JP2014013845A - 電子機器用筐体及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】さらなる軽量化のために採用したマグネシウム−リチウム合金をプレス加工した場合に、筐体曲げ部にハダアレや割れが生じることがない電子機器用筐体を提供する。
【解決手段】マグネシウム−リチウム合金がプレス加工されて形成される1以上の面部からなる電子機器用筐体であって、1以上の面部の板厚t(mm)が0.4≦t≦2.0であり、2以上の面部の間に形成される1以上の屈曲部における内側の曲率半径R(mm)がt≦rであり、1以上の面部のうち底面部に対して立設する1以上の側面部の高さH(mm)が0≦H≦r+4である。
【選択図】図2

Description

本発明は、マグネシウム−リチウム合金を用いてプレス加工により成形される電子機器用筐体及び電子機器に関する。
従来から、モバイルノートパソコン等の電子機器では、薄型で軽量の製品が強く要望されている。これに伴い、製品を構成する筐体の薄肉化や軽量化が要求されている。また、筐体の意匠性および剛性を確保する観点から、筐体の素材としてはマグネシウム(比重約1.8)のような比重の低い軽金属が活用されてきている。例えば、特許文献1には、マグネシウム合金に対して絞り等のプレス加工を施すことにより器状に成形される筐体の外装部品に関する発明が開示されている。
特開2011−156587号公報
ところで、近年、モバイルノートパソコン等の電子機器では、筐体の薄肉化や軽量化に加え、製品自体の小型化や高性能化の要請に伴い、内蔵部品の小型化・高密度化(高搭載効率)が図られている。
また、最近、マグネシウムよりも比重が低い、マグネシウム−リチウム合金(例えば、LA141合金においては比重1.34)が上市された。これを持ち運び用途の電子機器の筐体に用いることができれば、さらなる軽量化を図ることができる。
しかし、このマグネシウム−リチウム合金をノートパソコン等の電子機器の筐体に採用すべくプレス加工を行う場合、特許文献1に記載のマグネシウム合金を用いたプレス加工では起こり得なかった以下の問題が治験された。
例えば、マグネシウム−リチウム合金を用いて所定の板厚で薄肉化を図りつつ、プレス加工により底面と側面との境界となる曲げ部をその曲率半径が極力小さくなるように成形した場合、薄肉化ゆえに曲げ部が引き伸ばされ、表面の肌理が粗くなるハダアレという現象や割れ(クラック)が発生するという問題がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、さらなる軽量化のために採用したマグネシウム−リチウム合金をプレス加工した場合に、筐体曲げ部にハダアレや割れが生じることがない電子機器用筐体を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記実情に鑑みて鋭意開発を行い、上記目的を達成させる本発明を完成させた。本発明によれば、下記の態様が提供される。
マグネシウム−リチウム合金がプレス加工されて形成される1以上の面部からなる電子機器用筐体であって、
1以上の面部の板厚t(mm)が0.4≦t≦2.0であり、
2以上の面部の間に形成される1以上の屈曲部における内側の曲率半径r(mm)がt≦rであり、
1以上の面部のうち底面部に対して立設する1以上の側面部の高さH(mm)が0≦H≦r+4であることを特徴とする電子機器用筐体。
本発明によれば、筐体のさらなる軽量化を図るとともに、筐体曲げ部のハダアレや割れを防ぐことが可能となる。
本発明の第1実施形態の電子計算機1におけるボトムケース10の概略斜視図である。 本発明の第1実施形態のボトムケース10における屈曲部の断面図である。 本発明の実施形態のボトムケースにおいて屈曲部の曲率半径が許容範囲外であるときに発生するハダアレ現象を示す画像図である。 本発明の実施形態のボトムケースにおいて屈曲部の曲率半径の許容範囲内外における電子部品等の搭載可否を示す模式図である。 本発明の第2実施形態の電子計算機50におけるボトムケース110の概略斜視図である。 本発明の第2実施形態のボトムケース110の平面図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の電子機器用筐体について、以下、図面を参照して説明する。例えば、図1に示すように、ノート型の携帯電子端末1の底側に本実施形態の電子機器用筐体としてのボトムケース10が用いられている。本実施形態のボトムケース10の素材としては、比重の低いマグネシウム−リチウム合金を使用する。マグネシウム−リチウム合金の配合による種類については特に制限はなく、いわゆるLZ91やLA141などの名称で定義される何れの種類の合金を適用することができる。なお、筐体の軽量化および剛性を高める観点からは、とりわけ比重の低いLA141を使用することが好ましい。
本実施形態のボトムケース10に用いるマグネシウム−リチウム合金は、リチウムと、アルミニウムと、マグネシウムとをそれぞれ所定質量%含有した合金原料溶融物を冷却固化して得られた合金鋳塊を、圧延、鍛造、押出し、引抜き等の公知の方法で行う塑性工程と、塑性工程でひずみが付加された合金を再結晶化する焼きなまし工程と、表面酸化物層やリチウム偏析層の除去等を行う表面処理工程を経て得ることができる。
本実施形態のボトムケース10は、上記のマグネシウム−リチウム合金に絞り等のプレス加工を施して箱状に成形されることにより得ることができる。なお、図2に示すように、本実施形態においては、筐体の薄肉化の観点からボトムケース10の板厚t(mm)を0.4≦t≦2.0とする。
本実施形態においては、上記プレス加工の際、箱状に成形されるボトムケース10の複数の面部同士の間に形成される屈曲部の内側の曲率半径をR1とする。ここでは、図2に示すように、ボトムケース10の右側面のA−A’断面図を用いて説明する。
A−A’断面図に示すように、ボトムケース10の側面部10aと底面部10bの間に屈曲部10cが形成されている。本実施形態においては、板厚t(mm)と屈曲部10cにおける内側の曲率半径r(mm)と、側面部10aの高さH1(mm)の関係が以下の各式を満たすようにボトムケース10を成形する。
t≦r・・・(1)
0<H1≦r+4・・・(2)
本実施形態においては、屈曲部10cにおける曲率半径rを上記(1)式における下限値t以下とした場合、成形時、屈曲部10cにおいて材料の伸びが不均一に生じることにより表面の肌理が粗くなるハダアレという現象や、局所的に肉厚が小さくなりクラック(割れ)が発生するため、実用に供する電子機器用筐体を得ることができない。図3(a)にハダアレが発生した筐体表面の画像を示し、図3(b)にハダアレのない筐体表面の画像を示す。
また、側面部10aの高さH1は、成形時に割れやハダアレを起こさないために上記(2)式の範囲内で設計することが望ましい。すなわち、上記(2)式は、屈曲部11cにおける内側の曲率半径rが小さいほど、プレス成形時における原料板の角部分の変形度合いが大きくなるため、プレス成形時に割れやハダアレを起こさないようにできる側面部10aの高さは小さくなる傾向にあることを示している。
すなわち、上述した本実施形態のように、薄肉化や軽量化のためボトムケース10の板厚を薄くした場合でも、プレス加工において上記各式を満たすようにボトムケースを成形すれば、ボトムケースの屈曲部におけるハダアレや割れを防ぐことが可能となる。
なお、本実施形態では、ハダアレや割れを防ぐ観点において、屈曲部10cにおける曲率半径rの上限値について特に限定されるものではないが、筐体内部の基板上の各種電子部品やコード類等を実装するための容積を確保するため、20.0mm以下とすることが望ましい。
例えば、図4(a)に示すように曲率半径rを20.0mm以下としたボトムケース10では屈曲部10cの内側に実装可能であった電子部品30が、図4(b)に示すように曲率半径rが20.0mmを越えたボトムケース11では曲率半径が緩やかなために屈曲部11cの内壁が筐体の内側に張り出すことで電子部品30を搭載する容積が奪われ、実装が困難となってしまう。同様に、図4(c)に示すように、曲率半径rを20.0mm以下としたボトムケース10では実装可能であったコード類が、図4(d)に示すように曲率半径rを20.0mmを越えたボトムケース11では実装が困難となってしまう。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態の電子機器用筐体について、図5及び図6を用いて説明する。第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。図5に示すように、本実施形態ではノート型の携帯電子端末50が、液晶ディスプレイを搭載した筐体51とキーボード等の入力デバイスやCPU等の電子部品を内蔵した筐体100とがヒンジ部Gを介して回動可能に連結されている。
ヒンジ部Gは、筐体51の下部両側に設けられた凸状のヒンジ部52と、筐体100の上部中央に設けられた凸状のヒンジ部101とが不図示の回動機構を介して嵌合されている。かかる場合、筐体100の底面に覆い被さるボトムケース110は図のようにヒンジ部101分だけ上方へ張り出した形状となる。
図5においてB方向から見たボトムケース110の上面図を図6に示す。ここで、ボトムケース110の底面部110mの周縁から垂直に起立する側面部を、ヒンジ上辺部110aから時計周りで、ヒンジ右側面部110b、右上辺部110c、右側面部110d、下辺部110e、左側面部110f、左上辺部110g、ヒンジ左側面部110hとする。
絞り加工により、第1実施形態で説明したボトムケースの底面部と側面部との境界の屈曲部に加え、側面部同士の境界にも屈曲部が形成される。本実施形態では、この側面部同士の境界に形成される屈曲部の最適な曲率半径の導出について説明する。
まず、側面部同士の境界に形成される屈曲部としては、ヒンジ上辺部110aとヒンジ右側面部110bとの境界に形成される屈曲部111a(山折りの屈曲部)と、ヒンジ右側面部110bと右上辺部110cとの境界に形成される屈曲部111b(谷折りの屈曲部)と、右上辺部110cと右側面部110dとの境界に形成される屈曲部111c(山折りの屈曲部)と、右側面部110dと下辺部110eとの境界に形成される屈曲部111d(山折りの屈曲部)と、下辺部110eと左側面部110fとの境界に形成される屈曲部111e(山折りの屈曲部)と、左側面部110fと左上辺部110gとの境界に形成される屈曲部111f(山折りの屈曲部)と、左上辺部110gとヒンジ左側面部110hとの境界に形成される屈曲部111g(谷折りの屈曲部)と、ヒンジ左側面部110hとヒンジ上辺部110aとの境界に形成される屈曲部111h(山折りの屈曲部)とがある。
ところで、本実施形態においても、上記の各屈曲部におけるハダアレや割れを防止する必要がある。そこで、本発明者らは鋭意開発の結果、ボトムケース110の成形において、板厚t(mm)と山折りの各屈曲部における筐体内側の曲率半径Ra(mm)と、各側面部の高さH2(mm)の関係、並びに谷折りの各屈曲部における筐体外側の曲率半径Rbと谷折りの屈曲部の高さH3について以下の各式を導出した。
t≦Ra・・・(4)
2t≦Rb・・・(5)
0<H2≦Ra+4・・・(6)
0<H3≦Rb+2・・・(7)
本実施形態においては、山折りの各屈曲部における内側の曲率半径Raを上記(4)式における下限値t以下とし、谷折りの各屈曲部における外側の曲率半径Rbを上記(5)式における下限値2t以下とした場合、成形時、各屈曲部において材料の伸びが不均一に生じることにより表面の肌理が粗くなるハダアレという現象や、局所的に肉厚が小さくなりクラック(割れ)が発生するため、実用に供する電子機器用筐体を得ることができない。
また、第1実施形態と同様に、各側面部における高さH2について、上記(6)式を満たす必要がある。一方、谷折りの各屈曲部の高さH3については、プレス加工において各側面部の高さより低くなるため、上記(7)式を満たす必要がある。
すなわち、上述した本実施形態のように、薄肉化のためボトムケース110の板厚を薄くした場合でも、プレス加工において上記各式を満たすようにボトムケースを成形すれば、ボトムケースの屈曲部におけるハダアレや割れを防ぐことが可能となり、ボトムケースに内蔵される部品の搭載効率を最適に保持することが可能となる。また、筐体ヒンジ部における干渉を防ぐことが可能となる。
なお、第1実施形態と同様に、ハダアレや割れを防ぐ観点において、山折りの各屈曲部における筐体内側の曲率半径Raの上限値について特に限定されるものではないが、筐体内部の各種基板や液晶パネル、及びバッテリー等、電子機器の機能性を発揮するための必要なコンポーネントを実装するための面積を十分に確保すべく、30.0mm以下とすることが望ましい。
上記筐体内側の曲率半径Raと同様に、谷折りの各屈曲部における筐体外側の曲率半径Rbの上限値を30.0mm以下とすることが望ましい。例えば、曲率半径RaやRbが30.0mmを越えた場合、実装される液晶パネルの画面が1インチ以上減少させなければならなくなるという問題が発生する。
なお、実際の携帯電子端末の筐体は、上述した各種形状が複数含まれる構成であってよい。また、例えば、側面部と底面部との境界における屈曲部(立ち壁)の角度は、側面部と底面部との角度が鋭角になるという所謂アンダーカットにならなければ必ずしも垂直になっていなくともよい。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について説明する。各実施例においては、マグネシウム−リチウム合金として、「サンマリア(株式会社三徳社製)」を使用した。また、成形条件としては、金型温度を室温から300℃までの範囲で調整を行い、サーボプレス等で実施するものとした。
なお、成形においては、縦約200mm、横約300mmのパーソナルコンピュータ用の筐体を想定したプレス試作品を作成して検証を行った。成形時の金型温度は100℃〜300℃としたが、そのいずれにおいても上述した各条件式に合致するものとなった。
〔ハダアレ・割れの検証〕
各実施例において、ハダアレについては、プレス加工後の屈曲部を顕微鏡で拡大観察することで目視によりその有無を確認した。また、割れについても同様に目視によりその有無を確認した。その結果として、プレス性判定結果として、ハダアレも割れも発生しなかった場合を『良好』とし、何れかが発生した場合を『ハダアレ』又は『割れ』とし、ハダアレと割れが両方発生した場合を『ハダアレ・割れ』とした。
まず、上述した底面部と側面部との屈曲部において、筐体の板厚を0.4mmとした場合に、ハダアレと割れの検証を『底面部と側面部における内側の曲率半径r』と『側面部の高さH1』をそれぞれ変更した実施例と比較例に分けて行った。その結果、以下の表1の通りとなった。
実施例1では、rを0.4mmとし、H1を4.4mmとした。また、実施例2では、rを0.5mmとし、H1を4.4mmとした。また、実施例3では、rを1.0mmとし、H1を4.4mmとした。また、実施例4では、rを10.0mmとし、H1を14.0mmとした。さらに、実施例5では、rを20.0mmとし、H1を24.0mmとした。その結果、上記の実施例1から5の何れにおいても、プレス性判定結果は『良好』であった。
一方、比較例1では、rを0.2mmとし、H1を4.4mmとしたところ、『ハダアレ及び割れ』が検証された。また、比較例2では、rを0.3mmとし、H1を4.4mmとしたところ、『ハダアレ』が検証された。さらに、比較例3では、rを0.4mmとし、H1を5.0mmとしたところ、『ハダアレ及び割れ』が検証された。さらに、比較例4では、rを20.0mmとし、H1を26.0mmとしたところ、『ハダアレ及び割れ』が検証された。
次に、底面部と側面部との屈曲部において、筐体の板厚を2.0mmとした場合に、ハダアレと割れの検証を『底面部と側面部における内側の曲率半径r』と『側面部の高さH1』をそれぞれ変更した実施例と比較例に分けて行った。その結果、以下の表2の通りとなった。
実施例6では、rを2.0mmとし、Hを6.0mmとした。また、実施例7では、rを2.5mmとし、Hを6.0mmとした。また、実施例8では、rを3.0mmとし、H1を6.0mmとした。また、実施例9では、rを10.0mmとし、H1を14.0mmとした。さらに、実施例10では、rを20.0mmとし、H1を24.0mmとした。その結果、上記の実施例6から10の何れにおいても、プレス性判定結果は『良好』であった。
一方、比較例5では、rを1.0mmとし、H1を6.0mmとしたところ、『ハダアレ及び割れ』が検証された。また、比較例6では、rを1.5mmとし、H1を6.0mmとしたところ、『ハダアレ』が検証された。さらに、比較例7では、rを2.0mmとし、H1を8.0mmとしたところ、『ハダアレ及び割れ』が検証された。さらに、比較例8では、rを20.0mmとし、H1を26.0mmとしたところ、『ハダアレ及び割れ』が検証された。
続いて、上述した側面部同士の山折りの屈曲部において、筐体の板厚を0.4mmとした場合に、ハダアレと割れの検証を『底面部と側面部における内側の曲率半径r』、『山折の屈曲部における筐体内側の曲率半径Ra』及び『山折の屈曲部における側面部の高さH2』をそれぞれ変更した実施例と比較例に分けて行った。その結果、以下の表3の通りとなった。
実施例11では、rを0.4mmとし、Raを0.4mmとし、H2を4.4mmとした。また、実施例12では、rを0.4mmとし、Raを1.0mmとし、H2を4.4mmとした。また、実施例13では、rを0.4mmとし、Raを30.0mmとし、H2を4.4mmとした。また、実施例14では、rを20.0mmとし、Raを30.0mmとし、H2を24.0mmとした。その結果、上記の実施例11から14の何れにおいても、プレス性判定結果は『良好』であった。
一方、比較例9では、rを0.4mmとし、Raを0.2mmとし、H2を4.4mmとしたところ、『ハダアレ及び割れ』が検証された。また、比較例10では、rを0.4mmとし、Raを0.3mmとし、H2を4.4mmとしたところ、『ハダアレ』が検証された。さらに、比較例11では、rを0.4mmとし、Raを0.4mmとし、H2を5.0mmとしたところ、『ハダアレ及び割れ』が検証された。さらに、比較例12では、rを0.4mmとし、Raを30.0mmとし、H2を34.0mmとしたところ、『ハダアレ及び割れ』が検証された。
次に、側面部同士の山折りの屈曲部において、筐体の板厚を2.0mmとした場合に、ハダアレと割れの検証を『底面部と側面部における内側の曲率半径r』、『山折の屈曲部における筐体内側の曲率半径Ra』及び『山折の屈曲部における側面部の高さH2』をそれぞれ変更した実施例と比較例に分けて行った。その結果、以下の表4の通りとなった。
実施例15では、rを2.0mmとし、Raを2.0mmとし、H2を6.0mmとした。また、実施例16では、rを2.0mmとし、Raを3.0mmとし、H2を6.0mmとした。また、実施例17では、rを2.0mmとし、Raを30.0mmとし、H2を6.0mmとした。また、実施例18では、rを20.0mmとし、Raを30.0mmとし、H2を24.0mmとした。その結果、上記の実施例15から18の何れにおいても、プレス性判定結果は『良好』であった。
一方、比較例13では、rを2.0mmとし、Raを1.0mmとし、H2を6.0mmとしたところ、『ハダアレ及び割れ』が検証された。また、比較例14では、rを2.0mmとし、Raを1.5mmとし、H2を6.0mmとしたところ、『ハダアレ』が検証された。さらに、比較例15では、rを2.0mmとし、Raを0.4mmとし、H2を8.0mmとしたところ、『ハダアレ及び割れ』が検証された。さらに、比較例16では、rを2.0mmとし、Raを30.0mmとし、H2を34.0mmとしたところ、『ハダアレ及び割れ』が検証された。
続いて、側面部同士の谷折りの屈曲部において、筐体の板厚を0.4mmとした場合に、ハダアレと割れの検証を『底面部と側面部における内側の曲率半径r』、『谷折の屈曲部における筐体外側の曲率半径Rb』及び『谷折の屈曲部における側面部の高さH3』をそれぞれ変更した実施例と比較例に分けて行った。その結果、以下の表5の通りとなった。
実施例19では、rを0.4mmとし、Rbを0.8mmとし、H3を2.8mmとした。また、実施例20では、rを0.4mmとし、Rbを1.0mmとし、H3を2.8mmとした。また、実施例21では、rを0.4mmとし、Rbを30.0mmとし、H3を2.8mmとした。また、実施例22では、rを20.0mmとし、Rbを30.0mmとし、H3を22.0mmとした。その結果、上記の実施例19から22の何れにおいても、プレス性判定結果は『良好』であった。
一方、比較例17では、rを0.4mmとし、Rbを0.4mmとし、H3を2.8mmとしたところ、『ハダアレ及び割れ』が検証された。また、比較例18では、rを0.4mmとし、Rbを0.6mmとし、H3を2.8mmとしたところ、『ハダアレ』が検証された。さらに、比較例19では、rを0.4mmとし、Rbを0.8mmとし、H3を4.0mmとしたところ、『ハダアレ及び割れ』が検証された。さらに、比較例20では、rを0.4mmとし、Rbを30.0mmとし、H3を34.0mmとしたところ、『ハダアレ及び割れ』が検証された。
続いて、側面部同士の谷折りの屈曲部において、筐体の板厚を2.0mmとした場合に、ハダアレと割れの検証を『底面部と側面部における内側の曲率半径r』、『谷折の屈曲部における筐体外側の曲率半径Rb』及び『谷折の屈曲部における側面部の高さH3』をそれぞれ変更した実施例と比較例に分けて行った。その結果、以下の表6の通りとなった。
実施例23では、rを2.0mmとし、Rbを4.0mmとし、H3を6.0mmとした。また、実施例24では、rを2.0mmとし、Rbを5.0mmとし、H3を6.0mmとした。また、実施例25では、rを2.0mmとし、Rbを30.0mmとし、H3を6.0mmとした。また、実施例26では、rを20.0mmとし、Rbを30.0mmとし、H3を22.0mmとした。その結果、上記の実施例23から26の何れにおいても、プレス性判定結果は『良好』であった。
一方、比較例21では、rを2.0mmとし、Rbを1.0mmとし、H3を6.0mmとしたところ、『ハダアレ及び割れ』が検証された。また、比較例22では、rを2.0mmとし、Rbを2.0mmとし、H3を6.0mmとしたところ、『ハダアレ』が検証された。さらに、比較例23では、rを2.0mmとし、Rbを4.0mmとし、H3を8.0mmとしたところ、『ハダアレ及び割れ』が検証された。さらに、比較例24では、rを2.0mmとし、Rbを30.0mmとし、H3を34.0mmとしたところ、『ハダアレ及び割れ』が検証された。
上述の検証結果からも明らかなように、本発明の実施形態の上述した(1)式から(7)式の条件を満たす場合に、筐体の各屈曲部において『ハダアレ』も『割れ』も発生しない良好な電子機器用筐体を得ることができる。
本発明は、上述したノートパソコン、モバイル端末、スレート端末などの電子機器の筐体に限らず、白物家電、自動車、産業機械、玩具などの筐体にも適用できる。
1、50 携帯電子端末
10、11、110 ボトムケース
10a 側面部
110a ヒンジ上辺部
110b ヒンジ右側面部
110c 右上辺部
110d 右側面部
110e 下辺部
110f 左側面部
110g 左上辺部
110h ヒンジ左側面部
10b、110m 底面部
10c、11c、111a〜111h 屈曲部

Claims (5)

  1. マグネシウム−リチウム合金がプレス加工されて形成される1以上の面部からなる電子機器用筐体であって、
    前記1以上の面部の板厚t(mm)が0.4≦t≦2.0であり、
    2以上の前記面部の間に形成される1以上の屈曲部における内側の曲率半径r(mm)がt≦rであり、
    前記1以上の面部のうち底面部に対して立設する1以上の側面部の高さH(mm)が0≦H≦r+4であることを特徴とする電子機器用筐体。
  2. 前記1以上の面部のうち底面部と前記底面部に対して立設する1以上の側面部との間に形成される1以上の屈曲部における内側の曲率半径r(mm)がt≦rであることを特徴とする請求項1記載の電子機器用筐体。
  3. 2以上の前記側面部の間に形成される1以上の山折りの屈曲部における筐体内側の曲率半径Ra(mm)がt≦Raであり、
    前記1以上の山折りの屈曲部の高さH(mm)が0≦H≦Ra+4であることを特徴とする請求項2記載の電子機器用筐体。
  4. 2以上の前記側面部の間に形成される1以上の谷折りの屈曲部における筐体外側の曲率半径Rb(mm)が2t≦Rbであり、
    前記1以上の谷折りの屈曲部の高さH(mm)が0≦H≦Rb+2であることを特徴とする請求項2又は3記載の電子機器用筐体。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載の電子機器用筐体を有する電子機器。
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