JP2014015759A - 拘束型制振プレートの取付構造 - Google Patents

拘束型制振プレートの取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2014015759A
JP2014015759A JP2012153533A JP2012153533A JP2014015759A JP 2014015759 A JP2014015759 A JP 2014015759A JP 2012153533 A JP2012153533 A JP 2012153533A JP 2012153533 A JP2012153533 A JP 2012153533A JP 2014015759 A JP2014015759 A JP 2014015759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
plate
restraining
vibration damping
constraining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012153533A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5910881B2 (ja
Inventor
Shoji Yoshimura
昇司 吉村
Hideo Nagamatsu
英夫 永松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP2012153533A priority Critical patent/JP5910881B2/ja
Publication of JP2014015759A publication Critical patent/JP2014015759A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5910881B2 publication Critical patent/JP5910881B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Abstract

【課題】床版の基材下面からの拘束型制振プレートの落下を確実に防止しながらも、制振性能を良好に維持することができる拘束型制振プレートの取付構造を提供する。
【解決手段】拘束型制振プレート3は、板状の上面下地材10と板状の下面拘束材12と板状の制振材11とを接着一体化してなる。この拘束型制振プレート3の上面下地材10が、基材2の下面に重合接着され、拘束型制振プレート3の複数箇所が、基材2の下面にビス止めされている。そして、複数箇所のうちの一部において、上面下地材10のみが基材2の下面にビス止めされることで、基材2の振動時における基材2と下面拘束材12との間での相対的な横ズレが許容されている。これにより、制振材11の剪断変形に支障をきたすことなく、制振性能を良好に維持することができる。
【選択図】図3

Description

この発明は、建物の床版の基材下面に拘束型制振プレートを張り合わせるように取り付けるための取付構造に関する。
従来より、住宅の上層階から下層階へ伝搬する重量床衝撃音を低減するにあたって、例えば上層階の床版の重量を重くしたり、また上層階の床版に対して多数のダイナミックダンパーを取り付けるといった対策が一般的に採られている。
しかしながら、床版の重量を重くする場合には、多大な重量付加を伴うことになり、構造躯体への負荷が大きくなるといった不具合があった。また、床版に対してダイナミックダンパーを取り付ける場合には、施工が面倒になるとともに、設備費も増大するといった不具合があった。
これらの対策以外に、上層階の床版の基材下面に制振プレートを張り付けるといった対策も知られている(例えば、特許文献1参照)。この場合、構造躯体に大きな負荷をかけずに済み、しかも施工が簡単で、設備費も比較的安価に抑えることができる。
特許第3380722号公報
制振プレートとしては、粘弾性体からなる制振材と金属板からなる拘束材とを接着一体化した構造のものがあり、床版の基材下面に制振材を重合接着することで、床版の基材下面に張り付けられるようになっている。そして、床版上において子供が飛び跳ねる等して、基材が鉛直方向に振動すると、基材は撓んでその下面側が伸びようとするが、拘束材は殆ど撓むことなくその長さを維持しようとする。すると、基材と拘束材との間に位置する制振材は、上面側では基材の伸びに合わせて伸びることになるが、下面側では拘束材によって伸びが拘束されて、剪断変形することになる。これによって、振動エネルギーが吸収されて、重量床衝撃音が低減されるようになっている。
この種の拘束型制振プレートは、制振材の粘着力によって基材下面に接着されていたり、接着剤によって基材下面に接着されていることから、これら接着力が低下すると、基材下面から剥がれて落下する危険性があった。そこで、拘束型制振プレートの落下を確実に防止するために、上記の接着と併用して、拘束型制振プレートをボルトやビス等の固定具を使用して基材下面に固定することが行われている。
ところが、単に固定するだけでは、基材と拘束材とが固定具を介して連結一体化した状態となって、基材の鉛直方向の振動に際して、拘束材が基材に連動して挙動し易くなり、制振材の剪断変形に支障をきたし、制振性能を良好に維持することができないといった不具合があった。
この発明は、上記の不具合を解消して、床版の基材下面からの拘束型制振プレートの落下を確実に防止しながらも、制振性能を良好に維持することができる拘束型制振プレートの取付構造の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、この発明は、床版1の基材2の下面に拘束型制振プレート3、3Aを張り合わせるように取り付けるための取付構造であって、拘束型制振プレート3、3Aは、板状の上面下地材10と板状の下面拘束材12とによって板状の制振材11を挟み込むようにして、これらを接着一体化して構成され、前記拘束型制振プレート3、3Aの上面下地材10が、前記基材2の下面に重合接着されるとともに、前記拘束型制振プレート3、3Aの複数箇所が、前記基材2の下面にビス止めされ、前記複数箇所のうちの一部において、前記上面下地材10のみが前記基材2の下面にビス止めされることで、前記基材2の振動時における前記基材2と前記下面拘束材12との間での相対的な横ズレが許容されていることを特徴とする。
具体的に、前記基材2は、平面視略長方形状であって、その短手方向に沿った両端部が床梁5によって支持され、前記拘束型制振プレート3、3Aは、平面視略長方形状であって、その長手方向に沿った両端部が前記基材2の長手方向に沿った両端部に沿うように配され、前記拘束型制振プレート3、3Aの短手方向に沿った両端部付近において、前記上面下地材10のみが前記基材2の下面にビス止めされ、前記拘束型制振プレート3、3Aの長手方向の中央部付近において、前記上面下地材10、前記制振材11、前記下面拘束材12が一纏め状態で前記基材2の下面にビス止めされている。
さらに、前記上面下地材10の短手方向に沿った両端部が、前記制振材11及び下面拘束材12の短手方向に沿った両端部よりも側方へ張り出されて、前記拘束型制振プレート3、3Aの短手方向に沿った両端部付近において、前記上面下地材10の短手方向に沿った両端部の張出部分10aが前記基材2の下面にビス止めされている。さらにまた、前記上面下地材10の剛性が、前記下面拘束材12の剛性よりも低くなっている。
また、前記下面拘束材12は、金属板からなり、その要所要所に複数の突起20及び複数の開孔21が形成され、前記下面拘束材12の突起20が、前記制振材11に食い込むとともに、前記下面拘束材12の開孔21に、前記制振材11の一部が嵌り込んだ状態とされている。
さらに、前記制振材11に、前記下面拘束材12と略平行になるように板状の中間拘束材30、31が埋設され、前記中間拘束材30、31は、金属板からなり、その要所要所に複数の突起32及び複数の開孔33が形成され、前記中間拘束材30、31の突起32が、前記制振材11に食い込むとともに、前記中間拘束材30、31の開孔33に、前記制振材11の一部が嵌り込んだ状態とされている。
この発明によれば、床版の基材下面への拘束型制振プレートの取り付けに際して、接着だけでなくビス止めを併用しているので、拘束型制振プレートの落下を確実に防止することができる。しかも、拘束型制振プレートの複数箇所をビス止めするにあたって、そのうちの一部においては、上面下地材のみを基材の下面にビス止めして、基材の振動時における基材と下面拘束材との間での相対的な横ズレを許容していることから、制振材の剪断変形に支障をきたすことなく、制振性能を良好に維持することができる。
また、床梁によって支持された平面視略長方形状の基材に対して、平面視略長方形状の拘束型制振プレートを有効に配置して、その拘束型制振プレートの短手方向に沿った両端部付近において、上面下地材のみをビス止めして、拘束型制振プレートの長手方向の中央部付近において、拘束型制振プレート全体をビス止めすることで、制振性能の向上を図りながら、拘束型制振プレートを安定した状態で取り付けることができる。
さらに、拘束型制振プレートの短手方向に沿った両端部付近において、上面下地材の短手方向に沿った両端部の張出部分をビス止めすることで、基材の下面への拘束型制振プレートの取付作業が簡単となり、施工性の向上を図ることができる。
さらにまた、上面下地材の剛性を、下面拘束材の剛性よりも低くして、基材の振動時の撓みに合わせて上面下地材が積極的に撓んで、基材の挙動が制振材に伝わり易くすることで、制振材の剪断変形に支障をきたすことなく、制振性能を良好に維持することができる。
また、下面拘束材に形成した突起を、制振材に食い込ませるとともに、下面拘束材に形成した開孔に、制振材の一部を嵌り込ませることで、制振材と下面拘束材とがしっかりと噛み合わされた状態となり、制振材に対して下面拘束材の拘束力を効果的に発揮させて、制振材の剪断変形を確実に行わせることができ、制振性能の向上を図ることができる。さらに、下面拘束材に加えて中間拘束材を設けることで、制振材に対する拘束力を十分に高めて、制振性能のより一層の向上を図ることができる。
この発明の一実施形態に係る拘束型制振プレートの取付構造の斜視図である。 同じくその底面図である。 同じくその縦断面図である。 拘束型制振プレートの分解斜視図である。 拘束型制振プレートの縦断面図である。 基材の振動時の状態を概略的に示す図である。 他の拘束型制振プレートの縦断面図である。 中間拘束材の斜視図である。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1乃至図3は、鉄骨造住宅の床部に設置された床版1の基材2の下面に、拘束型制振プレート3を張り合せるように取り付けた取付構造を示している。なお、基材2の上面には、床仕上げ材4が敷設されている。
基材2は、例えばALCからなり、平面視略長方形状に形成されていて、長手方向の長さが例えば約2000mm、短手方向の長さが例えば約500mm、厚さが例えば約100mmとされている。そして、床版1は、基材2の短手方向に沿った両端部がH形鋼からなる床梁5によって支持された状態で並置されている。
拘束型制振プレート3は、図4及び図5に示すように、板状の上面下地材10と、板状の制振材11と、板状の下面拘束材12とを備え、上面下地材10と下面拘束材12とによって制振材11を挟み込むようにして、これらを接着一体化してなる。具体的に、上面下地材10は、平面視略長方形状の金属板からなり、制振材11は、平面視略長方形状の粘弾性体からなり、下面拘束材12は、平面視略長方形状の金属板からなる。そして、制振材11の粘着力によって、制振材11の上面に上面下地材10が重合接着され、制振材11の下面に下面拘束材12が重合接着されている。
この拘束型制振プレート3は、全体的に基材2よりも一回り小さい平面視略長方形状に形成されていて、上面下地材10の短手方向に沿った両端部が、制振材11及び下面拘束材12の短手方向に沿った両端部よりも側方へ張り出した状態となっている。
また、この拘束型制振プレート3において、上面下地材10は、基材2の下面への接着を良好に行うためのものであって、下面拘束材12のような拘束機能は必要ではなく、むしろ基材2の振動時の撓みに合わせて積極的に撓むことで、基材2の挙動を制振材11に伝えるようになっている。このため、上面下地材10は、その肉厚が下面拘束材12の肉厚よりも薄くなっていて、その剛性が下面拘束材12の剛性よりも低くなっている。
さらに、この拘束型制振プレート3において、下面拘束材12には、その要所要所に例えばバーリング加工を施すことによって、複数の突起20及び複数の開孔21が形成されている。突起20は、開孔21を囲むようにして上方へ向けて突出した筒状に形成されている。そして、この下面拘束材12の突起20が、制振材11に食い込むとともに、下面拘束材12の開孔21に、制振材11の一部が嵌り込んだ状態となっている。これにより、制振材11と下面拘束材12との接触面積が増大して、制振材11と下面拘束材12とがしっかりと噛み合わされた状態となり、制振材11に対する下面拘束材12の拘束力が効果的に発揮されるようになっている。なお、突起20としては、上記のような筒状のものに限らず、例えば爪状や帯板状のものであっても良い。
上記の拘束型制振プレート3は、以下のようにして床版1の基材2の下面に取り付けられている。すなわち、図1乃至図3に示すように、基材2の短手方向に沿った両端部を支持する床梁5を回避しながら、拘束型制振プレート3を、その長手方向に沿った両端部が基材2の長手方向に沿った両端部に沿うように配置した状態で、拘束型制振プレート3の上面下地材10を、接着剤25によって基材2の下面に重合接着するとともに、拘束型制振プレート3の複数箇所を、その下方からねじ込んだビス26によって基材2の下面にビス止めしている。なお、基材2の下面に上面下地材10を重合接着するための接着剤25としては、制振機能を有する弾性変形可能なものを用いるのが、制振性能を高める上で好ましい。
拘束型制振プレート3の制振材11を、その粘着力によって基材2の下面に直接的に重合接着する場合、ALCからなる基材2と制振材11とのなじみが悪くて、接着が不安定になることがあるが、上記のように金属板からなる上面下地材10を基材2の下面に重合接着する(制振材11を上面下地材10を介して基材2の下面に間接的に重合接着する)ことで、接着を安定させるようにしている。また、このような接着だけでなく、ビス止めを併用することで、接着力の低下によって拘束型制振プレート3が基材2の下面から剥がれて落下するといった不具合をなくすようにしている。
そして、上記のビス止めに際しては、拘束型制振プレート3の複数箇所のうちの一部において、上面下地材10のみを基材2の下面にビス止めしている。具体的には、拘束型制振プレート3の短手方向に沿った両端部付近において、上面下地材10の短手方向に沿った両端部の張出部分10aのみを基材2の下面にビス止めし、拘束型制振プレート3の長手方向の中央部付近において、上面下地材10、制振材11、下面拘束材12を一纏めにして基材2の下面にビス止めしている。すなわち、上面下地材10においては、その長手方向の中央及び両端が基材2の下面にビス止めされ、制振材11及び下面拘束材12においては、その長手方向の中央のみが基材2の下面にビス止めされた状態となっている。これにより、基材2と下面拘束材12とがビス26を介して完全に連結一体化した状態にならないようにして、基材2の振動時における基材2と下面拘束材12との間での相対的な横ズレを許容している。
このようにして、基材2の下面に拘束型制振プレート3を張り合わせるように取り付けた床版1上において、子供が飛び跳ねる等して、基材2が鉛直方向に振動すると、図6に示すように、基材2は撓んでその下面側が伸びようとするが、拘束型制振プレート3の下面拘束材12は殆ど撓むことなくその長さを維持しようとする。すなわち、基材2と下面拘束材12との間での相対的な横ズレが生じる。すると、基材2と下面拘束材12との間に位置する制振材11は、上面側では基材2の伸びに合わせて伸びることになるが、下面側では下面拘束材12によって伸びが拘束されて、剪断変形することになる。このとき、上記のように制振材11と下面拘束材12とはしっかりと噛み合わされた状態となっていて、制振材11に対する下面拘束材12の拘束力が効果的に発揮されることから、制振材11の剪断変形に伴う振動エネルギーの吸収効果が促進されて、重量床衝撃音が効率良く低減される。なお、図6においては、拘束型制振プレート3の制振動作を容易に把握するために、各部材の挙動を実際よりも誇張して記載してある。
図7は、他の拘束型制振プレート3Aを示している。この拘束型制振プレート3Aにおいては、制振材11に金属板からなる複数枚(例えば3枚)の中間拘束材30、31が埋設されている。これら中間拘束材30、31は、上下方向に間隔をあけるようにして、下面拘束材12と略平行に配されている。
また、図8に示すように、それぞれの中間拘束材30、31には、下面拘束材12と同様に、その要所要所に例えばバーリング加工を施すことによって、複数の突起32及び複数の開孔33が形成されている。突起32は、開孔33を囲むようにして下方へ向けて突出した筒状に形成されている。そして、上下方向の隣接する中間拘束材30、31の突起32及び開孔33は、互いに左右方向に位置ずれした状態で配置されていて、それぞれの中間拘束材30、31の突起32が、制振材11に食い込むとともに、それぞれの中間拘束材30、31の開孔33に、制振材11の一部が嵌り込んだ状態となっている。これにより、制振材11と中間拘束材30、31との接触面積が増大して、制振材11と中間拘束材30、31とがしっかりと噛み合わされた状態となり、制振材11に対する中間拘束材30、31の拘束力が効果的に発揮されるようになっている。
なお、この拘束型制振プレート3Aにおいて、下面拘束材12は、突起20及び開孔21が形成されていない単なる平板状であっても良い。また、制振材11に埋設する中間拘束材30、31は、複数枚に限らず、例えば1枚であっても良い。さらに、上下方向の隣接する中間拘束材30、31の突起32及び開孔33は、必ずしも互いに左右方向に位置ずれさせなくても良く、上下方向に重なるように配置しても良い。さらにまた、中間拘束材30、31の突起32は、必ずしも下方へ向けて突出させなくても良く、上方へ向けて突出させたり、或いは、上方へ向けて突出させたものと下方へ向けて突出させたものを混在させても良い。また、突起32としては、上記のような筒状のものに限らず、例えば爪状や帯板状のものであっても良い。
上記の拘束型制振プレート3Aにおいては、制振材11に中間拘束材30、31を埋設することで、下面拘束材12だけの場合と比べて、制振材11に対する拘束材12、30、31の拘束力をより効果的に発揮させて、制振性能のより一層の向上を図ることができる。その他の構成及び作用効果は、上記の拘束型制振プレート3の場合と同様である。
以上に、この発明の実施形態について説明したが、この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施形態においては、1つの基材2の下面に対して、1つの拘束型制振プレート3、3Aを張り付けていたが、1つの基材2の下面に対して、複数の拘束型制振プレート3、3Aを並べるように張り付けても良い。また、拘束型制振プレート3、3Aの基材2の下面へのビス止めに際して、拘束型制振プレート3、3Aの複数箇所のうちの一部において、上面下地材10のみを基材2の下面にビス止めして、基材2の振動時における基材2と下面拘束材12との間での相対的な横ズレを許容していれば、ビス止め箇所については上記実施形態に限定されるものではない。
1・・床版、2・・基材、3、3A・・拘束型制振プレート、5・・床梁、10・・上面下地材、10a・・張出部分、11・・制振材、12・・下面拘束材、20・・下面拘束材の突起、21・・下面拘束材の開孔、30、31・・中間拘束材、32・・中間拘束材の突起、33・・中間拘束材の開孔

Claims (6)

  1. 床版(1)の基材(2)の下面に拘束型制振プレート(3)(3A)を張り合わせるように取り付けるための取付構造であって、
    前記拘束型制振プレート(3)(3A)は、板状の上面下地材(10)と板状の下面拘束材(12)とによって板状の制振材(11)を挟み込むようにして、これらを接着一体化して構成され、
    前記拘束型制振プレート(3)(3A)の上面下地材(10)が、前記基材(2)の下面に重合接着されるとともに、前記拘束型制振プレート(3)(3A)の複数箇所が、前記基材(2)の下面にビス止めされ、
    前記複数箇所のうちの一部において、前記上面下地材(10)のみが前記基材(2)の下面にビス止めされることで、前記基材(2)の振動時における前記基材(2)と前記下面拘束材(12)との間での相対的な横ズレが許容されている
    ことを特徴とする拘束型制振プレートの取付構造。
  2. 前記基材(2)は、平面視略長方形状であって、その短手方向に沿った両端部が床梁(5)によって支持され、
    前記拘束型制振プレート(3)(3A)は、平面視略長方形状であって、その長手方向に沿った両端部が前記基材(2)の長手方向に沿った両端部に沿うように配され、
    前記拘束型制振プレート(3)(3A)の短手方向に沿った両端部付近において、前記上面下地材(10)のみが前記基材(2)の下面にビス止めされ、
    前記拘束型制振プレート(3)(3A)の長手方向の中央部付近において、前記上面下地材(10)、前記制振材(11)、前記下面拘束材(12)が一纏め状態で前記基材(2)の下面にビス止めされた
    請求項1記載の拘束型制振プレートの取付構造。
  3. 前記上面下地材(10)の短手方向に沿った両端部が、前記制振材(11)及び下面拘束材(12)の短手方向に沿った両端部よりも側方へ張り出されて、
    前記拘束型制振プレート(3)(3A)の短手方向に沿った両端部付近において、前記上面下地材(10)の短手方向に沿った両端部の張出部分(10a)が前記基材(2)の下面にビス止めされた
    請求項2記載の拘束型制振プレートの取付構造。
  4. 前記上面下地材(10)の剛性が、前記下面拘束材(12)の剛性よりも低くなっている
    請求項1乃至3のいずれかに記載の拘束型制振プレートの取付構造。
  5. 前記下面拘束材(12)は、金属板からなり、その要所要所に複数の突起(20)及び複数の開孔(21)が形成され、
    前記下面拘束材(12)の突起(20)が、前記制振材(11)に食い込むとともに、前記下面拘束材(12)の開孔(21)に、前記制振材(11)の一部が嵌り込んだ状態とされた
    請求項1乃至4のいずれかに記載の拘束型制振プレートの取付構造。
  6. 前記制振材(11)に、前記下面拘束材(12)と略平行になるように板状の中間拘束材(30)(31)が埋設され、
    前記中間拘束材(30)(31)は、金属板からなり、その要所要所に複数の突起(32)及び複数の開孔(33)が形成され、
    前記中間拘束材(30)(31)の突起(32)が、前記制振材(11)に食い込むとともに、前記中間拘束材(30)(31)の開孔(33)に、前記制振材(11)の一部が嵌り込んだ状態とされた
    請求項1乃至5のいずれかに記載の拘束型制振プレートの取付構造。
JP2012153533A 2012-07-09 2012-07-09 拘束型制振プレートの取付構造 Active JP5910881B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012153533A JP5910881B2 (ja) 2012-07-09 2012-07-09 拘束型制振プレートの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012153533A JP5910881B2 (ja) 2012-07-09 2012-07-09 拘束型制振プレートの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014015759A true JP2014015759A (ja) 2014-01-30
JP5910881B2 JP5910881B2 (ja) 2016-04-27

Family

ID=50110684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012153533A Active JP5910881B2 (ja) 2012-07-09 2012-07-09 拘束型制振プレートの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5910881B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6226048B1 (ja) * 2016-08-31 2017-11-08 積水ハウス株式会社 遮音床
JP6274278B1 (ja) * 2016-08-31 2018-02-07 積水ハウス株式会社 遮音床及び遮音床の施工方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62182358A (ja) * 1986-02-07 1987-08-10 清水建設株式会社 遮音床構造
JPH01229133A (ja) * 1988-03-08 1989-09-12 Nippon Gasket Kk 制振シートの製造方法
JPH0633053Y2 (ja) * 1985-05-02 1994-08-31 日本鋼管株式会社 制振梁
JP4471502B2 (ja) * 2001-01-09 2010-06-02 旭化成ホームズ株式会社 遮音性軽量気泡コンクリート床構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0633053Y2 (ja) * 1985-05-02 1994-08-31 日本鋼管株式会社 制振梁
JPS62182358A (ja) * 1986-02-07 1987-08-10 清水建設株式会社 遮音床構造
JPH01229133A (ja) * 1988-03-08 1989-09-12 Nippon Gasket Kk 制振シートの製造方法
JP4471502B2 (ja) * 2001-01-09 2010-06-02 旭化成ホームズ株式会社 遮音性軽量気泡コンクリート床構造

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6226048B1 (ja) * 2016-08-31 2017-11-08 積水ハウス株式会社 遮音床
JP6274278B1 (ja) * 2016-08-31 2018-02-07 積水ハウス株式会社 遮音床及び遮音床の施工方法
JP2018035550A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 積水ハウス株式会社 遮音床及び遮音床の施工方法
JP2018035551A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 積水ハウス株式会社 遮音床

Also Published As

Publication number Publication date
JP5910881B2 (ja) 2016-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011501050A (ja) 構造物の免震構造
JP5910881B2 (ja) 拘束型制振プレートの取付構造
JP2008014057A (ja) 水平支承装置
WO2011039854A1 (ja) エレベータのかご枠
JP5854278B2 (ja) 拘束型制振プレート及びこれを使用した床版
JP4373937B2 (ja) 制振壁パネルおよび壁構造
JP3164031U (ja) 伸縮装置の定着構造
JP2019044470A (ja) 床防振装置
JP2009024435A (ja) 制振補強された壁フレーム構造
JP6079457B2 (ja) 建築物
JP6208782B2 (ja) 動吸振装置及び床
JP5288624B2 (ja) プレート部材の取付具
JP2016033298A (ja) 床構造および床パネル
JP6124853B2 (ja) コンクリート床構造
JP2002068639A (ja) エレベータのレールブラケット装置
JP4113828B2 (ja) 制震壁構造
JP2005213956A (ja) 建物の制振構造
JP4519689B2 (ja) 基礎構造
JP2020090812A (ja) 制振構造
JP3244887U (ja) 制振構造
JP4933880B2 (ja) 建物ユニット間の連結構造及びユニット建物
JP2011137317A (ja) 制振機能を有する橋梁及び制振機能を有する橋梁の施工方法
JP2022185336A (ja) 制振装置及びこれを用いた建物の制振構造
JP6485637B2 (ja) 床構造
KR101761277B1 (ko) 철골보 횡좌굴 방지 장치 및 이를 이용한 횡좌굴 방지 철골보

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20131220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131225

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20131225

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141030

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150825

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160303

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5910881

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250