JP6930370B2 - 地絡検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽電池ストリングを含む太陽光発電システムに適用される地絡検出装置に関する。
太陽光発電システムは、複数の太陽電池モジュールが直列接続された太陽電池ストリングを備えている。各太陽電池モジュールは、直列接続された複数の太陽電池セルを備えている。上記太陽電池ストリングは、太陽電池ストリングにおいて発電された直流電力は、パワーコンディショニングシステム(Power Conditioning System,PCS)にて適当な直流電力および/または適当な交流電力に変換される。
太陽電池ストリングの電路は、任意の封止材で電気的に絶縁(以下単に「絶縁」と称する。)されている。しかしながら、何らかの原因で、太陽電池ストリングの電路における或る箇所と大地との間の絶縁抵抗が低下すると、当該箇所において地絡が生じる。そこで、従来、太陽光発電システムには、特許文献1・2に開示されているように、地絡を検出する地絡検出装置が設けられている。
特許文献1の系統連系インバータは、PCSの一種であり、直流電源から入力される直流電力を、入出力間が絶縁されていないコンバータ回路およびインバータ回路を経て交流電力に変換し、該交流電力を接地された系統に出力するものである。上記系統連系インバータは、上記直流電源の地絡を検出する地絡検出手段を備えている。具体的には、上記地絡検出手段は、入力側における正側ラインの電流と負側ラインの電流との差電流の直流分を検出し、その検出値が所定レベル以上か否かにより地絡判定を行っている。
また、上記系統連系インバータは、上記地絡の検出時における上記直流電源からの入力電圧を検出する。そして、2つの上記所定レベルについて、上記地絡の検出時における2つの上記入力電圧をそれぞれ検出することにより、地絡抵抗および上記地絡位置が検出される。
特許文献2に記載の地絡検出装置は、太陽電池ストリングの負極を開放する一方、正極を検出抵抗を介して接地し、このとき上記検出抵抗の両端に発生する電圧を第1電圧として検出する。同様に、太陽電池ストリングの正極を開放する一方、負極を検出抵抗を介して接地し、このとき上記検出抵抗の両端に発生する電圧を第2電圧として検出する。さらに、上記太陽電池ストリングの正極と負極との間の極間電圧を検出する。
次に、上記地絡検出装置は、第1電圧、第2電圧、上記極間電圧、および上記検出抵抗の抵抗値に基づいて、上記太陽電池ストリングの地絡抵抗値(絶縁抵抗値)を求める。この地絡抵抗値から地絡の有無が検出される。また、第1電圧および第2電圧の比から地絡位置が検出される。
特開2001−275259号公報 特開2016−050783号公報
ところで、地絡には、例えば、朝方のみ発生する地絡、湿度の高いときのみ発生する地絡など、不定期に発生する地絡(以下、「不定期地絡」と称する。)がある。このような不定期地絡が発生した場合、作業員が駆けつけた頃には上記不定期地絡が収まっていることがある。これに対し、特許文献1に記載の系統連系インバータのように、PCSにて上記地絡を検出する場合には、上記不定期地絡も検出することができる。
また、特許文献1に記載の系統連系インバータのように、PCSに既に存在する計測回路からの計測値を利用して、上記地絡位置を検出する場合は、特許文献2に記載の地絡検出装置をPCSに組み込む場合に比べて、装置規模を抑えることができる。
しかしながら、本願発明者らが確認したところ、PCSに既に存在する計測回路からの計測値を利用して検出された上記地絡位置が、実際に上記地絡が発生している位置から大きく外れる場合があることを見出した。
本開示の一態様は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、PCSから検出される地絡位置の精度を向上することにある。
上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係る地絡検出装置は、太陽電池モジュールの複数個を直列接続した太陽電池ストリングと、該太陽電池ストリングから供給される電力を変換し、変換した電力を系統に出力する電力変換装置とを備えた太陽光発電システムに適用される地絡検出装置であって、前記電力変換装置にて計測された、前記太陽電池ストリングの出力電圧と、地絡電流と、対地電位とを用いて、地絡位置を特定する地絡位置特定部を備える。
理想的な場合、前記出力電圧と前記地絡電流とは線形性を有しており、前記出力電圧と前記地絡電流との関係から前記地絡位置を推定することができる。
しかしながら、本願発明者らが実際に確認したところ、推定された地絡位置に誤差を含むことを見出した。これは、前記地絡位置から前記太陽電池ストリングの負極端子側に位置する太陽電池モジュールの電圧と、前記地絡位置から前記太陽電池ストリングの正極端子側に位置する太陽電池モジュールの電圧とが、前記地絡電流により異なることに起因すると考えられる。
そして、本願発明者らがさらに検討したところ、前記太陽電池ストリングのI−V特性に基づき、前記出力電圧が高い領域では、前記誤差が小さくなることを見出した。
そこで、上記地絡検出装置では、前記地絡位置特定部は、利用する前記出力電圧の下限値を設定することを特徴としている。
上記の構成によると、前記下限値に等しいまたは前記下限値よりも高い前記出力電圧が利用されるので、前記地絡位置の誤差を抑えることができ、その結果、前記地絡位置の精度を向上することができる。なお、前記太陽電池ストリングの正極端子および負極端子の一方における対地電位を求めることができれば、前記系統の接地、前記電力変換装置に設けられる絶縁トランスの負極接地など、任意の接地に基づき計測される対地電位を、前記地絡位置の特定に利用することができる。
なお、前記下限値は、前記太陽電池ストリングの開放電圧を所定の割合で乗算した値であってもよい。この場合、前記開放状態は容易に計測できるので、前記下限値を容易に設定することができる。
また、前記下限値は、太陽電池ストリングの最大出力点における出力電圧であってもよい。この場合、前記地絡を検出したときの出力電圧を前記下限値として設定すればよく、前記下限値を容易に設定することができる。
また、前記下限値は、前記出力電圧と前記地絡電流との線形性が維持される範囲の最小値であってもよい。
本開示の別の態様に係る地絡検出装置は、太陽電池モジュールの複数個を直列接続した太陽電池ストリングと、該太陽電池ストリングから供給される電力を変換し、変換した電力を系統に出力する電力変換装置とを備えた太陽光発電システムに適用される地絡検出装置であって、前記電力変換装置にて計測された、前記太陽電池ストリングの出力電圧と、地絡電流と、対地電位とを用いて、地絡位置を特定する地絡位置特定部を備え、該地絡位置特定部は、特定した地絡位置に対応する、該地絡位置の誤差の範囲に関する情報を出力することを特徴としている。
ここで、情報の例としては、前記太陽電池ストリングの長さに対する前記太陽電池ストリングの負極端子から地絡位置までの長さの割合、前記誤差に含まれる太陽電池モジュールの情報などが挙げられる。また、前記出力の例としては、表示、印字、通信などが挙げられる。
上記の構成によると、ユーザは、前記地絡位置の誤差の範囲を認識することにより、前記地絡の発生しているおおまかな位置を把握することができる。その結果、修理すべき太陽電池モジュールを間違えたり、地絡している太陽電池モジュールに誤って触って感電したりするリスクを低減することができる。
ところで、本願発明者らがさらに確認したところ、前記I−V特性に基づき、前記出力電圧と、前記地絡電流と、前記誤差を考慮した前記地絡位置とを対応付けられることを見出した。
そこで、本開示の他の態様に係る地絡検出装置は、太陽電池モジュールの複数個を直列接続した太陽電池ストリングと、該太陽電池ストリングから供給される電力を変換し、変換した電力を系統に出力する電力変換装置とを備えた太陽光発電システムに適用される地絡検出装置であって、前記電力変換装置にて計測された、前記太陽電池ストリングの出力電圧と、地絡電流と、対地電位とを用いて、地絡位置を特定する地絡位置特定部を備え、該地絡位置特定部は、前記太陽電池ストリングのI−V特性を前記電力変換装置から取得し、取得したI−V特性を用いて、前記出力電圧および前記地絡電流の対応情報を前記地絡位置ごとに作成し、作成した対応情報に基づいて、前記電力変換装置から取得した前記出力電圧および前記地絡電流に対応する前記地絡位置を特定することを特徴としている。
上記の構成によると、特定された前記地絡位置は、前記誤差が考慮されたものである。従って、前記地絡位置を精度よく特定することができる。
本開示の一態様によれば、PCSから検出される地絡位置の精度を向上できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る太陽光発電システムの適用場面の一例を示す概略の回路図である。 上記太陽光発電システムにおいて、各地絡位置にて地絡した場合における理想的な計測値と実際の計測値との一例であって、地絡抵抗が3kΩである場合の例を示すグラフである。 上記太陽光発電システムにおいて、各地絡位置にて地絡した場合における理想的な計測値と実際の計測値との他の例であって、地絡抵抗が1kΩである場合の例を示すグラフである。 上記太陽光発電システムにおける太陽電池ストリングを構成する各太陽電池モジュールのI−V特性の一例を示すグラフである。 本発明の別の実施形態に係る太陽光発電システムの概略構成の一例を示すブロック図である。 本発明のさらに別の実施形態に係る太陽光発電システムの概略構成の一例を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態に係る太陽光発電システムの概略構成の一例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各実施形態に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付記し、適宜その説明を省略する。
〔実施形態1〕
まず、図1を用いて、本発明が適用される場面の一例について説明する。図1は、本実施形態に係る太陽光発電システムの適用場面の一例を示す概略の回路図である。図1に示すように、太陽光発電システム1は、太陽電池ストリング11およびPCS12(電力変換装置)を備えている。
太陽電池ストリング11は、多数(複数)の太陽電池モジュール20が直列接続されて形成されている。太陽電池ストリング11は、電路21・22を介してPCS12の入力端子P・Nにそれぞれ接続されている。太陽電池モジュール20は、直列接続された複数の太陽電池セル(図示せず)を備え、パネル状に形成されている。太陽等からの光エネルギーは、上記複数の太陽電池セルにて直流の電気エネルギーに変換され、太陽電池モジュール20にて重畳され、太陽電池ストリング11にてさらに重畳されて、PCS12に供給される。
PCS12は、太陽電池ストリング11から入力端子P・Nにて入力した直流電力を所定の交流電力に変換して、該交流電力を外部の電力系統80に出力するものである。具体的には、PCS12は、コンバータ31およびインバータ32を備えている。
コンバータ31は、太陽電池ストリング11からの直流電力を所定の直流電力に変換(DC/DC変換)する回路であり、例えば昇圧チョッパである。コンバータ31にて変換された直流電力は、インバータ32に供給される。
インバータ32は、コンバータ31から供給された直流電力を所定(例えば、周波数60Hz)の交流電力に変換する変換動作(DC/AC変換)を行う回路である。インバータ32において変換された交流電力は、外部の電力系統80に供給される。また、インバータ32は、電力系統80の対地電位が一定となるように制御する。図1の例では、電力系統80は、単相3線式であり、中性点が接地されている。なお、単相2線式、3相3線式、3相4線式など、他の配電方式の電力系統80を利用してもよい。
このように、PCS12が設けられることにより、太陽電池ストリング11にて発電された直流電力を、電力系統80との系統連系が可能となる所定の電圧および周波数を有する交流電力に変換することができる。
本実施形態では、PCS12は、入力側計測回路33、出力側計測回路34、制御部35(地絡検出装置)、および記憶部36をさらに備えている。
入力側計測回路33は、コンバータ31の入力側の電圧および電流を計測する。具体的には、入力側計測回路33は、入力端子P・N間の電圧、すなわち、太陽電池ストリング11の電源電圧Vpv(出力電圧)を計測する。さらに、入力側計測回路33は、太陽電池ストリング11から入力端子Pを介してコンバータ31に流れる電流Ipと、コンバータ31から入力端子Nを介して太陽電池ストリング11に流れる電流Inとを計測する。入力側計測回路33は、計測したデータを制御部35に送信する。
出力側計測回路34は、コンバータ31の出力側の電圧、すなわち、コンバータ31によって変換された変換電圧VDDCを計測する。出力側計測回路34は、計測したデータを制御部35に送信する。
制御部35は、PCS12内の各種構成の動作を統括的に制御するものであり、例えばCPU(Central Processing Unit)およびメモリを含むコンピュータによって構成される。そして、各種構成の動作制御は、制御プログラムをコンピュータに実行させることによって行われる。記憶部36は、情報を記録するものであり、ハードディスク、フラッシュメモリなどの記録デバイスによって構成される。
制御部35は、地絡判定部40および地絡位置算出部41(地絡位置特定部)を備える。地絡判定部40は、地絡の有無を判定するものである。入力端子Pからコンバータ31への電流Ipと、コンバータ31から入力端子Nへの電流Inとは、通常の場合には同じ大きさであるが、地絡が発生する場合には異なる大きさとなる。
そこで、本実施形態では、地絡判定部40は、入力側計測回路33が計測した電流Ipおよび電流Inとの差分電流ΔIを算出し、該差分電流ΔIが所定値以上であれば、地絡が発生している(地絡あり)と判定する。このときの差分電流ΔIが地絡電流Igとなる。なお、入力側計測回路33にて零相変流器(ZCT)を用いれば、差分電流ΔIを直接計測することができる。また、本実施形態では、入力側計測回路33にて地絡電流Igを検出しているが、これに限定されるものではない。地絡電流Igは、出力側計測回路34にて検出してもよいし、インバータ32の出力電流から検出してもよい。
地絡位置算出部41は、地絡の発生している位置である地絡位置Pgを算出する。地絡位置Pgは下記の方法により算出される。すなわち、地絡位置Pgの対地電位(以下「地絡電位」と称する。)Vgは、地絡電流Igおよび地絡抵抗Rgを用いると、Vg=Ig×Rg、となる。
一方、入力端子Nにおける対地電位は、電力系統80の中性点が接地されていることから、−1/2×VDDC、となる。また、入力端子Nおよび地絡位置Pg間の電圧(地絡点電圧)は、電源電圧Vpvを用いると、Vpv×X(但し、0≦X≦1)で表される。従って、地絡電位Vgは、Vg=(−1/2×VDDC)+(Vpv×X)となる。
ここで、Xは、地絡位置Pgを示す値である。入力端子Nに接続する太陽電池ストリング11の負極端子にてX=0であり、入力端子Pに接続する太陽電池ストリング11の正極端子にてX=1である。また、太陽電池ストリング11に含まれる太陽電池モジュール20の個数をn個(但し、2≦n、nは自然数)とし、かつ、地絡位置Pgが、入力端子Nからk番目(但し、1≦k≦n−1)および(k+1)番目の太陽電池モジュール20どうしの間であるとすると、X=k/n、となる。
以上より、下記の式(1)が導出される。
Ig×Rg=(−1/2×VDDC)+(Vpv×X) ・・・(1)。
従って、地絡電流Igがゼロとなるときの電源電圧Vpvおよび変換電圧VDDCを計測すれば、地絡位置Pgを示すXを求めることができる。或いは、電源電圧Vpvを変化させて、地絡電流Ig、電源電圧Vpv、および変換電圧VDDCのセットを複数個計測すれば、地絡位置Pgを示すXと、地絡抵抗Rgとを求めることができる。
しかしながら、本願発明者らが確認したところ、実際の地絡位置Pgにおける地絡電流Igおよび地絡点電圧(Vpv×X)が、上記式(1)に基づいて求められる地絡電流Igおよび地絡点電圧(Vpv×X)から外れる場合があることを見出した。
図2および図3は、本実施形態の太陽光発電システム1において、各地絡位置Pgにて地絡した場合に、上記式(1)に基づいて算出される理想的な計測値(理想値)と、実際の計測値(実測値)との一例を示すグラフである。図2は、地絡抵抗Rgが3kΩの場合であり、図3は、地絡抵抗Rgが1kΩの場合である。また、図2および図3の(a)は、電源電圧Vpvと地絡電流Igとの関係を示すグラフであり、図2および図3の(b)は、電源電圧Vpvと地絡点電圧(Vpv×X)との関係を示すグラフである。
図2および図3において、実測値は実線で示され、上記理想値は破線で示されている。また、図2および図3における「90%」、「50%」、および「30%」は、地絡位置Pgを示す上記Xの値である。
図2および図3を参照すると、地絡電流Igおよび地絡点電圧(Vpv×X)の実測値は、電源電圧Vpvが低下するにつれて、上記理想値からの誤差が大きくなることが理解できる。また、当該誤差は、地絡抵抗Rgが小さい方が大きくなることが理解できる。
図1および図4を参照して、図2および図3に示されるような現象の原因を検討する。図4は、太陽電池ストリング11を構成する各太陽電池モジュール20のI−V特性の一例を示すグラフである。なお、太陽電池ストリング11のI−V特性も図4と同様のグラフとなる。
図4に示すVnおよびVpは、図1に示すVnおよびVpと同じである。図1に示すように、上記Vnは、地絡位置Pgから入力端子Nの側(N側)の太陽電池モジュール20の出力電圧を示している。一方、上記Vpは、地絡位置Pgから入力端子Pの側(P側)の太陽電池モジュール20の出力電圧を示している。
図1および図4を参照すると、上記P側の太陽電池モジュール20の出力電流Ipは、上記N側の太陽電池モジュール20の出力電流Inよりも地絡電流Igの分だけ低下する。これにより、上記P側の太陽電池モジュール20の出力電圧Vpは、上記N側の太陽電池モジュール20の出力電圧Vnよりも増加することが理解できる。上記式(1)は、各太陽電池モジュール20の出力電圧が同じであることを前提としているため、実測値は、上記式(1)に基づく理想値から外れることになる。
また、図4を参照すると、出力電圧Vnに対する出力電圧Vpの増加量ΔVは、出力電圧Vnが低下するにつれて大きくなることが理解できる。これにより、電源電圧Vpvが低下するにつれて、上記理想値に対する実測値の誤差が大きくなることが理解できる。
また、地絡点電圧(Vpv×X)が或る値である場合、地絡抵抗Rgが小さいと地絡電流Igの大きさ(絶対値)が大きくなる。そして、図4を参照すると、地絡電流Igの絶対値が大きいと、上記増加量ΔVが大きくなることが理解できる。これにより、地絡抵抗Rgが小さいと、地絡電流Igの絶対値が大きくなり、上記誤差がさらに大きくなることが理解できる。
(実施例1)
そこで、本実施例では、地絡位置算出部41は、地絡位置Pgを求めるために利用される電源電圧Vpvの下限値を設定する。これにより、地絡位置算出部41は、上記下限値以上の電源電圧Vpvを利用して地絡位置Pgを求めるので、上記理想値に対する実測値の誤差を抑えることができる。その結果、地絡位置Pgの誤差を抑えることができる。
上記下限値の設定例としては、下記のものが挙げられる。
(下限値の設定例1)
例えば、開放電圧を所定の割合(例えば60%)で乗算した値を上記下限値として設定してもよい。開放電圧は、太陽電池ストリング11からの電流が流れない状態(開放状態)における電源電圧Vpvであり、容易に計測することができる。従って、上記下限値を容易に設定することができる。
(下限値の設定例2)
例えば、最大出力点における電源電圧Vpvを上記下限値として設定してもよい。通常、太陽光発電システム1は、最大出力点を追従するMPPT(Maximum Power Point Tracking)制御が行われている。この場合、地絡判定部40が地絡ありと判定したときの電源電圧Vpvが、最大出力点における電源電圧Vpvである。従って、上記地絡ありと判定したときの電源電圧Vpvを上記下限値として設定すればよく、上記下限値を容易に設定することができる。
(下限値の設定例3)
例えば、電源電圧Vpvと、地絡電流Igまたは地絡点電圧(Vpv×X)との線形性が維持される範囲の最小値を上記下限値として設定してもよい。具体的には、互いに異なる3つ以上の電源電圧Vpvについて、地絡電流Igまたは地絡電位Vgを計測する。電源電圧Vpvの変化量に対する地絡電流Igまたは地絡電位Vgの変化量が一定である領域が、上記線形性が維持される領域となる。
例えば、図2の(a)において「90%」を示す4つの計測点が得られたとする。この場合、上記線形性(グラフの傾き)が維持される範囲は140〜250Vであるので、上記下限値は140Vとなる。また、図2の(b)において「50%」を示す4つの計測点が得られたとする。この場合、上記線形性が維持される範囲は220〜250Vであるので、上記下限値は220Vとなる。
なお、電源電圧Vpvの変化量に対する、太陽電池ストリング11の電流の変化量が、地絡電流Igよりも大きいという条件を満たすように、上記3つ以上の電源電圧Vpvを設定することが望ましい。或いは、互いに異なる多数の電源電圧Vpvを含む計測データの中から、上記条件を満たす3つ以上の電源電圧Vpvを選択し、選択した各電源電圧Vpvに対応する地絡電流Igまたは地絡電位Vgを上記計測データから抽出してもよい。
(実施例2)
また、別の実施例では、地絡位置算出部41は、上記式(1)を用いて算出した地絡位置Pgの推定値に対応する、推定値の誤差の範囲に関する情報を出力する。なお、地絡位置算出部41は、上記推定値および上記範囲に関する情報を出力してもよい。
上記情報の例としては、上記Xの誤差の範囲、上記範囲に含まれる太陽電池モジュール20の情報などが挙げられる。また、上記出力の例としては、表示、印字、通信などが挙げられる。例えば、上記Xとして、30%〜60%を表示出力することが挙げられる。また、太陽電池ストリング11に含まれる複数の太陽電池モジュール20を示す複数のブロックを表示し、上記範囲に含まれる太陽電池モジュール20を示すブロックを赤色で警告表示することが挙げられる。
これにより、ユーザは、地絡の発生しているおおまかな位置を把握することができる。その結果、修理する太陽電池モジュール20を間違えたり、地絡している太陽電池モジュール20に誤って触って感電するリスクを低減したりすることができる。
上記範囲は、図2および図3に示すグラフから求めることができる。また、図2および図3に示すグラフは、太陽電池ストリング11のI−V特性から作成することができる。
そこで、太陽電池ストリング11のI−V特性がさほど変化しないのであれば、地絡位置算出部41は、地絡位置Pgの上記推定値および上記範囲を対応付けた第1テーブルを予め記憶部36に記憶することができる。地絡位置算出部41は、算出した地絡位置Pgの推定値に対応する上記範囲を、第1テーブルを参照して取得し、上記範囲に関する情報を出力することができる。
また、制御部35が、太陽電池ストリング11の電源電圧Vpvを制御することにより、太陽電池ストリング11のI−V特性を検出する。或いは、太陽光発電システム1の稼働中に太陽電池ストリング11の電源電圧Vpvおよび電流をモニタリングすることにより、上記I−V特性を検出してもよい。地絡位置算出部41は、上記I−V特性に基づいて、図2および図3のグラフを示す第2テーブルを作成し、該第2テーブルから、上記第1テーブルを作成し、該第1テーブルを記憶部36に記憶してもよい。例えば、図2および図3のグラフを参照すると、或る地絡位置Pgに対応する理想値の直線と同じ傾きを有する複数の実測値の直線を選出することができ、選出された複数の実測値の直線に対応する地絡位置Pgの範囲を求めることができる。従って、第2テーブルから第1テーブルを作成することができる。そして、地絡位置算出部41は、算出した推定値を地絡位置Pgの理想値とし、該理想値に対応する上記範囲を、第1テーブルを参照して取得し、上記範囲に関する情報を出力することができる。
なお、上記範囲は、太陽電池ストリング11における複数の太陽電池モジュール20の出力電圧のバラツキ(図4に示すΔV)に基づいて決定しているが、入力側計測回路33に設けられた電流センサおよび電圧センサに関する、センサ特性に基づくバラツキも考慮して決定してもよい。
(実施例3)
また、他の実施例では、地絡位置算出部41は、上述のように制御部35が検出した太陽電池ストリング11のI−V特性に基づいて、電源電圧Vpvおよび地絡電流Igが対応付けられた第3テーブル(対応情報)を、地絡抵抗Rgおよび地絡位置Pgごとに作成し、上記第3テーブルを用いて、互いに異なる複数の電源電圧Vpvと、該複数の電源電圧Vpvからそれぞれ計測された複数の地絡電流Igとをフィッティングすることにより、地絡抵抗Rgおよび地絡位置Pgを求めてもよい。この場合、地絡抵抗Rgおよび地絡位置Pgを精度よく求めることができる。
〔実施形態2〕
次に、本発明の別の実施形態について図5を参照して説明する。
図5は、本実施形態に係る太陽光発電システム1の概略構成の一例を示すブロック図である。図5に示す太陽光発電システム1aは、図1に示す太陽光発電システム1に比べて、3本の太陽電池ストリング11のそれぞれが直流ブレーカ50を介してPCS12に並列接続されている点が異なり、その他の構成は同様である。なお、直流ブレーカ50は、公知の構成であるので、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の太陽光発電システム1aであっても、図1に示す太陽光発電システム1と同様に、電源電圧Vpvおよび地絡電流Igを計測することにより、地絡位置算出部41が地絡位置Pgを推定することができる。その結果、現場での復旧作業を効率化することができる。
次に、本実施形態では、3つの直流ブレーカ50の1つをオン(導通状態)とし他をオフ(開放状態)として、PCS12の地絡判定部40が地絡を判定し、これを3つの直流ブレーカ50ごとに繰り返す。これにより、地絡が発生している太陽電池ストリング11を特定することができる。従って、地絡位置Pgが推定され、かつ、地絡が発生している太陽電池ストリング11が特定されるので、現場での復旧作業をさらに効率化することができる。
なお、特定された太陽電池ストリング11に対応する直流ブレーカ50のみをオンとし他をオフとした後に、地絡位置算出部41が地絡位置Pgを推定してもよい。この場合、地絡が発生した複数の太陽電池ストリング11における複数の地絡位置Pgを個別に推定することができる。
なお、複数の太陽電池ストリングを接続箱にて並列接続した上でPCSに接続する太陽光発電システムも公知である。また、上記接続箱に複数の直流ブレーカを備えており、複数の太陽電池ストリングのそれぞれが直流ブレーカを介して並列接続する太陽光発電システムも公知である。このような太陽光発電システムに対し、本実施形態の太陽光発電システム1aのPCS12における地絡判定部40および地絡位置算出部41を設けることにより、本実施形態の上記作用効果を実現することができる。
〔実施形態3〕
次に、本発明のさらに別の実施形態について図6を参照して説明する。
図6は、本実施形態に係る太陽光発電システム1bの概略構成の一例を示すブロック図である。図6に示す太陽光発電システム1bは、図5に示す太陽光発電システム1aに比べて、直流ブレーカ50に代えて、MPPT制御デバイス51が設けられている点が異なり、その他の構成は同様である。
MPPT制御デバイス51は、太陽電池ストリング11の最大出力点に追従するように、太陽電池ストリング11の電源電圧Vpvを制御する。なお、MPPT制御デバイス51は、公知の構成であるので、その詳細な説明は省略する。本実施形態では、複数の太陽電池ストリング11に複数のMPPT制御デバイス51がそれぞれ設けられている。これにより、複数のMPPT制御デバイス51は、複数の太陽電池ストリング11の電源電圧Vpvをそれぞれ制御することができる。
従って、本実施形態では、PCS12の制御部35は、3つのMPPT制御デバイス51の1つに対し、MPPT制御を一時停止させて、電源電圧Vpvを変化させるように指示し、これを3つのMPPT制御デバイス51ごとに繰り返す。これにより、地絡判定部40は、電源電圧Vpvを変化させた場合に地絡電流Igが変化したMPPT制御デバイス51に対応する太陽電池ストリング11を、地絡が発生している太陽電池ストリング11として特定することができる。従って、複数の太陽電池ストリング11にて地絡が発生している場合でも、当該複数の太陽電池ストリング11を特定することができる。
また、地絡位置算出部41は、電源電圧Vpvの変化と地絡電流Igの変化との関係から、地絡が発生している太陽電池ストリング11における地絡位置Pgを推定することができる。従って、地絡が発生している太陽電池ストリング11が特定され、かつ、当該太陽電池ストリング11における地絡位置Pgが推定されるので、現場での復旧作業を効率化することができる。
なお、図5および図6に示す太陽光発電システム1a・1bでは、3本の太陽電池ストリング11を利用しているが、これに限定されるものではない。2本の太陽電池ストリング11を利用してもよいし、4本以上の太陽電池ストリング11を利用してもよい。
〔実施形態4〕
次に、本発明の他の実施形態について図7を参照して説明する。
図7は、本実施形態に係る太陽光発電システム1cの概略構成の一例を示すブロック図である。図7に示す太陽光発電システム1cは、図1に示す太陽光発電システム1に比べて、電力系統80への出力電圧を計測する出力電圧計測回路52が新たに設けられている点が異なり、その他の構成は同様である。なお、図7では、簡略化のため、PCS12における制御部35および記憶部36の記載を省略している。
図7に示すように、出力電圧計測回路52からPCS12に微小な電流が流れる可能性がある。このため、太陽電池ストリング11にて地絡が発生すると、出力電圧計測回路52から地絡位置Pgに電流が流れ、その結果、地絡位置Pgの特定に影響を及ぼす可能性がある。しかしながら、電力系統80における回路定数、電圧値、および電流値に基づいて、出力電圧計測回路52に流れる電流を算出でき、その結果、特定された地絡位置Pgを補正することができる。
或いは、出力電圧計測回路52を絶縁回路としてもよい。この場合、出力電圧計測回路52から地絡位置Pgに電流が流れなくなり、地絡位置Pgの特定に影響を及ぼすことを防止できる。なお、図7の例では、出力電圧計測回路52について説明しているが、電力系統80に設けられるその他の計測回路についても同様である。
〔ソフトウェアによる実現例〕
PCS12の制御ブロック(特に制御部35)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、PCS12は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔付記事項〕
なお、上記実施形態では、電力系統80の接地により、コンバータ31の出力電圧VDDCから入力端子Nの接地電位を求めているが、これに限定されるものではない。PCS12において、太陽電池ストリング11の電源電圧Vpvを変化させても対地電位が変化しない位置を接地しておき、上記電源電圧Vpvを変化させて地絡電流Igを計測することにより、地絡位置Pgを求めることができる。
また、上記実施形態では、地絡判定部40および地絡位置算出部41は、PCS12に設けられているが、PCS12と通信可能な外部の装置に設けられてもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1、1a、1b、1c 太陽光発電システム
11 太陽電池ストリング
12 PCS(電力変換装置)
20 太陽電池モジュール
21・22 電路
31 コンバータ
32 インバータ
33 入力側計測回路
34 出力側計測回路
35 制御部(地絡検出装置)
36 記憶部
40 地絡判定部
41 地絡位置算出部(地絡位置特定部)
50 直流ブレーカ
51 MPPT制御デバイス
52 出力電圧計測回路
80 電力系統

Claims (6)

  1. 太陽電池モジュールの複数個を直列接続した太陽電池ストリングと、該太陽電池ストリングから供給される電力を変換し、変換した電力を系統に出力する電力変換装置とを備えた太陽光発電システムに適用される地絡検出装置であって、
    前記電力変換装置にて計測された、前記太陽電池ストリングの出力電圧と、地絡電流と、を用いて、地絡位置を特定する地絡位置特定部を備え、
    該地絡位置特定部は、利用する前記出力電圧の下限値を設定することを特徴とする地絡検出装置。
  2. 前記下限値は、前記太陽電池ストリングの開放電圧を所定の割合で乗算した値であることを特徴とする請求項1に記載の地絡検出装置。
  3. 前記下限値は、前記太陽電池ストリングの最大出力点における出力電圧であることを特徴とする請求項1に記載の地絡検出装置。
  4. 前記下限値は、前記出力電圧と前記地絡電流との線形性が維持される範囲の最小値であることを特徴とする請求項1に記載の地絡検出装置。
  5. 地絡位置特定部は、特定した地絡位置に対応する、該地絡位置の誤差の範囲に関する情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の地絡検出装置。
  6. 地絡位置特定部は、前記太陽電池ストリングのI−V特性を前記電力変換装置から取得し、取得したI−V特性を用いて、前記出力電圧および前記地絡電流の対応情報を前記地絡位置ごとに作成し、作成した対応情報に基づいて、前記電力変換装置から取得した前記出力電圧および前記地絡電流に対応する前記地絡位置を特定することを特徴とする請求項1に記載の地絡検出装置。
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