JP2014018709A - 流体浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】流体を自らの複数の貫通口に透過させる過程で流体中の析出物を自らに付着させて捕捉する複数の析出物捕捉部材70と、触媒25よりも流体搬送方向の上流側の位置にて、それら析出物捕捉部材70の上流側から下流側に向けての移動を阻止しつつ下流側から上流側に向けての移動を許容するように、それら析出物捕捉部材70をそれぞれ保持するレール21a〜dとを設け、反応槽20の中で流体の下流側から上流側に向けての流れである逆流を発生させることで、最上流側に位置している析出物捕捉部材70をレールから離脱させるようにした。
【選択図】図3
Description
まず、実施形態に係る流体浄化装置の基本的な構成について説明する。図1は、実施形態に係る流体浄化装置を示す概略構成図である。実施形態に係る流体浄化装置は、原水タンク1、攪拌機2、原水供給ポンプ3、原水圧力計4、原水入口弁5、酸化剤圧送ポンプ6、酸化剤圧力計7、酸化剤入口弁8、熱交換器9、熱媒体タンク10、熱交換ポンプ11などを備えている。また、出口圧力計12、出口弁13、給送二重管15、搬送管16、反応槽20、反応槽ヒーター23、温度計24、反応第1圧力計29a、反応第2圧力計29b、原水タンク弁30、予備加熱ヒーター33なども備えている。更には、熱媒体弁34、逆流ポンプ37、第1逆流弁38、冷却装置39、逆流圧力計40、第2逆流弁41、気液分離器45、図示しない制御部なども備えている。
図3において、反応槽20の流体搬送方向の先端部には、反応槽20内の混合流体を反応槽20の外に向けて吸い出すための吸い出し部20bが反応槽20の外周面に突設せしめられている。また、反応槽20の流体搬送方向の後端部には、反応槽20内に対して混合流体を吐き出すための吐き出し部20aが形成されている。また、反応槽20の長手方向における中央部には、反応槽20の内周面から突出した姿勢で同長手方向に延在するレール(例えば、21a、21b、21c)が設けられている。なお、吐き出し部20aや吸い出し部20bの役割については後述する。
[態様A]
態様Aは、浄化対象流体に含まれる有機物の酸化分解反応を発生させるための反応槽(例えば反応槽20)と、前記反応槽の中に浄化対象流体を圧送する浄化前流体圧送手段(例えば原水供給ポンプ3)と、前記反応槽の中に酸化剤を圧送する酸化剤圧送手段(例えば酸化剤圧送ポンプ6)と、前記反応槽の中の流体を加熱する加熱手段(例えば反応槽ヒーター23)と、浄化対象流体に含まれる有機物の酸化分解を促すために前記反応槽の中に配設される触媒(例えば触媒25)とを有し、前記反応槽の中で浄化対象流体と酸化剤との混合流体を加圧及び加熱しながら前記反応槽内における流体搬送方向の上流側から下流側に向けて送る過程で前記浄化対象流体中の有機物を酸化分解し、この酸化分解によって浄化された浄化済み流体及び触媒を前記反応槽における前記下流側の端部から排出する流体浄化装置において、前記混合流体を自らの複数の貫通口(例えば貫通口72)に透過させる過程で前記混合流体中の析出物を自らに付着させて捕捉する複数の析出物捕捉部材(例えば析出物捕捉部材70)と、それら析出物捕捉部材を、前記反応槽の中で前記触媒よりも前記上流側の位置にてそれぞれ前記流体搬送方向に直交する方向に延在させた姿勢で前記流体搬送方向に沿って並べた状態で、それら析出物捕捉部材の前記上流側から前記下流側に向けての移動を阻止しつつ前記下流側から前記上流側に向けての移動を許容するように、それら析出物捕捉部材をそれぞれ保持する保持手段(例えばレール21a〜d)と、反応槽の中で前記混合流体の前記下流側から前記上流側に向けての流れである逆流を発生させる逆流発生手段(例えば、第1逆流弁38、第2逆流弁41、逆流ポンプ37)と、所定のタイミングで前記逆流発生手段を駆動して逆流を発生させることで、複数の前記析出物捕捉部材のうち、少なくとも最上流側に位置している析出物捕捉部材を前記保持手段上で前記下流側から前記上流側に向けて移動させて前記保持手段から離脱させる離脱処理を実施する制御手段(例えばプログラマブルシーケンサー)とを設けたことを特徴とするものである。
態様Bは、態様Aにおいて、複数の前記析出物捕捉部材をそれぞれ複数の分割片(例えば分割片73〜76)に分割可能に構成するとともに、複数の前記析出物捕捉部材についてそれぞれ、複数の前記分割片を個別に保持するように前記保持手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、既に説明したように、保持手段から離脱した析出物捕捉部材を直交方向に延在させた姿勢に立たせてしまうことによる流体搬送不良の発生を抑えることができる。
態様Cは、態様A又はBにおいて、複数の前記析出物捕捉部材として、それぞれ前記触媒と同じ材料からなるものを用いたことを特徴とするものである。かかる構成では、複数の析出物捕捉部材をそれぞれ触媒として機能させることで、析出物捕捉部材への析出物の付着を促して、触媒の目詰まりの発生をより抑えることができる。
態様Dは、態様A〜Cの何れかにおいて、前記長手方向に沿って延在する凸状のレール(例えばレール21a〜d)、又は前記長手方向に沿って延在する溝、によって前記析出物捕捉部材を保持するように、前記保持手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、レール又は溝の延在方向に沿って析出物捕捉部材を移動させて保持手段から離脱させることができる。
態様Eは、態様Dにおいて、前記レールを受け入れるための凹部(例えば凹部71)、又は前記溝に嵌め込むための凸部を、前記析出物捕捉部材に設けたことを特徴とするものである。かかる構成では、保持手段のレール又は溝に触媒を係合させてレール又は溝上で触媒をスライド移動させることができる。
態様Fは、態様D又はEの流体浄化装置において、前記レール上又は前記溝上で前記上流側から前記下流側に向けてスライド移動しようとする前記析出物捕捉部材に引っ掛かってそのスライド移動を阻止する阻止部材(例えば、離脱防止爪22c)を設けたことを特徴とするものである。かかる構成では、阻止部材により、保持手段に保持される析出物捕捉部材の流体搬送方向に沿った移動を阻止することができる。
6:酸化剤圧送ポンプ(酸化剤圧送手段)
20:反応槽
21a〜d:レール(保持手段)
22c:離脱防止爪(阻止部材)
23:反応槽ヒーター(加熱手段)
25:触媒
27:保持機構(保持手段)
37:逆流ポンプ(逆流発生手段)
38:第1逆流弁(逆流発生手段)
41:第2逆流弁(逆流発生手段)
70:析出物捕捉部材
71:凹部
72:貫通口
73〜76:分割片
Claims (6)
- 浄化対象流体に含まれる有機物の酸化分解反応を発生させるための反応槽と、前記反応槽の中に浄化対象流体を圧送する浄化前流体圧送手段と、前記反応槽の中に酸化剤を圧送する酸化剤圧送手段と、前記反応槽の中の流体を加熱する加熱手段と、浄化対象流体に含まれる有機物の酸化分解を促すために前記反応槽の中に配設される触媒とを有し、前記反応槽の中で浄化対象流体と酸化剤との混合流体を加圧及び加熱しながら前記反応槽内における流体搬送方向の上流側から下流側に向けて送る過程で前記浄化対象流体中の有機物を酸化分解し、この酸化分解によって浄化された浄化済み流体及び触媒を前記反応槽における前記下流側の端部から排出する流体浄化装置において、
前記混合流体を自らの複数の貫通口に透過させる過程で前記混合流体中の析出物を自らに付着させて捕捉する複数の析出物捕捉部材と、それら析出物捕捉部材を、前記反応槽の中で前記触媒よりも前記上流側の位置にてそれぞれ前記流体搬送方向に直交する方向に延在させた姿勢で前記流体搬送方向に沿って並べた状態で、それら析出物捕捉部材の前記上流側から前記下流側に向けての移動を阻止しつつ前記下流側から前記上流側に向けての移動を許容するように、それら析出物捕捉部材をそれぞれ保持する保持手段と、反応槽の中で前記混合流体の前記下流側から前記上流側に向けての流れである逆流を発生させる逆流発生手段と、所定のタイミングで前記逆流発生手段を駆動して逆流を発生させることで、複数の前記析出物捕捉部材のうち、少なくとも最上流側に位置している析出物捕捉部材を前記保持手段上で前記下流側から前記上流側に向けて移動させて前記保持手段から離脱させる離脱処理を実施する制御手段とを設けたことを特徴とする流体浄化装置。 - 請求項1の流体浄化装置において、
複数の前記析出物捕捉部材をそれぞれ複数の分割片に分割可能に構成するとともに、複数の前記析出物捕捉部材についてそれぞれ、複数の前記分割片を個別に保持するように前記保持手段を構成したことを特徴とする流体浄化装置。 - 請求項1又は2の流体浄化装置において、
複数の前記析出物捕捉部材として、それぞれ前記触媒と同じ材料からなるものを用いたことを特徴とする流体浄化装置。 - 請求項1乃至3の何れかの流体浄化装置において、
前記長手方向に沿って延在する凸状のレール、又は前記長手方向に沿って延在する溝、によって前記析出物捕捉部材を保持するように、前記保持手段を構成したことを特徴とする流体浄化装置。 - 請求項4の流体浄化装置において、
前記レールを受け入れるための凹部、又は前記溝に嵌め込むための凸部を、前記析出物捕捉部材に設けたことを特徴とする流体浄化装置。 - 請求項4又は5の流体浄化装置において、
前記レール上又は前記溝上で前記上流側から前記下流側に向けてスライド移動しようとする前記析出物捕捉部材に引っ掛かってそのスライド移動を阻止する阻止部材を設けたことを特徴とする流体浄化装置。
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