JP2014015160A - 車両用シート - Google Patents

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裕希 太田
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Abstract

【課題】一部を除去して導電線材を露出させている織物から構成されている面状部材から成る布枠体を備えていても、この織物の張力の低下を防止できる車両用シートを提供すること。
【解決手段】車両用シート1は、略矩形枠状に形成されているクッションフレームおよび/またはバックフレーム10に対応するように組み付け可能な枠状部材50と、枠状部材50の内側に張設されている面状部材60とから成る布枠体20を備えている。面状部材60は、非導電線材から成る織物62と、織物62に織り込まれた導電線材64とから構成されている。織物62には、その一部を除去して導電線材64を露出させた露出部62aが形成されている。露出部62aには、露出させた導電線材64と面状部材60の外部からの外部ケーブル80とを電気的に接続させる接続部材70、72が設けられている。露出部62aは、枠状部材50の外側に設定されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用シートに関し、詳しくは、バックフレームに対応するように組み付け可能な枠状部材と、この枠状部材の内側に張設されている面状部材とから成るシートクッションおよび/またはシートバックを備えた車両用シートに関する。
従来、バックフレームに対応するように組み付け可能な枠状部材と、この枠状部材の内側に張設されている面状部材とから成るシートバックを備えた車両用シート、いわゆる、ネットシートが既に知られている。ここで、下記特許文献1には、面状部材が非導電線材から成る織物と、この織物に織り込まれた導電線材とから構成されている車両用シートが開示されている。これにより、外部ケーブルと接続させた導電線材を静電容量式のセンサーまたはヒータとして使用できるため、車両用シートの機能を高めることができる。
特開2011−255551号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、外部ケーブルと導電線材とを枠状部材の内側で接続させている。このとき、織物の一部を除去して導電線材を露出させているため、織物の張力が低下してしまうことがあった。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、一部を除去して導電線材を露出させている織物から構成されている面状部材から成る布枠体を備えていても、この織物の張力の低下を防止できる車両用シートを提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、略矩形枠状に形成されているクッションフレームおよび/またはバックフレームに対応するように組み付け可能な枠状部材と、枠状部材の内側に張設されている面状部材と、から成る布枠体を備えており、面状部材は、非導電線材から成る織物と、織物に織り込まれた導電線材と、から構成されており、織物には、その一部を除去して導電線材を露出させた露出部が形成されており、露出部には、露出させた導電線材と面状部材の外部からの外部ケーブルとを電気的に接続させる接続部材が設けられている車両用シートであって、露出部は、枠状部材の外側に設定されていることを特徴とする構成である。
この構成によれば、露出部は、面状部材における張設部位の外側に位置するため、すなわち、面状部材における適度な伸縮性(張力)を有する部位の外側に位置するため、従来技術と異なり、織物の張力が低下してしまうことがない。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートであって、布枠体は、面状部材を枠状部材にインサートしたインサート成形によって構成されており、面状部材は、枠状部材にインサートされた内部で導電線材が断線することがないように、Rを有する格好で、枠状部材にインサートされていることを特徴とする構成である。
この構成によれば、導電線材が枠状部材の内部で断線することを防止できる。
図1は、本発明の実施例1に係る車両用シートの全体斜視図である。 図2は、図1のシートバックにおけるバックフレームと布枠体との分解斜視図である。 図3は、図2の布枠体を模式的に示した正面図である。 図4は、図3の主要部の拡大図である。 図5は、図1のシートバックの横断面図である。 図6は、図5の主要部の拡大図である。 図7は、本発明の実施例2に係る車両用シートのシートバックの横断面図である。 図8は、本発明の変形例に係る布枠体を模式的に示した正面図である。 図9は、図8の主要部の拡大図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を用いて説明する。
(実施例1)
まず、本発明の実施例1を、図1〜6を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、車両(図示しない)の内部に配置した状態の車両用シート1を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。このことは、後述する実施例2においても同様である。
はじめに、図1を参照して、本発明の実施例1に係る車両用シート1の構成を説明する。この車両用シート1は、例えば、運転席または助手席等であり、シートクッション2と、シートバック3とから構成されている。これらシートクッション2とシートバック3とのうち、シートバック3について詳述していく。なお、シートクッション2は、公知のものでよいため、その詳細な説明は省略することとする。
シートバック3は、図2〜6に示すように、主として、バックフレーム10と、布枠体20と、クッションパッド30、30(図2において、図示しない)と、バックボード40(図2において、図示しない)とから構成されている。以下に、これらバックフレーム10と、布枠体20と、クッションパッド30と、バックボード40とを個別に順に説明していく。
はじめに、バックフレーム10から説明していく。バックフレーム10は、シートバック3の骨格を成すものであり、略矩形枠状に構成されている。このバックフレーム10にはヘッドレスト4(図2において、図示しない)が着脱可能に組み付けられている。そして、このバックフレーム10は、その左右の下端がシートクッション2のクッションフレームの左右の後端にリクライナ(いずれも図示しない)を介して組み付けられている。
次に、布枠体20を説明する。布枠体20は、枠体50と布材60とから構成されている。枠体50は、シートバック3のバックフレーム10に合致するように略矩形枠状に形成された樹脂製の枠部材である。そして、この枠体50は、シートバック3のバックフレーム10の前側に着脱可能となっている。
次に、布材60を説明する。布材60は、枠体50の内側を覆うように形成された布部材である。この布材60は、非導電線材から成る織物62と、この織物62に織り込まれた複数の導電線材64とから成っており、適度な伸縮性(張力)を有するように構成されている。なお、この複数の導電線材64は、所定の距離(例えば、数cm)を隔てる格好で上下に並設されている(図3参照)。そして、この布材60は、その左右が枠体50の左右から張り出す格好で、枠体50に対してインサート成形されている。なお、この枠体50の左右から張り出した布材60の部位を、張り出し片60a、60aと記す。
ここで、この張り出し片60aについて詳述すると、この張り出し片60aには、織物62の一部を楕円状に除去した複数の除去孔62aが形成されている。このように織物62の一部が除去されていると、除去孔62aは導電線材64が露出した格好となっている。なお、この複数の除去孔62aは、枠体50の外側に沿うように略直線的に並んで形成されている。このように張り出し片60aに複数の除去孔62aが形成されていると、この複数の除去孔62aは、枠体50の外側に設定されることとなる。この除去孔62aが、特許請求の範囲に記載の「露出部」に相当する。
そして、この略直線的に並んだ除去孔62aには、その露出した導電線材64に略交差する2本の導線74が左右に並設されている。この2本の導線74は、内面にメッキ層72aを有する帯状に形成された裏側接続部材72にそれぞれ縫い付けられている。なお、この裏側接続部材72は、この裏側接続部材72と同様に、内面にメッキ層70aを有する帯状に形成された表側接続部材70と共に、複数の除去孔62aの裏面側と表面側とを塞ぐように、布材60の裏面側と表面側とに縫い付けられている。
これにより、両メッキ層70a、72aと2本の導線74とは、各除去孔62aで露出した導電線材64とそれぞれ接触した状態となる。したがって、表側接続部材70および/または裏側接続部材72の下端に外部ケーブル80を接続させると(図2参照)、従来技術と同様に、この外部ケーブル80と接続させた導電線材64を静電容量式のセンサーまたはヒータとして使用できるため、車両用シート1の機能を高めることができる。
次に、クッションパッド30、30を説明する。クッションパッド30は、シートバック3に背凭れした乗員の横側を支持するように形成されたサポート部材である。このクッションパッド30は、その表面を取り巻くように表皮32によって覆われている。この表皮32の一方側は、枠体50と布材60の背凭れ面との縁に沿って縫い付けられており、同他方側は、フック32aを介して枠体50に掛け留めされている(図6参照)。この掛け留めにより、クッションパッド30を枠体50に沿って組み付けることができる。
この掛け留めは、図6からも明らかなように、布材60の張り出し片60aを枠体50の表面に沿わせた状態で行われている。したがって、掛け留めた表皮32の他方側にシワや弛みが生じないため、組み付けたクッションパッド30の表面を取り巻く表皮32の見栄えを高めることができる。なお、このクッションパッド30は、図5からも明らかなように、左右に対を成すように(乗員の左右を支持可能に)枠体50の左右に沿って組み付けられている。
最後に、バックボード40を説明する。バックボード40は、バックフレーム10の裏面側を覆う意匠性を有するように形成された樹脂製のパネル部材である。このバックボード40は、取付ビス(図示しない)を介して、バックフレーム10の裏面側に組み付けられている。
これらバックフレーム10と、布枠体20と、クッションパッド30、30と、バックボード40とからシートバック3は構成されている。このシートバック3と公知のシートクッション2とから車両用シート1は構成されている。
本発明の実施例1に係る車両用シート1は、上述したように構成されている。この構成によれば、織物62の一部を除去して導電線材64を露出させた複数の除去孔62aは、枠体50の外側に設定されている。このように設定されていると、この複数の除去孔62aは、適度な伸縮性(張力)を有する部位の外側に位置するため、従来技術と異なり、織物62の張力が低下してしまうことがない。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2を、図7を用いて説明する。この実施例2の車両用シート101は、既に説明した実施例1の車両用シート1と比較すると、枠体50から張り出す布材60(張り出し片60a、60a)の張り出し方向を後向きした形態である。すなわち、実施例1の車両用シート1では、布材60は、その左右が枠体50の左右から張り出す格好で、枠体50に対してインサート成形されていた。
これに対し、実施例2の車両用シート101では、布材60は、その左右が枠体50の後から張り出す格好で、枠体50に対してインサート成形されている。なお、この張り出し方向が相違する以外の構成は、実施例1の車両用シート1と実施例2の車両用シート101とは同一であるため、図面において、同一部材には同一符号を付すことで重複する説明は省略することとする。
このように布材60の左右が枠体50の後から張り出す格好になっていると、図7からも明らかなように、布材60を枠体50の内部で屈曲させなければいけない。この布材60には、実施例1で説明したように、その織物62に導電線材64が織り込まれている。そのため、この導電線材64が断線することがないように、この屈曲はR(緩いカーブ、図7において、C)を成すように行われている。
本発明の実施例2に係る車両用シート101は、上述したように構成されている。この構成によれば、実施例1の車両用シート1と同様の作用効果を得ることができる。また、この構成によれば、導電線材64の屈曲はRを成すように行われている。そのため、導電線材64が枠体50の内部で断線することを防止できる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
各実施例では、布枠体20の枠体50は、シートバック3のバックフレーム10の前側に着脱可能となっている形態(シートバック3がネットシートである形態)を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、布枠体20の枠体50は、シートクッション2のクッションフレームの上側に着脱可能となっていても(シートクッション2がネットシートであっても)構わない。もちろん、シートクッション2とシートバック3との両方がネットシートであっても構わない。
また、各実施例では、「露出部」として、織物62の一部を楕円状に除去した「除去孔」である形態を説明した。しかし、この楕円状に限定されるものでなく、円状、多角形状等、どのような形状に除去しても構わない。もちろん、枠体50の左右から張り出した張り出し片60aにおける織物62の全てを除去した形態でも構わない(図8〜9参照)。すなわち、枠体50の左右から導電線材64のみが張り出す形態でも構わない。
1 車両用シート(実施例1)
10 バックフレーム
50 枠体(枠状部材)
60 布材(面状部材)
62 織物
62a 除去孔(露出部)
64 導電線材
80 外部ケーブル
101 車両用シート(実施例2)


Claims (2)

  1. 略矩形枠状に形成されているクッションフレームおよび/またはバックフレームに対応するように組み付け可能な枠状部材と、
    枠状部材の内側に張設されている面状部材と、から成る布枠体を備えており、
    面状部材は、非導電線材から成る織物と、織物に織り込まれた導電線材と、から構成されており、
    織物には、その一部を除去して導電線材を露出させた露出部が形成されており、
    露出部には、露出させた導電線材と面状部材の外部からの外部ケーブルとを電気的に接続させる接続部材が設けられている車両用シートであって、
    露出部は、枠状部材の外側に設定されていることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    布枠体は、面状部材を枠状部材にインサートしたインサート成形によって構成されており、
    面状部材は、枠状部材にインサートされた内部で導電線材が断線することがないように、Rを有する格好で、枠状部材にインサートされていることを特徴とする車両用シート。



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