JP2014011963A - 農作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】止めピン部と回転部とが干渉するのを防止できる農作業機を提供する。
【解決手段】農作業機21は、ホルダ側孔部および支軸部48を有するホルダ体42と、このホルダ体42に対して昇降可能なゲージ輪43とを備える。このゲージ輪43を固定手段44によってホルダ体42に解除可能に固定する。ゲージ輪43は、複数のアーム側孔部72と、圃場上を走行する回転部73とを有する。固定手段44は、支軸部48に軸方向に移動可能に取り付けた操作部と、この操作部に突設した止めピン部とを有する。止めピン部をホルダ側孔部およびアーム側孔部72に挿入することにより、ゲージ輪43をホルダ体42に対して固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、止めピン部と回転部とが干渉するのを防止できる農作業機に関するものである。
従来、例えば特許文献1に記載された農作業機が知られている。
この従来の農作業機は、作業深さを一定にするためのゲージ輪等の昇降体を備えており、この昇降体は、固定手段によってホルダ体に対して解除可能に固定されている。
すなわち例えば図11および図12に示すように、従来の農作業機は、機体に設けられた左右のホルダ体1と、このホルダ体1に対して昇降可能なゲージ輪等の昇降体2と、この昇降体2をホルダ体1に対して解除可能に固定する固定手段3とを備えている。
ホルダ体1は、上下面が開口した筒状部5と、この筒状部5に形成されたホルダ側孔部6と、筒状部5に突設された支軸部7とを有している。昇降体2は、長手状のアーム部8と、このアーム部8に形成された複数のアーム側孔部9と、アーム部8に回転可能に取り付けられた回転部10とを有している。
また、固定手段3は、ホルダ体1の支軸部7にこの支軸部7を中心として回動可能に取り付けられたコ字枠11を有している。コ字枠11には、作業者が手で操作するL字状の止めピン12がスライド可能に設けられている。止めピン12は、ホルダ側孔部6およびアーム側孔部9に対して挿入出可能で、コイルばね等の付勢部材13によってピン挿入方向に付勢されている。
そして、止めピン12がホルダ側孔部6およびアーム側孔部9に挿入されることにより、昇降体2がホルダ体1に対して固定される。また、止めピン12がホルダ側孔部6およびアーム側孔部9から抜き出されることにより、昇降体2のホルダ体1に対する固定が解除される。
特開2001−269011号公報
しかしながら、上記従来の農作業機では、例えば図11に示すように、昇降体2をホルダ体1に対して最上げ位置に固定した際に、止めピン12と昇降体2の回転部10とが干渉するおそれがある。
なお、止めピン12の操作時に先端部を上向きにした場合であっても、作業中の振動により止めピン12が回動して先端部が下向きとなり、その結果、止めピン12と回転部10とが干渉することがある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、止めピン部と回転部とが干渉するのを防止できる農作業機を提供することを目的とする。
請求項1記載の農作業機は、ホルダ側孔部および支軸部を有するホルダ体と、このホルダ体に対して昇降可能な昇降体と、この昇降体を前記ホルダ体に対して解除可能に固定する固定手段とを備え、前記昇降体は、アーム部と、このアーム部に形成された複数のアーム側孔部と、前記アーム部に回転可能に取り付けられた回転部とを有し、前記固定手段は、前記支軸部に軸方向に移動可能に取り付けられた操作部と、この操作部に突設された止めピン部とを有し、前記止めピン部が前記ホルダ側孔部および前記アーム側孔部に挿入されることにより、前記昇降体が前記ホルダ体に対して固定され、前記止めピン部が前記ホルダ側孔部および前記アーム側孔部から抜き出されることにより、前記昇降体の前記ホルダ体に対する固定が解除されるものである。
請求項2記載の農作業機は、請求項1記載の農作業機において、固定手段の操作部は、T字状に形成されているものである。
請求項3記載の農作業機は、請求項1または2記載の農作業機において、固定手段の操作部は、ホルダ体の支軸部の周方向に回動可能となっているものである。
請求項4記載の農作業機は、請求項1ないし3のいずれか一記載の農作業機において、固定手段は、操作部をピン挿入方向に付勢する付勢部材を有するものである。
請求項5記載の農作業機は、請求項1ないし4のいずれか一記載の農作業機において、昇降体は、作業深さを一定にするためのゲージ輪であるものである。
本発明によれば、固定手段が、ホルダ体の支軸部に軸方向に移動可能に取り付けられた操作部と、この操作部に突設された止めピン部とを有する構成であるから、止めピン部と回転部とが干渉するのを防止できる。
本発明の一実施の形態に係る農作業機の側面図である。 同上農作業機の平面図である。 同上農作業機のゲージ輪部分の側面図である。 同上農作業機のホルダ体の平面図である。 同上ホルダ体および固定手段を示す分解図である。 (a)および(b)は止めピン部がホルダ側孔部に挿入された状態を示す図である。 (a)および(b)は止めピン部がホルダ側孔部から抜き出された状態を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係る農作業機の部分断面図である。 同上農作業機の操作部材の側面図である。 同上操作部材の正面図である。 従来の農作業機のゲージ輪部分の側面図である。 同上農作業機の部分断面図である。
本発明の一実施の形態について図1ないし図7を参照して説明する。
図中の21は農作業機で、この農作業機21は、例えば走行車であるトラクタ(図示せず)の後部に連結され、トラクタの走行により圃場を前方(進行方向)に移動しながら農作業である耕耘整地作業等を行う耕耘作業機である。
農作業機21は、図示しないトラクタの後部の3点リンクヒッチ部(作業機昇降支持部)に脱着可能に連結された機体22を備えている。
機体22は、左右方向長手状のフレーム部であるフレームパイプ部23を有し、このフレームパイプ部23の長手方向中央部に入力軸保持部24が設けられ、この入力軸保持部24にて前後方向の入力軸25が回転可能に保持されている。入力軸25は、図示しないトラクタのPTO軸に動力伝達手段を介して接続されており、トラクタ側からの動力が入力軸25から農作業機21側に入力される。
フレームパイプ部23の長手方向両端部には、伝動ケース部26およびブラケット部27が設けられている。これら互いに離間対向する伝動ケース部26およびブラケット部27間には、入力軸25側からの動力により所定方向に回転しながら耕耘作業をする耕耘体(ロータリー)31が回転可能に架設されている。
耕耘体31は、伝動ケース部26の下部とブラケット部27の下部とにて回転可能に支持された左右方向の耕耘軸32と、この耕耘軸32に取り付けられこの耕耘軸32と一体となって回転しながら耕耘作業をする複数の耕耘爪33とを有している。
そして、耕耘体31の上方部は、機体22の耕耘カバー部30にて覆われており、この耕耘カバー部30は、上方に向かって凸の湾曲板状に形成されている。この耕耘カバー部30の後端部には、耕耘体31の後方で、整地作業をする整地体35が上下方向に回動可能に設けられている。
整地体35は、機体22の耕耘カバー部30の後端部に蝶番36を介して回動可能に取り付けられた均平板37と、この均平板37の左右方向両端部に折り畳み可能に取り付けられた延長均平板38とを有している。なお、耕耘体31と整地体35とにて、農作業である耕耘整地作業をする作業手段40が構成されており、この作業手段40が機体22に設けられている。
また一方、図1および図2に示されるように、機体22は、フレームパイプ部23よりも前方に位置する左右方向長手状のフレーム部であるヒッチパイプ部41を有している。ヒッチパイプ部41における複数箇所、すなわち例えば互いに離間した左右の2箇所には、ゲージ輪支持手段であるホルダ体42が固定的に設けられている。
そして、農作業機21は、各ホルダ体42に対して昇降可能な昇降体であるゲージ輪43と、このゲージ輪43をホルダ体42に対して解除可能に固定する固定手段44とを備えている。このゲージ輪(接地輪)43は、作業手段40の作業深さ、つまり耕耘体31の耕耘深さを一定にするためのもので、ホルダ体42に対して上下位置調整可能となっている。
ここで、図3ないし図7に示されるように、ホルダ体42は、上下面が開口した4角筒状の筒状部46と、この筒状部46に形成された丸孔状の上下のホルダ側孔部(ピン用孔部)47と、筒状部46に外方に向かって水平状に突設された左右方向長手状で丸軸状の支軸部48とを有している。
筒状部46は、4つの板部分、すなわち第1板部分51、第2板部分52、第3板部分53および第4板部分54と、第3板部分53の内面に固着された矩形状の当板部分55とにて構成されている。
上側のホルダ側孔部47は、第1板部分51の上部に形成された上貫通孔56aと、第3板部分53の上部に形成された上貫通孔56bと、当板部分55の上部に形成された上貫通孔56cとにて構成されており、また同様に、下側のホルダ側孔部47は、第1板部分51の下部に形成された下貫通孔57aと、第3板部分53の下部に形成された下貫通孔57bと、当板部分55の下部に形成された下貫通孔57cとにて構成されている(図5参照)。
また、筒状部46の第3板部分53は、軸取付孔部58を有し、この軸取付孔部58に支軸部48の基端部が嵌入されて溶接等により固着されている。つまり、支軸部48が筒状部46の第3板部分53に突設され、この支軸部48は水平方向に軸方向を有している。
支軸部48は、基端部が第3板部分53に固着された軸部分61と、この軸部分61の基端近傍に一体に設けられた鍔部分62とにて構成されている。軸部分61の先端近傍には周方向のEリング用溝63が形成され、このEリング用溝63には抜止め部材であるEリング64が装着されている。
ゲージ輪43は、ホルダ体42の筒状部46内に昇降可能(筒状部46の内周面に沿って上下方向にスライド可能)に挿通された上下方向長手状で断面矩形状のアーム部71を有している。
アーム部71には、互いに間隔をおいてアーム部71に沿って上下方向に並ぶ丸孔状の複数のアーム側孔部(ピン用孔部)72がアーム部71の厚さ方向に貫通して形成されている。
アーム部71の下端部には、所定の回転方向(図示した矢印方向)に回転しながら圃場面上を走行する円柱状のホイール部である回転部73が水平方向の軸部74を中心として回転可能に取り付けられている。回転部73の外周面部は、例えば圃場の土が付着しにくい円筒状の土付着防止部材であるゴム部材75で構成されている。このゴム部材75は、回転部73の本体部材76の外周部に焼付けられている。なお、ゴム部であるゴム部材75を本体部材76の外周部に対して脱着可能としてもよい。
アーム部71の下端近傍には、作業中に回転部73の外周面に付着した付着物(土は付着しにくいが、例えば土質等によっては土が付着する場合もある)を掻き取って除去する付着物除去手段である板状のスクレーパ77が取り付けられている。スクレーパ77は、アーム部71に形成されたねじ孔78への取付ボルト79の螺合により、アーム部71の所定位置に取り付けられている。なお、アーム部71の上端部には、軸状の把持部80が突設されている。
固定手段44は、ホルダ体42の支軸部48の外周側に、この支軸部48の軸方向に移動可能でかつこの支軸部48を中心として回動可能に直接取り付けられた筒状の操作部81を有している。つまり、ゲージ輪43の上下位置調整の際に作業者が手で操作する突部付きの操作部81は、ホルダ体42の支軸部48の外周面に沿って、その支軸部48の軸方向にスライド移動可能でかつその支軸部48を中心としてその支軸部48の周方向にスライド回動可能となっている。
操作部81は、例えばT字状に形成されている。すなわち、この操作部81は、支軸部48の外周面の略全体を覆うことが可能な円筒状をなす両端面開口状の円筒部分82と、この円筒部分82の先端部における外周面の左右両側から互いに反対方向に向かって水平状に一体に突出する丸棒状の1対の突出部分(突部)83とにて構成されている。
そして、操作部81の円筒部分82の基端部における外周面の下側には、互いに一致したホルダ側孔部47およびアーム側孔部72に対して挿入出可能な丸棒状の止めピン部85が筒状部46側に向かって水平状に一体に突設されている。つまり、この止めピン部85の基端部が操作部81の外周に固定され、この止めピン部85の基端部以外の部分が操作部81の基端面よりも筒状部46側に位置している。なお、操作部81と止めピン部85とにて、例えば金属の鋳物にて一体に形成された操作ピン部材86が構成されている。
また、操作部81の円筒部分82の内周面とホルダ体42の支軸部48の外周面との間には、操作部81をピン挿入方向(止めピン部85が、互いに一致したホルダ側孔部47およびアーム側孔部72に対して挿入される方向)に付勢する円筒状の付勢部材であるコイルばね88が配設されている。
コイルばね88の軸方向一端部88aが操作部81の円筒部分82の基端部内周側のばね受部89に直接当接し、かつ、コイルばね88の軸方向他端部88bが支軸部48の先端部外周側のEリング64に円筒状のカラー90を介して当接している。つまり、圧縮ばねであるコイルばね88は、Eリング64で抜止めされたカラー90と、操作部81のばね受部89との間に装着されている。
また、図7(b)から明らかなように、T字状の操作部81の先端部の長さ寸法(支軸部48の軸方向に対して直交する方向の長さ寸法)Aは、ホルダ体42の筒状部46の上下方向長さ寸法よりも短くなっている。そして、1対の突出部分83を上下方向に沿って位置させた場合であっても、下側の突出部分83の下端が筒状部46の下端よりも上方に位置するようになっている。
このように、固定手段44は、例えば操作ピン部材86、コイルばね88、カラー90およびEリング64にて構成されている。
そして、操作ピン部材86の止めピン部85が互いに一致したホルダ側孔部47およびアーム側孔部72に挿入されることにより、ゲージ輪43がホルダ体42に対して固定される。また、操作ピン部材86の止めピン部85が互いに一致したホルダ側孔部47およびアーム側孔部72から抜き出されることにより、そのゲージ輪43のホルダ体42に対する固定が解除される。
次に、農作業機21の作用等を説明する。
ホルダ体42に対してゲージ輪43の上下位置を調整する場合、作業者は、図7に示すように、操作ピン部材86をコイルばね88の付勢力の抗して支軸部48の外周面に沿ってその軸方向のピン抜出方向にスライド移動させた後、この操作ピン部材86を支軸部48の外周面に沿ってその周方向に90度回動させる。
この図7の状態では、操作ピン部材86の止めピン部85は、ホルダ側孔部47およびアーム側孔部72から抜き出された状態となっており、その止めピン部85の先端面がホルダ体42の筒状部46の外面に当接している。
この状態時においては、作業者は、把持部80を把持してゲージ輪43をホルダ体42に対して昇降させることにより、選択した一のホルダ側孔部47と選択した一のアーム側孔部72とを互いに一致させる。
なお、作業者は、上下2つのホルダ側孔部47の中から一のホルダ側孔部47を選択し、かつ、上下方向に並ぶ複数(例えば10個)のアーム側孔部72の中から一のアーム側孔部72を選択する。
その後、作業者は、操作ピン部材86を手で操作して、操作ピン部材86の止めピン部85を互いに一致したホルダ側孔部47およびアーム側孔部72に挿入させる。
このとき、操作ピン部材86は、コイルばね88の付勢力によって支軸部48の外周面に沿ってピン挿入方向にスライド移動し、このスライド移動により止めピン部85が互いに一致したホルダ側孔部47およびアーム側孔部72に挿入される。
この止めピン部85の両孔部47,72への挿入により、ゲージ輪43がホルダ体42に対して固定され、ゲージ輪43の上下位置が圃場の土質等に対応した所望位置に固定される。
なお、この止めピン部85が両孔部47,72に挿入された状態では、操作ピン部材86の操作部81は、支軸部48に対して、支軸部48の軸方向には移動可能であるが、支軸部48の周方向には回動不可能である。
そして、ゲージ輪43の上下位置調整後、トラクタの走行により農作業機21を進行方向に移動させると、耕耘体31にて耕耘作業が行われ、この耕耘体31の後方で整地体35にて整地作業が行われる。
このとき、耕耘体31の前方では、ゲージ輪43の回転部73が所定方向に回転しながら圃場面上を走行する。このため、耕耘体31の耕耘深さが一定に維持され、安定した耕耘整地作業が行われる。
そして、農作業機21によれば、固定手段44が、ホルダ体42の支軸部48にその軸方向に移動可能でかつその周方向に回動可能に取り付けられた操作部81と、この操作部81に突設された止めピン部85とを有する構成であるから、従来の構成に比べてコンパクトであるばかりでなく、止めピン部85とゲージ輪43の回転部73の外周部とが干渉するのを防止できる。
すなわち例えば図3に示すように、ゲージ輪43をホルダ体42に対して最上げ位置に固定した場合であっても、止めピン部85がゲージ輪43の回転部73の外周側のゴム部材75と干渉することがなく、ゴム部材75が止めピン部85で削られる不具合が発生しない。
また、固定手段44の操作部81がT字状に形成されているため、止めピン部85とゲージ輪43の回転部73とが干渉するのを適切に防止できるとともに、操作部81をL字状にした場合等に比べて、操作性が良好である。
さらに、固定手段44は操作部81をピン挿入方向に付勢するコイルばね88を有するため、コイルばね88の付勢力を利用することで、止めピン部85を互いに一致したホルダ側孔部47およびアーム側孔部72に適切に挿入でき、操作性がより一層良好である。
また、ゲージ輪43のホルダ体42に対する固定時には、操作ピン部材86の操作部81は、支軸部48に対してその支軸部48の周方向には回動不可能であるため、作業中の振動により操作部81が回動することがなく、止めピン部85とゲージ輪43の回転部73とが干渉するのを確実に防止できる。
なお、固定手段44の操作ピン部材86は、鋳物からなるものには限定されず、例えば図8ないし図10に示す溶接構造のものでもよい。
この図8ないし図10に示す操作ピン部材86は、T字状の操作部81に止めピン部85を溶接により固定的に突設したものである。
この操作部81は、支軸部48の外周面の略全体を覆うことが可能な円筒状をなす両端面開口状の円筒部分82と、この円筒部分82の先端部における外周面の左右両側から互いに反対方向に向かって突出する3角板状の1対の突出部分(突部)83とにて構成されている。そして、円筒部分82の基端部における外周面の下側に止めピン部85が溶接により固着されている。なお、Eリング64の代わりに、ロールピン64aが支軸部48に取り付けられている。
そして、このような図8ないし図10に示す他の実施の形態であっても、上記一実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
なお、いずれの実施の形態においても、ホルダ体42に対して昇降可能な昇降体は、ゲージ輪43には限定されず、任意であり、例えば方向輪や鎮圧輪等でもよい。
また、固定手段44の操作部81の形状は、T字状が好ましいが、例えばL字状や、真っ直ぐな直線状等でもよい。なお、T字状とは、厳密な意味でT字状である場合のほか、例えばY字状や矢印状等のような略T字状を含む意味である。
さらに、ホルダ体42は、上下2つのホルダ側孔部47を有するものには限定されず、例えばホルダ側孔部47を1つのみ有したものでもよい。
また、固定手段44は、操作部81をピン挿入方向に付勢するコイルばね等の付勢部材を有していない構成でもよい。
21 農作業機
42 ホルダ体
43 昇降体であるゲージ輪
44 固定手段
47 ホルダ側孔部
48 支軸部
71 アーム部
72 アーム側孔部
73 回転部
81 操作部
85 止めピン部
88 付勢部材であるコイルばね

Claims (5)

  1. ホルダ側孔部および支軸部を有するホルダ体と、
    このホルダ体に対して昇降可能な昇降体と、
    この昇降体を前記ホルダ体に対して解除可能に固定する固定手段とを備え、
    前記昇降体は、
    アーム部と、
    このアーム部に形成された複数のアーム側孔部と、
    前記アーム部に回転可能に取り付けられた回転部とを有し、
    前記固定手段は、
    前記支軸部に軸方向に移動可能に取り付けられた操作部と、
    この操作部に突設された止めピン部とを有し、
    前記止めピン部が前記ホルダ側孔部および前記アーム側孔部に挿入されることにより、前記昇降体が前記ホルダ体に対して固定され、
    前記止めピン部が前記ホルダ側孔部および前記アーム側孔部から抜き出されることにより、前記昇降体の前記ホルダ体に対する固定が解除される
    ことを特徴とする農作業機。
  2. 固定手段の操作部は、T字状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の農作業機。
  3. 固定手段の操作部は、ホルダ体の支軸部の周方向に回動可能となっている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の農作業機。
  4. 固定手段は、操作部をピン挿入方向に付勢する付勢部材を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の農作業機。
  5. 昇降体は、作業深さを一定にするためのゲージ輪である
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記載の農作業機。
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