移行が抑制されて、トナーの帯電量の低下が生じることが抑制される。
表面樹脂の重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によって以下の通りに測定されるものである。
すなわち、装置「HLC−8220GPC」(東ソー社製)およびカラム「TSKguardcolumn SuperHZ−L+TSKgel SuperHZM−M3連」(東ソー社製)を用い、カラム温度を40℃に保持しながら、キャリア溶媒としてテトラヒドロフラン(THF)を流速0.35ml/minで流し、測定試料を室温において超音波分散機を用いて5分間処理を行う溶解条件で濃度1mg/mlになるようにテトラヒドロフランに溶解させ、次いで、ポアサイズ0.2μmのメンブランフィルターで処理して試料溶液を得、この試料溶液10μLを上記のキャリア溶媒と共に装置内に注入し、屈折率検出器(RI検出器)を用いて検出し、測定試料の有する重量平均分子量分布を単分散のポリスチレン標準粒子を用いて測定した検量線を用いて算出される。検量線測定用のポリスチレンとしては10点用いる。
被覆層12の表面層12a中には、現像ローラ10の体積抵抗率や帯電量、帯電速度などを制御することを目的として、帯電制御剤が含有されていてもよい。
帯電制御剤としては、カーボンブラックなどの導電性カーボン;酸化チタン、酸化スズなどの酸化物;各種の有機系導電剤;ニグロシン系染料、有機金属錯体、含金属モノアゾ染料などのトナーの荷電制御剤として一般的に用いられる各種の帯電制御剤;アミノシランカップリング剤、フッ素系シランカップリング剤などのシランカップリング剤などが挙げられる。
表面層12a中の帯電制御剤の含有割合は、例えば表面樹脂100質量部に対して0〜40質量部とすることができる。
被覆層12の表面層12a中には、必要に応じて、現像ローラ10の表面粗さを調整することを目的として、粗さ粒子が含有されていてもよい。
粗さ粒子としては、各種の無機微粒子や有機微粒子を用いることができ、具体的には、架橋アクリル樹脂粒子、シリコーン樹脂粒子、フッ素樹脂粒子、ポリウレタン樹脂粒子、ゴム粒子などが挙げられる。
表面層12aの厚みは、2〜10μmであることが好ましい。表面層12aの厚みは、現像ローラ10から表面層12aを含む断面試料を採取し、当該断面試料の顕微鏡写真より測定することができる。
表面層12aの厚みが2μm以上であることによって、長期間にわたって所期の性能を維持することができる。
〔中間樹脂層〕
表面層12aの下層に形成される中間樹脂層12bを構成する樹脂としては、例えばポリウレタン樹脂、シリコーンゴム、天然ゴム、アクリルゴム、ニトリルゴム、スチレン・ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、フッ素ゴムなどが挙げられる。これらは1種単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、中間樹脂層12bは、さらに複数の層が積層されてなる多層構造を有するものであってもよく、この場合、複数の層は、それぞれ上記の樹脂から所望の機能を有するものを用いて形成されたものとすることができる。
被覆層12全体の厚みは、例えば1〜50μmとすることができる。
〔現像ローラの導電性〕
本発明の現像ローラは、体積抵抗率が1×101 〜1×108 Ω・cmであることが好ましく、より好ましくは1×102 〜1×107 Ω・cmである。現像ローラの体積抵抗率が上記範囲であることにより、現像ローラ10の表面に生じた電荷を適度にリークさせて当該現像ローラ10上の電荷を適当な程度にすることができる。
現像ローラの体積抵抗率は、図3に示す装置を用いて金属ローラ電極法により測定されるものである。
すなわち、ステンレス製の電極ローラ30と現像ローラ10とを、それぞれ軸が同方向に伸びる状態において接触させた状態に設置し、電極ローラ30の自重と合わせて9.8Nで現像ローラ10を押圧し、この状態で電極ローラ30および現像ローラ10を回転させながら、現像ローラ10の一端に+100Vの電圧を印加して電流値Iを計測し、これを用いて下記式(1)に従って算出される。
式(1):体積抵抗率=100/電流値I
−測定条件−
・測定環境:温度23℃、湿度57RH%
・印加電圧:+100V
・ローラ回転数:27rpm
・電極ローラ荷重:9.8N(電極ローラ自重含む)
・電極ローラ有効幅(t):230mm(径30mm)
・測定項目:電流値(電圧印加5sec後の平均値)
〔現像ローラの作製方法〕
本発明の現像ローラ10は、シャフト11の外周面上に、溶剤に表面樹脂を溶解させた表面層形成用塗布液を塗布した後、乾燥させて表面層12aを形成することにより、作製することができる。
現像ローラ10として中間樹脂層12bを有するものを作製する場合は、シャフト11の外周面上に、所望の樹脂を含有する中間樹脂層形成用塗布液を塗布した後、乾燥させて中間樹脂層12bを形成し、さらに、当該中間樹脂層12b上に、表面層形成用塗布液を塗布した後、乾燥させて表面層12aを形成することにより、現像ローラ10を作製することができる。
表面層形成用塗布液を得るための溶剤としては、表面樹脂を溶解させることができるものを適宜に用いることができ、具体的にはメチルエチルケトン、アセトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサのンなどのケトン系溶媒、メタノール、エタノールなどのアルコール系溶媒、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素系溶媒、ヘキサンなどの脂肪族炭化水素系溶媒、酢酸エチルなどのエステル系溶媒、イソプロピルエーテルなどのエーテル系溶媒、テトラヒドロフラン(THF)、およびこれらの混合物などが挙げられる。
表面層形成用塗布液における表面樹脂の濃度は、特に限定されず、シャフト11の外周面上に塗布することができる程度の粘度を有するよう、調製されればよい。
表面層12a中に粗さ粒子を含有させる場合は、表面層形成用塗布液を粗さ粒子が分散されたものとすればよい。
表面層形成用塗布液の塗布方法としては、当該表面層形成用塗布液の粘度などに応じて種々の方法を選択することができ、具体的な塗布方法としては、例えば、ディッピング法、スプレー法、ロールコート法および刷毛塗り法などの従来公知の方法を採用することができる。
表面層形成用塗布液を塗布した後の乾燥温度および乾燥時間は、表面層形成用塗布液中の溶剤を除去することができる温度および時間であればよく、例えば、乾燥温度が120〜200℃、乾燥時間が20〜90分間とすることができる。
〔現像装置〕
図4は、本発明の現像装置の構成の一例を示す説明用断面図である。
本発明の現像装置は、上記の現像ローラ10が装填されてなるものであり、トナータンク27内において、静電潜像担持体である感光体40と当接するよう現像ローラ10が配置され、当該現像ローラ10に当接するよう第1のトナー補給部材であるスポンジローラ24が配置されると共に、当該スポンジローラ24の表面上に一成分現像剤であるトナー26を供給する状態に第2のトナー補給部材である撹拌ローラ25が配置されており、さらに、トナー層厚規制部材である弾性ブレード23が、その先端が現像ローラ10の表面上におけるスポンジローラ24との当接位置から下流側に当接するよう設けられている。
トナー補給部材であるスポンジローラ24および撹拌ローラ25は、現像ローラ10にトナー26を安定に供給するためのものである。
撹拌ローラ25は、具体的には、撹拌羽根を有する水車状のローラからなる。
スポンジローラ24および撹拌ローラ25の直径は、現像ローラ10にトナー26が過不足なく供給される大きさであればよく、例えば現像ローラ10の直径の0.2〜1.5倍とすることができる。
トナー層厚規制部材である弾性ブレード23は、現像ローラ10上にトナー26を均一な薄層状態となるよう供給すると共に、供給したトナー26を摩擦帯電する機能を有するものである。
弾性ブレード23は、ウレタンゴムや金属板などの、ある程度の弾性を有する部材からなるものとされる。
弾性ブレード23の現像ローラ10への当接力は、5〜100mN/cmであることが好ましい。
弾性ブレード23の当接力が上記の範囲にあることにより、トナー26に変形、破砕を伴わずに現像ローラ10上に供給することができ、かつ、トナー26の搬送ムラが生じない。
この現像装置20においては、トナータンク27に内蔵されたトナー26が、撹拌ローラ25によって撹拌されながらスポンジローラ24上に搬送され、スポンジローラ24上に搬送されたトナー26が、このスポンジローラ24が図4に矢印によって示される方向に回転することにより現像ローラ10上に供給され、弾性ブレード23により現像ローラ10上において均一に薄層化されると共に摩擦帯電され、これにより、現像ローラ10の表面に静電的に吸着される。
スポンジローラ24および弾性ブレード23によって現像ローラ10上に形成されたトナー26の薄層は、トナー粒子10個分、好ましくは5個分以下の厚さを有するものとされることが好ましい。
現像ローラ10上に形成されたトナー26の薄層は、現像ローラ10が回転することによって感光体40上に接触方式供給されて、これにより、当該感光体40上に予め形成された静電潜像が顕像化されてトナー像が形成される。
〔画像形成方法〕
本発明の現像ローラ10は、キャリアを用いずに実質的にトナーのみからなる一成分現像剤により現像を行う電子写真方式の画像形成方法に好ましく使用される。
〔画像形成装置〕
本発明の現像ローラ10が装填された現像装置20を備える画像形成装置は、電子写真方式のものであって、静電潜像を担持するための静電潜像担持体である感光体40と、当該感光体40を帯電するための帯電装置と、帯電された感光体40に静電潜像を形成するための露光装置と、上記の現像装置20と、現像されたトナー像を記録材上に転写する転写装置と、記録材上のトナー像を定着させる定着装置とを有するものとすることができる。
感光体40としては、公知の種々の無機感光体や有機感光体が挙げられ、これらの中でも有機感光体を用いることが好ましく、特に有機感光層が電荷輸送層と電荷発生層との積層構造とされた有機感光体を用いることが好ましい。
〔現像剤〕
本発明の現像ローラ10を用いて行われる画像形成に使用することができる現像剤は、いわゆる一成分現像剤であってトナーのみからなり、特に非磁性のトナーのみからなる非磁性一成分現像剤であることが好ましい。
トナーとしては、従来公知の種々のものを用いることができ、いわゆる粉砕トナー、重合トナーのいずれを用いてもよい。
トナーは、結着樹脂および必要に応じて着色剤、離型剤、荷電制御剤などが含有されたトナー粒子よりなるものである。
トナー粒子を構成する結着樹脂としては、具体的には、スチレン−アクリル系樹脂やポリエステル系樹脂などが挙げられる。
また、トナー粒子に着色剤、離型剤、荷電制御剤などが含有される場合は、それぞれ従来公知の種々のものを適宜に用いることができる。
トナーのガラス転移点は、低温定着性を得る、および、現像ローラ10にトナー26が融着することを抑制する観点から、表面樹脂のガラス転移点よりも低いことが好ましく、具体的には40〜60℃であることが好ましい。
〔外添剤〕
本発明に係る画像形成方法に用いられるトナーは、上記のトナー粒子のみによって構成されたものであってもよいが、流動性、帯電性、クリーニング性などを改良するために、上記のトナー粒子に、いわゆる後処理剤である流動化剤、クリーニング助剤などの外添剤が添加されて構成されたものであってもよい。
後処理剤としては、例えば、シリカ微粒子、アルミナ微粒子、酸化チタン微粒子などよりなる無機酸化物微粒子や、ステアリン酸アルミニウム微粒子、ステアリン酸亜鉛微粒子などの無機ステアリン酸化合物微粒子、あるいは、チタン酸ストロンチウム、チタン酸亜鉛などの無機チタン酸化合物微粒子などが挙げられる。これらは1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
これら無機微粒子はシランカップリング剤やチタンカップリング剤、高級脂肪酸、シリコーンオイルなどによって、耐熱保管性の向上、環境安定性の向上のために、表面処理が行われていることが好ましい。
これらの種々の外添剤の添加量は、その合計が、トナー粒子100質量部に対して0.1〜5質量部、好ましくは0.1〜3質量部とされる。また、外添剤としては種々のものを組み合わせて使用してもよい。
以上のような現像ローラ10によれば、最表面が特定のアルケニルケトン構造単位を有する樹脂から構成されていることによって、優れた帯電の環境安定性が得られ、その結果、高湿度環境下において画像形成を行ったときにもトナーによる機内汚染やカブリの発生を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
以下、本発明の具体的な実施例について説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
〔表面樹脂の合成例1〕
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を取り付けた反応容器に、アニオン性界面活性剤:ドデシル硫酸ナトリウム7.08質量部をイオン交換水3,010質量部に溶解させた界面活性剤溶液を入れ、次いで、この界面活性剤溶液に、重合開始剤:過硫酸カリウム(KPS)2.0質量部および特定のビニルアルケニルケトン単量体:1−シクロヘキシル−2−メチル−2−プロペン−1−オン50質量部、鎖式メタクリル酸エステル単量体:メタクリル酸メチル(MMA)50質量部を投入し、乳化重合法により表面樹脂〔1〕を作製した。
〔表面樹脂の合成例2〜9〕
表面樹脂の合成例1において、表1の処方に従ったことの他は同様にして、表面樹脂〔2〕〜〔9〕を得た。
Figure 2014021347
〔実施例1:現像ローラの作製例1〕
直径16mm、肉厚1.5mm、長さ240mmのステンレス鋼製のシャフトに、「プライマーNo.4」(信越化学工業社製)をスプレー法にて塗布し、140℃で60分間乾燥することにより、厚さ1μmの第1樹脂層を形成した。次に、ポリウレタン樹脂50質量部、カーボンブラック(ファーネスブラック)15質量部、架橋アクリル樹脂(粗さ粒子)10質量部およびメチルエチルケトン(MEK)1,000質量部を撹拌して第2樹脂層形成用塗布液を調製した。この第2樹脂層形成用塗布液を、上記の第1樹脂層上にスプレー法にて塗布し、140℃で60分間乾燥することにより、厚さ10μmの第2樹脂層を形成した。次に、上記の表面樹脂〔1〕50質量部、帯電制御剤:カーボンブラック(ファーネスブラック)15質量部およびテトラヒドロフラン(THF)1,000質量部を撹拌して表面層形成用塗布液を調製した。この表面層形成用塗布液を、上記の第2樹脂層上にスプレー法にて塗布し、140℃で60分間乾燥することにより、厚さ5μmの表面層を形成し、これにより、現像ローラ〔1〕を作製した。
〔実施例2〜8、比較例1:現像ローラの作製例2〜9〕
現像ローラの作製例1において、表面樹脂〔1〕の代わりにそれぞれ表面樹脂〔2〕〜〔9〕を用いたことの他は同様にして、現像ローラ〔2〕〜〔9〕を作製した。現像ローラ〔2〕〜〔8〕は実施例用のものであり、現像ローラ〔9〕は比較用のものである。
<評価>
市販のカラーレーザープリンター「Magicolor 2300DL」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)に、上記の現像ローラ〔1〕〜〔9〕を現像装置に装填した改造機を用いて評価を行った。
トナーとしては「Magicolor 2300DL」に対応する市販品を用いた。
(1)帯電の環境安定性
常温常湿環境(NN環境:温度20℃、湿度50%RH)および高温高湿環境(HH環境:温度30℃、湿度80%RH)のそれぞれにおいて画像形成を行い、吸引式帯電量測定装置「Model 210HS」(トレックジャパン社製)により、現像ローラ上のトナーを吸引してその帯電量を測定した。
なお、トナーの帯電量は、いずれの環境でも−20〜−60μC/gであれば実用上問題ないレベルといえる。そして、各環境のトナーの帯電量の差は、10μC/g以下であれば実用上問題なく、帯電の環境安定性が得られるレベルといえる。
(2)カブリ
高温高湿環境(HH環境:温度30℃、湿度80%RH)において、A4サイズの画素率20%(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色5%のフルカラーモード)のテスト画像を連続して3,000枚プリントした後、白紙を1枚プリントし、当該白紙の画像濃度(カブリ濃度)を測定した。カブリ濃度は、反射濃度計「RD−918」(マクベス社製)を用いて任意の20ヵ所を測定し、その平均値とした。カブリ濃度が0.010未満であれば実用上問題ないレベルといえる。
(3)トナーによる機内汚染
上記(2)において3,000枚プリントした後の機内のトナー飛散の状態を目視で観察し、下記の評価基準に従って評価した。なお、「◎」、「○」である場合を合格とする。
−評価基準−
◎:機内がトナーで汚れていない状態。
○:僅かにトナー飛散が見られる状態。
×:トナー飛散が非常に多く、機内をメンテナンスする必要がある状態。
Figure 2014021347
表2の結果から明らかなように、本発明に係る実施例1〜8の現像ローラについては、帯電の環境安定性が得られ、カブリの発生および機内のトナー飛散が低いレベルであることが確認された。一方、比較例1の現像ローラについては、特に高温高湿環境において帯電量が低く、帯電の環境安定性が得られず、カブリおよび機内のトナー飛散が発生することが確認された。
10 現像ローラ
11 シャフト
12 被覆層
12a 表面層
12b 中間樹脂層
20 現像装置
23 弾性ブレード
24 スポンジローラ
25 撹拌ローラ
26 トナー
27 トナータンク
30 電極ローラ
40 感光体



Claims (5)

  1. 最表面が樹脂によって形成された現像ローラであって、
    最表面を形成する樹脂が、置換基を有してもよいシクロアルキル基または置換基を有してもよいフェニル基を有するビニルアルケニルケトン単量体に由来のアルケニルケトン構造単位を含有するものであることを特徴とする現像ローラ。
  2. 前記アルケニルケトン構造単位が、下記一般式(1)で表されるものであることを特徴とする請求項1に記載の現像ローラ。
    Figure 2014021347

    〔式中、R1 は置換基を有してもよいシクロアルキル基または置換基を有してもよいフェニル基を示し、R2 は水素原子またはメチル基を示し、R3 およびR4 は、各々独立に水素原子またはアルキル基を示す。nは0以上の整数である。〕
  3. 前記最表面を形成する樹脂が、鎖式メタクリル酸エステル単量体に由来の鎖式メタクリル酸エステル構造単位を有する共重合体樹脂であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像ローラ。
  4. 前記アルケニルケトン構造単位と、前記鎖式メタクリル酸エステル構造単位との共重合比率が質量比で10/90〜90/10の範囲にあることを特徴とする請求項3に記載の現像ローラ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の現像ローラを有することを特徴とする現像装置。

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