JP2014011427A - 故障検知装置、故障検知システム、及び故障検知方法 - Google Patents

故障検知装置、故障検知システム、及び故障検知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】安全性を確保しつつ太陽電池モジュールに内蔵されたバイパスダイオードの故障を高確度に検出すること。
【解決手段】故障検知装置5は、太陽電池セルと太陽電池セルに並列接続された少なくとも1つのバイパスダイオードとを具備し、負荷に対して解列状態にある少なくとも1つの太陽電池ストリング130を対象にして、バイパスダイオードの故障を検知する故障検知装置であって、太陽電池ストリング130の負極から正極に向けて規定の電流値の電流を供給する電流源回路51と、電流源回路51による電流の供給時に太陽電池ストリング130の負極と正極との間の電位差を測定する電圧測定部52と、電圧測定部52によって測定された電位差に基づいてバイパスダイオードの故障を判定する制御/判定部53とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池に付属するバイパスダイオードの故障検知装置、故障検知システム、及び故障検知方法に関する。
一般的に、太陽光を利用して発電を行う太陽電池モジュールにおいては、例えば特性のバラツキや日射強度の変動等の影響によって太陽電池に逆電圧が印加されることがあり、この逆電圧が高まると、太陽電池が発熱ひいては破損する虞がある。そのため、従来の太陽電池モジュールとしては、バイパスダイオードを太陽電池に並列に接続し、太陽電池に過剰な逆電圧が印加されるのを抑制するものが知られている。
このような太陽電池モジュールにおいては、例えば下記特許文献1に記載されているように、バイパスダイオードのオープンモード(開放モードとも称される)故障を検出する故障検知装置が開発されている。特許文献1に記載された検査装置では、太陽電池を遮蔽板により遮光すると共に、この遮蔽板に一体化された感熱紙により太陽電池における遮光部分の温度を検出する。そして、太陽電池の遮蔽部分にホットスポット熱(異常発熱)の発生を検出した場合、バイパスダイオードに電流が流れていないと判断し、これにより、バイパスダイオードがオープンモード故障していると判定する。
また、下記特許文献2には、太陽電池モジュールの電気特性を基にバイパスダイオードの故障を発見する技術が開示されている。詳細には、この診断方法では、太陽電池ストリングのブロッキングダイオードを除いた測定対象部位に充電したコンデンサを接続して放電させ、放電時に測定対象部位の電圧及び電流を測定し、その結果得られるI−V特性の変化に基づいて測定対象部位の故障を診断する。
特開2001−024204号公報 特開2011−66320号公報
しかしながら、特許文献1による診断方法では、バイパスダイオードのオープンモード故障を検出するために太陽電池を遮光する必要があるが、通常、太陽電池は屋根等の高所に設置されることから、遮光する作業が煩雑であり、安全性および費用の観点から日常的な点検に適さないという問題がある。また、当該技術を適用した場合、以下の理由により、バイパスダイオードが故障しているか否かの判定が困難である。すなわち、バイパスダイオードがオープンモード故障をしていない場合であっても、太陽電池を遮光した際に太陽電池にある程度の逆電圧が印加され、太陽電池の発熱が観測される場合がある。その発熱の程度は、その時の日射強度、遮光状態、太陽電池の電流密度、太陽電池の放熱状態、太陽電池のシャント抵抗成分に依存するため、一概に予測することができず、正常な範囲の発熱とバイパスダイオードの故障に起因する発熱とを区別することは極めて困難である。したがって、バイパスダイオードのオープンモード故障を確度良く検出できない虞がある。
また、特許文献2による診断方法では、測定対象部位に不良が無い場合にはコンデンサの電圧に応じた大きな電流が瞬時的に測定対象部位に流れるため、電流測定装置を故障させる可能性があり、測定時の安全性の面でも好ましくない。測定対象部位での大電流を低減するためにコンデンサの静電容量を小さくすることも考えられるが、この場合はI−V特性の計測時間が長くとれないため、I−V特性の確実な測定が困難となり、故障診断の確度が低下する場合があった。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みて為されたものであり、安全性を確保しつつ太陽電池モジュールに内蔵されたバイパスダイオードの故障を確実且つ簡易に検出することが可能な故障検知装置、故障検知システム及び故障検知方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一側面に係る故障検知装置は、太陽光を利用して発電を行う太陽電池と太陽電池に並列接続された少なくとも1つのバイパスダイオードとを具備し、負荷に対して解列状態にある少なくとも1つの太陽電池モジュールを対象にして、バイパスダイオードの故障を検知する故障検知装置であって、太陽電池モジュールの負極から正極に向けて規定の電流値の電流を供給する電流源と、電流源による電流の供給時に太陽電池モジュールの負極と正極との間の電位差を測定する電圧測定部と、電圧測定部によって測定された電位差に基づいてバイパスダイオードの故障を判定する判定部と、を備える。
或いは、本発明の他の側面に係る故障検知方法は、太陽光を利用して発電を行う太陽電池と太陽電池に並列接続された少なくとも1つのバイパスダイオードとを具備し、負荷に対して解列状態にある少なくとも1つの太陽電池モジュールを対象にして、バイパスダイオードの故障を検知する故障検知方法であって、太陽電池モジュールの負極から正極に向けて規定の電流値の電流を供給する電流供給ステップと、電流供給ステップによる電流の供給時に太陽電池モジュールの負極と正極との間の電位差を測定する電圧測定ステップと、電圧測定ステップによって測定された電位差に基づいてバイパスダイオードの故障を判定する判定ステップと、を備える。
かかる故障検知装置、或いは故障検知方法によれば、少なくとも1つのバイパスダイオードを具備し、負荷に対して解列状態にある少なくとも1つの太陽電池モジュールに対して、負極から正極に向かう規定の電流値の電流が供給され、その時に太陽電池モジュールの負極と正極との間に生じる電位差が測定され、その電位差を基にバイパスダイオードの故障が検出される。すなわち、バイパスダイオードが正常であれば当該電位差がバイパスダイオードの電圧降下値とほぼ同じであり、バイパスダイオードがオープンモード故障していれば太陽電池モジュールの寄生抵抗(例えば、太陽電池セル内のシャント抵抗)の電圧降下値が発生するため当該電位差がバイパスダイオードの電圧降下値に比べて大きくなる。従って、上述した故障検知装置、或いは故障検知方法によれば、その電位差の大きさの違いを検出することにより、バイパスダイオードの故障の有無を高確度に判定することができる。また、定電流状態における電位差を測定することで、太陽電池モジュールに大電流を流すおそれも少なく、コンデンサを利用した故障検知方法のようにI−V特性のスキャンの必要もない。これにより、検査時の安全性を確保しつつ簡易かつ確実にバイパスダイオードの故障を検知することができる。
上述した故障検知装置においては、判定部は、太陽電池モジュールに対して規定の電流値として太陽電池モジュールの短絡電流値よりも大きい値である第1の値の電流が供給された状態において測定された電位差が、第1の閾値よりも大きい場合にバイパスダイオードの故障を検知する、ことが好適である。こうすれば、測定した電位差と閾値とを比較することで簡易な処理や回路構成でバイパスダイオードの故障を検知することができる。
さらに、判定部は、太陽電池モジュールに対して規定の電流値として第1及び第2の値の電流値が供給された状態においてそれぞれ測定された電位差の変化を基に、当該変化が線形であるか否かに基づいてバイパスダイオードの故障を検知し、第1及び第2の値の電流値の少なくとも1つは太陽電池モジュールの短絡電流値よりも大きい値であることも好適である。かかる構成を採れば、測定した電位差が線形に変化するかを判定することで、当該電圧降下が太陽電池モジュールの寄生抵抗に起因するものなのか、バイパスダイオードに起因するものなのかを判定することができる。これにより、バイパスダイオードの経年劣化による特性変化を考慮したより確実な故障検知を実現することができる。
またさらに、判定部は、太陽電池モジュールに対して規定の電流値として太陽電池モジュールの短絡電流値よりも大きい値である第1の値の電流が供給された状態において測定された電位差が、第1の閾値よりも大きい場合、または、電位差が第1の閾値以上である第2の閾値以上となった場合に、太陽電池モジュールへの電流の供給を停止させる、ことも好適である。かかる判定部を備えれば、故障検査時に太陽電池モジュールに高電圧を印加することによる太陽電池モジュールの故障を防止することができる。すなわち、太陽電池モジュールに短絡電流よりも大きな定電流を流すと、太陽電池モジュールにおいて発電時に発生する電圧に対して逆方向の高電圧を発生させる恐れがあるが、太陽電池モジュールの電位差が第1または第2の閾値以上となった場合に電流の供給を停止することで、このような高電圧の発生を防止することができる。
また、判定部は、太陽電池モジュールを短絡させたときに測定される短絡電流値、または太陽電池モジュールを開放させたときに測定される開放電圧と、規定値との比較結果に基づき、太陽電池モジュールが発電中であるか否かを判定し、太陽電池モジュールが発電中で無いと判定された場合にバイパスダイオードの故障の判定を開始する、ことも好適である。かかる構成を採れば、太陽電池モジュールの発電状態を簡易な判定方法又は簡易な判定回路で判定することができる。
或いは、本発明の他の側面に係る故障検知システムは、太陽光を利用して発電を行う直列接続された複数の太陽電池セルと複数の太陽電池セルに並列接続された少なくとも1つのバイパスダイオードとを含む太陽電池モジュールが、複数直列接続されて構成された太陽電池ストリングと、太陽電池ストリングに接続された負荷装置とを具備する太陽電池システムを対象にして、バイパスダイオードの故障を検知する故障検知システムであって、太陽電池ストリングと負荷装置との接続を解列状態に切り替えるスイッチング部と、スイッチング部により解列状態に切り替えられた太陽電池ストリングを検知対象ストリングとして、検知対象ストリングの負極から正極に向けて規定の電流値の電流を供給する電流源と、電流源による電流の供給時に検知対象ストリングの負極と正極との間の電位差を測定する電圧測定部と、電圧測定部によって測定された電位差に基づいてバイパスダイオードの故障を判定する判定部と、を備える。
或いは、本発明の他の側面に係る故障検知方法は、太陽光を利用して発電を行う直列接続された複数の太陽電池セルと複数の太陽電池セルに並列接続された少なくとも1つのバイパスダイオードとを含む太陽電池モジュールが、複数直列接続されて構成された太陽電池ストリングと、太陽電池ストリングに接続された負荷装置とを具備する太陽電池システムを対象にして、バイパスダイオードの故障を検知する故障検知方法であって、太陽電池ストリングと負荷装置との接続を解列状態に切り替えるスイッチングステップと、スイッチングステップにより解列状態に切り替えられた太陽電池ストリングを検知対象ストリングとして、検知対象ストリングの負極から正極に向けて規定の電流値の電流を供給する電流供給ステップと、電流供給ステップによる電流の供給時に検知対象ストリングの負極と正極との間の電位差を測定する電圧測定ステップと、電圧測定ステップによって測定された電位差に基づいてバイパスダイオードの故障を判定する判定ステップと、を備える。
かかる故障検知システム、或いは故障検知方法によれば、少なくとも1つのバイパスダイオードを具備し、負荷に対して解列状態にスイッチングされた太陽電池ストリングに対して、負極から正極に向かう規定の電流値の電流が供給され、その時に太陽電池ストリングの負極と正極との間に生じる電位差が測定され、その電位差を基にバイパスダイオードの故障が検出される。すなわち、バイパスダイオードが正常であれば当該電位差がバイパスダイオードの電圧降下値とほぼ同じであり、バイパスダイオードがオープンモード故障していれば太陽電池ストリングの寄生抵抗の電圧降下値が発生するため当該電位差がバイパスダイオードの電圧降下値に比べて大きくなる。従って、上述した故障検知システム、或いは故障検知方法によれば、その電位差の大きさの違いを検出することにより、バイパスダイオードの故障の有無を高確度に判定することができる。また、定電流状態における電位差を測定することで、太陽電池ストリングに大電流を流すおそれも少なく、コンデンサを利用した故障検知方法のようにI−V特性のスキャンの必要もない。これにより、検査時の安全性を確保しつつ簡易かつ確実にバイパスダイオードの故障を検知することができる。
上述した故障検知システムにおいては、判定部は、検知対象ストリングに対して規定の電流値として太陽電池モジュールの短絡電流値よりも大きい値である第1の値の電流が供給された状態において測定された電位差が、第1の閾値よりも大きい場合にバイパスダイオードの故障を検知する、ことが好適である。こうすれば、測定した電位差と閾値とを比較することで簡易な処理や回路構成でバイパスダイオードの故障を検知することができる。
さらに、判定部は、検知対象ストリングに対して規定の電流値として第1及び第2の値の電流値が供給された状態においてそれぞれ測定された電位差の変化を基に、当該変化が線形であるか否かに基づいてバイパスダイオードの故障を検知し、第1及び第2の値の電流値の少なくとも1つは太陽電池モジュールの短絡電流値よりも大きい値であることも好適である。かかる構成を採れば、測定した電位差が線形に変化するかを判定することで、当該電圧降下が太陽電池ストリングの寄生抵抗に起因するものなのか、バイパスダイオードに起因するものなのかを判定することができる。これにより、バイパスダイオードの経年劣化による特性変化を考慮したより確実な故障検知を実現することができる。
またさらに、判定部は、検知対象ストリングに対して規定の電流値として太陽電池モジュールの短絡電流値よりも大きい値である第1の値の電流が供給された状態において測定された電位差が、第1の閾値よりも大きい場合、または、電位差が第1の閾値以上である第2の閾値以上となった場合に、検知対象ストリングへの電流の供給を停止させる、ことも好適である。かかる判定部を備えれば、故障検査時に太陽電池ストリングに高電圧を印加することによる太陽電池ストリングの故障を防止することができる。すなわち、太陽電池ストリングに短絡電流よりも大きな定電流を流すと、太陽電池ストリングにおいて発電時に発生する電圧に対して逆方向の高電圧を発生させる恐れがあるが、太陽電池ストリングの電位差が第1または第2の閾値以上となった場合に電流の供給を停止することで、このような高電圧の発生を防止することができる。
また、判定部は、太陽電池モジュールを短絡させたときに測定される短絡電流値、または太陽電池モジュールを開放させたときに測定される開放電圧と、規定値との比較結果に基づき、検知対象ストリングが発電中であるか否かを判定し、検知対象ストリングが発電中で無いと判定された場合にバイパスダイオードの故障の判定を開始する、こと好適である。かかる構成を採れば、太陽電池ストリングの発電状態を簡易な判定方法又は簡易な判定回路で判定することができる。
本発明によれば、安全性を確保しつつ太陽電池モジュールに内蔵されたバイパスダイオードの故障を高確度に検出することができる。
本発明の第1実施形態に係る故障検知システムを含む太陽光発電システムを示す構成図である。 図1の太陽光発電システムに含まれる太陽電池ストリングの詳細構成を示す図である。 図2の太陽電池セル140の等価回路を示す図である。 図2の太陽電池ストリングの電流−電圧特性を示すグラフである。 図2の太陽電池ストリングの電流−電圧特性を示すグラフである。 図2の太陽電池ストリングの電流−電圧特性を示すグラフである。 本発明の変形例に係る故障検知システムを含む太陽光発電システムを示す構成図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明による故障検知装置、故障検知システム、及び故障検知方法の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る太陽光発電システムの構成図であり、図2は、図1の太陽光発電システムに含まれる太陽電池ストリングの詳細構成を示す図である。図1に示す太陽光発電システム1は、太陽光エネルギを利用して発電を行う発電システムであり、例えば屋根等の高所に設置され、200V以上の出力電圧を有する系統連系型のものとされている。太陽光発電システム1は、太陽電池アレイ100とパワーコンディショナ110とを具備している。なお系統連系型システムに限定する必要はなく、電力系統から独立(自立)した独立型システムであっても良い。
太陽電池アレイ100は、太陽光エネルギを電気エネルギへ変換し、直流出力としてパワーコンディショナ110へ供給する。図2に示すように、太陽電池アレイ100は、太陽電池モジュール120が複数直列接続されてなる太陽電池ストリング130を、少なくとも1つ備えている。ここでは、3つの太陽電池ストリング130が互いに並列接続されて太陽電池アレイ100が構成されている。これらの太陽電池ストリング130は、パワーコンディショナ110に対し、後述する故障検知システム2のスイッチ群を介して接続されている。
パワーコンディショナ110は、太陽電池アレイ100から供給された直流出力を交流出力に変換し、この交流出力を後段の負荷装置に繋がる電力系統(例えば商用電力系統)へ供給する。このパワーコンディショナ110は、太陽電池アレイ100の最大出力が得られるよう太陽電池アレイ100の動作電圧を制御する動作電圧制御機能と、電力系統の異常が検知された場合に安全にシステム停止する等の系統保護機能と、を有している。なお、パワーコンディショナ110は、絶縁トランスを有するトランス絶縁型であってもよいし、トランスレス(非絶縁)型であってもよい。
太陽電池モジュール120は、パネル状に構成されており、図2に示すように、互いに直列接続された複数(ここでは、6つ)の太陽電池セル140を備えている。また、太陽電池モジュール120は、複数の直列接続された太陽電池セル140に並列に接続されたバイパスダイオード150を含んでいる。すなわち、バイパスダイオード150のアノード端子が太陽電池モジュール120の負極側に接続され、バイパスダイオードのカソード端子が太陽電池モジュールの正極側に接続されている。なお、太陽電池モジュール120は、複数の太陽電池セル140とそれらに並列接続されたバイパスダイオード150からなる太陽電池クラスタを複数有していてもよい。
複数の太陽電池セル140は、太陽光を利用して発電を行うものであり、マトリクス状に並置された状態でアルミフレームに固定されていると共に、その受光面側が強化ガラスで覆われている。太陽電池セル140としては、例えば0.5Vの出力電圧の結晶系太陽電池セルが用いられている。
バイパスダイオード150は、複数の太陽電池セル140に並列接続されている。バイパスダイオード150としては、順方向電圧を小さくし且つ逆回復時間を短縮化するために、例えばショットキーバリアダイオードが用いられている。このバイパスダイオード150は、太陽電池モジュール120に逆電圧が印加されたときに電流が流れるよう設けられており、その順方向が太陽電池モジュール120内における太陽電池セル140の等価寄生ダイオードの順方向に対し逆方向とされている。具体的には、バイパスダイオード150のカソード側は、太陽電池モジュール120を直列接続する電路上において、太陽電池モジュール120の正極側に接続されている。また、バイパスダイオード150のアノード側は、電路上において太陽電池モジュール120の負極側に接続されている。
図3には、太陽電池セル140の等価回路図を示している。同図に示すように、太陽電池セル140は、電流源141と、寄生ダイオード142と、シャント抵抗143との並列回路と等価と考えることができる。すなわち、太陽電池セル140は、日射強度に応じた電流をセル140の内部で負極から正極に向けて生成する電流源141と、セル140の内部の正極から負極に向けた方向を順方向とする寄生ダイオード142と、数百〜1kΩ(理想的には無限大Ω)の抵抗値を有するシャント抵抗143を含むものと等価である。また、太陽電池セル140に電流源141の生成する電流以上の電流を負極から正極に向けて生じさせた場合には、その電流は、シャント抵抗143を流れる。
図1に戻って、太陽光発電システム1に含まれる故障検知システム2の構成を説明する。故障検知システム2は、パワーコンディショナ110等の負荷装置に対して解列状態に切り替えた太陽電池ストリング130を対象にして、太陽電池ストリング130に内蔵されたバイパスダイオード150の故障を検知するための装置群である。詳細には、故障検知システム2は、スイッチ群(スイッチング部)3,4、及び故障検知装置5によって構成されている。
スイッチ群3は、3つの太陽電池ストリング130とパワーコンディショナ110との接続をバイパスダイオード検査時に解列状態に切り替えるために設けられ、太陽電池ストリング130の数に対応した6つのスイッチング素子31A,31B,32A,32B,33A,33Bによって構成されている。スイッチング素子31A,31B,32A,32B,33A,33Bは、太陽電池ストリング130とパワーコンディショナ110との電気的接続を制御する開閉器である。スイッチング素子31A,31B,32A,32B,33A,33Bとしては、電流を遮断するものであれば如何なる構成のものも用いることができ、例えば、FET(Field Effect Transistor)やIGBT(Insulated GateBipolar Transistor)等の半導体スイッチ、機械式リレー等の電磁開閉器を用いることができる。このスイッチング素子31A,31B,32A,32B,33A,33Bは、通常時(発電時)には閉状態とされ、太陽電池ストリング130及びパワーコンディショナ110を互いに接続させる一方、バイパスダイオード検査時には開状態とされ、これらを互いに解列状態にさせる。
具体的には、スイッチング素子31A,32A,33Aは、それぞれの太陽電池ストリング130の正極とパワーコンディショナ110の一方の入力端子との間をつなぐ電路上に設けられ、スイッチング素子31B,32B,33Bは、それぞれの太陽電池ストリング130の負極とパワーコンディショナ110の他方の入力端子との間をつなぐ電路上に設けられる。なお、スイッチ群3は、太陽電池ストリング130の正極及び負極につながる両方の電路上に設けられているが、いずれかの電路上のみに設けられてもよい。例えば、スイッチ群3は、スイッチング素子31A,32A,33Aのみから構成されていてもよい。このような構成でも、バイパスダイオード検査時に太陽電池ストリング130及びパワーコンディショナ110を互いに解列状態とすることができる。
また、スイッチ群4は、3つの太陽電池ストリング130と故障検知装置5との間をバイパスダイオード検査時に電気的に接続するために設けられ、太陽電池ストリング130の数に対応した6つのスイッチング素子41A,41B,42A,42B,43A,43Bによって構成されている。スイッチング素子41A,41B,42A,42B,43A,43Bは、太陽電池ストリング130と故障検知装置5との電気的接続を制御する開閉器であり、スイッチ群3と同様な半導体スイッチや電磁開閉器等を採用できる。このスイッチング素子41A,41B,42A,42B,43A,43Bは、通常時(発電時)には開状態とされ、及び故障検知装置5を太陽電池ストリング130から電気的に切断させる一方、バイパスダイオード検査時には閉状態とされ、これらを互いに接続状態にさせる。
具体的には、スイッチング素子41A,42A,43Aは、それぞれの太陽電池ストリング130の正極と故障検知装置5の一方の接続端子との間をつなぐ電路上に設けられ、スイッチング素子41B,42B,43Bは、それぞれの太陽電池ストリング130の負極と故障検知装置5の他方の接続端子との間をつなぐ電路上に設けられる。なお、スイッチ群4は、太陽電池ストリング130の正極及び負極につながる両方の電路上に設けられているが、いずれかの電路上のみに設けられてもよい。例えば、スイッチ群4は、スイッチング素子41A,42A,43Aのみから構成されていてもよい。このような構成でも、通常時に太陽電池ストリング130及び故障検知装置5を互いに切断状態とすることができる。
なお、太陽電池ストリング130とパワーコンディショナ110の間には、太陽電池ストリング130に逆電流が流れることを防止する逆流防止ダイオード(不図示)が、太陽電池ストリング130の正極側または負極側(或いは両方極)の電路上に直列に接続される。この逆流防止ダイオードは、故障検知装置5による測定対象となる電路内に位置する構成としても良いし、測定対象の電路外に位置する構成としても良い。すなわち、スイッチ群3の位置や故障検知装置5との接続点61〜66の位置にかかわらず、太陽電池ストリングの正極(または負極)とパワーコンディショナ110とを結ぶ電路上のいずれに位置しても良い(ただし、他の太陽電池ストリング130との並列接続点より太陽電池ストリング130側に位置する必要がある)。
故障検知装置5は、電流源回路51、電圧測定部52、及び制御/判定部53によって構成されている。電流源回路51は、規定の電流値の定電流を生成する回路であり、その両端子は、それぞれ、スイッチング素子41A,42A,43A及びスイッチング素子41B,42B,43Bを経由して、3つの太陽電池ストリング130の正極及び負極に接続可能にされている。ここで、電流源回路51の生成する電流の電流値は、制御/判定部53による制御によって調整可能にされている。このような電流源回路51により、3つの太陽電池ストリング130のいずれかに対して、負極から正極に向かう規定の電流値の電流が供給される。
電圧測定部52は、太陽電池ストリング130の負極と正極との間の電位差を測定するための回路部であり、その両端子は、それぞれ、スイッチング素子41A,42A,43A及びスイッチング素子41B,42B,43Bを経由して、3つの太陽電池ストリング130の正極及び負極に接続可能にされている。ここで、電圧測定部52による電位差の測定タイミングは、制御/判定部53による制御可能にされており、電圧測定部52によって測定された電位差を示す信号は、制御/判定部53によって取得可能にされている。このような電圧測定部52により、3つの太陽電池ストリング130のいずれかにおける電位差が測定される。
制御/判定部53は、バイパスダイオードの故障検査時において、スイッチ群3,4の開閉状態を切り替えるように制御し、電圧測定部52によって測定される電位差を取得する。そして、制御/判定部53は、取得した電位差に基づいていずれかの太陽電池ストリング130に内蔵されるバイパスダイオード150の故障を検知して検知結果を出力する。このような制御/判定部53は、アナログ回路、デジタル回路等の回路部によって構成されてもよいし、マイクロコンピュータ等の情報処理装置によって構成されてもよい。
ここで、制御/判定部53の機能の詳細を述べる前に、太陽電池ストリング130の正常時及びバイパスダイオード故障時の電流−電圧特性(以下、「I−V特性」という。)について説明する。
図4(a)は、太陽電池ストリング130の夜間(低日射強度時の)のI−V特性を示すグラフであり、図4(b)は、図4(a)のI−V特性の一部を詳細に示すグラフである。同図に示すとおり、太陽電池ストリング130では、その両端を短絡した場合(V=0)、太陽電池ストリングが受ける光の強度に応じて短絡電流ISCが発生し、夜間では、この値は日中に比べて通常1/1000以下と極めて小さい。
図4(a)、(b)中において、L1が正常時の太陽電池ストリング130のI−V特性、L2がバイパスダイオード故障時の太陽電池ストリング130のI−V特性を示している。なお、これらの特性においては、太陽電池ストリング130の正極の電位が負極の電位よりも高い場合が正電圧(V>0)を示し、太陽電池ストリング130の内部において負極から正極に向かう電流を正電流(I>0)で示している。太陽電池ストリング130には複数のバイパスダイオード150が内部の負極から正極に向かう方向を順方向にして含まれているので、正常時の夜間に正電流(I>0)を発生させた場合は、太陽電池セル140のシャント抵抗143(図3)にはほとんど電流が流れず、その電流のほとんどがバイパスダイオード150を順方向に流れる結果、太陽電池ストリング130の両端の電圧Vは太陽電池ストリング130中に含まれるバイパスダイオードの順方向電圧(V)の合計値(ΣV)となる。
一方、太陽電池ストリング130に含まれるいずれかのバイパスダイオード150にオープンモード故障(通電しない状態で故障)が発生した場合であって、夜間に正電流(I>0)を発生させた場合は、故障したバイパスダイオード150にはほとんど電流が流れず、そのバイパスダイオード150に並列接続された太陽電池セル140のシャント抵抗143に電流が流れ込むため、太陽電池ストリング130の両端の電圧Vは電流が増加するにしたがってほぼ線形に増加する。
本発明は上記原理を利用したものであり、正電流(I>0)を夜間に流した場合の電圧を測定することにより、バイパスダイオードが正常であるか、オープン故障しているかを判定するものである。すなわち、バイパスダイオードが正常であれば、正電流(I>0)を夜間に流したときの電圧(V<0)と、バイパスダイオードの順方向電圧の合計値(ΣV)の関係は、|V|=(ΣV であるのに対し、バイパスダイオードがオープンモード故障していると、|V|>(ΣV となることより、バイパスダイオードの故障の有無を判定することが可能である。
ここで、判定の閾値VTH0として、バイパスダイオードの順方向電圧の合計値(ΣV)を用いても、故障の有無を判定することは可能であるが、この場合測定値の僅かな揺らぎや、バイパスダイオードの温度変化によるVの変化によって、実際にはバイパスダイオードが正常に機能しているにもかかわらず、オープン故障していると誤検出してしまう虞がある。従って、判定の閾値VTH0は、バイパスダイオードの順方向電圧の合計値(ΣV)より大きな値とすることが好ましい。逆に、バイパスダイオードがオープン故障している場合は、電圧(V<0)の絶対値は、太陽電池セルのシャント抵抗と電流値の積に従い、バイパスダイオードの順方向電圧の合計値(ΣV)よりも充分に大きくなるため、判定の閾値VTH0をバイパスダイオードの順方向電圧の合計値(ΣV)より大きな値としても、オープン故障を見逃す危険性は小さい。
上述した太陽電池ストリングのI−V特性を利用して、制御/判定部53は、太陽電池ストリング130に含まれるバイパスダイオード150の故障を判定する。具体的には、制御/判定部53は、スイッチ群3を制御して、いずれか1つの検査対象の太陽電池ストリング130(以下、検知対象ストリングとも言う。)とパワーコンディショナ110との間を解列状態に設定すると同時に、スイッチ群4を制御して、検知対象ストリング130と故障検知装置5の電流源回路51及び電圧測定部52とを接続する。例えば、制御/判定部53は、スイッチング素子31A,31Bのペア、スイッチング素子32A,32Bのペア、或いはスイッチング素子33A,33Bのペアのいずれかのペアを開状態に制御するとともに、それに対応して、スイッチング素子41A,41Bのペア、スイッチング素子42A,42Bのペア、或いはスイッチング素子43A,43Bのペアのいずれかのペアを閉状態に制御する。
この状態で、制御/判定部53は、電流源回路51を制御して、検知対象ストリング130の負極から正極に向けて夜間の平均的な短絡電流値ISCよりも大きい電流値Iの電流を発生させる。さらに、制御/判定部53は、電圧測定部52によって測定された検知対象ストリング130の電位差が規定の閾値VTH0よりも大きいか否かを判定し、電位差が閾値VTH0よりも大きい場合に検知対象ストリング130に含まれるいずれかのバイパスダイオード150の故障を検知する。このような制御/判定部53の機能により、検知対象ストリング130のI−V特性が図4に示す特性L1,L2のいずれの特性にあるかを判別することができ、I−V特性が特性L2であると判別された場合にバイパスダイオード150の故障を検知することができる。すなわち、電圧測定部52によって測定される電位差は、特性L1,L2上における電流I=Iに対する電圧Vの大きさに相当しているので、電位差と閾値VTH0とを比較することで検知対象ストリング130のI−V特性が特性L1,L2のいずれの状態にあるかが判別可能とされる。
また、制御/判定部53は、検知対象ストリング130に電流値Iの電流を供給させた際に電圧測定部52によって測定された当該検知対象ストリング130の電位差が、閾値VTH0または予め規定された閾値VTH1(>閾値VTH0)以上となった場合に、電流源回路51による検知対象ストリング130に対する電流の供給を停止させるように制御する。この際、制御/判定部53は、バイパスダイオードの故障検査のためにスイッチ群3,4の開閉状態を切り替えたタイミングで、当該検知対象ストリング130の電位差のモニタリングを開始し、そのモニタリング結果に応じて検知対象ストリング130に対する電流の供給を停止するか否かを継続して判定する。電流の供給を停止させるための電圧閾値VTH1は、過電圧によって太陽電池ストリング内の太陽電池セルが破損することが無い様に、故障有無の判定閾値VTH0に太陽電池セルのアバランシェ降伏電圧を加算した値以下に設定することが好ましい。
次に、上述した太陽光発電システム1を対象にしたバイパスダイオード150の故障検査の手順を説明するとともに、本実施形態に係る故障検知方法について詳述する。
まず、故障検知装置5の制御/判定部53により、内蔵する計時機能を利用して所定時刻が到来したか否かが判定されて、所定時刻の到来が検知されたタイミングでバイパスダイオードの故障検査処理が開始される。例えば、夜間の時刻の到来が検知されたタイミングでは太陽電池ストリング130の短絡電流値ISCが極めて小さくI−V特性が安定しているので、このタイミングで故障検査処理が開始されることによりバイパスダイオードの故障の誤検知が防止される。
また、夜間に検出を行う場合は、小さな電流値において検出が可能であるため、安全に検出が可能となる。
次に、制御/判定部53によりスイッチ群3,4が制御されて、いずれか1つの検知対象ストリング130とパワーコンディショナ110との間が解列状態に設定されると同時に、検知対象ストリング130と故障検知装置5とが接続される(第1のスイッチングステップ)。ここで、解列状態に設定される際には、検知対象ストリング130の両極が切断されてもよいし、検知対象ストリング130の片極側のみが切断されてもよい。
その後、故障検知装置5の電流源回路51から検知対象ストリング130に対して、負極から正極に向けて電流値Iの電流が供給される(電流供給ステップ)。このタイミングで、電圧測定部52により、検知対象ストリング130の負極と正極との間の電位差が測定され、その測定値が制御/判定部53に渡される(電圧測定ステップ)。これに対して、制御/判定部53により、電位差の測定値が規定の閾値VTH0よりも大きいか否かが判定され、その判定結果を基に検知対象ストリング130に含まれるいずれかのバイパスダイオード150の故障が検知される(判定ステップ)。そして、制御/判定部53により、検知結果がディスプレイやLED等の出力装置に出力される(出力ステップ)。最後に、バイパスダイオードの故障が検知されなかった場合(バイパスダイオードが正常と判定された場合)には、制御/判定部53によりスイッチ群3,4が制御されて、検知対象ストリング130と故障検知装置5との間の接続が解除されると同時に、検知対象ストリング130とパワーコンディショナ110との間が接続状態に設定される(第2のスイッチングステップ)。
以上説明した故障検知システム2及びそれを利用したバイパスダイオードの故障検知方法によれば、負荷装置に対して解列状態にある太陽電池ストリング130に対して、負極から正極に向かう規定の電流値Iの電流が供給され、その時に太陽電池ストリング130の負極と正極との間に生じる電位差が測定され、その電位差を基にバイパスダイオード150の故障が検出される。すなわち、バイパスダイオード150が正常であれば当該電位差がバイパスダイオード150の電圧降下値とほぼ同じであり、バイパスダイオード150がオープンモード故障していれば太陽電池セル140の寄生抵抗(シャント抵抗143)の電圧降下値が発生するため当該電位差がバイパスダイオード150の電圧降下値に比べて大きくなる。従って、上述した故障検知システム2を利用した故障検知方法によれば、その電位差の大きさの違いを検出することにより、バイパスダイオード150の故障の有無を確実に判定することができる。また、定電流状態における電位差を測定することで、太陽電池ストリングに大電流を流すおそれも少なく、コンデンサを利用した従来の故障検知方法のようにI−V特性のスキャンの必要もない。これにより、検査時の安全性を確保しつつ簡易かつ確実にバイパスダイオード150の故障を検知することができる。
上述した故障検知システム2においては、太陽電池ストリング130に関して測定された電位差が閾値VTH0よりも大きい場合にバイパスダイオードの故障が検知されるので、簡易な処理や回路構成でバイパスダイオード150の故障を検知することができる。また、太陽電池ストリング130に対して検査時に供給する電流の値Iは、太陽電池ストリング130の夜間の平均の短絡電流値ISCよりも大きいので、太陽電池ストリング130の発電状態に関わらずバイパスダイオード150の故障を確度よく検出することができる。
また、太陽電池ストリング130に関して測定された電位差が閾値VTH1以上となった場合に太陽電池ストリング130への電流の供給が停止されるので、故障検査時に太陽電池ストリング130に高電圧を印加することによる太陽電池ストリング130の故障を防止することができる。すなわち、太陽電池ストリング130に短絡電流よりも大きな定電流を流すと、太陽電池ストリング130において発電時に発生する電圧に対して逆方向の高電圧を発生させる恐れがあるが、太陽電池ストリング130の電位差が大きくなりすぎた場合に電流の供給を停止することで、このような高電圧の発生を防止することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、制御/判定部53は、検知対象ストリング130に対して2種類以上の電流値の電流を供給し、それぞれの電流値に対して電圧測定部52によって測定される電位差を基に、検知対象ストリング130のI−V特性が線形であるか否かを判定することによって、バイパスダイオードの故障を検知してもよい。
詳細には、図5に示すような検知対象ストリング130のI−V特性L1,L2を判別するために、制御/判定部53は、検知対象ストリング130に供給する電流の電流値をI1,I2,I3の3種類に連続的に変化させるように制御し、それぞれの電流値I1,I2,I3に対応して必要とされる電位差V1,V2,V3を参照して次のような判断基準でバイパスダイオードの故障有無を判定する。まず、制御/判定部53は、電流値I1,I2に対して測定された電位差V1,V2を基に、下記式;
Vr=V1+{(V2−V1)/(I2−I1)}×(I3−I1)
を用いて電圧値Vrを算出する。そして、制御/判定部53は、測定された電位差V3が電圧値Vrに比較して規定値以上小さければ検知対象ストリング130のI−V特性が非線形であるとして、バイパスダイオードは正常と判定する。一方、制御/判定部53は、測定された電位差V3と電圧値Vrとの差の絶対値|V3−Vr|が規定値未満であれば検知対象ストリング130のI−V特性が線形であるとして、バイパスダイオードは異常と判定する。
また、別の判定方法として、次のような故障判定方法が採用されてもよい。すなわち、図6に示すような検知対象ストリング130のI−V特性L1,L2を判別するために、制御/判定部53は、検知対象ストリング130に順方向(負極から正極に向かう方向)に電流値Iを供給した際に測定される電位差V4を取得するとともに、検知対象ストリング130に逆方向(正極から負極に向かう方向)に電流値Iを供給した際に測定される電位差V5を取得する。また、制御/判定部53は、供給する電流値が0の場合の検知対象ストリング130に生じる電圧(開放電圧)V0(>0)も取得する。そして、制御/判定部53は、取得した電位差V0,V4,V5を参照して、V5−V0の値に比較してV4+V0の値が規定値以上小さければバイパスダイオードは正常と判定する。一方、制御/判定部53は、V5−V0の値とV4+V0の値との差分が規定値未満であれば検知対象ストリング130のI−V特性が線形であるとして、バイパスダイオードは異常と判定する。
なお、図6に示すように、逆電流時における電圧V5を測定し、検知対象ストリング130内のバイパスダイオードの故障検知を行う場合、検知対象ストリング130の電路から逆流防止ダイオードを除外する必要がある。即ち、この場合、個々の逆流防止ダイオードは、個々の太陽電池ストリング130とパワーコンディショナ110とを結ぶ電路のうち、故障検知装置5との接続点61〜66よりもパワーコンディショナ110側に位置させる必要がある。
また、制御/判定部53は、バイパスダイオードの故障検査処理の開始タイミングを決定する際に、実際に検知対象ストリング130が発電中であるか否かを判定してもよい。図7には、この場合の本発明の変形例に係る故障検知システム202の構成を示す。同図に示すように、故障検知システム202の故障検知装置205には、検知対象ストリング130を短絡させたときの短絡電流値を測定するための電流測定部551及びスイッチ552が更に具備されている。この電流測定部54は、スイッチ群4を介して検知対象ストリング130の負極及び正極に接続可能に構成されている。また、スイッチ552は、検知対象ストリング130が電流測定部551を含んで短絡するためのスイッチであり、短絡電流を測定する時以外は開状態にされている。制御/判定部253は、第1のスイッチングステップの直後に、スイッチ552を閉状態にし、電流測定部551によって測定された短絡電流値を取得し、その短絡電流値と規定値とを比較することによって検知対象ストリングが発電中であるか否かを判定し、発電中でない場合にバイパスダイオードの故障検査処理を開始する。例えば、制御/判定部253は、測定された短絡電流値が規定値より小さい場合に検知対象ストリング130が発電中でないと判定する。あるいは、制御/判定部253は、測定された短絡電流値に対する定電流値I比率を基に検知対象ストリング130が発電中であるか否かを判定してもよい。例えば、I/ISC≧α(α:整数)であれば非発電時(夜間)と判定することとしても良い。
さらに別の実施形態として、図1における故障検知装置5のみを独立した可搬型装置として用意し、太陽電池ストリング、太陽電池モジュールまたは太陽電池クラスタに接続して検出する構成としても良い。
上記実施形態では、夜間に検出を行う方法について説明したが、太陽電池の短絡電流よりも大きな電流を流すことにより、電圧検出閾値は夜間に検出を行う場合と同様の値を使用しつつ、昼間に検出を行うこともできる。
1…太陽光発電システム(太陽電池システム)、2,202…故障検知システム、3…スイッチ群(スイッチング部)、5,205…故障検知装置、51…電流源回路、52…電圧測定部、53,253…制御/判定部、61〜66…接続点、100…太陽電池アレイ、110…パワーコンディショナ(負荷装置)、120…太陽電池モジュール、140…太陽電池セル、150…バイパスダイオード、551…電流測定部、552…スイッチ。

Claims (12)

  1. 太陽光を利用して発電を行う太陽電池と前記太陽電池に並列接続された少なくとも1つのバイパスダイオードとを具備し、負荷に対して解列状態にある少なくとも1つの太陽電池モジュールを対象にして、前記バイパスダイオードの故障を検知する故障検知装置であって、
    前記太陽電池モジュールの負極から正極に向けて規定の電流値の電流を供給する電流源と、
    前記電流源による電流の供給時に前記太陽電池モジュールの負極と正極との間の電位差を測定する電圧測定部と、
    前記電圧測定部によって測定された前記電位差に基づいて前記バイパスダイオードの故障を判定する判定部と、
    を備えることを特徴とする故障検知装置。
  2. 前記判定部は、前記太陽電池モジュールに対して前記規定の電流値として前記太陽電池モジュールの短絡電流値よりも大きい値である第1の値の電流が供給された状態において測定された前記電位差が、第1の閾値よりも大きい場合に前記バイパスダイオードの故障を検知する、
    ことを特徴とする請求項1記載の故障検知装置。
  3. 前記判定部は、前記太陽電池モジュールに対して前記規定の電流値として第1及び第2の値の電流値が供給された状態においてそれぞれ測定された前記電位差の変化を基に、当該変化が線形であるか否かに基づいて前記バイパスダイオードの故障を検知し、
    前記第1及び第2の値の電流値の少なくとも1つは前記太陽電池モジュールの短絡電流値よりも大きい値である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の故障検知装置。
  4. 前記判定部は、前記太陽電池モジュールに対して前記規定の電流値として前記太陽電池モジュールの短絡電流値よりも大きい値である第1の値の電流が供給された状態において測定された前記電位差が、第1の閾値よりも大きい場合、または、前記電位差が前記第1の閾値以上である第2の閾値以上となった場合に、前記太陽電池モジュールへの電流の供給を停止させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の故障検知装置。
  5. 前記判定部は、前記太陽電池モジュールを短絡させたときに測定される短絡電流値、または前記太陽電池モジュールを開放させたときに測定される開放電圧と、規定値との比較結果に基づき、前記太陽電池モジュールが発電中であるか否かを判定し、前記太陽電池モジュールが発電中で無いと判定された場合に前記バイパスダイオードの故障の判定を開始する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の故障検知装置。
  6. 太陽光を利用して発電を行う直列接続された複数の太陽電池セルと前記複数の太陽電池セルに並列接続された少なくとも1つのバイパスダイオードとを含む太陽電池モジュールが、複数直列接続されて構成された太陽電池ストリングと、前記太陽電池ストリングに接続された負荷装置とを具備する太陽電池システムを対象にして、前記バイパスダイオードの故障を検知する故障検知システムであって、
    前記太陽電池ストリングと前記負荷装置との接続を解列状態に切り替えるスイッチング部と、
    前記スイッチング部により解列状態に切り替えられた前記太陽電池ストリングを検知対象ストリングとして、前記検知対象ストリングの負極から正極に向けて規定の電流値の電流を供給する電流源と、
    前記電流源による電流の供給時に前記検知対象ストリングの負極と正極との間の電位差を測定する電圧測定部と、
    前記電圧測定部によって測定された前記電位差に基づいて前記バイパスダイオードの故障を判定する判定部と、
    を備えることを特徴とする故障検知システム。
  7. 前記判定部は、前記検知対象ストリングに対して前記規定の電流値として前記太陽電池モジュールの短絡電流値よりも大きい値である第1の値の電流が供給された状態において測定された前記電位差が、第1の閾値よりも大きい場合に前記バイパスダイオードの故障を検知する、
    ことを特徴とする請求項6記載の故障検知システム。
  8. 前記判定部は、前記検知対象ストリングに対して前記規定の電流値として第1及び第2の値の電流値が供給された状態においてそれぞれ測定された前記電位差の変化を基に、当該変化が線形であるか否かに基づいて前記バイパスダイオードの故障を検知し、
    前記第1及び第2の値の電流値の少なくとも1つは前記太陽電池モジュールの短絡電流値よりも大きい値である、
    ことを特徴とする請求項6に記載の故障検知システム。
  9. 前記判定部は、前記検知対象ストリングに対して前記規定の電流値として前記太陽電池モジュールの短絡電流値よりも大きい値である第1の値の電流が供給された状態において測定された前記電位差が、第1の閾値よりも大きい場合、または、前記電位差が前記第1の閾値以上である第2の閾値以上となった場合に、前記検知対象ストリングへの電流の供給を停止させる、
    ことを特徴とする請求項6に記載の故障検知システム。
  10. 前記判定部は、前記太陽電池モジュールを短絡させたときに測定される短絡電流値、または前記太陽電池モジュールを開放させたときに測定される開放電圧と、規定値との比較結果に基づき、前記検知対象ストリングが発電中であるか否かを判定し、前記検知対象ストリングが発電中で無いと判定された場合に前記バイパスダイオードの故障の判定を開始する、
    ことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の故障検知システム。
  11. 太陽光を利用して発電を行う太陽電池と前記太陽電池に並列接続された少なくとも1つのバイパスダイオードとを具備し、負荷に対して解列状態にある少なくとも1つの太陽電池モジュールを対象にして、前記バイパスダイオードの故障を検知する故障検知方法であって、
    前記太陽電池モジュールの負極から正極に向けて規定の電流値の電流を供給する電流供給ステップと、
    前記電流供給ステップによる電流の供給時に前記太陽電池モジュールの負極と正極との間の電位差を測定する電圧測定ステップと、
    前記電圧測定ステップによって測定された前記電位差に基づいて前記バイパスダイオードの故障を判定する判定ステップと、
    を備えることを特徴とする故障検知方法。
  12. 太陽光を利用して発電を行う直列接続された複数の太陽電池セルと前記複数の太陽電池セルに並列接続された少なくとも1つのバイパスダイオードとを含む太陽電池モジュールが、複数直列接続されて構成された太陽電池ストリングと、前記太陽電池ストリングに接続された負荷装置とを具備する太陽電池システムを対象にして、前記バイパスダイオードの故障を検知する故障検知方法であって、
    前記太陽電池ストリングと前記負荷装置との接続を解列状態に切り替えるスイッチングステップと、
    前記スイッチングステップにより解列状態に切り替えられた前記太陽電池ストリングを検知対象ストリングとして、前記検知対象ストリングの負極から正極に向けて規定の電流値の電流を供給する電流供給ステップと、
    前記電流供給ステップによる電流の供給時に前記検知対象ストリングの負極と正極との間の電位差を測定する電圧測定ステップと、
    前記電圧測定ステップによって測定された前記電位差に基づいて前記バイパスダイオードの故障を判定する判定ステップと、
    を備えることを特徴とする故障検知方法。
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