JP2014015713A - 防蟻家屋及び防蟻工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】木造家屋において、湿気による腐食や黴の発生を防止するとともに、白蟻による侵食を防止すること。
【解決手段】本発明では、家屋の基礎部に防蟻処理を施した防蟻家屋(1)や、家屋の基礎部に施す防蟻工法において、土台(4)よりも上方側の木材(たとえば、大引(6)、柱(7)、間柱(8)、筋交い(9)など。)を第1の防蟻剤(たとえば、ホウ酸系防蟻剤など。)で処理して、表面に第1の防蟻剤による防蟻層(13)を形成するとともに、土台(4)よりも下方側のコンクリート(たとえば、基礎(3)など。)や木材(たとえば、束柱(5)など。)を吸湿剤を含有する第2の防蟻剤(たとえば、木炭粉末を含有するホウ酸系防蟻剤など。)で処理することにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、家屋の基礎部に防蟻処理を施した防蟻家屋及び家屋の基礎部に施す防蟻工法に関するものである。
従来より、木造の家屋(住宅、社屋、工場など)においては、床下等の木質部分が白蟻によって侵食されると、倒壊のおそれがある。
そのため、木造の家屋では、有機リン酸系殺虫剤やピレストロイド系殺虫剤などの防蟻剤を床下等に散布する防蟻処理が施されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2009−155288号公報
ところが、木造の家屋では、構造上、床下の湿気が多くなっているため、白蟻による侵食だけでなく、湿気による腐食や黴の発生による被害を受けるおそれがある。
また、従来のように有機リン酸系殺虫剤やピレストロイド系殺虫剤などの防蟻剤を用いた防蟻処理を施すと、防蟻剤が床下の水分に溶解してしまい、防蟻剤の防蟻効果が低減するおそれがあり、また、溶解した防蟻剤が水分とともに柱や壁等に侵入し、家屋の居住者に身体的な害を及ぼすシックハウス症候群の原因となるおそれもある。
そこで、請求項1に係る本発明では、家屋の基礎部に防蟻処理を施した防蟻家屋において、土台よりも上方側の木材を第1の防蟻剤で処理し、土台よりも下方側のコンクリートや木材を吸湿剤を含有する第2の防蟻剤で処理することにした。
また、請求項2に係る本発明では、家屋の基礎部に施す防蟻工法において、土台よりも上方側の木材を第1の防蟻剤で処理するとともに、土台よりも下方側のコンクリートや木材を吸湿剤を含有する第2の防蟻剤で処理することにした。
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
すなわち、本発明では、土台よりも上方側の木材を第1の防蟻剤で処理し、土台よりも下方側のコンクリートや木材を吸湿剤を含有する第2の防蟻剤で処理することにしているために、家屋の床下部分において吸湿剤の吸湿作用によって湿気による腐食や黴の発生を防止することができるとともに、防蟻剤の溶解を防止することができ、シックハウス症候群の発生を防止することができる。
本発明に係る防蟻家屋を示す断面模式図。
以下に、本発明に係る防蟻家屋及び防蟻工法の具体的な構成について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本発明に係る防蟻家屋1は、従来の木造構造の家屋と同様に、地盤2にコンクリート製の基礎3を形成し、基礎3の上部に木製の土台4を取付けている。
また、防蟻家屋1は、基礎3の所要位置に木製の束柱5を取付け、束柱5の上部に木製の大引6を取付け、大引6を土台4に接続している。
また、防蟻家屋1は、土台4や大引6の上部に木製の柱7や間柱8や筋交い9を取付けるとともに、必要個所に木製等の床板10や内壁材11や外壁材12を取付けている。
そして、防蟻家屋1では、所定高さ(たとえば、基礎3の上面から1mの高さ)までのコンクリート製の基礎3や木製の土台4、束柱5、大引6、柱7、間柱8、筋交い9に防蟻剤による防蟻処理を施している。なお、床板10や内壁材11などにも防蟻剤による防蟻処理を施してもよい。
この防蟻家屋1では、土台4及び土台4よりも上方側の木材、すなわち、土台4、大引6、柱7、間柱8、筋交い9に第1の防蟻剤を用いて防蟻処理を施して、表面に第1の防蟻剤による防蟻層13を形成している。
ここで、第1の防蟻剤としては、人体への影響のないホウ酸系防蟻剤(ホウ酸塩類を1〜40%含有する防蟻剤)を用いている。なお、防蟻処理は、土台4などの木材の表面に第1の防蟻剤を塗布や散布してもよく、土台4などの木材の内部に第1の防蟻剤を注入や浸漬させてもよい。
また、防蟻家屋1では、土台4よりも下方側のコンクリートや木材、すなわち、基礎3、束柱5に第2の防蟻剤を用いて防蟻処理を施し、表面に第2の防蟻剤による防蟻層14を形成している。
ここで、第2の防蟻剤としては、人体への影響のないホウ酸系防蟻剤(ホウ酸塩類を1〜40%含有する防蟻剤)に吸湿作用を有する吸湿剤である粉末状の木炭を混入させた防蟻剤(ホウ酸塩類と木炭粉末とアクリルエマルジョン樹脂と木酢液からなる処理剤)を用いている。なお、防蟻処理は、コンクリート製の基礎3や木製の束柱5の表面に第2の防蟻剤を塗布や散布してもよく、木製の束柱5の内部に第2の防蟻剤を注入や浸漬させてもよい。また、木材に比べて吸湿性の低いコンクリート製の基礎3には、内側表面の全面に吸湿剤を含有する第2の防蟻剤を付着させるのが好ましい。さらに、土台4を第2の防蟻剤で処理してもよい。
このように、本発明に係る防蟻家屋1では、土台4よりも上方側の木材を第1の防蟻剤で処理し、土台4よりも下方側のコンクリートや木材を吸湿剤を含有する第2の防蟻剤で処理した構成となっている。
そして、本発明に係る防蟻工法は、上記構成の防蟻家屋1を形成する工法であり、既存の家屋に第1及び第2の防蟻剤を塗布や散布することで防蟻処理してもよく、また、第1及び第2の防蟻剤で防蟻処理した木材等を使用して家屋を建造してもよい。
以上に説明したように、上記防蟻家屋1や防蟻工法では、土台4よりも上方側の木材を第1の防蟻剤で処理し、土台4よりも下方側のコンクリートや木材を吸湿剤を含有する第2の防蟻剤で処理する構成に最も特徴を有している。
そのため、上記構成の防蟻家屋1や防蟻工法では、家屋の床下部分において吸湿剤の吸湿作用によって湿気による腐食や黴の発生を防止することができるとともに、防蟻剤の溶解を防止することができ、シックハウス症候群の発生を防止することができる。
特に、第1の防蟻剤としてホウ酸系防蟻剤を用いるとともに、第2の防蟻剤として木炭を含有するホウ酸系防蟻剤を用いた場合には、人体への影響を防止することができる。
なお、本発明では、第2の防蟻剤に吸湿剤が含有されていればよく、第1の防蟻剤にも吸湿剤が含有されていてもよく、また、第1の防蟻剤と第2の防蟻剤が同一の防蟻剤であってもよい。
1 防蟻家屋 2 地盤
3 基礎 4 土台
5 束柱 6 大引
7 柱 8 間柱
9 筋交い 10 床板
11 内壁材 12 外壁材
13 防蟻層 14 防蟻層

Claims (2)

  1. 家屋の基礎部に防蟻処理を施した防蟻家屋において、
    土台よりも上方側の木材を第1の防蟻剤で処理し、土台よりも下方側のコンクリートや木材を吸湿剤を含有する第2の防蟻剤で処理したことを特徴とする防蟻家屋。
  2. 家屋の基礎部に施す防蟻工法において、
    土台よりも上方側の木材を第1の防蟻剤で処理するとともに、土台よりも下方側のコンクリートや木材を吸湿剤を含有する第2の防蟻剤で処理することを特徴とする防蟻工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111096333A (zh) * 2019-12-25 2020-05-05 广东省生物资源应用研究所 生物质炭在制备白蚁驱避剂中的应用

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