JP2014018396A - 香り成分放出器 - Google Patents
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Abstract
【課題】容器に容易に取り付け及び取り外しすることができ、容器内に香り成分を放出できる香り成分放出器を提供する。
【解決手段】第1の面21及び第2の面22を有する板状部2と、板状部2の第1の面21側に位置し、固定領域31と接離領域32とを有するクリップ部3と、板状部2の第2の面22側に位置し、収容空間Xを構成する対向領域42を有する収容壁部4と、収容空間Xに配置されて香り成分を放出する放出部材5と、を備え、収容空間Xの少なくとも一部は、板状部2を介して固定領域31と対向する位置よりも一方向2a側に位置しており、香り成分を収容空間Xの外部に放出する収容壁部4の開口の少なくとも一部、又は、香り成分を収容空間Xの外部に放出する板状部2と収容壁部4との隙間の少なくとも一部は、板状部2を介して固定領域31と対向する位置よりも一方向2a側に位置している。
【選択図】図2
【解決手段】第1の面21及び第2の面22を有する板状部2と、板状部2の第1の面21側に位置し、固定領域31と接離領域32とを有するクリップ部3と、板状部2の第2の面22側に位置し、収容空間Xを構成する対向領域42を有する収容壁部4と、収容空間Xに配置されて香り成分を放出する放出部材5と、を備え、収容空間Xの少なくとも一部は、板状部2を介して固定領域31と対向する位置よりも一方向2a側に位置しており、香り成分を収容空間Xの外部に放出する収容壁部4の開口の少なくとも一部、又は、香り成分を収容空間Xの外部に放出する板状部2と収容壁部4との隙間の少なくとも一部は、板状部2を介して固定領域31と対向する位置よりも一方向2a側に位置している。
【選択図】図2
Description
本発明は、香り成分放出器に関する。
ティッシュペーパーを収容した容器の内面に匂い袋を取り外し可能に取り付けて、匂い袋から容器内に香り成分を放出させることにより、ティッシュペーパーに香りを付与するものがある(実開平2−15426号公報)。実開平2−15426号公報においては、ティッシュペーパーを収容した容器の内面に両面テープで匂い袋を取り付けている。
しかしながら、実開平2−15426号公報のように両面テープを用いる場合には、取り付け及び取り外しが必ずしも容易ではない。また、両面テープを複数回着脱すると両面テープの粘着力が低下し、取り付けできなくなる場合も考えられる。
本発明は、容器に容易に取り付け及び取り外しすることができ、容器内に香り成分を放出できる香り成分放出器を提供することを目的とする。
本発明の1つの観点に係る香り成分放出器は、
第1及び第2の面を有する板状部と、
前記板状部の前記第1の面側に位置するクリップ部であって、前記板状部に接続されてその接続位置が前記板状部に対して固定されている固定領域と、前記固定領域よりも前記板状部の前記第1及び第2の面に沿った一方向側に位置し前記板状部に対して弾性的に接離可能な接離領域と、を有する前記クリップ部と、
前記板状部の前記第2の面側に位置する収容壁部であって、前記板状部に接続されている接続領域と、前記第2の面に対向しており前記板状部との間に収容空間を構成する対向領域と、を有する前記収容壁部と、
前記収容空間に配置されており、香り成分を放出する放出部材と、
を備え、
前記収容空間の少なくとも一部は、前記板状部を介して前記固定領域と対向する位置よりも前記一方向側に位置しており、
前記香り成分を前記収容空間の外部に放出する前記収容壁部の開口の少なくとも一部、又は、前記香り成分を前記収容空間の外部に放出する前記板状部と前記収容壁部との隙間の少なくとも一部は、前記板状部を介して前記固定領域と対向する位置よりも前記一方向側に位置している。
第1及び第2の面を有する板状部と、
前記板状部の前記第1の面側に位置するクリップ部であって、前記板状部に接続されてその接続位置が前記板状部に対して固定されている固定領域と、前記固定領域よりも前記板状部の前記第1及び第2の面に沿った一方向側に位置し前記板状部に対して弾性的に接離可能な接離領域と、を有する前記クリップ部と、
前記板状部の前記第2の面側に位置する収容壁部であって、前記板状部に接続されている接続領域と、前記第2の面に対向しており前記板状部との間に収容空間を構成する対向領域と、を有する前記収容壁部と、
前記収容空間に配置されており、香り成分を放出する放出部材と、
を備え、
前記収容空間の少なくとも一部は、前記板状部を介して前記固定領域と対向する位置よりも前記一方向側に位置しており、
前記香り成分を前記収容空間の外部に放出する前記収容壁部の開口の少なくとも一部、又は、前記香り成分を前記収容空間の外部に放出する前記板状部と前記収容壁部との隙間の少なくとも一部は、前記板状部を介して前記固定領域と対向する位置よりも前記一方向側に位置している。
これによれば、板状部の第1の面とクリップ部との間に、容器の開口部周囲の壁部を挟むことによって、香り成分を放出する放出部材の収容空間を容器内に位置させるように、容器の開口部に容易に取り付けることができ、容易に取り外しもできる。そして、香り成分を放出する放出部材の収容空間や、その開口又は隙間が、板状部を介して固定領域と対向する位置よりも「前記一方向側」に位置するように構成したことにより、香り成分が容器の開口部からみて奥の方で容器内に放出される。従って、香り成分を容器内の物品に効率的に付与することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に説明される各実施形態は、本発明の一例を示すものであって、本発明の内容を限定するものではない。また、各実施形態で説明される構成及び動作のすべてが本発明の構成及び動作として必須であるとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
<1.第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る香り成分放出器を示す。図1(A)は、香り成分放出器の斜視図であり、図1(B)及び図1(C)は、それぞれ香り成分放出器の側面図である。香り成分放出器1は、板状部2と、クリップ部3と、収容壁部4と、放出部材5とを備えている。板状部2と、クリップ部3と、収容壁部4とは硬質の樹脂で一体に形成されている。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る香り成分放出器を示す。図1(A)は、香り成分放出器の斜視図であり、図1(B)及び図1(C)は、それぞれ香り成分放出器の側面図である。香り成分放出器1は、板状部2と、クリップ部3と、収容壁部4と、放出部材5とを備えている。板状部2と、クリップ部3と、収容壁部4とは硬質の樹脂で一体に形成されている。
<1−1.板状部2>
板状部2は、互いにほぼ平行な第1の面21及び第2の面22(図1(B))を有している。板状部2の第1の面21側にはクリップ部3が位置している。板状部2の第2の面22側には収容壁部4が位置している。以下の説明において、板状部2の第1の面21及び第2の面22に沿った一方向を第1の方向2aとする。第1の方向2aと逆の方向を第2の方向2bとする。板状部2の第1の面21及び第2の面22に沿い、且つ第1の方向2a(及び第2の方向2b)に垂直な2方向を、第3の方向2c及び第4の方向2dとする。
板状部2は、互いにほぼ平行な第1の面21及び第2の面22(図1(B))を有している。板状部2の第1の面21側にはクリップ部3が位置している。板状部2の第2の面22側には収容壁部4が位置している。以下の説明において、板状部2の第1の面21及び第2の面22に沿った一方向を第1の方向2aとする。第1の方向2aと逆の方向を第2の方向2bとする。板状部2の第1の面21及び第2の面22に沿い、且つ第1の方向2a(及び第2の方向2b)に垂直な2方向を、第3の方向2c及び第4の方向2dとする。
<1−2.クリップ部3>
クリップ部3は、固定領域31と、接離領域32とを有している。固定領域31は、板状部2の第1の面21に接続された領域であり、その接続位置は板状部2に対して固定されている。
クリップ部3は、固定領域31と、接離領域32とを有している。固定領域31は、板状部2の第1の面21に接続された領域であり、その接続位置は板状部2に対して固定されている。
接離領域32は、固定領域31より第1の方向2a側に位置している。接離領域32は、その第2の方向2b側の端部のみが固定領域31を介して板状部2に固定されており、第2の方向2b側の端部以外では板状部2に固定されていない。従って、接離領域32は、板状部2及びクリップ部3又はそのいずれかの弾性によって、板状部2に対して接触し、また、板状部2から離れることが可能(接離可能)となっている。
接離領域32は、その第1の方向2a側の端部付近において、板状部2側とは反対側に折れ曲がった部分32aを有している。これにより、板状部2とクリップ部3との間に、ティッシュペーパーの容器(後述)の開口部周囲の壁部を容易に挿入できるようになっている。
図1には、板状部2及びクリップ部3に外力を加えない状態においては板状部2と接離領域32とが接触しない例が示されているが、板状部2及びクリップ部3に外力を加えない状態において板状部2の一部と接離領域32の一部とが接触し、外力を加えた場合に離れることが可能となっていてもよい。
<1−3.収容壁部4>
収容壁部4は、接続領域41と、対向領域42とを有している。接続領域41は、板状部2の第2の面22に接続された領域である。接続領域41は、板状部2を介して固定領域31と対向する位置に接続されており、その接続位置は板状部2に対して固定されている。
収容壁部4は、接続領域41と、対向領域42とを有している。接続領域41は、板状部2の第2の面22に接続された領域である。接続領域41は、板状部2を介して固定領域31と対向する位置に接続されており、その接続位置は板状部2に対して固定されている。
対向領域42は、接続領域41より第1の方向2a側に位置している。対向領域42は、その面が板状部2の第2の面22に対向しており、板状部2との間に放出部材5を収容する収容空間Xを構成している。収容空間Xは、接続領域41よりも第1の方向2a側に位置している。すなわち、接続領域41は、収容空間Xの第2の方向2b側の端部に位置している。また、収容空間Xは、板状部2を介して固定領域31と対向する位置よりも第1の方向2a側に位置している。
対向領域42は、第2の方向2b側の端部のみが接続領域41を介して板状部2に固定されており、第2の方向2b側の端部以外では板状部2に固定されていない。従って、対向領域42は、板状部2及び収容壁部4又はそのいずれかの弾性によって、板状部2との距離が変化可能となっている。また、接続領域41が位置する部分を除いて、板状部2と対向領域42との間には隙間Yが形成されている。隙間Yは、第1の方向2a側の隙間Ya(図1(B))と、第3の方向2c側の隙間Yc(図1(A))と、第4の方向2d側の隙間(図示せず)と(以下、これらを隙間Ya、Yc等という)を含んでいる。隙間Ya、Yc等は互いに繋がっている。収容空間X内の香り成分は、隙間Yを通って収容空間Xの外部に放出される。
収容空間X内の香り成分を収容空間Xの外部に放出するために、収容壁部4に開口(後述)が形成されていてもよい。香り成分を収容空間Xの外部に放出する収容壁部4の開口、又は、香り成分を収容空間Xの外部に放出する隙間Yaは、収容空間Xの第1の方向2a側の端部に位置していることが望ましい。また、香り成分を収容空間Xの外部に放出する収容壁部4の開口の少なくとも一部、又は、香り成分を収容空間Xの外部に放出する隙間Ya、Yc等の少なくとも一部は、板状部2を介して固定領域31と対向する位置よりも第1の方向2a側に位置していることが望ましい。
<1−4.放出部材5>
放出部材5は、収容空間X内に収容されている。放出部材5は、香り成分を保持し、その香り成分を少しずつ放出するものであり、例えば、香油等の香り成分をゲルに保持させたものであってもよい。放出部材5が香り成分を放出するに伴って、放出部材5の体積が減少する場合がある。そこで、板状部2と対向領域42との間で放出部材5を挟み、対向領域42が放出部材を板状部2に弾性的に押し付けることにより、放出部材5の体積が減少しても放出部材5を保持し続けられるようにすることが望ましい(図1(B)及び図1(C)参照)。
放出部材5は、収容空間X内に収容されている。放出部材5は、香り成分を保持し、その香り成分を少しずつ放出するものであり、例えば、香油等の香り成分をゲルに保持させたものであってもよい。放出部材5が香り成分を放出するに伴って、放出部材5の体積が減少する場合がある。そこで、板状部2と対向領域42との間で放出部材5を挟み、対向領域42が放出部材を板状部2に弾性的に押し付けることにより、放出部材5の体積が減少しても放出部材5を保持し続けられるようにすることが望ましい(図1(B)及び図1(C)参照)。
また、放出部材5を保持するために、板状部2の第2の面22には凸条部23が設けられ、対向領域42の板状部2側の面には凸条部43が設けられてもよい。
<1−5.使用方法>
図2は、図1に示す香り成分放出器をティッシュペーパーの容器に取り付けた様子を示す。図2(A)は斜視図であり、図2(B)は断面図である。ティッシュペーパーの容器6は、互い違いに重ねられた複数枚のティッシュペーパーを一定枚数(例えば2枚)ずつ取り出せるように、スリット状の開口部60を有している。
図2は、図1に示す香り成分放出器をティッシュペーパーの容器に取り付けた様子を示す。図2(A)は斜視図であり、図2(B)は断面図である。ティッシュペーパーの容器6は、互い違いに重ねられた複数枚のティッシュペーパーを一定枚数(例えば2枚)ずつ取り出せるように、スリット状の開口部60を有している。
図2に示すように、香り成分放出器1は、容器6の開口部60周囲の壁部を、板状部2とクリップ部3との間に挟むことにより、容器6の内部に放出部材5が収容された状態で固定されることができる。容器6の開口部60にフィルム61が固定されている場合は、フィルム61の一部も一緒に板状部2とクリップ部3との間に挟み込んでもよい。
このようにして容器6の内部に収容された放出部材5からは、図2(B)に破線矢印で示すように、香り成分が容器6の内部に放出される。放出された香り成分がティッシュペーパーに吸着されることにより、ティッシュペーパーに香りが付与される。
<1−6.効果>
以上の香り成分放出器1の構成によれば、放出部材5を収容する収容空間Xが、板状部2を介して固定領域31と対向する位置よりも第1の方向2a側に位置している。従って、容器6の開口部60周囲の壁部を板状部2とクリップ部3との間に挟んで香り成分放出器1を固定した場合に、収容空間Xが容器6の開口部60からみて奥の方に位置することになる。これにより、収容空間Xから放出される香り成分が容器6内に放出され、容器6内のティッシュペーパーに効率的に香りを付与することができる。
以上の香り成分放出器1の構成によれば、放出部材5を収容する収容空間Xが、板状部2を介して固定領域31と対向する位置よりも第1の方向2a側に位置している。従って、容器6の開口部60周囲の壁部を板状部2とクリップ部3との間に挟んで香り成分放出器1を固定した場合に、収容空間Xが容器6の開口部60からみて奥の方に位置することになる。これにより、収容空間Xから放出される香り成分が容器6内に放出され、容器6内のティッシュペーパーに効率的に香りを付与することができる。
また、板状部2と対向領域42との間には隙間Ya、Yc等を含む隙間Yが形成されている。従って、収容空間X内の香り成分は、隙間Yを通って容器6内に効率的に放出される。特に、隙間Yaは、収容空間Xの第1の方向2a側の端部に位置しているので、容器6の開口部60からみて奥の方に香り成分を放出することができる。また、接続領域41が、収容空間Xの第2の方向2b側の端部に位置している。従って、放出部材5から放出された香り成分がそのまま容器6の開口部60から放出されることは抑制され、より多くの香り成分が容器6の奥の方に放出される。
また、以上の構成によれば、板状部2と、クリップ部3と、収容壁部4とは、第3の方向2c(及び第4の方向2d)に垂直な断面がすべて同一形状となっているので、押出成型で安価に製造することができる。
<2.第2の実施形態>
図3は、本発明の第2の実施形態に係る香り成分放出器を示す側面図である。第2の実施形態に係る香り成分放出器1aは、接続領域41aの位置が、第1の実施形態における接続領域41の位置と異なる。第2の実施形態において、接続領域41aは、板状部2を介して固定領域31aと対向する位置よりも第1の方向2a側に位置している。これによれば、香り成分放出器1aが容器6の開口部60周囲の壁部に固定された場合に、収容空間Xが容器6の開口部60からみてさらに奥の方に位置することになる。従って、収容空間Xから放出される香り成分が容器6内に放出され、容器6内のティッシュペーパーに効率的に香りを付与することができる。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る香り成分放出器を示す側面図である。第2の実施形態に係る香り成分放出器1aは、接続領域41aの位置が、第1の実施形態における接続領域41の位置と異なる。第2の実施形態において、接続領域41aは、板状部2を介して固定領域31aと対向する位置よりも第1の方向2a側に位置している。これによれば、香り成分放出器1aが容器6の開口部60周囲の壁部に固定された場合に、収容空間Xが容器6の開口部60からみてさらに奥の方に位置することになる。従って、収容空間Xから放出される香り成分が容器6内に放出され、容器6内のティッシュペーパーに効率的に香りを付与することができる。
また、第2の実施形態においては、固定領域31a及び接続領域41aの形状が、第1の実施形態における固定領域31及び接続領域41のそれぞれの形状と異なっている。このように、固定領域31a及び接続領域41aは、板状部2に対して垂直である必要はない。また、固定領域31aと接離領域32との境界や、接続領域41aと対向領域42との境界が明確でなくてもよい。
他の点については、第1の実施形態と同様である。
他の点については、第1の実施形態と同様である。
<3.第3の実施形態>
図4は、本発明の第3の実施形態に係る香り成分放出器を示す側面図である。第3の実施形態に係る香り成分放出器1bにおいて、収容空間Xの第2の方向2b側の端部に位置する接続領域41bは、板状部2を介して固定領域31と対向する位置よりも第2の方向2b側に位置している。従って、収容空間Xの一部が、板状部2を介して固定領域31と対向する位置よりも第2の方向2b側に位置しており、収容空間Xの残りの一部のみが、板状部2を介して固定領域31と対向する位置よりも第1の方向2a側に位置している。
図4は、本発明の第3の実施形態に係る香り成分放出器を示す側面図である。第3の実施形態に係る香り成分放出器1bにおいて、収容空間Xの第2の方向2b側の端部に位置する接続領域41bは、板状部2を介して固定領域31と対向する位置よりも第2の方向2b側に位置している。従って、収容空間Xの一部が、板状部2を介して固定領域31と対向する位置よりも第2の方向2b側に位置しており、収容空間Xの残りの一部のみが、板状部2を介して固定領域31と対向する位置よりも第1の方向2a側に位置している。
ただし、収容空間Xの第1の方向2a側の端部には、板状部2と対向領域42bとの隙間Yaが位置しており、この隙間Yaは、板状部2を介して固定領域31と対向する位置よりも第1の方向2a側に位置しているので、香り成分放出器1bが容器6の開口部60周囲の壁部に固定された場合に、収容空間Xから放出される香り成分は容器6内に放出される。
また、収容壁部4は、収容空間Xの第2の方向2b側の端部に位置する接続領域41bだけでなく、収容空間Xの第3の方向2c側の端部に位置する接続領域41c、及び、第4の方向2d側の端部に位置する接続領域(図示せず)も有しており、これらの接続領域41b、41c等が互いに繋がっている。従って、放出部材5から放出された香り成分がそのまま容器6の開口部60から放出されることは抑制され、より多くの香り成分が容器6内に放出される。
また、収容空間X内の香り成分を収容空間Xの外部に放出するために、隙間Yaの他に、収容壁部4に開口44が形成されていてもよい。
第3の実施形態において、板状部2と、クリップ部3と、収容壁部4とは、第3の方向2c(及び第4の方向2d)に垂直な断面が同一形状とはなっていないが、射出成型等によって製造することができる。
他の点については、第1の実施形態と同様である。
第3の実施形態において、板状部2と、クリップ部3と、収容壁部4とは、第3の方向2c(及び第4の方向2d)に垂直な断面が同一形状とはなっていないが、射出成型等によって製造することができる。
他の点については、第1の実施形態と同様である。
<4.第4の実施形態>
図5は、本発明の第4の実施形態に係る香り成分放出器を示す側面図である。第4の実施形態に係る香り成分放出器1cは、接続領域41dと収容空間Xとの位置関係が、第1の実施形態における接続領域41と収容空間Xとの位置関係と異なる。第4の実施形態において、接続領域41dは、収容空間Xの第1の方向2a側の端部に位置している。すなわち、第1の実施形態においては、板状部2と、クリップ部3と、収容壁部4とを側面からみると英大文字「E」のような形状であるのに対し、第4の実施形態においては、板状部2と、クリップ部3と、収容壁部4とを側面から見ると英文字「S」のような形状である。
図5は、本発明の第4の実施形態に係る香り成分放出器を示す側面図である。第4の実施形態に係る香り成分放出器1cは、接続領域41dと収容空間Xとの位置関係が、第1の実施形態における接続領域41と収容空間Xとの位置関係と異なる。第4の実施形態において、接続領域41dは、収容空間Xの第1の方向2a側の端部に位置している。すなわち、第1の実施形態においては、板状部2と、クリップ部3と、収容壁部4とを側面からみると英大文字「E」のような形状であるのに対し、第4の実施形態においては、板状部2と、クリップ部3と、収容壁部4とを側面から見ると英文字「S」のような形状である。
第4の実施形態においても、放出部材5を収容する収容空間Xが、板状部2を介して固定領域31と対向する位置よりも第1の方向2a側に位置している。これにより、放出部材5から放出される香り成分は、収容空間Xの第3の方向2c側の端部に位置する板状部2と対向領域42との隙間Ycや、第4の方向2d側の端部に位置する板状部2と対向領域42との隙間(図示せず)を介して、収容空間Xの外部に放出される。従って、香り成分放出器1cが容器6の開口部60周囲の壁部に固定された場合に、容器6内のティッシュペーパーに効率的に香りを付与することができる。
香り成分が収容空間Xから第2の方向2b側に放出されて、そのまま容器6の開口部60から容器6の外部に放出されることを抑制するため、収容空間Xの第2の方向2b側の端部に壁領域45を設けても良い。また、収容空間Xの第2の方向2b側の端部に位置する板状部2と対向領域42との隙間を小さくするため、板状部2と壁領域45とにまたがってシール46を貼り付けてもよい。
また、収容空間X内の香り成分を収容空間Xの外部に放出するための開口を、接続領域41dや対向領域42に形成してもよい。この場合、収容空間Xの第3の方向2c側の端部に位置する板状部2と対向領域42との隙間Ycなどをシール(図示せず)で塞ぐことにより、放出部材5が収容空間Xから脱落することを抑制してもよい。
他の点については、第1の実施形態と同様である。
他の点については、第1の実施形態と同様である。
1、1a、1b、1c…香り成分放出器,2…板状部,2a…第1の方向,2b…第2の方向,2c…第3の方向,2d…第4の方向,3…クリップ部,4…収容壁部,5…放出部材,6…容器,21…第1の面,22…第2の面,23…凸条部,31、31a…固定領域,32…接離領域,32a…折れ曲がった部分,41、41a、41b、41c、41d…接続領域,42、42b…対向領域,43…凸条部,44…開口,45…壁領域,46…シール,60…開口部,61…フィルム,X…収容空間,Y、Ya、Yc…隙間
Claims (4)
- 第1及び第2の面を有する板状部と、
前記板状部の前記第1の面側に位置するクリップ部であって、前記板状部に接続されてその接続位置が前記板状部に対して固定されている固定領域と、前記固定領域よりも前記板状部の前記第1及び第2の面に沿った一方向側に位置し前記板状部に対して弾性的に接離可能な接離領域と、を有する前記クリップ部と、
前記板状部の前記第2の面側に位置する収容壁部であって、前記板状部に接続されている接続領域と、前記第2の面に対向しており前記板状部との間に収容空間を構成する対向領域と、を有する前記収容壁部と、
前記収容空間に配置されており、香り成分を放出する放出部材と、
を備え、
前記収容空間の少なくとも一部は、前記板状部を介して前記固定領域と対向する位置よりも前記一方向側に位置しており、
前記香り成分を前記収容空間の外部に放出する前記収容壁部の開口の少なくとも一部、又は、前記香り成分を前記収容空間の外部に放出する前記板状部と前記収容壁部との隙間の少なくとも一部は、前記板状部を介して前記固定領域と対向する位置よりも前記一方向側に位置している、香り成分放出器。 - 前記収容空間は、前記板状部を介して前記固定領域と対向する位置よりも前記一方向側に位置しており、
前記香り成分を前記収容空間の外部に放出する前記収容壁部の開口の少なくとも一部、又は、前記香り成分を前記収容空間の外部に放出する前記板状部と前記収容壁部との隙間の少なくとも一部は、前記収容空間の前記一方向側の端部に位置している、請求項1に記載の香り成分放出器。 - 前記接続領域の少なくとも一部は、前記収容空間の前記一方向側と逆方向側の端部に位置している、請求項2に記載の香り成分放出器。
- 前記対向領域は、前記放出部材を前記第2の面に押し付けて前記放出部材を保持している、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の香り成分放出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012159288A JP2014018396A (ja) | 2012-07-18 | 2012-07-18 | 香り成分放出器 |
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JP2012159288A JP2014018396A (ja) | 2012-07-18 | 2012-07-18 | 香り成分放出器 |
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