JP2017137955A - 真空断熱材用外装材及びそれを用いた真空断熱材 - Google Patents
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Abstract
【課題】真空断熱材の熱伝導率が向上する真空断熱材用外装材及びそれを用いた真空断熱材を提供すること。
【解決手段】空隙を有する芯材を真空封止して真空断熱材を形成するための真空断熱材用外装材であって、少なくとも保護層、バリア層、熱融着層、吸着層を順次積層してなり、前記吸着層が、細孔容積1ml/g以上の多孔質微粒子とバインダー樹脂とを含有することを特徴とする。また、多孔質微粒子の平均粒子径が12μm以下であることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】空隙を有する芯材を真空封止して真空断熱材を形成するための真空断熱材用外装材であって、少なくとも保護層、バリア層、熱融着層、吸着層を順次積層してなり、前記吸着層が、細孔容積1ml/g以上の多孔質微粒子とバインダー樹脂とを含有することを特徴とする。また、多孔質微粒子の平均粒子径が12μm以下であることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、冷蔵庫や低温コンテナあるいは住居の外壁材などに取り付けられる真空断熱材用外装材及びそれを用いた真空断熱材に関するものである。
冷蔵庫や低温コンテナあるいは住居の外壁材などには、従来から種々の断熱材が用いられており、特に近年では、断熱性能の優れた断熱材として、グラスウールなどの無機繊維シートや、多孔質シリカを不織布で包んだ芯材を外装材で包み、真空封止した構成の真空断熱材が使用されている。
外装材の構成としては、主に保護層、バリア層、熱融着層を順次積層してなる積層体が一般的に用いられている。この外装材には、真空断熱材内部を長期間真空状態に保持するために、外部からの水蒸気やガスの侵入を防ぐ、優れたバリア性が要求される。
また、真空断熱材内面からの性能劣化要素としては、芯材に吸着した水分や、外装材中の残留溶剤、真空断熱材を製造する最終過程の熱融着時に発生する脱ガスが挙げられる。
このような真空断熱材製造過程や経時で発生するガスや水分を吸収するため、吸着剤を同梱するのが一般的である。
しかし、吸着剤を加えることで、本来の断熱性能は損なわれるため、同梱される量にも限りがあり、その範囲では、発生するガスや水分を全て捕らえきることは不可能である。
また吸着剤以外でガスや水分を吸着する方法としては、熱融着層中に吸湿層を含む構成が提案されている。(特許文献1)
しかしながら、上記構成では、吸湿層は、熱融着層の内部に位置するため、発生したガス、水分を素早く吸着することは困難であった。
本発明は上記の事情を鑑みてなされたもので、真空断熱材の内部で発生するガスや水分の吸着能力を向上させることが可能な真空断熱材用外装材を提供することを課題としている。
本発明の請求項1に係る発明は、空隙を有する芯材を真空封止して真空断熱材を形成するための真空断熱材用外装材であって、少なくとも保護層、バリア層、熱融着層、吸着層を順次積層してなり、前記吸着層が、細孔容積1ml/g以上の多孔質微粒子とバインダー樹脂とを含有することを特徴とする真空断熱材用外装材である。
本発明の請求項2に係る発明は、前記多孔質微粒子の平均粒子径が12μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の真空断熱材用外装材である。
本発明の請求項3に係る発明は、前記バインダー樹脂の融点が120℃以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の真空断熱材用外装材である。
本発明の請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の真空断熱材用外装材を用いたことを特徴とする真空断熱材である。
本発明の請求項1に係る発明によれば、芯材に吸着した水分や、外装材中の残留溶剤、真空断熱材を製造する際の熱融着時に発生する脱ガスを吸着することができるので、真空断熱材としての断熱性能の低下を防ぐ効果が得られる。
請求項2に係る発明によれば、多孔質微粒子の平均粒子径が12μm以下であることで、微粒子が欠落なく、熱融着層に密着した状態で、且つ芯材封入時の滑り性を付与した状態で、ガスや水分を吸着する効果が得られるため好ましい。平均粒子径が3μm以上であると、表面の凹凸が大きいので滑り性付与の効果が大きくなり好ましい。ただし平均粒子径が12μmを超えると、微粒子の欠落が発生し易くなるおそれがある。
請求項3に係る発明によれば、バインダー樹脂の融点が120℃以下であることで、熱融着時の密着性を低下させることなく、シールすることが可能であるため好ましい。しかし融点が120℃を超えると、熱融着時のシール強度が著しく低下するおそれがある。
請求項4に係る発明によれば、前記請求項1〜3の発明を用いることにより、真空断熱材の内部で発生するガスや水分を充分に吸着し、本来の断熱性能が劣化しない優れた真空断熱材が得られる。
以下、本発明を図に基づき具体的に説明する。
図1に示すように、本発明の真空断熱材用外装材10は、保護層1、バリア層2、熱融着層3、吸着層4を順次積層してなる積層体からなる。なお、これらの層を順次積層する方法としては特に限定しないが、例えば、それぞれの層間に接着剤を介する公知の方法を用いることができる。
本発明に係る保護層1は、例えば外部からの磨耗、突き刺しなどに対して耐性がある樹脂基材であれば用いることができ、特に制限されない。例えば、延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、延伸ポリプロピレンフィルム、延伸ナイロンフィルムなどが用いられる。厚みに特に制限はないが、延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムであれば6μm〜30μm程度、延伸ポリプロピレンフィルムであれば20μm〜40μm程度、延伸ナイロンフィルムであれば10μm〜30μm程度がより適切である。
保護層1とバリア層2との積層方法は、ドライラミネート法(無溶剤ラミネート法を含む)で貼り合わせたり、また、サンドイッチラミネート法により貼り合わせたりしても良い。
バリア層2は、真空断熱材のバリア性を担う中心の層であって、アルミニウム箔やバリア性に優れた金属蒸着フィルムを用いることができる。特に、珪素を0.05重量%以上
、0.3%重量%以下、鉄を0.7重量%以上、1.7重量%以下を含有するアルミニウム合金が好ましい。
、0.3%重量%以下、鉄を0.7重量%以上、1.7重量%以下を含有するアルミニウム合金が好ましい。
上記のアルミニウム合金からなるアルミニウム箔は、純度の高いアルミニウムの箔と比較して、やわらかく、伸びがあるので、アルミニウム箔自体がピンホールやクラックの発生が起こりにくい。このようなアルミニウム箔としては、合金番号A8021や合金番号A8079のアルミニウム箔があり、膜厚は7〜20μm程度のものが好ましい。
また、金属蒸着系のバリア層としては、PETなどの汎用フィルムをベースにアルミナ、シリカなどを蒸着層とした水蒸気透過率0.5g/m2/day以下のものが好ましく、ベースフィルムの膜厚は6μm〜30μm程度、蒸着層は10〜300nm程度がより適切である。
熱融着層3は、いわゆるシーラントとして機能し、真空断熱材の最内層に位置し、熱融着により、充填した芯材を密封するものである。主に熱可塑性樹脂が用いられ、特にポリオレフィン系樹脂が好ましく用いられる。
ポリオレフィン系樹脂としては、低密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、エチレン−α−オレフィン共重合体樹脂などのエチレン系樹脂や、ホモポリプロピレン樹脂、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレンブロック共重合体、ポリプロピレン−α−オレフィン共重合体などのプロピレン系樹脂などの選択が可能である。
熱融着層3とバリア層2の積層方法は、ドライラミネート法(無溶剤ラミネート法を含む)で貼り合わせたり、また、サンドイッチラミネート法により貼り合わせたりしても良い。さらには、接着剤を用いずに前記樹脂を溶融させて、押し出しラミネート法により貼り合わせても良い。
本発明で使用される接着剤はウレタン樹脂系接着剤が好ましく用いられる。特にウレタン樹脂系2液硬化型接着剤が好ましく、また接着方法はドライラミネート法で積層するのが好ましい。特に、ウェブ状の材料を積層するには、ウレタン樹脂系2液硬化型接着剤を用いてドライラミネート法により積層するのが好ましい。
吸着層4は、熱融着層3上に吸着性能を有する多孔質微粒子をバインダー樹脂で固定した層である。
多孔質微粒子としては、細孔容積1ml/g以上のものを用いる。また、粒子径は12μm以下が好ましく、種類としてはシリカゲル粒子、アルミナ粒子、合成樹脂微粒子などが使用できる。
また、この多孔質微粒子を固定するバインダー樹脂としては、融点130℃以下の樹脂が好ましく、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、などが挙げられる。
吸着層4の積層方法は、溶剤に溶解したバインダー樹脂中に多孔質微粒子を分散した塗液を熱融着層3上にグラビアコート、ロールコート、ワイヤーバーコート等の公知の塗工手段によって塗工して形成される。
次に、本発明の真空断熱材用外装材10を用いて、その内部に芯材30を真空封止して形成した真空断熱材20について説明する。
図2に、真空断熱材20の断面概略図を示した。
真空断熱材20の具体的な作製方法としては、先ず真空断熱材用外装材10を用いて包装体を形成する。
真空断熱材20の具体的な作製方法としては、先ず真空断熱材用外装材10を用いて包装体を形成する。
包装体の形成方法の一例としては、所定のサイズに断裁した2枚の真空断熱材用外装材10を用いて熱融着層3面を対向させ、芯材30を挿入する開口部以外は周囲をヒートシールにより融着させることで得られる。
また例えば別の方法として、所定のサイズに断裁した1枚の真空断熱材用外装材10を用いて、その熱融着層3面を内側にして対向させ、その後上記と同様にして包装体を得ることもできる。
次に、前記包装体の開口部から芯材30を挿入した後、脱気しながら開口部をヒートシールして封止することで、真空断熱材20を作製することができる。
芯材30は、真空断熱材20を作製する工程において、脱気により真空断熱材用外装材10で押されても、つぶれずに内部に減圧された空間を残せるものであれば特に限定されるものではない。
芯材30の材料としては、例えば、グラスウール、グラスファイバー、アルミナ繊維、シリカアルミナ繊維、シリカ繊維、ロックウール、炭化珪素繊維などの無機繊維を裁断してなる嵩密度の小さい針状短繊維粉末や、シリカやパーライト等の粉末を一定の形状に成形した成形体、ケイ酸カルシウム成形体の無機成形体、あるいは、発泡ポリウレタン、発泡ポリスチレンなどの連続気泡の合成樹脂発泡体、等が使用される。
中でも空隙率の高い多孔性のシリカゲル微粒子が好ましく、特に空隙率が70%以上、粒子径が50μm以下のものが好ましい。空隙率が70%以下では、真空下での断熱性付与が困難になる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
<実施例1>
(真空断熱材用外装材の作製)
保護層として、15μm膜厚の延伸ナイロンフィルム(ユニチカ製、エンブレムONM)、バリア層として、9μm膜厚のアルミニウム箔(東洋アルミニウム製、8021合金)、熱融着層として40μm膜厚の直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(三井化学東セロ製、TUX−HD)を用いて、それぞれの層間をポリエステルポリウレタン系主剤(DIC製、LX500)と芳香族イソシアネート硬化剤(DIC製、KW75)からなる接着剤を介して、ドライラミネート法により順次積層して積層体を作製した。
その後、融点100℃のポリエステル樹脂(日本合成化学製、SP180)を固形分20%で酢酸エチルに溶解したものに、粒子径5μm、細孔容積1ml/gの多孔質シリカ微粒子(AGCエスアイテック製、H−51)を固形分5%で分散した塗工液を、熱融着層上にグラビアコートにより乾燥後膜厚3μmで塗布することにより、吸着層を形成した。
(真空断熱材用外装材の作製)
保護層として、15μm膜厚の延伸ナイロンフィルム(ユニチカ製、エンブレムONM)、バリア層として、9μm膜厚のアルミニウム箔(東洋アルミニウム製、8021合金)、熱融着層として40μm膜厚の直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(三井化学東セロ製、TUX−HD)を用いて、それぞれの層間をポリエステルポリウレタン系主剤(DIC製、LX500)と芳香族イソシアネート硬化剤(DIC製、KW75)からなる接着剤を介して、ドライラミネート法により順次積層して積層体を作製した。
その後、融点100℃のポリエステル樹脂(日本合成化学製、SP180)を固形分20%で酢酸エチルに溶解したものに、粒子径5μm、細孔容積1ml/gの多孔質シリカ微粒子(AGCエスアイテック製、H−51)を固形分5%で分散した塗工液を、熱融着層上にグラビアコートにより乾燥後膜厚3μmで塗布することにより、吸着層を形成した。
(真空断熱材の作製)
上記で得られた真空断熱材用外装材を250mm角にカットし、シーラント面を内側に貼合し、シール幅10mmで三方シールした袋を作製した。その後、この袋内に200mm角、25mm厚のグラスウールシートを芯材として封入し、真空封止装置により、チャンバー内真空度2Pa下で封止し、真空断熱材を作製した。
上記で得られた真空断熱材用外装材を250mm角にカットし、シーラント面を内側に貼合し、シール幅10mmで三方シールした袋を作製した。その後、この袋内に200mm角、25mm厚のグラスウールシートを芯材として封入し、真空封止装置により、チャンバー内真空度2Pa下で封止し、真空断熱材を作製した。
(熱伝導率の測定)
作製した真空断熱材を室温下で1日放置したものの熱伝導率を熱伝導率測定装置(TAインスツルメント製、FOX200)により測定した。
作製した真空断熱材を室温下で1日放置したものの熱伝導率を熱伝導率測定装置(TAインスツルメント製、FOX200)により測定した。
<実施例2>
実施例1の真空断熱材用外装材の作製において、吸着層の多孔質微粒子として粒子径12μm、細孔容積1ml/gの多孔質シリカ微粒子(AGCエスアイテック製、H−121)を使用したこと以外は、実施例1と同様に実施した。
実施例1の真空断熱材用外装材の作製において、吸着層の多孔質微粒子として粒子径12μm、細孔容積1ml/gの多孔質シリカ微粒子(AGCエスアイテック製、H−121)を使用したこと以外は、実施例1と同様に実施した。
<実施例3>
実施例1の真空断熱材用外装材の作製において、吸着層の多孔質微粒子として粒子径5μm、細孔容積2ml/gの多孔質シリカ微粒子(AGCエスアイテック製、H−52)を使用したこと以外は、実施例1と同様に実施した。
実施例1の真空断熱材用外装材の作製において、吸着層の多孔質微粒子として粒子径5μm、細孔容積2ml/gの多孔質シリカ微粒子(AGCエスアイテック製、H−52)を使用したこと以外は、実施例1と同様に実施した。
<実施例4>
実施例1の真空断熱材用外装材の作製において、吸着層のバインダー樹脂として融点120℃のポリエステル樹脂(日本合成化学製、SP182)を使用したこと以外は、実施例1と同様に実施した。
実施例1の真空断熱材用外装材の作製において、吸着層のバインダー樹脂として融点120℃のポリエステル樹脂(日本合成化学製、SP182)を使用したこと以外は、実施例1と同様に実施した。
<比較例1>
実施例1の真空断熱材用外装材の作製において、吸着層の多孔質微粒子として粒子径4μm、細孔容積0.05ml/gのシリカ微粒子(AGCエスアイテック製、NP−30)を使用したこと以外は、実施例1と同様に実施した。
実施例1の真空断熱材用外装材の作製において、吸着層の多孔質微粒子として粒子径4μm、細孔容積0.05ml/gのシリカ微粒子(AGCエスアイテック製、NP−30)を使用したこと以外は、実施例1と同様に実施した。
<比較例2>
実施例1の真空断熱材用外装材の作製において、吸着層の多孔質微粒子として粒子径20μm、細孔容積1ml/gの多孔質シリカ微粒子(AGCエスアイテック製、H−201)を使用したこと以外は、実施例1と同様に実施したが、多孔質シリカ微粒子の欠落によるパーティクルが発生したため、真空断熱材としての評価を行うことができなかった。
実施例1の真空断熱材用外装材の作製において、吸着層の多孔質微粒子として粒子径20μm、細孔容積1ml/gの多孔質シリカ微粒子(AGCエスアイテック製、H−201)を使用したこと以外は、実施例1と同様に実施したが、多孔質シリカ微粒子の欠落によるパーティクルが発生したため、真空断熱材としての評価を行うことができなかった。
<比較例3>
実施例1の真空断熱材用外装材の作製において、吸着層のバインダー樹脂として融点135℃のポリエステル樹脂(日本合成化学製、SP181)を使用したこと以外は、実施例1と同様に実施したが、シールが不可能であったため、真空断熱材としての評価を行うことができなかった。
実施例1の真空断熱材用外装材の作製において、吸着層のバインダー樹脂として融点135℃のポリエステル樹脂(日本合成化学製、SP181)を使用したこと以外は、実施例1と同様に実施したが、シールが不可能であったため、真空断熱材としての評価を行うことができなかった。
下記表1に以上の評価結果を示す。
ここで判定基準として、○は良好であり、×は真空断熱材用外装材として基準を満たさなかったことを示す。表1の通り、本発明の真空断熱材用外装材によれば、吸着層によるガス、水分の吸収により、低熱伝導率の真空断熱材が得られる。
ここで判定基準として、○は良好であり、×は真空断熱材用外装材として基準を満たさなかったことを示す。表1の通り、本発明の真空断熱材用外装材によれば、吸着層によるガス、水分の吸収により、低熱伝導率の真空断熱材が得られる。
1・・・保護層
2・・・バリア層
3・・・熱融着層
4・・・吸着層
10・・・真空断熱材用外装材
20・・・真空断熱材
30・・・芯材
2・・・バリア層
3・・・熱融着層
4・・・吸着層
10・・・真空断熱材用外装材
20・・・真空断熱材
30・・・芯材
Claims (4)
- 空隙を有する芯材を真空封止して真空断熱材を形成するための真空断熱材用外装材であって、少なくとも保護層、バリア層、熱融着層、吸着層を順次積層してなり、
前記吸着層が、細孔容積1ml/g以上の多孔質微粒子とバインダー樹脂とを含有することを特徴とする真空断熱材用外装材。 - 前記多孔質微粒子の平均粒子径が12μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の真空断熱材用外装材。
- 前記バインダー樹脂の融点が120℃以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の真空断熱材用外装材。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の真空断熱材用外装材を用いたことを特徴とする真空断熱材。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016019883A JP2017137955A (ja) | 2016-02-04 | 2016-02-04 | 真空断熱材用外装材及びそれを用いた真空断熱材 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016019883A JP2017137955A (ja) | 2016-02-04 | 2016-02-04 | 真空断熱材用外装材及びそれを用いた真空断熱材 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2017137955A true JP2017137955A (ja) | 2017-08-10 |
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JP2016019883A Pending JP2017137955A (ja) | 2016-02-04 | 2016-02-04 | 真空断熱材用外装材及びそれを用いた真空断熱材 |
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JP (1) | JP2017137955A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019147720A (ja) * | 2018-02-27 | 2019-09-05 | 日立化成株式会社 | 断熱部材用ゲッター材、及びそれを用いた断熱部材 |
-
2016
- 2016-02-04 JP JP2016019883A patent/JP2017137955A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019147720A (ja) * | 2018-02-27 | 2019-09-05 | 日立化成株式会社 | 断熱部材用ゲッター材、及びそれを用いた断熱部材 |
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