JP2008114520A - 真空断熱材 - Google Patents

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Abstract

【課題】100℃程度の高温下の用途に適した真空断熱材を提供する。
【解決手段】芯材を減圧密封するラミネートフィルム2を構成するポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルム5cは、片面に蒸着膜5aと、蒸着膜5aと隣接するようにポリビニルアルコールに無機物を含んだコート層5bとを有して全体の厚さが16μm以上である。また、ラミネートフィルム2は、ポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルム5cの外側に、40℃90%RHにおける水蒸気透過度が0.9g/m/day以下のフィルムとして、片面に蒸着膜4aを有したポリエチレンテレフタレートフィルム4を備えており、ポリエチレンテレフタレートフィルム4の蒸着膜4aとコート層5bとが面接触している。そのため、ラミネートフィルム2のガスバリア性が向上することとなり、真空断熱材の長期信頼性、耐熱性を向上させることが出来る。
【選択図】図2

Description

本発明は長期信頼性、耐熱性を有した真空断熱材に関するものである。
従来、この種の真空断熱材は、ラミネートフィルムにおいて、蒸着膜が設けられたポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルムとポリエチレンテレフタレートフィルムとを互いにそれらの蒸着面で貼り合わせている(例えば、特許文献1参照)。
図3は、特許文献1に記載された従来の真空断熱材におけるラミネートフィルムを示すものである。蒸着膜5aが設けられたポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルム5cと、蒸着膜4aが設けられたポリエチレンテレフタレートフィルム4とを、互いにそれらの蒸着面で貼り合わせてなるフィルムで構成し、ポリエチレンテレフタレートフィルム4を上記ラミネートフィルムの外面側に位置するように配している。
また、この種の真空断熱材は、ラミネートした多層のフィルムの中に、エチレンビニルアルコール共重合体と無機系材料をハイブリッド混合した補強層7を設けているものもある(例えば、特許文献2参照)。
図4は、特許文献2に記載された従来の真空断熱材におけるラミネートフィルムを示すものである。蒸着膜4aが設けられたポリエチレンテレフタレートフィルム4をラミネートした多層のフィルムで形成するとともに、このフィルム中に、エチレンビニルアルコール共重合体と無機系材料をハイブリッド混合した補強層7を設けている。
実公平3−41198号公報 特開2006−29686号公報
しかしながら、上記従来の構成では、特に100℃程度の高温下の用途で使用する場合、なおガスバリア性が不十分なため、断熱性能の経時的な劣化が起こり、断熱材の耐用期間が不十分となるという課題を有していた。
本発明は、従来の課題を解決するもので、特に100℃程度の高温下の用途で使用する場合、十分な長期信頼性、耐熱性を有した真空断熱材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の真空断熱材は、少なくともポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルムを有したラミネートフィルムで芯材を減圧密封してなり、前記ポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルムは、片面に蒸着膜と、前記蒸着膜と隣接するようにポリビニルアルコールに無機物を含んだコート層とを有して全体の厚さが16μm以上であり、前記ラミネートフィルムは、前記ポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルムの外側に40℃90%RHにおける水蒸気透過度が0.9g/m/day以下のフィルムを備えたのである。
これにより、ラミネートフィルムに用いるポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルムの厚さを16μm以上にすることで酸素透過度が向上し、ラミネートフィルムは、ポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルムの外側に40℃90%RHにおける水蒸気透過度が0.9g/m/day以下のフィルムを備えることにより、耐湿性が保持されることで、ラミネートフィルムのガスバリア性が劣化し難くなり、長期信頼性、耐熱性を有した真空断熱材となる。
本発明の真空断熱材は、特に100℃程度の高温下の用途で使用する場合、断熱性能の経時的な劣化が起こることがないので、十分な断熱材の耐用期間を得ることが出来る。
請求項1に記載の真空断熱材の発明は、少なくともポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルムを有したラミネートフィルムで芯材を減圧密封してなり、前記ポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルムを、片面に蒸着膜と、前記蒸着膜と隣接するようにポリビニルアルコールに無機物を含んだコート層とを有して全体の厚さが16μm以上のものとし、前記ラミネートフィルムを、前記ポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルムの外側に40℃90%RHにおける水蒸気透過度が0.9g/m/day以下のフィルムを備えるものとするのである。
これにより、ラミネートフィルムに用いるポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルムの全体の厚さを16μm以上にすることで酸素透過度が向上し、ラミネートフィルムは、ポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルムの外側に40℃90%RHにおける水蒸気透過度が0.9g/m/day以下のフィルムを備えることにより耐湿性が保持されることで、ラミネートフィルムのガスバリア性が劣化し難くなり、真空断熱材の長期信頼性、耐熱性を向上させることが出来る。
また、請求項2に記載の真空断熱材の発明は、請求項1に記載の発明における前記40℃90%RHにおける水蒸気透過度が0.9g/m/day以下のフィルムを、片面に蒸着膜を有したポリエチレンテレフタレートフィルムとしたものであり、酸素透過度および水蒸気透過度が向上することとなり、真空断熱材の長期信頼性、耐熱性を向上させることが出来る。
また、請求項3に記載の真空断熱材の発明は、請求項2に記載の発明において、前記ポリエチレンテレフタレートフィルムの蒸着膜と前記コート層とを面接触させたものであり、蒸着膜が持つピンホールをコート層を構成する材料で埋めて酸素透過度および水蒸気透過度が向上することとなり、真空断熱材の長期信頼性、耐熱性を向上させることが出来る。
以下、本発明による真空断熱材の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1による真空断熱材の側面図である。図2は同実施の形態の真空断熱材のラミネートフィルムの拡大断面図である。
図1に示すように、真空断熱材は、多孔質の芯材1とラミネートフィルム2により構成しており、パウチ状にしたラミネートフィルム2の中に芯材1を挿入し、内部圧力を約200Pa以下に真空排気したものである。
なお、芯材1は、グラスウール、ロックウールといった無機繊維、シリカといった無機粉末などが使用可能で、100℃程度の高温下で形状が変化したりガスを発生したりしない材料が好ましい。
また、芯材1と一緒に吸着剤をラミネートフィルム2内に入れてもよい。吸着剤としては、ガス吸着剤や水分吸着剤等のゲッター物質で、真空断熱材の真空度を下げる作用や真空度を維持する作用があるものであれば、特に限定するものではない。
図2に示すように、ラミネートフィルム2は、外側から内側に向かって、樹脂層3、ポリエチレンテレフタレートフィルム4、蒸着膜4a、コート層5b、蒸着膜5a、ポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルム5c、熱溶着層6を有している。
なお、ポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルム5cは、片面に蒸着膜5aと、蒸着膜5aと隣接するようにポリビニルアルコールに無機物を含んだコート層5bとを有して全体の厚さが16μm以上である。
また、ラミネートフィルム2は、ポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルム5cの外側に、40℃90%RHにおける水蒸気透過度が0.9g/m/day以下のフィルムとして、片面に蒸着膜4aを有したポリエチレンテレフタレートフィルム4を備えており、ポリエチレンテレフタレートフィルム4の蒸着膜4aとコート層5bとが面接触している。
以上のように構成された本実施の形態の真空断熱材について、以下、その作用を説明する。
まず、真空断熱材に作製したラミネートフィルム2において、片面に蒸着膜5aと、蒸着膜5aと隣接するようにポリビニルアルコールに無機物を含んだコート層5bとを有するポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルム5cの全体の厚さと100℃0%RHにおける酸素透過度との関係を(表1)に示す。
Figure 2008114520
ここで、評価に使用したラミネートフィルムの構成は、最外層から保護用の樹脂層3としてナイロンフィルム(Ny:25μm)、蒸着膜4aを有したポリエチレンテレフタレートフィルム4(PET−VM:12μm)、ポリビニルアルコールに無機物を含んだコート層5b(1μm)と蒸着膜5aを有したポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルム5c(VM−EVOH:11μm、13μm、15μm、17μm)、熱溶着層6として無延伸ポリプロピレンフィルム(CPP:50μm)である。
なお、本実施の形態では、樹脂層3と熱溶着層6に、ナイロンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、無延伸ポリプロピレンフィルムといったフィルムを使用したが、特に限定するものではなく、他にアルミニウム等の金属箔や、アルミ以外の金属または無酸化物の蒸着膜を有したフィルム、直鎖状低密度ポリエチレンといったポリエチレン等のフィルムを組み合わせてもよい。
なお、100℃0%RHにおける酸素透過度は、JIS K7126B法(等圧法)にて、試料数2の平均にて測定した。
(表1)の結果から、片面に蒸着膜5aと、蒸着膜5aと隣接するようにポリビニルアルコールに無機物を含んだコート層5bとを有するポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルム5cの全体の厚さを15μm以上にすることで、酸素透過度が限りなく低くなることがわかる。
これは、以下のような作用に基づくものである。
ポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルム5cは製造プロセス上で延伸配向により結晶化されており、特に逐次的二軸延伸されるとあらかじめ延伸方向にフィブリル化した固体構造が横方向へと引っ張られるため欠陥が発生し、延伸ムラや穴あきを引き起こすといった特性をもっている。
つまり、加工適正に限界があるため、真空断熱材のような大気圧縮がかかる場合には、厚さを増すことにより、延伸ムラや穴あきを引き起こさないような厚さの適正化が必要となるからである。
同時に、片面に蒸着膜5aを有したポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルム5cに、さらに蒸着膜5aの上にポリビニルアルコールに無機物を含んだコート層5bを設けることで、酸素透過性が向上した効果もある。
酸素透過性が極めて高いポリビニルアルコールに無機物を含めることにより、ポリビニルアルコール中に無機フィラーが分散されるようになり、また緻密に積層されることで、酸素や水蒸気がコート層通過する時、無機フィラーが邪魔板の役割を果たし、ガス透過の経路が大幅に長くなる。つまり、ガスバリア性の高いポリビニルアルコール層の厚さを何十倍にしたような作用となる。
さらに、蒸着膜5aの上にポリビニルアルコールに無機物を含んだコート層5bを設けることで、蒸着効果が向上し、アルミ蒸着膜との密着性が良くなり、ガスバリア性の高くなるといった効果もある。
なお、(表1)中の酸素透過度の値が1.0ml/m/day/MPa以下となっているのは、これ以上低い値は測定不可能であることから、このような表記をした。恐らく、蒸着膜5aを有したポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルム5cに、さらに蒸着膜5aの上にポリビニルアルコールに無機物を含んだコート層5bを設けたフィルムの厚さ16μmより、厚さ18μmの方が、実際は酸素透過度が低いと予測出来る。
よって、蒸着膜5aを有したポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルム5cに、さらに蒸着膜5aの上にポリビニルアルコールに無機物を含んだコート層5bを設けたフィルム(片面に蒸着膜5aと、蒸着膜5aと隣接するようにポリビニルアルコールに無機物を含んだコート層5bとを有するポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルム5c)の全体の厚さを16μm以上にすることにより酸素透過度が向上する。
以上により、真空断熱材を特に100℃程度の高温下の用途で使用する場合、断熱性能の経時的な劣化が極めて起こり難いので、十分な断熱材の耐用期間を得ることが出来る。
しかしながら、ポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルム5cに、さらに蒸着膜5aの上にポリビニルアルコールに無機物を含んだコート層5bを有したフィルムを真空断熱材1に使用するためには、ポリエチレンビニルアルコール共重合体およびポリビニルアルコールが親水性を有する。
このことから、ポリエチレンビニルアルコール共重合体に吸湿したフィルム内の分子間結合が緩み、またポリビニルアルコールに吸湿したフィルム内の水素結合が緩み、非結晶部分が膨潤するため、酸素透過度が劣化するという問題を解決しなければならない。
そこで本実施の形態では、酸素透過度の劣化防止策として、水蒸気透過度を向上させるために、蒸着膜5aを有したポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルム5cに、さら蒸着膜5aの上にポリビニルアルコールに無機物を含んだコート層5bを有したフィルムの外側に、蒸着膜4aを有したポリエチレンテレフタレートフィルム4を張り合わせている。
(表2)に、真空断熱材に作製したラミネートフィルム2において、蒸着膜4aを有したポリエチレンテレフタレートフィルム4の40℃90%RHにおける水蒸気透過度と前記構成のラミネートフィルム2の水蒸気透過度および100℃0%RHにおける酸素透過度との関係を示す。
Figure 2008114520
ここで、40℃90%RHにおける水蒸気透過度は、JIS Z0208(カップ法)にて、ポリエチレンテレフタレートフィルム4および樹脂層3としてのナイロンフィルム側を90%RHとして、試料数4の平均にて測定した。
(表2)の結果から、蒸着膜4aを有したポリエチレンテレフタレートフィルム4の水蒸気透過度が0.9g/m/day以下の時、ラミネートフィルム2の水蒸気透過度および酸素透過度が極端に低くなる。
これは、以下のような作用に基づくものである。
蒸着膜4aを有したポリエチレンテレフタレートフィルム4の水蒸気透過度は、膜密度、膜厚、膜組成により決定され、水蒸気透過度が0.9g/m/dayほどになると、最適な膜密度、膜厚、膜組成の条件となり、ポリエチレンビニルアルコール共重合体およびポリビニルアルコールに吸湿しにくくなり、ラミネートフィルム2の水蒸気透過度も極端に低くなる。
それに伴い、ポリエチレンビニルアルコール共重合体およびポリビニルアルコールの吸湿に伴う酸素透過度の劣化も起こりにくくなっているからである。
さらに、本実施の形態では、蒸着膜4aを有したポリエチレンテレフタレートフィルム4の蒸着膜4aの面と、蒸着膜5aを有したエチレンビニルアルコール共重合体フィルム5cに、さらに蒸着膜5aの上にポリビニルアルコールに無機物を含んだコート層5bを設けたフィルムのコート層5b面が面接触するようにラミネートしている。
蒸着膜4a,5aが持つピンホールをコート層5bを構成する材料で埋め、蒸着膜4a,5aの面同士を互いに接し合わせることにより蒸着膜4a,5aが持つピンホールを補完しあい、ラミネートフィルム2としての蒸着膜密度が高くなり、酸素透過度および水蒸気透過度が向上するという効果を生む。
よって本実施の形態では、ラミネートフィルム2は、厚さが16μm以上であり、かつ蒸着膜5aを有したポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルム5cに、さらに蒸着膜5aの上にポリビニルアルコールに無機物を含んだコート層5bを設けたフィルム、および蒸着膜5aを有したポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルム5cの外側に40℃90%RHにおける水蒸気透過度が0.9g/m/day以下の、蒸着膜4aを有したポリエチレンテレフタレートフィルム4を含んでいる。
以上のように、本実施の形態では、ポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルム5cが、片面に蒸着膜5aと、蒸着膜5aと隣接するようにポリビニルアルコールに無機物を含んだコート層5bとを有して全体のフィルムの厚さを16μm以上にしたことにより、酸素透過度が向上する。
さらに、ラミネートフィルム2は、片面に蒸着膜5aと、蒸着膜5aと隣接するようにポリビニルアルコールに無機物を含んだコート層5bとを有するポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルム5cの外側に、40℃90%RHにおける水蒸気透過度が0.9g/m/day以下のフィルムとして、片面に蒸着膜4aを有したポリエチレンテレフタレートフィルム4を備えており、ポリエチレンテレフタレートフィルム4の蒸着膜4aとコート層5bとが面接触していることにより、耐湿性が保持されることで、ラミネートフィルムのガスバリア性が向上することとなる。
ゆえに、本実施の形態の真空断熱材は、特に100℃程度の高温下の用途で使用する場合、断熱性能の経時的な劣化が極めて起こり難いので、十分な断熱材の耐用期間を得ることが出来る。
以上のように、本発明にかかる真空断熱材は、特に100℃程度の高温下の用途で使用する場合、断熱性能の経時的な劣化が極めて起こり難いので、十分な断熱材の耐用期間を得ることが可能となり、給湯機用タンク、温水トイレ用タンク、自動販売機用タンク、燃料電池用タンク、自動車用タンク、食品などの保温用バッグ、温かいペットボトルや缶の保温用、洗濯機のドラムの保温用、コーヒーやお茶のサーバー、ジャーポットといった断熱性を必要とするあらゆる保温の用途にも適用出来る。
本発明による真空断熱材の実施の形態1の側面図 同実施の形態の真空断熱材のラミネートフィルムの拡大断面図 特許文献1に記載された従来の真空断熱材におけるラミネートフィルムの断面図 特許文献2に記載された従来の真空断熱材におけるラミネートフィルムの断面図
符号の説明
1 芯材
2 ラミネートフィルム
4 ポリエチレンテレフタレートフィルム
4a 蒸着膜
5a 蒸着膜
5b コート層
5c ポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルム

Claims (3)

  1. 少なくともポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルムを有したラミネートフィルムで芯材を減圧密封してなり、前記ポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルムは、片面に蒸着膜と、前記蒸着膜と隣接するようにポリビニルアルコールに無機物を含んだコート層とを有して全体の厚さが16μm以上であり、前記ラミネートフィルムは、前記ポリエチレンビニルアルコール共重合体フィルムの外側に40℃90%RHにおける水蒸気透過度が0.9g/m/day以下のフィルムを備えた真空断熱材。
  2. 前記40℃90%RHにおける水蒸気透過度が0.9g/m/day以下のフィルムが、片面に蒸着膜を有したポリエチレンテレフタレートフィルムである請求項1記載の真空断熱材。
  3. 前記ポリエチレンテレフタレートフィルムの蒸着膜と前記コート層とが面接触している請求項2記載の真空断熱材。
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