JP2014020473A - 真空断熱材およびその製造方法、並びに保温体 - Google Patents

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Abstract

【課題】蒸着部におけるクラックの発生や成長を防止するとともに、長期にわたって高いバリア性能を維持することができる信頼性の高い真空断熱材およびその製造方法、並びにこの真空断熱材を用いた保温体を得る。
【解決手段】芯材10が、2枚の外被材シート21からなる外被材20により覆われ、真空密閉されて構成される真空断熱材100であって、外被材シート21は、芯材10の反対側から順番に、外装層2、第1バリア層3、第2バリア層4およびシール層5が積層接合されて構成され、第1バリア層3は、第1基材フィルム31と、第1基材フィルム31の芯材10側に形成された、少なくとも酸化アルミニウムおよび酸化ケイ素を含む多元系無機酸化物薄膜32と、多元系無機酸化物薄膜32の芯材10側に形成された保護コート膜33とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、真空断熱材およびその製造方法、並びにこの真空断熱材を用いた保温体に関する。
真空断熱材は、従来から一般的に使用されているグラスウール断熱材等と比較して、熱伝導率を大幅に低くすることができるので、省エネ意識の向上とともに、例えば冷蔵庫等の熱機器に広く適用されるようになってきた。
また、真空断熱材は、芯材、外被材およびガス吸着剤で構成されており、特に信頼性については、外被材の能力に依存する割合が高い。なお、一般的に、外被材は、複数のフィルムをラミネートした構造を有している。
ここで、ガスをバリアする機能の見地からは、フィルムの一部にアルミニウム箔を使用することが望ましい。しかしながら、この場合には、アルミニウム箔から真空断熱材の周囲端部を経由した熱移動が発生するので、断熱性能が低下するという問題があった。
そこで、断熱性能の低下を防止するために、アルミニウム箔に代えて、アルミニウム等の金属を蒸着した蒸着膜が形成された複数の基材を有し、これら複数の基材を、蒸着膜同士が対向するように積層した外被材を備えた真空断熱材が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)からなるフィルムの片面に形成された蒸着膜と、この蒸着膜に隣接して形成されたコート層とを有し、100℃程度の高温下で使用される真空断熱材が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−84077号公報 特開2008−114520号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
特許文献1の真空断熱材において、アルミニウム蒸着膜は、長時間の使用により、表面が酸化される。一般に、酸化被膜は、耐食性に優れる等長期信頼性向上の役割を果たすが、このアルミニウム蒸着膜は、厚さが約50nm程度であることから、わずかな表面酸化によってもアルミニウム蒸着膜にクラックが発生し、ガスバリア性能が低下するという問題がある。
なお、アルミニウム蒸着膜の酸化を防止するために、最初から酸化物であるアルミナ(酸化アルミニウム)蒸着膜やシリカ(二酸化ケイ素)蒸着膜をバリア層に用いることが考えられる。しかしながら、アルミナ蒸着膜やシリカ蒸着膜からなるフィルムは脆弱なので、他のフィルムとラミネート加工する場合に、接着工程やロールの巻き取りおよび巻き戻し工程等において、蒸着面に引張り負荷がかかって蒸着膜に傷がつき、これがクラックに繋がって、ガスバリア性能が低下するという問題もある。
また、特許文献2の真空断熱材では、EVOHからなるフィルムの片面に蒸着膜が形成され、この蒸着膜に隣接してコート層が形成されるが、どの時点で形成されるのかが明確にされていない。また、この外側に、さらに別の蒸着膜を有するバリア層が接合されるので、ラミネート加工時に外側の蒸着膜におけるクラックの発生を防止することができないという問題もある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、外被材の製造時等、蒸着膜が形成されたフィルムを他のフィルムとラミネート加工する場合に、蒸着部におけるクラックの発生や成長を防止するとともに、芯材を挿入して真空密閉した後も長期にわたって高いバリア性能を維持することができる信頼性の高い真空断熱材およびその製造方法、並びにこの真空断熱材を用いた保温体を得ることを目的とする。
この発明に係る真空断熱材は、芯材が、2枚の外被材シートからなる外被材により覆われ、真空密閉されて構成される真空断熱材であって、外被材シートは、芯材の反対側から順番に、外装層、第1バリア層、第2バリア層およびシール層が積層接合されて構成され、第1バリア層は、第1基材フィルムと、第1基材フィルムの芯材側に形成された、少なくとも酸化アルミニウムおよび酸化ケイ素を含む多元系無機酸化物薄膜と、多元系無機酸化物薄膜の芯材側に形成された保護コート膜と、を備えたものである。
この発明に係る真空断熱材の製造方法は、芯材が、2枚の外被材シートからなる外被材により覆われ、真空密閉されて構成され、外被材シートは、芯材の反対側から順番に、外装層、第1バリア層、第2バリア層およびシール層が積層接合されて構成される真空断熱材の製造方法であって、第1バリア層について、第1基材フィルムの芯材側に、少なくとも酸化アルミニウムおよび酸化ケイ素を含む多元系無機酸化物薄膜を形成するステップと、多元系無機酸化物薄膜の芯材側に、保護コート膜を形成するステップと、を有するものである。
この発明に係る保温体は、この発明に係る真空断熱材を、箱体または円柱状体を覆うように配置したものである。
この発明に係る真空断熱材によれば、芯材を覆う外被材シートが、外装層、第1バリア層、第2バリア層およびシール層が積層接合されて構成され、第1バリア層は、第1基材フィルムと、第1基材フィルムの芯材側に形成された、少なくとも酸化アルミニウムおよび酸化ケイ素を含む多元系無機酸化物薄膜と、多元系無機酸化物薄膜の芯材側に形成された保護コート膜とを備えたものである。
また、この発明に係る真空断熱材の製造方法によれば、第1バリア層について、第1基材フィルムの芯材側に、少なくとも酸化アルミニウムおよび酸化ケイ素を含む多元系無機酸化物薄膜を形成するステップと、多元系無機酸化物薄膜の芯材側に、保護コート膜を形成するステップとを有する。
そのため、外被材の製造時等、蒸着膜が形成されたフィルムを他のフィルムとラミネート加工する場合に、蒸着部におけるクラックの発生や成長を防止するとともに、芯材を挿入して真空密閉した後も長期にわたって高いバリア性能を維持することができる信頼性の高い真空断熱材およびその製造方法、並びにこの真空断熱材を用いた保温体を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係る真空断熱材を示す模式断面図である。 この発明の実施の形態1に係る真空断熱材における第1バリア層の積層構成を示す模式断面図である。 この発明の実施の形態1に係る真空断熱材における外被材シートの積層構成を示す模式断面図である。 この発明の実施の形態2に係る真空断熱材における外被材シートの積層構成を示す模式断面図である。 この発明の実施の形態2に係る真空断熱材における外被材シートの別の積層構成を示す模式断面図である。 この発明の実施の形態3に係る真空断熱材における外被材の積層構成を示す模式断面図である。 この発明の実施の形態3に係る真空断熱材における外被材の別の積層構成を示す模式断面図である。 この発明の実施の形態4に係る真空断熱材を用いた保温体を示す縦模式断面図である。
以下、この発明に係る真空断熱材およびその製造方法、並びに保温体の好適な実施の形態につき図面を用いて説明するが、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る真空断熱材100を示す模式断面図である。図1において、真空断熱材100は、繊維シート11の積層体である芯材10が、外被材20により覆われ、真空密閉されて構成されている。
繊維シート11は、ガラス繊維で構成されており、約90%が空間である。また、断熱性能を向上させるために、繊維自体は、極力シート面と平行方向になるように配置されている。図1に示されるように、芯材10は、例えば繊維シート11を複数枚積層することによって積層体構造になっている。ここで、1枚の繊維シート11の厚さは、例えば約0.5mmである。
外被材20は、2枚の外被材シート21からなり、外被材シート21は、外側(芯材10の反対側)から外装層2、第1バリア層3、第2バリア層4およびシール層5の順に積層されている。ここで、外装層2、第1バリア層3、第2バリア層4およびシール層5は、ラミネート加工されており、ドライラミネート接着剤で接合されている。
図2は、この発明の実施の形態1に係る真空断熱材100における第1バリア層3の積層構成を示す模式断面図である。また、図3は、この発明の実施の形態1に係る真空断熱材100における外被材シート21の積層構成を示す模式断面図である。図2、3において、第1バリア層3は、外側から第1基材フィルム31、多元系無機酸化物薄膜32および保護コート膜33の順に積層されて構成されている。
次に、この発明の実施の形態1に係る真空断熱材100の製造方法について説明する。
まず、抄紙法による繊維シート11の形成方法について説明する。
最初に、直径が4〜13μmの太径繊維と直径が1μm程度の細径繊維とを液体中に分散させる。続いて、自動送り式抄紙機等でその液体を抄紙した後に乾燥させ、厚さ0.5μm程度の繊維シート原反を作製する。次に、必要とする真空断熱材100の面積に合わせて繊維シート原反を裁断し、繊維シート11とする。
ここで、上記のように抄紙して形成された繊維シート11の繊維の方向は、概ね繊維シート11の厚さ方向と垂直方向をなすようにしている。また、太径繊維は、例えば連続フィラメント法で作製された繊維を切断したもので、繊維径も繊維長もある程度揃った剛直な繊維であり、一方、細径繊維は、例えば火炎法によって作製された比較的繊維径や繊維長にバラツキがあり、捲縮した繊維である。なお、必要に応じて、繊維溶液中もしくは抄紙後の繊維にバインダを添加してもよい。
次に、芯材10の形成方法について説明する。
所定のサイズに裁断された繊維シート11を、大気圧と真空との圧力差による圧力歪みを想定して、所望の厚さとなるように積層して芯材10とする。
なお、繊維シート原反を裁断せず、とぐろ状に巻き込んで積層体としてもよい。また、繊維シート原反の作製は、抄紙法に限定されるものではなく、例えば遠心法を用いた乾式製造方法であってもよい。この場合、積層体は、グラスウールを作製する過程で、ガラス繊維を積層することによって作製される。
続いて、図2を参照しながら、第1バリア層3の製造方法について説明する。
最初に、第1基材フィルム31に、例えば酸化アルミニウムおよび酸化ケイ素からなる多元系無機酸化物薄膜32を蒸着法によって形成する。
蒸着法は、物理蒸着法または化学蒸着法によるものである。例えば物理蒸着法である真空蒸着法では、第1基材フィルム31を真空中に設置し、酸化アルミニウムと酸化ケイ素との混合物、またはアルミニウムと酸化ケイ素との混合物を、電子ビーム加熱や抵抗加熱、誘導加熱等によって加熱して、第1基材フィルム31に蒸着させる。ここで、反応ガスとして、酸素や水蒸気を導入してもよい。これにより、100〜500Å程度の蒸着膜が形成される。
次に、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)またはポリビニルアルコール(PVOH)等に無機物を含有させた水溶液を作製し、多元系無機酸化物薄膜32が形成された第1基材フィルム31の表面に対して、この水溶液を例えばグラビアコーティング法にて塗布することにより保護コート膜33を形成する。この保護コート膜33の厚さは、約0.2μm程度とする。
続いて、図3を参照しながら、外被材シート21の製造方法について説明する。
第1バリア層3の保護コート膜33面とこれに対峙する第2バリア層4とを、ドライラミネート法によって、ポリエステル系ドライラミネート接着剤で接着させ、その後、外装層2、シール層5と順次同様に接着させる。
なお、外被材シート21の製造方法は、これに限定されるものではなく、例えばドライラミネート工程において、3種類のフィルムを同時にラミネートする機能を有するラミネート装置を用いてもよい。また、蒸着法は、物理蒸着法に限定されるものではなく、必要に応じて化学蒸着法を用いてもよい。
次に、芯材10を外被材20に挿入して、真空断熱材100を製造する方法について説明する。
まず、2枚の外被材シート21であらかじめ製袋化した外被材20を作製しておき、上述した方法で作製した芯材10を乾燥させてから、外被材20にガス吸着剤(CaO)とともに挿入した後、真空チャンバ内に配置する。
続いて、真空チャンバ内を減圧して、所定の圧力、例えば0.1〜3Pa程度の真空圧にする。この状態で、外被材20の残りの開口部をヒートシールにより密閉する。その後、真空チャンバ内を大気圧に戻し、真空チャンバ内から取り出して、この発明の実施の形態1に係る真空断熱材100を得ることができる。
なお、芯材10を、2枚の外被材シート21で挟み込むように真空チャンバ内に配置し、真空チャンバ内を減圧した後に、上下の外被材シート21の周囲をヒートシールにより密閉してもよい。また、必要に応じて、外被材20で覆われた空間にガス吸着剤を挿入してもよい。このようにして製造された真空断熱材100の内部空間は、真空に保持されている。
次に、このようにして作製した真空断熱材100の性能を以下のようにして評価した。
まず、比較対象として、上述した第1バリア層3から、保護コート膜33を省略したバリア層を作製した。具体的には、第1基材フィルムとして厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを用い、これに酸化アルミニウムおよび酸化ケイ素からなる二元系無機酸化物薄膜を蒸着した。
また、上述した製法による厚さ0.5mmの繊維シートを27枚積層し、芯材の前処理として、約150℃で24時間真空加熱し、含有する水分除去を図った後、上記のバリア層を用いた外被材シートと組み合わせて、内圧2Pa(絶対圧)となる真空断熱材を作製した。ここで、外被材シートは、外装層がナイロン25μm、第2バリア層がEVOH15μm、シール層がリニア低密度ポリエチレン(LLDPE)50μmとし、約85℃×2時間の前処理を実施したものを用いた。
続いて、比較対象として作製した真空断熱材の熱伝導率を測定した。まず、作製直後の初期値は、0.0018W/(m・K)であった。次に、この真空断熱材を90℃で相対湿度80%RHの恒温恒湿槽に保管して30日後に測定したところ、0.0035W/(m・K)であった。つまり、真空断熱材を覆う外被材からのガス侵入によって真空度が低下し、熱伝導率が上昇したと考えられる。これは、外被材のバリア性能が低下していることを示唆していると考えられる。
そこで、外被材シート単体でのバリア性能を評価するために、まず、23℃、65%RHで酸素透過度を測定し、その後、温度が23℃のまま相対湿度を90%RHに上げて酸素透過度を測定し、さらに、再度相対湿度を65%RHに下げて酸素透過度を測定して、それぞれの比較を行った。
その結果、最初の23℃、65%RHでは、酸素透過度が、0.15cc/(m・day・atm)であったものが、90%RHでは、1.7cc/(m・day・atm)となり、再度23℃、65%RHとした場合には、3.5cc/(m・day・atm)となった。
この結果から、外被材シートが高い水蒸気環境に曝された後に、バリア性能が低下していることが分かる。このことは、湿度環境の変化に対して、外被材シートのバリア性能の低下が進行していることを示唆している。これは、外被材シートに新たにクラックが発生したか、あらかじめ存在した微小なクラックが成長したためであると考えられ、これは、ドライラミネート加工時や輸送または保管時等に、不可逆的なクラック因子が発生または成長したことが要因であると推察される。
次に、上述した製法でこの発明の実施の形態1に係る真空断熱材100のサンプルを作製し、同様に評価試験を実施した。ここで、真空断熱材100の外被材シート21では、多元系無機酸化物薄膜32の蒸着面に保護コート膜33をコーティングし、保護コート膜33面と第2バリア層4であるEVOHの面とを、ドライラミネート法で接着させた。なお、その他の材料等の構成は、比較対象の真空断熱材と同一である。
続いて、作製した真空断熱材100の熱伝導率を測定した。まず、作製直後の初期値は、0.0018W/(m・K)であった。次に、この真空断熱材100を90℃で相対湿度80%RHの恒温恒湿槽に保管して30日後に測定したところ、0.0020W/(m・K)であった。つまり、真空断熱材100の外被材20のガスバリア性能が大幅に改善されていることが確認された。
さらに、外被材シート21単体について、23℃、65%RHで酸素透過度を測定し、その後、温度が23℃のまま相対湿度を90%RHに上げて酸素透過度を測定し、さらに、再度相対湿度を65%RHに下げて酸素透過度を測定して、それぞれの比較を行った。
その結果、最初の23℃、65%RHでは、酸素透過度が、0.15cc/(m・day・atm)であったものが、90%RHでは、0.16cc/(m・day・atm)となり、再度23℃、65%RHとした場合には、0.15cc/(m・day・atm)となった。この結果から、湿度環境の変化に対して、外被材シート21のバリア性能の低下が進行していないことが確認された。
すなわち、無機酸化物薄膜は、そもそも酸化物を蒸着したものなので、例えばアルミニウム蒸着とは異なり、長期的に酸素や水蒸気によって発生する金属酸化がほとんどない。したがって、酸化による物質変化に起因するクラックの成長が抑制されるので、比較的外気に接しやすい部分に配置することが望ましい。
なお、酸化アルミニウムからなる無機酸化物薄膜は、低コストで作製できるものの、高い脆弱性を示し、一方、酸化ケイ素からなる無機酸化物薄膜は、酸化アルミニウムからなる無機酸化物薄膜よりは捩りや曲げ応力に対して耐久性を有するものの、僅かな外的要因(湿度や外力等)によって、フィルムのバリア性能が低下する。
そこで、この発明の実施の形態1に係る真空断熱材100では、あらかじめ多元系無機酸化物薄膜32を保護コート膜33で被覆するので、外被材シート21の製造工程(ドライラミネート加工、保管、輸送)におけるフィルムのクラックの発生を抑制することができる。したがって、外被材20のバリア性能が改善されることから、真空断熱材100の真空度を長期的に維持することができ、長期的な信頼性の向上が実現される。
以上のように、実施の形態1によれば、芯材を覆う外被材シートが、外装層、第1バリア層、第2バリア層およびシール層が積層接合されて構成され、第1バリア層は、第1基材フィルムと、第1基材フィルムの芯材側に形成された、少なくとも酸化アルミニウムおよび酸化ケイ素を含む多元系無機酸化物薄膜と、多元系無機酸化物薄膜の芯材側に形成された保護コート膜とを備えたものである。
そのため、外被材の製造時等、蒸着膜が形成されたフィルムを他のフィルムとラミネート加工する場合に、蒸着部におけるクラックの発生や成長を防止するとともに、芯材を挿入して真空密閉した後も長期にわたって高いバリア性能を維持することができる信頼性の高い真空断熱材およびその製造方法、並びにこの真空断熱材を用いた保温体を得ることができる。
なお、上記実施の形態1では、第2バリア層4を構成する第2基材フィルムの例として、EVOHを用いる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ポリビニルアルコール(PVOH)を用いてもよい。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2に係る真空断熱材100における外被材シート21の積層構成を示す模式断面図である。図4において、第2バリア層4は、第2基材フィルム41の外装層2側に、アルミニウム蒸着膜42を形成したものである。その他の構成は、上述した実施の形態1と同様なので、説明を省略する。
この第2バリア層4では、アルミニウム蒸着膜42がEVOHに蒸着されているので、ガス透過に対してより高いバリア性能を期待することができる。また、アルミニウム蒸着膜42の外装層2側に、多元系無機酸化物薄膜32を含む第1バリア層3がラミネート接合されているので、アルミニウム蒸着膜42の酸化は、ほとんど進行せず、クラックの発生や成長が抑制される。
ここで、この発明の実施の形態2に係る真空断熱材100のサンプルを作製し、熱伝導率を測定した。なお、第2バリア層4において、第2基材フィルム41の外装層2側に、アルミニウムが蒸着されてアルミニウム蒸着膜42が形成されている他は、材料および作製手順等を含めて、上述した実施の形態1と同様と同様なので、説明を省略する。
その結果、作製直後の初期値は、0.0018W/(m・K)であった。次に、この真空断熱材100を90℃で相対湿度80%RHの恒温恒湿槽に保管して30日後に測定したところ、0.0019W/(m・K)であった。つまり、真空断熱材100の外被材20のガスバリア性能がさらに改善されていることが確認された。
以上のように、実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができるとともに、実施の形態1と比較して、コストは上昇するものの、外被材のガスバリア性能をさらに向上させることができる。
図5は、この発明の実施の形態2に係る真空断熱材100における外被材シート21の別の積層構成を示す模式断面図である。図5において、第2バリア層4は、第2基材フィルム41のシール層5側に、アルミニウム蒸着膜42を形成したものである。その他の構成は、上述した実施の形態1と同様なので、説明を省略する。
この外被材シート21では、上記実施の形態2と同様の効果を得ることができる。一方、第2基材フィルム41であるEVOHは、非常に吸湿性の高いフィルムである。ここで、もし芯材10の乾燥が不十分であった場合や、芯材10を外被材20に挿入して乾燥させる場合等には、真空チャンバで真空引きするまでの工程で、芯材10に含有される水分がEVOHに溶解する恐れがある。
上述したように、通常は、真空断熱材100の内部にガス吸着剤を挿入することが多い。このとき、EVOHに水分が溶解していると、真空引きでの水分除去が困難になる。したがって、真空断熱材100として密封した後に、EVOHに溶解した水分をガス吸着剤が徐々に吸着することになるので、余分なガス吸着剤が必要になる。なお、外部から侵入する水分を除去する代表的なガス吸着剤としては、CaOがある。
これに対して、この発明の実施の形態2に係る真空断熱材100では、アルミニウム蒸着膜42をシール層5側に形成しているので、作製工程において、外被材20の内部から外被材シート21に溶解する水分を抑制することができるので、ガス吸着剤量を必要最小限にすることができる。
また、第2基材フィルム41の片面にアルミニウム蒸着膜42を形成する他に、第2基材フィルム41の両面にアルミニウム蒸着膜42を形成してもよい。この場合には、コストは上昇するものの、ガスバリア性能をさらに向上させることができる。
なお、上記実施の形態2では、第2バリア層4を構成する第2基材フィルムの例として、EVOHを用いる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ポリビニルアルコール(PVOH)を用いてもよい。また、EVOHおよびPVOHは、高分子フィルムを形成する。
この構成により、第2バリア層4に湿潤性がある酸素バリア性能の高いフィルム(例えばEVOH、PVOH)を適用することができ、ガスバリア性能を向上させることができる。
実施の形態3.
図6は、この発明の実施の形態3に係る真空断熱材100における外被材20の積層構成を示す模式断面図である。図6において、外被材20は、2枚の外被材シート21を、シール層5が互いに合わさるように重ね、その周囲を熱溶着させた熱溶着部51を有している。
ここで、製袋化された外被材20の3辺のうち、少なくとも平行となる2辺の第2バリア層4の端部は、他の外装層2、第1バリア層3およびシール層5よりも短くなっており、これらの辺においては、第1バリア層3とシール層5とが接着されている。その他の構成は、上述した実施の形態1または2と同様なので、説明を省略する。
上述したように、第2バリア層4を構成するEVOHは、非常に吸湿性が高いことから、厚さ15μm程度の積層方向についても水分が溶解し、フィルム自体に膨潤が発生する。この膨潤により、第2バリア層4がEVOHのみから構成されている上記実施の形態1の外被材シート21では、これに接着された多元系無機酸化物薄膜32に引張応力が作用し、蒸着膜のクラックの発生や成長が助長される。
また、第2バリア層4が、EVOHの第2基材フィルム41にアルミニウム蒸着膜42が形成されて構成された上記実施の形態2の外被材シート21では、アルミニウム蒸着膜42に直接引張応力が作用し、アルミニウム蒸着膜42および多元系無機酸化物薄膜32のクラックの発生や成長が助長される。
これに対して、この発明の実施の形態3に係る外被材20では、製袋化された外被材20の少なくとも2辺の第2バリア層4の端部が、外装層2、第1バリア層3およびシール層5よりも短くなっているので、外被材20の積層方向について、EVOHが外部に直接露出せず、多元系無機酸化物薄膜32で遮断されているので、EVOHに水分が溶解することを防止することができる。
そこで、この発明の実施の形態3に係る真空断熱材100のサンプルを作製し、熱伝導率を測定した。なお、第2バリア層4の端部が、外装層2、第1バリア層3およびシール層5よりも短くなっている他は、材料および作製手順等を含めて、上述した実施の形態1と同様なので、説明を省略する。
その結果、作製直後の初期値は、0.0018W/(m・K)であった。また、この真空断熱材100を90℃で相対湿度80%RHの恒温恒湿槽に保管して30日後に測定した場合も変化が見られなかった。つまり、真空断熱材100の外被材20のガスバリア性能がさらに改善されていることが確認された。
以上のように、実施の形態3によれば、実施の形態1、2と同様の効果を得ることができるとともに、実施の形態1、2と比較して、外被材のガスバリア性能をさらに向上させることができるとともに、真空断熱材の真空度を長期的に維持することができるので、長期信頼性のある真空断熱材を実現することができる。
図7は、この発明の実施の形態3に係る真空断熱材100における外被材20の別の積層構成を示す模式断面図である。図7において、第2バリア層4は、第2基材フィルム41のシール層5側に、アルミニウム蒸着膜42を形成したものである。その他の構成は、上述した実施の形態1または2と同様なので、説明を省略する。
この外被材20では、上記実施の形態3と同様の効果を得ることができる。一方、上記実施の形態2で示したように、芯材10の乾燥が不十分であった場合や、芯材10を外被材20に挿入して乾燥させる場合等には、真空チャンバで真空引きするまでの工程で、芯材10に含有される水分がEVOHに溶解する恐れがある。
このとき、EVOHに水分が溶解していると、真空引きでの水分除去が困難になる。したがって、真空断熱材100として密封した後に、EVOHに溶解した水分をガス吸着剤が徐々に吸着することになるので、余分なガス吸着剤が必要になる。
これに対して、この発明の実施の形態3に係る真空断熱材100では、アルミニウム蒸着膜42をシール層5側に形成しているので、作製工程において、外被材20の内部から外被材シート21に溶解する水分を抑制することができるので、ガス吸着剤量を必要最小限にすることができる。
なお、製袋化された外被材20の少なくとも2辺の第2バリア層4の端部を、他の層(外装層2、第1バリア層3およびシール層5)よりも短くすることは、フィルム原反の幅を短くしたものを、位置合わせしながら接着することで実現することができる。しかしながら、この場合には、最終的な4辺のうち、2辺のみがこの構成となることから、製袋時に、長辺側をこの構成とすることが望ましい。
また、上記実施の形態3では、第2バリア層4を構成する第2基材フィルム41の例として、EVOHを用いる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ポリアミドまたはポリエステルを素材とした高分子フィルムを用いてもよい。
実施の形態4.
図8は、この発明の実施の形態4に係る真空断熱材100を用いた保温体200を示す縦模式断面図である。図8において、保温体200は、外箱201、外箱201の内部に配置された内箱202、外箱201と内箱202との隙間に配置された真空断熱材100、および外箱201と内箱202とで形成される空間の大部分を充填するポリウレタンフォームからなるポリウレタンフォーム断熱材203から構成されている。
以上のように、実施の形態4によれば、少なくとも上記実施の形態1〜3に示した真空断熱材を保温体に適用することにより、断熱性能が高く、かつ長期信頼性のある保温体を得ることができる。
なお、上記実施の形態4では、保温体200が箱形である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、内箱202を例えば円筒形状のタンクとし、このタンクに密着するように真空断熱材100を巻き付けてもよい。
また、この場合には、必ずしも外箱201と内箱202との間にポリウレタンフォーム断熱材203を充填する必要はなく、タンクに巻き付けた真空断熱材100の外側表面に、発泡スチロール等からなる断熱材を配置してもよい。
2 外装層、3 第1バリア層、4 第2バリア層、5 シール層、10 芯材、11 繊維シート、20 外被材、21 外被材シート、31 第1基材フィルム、32 多元系無機酸化物薄膜、33 保護コート膜、41 第2基材フィルム、42 アルミニウム蒸着膜、51 熱溶着部、100 真空断熱材、200 保温体、201 外箱、202 内箱、203 ポリウレタンフォーム断熱材。

Claims (8)

  1. 芯材が、2枚の外被材シートからなる外被材により覆われ、真空密閉されて構成される真空断熱材であって、
    前記外被材シートは、前記芯材の反対側から順番に、外装層、第1バリア層、第2バリア層およびシール層が積層接合されて構成され、
    前記第1バリア層は、
    第1基材フィルムと、
    前記第1基材フィルムの前記芯材側に形成された、少なくとも酸化アルミニウムおよび酸化ケイ素を含む多元系無機酸化物薄膜と、
    前記多元系無機酸化物薄膜の前記芯材側に形成された保護コート膜と、
    を備えたことを特徴とする真空断熱材。
  2. 前記第2バリア層は、エチレンビニルアルコール共重合体またはポリビニルアルコールを素材とした高分子フィルムである
    ことを特徴とする請求項1に記載の真空断熱材。
  3. 前記第2バリア層は、
    第2基材フィルムと、
    前記第2基材フィルムの少なくとも片面に形成されたアルミニウム蒸着膜と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の真空断熱材。
  4. 前記アルミニウム蒸着膜が、前記シール層と接合されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の真空断熱材。
  5. 前記第2バリア層は、
    ポリアミドまたはポリエステルを素材とした高分子フィルムからなる第2基材フィルムと、
    前記第2基材フィルムの少なくとも片面に形成されたアルミニウム蒸着膜と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の真空断熱材。
  6. 前記外被材シートは、
    前記第2バリア層の面積が、外装層、第1バリア層およびシール層の面積よりも小さく、
    前記第1バリア層と前記シール層との少なくとも一部が直接接合された接合部を有し、
    前記接合部は、前記外被材シートを重ねて前記シール層の周囲を熱溶着させた熱溶着部と、少なくとも一部が積層方向で一致している
    ことを特徴とする請求項1から請求項5までの何れか1項に記載の真空断熱材。
  7. 芯材が、2枚の外被材シートからなる外被材により覆われ、真空密閉されて構成され、前記外被材シートは、前記芯材の反対側から順番に、外装層、第1バリア層、第2バリア層およびシール層が積層されて構成される真空断熱材の製造方法であって、
    前記第1バリア層について、
    第1基材フィルムの前記芯材側に、少なくとも酸化アルミニウムおよび酸化ケイ素を含む多元系無機酸化物薄膜を形成するステップと、
    前記多元系無機酸化物薄膜の前記芯材側に、保護コート膜を形成するステップと、
    を有することを特徴とする真空断熱材の製造方法。
  8. 請求項1から請求項6までの何れか1項に記載の真空断熱材を、箱体または円柱状体を覆うように配置した
    ことを特徴とする保温体。
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