JP2014012315A - テープロールホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】利便性の高いテープロールホルダを提供する。
【解決手段】実施例1のピッキングリフトには、テープロールホルダ7が設けられている。このテープロールホルダ7は、保持部材37と係止部材39a〜39cとを備えている。保持部材は、保持面371aを有する傾斜部材371、底板部材372、右側板部材373及び左側板部材374を有しており、箱状に形成されている。また、係止部材39a〜39cは、それぞれ、上部固定板391、上板392、前板393及び下部固定板394を有している。このテープロールホルダ7は、第2壁17の壁面17aに固定されることによって、壁面17aと保持面371aとにより、ポケット47を形成する。このテープロールホルダ7では、ポケット47において、上板392にテープロール49の巻芯49aを係止させることにより、テープロール49を保持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、円筒状の巻芯と、巻芯の外周面に巻かれたテープとからなるテープロールを保持するテープロールホルダに関する。
特許文献1に従来のテープロールホルダが開示されている。このテープロールホルダは保持部材と係止部材とを備えている。保持部材は、対向して配置された一対の板材から成り、両板材の間に上下方向で一定の幅を有するポケットを形成している。係止部材は、両板材の一端側で互いに対向するように突設されており、テープロールの巻芯を係止することで、テープロールをポケット内に保持することが可能となっている。また、両板材の他端側には、テープロールホルダを作業者に取り付けるためのクリップが形成されている。
このテープロールホルダによれば、作業者のベルト等にクリップを取り付けることで、必要に応じてテープロールを作業者の近傍に配置させることが可能となる。この際、テープロールを保持するに当たって作業者の手が塞がれることがないため、作業者の作業効率を高くすることが可能となっている。
登録実用新案第3015280号公報
しかし、上記従来のテープロールホルダでは、クリップの取り付け先、すなわち、テープロールホルダの取り付け先が作業者にほぼ限定される。ここで、作業者は、作業の進行に合わせて種々の姿勢となったり、移動したりする。これにより、作業者に取り付けられたテープロールホルダでは、係止部材に保持されたテープロールが不安定となり易く、係止部材によるテープロールの保持が解除され易い。このため、このテープロールホルダでは、テープロールがポケットから落下し易くなる問題がある。この問題は、作業者が高所で作業を行う場合に顕著となり、作業中にテープロールホルダからのテープロールの落下防止を意識したり、落下した際に作業を中断してテープロールの回収を行ったりする必要が生じることから、却って作業効率の低下を招くこととなる。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、利便性の高いテープロールホルダを提供することを解決すべき課題としている。
本発明のテープロールホルダは、円筒状の巻芯と、該巻芯の外周面に巻かれたテープとからなるテープロールを保持するテープロールホルダであって、
壁面に固定可能であり、内側が該壁面と対面する保持面とされ、該壁面に固定されることによって該壁面と該保持面とにより、上端が取出口とされ、下方に向かうに従って狭くなるポケットを形成する保持部材と、
該保持面に固定され、該ポケット内で前記巻芯を係止する係止部材とを備えていることを特徴とする(請求項1)。
本発明のテープロールホルダでは、壁面に保持部材を固定することにより、従来テープロールホルダが設けられていなかった場所に対してもテープロールホルダを設けることが可能となる。この際、このテープロールホルダでは、保持部材が壁面に固定されるため、作業者に取り付けられる場合と比較して、ポケット内においてより安定した状態でテープロールが係止部材に係止されることとなる。これにより、このテープロールホルダでは、係止部材に係止されたテープロールがポケットから落下し難く、テープロールを好適に保持することが可能となる。
また、このテープロールホルダにおけるポケットは、上端が取出口とされ、下方に向かうに従って狭くなる形状となっている。このため、このテープロールホルダでは、例えポケットからテープロールを取り出し易くするためにポケットの上端、すなわち、取出口を広く形成した場合であっても、テープロールホルダ全体が占める領域を小さくすることが可能となり、作業者が作業を行うスペースを広く確保することが可能となる。これらのため、このテープロールホルダでは、作業者の作業効率を高くすることが可能となる。
したがって、本発明のテープロールホルダは高い利便性を発揮する。
本発明のテープロールホルダに保持されるテープロールについて、巻芯の外周面に巻かれたテープは、粘着テープである他、静電気等を利用して貼着が可能な樹脂テープ、長尺の台紙を有するラベル、貼着を行わない紙テープ、リボン等であっても良い。
壁面と保持部材との固定は、恒久的であっても良く、一時的であっても良い。壁面と保持部材との固定に際しては、ねじ止め等を利用することが可能である他、磁石の磁着を利用することも可能である。また、溶接等の方法によって壁面と保持部材とを固定させても良い。さらに、保持面に固定される保持部材の数は、単数であっても良く、複数であっても良い。
本発明のテープロールホルダにおいて、係止部材は、巻芯内で巻芯に係止し、テープロールを保持面に当接させていることが好ましい(請求項2)。この場合、テープロールは、係止部材に係止されたテープロールについて、保持面によっても支持することが可能となるため、より安定した状態でポケット内に保持された状態となる。
また、係止部材は、保持面から壁面に向かって延び、巻芯を挿入させる板状の上板と、上板の先端から保持面に向かって延び、保持面に固定される板状の前板とを有していることが好ましい(請求項3)。この場合、ポケットからテープロールを取り出す際に上板が邪魔にならず、また、前板によって指が巻芯に案内されることとなる。これらにより、このテープロールホルダでは、テープロールを取り出し易くなる。
本発明のテープロールホルダにおいて、係止部材は、未使用のテープロールの一部を取出口から突出させ得る位置に設けられていることが好ましい(請求項4)。この場合、ポケットからテープロールを取り出し易くなる他、テープの種類を判別し易くなる。これらのため、このテープロールホルダでは利便性がより向上する。
本発明のテープロールホルダにおいて、保持部材は、内側に保持面が形成された傾斜部材と、壁面に固定された状態で水平に延びる板状をなし、傾斜部材の下端から壁面に向かって延び、壁面に固定される底板部材と、傾斜部材の水平方向の両端から壁面に向かって延び、壁面に固定される側板部材とを備え得る。そして、係止部材が複数設けられていることが好ましい(請求項5)。
この場合、保持部材が箱状に形成されるため、例え、係止部材からテープロールが落下した場合であっても、ポケット内にテープロールを止めておくことが可能となる。また、保持部材に対して係止部材が複数設けられることから、ポケット内に複数のテープロールを保持することが可能となる。
本発明における壁面としては、その性状に限定はなく、例えば、車両等に設けられた各種のパネルの平面部を壁面とすることが可能である他、ロッカーやドア等の平面部を壁面とすることも可能である。特に、壁面は産業車両の運転室における車両前方側に設けられていることが好ましい(請求項6)。
この場合、テープロールホルダは、産業車両に設けられることとなり、産業車両を用いた作業の効率を高くすることが可能となる。また、産業車両がその前方側に向かって走行する際に生じる慣性力を利用することで、テープロールを好適に係止部材に保持させることが可能となる他、テープロールを上記のように保持部材に当接させることも可能となる。
産業車両としては、例えば、ピッキングリフトやフォークリフト等の他、種々の車両を挙げることができる。
本発明の本発明のテープロールホルダは高い利便性を発揮する。
実施例1のピッキングリフトを示す後方からの斜視図である。 実施例1のピッキングリフトに係り、テープロールホルダを示す前方からの斜視図である。 実施例1のピッキングリフトに係り、係止部材を示す三面図である。(A)は係止部材の上面図である。(B)は係止部材の正面図である。(C)は係止部材の側面図である。 実施例1のピッキングリフトに係り、テープロールホルダ及びテープロールホルダにおけるテープロールの保持状態を示す断面図である。 実施例2のピッキングリフトに係り、テープロールホルダを示す前方からの斜視図である。
以下、本発明を具体化した実施例1、2を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
実施例1のピッキングリフトは、図1に示すように、車両の前方に位置する動力ユニット1と、車両の後方に位置するフォーク3と、動力ユニット1とフォーク3との間に位置する運転室5とを備えている。運転室5にはテープロールホルダ7が設けられている。このピッキングリフトでは、運転室5が作業室としても機能する。
動力ユニット1は、前面カバー9、前面カバー9から上方向に突出する一対のマスト11a、11b、前面カバー9内に収納された電動モータ、バッテリ、制御装置及びカウンターウェイト等(いずれも図示を省略する。)によって構成されている。また、動力ユニット1の下方には、前輪13が取り付けられている。
フォーク3は、運転室5の後端から車両の後方に向かって延びており、荷物等を載置することが可能となっている。このフォーク3は後述する床台19後端に固定されている。
運転室5は、第1壁15と、第2壁17と、床台19とによって形成されている。第1壁15及び第2壁17は、運転室5の前方で垂直に立設されており、動力ユニット1と運転室5とを区画している。第1壁15は運転室5側に壁面15aを形成しており、第2壁17は運転室5側に壁面17aを形成している。この壁面17aが本発明における壁面に相当する。
第1壁15及び第2壁17の両側面には、車両の上方向に延びる一対の柱板21a、21bが固定されている。柱板21a、21bの各上端には、落下物等から運転室内の作業者を保護する安全柵23が架橋されている。
床台19は、車両の左右方向で水平に延びており、運転室5の床面を形成している。この床台19の上面には、運転者を保護する第1安全バー25aが立設されている他、ピッキングリフトを操作するための操作ペダル27a、27bが設けられている。また、床台19の下面には、後輪29a、29bが取り付けられている。
また、第1壁15の壁面15aには、操作パネル31が取り付けられている。操作パネル31には、操作レバー33の他、操作ハンドル35等が設けられている。また壁面15aの左右両端には、運転室5の後方に延びる第2、3安全バー25b、25cがそれぞれ設けられている。
テープロールホルダ7は、第2壁17の壁面17aに取り付けられており、運転室5の前方であって、操作パネル31の下方に位置している。このテープロールホルダ7は、図2に示すように、金属の板材によって箱状に形成された保持部材37と、金属の板材から成る三つの係止部材39a〜39cとを備えている。
保持部材37は、傾斜部材371と、底板部材372と、右側板部材373と、左側板部材374とを有している。傾斜部材371は左右方向に水平に延びているとともに、高さ方向において、上端側が下端側よりも後方に突出するように傾斜している。また、この傾斜部材371の内側、すなわち、底板部材372の前面は保持面371aとされている。
底板部材372は、傾斜部材371の下端が略直角に曲げ加工されることにより、傾斜部材371に対して一体で形成されている。この底板部材372は、テープロールホルダ7の後方から前方、すなわち、傾斜部材371下端から壁面17a側に向かって水平に延びている。また、底板部材372の前端は下方に向かって略直角に曲げ加工が施されており、第1固定フランジ372aが形成されている。第1固定フランジ372aには、ボルト孔41a、41bが形成されている。
右側板部材373は、傾斜部材371の右端が略直角に曲げ加工されることで傾斜部材371に対して一体で形成され、傾斜部材371の右端から壁面17a側に向かって水平に延びている。また、右側板部材373の前端は左側板部材374側に向かって略直角に曲げ加工が施されており、第2固定フランジ373aが形成されている。第2固定フランジ373aには、ボルト孔41cが形成されている。
左側板部材374も右側板部材373とほぼ同様の構成であり、傾斜部材371の左端が略直角に曲げ加工されることで傾斜部材371に対して一体で形成され、傾斜部材371の左端から壁面17a側に向かって水平に延びている。また、左側板部材374の前端は右側板部材373側に向かって略直角に曲げ加工が施され、第3固定フランジ374aが形成されている。第3固定フランジ372aには、ボルト孔41dが形成されている。なお、第1〜3固定フランジ372a、373a、374aに形成される各ボルト孔41a〜41dの数及びその位置は、適宜設計することが可能である。
図3の(A)〜(C)に示すように、各係止部材39a〜39cは、いずれも同一の構成であり、上部固定板391、上板392、前板393及び下部固定板394を有している。これらの上部固定板391、上板392、前板393及び下部固定板394は、所定の幅を有する金属の板材に対してプレス加工を施すことにより形成されている。
具体的には、上下方向で垂直に延びる上部固定板391を形成する。この上部固定板391の下端を略直角に屈曲させることにより上板392を形成する。この上板392の先端を鋭角に屈曲させることにより前板393を形成する。そして、前板393の下端を鈍角に屈曲させて、上部固定板391と平行に延ばすことにより、下部固定板394を形成する。
また、各係止部材39a〜39cを構成する上記の板材は、下端側の幅よりも上端側の幅が狭くなるように形成されており、同図の(A)、(B)に示すように、前板393における幅方向の両端には、それぞれ傾斜面393a、393bが形成され、上板392の幅は前板393の幅よりも狭くなっている。
各係止部材39a〜39cは、それぞれ上部固定板391及び下部固定板394を傾斜部材371の保持面371aに溶接されることにより、保持面371aに固定されている。保持面371aに対して各係止部材39a〜39cが固定される具体的な位置については後述する。
これらのように構成されたテープロールホルダ7は、各ボルト孔41a〜41dに挿通されたボルト43a、43b等により、図4に示すように、壁面17aに固定されている。なお、図4では、ボルト孔41b、41cに挿通されるボルトのみ符号43a、43bを付して図示する。各ボルト43a、43bは、壁面17aの裏面でナット45a、45bにより固定される。他のボルト孔41a、41dに挿通されるボルトについても同様である。
こうしてテープロールホルダ7が壁面17aに固定されることにより、第2壁17において、テープロールホルダ7は壁面17aよりも運転室5の後方に向かって突出した状態となる。ここで、傾斜部材371について、その上端側が下端側よりも後方に突出するように傾斜していることから、テープロールホルダ7では、上端側が下端側よりも大きく運転室5の後方に突出する。
また、壁面17aに固定されることで、テープロールホルダ7では、壁面17aと傾斜部材371の保持面371aとにより、ポケット47が形成される。このポケット47は、上端が取出口47aとされており、運転室5側に開口している。上記のように傾斜部材371が傾斜していることから、このポケット47では、上端の取出口47aが大きく開口される一方で、下方に向かうに従って狭くなる形状となっている。そして、ポケット47の下端は、底板部材372によって運転室5と区画されており、ポケット47の左右両端は、右側板部材373及び左側板部材374によってそれぞれ運転室5と区画されている。
保持面371aに固定された各係止部材39a〜39cでは、ポケット47内において、各上板392が保持面371aから壁面17aに向かって、保持面371aに対して直交する方向で延びている。また、各前板393は、上板392の先端から保持面371aに向かって延びている。これにより、ポケット47内において、各上板392ではテープロール49を係止することが可能となっている。具体的には、テープロール49は、厚紙によって形成された円筒状の巻芯49aと、巻芯49aの外周面に巻かれた粘着テープ49bとからなる。そして、上板392は、巻芯49a内に挿入され、この巻芯49a内において、巻芯49aの後端から略中央まで巻芯49aと当接することにより、巻芯49aを係止する。こうして、このテープロールホルダ7はテープロール49の保持を行う。
ここで、このテープロールホルダ7では、各上板392に係止されたテープロール49が自重により下端側で保持面731aと当接することが可能となる位置であり、かつ、各上板392に係止したテープロール49が未使用である場合に、そのテープロール49の一部を取出口47aから突出させることが可能となる位置において、各係止部材39a〜39cが保持面371aにそれぞれ固定されている。
以上のように構成されたピッキングリフトでは、図1に示すように、作業者が操作レバー33、操作ハンドル35及び操作ペダル27a、27bをそれぞれ操作することによって、車両を走行させることが可能である他、マスト11a、11bに沿って運転室5を上昇させることが可能である。これにより、このピッキングリフトでは、フォーク3に載置した荷物を高所に収納したり、高所に収納された荷物を取り出したりすることが可能である。この際、このピッキングリフトでは、運転室5において、作業者が荷物の梱包作業や荷物の開封確認作業等を行うことが可能となっている。
そして、このピッキングリフトにはテープロールホルダ7が設けられていることから、上記のような梱包作業等において必要となるテープロール49を作業者の近傍に配置することが可能となっている。ここで、このテープロールホルダ7は壁面17aに固定されている。このため、作業者に取り付けられる場合と比較して、テープロールホルダ7では、ポケット47内において安定した状態で各テープロール49が各係止部材39a〜39cに係止される。
また、このテープロールホルダ7では、各係止部材39a〜39cに係止された各テープロール49について、自重によりその下端を保持面371aに当接させることが可能となっている。このため、このテープロールホルダ7では、各係止部材39a〜39cに係止された各テープロール49について、保持面371aによっても支持することが可能となっている。
さらに、このピッキングリフトでは、壁面17aを有する第2壁17が運転室5における車両前方側に設けられている。このため、このピッキングリフトでは、前方側に向かって走行する際に、各テープロール49を保持面371aに押し当てる方向で慣性力が作用する。この慣性力を利用することで、保持面371aでは、テープロールホルダ7を好適に支持することが可能となっている。これらにより、このテープロールホルダ7では、各係止部材39a〜39cに係止された各テープロール49がポケット47から落下し難くなっており、各テープロール49を好適に保持することが可能となっている。
ここで、ピッキングリフトが後方側に向かって走行する際には、各テープロール49を保持面371aから引き離す方向で慣性力が作用することとなる。しかし、ピッキングリフトでは、前進を行う機会に比べて後進を行う機会は少ない。また、ピッキングリフトにおいて、後進は、フォーク3に荷物を載置したり、フォーク3に載置された荷物を所定の位置に配置したりする際に、車両の位置合わせとして専ら利用されることから、その速度も前進時に比べて遅い。これらのため、後進時の慣性力が各テープロール49に作用する影響力は小さくなっている。
そして、このテープロールホルダ7では、保持部材37が箱状に形成され、ポケット47の下端および左右両端がそれぞれ底板部材372、右側板部材373及び左側板部材374によって、運転室5と区画されている。このため、このテープロールホルダ7では、例え、各係止部材39a〜39cと各テープロール49との係止が不意に解除された場合であっても、各テープロール49をポケット47内に止めておくことが可能となっている。これにより、このピッキングリフトでは、運転室5を上昇等させて作業者が高所で作業を行う場合であっても、各テープロール49をテープロールホルダ7に保持させておけば、各テープロール49が運転室5から地面に落下する事態を防止することが可能となっている。
また、図4に示すように、壁面17aに固定されることにより、このテープロールホルダ7は、上端側が下端側よりも大きく運転室5の後方に突出している。このため、このテープロールホルダ7では、取出口47aを広く形成して、ポケット47から各テープロール49を取り出し易くなっている一方で、テープロールホルダ7全体が運転室5に占める領域を小さくすることが可能となっている。このため、このピッキングリフトでは、テープロールホルダ7を設けていても、運転室5、つまり、作業者が作業を行うスペースを広く確保することが可能となっている。
さらに、このテープロールホルダ7では、各係止部材39a〜39cに係止された各テープロール49を取出口47aから取り出す際、作業者の指は、同図の破線矢印A〜Cに示す軌跡を描くことになる。具体的には、破線矢印Aに示すように、作業者の指は、テープロール49の前方から巻芯47a内に進入し、その後方に至る。そして、破線矢印Bに示すように、作業者の指は、前板393によって案内されつつ、巻芯47a内を上方に移動しつつ、その前方で巻芯47aを掴む。巻芯47aを掴んだ後、破線矢印Cに示すように、指を上方に引き上げることで、取出口47aからテープロール49を取り出すことが可能となる。ここで、このテープロールホルダ7では、上板392が巻芯47aの後方から中央までしか伸びておらず、かつ、上板392の幅は前板393よりも狭くなっている。これらにより、このテープロールホルダ7では、作業者の指が巻芯47aの前方を掴む際に、前板393の存在が邪魔になり難く、テープロール49を取り出し易くなっている。
また、このテープロールホルダ7では、三つの係止部材39a〜39cを備えていることから、テープロールホルダ7では、最大で三つまでテープロール49を保持することが可能となっている。このため、このテープロールホルダ7では、例えば、同種の粘着テープ49bを有するテープロール49を保持することにより、テープロール49の交換頻度を少なくすることが可能となる他、異なる種類のテープを有するテープロール49をそれぞれ係止部材39a〜39cに係止することで、作業に応じて使用するテープロール49を使い分けることも可能となっている。
さらに、このテープロールホルダ7では、各係止部材39a〜39cに係止されることで、未使用(より厳密には、未使用だけでなく一定程度使用した状態も含まれる。)のテープロール49の一部を取出口47aから突出させている。これにより、このテープロールホルダ7では、ポケット47から各テープロール49を取り出し易くなっている他、上記のように、テープ49bの種類が異なるテープロール49を保持した場合であっても、テープ49bの種類を判別し易くなっている。これらにより、テープロールホルダ7が設けられたこのピッキングリフトでは、作業者の作業効率を高くすることが可能となっている。
したがって、実施例1のピッキングリフトは高い利便性を発揮する。
(実施例2)
実施例2のピッキングリフトでは、テープロールホルダ7に換えて、図5に示すテープロールホルダ51が設けられている。このテープロールホルダ51では、テープロールホルダ7における係止部材39a〜39cに換えて、係止部材53a〜53cを備えている。
各係止部材53a〜53cは、金属棒に対して曲げ加工を施すことにより、略U字形状に形成されている。各係止部材53a〜53cでは、後端側で保持面371aと固定されることにより、その前端が保持面371aから壁面17aに向かって、保持面371aに対して直交する方向で延びている。このテープロールホルダ51における他の構成は実施例1におけるテープロールホルダ7と同一であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
このテープロールホルダ51における各係止部材53a〜53cでは、上記の各係止部材39a〜39cと異なり、テープロール49を取り出す際に使用者の指を案内することが不可能となっている。しかし、各係止部材53a〜53cは、各係止部材39a〜39cと比較して、容易に形成することが可能となっている。これにより、実施例1におけるテープロールホルダ7と比較して、テープロールホルダ51の製造が容易であり、ひいては、ピッキングリフトを低コスト化することが可能となっている。実施例2における他の作用効果は実施例1と同様である。
以上において、本発明を実施例1、2に即して説明したが、本発明は上記実施例1、2に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、壁面17aの裏面に対して各ナット45a、45b等を固定することにより、必要に応じてテープロールホルダ7、51を壁面17aに対して脱着することが可能となるように構成しても良い。
本発明は産業車両に利用可能である他、事務用品等に利用可能である。
5…運転室
7…テープロールホルダ
17a…壁面(壁面)
37…保持部材
39a〜39c…保持部材
47…ポケット
47a…取出口
49…テープロール
49a…巻芯
49b…テープ
51…テープロールホルダ
53a〜53c…保持部材
371…傾斜部材
371a…保持面
372…底板部材
373…右側板部材(側板部材)
374…左側板部材(側板部材)
392…上板
393…前板

Claims (6)

  1. 円筒状の巻芯と、該巻芯の外周面に巻かれたテープとからなるテープロールを保持するテープロールホルダであって、
    壁面に固定可能であり、内側が該壁面と対面する保持面とされ、該壁面に固定されることによって該壁面と該保持面とにより、上端が取出口とされ、下方に向かうに従って狭くなるポケットを形成する保持部材と、
    該保持面に固定され、該ポケット内で前記巻芯を係止する係止部材とを備えていることを特徴とするテープロールホルダ。
  2. 前記係止部材は、前記巻芯内で該巻芯に係止し、前記テープロールを前記保持面に当接させている請求項1記載のテープロールホルダ。
  3. 前記係止部材は、前記保持面から前記壁面に向かって延び、前記巻芯を挿入させる板状の上板と、該上板の先端から該保持面に向かって延び、該保持面に固定される板状の前板とを有している請求項1又は2記載のテープロールホルダ。
  4. 前記係止部材は、未使用の前記テープロールの一部を前記取出口から突出させ得る位置に設けられている請求項1乃至3のいずれか1項記載のテープロールホルダ。
  5. 前記保持部材は、前記内側に前記保持面が形成された傾斜部材と、
    前記壁面に固定された状態で水平に延びる板状をなし、該傾斜部材の下端から該壁面に向かって延び、該壁面に固定される底板部材と、
    該傾斜部材の水平方向の両端から該壁面に向かって延び、該壁面に固定される側板部材とを備え、
    前記係止部材が複数設けられている請求項1乃至4のいずれか1項記載のテープロールホルダ。
  6. 前記壁面は産業車両の運転室における車両前方側に設けられている請求項1乃至5のいずれか1項記載のテープロールホルダ。
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