JP2014013066A - 管体搬送治具及び管体の搬送方法 - Google Patents

管体搬送治具及び管体の搬送方法 Download PDF

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臨 中村
Yushu Murakami
優秀 村上
Kazunari Kamagome
和成 鎌込
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Abstract

【課題】大きな勾配で敷設された既設管を更生するに際して、台車を用いることなく既設管の管径に対応する1サイズ小径の管体を効率よく敷設する。
【解決手段】直管状の管本体11と、管本体11の一端部に固定された短筒状の受け口11とからなる管体10における管本体11の前後2箇所に、円弧状の固定バンド2及び該固定バンド2に周方向に設定間隔をおいて設けられた、法線方向に突出する複数個のガイド31,32からなる管体搬送治具1がそれぞれ固定される。そして、各ガイド31,32は、既設管の軸心と管体10の軸心を一致させた際に、その半径方向先端が既設管の内周面と受け口12の外周面との間に位置する高さを有している。
【選択図】図1

Description

この発明は、管体搬送治具及び管体の搬送方法に関するものである。
従来より、老朽化した農業用水路、電力水路等の既設管を更生するため、例えば、ガラス繊維強化プラスチックと樹脂モルタルとの積層構成からなるプラスチック複合管等の管体を順次接合した後、既設管と管体との間隙に裏込め材を注入して既設管を更生することが提案され、実施されている。
具体的には、図10に示すように、管体10は、直管状の管本体11の一端部に短筒状の受け口12が固定されるとともに、管本体11の他端部にテーパー面の差し口11aが形成されて構成されている。そして、発進立坑Mに順次管体10を吊り下ろし、台車50のジャッキ51によって支持材52を上昇させて管体10を担ぎ上げた後、管運搬用バッテリーカー(図示せず)を利用して既設管S内に搬入し、その差し口11aを先に搬送されて既設管Sに固定された対向する管体10の受け口12に順に接合することにより、施工区間にわたって多数本の管体10を敷設し、その後、既設管Sと管体10との間隙にモルタル等の裏込め材を注入し、既設管Sに固定して既設管Sを更生するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−22618号公報
ところで、大きな勾配を有する既設管を更生する場合において、ウインチを利用して管体を台車に搭載して吊り下ろすことを想定すると、管体とともに重量の大きな台車を支持する必要があり、安全性に難がある他、次の管体の搬入に備えて、運搬した台車を搬入口まで吊り上げる必要があり、作業に時間を要するものとなる。また、既設管の管径に対応する1サイズ小さな管径の管体を採用しようとしても、台車の高さ分搬入できる管体の管径はそれよりも小さくならざるを得ず、必要とする管径の管体を敷設することはできないものとなる。さらに、台車には、管体を固定する機能がないことから、急傾斜地においては、吊り下ろしに際して管体が自重で台車から外れるおそれもある。また、勾配の大きな既設管内で管体を接合しなければならないため、管体の心出しや管体の固定等の作業をこれまでのジャッキや治具を用いて施工することが困難である。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、大きな勾配の既設管を更生するに際して、既設管の管径に対応する1サイズ小径の管体を効率よく搬送することのできる管体搬送治具及び管体の搬送方法を提供するものである。
本発明の管体搬送治具は、直管状の管本体と、管本体の一端部に固定された短筒状の受け口とからなる管体を既設管内に搬送する治具であって、前記管体搬送治具は、管本体の少なくとも前後2箇所にそれぞれ固定され、円弧状の固定バンド及び該固定バンドに周方向に設定間隔をおいて設けられた、法線方向に突出する複数個のガイドからなり、前記各ガイドは、既設管の軸心と管体の軸心を一致させた際に、その半径方向先端が既設管の内周面と受け口の外周面との間に位置する高さを有することを特徴とするものである。
本発明によれば、法線方向に突出する複数個のガイドを固定バンドの周方向に間隔をおいて設けた管体搬送治具を管体の管本体の少なくとも前後2箇所にそれぞれ固定することにより、ガイドが管体の外周面を超えて突出し、管体を既設管の内周面に対して離隔した状態に支持することができる。したがって、少なくとも前後2箇所に管体搬送治具を固定した管体を大きな勾配の既設管内に搬入すると、管体搬送治具のガイドは、既設管の内周面に接触してそりとして機能し、ウインチを利用して管体を吊り下ろすことにより、管体を自重で滑走させて既設管内の目的地まで搬送することができる。したがって、台車を用いることなく管体を搬送できることから、既設管の管径に対応する1サイズ小さな管径の管体を採用することが可能となる。
本発明において、前記ガイドが固定バンドに直接または支持材を介して片持ち状に固定され、少なくとも管体の搬送方向側が湾曲された湾曲板材からなることが好ましい。これにより、既設管内に継目部等の多少の段差があったとしても、弾性変形しつつ容易に乗り越えることができる。
本発明において、前記ガイドが固定バンドに直接または支持材を介して片持ち状に連結され、少なくとも管体の搬送方向側が湾曲された湾曲板材からなる第1ガイドと、固定バンドに管軸方向に沿って立設された平板材からなる第2ガイドとを備え、これらの第1ガイド及び第2ガイドが周方向に設定間隔をおいて交互に設けられ、また、第1ガイドが第2ガイドよりも突出高さが大きいことが好ましい。これにより、第2ガイドよりも突出高さが大きな第1ガイドが既設管の内周面に接触して滑走する。したがって、既設管内に継目部等の多少の段差があったとしても、第1ガイドが弾性変形しつつ容易に乗り越えることができる。また、第1ガイドが衝撃等により異常に変形したとしても、隣接する第2ガイドが既設管の内周面に接触し、第1ガイドとともに管体を支持するとともに、第1ガイドのそれ以上の変形を防止する。
本発明の管体の搬送方法は、請求項1乃至3の何れか一つに記載の管体搬送治具が管本体の少なくとも前後2箇所にそれぞれ固定された管体をウインチを利用して下り勾配に傾斜する既設管内に順に吊り下ろし、既設管の内周面に接触する管体搬送治具のガイドを介して自重で滑走させ、先行する管体の受け口に後続する管体の差し口を接合することを特徴とするものである。
本発明によれば、請求項1乃至3の何れか一つに記載の管体搬送治具を管本体の少なくとも前後2箇所にそれぞれ固定した管体をウインチを利用して下り勾配に傾斜する既設管内に搬入すると、管体の外周面を超えて突出する管体搬送治具のガイドが既設管の内周面に接触し、既設管に対して管体を離隔した状態に支持する。したがって、管体を支持するガイドは、大きな勾配で傾斜している既設管に対してそりとして機能し、管体は自重で既設管を滑走し、ウインチを介して目的地まで吊り下ろすことができる。以下同様に、管体を順に吊り下ろし、先行する管体の受け口に後続する管体の差し口を接合することを繰り返すことにより、既設管に管体を敷設して更生することができる。
この結果、台車を用いることなく管体を搬送できることから、台車を回送する必要がなく、作業を効率よく行なうことができるとともに、既設管の管径に対応する1サイズ小さな管径の管体を敷設することができる。
本発明によれば、大きな勾配で敷設された既設管を更生するに際して、既設管の管径に対応する1サイズ小径の管体を効率よく敷設することができる。
本発明の管体搬送治具の一実施形態を管体に固定して示す側面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1の管体搬送治具の正面図である。 図3の管体搬送治具の側面図である。 管体搬送治具のガイドを示す図4のX部拡大図である。 本発明の管体の搬送方法を施工する際に搬入口に構築された足場を説明する断面図である 本発明の管体の搬送方法の一実施形態を説明する地中管路の断面図である。 図7のB−B線断面図である。 管体搬送治具のガイドの変形例を図5に対応して示す拡大図である。 従来の管体の搬送方法を説明する発進立坑の断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2には、本発明の管体搬送治具1の一実施形態が管体10に固定されて示されている。
なお、管体10は、前述したプラスチック複合管であって、設定された内径及び外径を有する直管状の管本体11の一方の端部に、該管本体11よりも大径の短筒状の受け口12が固定されるとともに、管本体11の他方の端部に先端に向かって先細のテーパー面状の差し口11aが形成されて構成され、前後に対向する管体10,10において、先行する管体10の受け口12に後続する管体10の差し口11aを挿入することにより接合される。
一方、管体10における受け口12近傍の管本体11の前端部及び受け口12に対する接合代を残して差し口11a近傍の後端部には、それぞれ管体搬送治具1が固定されている。この管体搬送治具1は、管体10における管本体11に取り付けられた固定バンド2の外周面に周方向に設定間隔をおいて複数個のガイド3を溶着して構成されている。
ここで、固定バンド2は、管本体11の略半周にわたる周長を有する円弧状のバンド本体21の左右各端縁にそれぞれ接続フランジ22,22を設けて形成され、管本体11の外周面上半部及び下半部にそれぞれ固定バンド2,2を装着し、それらの固定バンド2,2のそれぞれ対向する接続フランジ22,22をボルトナットを介して連結することにより、固定することができる。
ガイド3は、固定バンド2のバンド本体21の差し口11a側端縁部に立設された支持材33に一端縁部が片持ち状に溶着され、管体10の搬送方向側が円弧面に形成された湾曲板材からなる第1ガイド31と、バンド本体21から法線方向に突出するとともに、管軸方向に沿って立設された平板材からなる第2ガイド32とを備え、これらの第1ガイド31及び第2ガイド32が周方向に設定間隔をおいて交互に設けられている。具体的には、各固定バンド2におけるバンド本体21の管頂部(管底部)に位置して第2ガイド32を設けるとともに、当該第2ガイド32を中心として時計回り方向及び反時計回り方向にそれぞれ設定間隔をおいて第1ガイド21、第2ガイド22の順に交互に設けることにより、左右対称に配置されている。
また、ガイド3は、管体10の外径(受け口12の外径)を超えるとともに、既設管Sの内周面から離隔する高さに形成されている。すなわち、既設管Sの軸心と管体10の軸心を一致させた場合、ガイド3は、管体10の受け口12の外周面を超えて半径方向に突出するものの、既設管Sの内周面には接触することなく離隔するように高さが設定されている。
具体的には、この実施形態においては、板厚6mmの固定バンド2のバンド本体21に、支持材33を介して頂点の高さが47.5mmに位置する第1ガイド31及び高さ35mmの第2ガイド32をそれぞれ順に設けた管体搬送治具1を、呼び径1350mm(外径1383mm)の管本体11の外周面に固定している。この管体10の受け口12の外径は1420mmであることから、第1ガイド31は受け口12の外周面を超えて35.0mm突出し、第2ガイド32も22.5mm突出する。一方、既設管Sの内径は1500mmであり、管本体11の外周面に管体搬送治具1を固定した場合の第1ガイド31の頂面がなす外径1490mmはそれよりも小径である。
なお、第2ガイド32は、高さ方向先端の前後の隅角部が面取りされている。このため、既設管Sの内周面に対する第2ガイド32の抵抗を緩和することができる。すなわち、第2ガイド32は、第1ガイド31よりも突出高さが小さく、管体10が既設管Sの内周面に沿って移動する際、通常第1ガイド31が既設管Sの内周面と接触する。一方、第1ガイド31が衝撃等によって異常に撓み変形した場合には、第2ガイド32が既設管Sの内周面に突き当たり、第1ガイド31とともに管体10を支持し、第1ガイド31がそれ以上変形するのを防止する。この際、既設管Sの内周面に第2ガイド32が引っ掛かることなく移動できる。
次に、農業用水路等の既設管Sに管体10を敷設して更生する施工要領について説明する。 この敷設方法は、まず、図6に示すように、既設管Sの施工区間の終端位置(搬入口)に足場を構築した後に実行される。すなわち、既設管Sは、施工区間の終端位置から下り勾配に傾斜しており、終端位置前方の傾斜面にコンクリート基礎100を打設するとともに、コンクリート基礎100に形鋼110をアンカーボルトを介して固定する。また、作業者が昇降するためのステップ120を形鋼110を利用して形成する一方、作業台130を架設し、その上にウインチ140を設置する。
足場を構築したならば、管体搬送治具1を予め固定した管体10をトラッククレーン等を利用して吊り上げ、既設管Sの搬入口前方において、差し口11aを搬送方向に向けて吊るした状態に保持する。この状態で、管体搬送治具1における固定バンド2の左右の接続フランジ22にそれぞれシャックル150を介してワイヤロープ160を止着するとともに、ワイヤロープ160をウインチワイヤ141のフック142に係止する。次いで、管体10の吊りワイヤを外した後、ウインチ140を駆動し、ウインチワイヤ141を繰り出すことにより、管体10を自重によって既設管S内を緩やかに吊り下ろす。すなわち、管体10に取り付けられた管体搬送治具1の下半部の複数個の第1ガイド31が既設管Sの内周面に接触し、弾性変形しつつ管体10を支持しながらそりとして機能することにより、管体10は、既設管S内の継目部等の多少の段差を乗り越えて既設管Sの内周面を滑走し、既設管Sの搬送目的位置まで吊り下ろすことができる。
この際、管体10が周方向に回転したとしても、管体搬送治具1の下半部の複数個の第1ガイド31が既設管Sの内周面に接触することに変わりはなく、管体10のバランスを崩すことなく、かつ、管体10の高さを変化させることなく搬送することができる。
また、仮に、第1ガイド31が意図しない衝撃等を受けて異常に撓み変形したとしても、第2ガイド32が支点として管体10を支えることから、第1ガイド31がそれ以上に変形することを防止して第2ガイド32と協同して管体10を支持することができる。
既設管Sの搬送目的位置(施工区間の始端位置)に管体10を搬送すれば、その受け口12の管底部側下半部外周面に図示しない支持ブロックを配設して支持する。これにより、管体10は、既設管Sに対して管本体11の前端部及び後端部が管体搬送治具1を介して支持されるとともに、受け口12が支持ブロックを介して支持される。
この実施形態においては、既設管Sの内周面及び既設管Sに対して支持された管体10の外周面(管体搬送治具1における第1ガイド31の頂面によって形成される外周面)との間隔は、5mmであり、管体10が左右方向及び上下方向に移動する隙間はほとんど存在しない。
管体10を施工区間の始端位置に搬送したならば、ワイヤロープ160等を管体搬送治具1から離脱させた後、ウインチ140を駆動してウインチワイヤ141を巻き取る。そして、前述したように、管体搬送治具1を予め取り付けた管体10を吊り上げた状態で、管体搬送治具1にシャックル150及びワイヤロープ160を介してウインチワイヤ141を連結した後、管体10の吊りワイヤを外し、ウインチ140を駆動してウインチワイヤ141を繰り出せば、管体10は自重によって既設管S内を緩やかに滑走し、管体10を先行する管体10との接合位置に搬送することができる(図7参照)。この場合、後続する管体10も、既設管Sの内周面に対してほとんど隙間のない状態で管体搬送治具1を介して支持されていることから、先行する管体10の軸心と後続する管体10の軸心はほぼ一致しており、そのままウインチワイヤ141を繰り出すことにより、後続する管体10は自重で滑走し、その差し口11aが先行する管体10の受け口12に挿入され、両者は接合される。
先行する管体10に対して後続する管体10を接合したならば、後続する管体10の受け口12の外周面に支持ブロックを配設し、管体搬送治具1とともに管体10を支持した後、ワイヤロープ160等を管体搬送治具1から離脱させ、ウインチ140を駆動してウインチワイヤ141を終端位置まで巻き取り、以下同様に、後続する管体10を順に吊り下ろし、先行する管体10に接合することを繰り返す。
このようにして、多数本の管体10を施工区間にわたって接合するとともに、支持したならば、詳細には図示しないが、施工区間の始端の管体10の差し口11a側端部外周面及び終端の管体10の受け口12側端部外周面に間仕切り壁を設置し、既設管Sの内周面及び複数本の管体10の外周面間の間隙を間仕切りした後、管体10に形成されたグラウトホールに管体10の内部を通して注入パイプを接続し、裏込め材、例えば、エアモルタルを既設管Sの内周面及び各管体10の外周面間の間隙に注入する。これにより、各管体10を既設管Sに対して固定することができ、既設管Sを更生することができる。
このように、管体10の敷設方法によれば、管体10に管体搬送治具1を設けることにより、ウインチ140を利用して既設管Sの内径に対応する1サイズ小さな管径の管体10を順に吊り下ろすことで効率よく敷設することができる。しかも、管体搬送治具1がそりとして機能することから、既設管S内の継目部等の多少の段差を容易に乗り越えることができるとともに、管体搬送治具1のガイド31の突出高さを調整することで、先行する管体10に対する後続する管体10の心出し作業を容易に行なうことができるものとなる。
なお、この実施形態においては、前述したように、既設管Sの内周面と管体10の外周面(管体搬送治具1の第1ガイド31の頂面がなす外周面)との間に移動する隙間はほとんどないため、裏込め材の注入に際しては浮上防止材は使用されていないが、浮き上がることによって心ずれが発生するような隙間がある場合には、各管体10の受け口12の管頂部を含む上半部に浮上防止材を配設して既設管Sに対して固定し、互いに接合された管体10が浮き上がらないように支持すればよい。
ところで、前述した実施形態においては、管体搬送治具1のガイド3として、第1ガイド31及び第2ガイド32を交互に設けた場合を例示したが、第1ガイド31の剛性を確保することにより、第1ガイド31のみを固定バンド2のバンド本体21の外周面に周方向に設定間隔をおいて設けて管体搬送治具1を形成してもよい。例えば、図9(a)に示すように、湾曲板材からなる第1ガイド311を直接バンド本体21に片持ち状に溶着するとともに、バンド本体21に硬質ゴム等の支持ブロック34を設けて第1ガイド311が異常に撓み変形するのを防止して管体搬送治具1を形成してもよい。また、図9(b)に示すように、円弧面を有する湾曲板材からなる第1ガイド312の両端をバンド本体21に溶着して管体搬送治具1を形成したり、図9(c)に示すように、差し口11a側端縁部のみを湾曲面に形成した湾曲板材からなる第1ガイド313の両端をバンド本体21に溶着して管体搬送治具1を形成してもよい。さらに、図9(d)に示すように、差し口11a側端縁部のみを折曲面に形成した折曲板材からなる第1ガイド314を一対の支脚331を介してバンド本体21に設けて管体搬送治具1を形成してもよい。また、図9(e)に示すように、前後の端縁部を折曲面に形成した折曲板材からなる第1ガイド315を支持材332を介してバンド本体21に設けて管体搬送治具1を形成してもよい。
1 管体搬送治具
2 固定バンド
21 バンド本体
3 ガイド
31 第1ガイド
32 第2ガイド
10 管体
11 管本体
11a 差し口
12 受け口
S 既設管

Claims (4)

  1. 直管状の管本体と、管本体の一端部に固定された短筒状の受け口とからなる管体を既設管内に搬送する治具であって、前記管体搬送治具は、管本体の少なくとも前後2箇所にそれぞれ固定され、円弧状の固定バンド及び該固定バンドに周方向に設定間隔をおいて設けられた、法線方向に突出する複数個のガイドからなり、前記各ガイドは、既設管の軸心と管体の軸心を一致させた際に、その半径方向先端が既設管の内周面と受け口の外周面との間に位置する高さを有することを特徴とする管体搬送治具。
  2. 請求項1に記載の管体搬送治具において、前記ガイドが固定バンドに直接または支持材を介して片持ち状に固定され、少なくとも管体の搬送方向側が湾曲された湾曲板材からなることを特徴とする管体搬送治具。
  3. 請求項1に記載の管体搬送治具において、前記ガイドが固定バンドに直接または支持材を介して片持ち状に連結され、少なくとも管体の搬送方向側が湾曲された湾曲板材からなる第1ガイドと、固定バンドに管軸方向に沿って立設された平板材からなる第2ガイドとを備え、これらの第1ガイド及び第2ガイドが周方向に設定間隔をおいて交互に設けられ、また、第1ガイドが第2ガイドよりも突出高さが大きいことを特徴とする管体搬送治具。
  4. 請求項1乃至3の何れか一つに記載の管体搬送治具が管本体の少なくとも前後2箇所にそれぞれ固定された管体をウインチを利用して下り勾配に傾斜する既設管内に順に吊り下ろし、既設管の内周面に接触する管体搬送治具のガイドを介して自重で滑走させ、先行する管体の受け口に後続する管体の差し口を接合することを特徴とする管体の搬送方法。
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