JP2014013332A - 光学素子保持機構、レーザー走査光学装置、画像形成装置、及び光学素子保持方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光学素子62を保持位置で支持する支持ピン63と、光学素子62から退避した状態で保持可能に構成され、退避した状態から支持ピン63により支持された光学素子62に当接する方向に移動して、光学素子62に当接することで光学素子62の保持位置を調整する調整ピン66と、光学素子62を挟んで調整ピン66と対向する位置に、光学素子62から退避した状態で保持可能に構成され、退避した状態から調整ピン66により保持位置が調整された光学素子62に当接する方向に移動して、光学素子62を押圧する第2押圧ピン68と、を備える。
【選択図】図3
Description
近年、レーザー走査光学装置に対する要求性能は益々高くなり、光学素子の性能や取り付け精度も高精度化の傾向にある。特に、長尺の光学素子は、光学素子ホルダーに取り付け固定する際に変形しやすいため、保持する際の取り扱いが困難である。
また、光学素子がミラーなどの反射系の場合、ビーム位置性能を補正するために光学素子を歪ませると、ビーム径や像面湾曲などのビーム結像性能が大きく悪化するといった問題が発生する。
光学素子保持機構において、
光学素子を保持位置で支持する支持部材と、
前記光学素子から退避した状態で保持可能に構成され、前記退避した状態から前記支持部材により支持された前記光学素子に当接する方向に移動して、前記光学素子に当接することで前記光学素子の保持位置を調整する調整部材と、
前記光学素子を挟んで前記調整部材と対向する位置に、前記光学素子から退避した状態で保持可能に構成され、前記退避した状態から前記調整部材により保持位置が調整された前記光学素子に当接する方向に移動して、前記光学素子を押圧する押圧部材と、
を備えることを特徴とする。
前記支持部材は、前記光学素子を3点で位置決めしていることを特徴とする。
前記調整部材と前記光学素子が接触する点と前記押圧部材と前記光学素子が接触する点とを結ぶ直線と、前記調整部材と前記光学素子が接触する点近傍の光学面の法線と、が平行であることを特徴とする。
前記調整部材は、前記光学素子の長手方向に沿って複数配置され、
前記複数の調整部材は、各々移動方向が異なることを特徴とする。
前記調整部材は、前記光学素子の短手方向に複数列配置されていることを特徴とする。
前記調整部材と前記光学素子が接触する点と前記押圧部材と前記光学素子が接触する点とを結ぶ直線、前記調整部材の移動方向、及び前記押圧部材の移動方向の全てが平行であることを特徴とする。
前記調整部材及び前記押圧部材の前記光学素子に当接する側の一端は、互いに同径の球形状に形成されていることを特徴とする。
前記光学素子を保持する光学素子ホルダーを備え、
前記光学素子ホルダーには、前記押圧部材を挿通可能な押圧部材挿通孔を有し、当該押圧部材挿通孔に前記押圧部材を挿通させて前記押圧部材を保持する押圧部材ホルダーが備えられ、
前記押圧部材は、
前記光学素子を押圧するための押圧力を発生させる圧縮コイルバネと、
他端側に形成されたロックピン挿通孔に挿通可能に形成され、前記ロックピン挿通孔を前記押圧部材ホルダーの上方に位置させた状態で前記ロックピン挿通孔に挿通されて当該押圧部材を前記光学素子から退避した状態で固定するロックピンと、を備え、
前記押圧部材から前記ロックピンを引き抜くことにより、当該押圧部材を前記光学素子に当接する方向に移動可能であることを特徴とする。
前記光学素子を保持する光学素子ホルダーを備え、
前記光学素子ホルダーには、前記押圧部材を挿通可能な押圧部材挿通孔を有し、当該押圧部材挿通孔に前記押圧部材を挿通させて前記押圧部材を保持する押圧部材ホルダーが備えられ、
前記押圧部材は、
前記光学素子を押圧するための押圧力を発生させる圧縮コイルバネと、
他端側に形成されたロックピン挿通孔に挿通された状態で固定され、前記押圧部材ホルダーに前記押圧部材挿通孔と一体形成された嵌合溝に直交する方向に載置されて当該押圧部材を前記光学素子から退避した状態で固定する固定ロックピンと、を備え、
前記押圧部材を、当該押圧部材の移動方向を回転軸として回転させ、前記固定ロックピンを前記嵌合溝に嵌合させることにより、当該押圧部材を前記光学素子に当接する方向に移動可能であることを特徴とする。
前記光学素子ホルダーには、前記押圧部材を挿通可能な押圧部材挿通孔を有し、当該押圧部材挿通孔に前記押圧部材を挿通させて前記押圧部材を保持する押圧部材ホルダーが備えられ、
前記押圧部材挿通孔の内周面は、前記押圧部材の他端側に形成されたネジ部と螺合するように形成され、
前記押圧部材は、
前記光学素子を押圧するための押圧力を発生させる圧縮コイルバネを備え、
前記押圧部材を、当該押圧部材の移動方向を回転軸として回転させることにより、当該押圧部材を前記光学素子に当接する方向に移動可能であることを特徴とする。
レーザー光を出射する光源と、
前記光源から出射されたレーザー光を偏向する偏向器と、
前記偏向器によりにより偏向されたレーザー光を被照射体上に集光する長尺光学素子と、
前記長尺光学素子を保持する請求項1〜10のいずれか一項に記載の光学素子保持機構と、
を備えることを特徴とする。
感光体と、
前記感光体を帯電する帯電部と、
前記帯電部により帯電された前記感光体に対してレーザー光を照射することで前記感光体上に静電潜像を形成する請求項11に記載のレーザー走査光学装置と、
前記レーザー光を照射された前記感光体に現像剤を供給することで前記静電潜像を現像剤による像に顕像化する現像部と、
前記現像剤による像を記録媒体に転写する転写部と、
前記転写部により転写された前記現像剤による像を前記記録媒体に定着する定着部と、を備えることを特徴とする。
前記光学素子を位置決めした状態で、前記光学素子から退避した状態で保持され、前記退避した状態から前記光学素子に当接する方向に移動可能な調整部材を移動させて前記光学素子に当接させる調整部材当接工程と、
前記調整部材当接工程で前記調整部材を前記光学素子に当接させた後、前記光学素子を挟んで前記調整部材と対向する位置に、前記光学素子から退避した状態で保持され、前記退避した状態から前記光学素子に当接する方向に移動可能な押圧部材を前記光学素子に当接する方向に移動させて前記光学素子を押圧させる光学素子押圧工程と、
を含む光学素子保持方法である。
光源ホルダー2は、光源1を保持するためのホルダーである。
第二の光学系4は、スリットやシリンドリカルレンズを含んで構成される。そして、第二の光学系4は、スリットにより、感光体200上でビームスポットが整形されるように、第一の光学系3により平行光に変換されたレーザー光Lの透過量を制限する。また、第二の光学系4は、シリンドリカルレンズにより、第一の光学系3により平行光に変換されたレーザー光Lを副走査方向に収束させる。
第四の光学系7は、シリンドリカルレンズなどを含んで構成される。そして、第四の光学系7は、偏向器5により偏向されたレーザー光Lの一部を集光し、集光したレーザー光Lをセンサー8に入射させる。
次に、図3〜図5を用いて、光学素子ホルダー61により光学素子62を固定する構成を説明する。なお、図3〜図5については、説明の都合上、光学素子ホルダー61の記載を二点鎖線で示すようにし、光学素子ホルダー61内部の構造を見えやすくしている。
被保持部662は、外周面に雄ネジが形成され、下面に十字型のネジ溝662aが形成されている。
隔壁部663は、円板状に形成され、円筒部661及び被保持部662と比較して、長手方向(図中X方向)に直交するYZ平面に突出するように径が長くなっている。
圧縮コイルバネ664は、一端が光学素子ケース611の下面に当接されるとともに、他端が隔壁部663の上面に当接され、円筒部661の外周面に螺旋状に巻き付けられている。この圧縮コイルバネ664は、被保持部662と後述する調整ピンホルダー665との噛み合いガタ分を長手方向下方に付勢する。
調整ピンホルダー665は、板状部材で形成され、長手方向(図中Y方向)中央部を略コ字状に折り曲げて形成された保持部665aを備えることにより、調整ピン66を収納可能な収納空間が形成されて調整ピン66を保持することができるようになっている。調整ピンホルダー665は、光学素子ケース611の長手方向(図中Y方向)に長尺となるように配置された状態で、長手方向両端部を止めネジ665bにより光学素子ケース611に固定されている。
保持部665aの略中央部には、調整ピン66の被保持部662と略同径の円形孔665cが形成されており、この円形孔665cに被保持部662を挿通させることで調整ピン66を保持することができるようになっている。
即ち、調整ピン66は、光学素子62から退避した状態で保持可能に構成され、退避した状態から光学素子62に当接する方向に移動して、光学素子62に当接することで光学素子62の保持位置を調整する調整部材として機能する。
被保持部682は、円筒形状に形成され、後述する第2押圧ピンホルダー685により保持される。また、被保持部682の上端側(光学素子62に当接しない側)には、第2押圧ピン68の長手方向(図中X方向)に直交する方向に貫通する挿通孔(ロックピン挿通孔)682aが形成されている。
隔壁部683は、円板状に形成され、円筒部681及び被保持部682と比較して、長手方向(図中X方向)に直交するYZ平面に突出するように径が長くなっている。
圧縮コイルバネ684は、一端が後述する第2押圧ピンホルダー685の保持部685aの下面に当接されるとともに、他端が隔壁部683の上面に当接され、被保持部682の外周面に螺旋状に巻き付けられている。この圧縮コイルバネ684は、第2押圧ピン68を長手方向下方に付勢し、光学素子62を押圧するための押圧力を発生させる。
第2押圧ピンホルダー685は、板状部材で形成され、長手方向(図中Y方向)中央部を略コ字状に折り曲げて形成された保持部685aを備えることにより、第2押圧ピン68を収納可能な収納空間が形成されて第2押圧ピン68を保持することができるようになっている。第2押圧ピンホルダー685は、光学素子カバー612の長手方向(図中Y方向)に長尺となるように配置された状態で、長手方向両端部を止めネジ685bにより光学素子カバー612に固定されている。
保持部685aの略中央部には、第2押圧ピン68の被保持部682と略同径の円形孔(押圧部材挿通孔)685cが形成されており、この円形孔685cに被保持部682を挿通させることで第2押圧ピン68を保持することができるようになっている。
そして、図4(B)及び図5(B)に示すように、挿通孔682aに挿通されていたロックピン686を引き抜くことで、第2押圧ピン68を長手方向下方に下降させ、第2押圧ピン68を光学素子62に当接させることができるようになっている。ロックピン686を第2押圧ピン68から引き抜く方法としては、例えば、手指やペンチ等でロックピン686の一端を狭持して引き抜く方法等が挙げられる。
即ち、第2押圧ピン68は、光学素子62を挟んで調整ピン66と対向する位置に、光学素子62から退避した状態で保持可能に構成され、退避した状態から光学素子62に当接する方向に移動して、光学素子62を押圧する押圧部材として機能する。
調整ピン66は、図3及び図7に示すように、光学素子62のZ方向両端部(図中上端部及び下端部)を、Y方向に沿って3箇所ずつ支持するように計6本が配置され、光学素子62を6点(図中B1〜B6)で支持する。
また、図11に示すように、直線T3と、調整ピン66と光学素子62が接触する点P1近傍の光学面の法線D7と、は平行である。
なお、調整ピン66及び第2押圧ピン68により光学素子62を狭持する作業を行う際には、図示しない測定機により光学素子62の状態をモニターすると、光学素子62に生ずる歪の状態を精度よく監視することができるので、作業を行い易くすることができる。
しかも、本実施形態のレーザー走査光学装置100によれば、支持ピン63により3点保持するのみならず、調整ピン66及び第2押圧ピン68により1点以上保持するので、光学素子62を全体として4点以上で保持することとなって、振動を防止する効果を向上させることができる。
例えば、図12及び図13に示す例では、実施形態と比べ、第2押圧ピン68及び第2押圧ピンホルダー685の構造が異なっている。なお、説明の簡略化のため、実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
第2押圧ピンホルダー685Aは、板状部材で形成され、長手方向(図中Y方向)中央部を略コ字状に折り曲げて形成された保持部685aを備えることにより、第2押圧ピン68Aを収納可能な収納空間が形成されて第2押圧ピン68Aを保持することができるようになっている。第2押圧ピンホルダー685Aは、光学素子カバー612の長手方向(図中Y方向)に長尺となるように配置された状態で、長手方向両端部を止めネジ685bにより光学素子カバー612に固定されている。
保持部685aの略中央部には、第2押圧ピン68Aの被保持部682と略同径の円形孔685cが形成されており、この円形孔685cに被保持部682を挿通させることで第2押圧ピン68Aを保持することができるようになっている。
また、保持部685aの短手方向(図中Z方向)の略中央部には、長手方向(図中Y方向)に沿って、固定ロックピン686Aが嵌合可能に形成された嵌合溝685dが、円形孔685cと一体形成されている。
そして、図12(B)及び図13(B)に示すように、第2押圧ピン68Aを回転させ、固定ロックピン686Aを嵌合溝685dに嵌合させることで、第2押圧ピン68を長手方向下方に下降させ、第2押圧ピン68を光学素子62に当接させることができるようになっている。第2押圧ピン68Aを回転させる方法としては、例えば、手指やペンチ等で固定ロックピン686Aの一端を狭持して回転させる方法等が挙げられる。
即ち、第2押圧ピン68Aは、光学素子62を挟んで調整ピン66と対向する位置に、光学素子62から退避した状態で保持可能に構成され、退避した状態から光学素子62に当接する方向に移動して、光学素子62を押圧する押圧部材として機能する。
例えば、図14及び図15に示す例では、実施形態と比べ、第2押圧ピン68及び第2押圧ピンホルダー685の構造、並びに光学素子カバー612に形成される挿通孔612bの形状が異なっている。なお、説明の簡略化のため、実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
被保持部682Bは、外周面に雄ネジが形成され、上面に十字型のネジ溝682bが形成されている。即ち、被保持部682Bは、後述する第2押圧ピンホルダー685Bの円形孔685cBと螺合するように形成されており、ネジ部として機能する。
当接部687Bは、挿通孔681bと略同径の円筒形状に形成され、下端が球形状に形成されている。この当接部687Bが、光学素子62と当接するようになっている。なお、変形例2では、球形状に形成された当接部687Bの下端の半径が、同じく球形状に形成された調整ピン66の当接部661aの半径と同一となるように形成されている。
円板部688Bは、円筒部681Bの内径と略同径の円板形状に形成され、下面の略中央部には、当接部687Bの上端が固定されている。
圧縮コイルバネ684Bは、一端が円板部688Bの上面に当接されるとともに、他端が円筒部681Bの上端部の下面に当接され、円板部688Bを介して当接部687Bを長手方向下方に付勢し、光学素子62を押圧するための押圧力を発生させる。
第2押圧ピンホルダー685Bは、板状部材で形成され、長手方向(図中Y方向)中央部を略コ字状に折り曲げて形成された保持部685aを備えることにより、第2押圧ピン68Bを収納可能な収納空間が形成されて第2押圧ピン68Bを保持することができるようになっている。第2押圧ピンホルダー685Bは、光学素子カバー612の長手方向(図中Y方向)に長尺となるように配置された状態で、長手方向両端部を止めネジ685bにより光学素子カバー612に固定されている。
保持部685aの略中央部には、第2押圧ピン68Bの被保持部682Bと略同径の円形孔685cBが形成されており、この円形孔685cBに被保持部682Bを挿通させることで第2押圧ピン68Bを保持することができるようになっている。
即ち、第2押圧ピン68Bは、光学素子62を挟んで調整ピン66と対向する位置に、光学素子62から退避した状態で保持可能に構成され、退避した状態から光学素子62に当接する方向に移動して、光学素子62を押圧する押圧部材として機能する。
一方、第2押圧ピン68Bを回転させて長手方向下方に移動させた場合、まず、当接部687Bが光学素子62に当接する。当接部687Bが光学素子62に当接した後もなお第2押圧ピン68Bを回転させると、円筒部681Bは引き続き下方に移動するものの、光学素子62に当接した当接部687Bの位置は変化しないため、円板部688Bの下面と円筒部681Bの下端部の上面との間に隙間が生じ始める。更に第2押圧ピン68Bを回転させると、図14(B)及び図15(B)に示すように、円筒部681Bの下面が座面612cに当接し、円筒部681Bの下方への移動が停止される。変形例2では、上記構造を備えることにより、当接部687Bによる光学素子62に対する過剰な押圧を防止することができる。なお、図14(B)中のL4は、円筒部681Bの下面が座面612cに当接した際の、円板部688Bの下面と円筒部681Bの下端部の上面との隙間を示している。
また、上記実施形態では、光学素子62を、調整ピン66によりX方向下方から支持し、第2押圧ピン68によりX方向上方から押圧して固定するようにしているが、これに限定されるものではなく、例えば、図16に示すように、調整ピン66と第2押圧ピン68の位置関係を逆転させるようにしてもよい。即ち、光学素子62を、調整ピン66によりX方向上方から支持し、第2押圧ピン68によりX方向下方から押圧して固定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、レーザー走査光学装置100の第3の光学系6に対して本発明を適用しているが、これに限定されるものではなく、レーザー走査光学装置100の他の光学系に適用してもよいし、レーザー走査光学装置100以外の光学装置に備えられた光学素子に対して適用してもよい。
100 レーザー走査光学装置
200 感光体(被照射体)
210 帯電部
220 現像部
300 中間転写ベルト
400 転写ローラ(転写部)
500 定着部
1 光源
2 光源ホルダー
3 第一の光学系
4 第二の光学系
5 偏向器
6 第三の光学系(光学素子保持機構)
61 光学素子ホルダー
611 光学素子ケース
612 光学素子カバー
62 光学素子(長尺光学素子)
63 支持ピン(支持部材)
64 Z押圧部
65 Y方向位置決めピン
66 調整ピン(調整部材)
661 円筒部
662 被保持部
663 隔壁部
664 圧縮コイルバネ
665 調整ピンホルダー
67 第1押圧ピン
68、68A、68B 第2押圧ピン(押圧部材)
681、681B 円筒部
682 被保持部
682B 被保持部(ネジ部)
682a 挿通孔(ロックピン挿通孔)
683 隔壁部
684、684B 圧縮コイルバネ
685、685A、685B 第2押圧ピンホルダー(押圧部材ホルダー)
685c、685cB 円形孔(押圧部材挿通孔)
685d 嵌合溝
686 ロックピン
686A 固定ロックピン
687B 当接部
688B 円板部
7 第四の光学系
8 センサー
9 光学ハウジング
Claims (13)
- 光学素子を保持位置で支持する支持部材と、
前記光学素子から退避した状態で保持可能に構成され、前記退避した状態から前記支持部材により支持された前記光学素子に当接する方向に移動して、前記光学素子に当接することで前記光学素子の保持位置を調整する調整部材と、
前記光学素子を挟んで前記調整部材と対向する位置に、前記光学素子から退避した状態で保持可能に構成され、前記退避した状態から前記調整部材により保持位置が調整された前記光学素子に当接する方向に移動して、前記光学素子を押圧する押圧部材と、
を備えることを特徴とする光学素子保持機構。 - 前記支持部材は、前記光学素子を3点で位置決めしていることを特徴とする請求項1に記載の光学素子保持機構。
- 前記調整部材と前記光学素子が接触する点と前記押圧部材と前記光学素子が接触する点とを結ぶ直線と、前記調整部材と前記光学素子が接触する点近傍の光学面の法線と、が平行であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学素子保持機構。
- 前記調整部材は、前記光学素子の長手方向に沿って複数配置され、
前記複数の調整部材は、各々移動方向が異なることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学素子保持機構。 - 前記調整部材は、前記光学素子の短手方向に複数列配置されていることを特徴とする請求項4に記載の光学素子保持機構。
- 前記調整部材と前記光学素子が接触する点と前記押圧部材と前記光学素子が接触する点とを結ぶ直線、前記調整部材の移動方向、及び前記押圧部材の移動方向の全てが平行であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学素子保持機構。
- 前記調整部材及び前記押圧部材の前記光学素子に当接する側の一端は、互いに同径の球形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光学素子保持機構。
- 前記光学素子を保持する光学素子ホルダーを備え、
前記光学素子ホルダーには、前記押圧部材を挿通可能な押圧部材挿通孔を有し、当該押圧部材挿通孔に前記押圧部材を挿通させて前記押圧部材を保持する押圧部材ホルダーが備えられ、
前記押圧部材は、
前記光学素子を押圧するための押圧力を発生させる圧縮コイルバネと、
他端側に形成されたロックピン挿通孔に挿通可能に形成され、前記ロックピン挿通孔を前記押圧部材ホルダーの上方に位置させた状態で前記ロックピン挿通孔に挿通されて当該押圧部材を前記光学素子から退避した状態で固定するロックピンと、を備え、
前記押圧部材から前記ロックピンを引き抜くことにより、当該押圧部材を前記光学素子に当接する方向に移動可能であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の光学素子保持機構。 - 前記光学素子を保持する光学素子ホルダーを備え、
前記光学素子ホルダーには、前記押圧部材を挿通可能な押圧部材挿通孔を有し、当該押圧部材挿通孔に前記押圧部材を挿通させて前記押圧部材を保持する押圧部材ホルダーが備えられ、
前記押圧部材は、
前記光学素子を押圧するための押圧力を発生させる圧縮コイルバネと、
他端側に形成されたロックピン挿通孔に挿通された状態で固定され、前記押圧部材ホルダーに前記押圧部材挿通孔と一体形成された嵌合溝に直交する方向に載置されて当該押圧部材を前記光学素子から退避した状態で固定する固定ロックピンと、を備え、
前記押圧部材を、当該押圧部材の移動方向を回転軸として回転させ、前記固定ロックピンを前記嵌合溝に嵌合させることにより、当該押圧部材を前記光学素子に当接する方向に移動可能であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の光学素子保持機構。 - 前記光学素子を保持する光学素子ホルダーを備え、
前記光学素子ホルダーには、前記押圧部材を挿通可能な押圧部材挿通孔を有し、当該押圧部材挿通孔に前記押圧部材を挿通させて前記押圧部材を保持する押圧部材ホルダーが備えられ、
前記押圧部材挿通孔の内周面は、前記押圧部材の他端側に形成されたネジ部と螺合するように形成され、
前記押圧部材は、
前記光学素子を押圧するための押圧力を発生させる圧縮コイルバネを備え、
前記押圧部材を、当該押圧部材の移動方向を回転軸として回転させることにより、当該押圧部材を前記光学素子に当接する方向に移動可能であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の光学素子保持機構。 - レーザー光を出射する光源と、
前記光源から出射されたレーザー光を偏向する偏向器と、
前記偏向器によりにより偏向されたレーザー光を被照射体上に集光する長尺光学素子と、
前記長尺光学素子を保持する請求項1〜10のいずれか一項に記載の光学素子保持機構と、
を備えることを特徴とするレーザー走査光学装置。 - 感光体と、
前記感光体を帯電する帯電部と、
前記帯電部により帯電された前記感光体に対してレーザー光を照射することで前記感光体上に静電潜像を形成する請求項11に記載のレーザー走査光学装置と、
前記レーザー光を照射された前記感光体に現像剤を供給することで前記静電潜像を現像剤による像に顕像化する現像部と、
前記現像剤による像を記録媒体に転写する転写部と、
前記転写部により転写された前記現像剤による像を前記記録媒体に定着する定着部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記光学素子を位置決めした状態で、前記光学素子から退避した状態で保持され、前記退避した状態から前記光学素子に当接する方向に移動可能な調整部材を移動させて前記光学素子に当接させる調整部材当接工程と、
前記調整部材当接工程で前記調整部材を前記光学素子に当接させた後、前記光学素子を挟んで前記調整部材と対向する位置に、前記光学素子から退避した状態で保持され、前記退避した状態から前記光学素子に当接する方向に移動可能な押圧部材を前記光学素子に当接する方向に移動させて前記光学素子を押圧させる光学素子押圧工程と、
を含む光学素子保持方法。
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