JP6405807B2 - 太陽光発電システムの検査装置および太陽光発電システムの検査方法 - Google Patents

太陽光発電システムの検査装置および太陽光発電システムの検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、太陽光発電システムが備えるリレーの動作を検査する太陽光発電システムの検査装置および太陽光発電システムの検査方法に関するものである。
従来、太陽光発電システムは、太陽電池により発電された電力が、昇圧器および直流交流変換器等を含むパワーコンディショナを介して、電力送電網に供給されるようになっている。このような太陽光発電システムでは、システム内の回路等の故障により回路にアークを生じることがある。アークが発生した場合、アークの発生部分は高温になり、火災等を起こす恐れがある。このため、太陽光発電システムには、アークからシステムを保護する保護装置が備えられている。
上記アークには直列アークと並列アークとがあり、これらアークごとにアークを解消するための対応策が異なる。このため、保護装置は、アークの発生を検知し、かつ発生したアークが直列アークか並列アークかを識別する機能、ならびに直列アークおよび並列アークを解消する機能を備えている。このような保護装置については、特許文献1に開示された構成が知られている。
特許文献1に記載の構成では、太陽電池(光電発電機)にて発電された電力が、インバータを介して電力送電網(電力グリッド)に供給される。太陽電池からインバータに至るDC電力線には、回路遮断器が設けられ、この回路遮断器と並列にキャパシタが設けられている。また、上記DC電力線において、回路遮断器の後段には電流センサが設けられ、電流センサの後段には、太陽電池の正極と負極とを短絡させる短絡スイッチが設けられている。
特許文献1に記載の構成では、アークを直列アークと識別した場合に、回路遮断器をオフにして直列アークを解消している。また、アークを並列アークと識別した場合に、回路遮断器をオン(導通状態)にしている状態において、短絡スイッチをオン(導通状態)にして並列アークを解消している。
また、特許文献2に記載の構成では、太陽電池ストリングにて発電された電力が、パワーコンディショナを介して電力送電網(電力系統)に供給される。太陽電池ストリングからパワーコンディショナに至る電力線路にはスイッチング素子が設けられている。太陽電池ストリングは、直列、および直列と並列の組み合わせで接続された複数の太陽電池モジュールを備え、各太陽電池モジュールは、直列接続された複数の太陽電池セルを備えている。各太陽電池モジュールには、バイパスダイオードが並列に接続されている。バイパスダイオードの順方向は、太陽電池モジュール内の太陽電池セルのダイオード特性の順方向とは逆方向となっている。特許文献2に記載の構成では、上記バイパスダイオードの故障の有無を検査する故障検知装置を備えている。
上記の回路遮断器およびスイッチング素子を遮断リレーにて構成し、上記の短絡スイッチを短絡リレーにて構成した場合、発生した直列アークおよび並列アークに適切に対応できるようにしておくために、上記遮断リレーおよび短絡リレーについては、故障の有無を適宜検査する必要がある。なお、リレーの故障には、リレーをオフからオンにできなくなるオープン故障、およびリレーをオンからオフにできなくなる溶着故障等がある。
リレーの検査装置については、例えば特許文献3に記載されているものが知られている。特許文献3に記載の検査装置では、リレーのオンオフを複数回断続的に繰り返し、マイコンは、リレーのリトライ回数(リレーオン回数)が2回を超えてもリレーを含む回路の電源電圧がオープン故障チェック電圧閾値VL未満の場合に、リレー故障と判定するようになっている。
特表2014−509396号公報(2014年4月17日公開) 特開2014−11428号公報(2014年1月20日公開) 特開2003−139810号公報(2003年5月14日公開)
一般にリレーの故障の有無は、特許文献3に記載されているように、リレーに電流を流し、リレーをオンオフすることにより検査することができる。したがって、太陽電池からの出力線路(出力通電路)に設けられる遮断リレーの故障の有無は、同様にして検査することができる。
これに対し、太陽電池と並列の短絡通電路に設けられる短絡リレーの故障の有無は、単に短絡リレーをオンオフすることにより検査することができない。
すなわち、太陽電池パネル11は、図3の(a)に示すように、直列接続された複数の太陽電池セル35に対して、バイパスダイオード36が並列に接続されている。また、太陽電池パネル11は、等価回路では、図3の(b)に示すように、太陽電池セル35を、順方向がバイパスダイオード36とは逆方向の寄生ダイオード37として示すことができる。
したがって、太陽電池パネル11と並列に設けられた短絡リレーを含む回路に外部装置から検査用の電流を流した場合、短絡リレーのオンオフに関係なく、太陽電池セル35またはバイパスダイオード36を介して電流が流れることになる。このため、短絡リレーの故障の有無を検査することができない。
さらに、太陽光パネル11自体の発電電流が上記短絡リレーに流れることも短絡リレーの故障の有無の検査を難しくしている。すなわち、短絡リレーには、検査用の電流に加えて、太陽電池パネル11が発電した発電電流も流れる。この場合、これら両電流を切り分けることは困難である。
一方、短絡リレーの故障の有無を検査する場合の上記の問題は、太陽電池と短絡通電路との間の出力線路(出力通電路)に、太陽電池からの出力を遮断する、検査専用の遮断リレーを追加すれば解消することができる。しかしながら、このような構成では、検査専用の遮断リレーが別途必要となり、コストアップを招来する。また、安全上の観点から、短絡状態を維持するために、短絡リレーよりも太陽光パネル側に、遮断リレーを入れるのは望ましくない(なお、安全を考慮すると、電源オフ時に、遮断リレーは遮断状態、短絡リレーは短絡状態を維持する設計が望ましい)。
したがって、本発明は、低コストの構成により、短絡リレーの故障の有無を検査することができる太陽光発電システムの検査装置および太陽光発電システムの検査方法の提供を目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明の太陽光発電システムの検査装置は、バイパスダイオードが並列に接続され、かつダイオード特性の順方向が前記バイパスダイオードの順方向と逆方向である太陽電池を含む太陽光発電システムの検査装置において、太陽電池の正負の出力を短絡状態とする短絡通電路を開閉する短絡リレーの動作をリレー制御信号により制御するリレー制御部と、並列状態の前記バイパスダイオードおよび前記ダイオード特性の極性が互いに逆の両順方向電圧の間に電圧波形の少なくとも一部が存在する検査電圧を前記短絡リレーに印加する電圧供給手段と、前記短絡リレーを流れる検査電流を検出する電流検出手段と、前記リレー制御信号および前記検査電流に基づいて、前記短絡リレーの故障の有無を判定する故障判定部とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、電圧供給手段は、並列状態のバイパスダイオードおよび太陽電池のダイオード特性の極性が互いに逆の両順方向電圧の間に電圧波形の少なくとも一部が存在する検査電圧を、太陽電池の正負の出力を短絡状態とする短絡リレーに印加する。上記のような検査電圧を短絡リレーに印加した場合、太陽電池には短絡リレーが閉状態になっても検査電圧による電流がほとんど流れない。
この状態において、リレー制御部の制御により短絡リレーが開閉動作を行うと、短絡リレーを流れる検査電流は、短絡リレーの開閉動作に応じて変化する。したがって、故障判定部は、リレー制御信号(リレー制御信号が示す短絡リレーの開閉動作のタイミング)および検査電流に基づいて、短絡リレーの故障の有無を正確に判定することができる。また、短絡リレーの検査の際に太陽電池を短絡通電路から切り離すための検査専用の遮断リレーを別途追加する必要がないので、低コストの構成とすることができる。これにより、本発明の構成によれば、低コストの構成により、短絡リレーの故障の有無を検査することができる。
上記の太陽光発電システムの検査装置は、前記太陽電池が太陽光を受けて発電していないときに、前記リレー制御部、前記電圧供給手段、前記電流検出手段および前記故障判定部が動作する構成としてもよい。
上記の構成によれば、検査装置は、太陽電池が太陽光を受けて発電していない、例えば夜間に、短絡リレーの故障の有無を判定する検査動作を行う。これにより、太陽電池が発電する電力(電流、電圧)の影響を極力小さくして、短絡リレーの故障の有無を判定することができる。
なお、太陽電池が太陽光を受けて発電していない状態であることは、太陽光発電システムに通常備えられている、太陽電池の出力電圧を計測する電圧計測部、もしくは太陽電池の出力電流を計測する電流計測部の計測結果により知ることができる。または、日照計や時計(夜間であることを示すもの)により知ることができる。
上記の太陽光発電システムの検査装置は、前記リレー制御部、前記電圧供給手段、前記電流検出手段および前記故障判定部を含む検査ユニットを備え、前記太陽電池が発電した電力は、出力通電路を介してパワーコンディショナへ入力され、前記出力通電路には、前記リレー制御部により切り替え動作が制御され、前記出力通電路の接続を前記パワーコンディショナと前記検査ユニットとの間で切り替える切替えリレーが設けられ、前記検査ユニットが動作するときに、前記切替えリレーが前記検査ユニット側へ切り替えられて前記太陽電池から前記パワーコンディショナへ至る出力通電路が遮断され、前記パワーコンディショナが停止される構成としてもよい。
上記の構成によれば、検査ユニットが動作するときには、切替えリレーが検査ユニット側へ切り替えられて太陽電池からパワーコンディショナへ至る出力通電路が遮断される。
これにより、パワーコンディショナを太陽電池から切り離した状態とし、パワーコンディショナに影響されることなく、短絡リレーの故障の有無を正確に判定することができる。
上記の太陽光発電システムの検査装置において、前記電圧供給手段は、前記検査電圧として交流電圧を出力する構成としてもよい。
上記の構成によれば、電圧供給手段は、検査電圧として交流電圧を出力するので、夜間(太陽電池が太陽光を受けて発電していないとき)に短絡リレーの検査を行った場合において、例えば月明かりにより太陽電池が発電した場合であっても、短絡リレーの故障の有無を正確に検査することができる。すなわち、例えば月明かりにより太陽電池が発電し、太陽電池から直流の発電電流が流れた場合であっても、交流の検査電圧により短絡リレーを流れる交流の検査電流と太陽電池の発電電流とを容易に区別することができる。なお、検査電流は、交流の検査電圧の少なくとも最高値または最低値の波形が前記両順方向電圧の間に存在していれば、短絡リレーが正常な場合に、短絡リレーの開閉動作に応じて波形が変化する。したがって、故障判定部は、このような場合においても、リレー制御信号および検査電流に基づいて短絡リレーの故障の有無を判定することができる。
また、上記の構成によれば、短絡リレーを流れる電流のうちの交流成分のみに注目すれば、短絡リレーの故障の有無を判定することができる。すなわち、短絡リレーがオンであれば、短絡リレーの両端間の抵抗値はほぼ0Ωとなる。一方、短絡リレーがオフであれば、太陽電池にダイオードが存在するものの、短絡リレーの両端間の抵抗値(短絡リレーの一端から太陽電池を経由して短絡リレーの他端に至る回路の抵抗値)は、数十Ω以上となる(この抵抗値はシステムによって異なる)。したがって、短絡リレーがオンの場合とオフの場合との上記のようなインピーダンスの違いから、短絡リレーの故障の有無を判定することができる。
上記の太陽光発電システムの検査装置において、前記電圧供給手段は、前記検査電圧として、電圧値が前記両順方向電圧の間に存在する直流電圧を出力する構成としてもよい。
上記の構成によれば、電圧供給手段は、検査電圧として直流電圧を出力する場合、検査電圧の電圧波形の少なくとも前記両順方向電圧の間に存在するようにするために、電圧値が前記両順方向電圧の間に存在する直流電圧を出力する。
これにより、検査電圧として直流電圧を使用する場合であっても、低コストの構成により、短絡リレーの故障の有無を検査することができる。
上記の太陽光発電システムの検査装置は、前記電圧供給手段から前記短絡リレーに印加された前記検査電圧を印加先の回路から検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段にて検出された前記検査電圧の波形の少なくとも一部が前記両順方向電圧の間に存在するように、前記電圧供給手段から出力される前記検査電圧を調整する電圧調整部とを備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、電圧検出手段は、電圧供給手段から短絡リレーに印加された検査電圧を印加先の回路から検出する。電圧調整部は、電圧検出手段にて検出された検査電圧の波形の少なくとも一部が前記両順方向電圧の間に存在するように、電圧供給手段から出力される検査電圧を調整する。
これにより、適正な検査電圧を短絡リレーに印加して正確な検査を行うことができ、装置の信頼性を高めることができる。
なお、電圧調整部が、電圧検出手段にて検出された検査電圧の波形の全てが前記両順方向電圧の間に存在するように、電圧供給手段から出力される検査電圧を調整する構成である場合には、より良好な検査電流が得られる。これにより、故障判定部は、リレー制御信号および検査電流に基づいて短絡リレーの故障の有無をさらに正確に判定することができる。
上記の太陽光発電システムの検査装置において、前記電圧調整部は、前記電圧供給手段から出力される前記検査電圧を調整する場合に、前記検査電圧の最高値と最低値との中間値が前記両順方向電圧の間の前記ダイオード特性の順方向電圧寄りの電圧値となるように調整する構成としてもよい。
上記の構成によれば、電圧調整部は、電圧供給手段から出力される検査電圧を調整する場合に、検査電圧の最高値と最低値との中間値が前記両順方向電圧の間の太陽電池のダイオード特性の順方向電圧寄りの電圧値となるように調整する。
すなわち、太陽電池は複数の太陽電池セルを直列接続して形成されているので、太陽電池のダイオード特性の順方向電圧の絶対値は、バイパスダイオードの順方向電圧の絶対値よりも大きくなっている。したがって、検査電圧の最高値と最低値との中間値が前記両順方向電圧の間の太陽電池のダイオード特性の順方向電圧寄りの電圧値となるように検査電圧を調整すれば、検査電圧の波形の少なくとも一部が前記両順方向電圧の間に存在するように調整することが容易である。また、検査電圧の波形の全てが前記両順方向電圧の間に存在するように検査電圧を調整することも容易である。
上記の太陽光発電システムの検査装置において、前記短絡通電路は、前記太陽電池が発電した電力が出力される出力通電路と接続されており、前記リレー制御部は、さらに前記出力通電路に設けられているリレーの動作をリレー制御信号により制御するものであり、前記出力通電路から交流信号を検出する信号検出手段と、前記太陽電池が太陽光を受けて発電しているときに、前記信号検出手段にて検出された信号と前記リレー制御信号とに基づいて、動作を行ったリレーの故障の有無を判定するリレー検査部とを備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、太陽電池が太陽光を受けて発電しているときに、例えば並列アークあるいは直列アークが発生すると、その処理のために、リレー制御部から出力されるリレー制御信号に基づいて、短絡リレーあるいは出力通電路に設けられているリレーのいずれかが動作する。この場合、出力通電路にサージパルスが発生し、このサージパルス(信号)は信号検出手段にて検出される。そこで、リレー検査部は、信号検出手段にて検出された信号とリレー制御信号とに基づいて、動作を行ったリレーの故障の有無を判定する。
これにより、太陽電池が太陽光を受けて発電しているときに動作したリレーの故障の有無を適切に検査することができる。
上記の課題を解決するために、本発明の太陽光発電システムの検査方法は、バイパスダイオードが並列に接続され、かつダイオード特性の順方向が前記バイパスダイオードの順方向と逆方向である太陽電池が太陽光を受けて発電していないときに太陽光発電システムの検査を行う検査方法において、太陽電池の正負の出力を短絡状態とする短絡通電路を開閉する短絡リレーの動作をリレー制御信号により制御するリレー制御工程と、並列状態の前記バイパスダイオードおよび前記ダイオード特性の極性が互いに逆の両順方向電圧の間に電圧波形の少なくとも一部が存在する検査電圧を前記短絡リレーに印加する電圧供給工程と、前記短絡リレーを流れる検査電流を検出する電流検出工程と、前記リレー制御信号および前記検査電流に基づいて、前記短絡リレーの故障の有無を判定する故障判定工程とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、太陽光発電システムの検査装置と同様の作用効果を奏する。
本発明の構成によれば、低コストの構成により、短絡リレーの故障の有無を検査することができる。
本発明の実施の形態の太陽光発電システムの構成を示す概略の回路である。 図1に示した太陽光発電システムの構成を詳細に示す回路図である。 図3の(a)は図1に示した太陽電池パネルの回路図であり、図3の(b)は図3の(a)に示した太陽電池パネルの等価回路である。 図3の(b)に示した太陽電池パネルの電流電圧特性を示すグラフである。 図5の(a)は、図1に示したDC電源から出力される直流のリレー動作検査電圧を示す波形図であり、図5の(b)は、検査対象の短絡リレーが正常である場合に、図5の(a)に示したリレー動作検査電圧に応じて検査対象の短絡リレーを流れるリレー動作検査電流を示す波形図である。 本発明の他の実施の形態の太陽光発電システムの構成を詳細に示す回路図である。 図7の(a)は、図6に示した発振回路から出力されるリレー動作検査電圧を示す波形図であり、図7の(b)は、検査対象の短絡リレーが正常である場合に、図7の(a)に示したリレー動作検査電圧に応じて検査対象の短絡リレーを流れるリレー動作検査電流を示す波形図である。 図8の(a)は、図7の(a)に示した交流のリレー動作検査電圧の他の例を示す波形図であり、図8の(b)は、検査対象の短絡リレーが正常である場合に、図8の(a)に示したリレー動作検査電圧に応じて検査対象の短絡リレーを流れるリレー動作検査電流を示す波形図である。 図9の(a)は、図7の(a)に示した交流のリレー動作検査電圧のさらに他の例を示す波形図であり、図9の(b)は、検査対象の短絡リレーが正常である場合に、図9の(a)に示したリレー動作検査電圧に応じて検査対象の短絡リレーを流れるリレー動作検査電流を示す波形図である。 図10の(a)は、図1に示したリレーユニットのリレーを制御するリレー制御信号を示す波形図であり、図10の(b)は、図1に示した太陽電池パネルが発電状態のときに、図10の(a)に示したリレー制御信号に基づいて、正常なリレーがオンオフ動作あるいは切り替え動作を行った場合に発生するサージパルスを示す波形図である。
〔実施の形態1〕
本発明の実施の形態を図面に基づいて以下に説明する。図1は、本発明の実施の形態の太陽光発電システムの構成を示す概略の回路である。
図1に示すように、太陽光発電システム1は、複数の太陽電池パネル(PVパネル)11、リレーユニット12、パワーコンディショナとしてのパワーコンディショニングシステム(以下、PCSと称する)13、および検査ユニット(検査装置)14を備えている。
リレーユニット12は、出力通電路15P,15N、およびこれら出力通電路15P,15Nを短絡させる短絡通電路16を備えている。出力通電路15P,15Nには、太陽電池パネル11からPCS13側へ向かって、遮断リレー17P,17Nと切替えリレー18P,18Nとが直列に設けられている。遮断リレー17P,17Nは、出力通電路15P,15Nを開閉するものである。切替えリレー18P,18Nは、出力通電路15P,15Nの接続をPCS13側または検査ユニット14側に切り替えるものである。
短絡通電路16は、出力通電路15P,15Nにおける遮断リレー17P,17Nよりも太陽電池パネル11側の位置に設けられている。短絡通電路16には、短絡通電路16を開閉する短絡リレー19が設けられている。検査ユニット14は、短絡リレー19の故障の有無を検査するものである。
図1に示す太陽光発電システム1において、太陽電池パネル11にて発電した電力は出力通電路15P,15Nを介してPCS13へ供給される。この状態(電力供給状態)では、遮断リレー17P,17Nは閉状態とされ、切替えリレー18P,18NはPCS13側に切り替えられる。
上記の電力供給状態において、直列アークが発生した場合には、遮断リレー17P,17Nがオフ(開状態)にされる。これにより、直列アークが解消される。また、上記の電力供給状態において、並列アークが発生した場合には、短絡リレー19がオフにされる。これにより、太陽電池パネル11の出力が短絡され、並列アークが解消される。
また、リレーユニット12の短絡リレー19の故障の有無を検査するリレー検査状態では、上記の電力供給状態から、切替えリレー18P,18Nが検査ユニット14側に切り替えられる。なお、検査ユニット14による検査動作は、太陽電池パネル11から所望の発電量が得られない状態、すなわち太陽電池パネル11が太陽光を受けて発電していない非発電状態にて行われる。
太陽電池パネル11が非発電状態となるのは、例えば夜間であり、太陽電池パネル11の発電量が微小となる時間帯である。なお、夜間でも太陽電池パネル11から微小の発電量が得られるのは、太陽電池パネル11が例えば月明かりによって発電するためである。
図2は、図1に示した太陽光発電システム1の構成を詳細に示す回路図である。図2に示すように、リレーユニット12は、例えばリレー基板41を有し、リレー基板41には複数のリレー(継電器)が設けられている。リレー基板41は、一方側の端縁部に沿って入力P端子31Pおよび入力N端子31Nを有し、反対側の端縁部に沿って出力P端子32P、出力N端子32N、検査P端子33Pおよび検査N端子33Nを有している。入力P端子31Pおよび入力N端子31Nには太陽電池パネル11が接続され、出力P端子32Pおよび出力N端子32NにはPCS13が接続されている。出力P端子32PとPCS13との間には、逆流防止用のダイオード29が設けられている。
入力P端子31Pと出力P端子32Pとの間の出力通電路15Pには、入力P端子31Pから出力P端子32Pに向って、遮断リレー17Pおよび切替えリレー18Pが直列に設けられている。同様に、入力N端子31Nと出力N端子32Nとの間の出力通電路15Nには、遮断リレー17Nおよび切替えリレー18Nが直列に設けられている。
また、出力通電路15Pにおける遮断リレー17Pと切替えリレー18Pとの間、および出力通電路15Nにおける遮断リレー17Nと切替えリレー18Nとの間は、第1短絡通電路16aによって接続され、この第1短絡通電路16aには、第1短絡通電路16aを開閉する第1短絡リレー19aが設けられている。
また、出力通電路15Pにおける入力P端子31Pと遮断リレー17Pとの間、および出力通電路15Nにおける入力N端子31Nと遮断リレー17Nとの間は、第2短絡通電路16bによって接続され、この第2短絡通電路16bには、第2短絡通電路16bを開閉する第2短絡リレー19Rと第3短絡リレー19Nとが直列に設けられている。第2および第3短絡リレー19R,19Nは例えばラッチリレーである。なお、第2短絡通電路16bに2個のリレー(第2および第3短絡リレー19R,19N)が設けられているのは、耐圧を分散させて低耐圧のリレーを使用できるようにするためである。
切替えリレー18Pは、可動接点18Pa、固定接点18Pbおよび固定接点18Pcを有する。同様に、切替えリレー18Nは、可動接点18Na、固定接点18Nbおよび固定接点18Ncを有する。
切替えリレー18Pの可動接点18Paは遮断リレー17Pの他方の端子および第1短絡リレー19aの一方の端子と接続され、固定接点18Pbは出力P端子32Pと接続され、固定接点18Pcは検査P端子33Pと接続されている。同様に、切替えリレー18Nの可動接点18Naは遮断リレー17Nの他方の端子および第1短絡リレー19aの他方の端子と接続され、固定接点18Nbは出力N端子32Nと接続され、固定接点18Ncは検査N端子33Nと接続されている。
また、リレーユニット12は、CT電流計測部(信号検出手段)21、PV電流計測部22、PV電圧計測部23およびリレー制御部24を備えている。これらCT電流計測部21、PV電流計測部22、PV電圧計測部23およびリレー制御部24は、例えばマイクロコンピュータにより構成されている。
CT電流計測部21は、出力通電路15Pを流れる交流信号を計測する。このために、出力通電路15Pにおける入力P端子31Pと第3通電路36との間には、電流トランス(CT、信号検出手段)51が設けられ、電流トランス51にて検出された交流信号が増幅器(信号検出手段)52を介してCT電流計測部(信号検出手段)21へ入力される。CT電流計測部21は、例えば入力された交流信号からアークノイズに相当する所定の周波数の信号を取り出すフィルタを有する。
PV電流計測部22は、太陽電池パネル11からの出力電流を計測する。このために、出力通電路15Pにおける切替えリレー18Pと出力P端子32Pとの間には、抵抗(シャント抵抗)R1が設けられ、抵抗R1の両端の電圧が比較器53を介してPV電流計測部22に入力される。なお、抵抗R1および比較器53は電流計測回路を構成している。
PV電圧計測部23は、太陽電池パネル11からの出力電圧を計測する。このために、出力P端子32Pと出力N端子32Nとの間の電圧が、抵抗R2、抵抗R3、抵抗R4および比較器54を含む電圧計測回路を介してPV電圧計測部23に入力される。
リレー制御部24は、CT電流計測部21の計測結果に基づいて、太陽光発電システム1におけるアーク発生の有無を判定する。この判定において、アーク発生と判定した場合、リレー制御部24は、まず、第1短絡リレー19aを閉状態にする。
次に、リレー制御部24は、第1短絡リレー19aの閉状態でのCT電流計測部21の計測結果が交流信号の減少を示すものである場合、アークを並列アークと識別し、第2短絡リレー19Rおよび第3短絡リレー19Nを閉状態とする。これにより、並列アークが解消される。
一方、第1短絡リレー19aの閉状態でのCT電流計測部21の計測結果が交流信号の増加もしくは変化無しを示すものである場合、リレー制御部24は、アークを直列アークと識別し、遮断リレー17P,17Nを開状態とする。これにより、直列アークが解消される。
なお、オン状態への第2および第3短絡リレー19R,19Nの切り替え動作は、第1短絡リレー19aをオンにしてアーク信号が減少した状態(並列アークが減少した状態)にて行われる。したがって、第2および第3短絡リレー19R,19Nとして、一般に耐圧が低いラッチリレーを使用することができる。また、第2および第3短絡リレー19R,19Nをラッチリレーとすることにより、第3短絡リレー19R,19Nを駆動する電源が事故や故障等により停電した場合であっても、太陽電池の正負の出力の短絡状態を維持することができる。また、太陽電池の正負の出力の短絡をラッチリレーにて行っているので、この状態への迅速な切り替え動作が可能となっている。これにより、並列アークの解消機能についての信頼性を高めることができる。
また、リレー制御部24は、PV電流計測部22およびPV電圧計測部23の計測結果に基づいて太陽電池パネル11の発電量を求め、太陽電池パネル11が発電していない状態(正確には太陽電池パネル11が太陽光を受けて発電していない状態)と判断すると、動作モードを検査モードに切り替える。検査モードでは検査ユニット14による検査動作が行われる。なお、リレー制御部24は、太陽電池パネル11が発電していない状態であるとの判断を、例えば数時間の発電量を監視して行う。また、リレー制御部24、太陽電池パネル11が発電していない状態であることは、発電量によらず、発電電流のみによって判断してもよい。これは、発電電流が発電量に応じて変化するためである。
検査ユニット14は、例えば検査基板42を有し、検査基板42には複数のリレー(継電器)が設けられている。検査基板42には、一端縁部に沿って入出力P端子61Pおよび入出力N端子61Nが設けられ、さらに電圧検出部(電圧検出手段)71、電流検出部(電流検出手段)72、電源調整部73、故障判定部74、電圧計測回路(電圧検出手段)75、電流計測回路(電流検出手段)76およびDC電源(電圧供給手段)77が設けられている。電圧検出部71、電流検出部72、周波数調整部73、電源調整部73および故障判定部74は、例えばマイクロコンピュータにより構成されている。
DC電源77は、検査ユニット14の検査動作時に、直流電圧を入出力PおよびN端子61P,61Nへ出力する。したがって、DC電源77から出力される直流電圧は、検査PおよびN端子33P,33Nを介して出力通電路15P,15Nに供給される。電源調整部(電圧供給手段)73は、DC電源(電圧供給手段)77から出力される直流電圧のレベルを調整する。
電圧検出部71は、検査動作時に、入出力PおよびN端子61P,61Nに生じる電圧を電圧計測回路75を介して入力し、入力された電圧を検出する。電圧計測回路75は、抵抗R12、抵抗R13、抵抗R14および比較器92を含んでいる。
電流検出部72は、検査動作時に、入出力P端子61に流れ込む電流を電流計測回路76を介して入力し、入力された電流を検出する。電流計測回路76は、抵抗(シャント抵抗)R11および比較器91を含んでいる。
故障判定部74は、リレー制御部24と通信し、検査動作時に、リレー制御部24により、切替えリレー18P,18Nの切り替え動作、第1短絡リレー19aのオンオフ動作、ならびに第2および第3短絡リレー19R,19Nのオンオフ動作を制御させる。なお、検査動作時のこれらリレーの制御は、故障判定部74が直接行うようにしてもよい。
上記の構成において、太陽光発電システム1のリレーユニット12の動作について説明する。
図2において、太陽光発電システム1が正常に動作している場合には、リレー制御部24の制御により、第1から第3短絡リレー19a,19R,19Nはオフ(開状態)となり、遮断リレー17P,17Nはオン(閉状態)となり、切替えリレー18P,18Nは可動接点18Pa,18Naが固定接点18Pb,18Nbに切り替えられている。この状態では、太陽電池パネル11にて発電された電力は、出力通電路15P,15Nを通じてPCS13に供給される。
上記の状態において、出力通電路15Pに流れた交流信号は電流トランス51にて検出され、増幅器52にて増幅された後、CT電流計測部21へ入力される。CT電流計測部21は、入力された交流信号からアークノイズを検出する。
リレー制御部24は、CT電流計測部21にてアークノイズが検出されると、第1短絡リレー19aをオンにする。次に、アークノイズが減少したかどうかを判定し、アークノイズが減少していれば、アークは並列アークであると識別して、第2短絡リレー19Rおよび第3短絡リレー19Nがオンにする。これにより、並列アークは解消される。その後、リレー制御部24は、遮断リレー17P,17N、および第1短絡リレー19aをオフにして、太陽光発電システム1を停止させる。
一方、第1短絡リレー19aをオンにしてもアークノイズが減少しない場合、あるいは増加する場合、リレー制御部24は、アークは直列アークであると識別して、遮断リレー17P,17Nをオフにするとともに、第1短絡リレー19aをオフにし、太陽光発電システム1を停止させる。この場合、遮断リレー17P,17Nをオフにすることにより、直アークは解消される。
次に、検査ユニット14の動作について説明する。図3の(a)は太陽電池パネル11の回路図であり、図3の(b)は図3の(a)の太陽電池パネル11の等価回路である。
太陽電池パネル11は、図3の(a)に示すように、複数の太陽電池セル35が直列接続された太陽電池モジュールであり、直列接続された複数の太陽電池セル35に対して、バイパスダイオード36が並列に接続されている。バイパスダイオード36は、アノードが太陽電池パネル11の負極に接続され、カソードが太陽電池パネル11の正極に接続されている。太陽電池パネル11は、ダイオード特性を有し、等価回路では、図3の(b)に示すように、太陽電池セル35を寄生ダイオード37として示すことができる。
図4は、図3の(b)に示した太陽電池パネル11の電流電圧特性を示すグラフである。図4では、太陽電池セル35(PN接合)の順方向特性が第1象限に示され、バイパスダイオード36の順方向特性が第3象限に示されている。Vf1は太陽電池セル35の順方向電圧であり、Vf2はバイパスダイオード36の順方向電圧である。これら両順方向電圧は、バイパスダイオード36および太陽電池セル35のダイオード特性が並列状態であり、かつ順方向が互い逆であることから、互いに逆極性となる。
図4に示すように、太陽電池パネル11は、Vf1からVf2の間の電圧を印加した場合、ほとんど電流が流れない。そこで、検査ユニット14は、太陽電池パネル11のこの作用を利用し、第1〜第3短絡リレー19a,19R,19Nを検査する。すなわち、検査ユニット14は、第1〜第3短絡リレー19a,19R,19Nの検査において、Vf1−Vf2間の電圧(リレー動作検査電圧、検査電圧)をリレーユニット12の出力通電路15P,15N、すなわち検査対象の第1〜第3短絡リレー19a,19R,19Nに印加する。これにより、太陽電池パネル11には上記印加電圧(リレー動作検査電圧)による電流が流れることがなく、検査ユニット14は、第1〜第3短絡リレー19a,19R,19Nの故障の有無を正確に検査できるようになっている。
第1〜第3短絡リレー19a,19R,19Nの検査では、第2短絡通電路16bと第2および第3短絡リレー19R,19Nとを順次検査する。検査順序は特に限定されないが、ここでは、第1短絡リレー19a、第2および第3短絡リレー19R,19Nの順序にて検査を行うものとする。
検査において、リレー制御部24は、切替えリレー18P,18NをPCS13側から検査ユニット14側に切り替える。すなわち、可動接点18Pa,18aが固定接点18Pc,18Ncと接するように切り替える。これにより、検査ユニット14の入出力PおよびN端子61P,61Nがリレーユニット12の出力通電路15P,15Nと接続される。また、出力通電路15P,15Nによる太陽電池パネル11とPCS13との接続が遮断されし、かつPCS13は動作を停止する。したがって、検査ユニット14は、PCS13に影響されることなく、検査動作を行うことができる。
次に、DC電源77から、図5の(a)に示す直流のリレー動作検査電圧が出力される。このリレー動作検査電圧は、Vf1−Vf2間の微小な電圧である。この場合、電源調整部73は、例えば電流検出部72にて検出されるリレー動作検査電圧を参照し、リレー動作検査電圧がVf1−Vf2間の電圧となるように調整する。DC電源77から出力されたリレー動作検査電圧は、出力通電路15P,15Nに供給される。
この状態にて、リレー制御部24は、図5の(a)に示すように、第1短絡リレー19aをオンオフさせる。なお、第2および第3短絡リレー19R,19Nとする。この場合、第1短絡リレー19aが正常であれば、第1短絡リレー19aを流れるリレー動作検査電流(検査電流)は、図5の(b)に示すように、第1短絡リレー19aのオンオフ動作に応じてオンオフされる電流となる。
なお、第1短絡リレー19aがオープン故障を生じている場合、リレー動作検査電流は得られない。一方、第1短絡リレー19aが溶着故障を生じている場合、第1短絡リレー19aはオフにならず、リレー動作検査電流は変化せずに流れたままの状態となる。
リレー動作検査電流は、電流計測回路76を介して電流検出部72へ入力され、電流検出部72は、リレー動作検査電流の電流値を検出し、故障判定部74へ出力する。また、リレー動作検査電圧は、電圧計測回路75を介して電圧検出部71へ入力されており、電圧計測回路75は、リレー動作検査電圧の電圧値を検出し、故障判定部74へ出力する。
故障判定部74は、電流検出部72からの第1短絡リレー19aのオンオフのタイミングに応じたリレー動作検査電流の電流値の変化と、電圧計測回路75からのリレー動作検査電圧の電圧値とから、第1短絡リレー19aの故障の有無を判定する。
この判定結果は、故障判定部74から管理装置(図示せず)に通知し、管理装置が表示あるいは警報によって報知するようにしてもよい。あるいは、この報知動作を故障判定部74が行うようにしてもよい。
次に、検査ユニット14は、同様にして、第2および第3短絡リレー19R,19Nの故障の有無を検査する。この場合、第1短絡リレー19aはオフとする。なお、第2および第3短絡リレー19R,19Nについては、検査の際のオンオフ動作が同時に行われる。したがって、第2および第3短絡リレー19R,19Nの故障の有無の判定結果は、第2および第3短絡リレー19R,19Nについて故障なし、第2短絡リレー19Rまたは第3短絡リレー19Nに故障有りというものになる。
上記のように、本実施の形態の太陽光発電システム1では、太陽電池セル35(寄生ダイオード37)の順方向電圧Vf1とバイパスダイオード36の順方向電圧Vf2との間の電圧を、リレー動作検査電圧として、リレーユニット12における出力通電路15P,15Nすなわち検査対象の短絡リレー(第1〜第3短絡リレー19a,19R,19N)に与えて、短絡リレーの故障の有無を検査している。したがって、太陽電池パネル11にはリレー動作検査電圧による電流が流れることがなく、第1〜第3短絡リレー19a,19R,19Nの故障の有無を正確に検査できるようになっている。
また、太陽電池パネル11と第1および第2短絡通電路16a,16bとの間の例えば出力通電路15P,15Nに、太陽電池パネル11を遮断するための、検査専用の遮断リレーを別途追加する必要がないので、低コストの構成となっている。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態を図面に基づいて以下に説明する。本実施の形態の太陽光発電システム1は、図6に示すように、前記検査ユニット14に代えて検査ユニット(検査装置)101を備えている。
前記の検査ユニット14では、リレー動作検査電圧として直流電圧を使用していたのに対し、検査ユニット101では、リレー動作検査電圧として交流電圧を使用する。このために、検査ユニット101は、周波数調整部81および発振回路(電圧供給手段)82をさらに備えている。検査ユニット101において、電圧検出部71、電流検出部72、電源調整部73、周波数調整部81および故障判定部74は、例えばマイクロコンピュータにより構成されている。検査ユニット101の他の構成は、前記の検査ユニット14と同様である。
発振回路82は、DC電源77から供給される直流電圧から交流のリレー動作検査電圧を生成する。周波数調整部81は、発振回路82から出力される交流電圧の周波数を調整する。この場合、例えば、周波数調整部81はPWM信号を発振回路82に出力し、発振回路82はPWM信号に応じて交流信号を生成する。リレー動作検査電圧の周波数は、好ましくは、100Hz以上、1kHz以下である。さらに好ましくは、100Hzである。
リレー動作検査電圧の周波数は、上記のように低く設定される。これは、太陽光発電システム1において、リレー動作検査電圧の周波数を低く設定する方が、第1〜第3短絡リレー19a,19R,19Nの検査が容易になる傾向があるためである。例えば、太陽電池パネル11は、等価的には抵抗とコンデンサの並列回路と見なすこともでき、リレー動作検査電圧の周波数が高すぎると、リレー動作検査電流が太陽電池パネル11を流れてしまい、検査精度が低下することになる。
なお、リレー動作検査電圧の周波数を100Hzよりも低く設定した場合には、リレー動作検査電圧が直流に近づくので、太陽電池パネル11の電圧変動がノイズになる傾向がある。一方、リレー動作検査電圧の周波数を100Hzよりも高く設定した場合には、太陽電池パネル11や太陽光発電システム1のケーブルのL,C成分により共振が発生し、第1〜第3短絡リレー19a,19R,19Nの検査精度が低下し易くなる。
上記の構成において、検査ユニット101の動作について説明する。検査においては、検査ユニット14の場合と同様に、切替えリレー18P,18NがPCS13側から検査ユニット14側に切り替えられる。
次に、発振回路82は、DC電源77から出力される直流電圧から交流電圧を生成し、リレー動作検査電圧として出力する。このリレー動作検査電圧は、出力通電路15P,15Nに供給される。この場合、電源調整部73は、リレー動作検査電圧についての電圧検出部71の検出結果を参照し、図7の(a)に示すように、交流のリレー動作検査電圧がVf1−Vf2間の電圧となるように、DC電源77から出力される直流電圧の値を調整する。
この状態にて、図7の(a)に示すように、第1短絡リレー19aをオンオフさせる。なお、第2および第3短絡リレー19R,19Nとする。この場合、第1短絡リレー19aが正常であれば、第1短絡リレー19aを流れるリレー動作検査電流は、図7の(b)に示すように、第1短絡リレー19aのオンオフ動作に応じてオンオフされる電流となる。
以下、検査ユニット14の場合と同様に、故障判定部74は、電流検出部72からの第1短絡リレー19aのオンオフのタイミングに応じたリレー動作検査電流の電流値の変化と、電圧計測回路75からのリレー動作検査電圧の電圧値とから、第1短絡リレー19aの故障の有無を判定する。次に、同様にして、第2および第3短絡リレー19R,19Nについての検査を行う。
交流のリレー動作検査電圧としては、図7の(a)に示したものの他、図8の(a)に示すように、図7の(a)の状態からVf1側にシフトしたものであってもよい。この場合に、検査対象の短絡リレーを流れるリレー動作検査電流は、検査対象の短絡リレーが正常である場合、図8の(b)に示すものとなる。
また、交流のリレー動作検査電圧は、交流電圧である場合、図7の(a)および図8の(a)の例のように、ピーク電圧およびボトム電圧がVf1−Vf2間に存在していることが好ましいものの、これに限定されない。例えば、図9の(a)に示すように、少なくとも一部がVf1−Vf2間に存在していれば、リレー動作検査電圧として機能する。すなわち、図9の(a)に示したリレー動作検査電圧を使用した場合、短絡リレーをオンオフすることにより得られるリレー動作検査電流の波形は、図9の(b)に示すように、短絡リレーのオンオフに応じて変化したものとなる。したがって、この変化に基づいて、短絡リレーの故障の有無を判定することができる。
上記のように、本実施の形態の太陽光発電システム1において、検査ユニット101は、リレー動作検査電圧として、交流電圧を使用している。したがって、夜間(太陽電池パネル11が太陽光を受けて発電していないとき)に検査動作を行った場合に、月明かりにより太陽電池パネル11が発電し、太陽電池パネル11から電流が流れた場合であっても、この太陽電池パネル11から生じた電流と、交流のリレー動作検査電圧によって検査対象の短絡リレーに流れる交流のリレー動作検査電流とを容易に区別することができる。これにより、さらに正確に短絡リレーの故障の有無を検査することができる。その他の機能については、検査ユニット14の場合と同様である。
なお、以上の実施の形態においては、太陽電池パネル11が非発電状態のときに、検査ユニット14,101により第1〜第3短絡リレー19a,19R,19Nの故障の有無が検査されるようになっている。一方、太陽電池パネル11が発電状態のときには、第1〜第3短絡リレー19a,19R,19N、遮断リレー17P,17N、および切替えリレー18P,18Nがオンオフ動作あるいは切り替え動作を行ったときに、これらリレーの故障の有無を検査するようにしてもよい。
具体的には、図10の(a)に示すように、リレー制御部24からのリレー制御信号に基づいて、第1〜第3短絡リレー19a,19R,19N、遮断リレー17P,17N、および切替えリレー18P,18Nのうちのいずれかがオンオフ動作あるいは切り替え動作を行った場合には、図10の(b)に示すように、サージパルスが発生する。このサージパルスは、電流トランス51により検出され、CT電流計測部21により計測される。
したがって、リレー制御部(リレー検査部)24もしくはリレー制御部24と通信する故障判定部(リレー検査部)74は、リレー制御信号とサージパルスとから、オンオフ動作あるいは切り替え動作を行ったリレーの故障の有無を判定することができる。すなわち、この判定では、リレー制御信号に対応してサージパルスが発生した場合にリレーは正常と判定され、リレー制御信号に対応してサージパルスが発生しなかった場合にリレーは故障と判定される。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、太陽電池を使用した発電システムにおいて、太陽電池と並列に設けられ、太陽電池からの電力の出力線路を短絡させるリレーの検査装置として好適に利用することができる。
1 太陽光発電システム
11 太陽電池パネル
12 リレーユニット
13 パワーコンディショニングシステム(パワーコンディショナ)
14 検査ユニット(検査装置)
15P,15N 出力通電路
16a 第1短絡通電路
17P,17N 遮断リレー
18P,18N 切替えリレー
19a 第1短絡リレー
21 CT電流計測部(信号検出手段)
24 リレー制御部(リレー検査部)
35 太陽電池セル
36 バイパスダイオード
37 寄生ダイオード
51 電流トランス(信号検出手段)
52 増幅器(信号検出手段)
71 電圧検出部
72 電流検出部(電流検出手段)
73 電源調整部
74 故障判定部(リレー検査部)
75 電圧計測回路(電圧検出手段)
76 電流計測回路(電流検出手段)
77 DC電源(電圧供給手段)
81 周波数調整部
82 発振回路(電圧供給手段)
101 検査ユニット(検査装置)

Claims (9)

  1. バイパスダイオードが並列に接続され、かつダイオード特性の順方向が前記バイパスダイオードの順方向と逆方向である太陽電池を含む太陽光発電システムの検査装置において、
    太陽電池の正負の出力を短絡状態とする短絡通電路を開閉する短絡リレーの動作をリレー制御信号により制御するリレー制御部と、
    並列状態の前記バイパスダイオードおよび前記ダイオード特性の極性が互いに逆の両順方向電圧の間に電圧波形の少なくとも一部が存在する検査電圧を前記短絡リレーに印加する電圧供給手段と、
    前記短絡リレーを流れる検査電流を検出する電流検出手段と、
    前記リレー制御信号および前記検査電流に基づいて、前記短絡リレーの故障の有無を判定する故障判定部とを備えていることを特徴とする太陽光発電システムの検査装置。
  2. 前記太陽電池が太陽光を受けて発電していないときに、前記リレー制御部、前記電圧供給手段、前記電流検出手段および前記故障判定部が動作することを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電システムの検査装置。
  3. 前記リレー制御部、前記電圧供給手段、前記電流検出手段および前記故障判定部を含む検査ユニットを備え、
    前記太陽電池が発電した電力は、出力通電路を介してパワーコンディショナへ入力され、
    前記出力通電路には、前記リレー制御部により切り替え動作が制御され、前記出力通電路の接続を前記パワーコンディショナと前記検査ユニットとの間で切り替える切替えリレーが設けられ、
    前記検査ユニットが動作するときに、前記切替えリレーが前記検査ユニット側へ切り替えられて前記太陽電池から前記パワーコンディショナへ至る出力通電路が遮断されることを特徴とする請求項1または2に記載の太陽光発電システムの検査装置。
  4. 前記電圧供給手段は、前記検査電圧として交流電圧を出力することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の太陽光発電システムの検査装置。
  5. 前記電圧供給手段は、前記検査電圧として、電圧値が前記両順方向電圧の間に存在する直流電圧を出力することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の太陽光発電システムの検査装置。
  6. 前記電圧供給手段から前記短絡リレーに印加された前記検査電圧を印加先の回路から検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段にて検出された前記検査電圧の波形の少なくとも一部が前記両順方向電圧の間に存在するように、前記電圧供給手段から出力される前記検査電圧を調整する電圧調整部とを備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の太陽光発電システムの検査装置。
  7. 前記電圧調整部は、前記電圧供給手段から出力される前記検査電圧を調整する場合に、前記検査電圧の最高値と最低値との中間値が前記両順方向電圧の間の前記ダイオード特性の順方向電圧寄りの電圧値となるように調整することを特徴とする請求項6に記載の太陽光発電システムの検査装置。
  8. 前記短絡通電路は、前記太陽電池が発電した電力が出力される出力通電路と接続されており、
    前記リレー制御部は、さらに前記出力通電路に設けられているリレーの動作をリレー制御信号により制御し、
    前記出力通電路から交流信号を検出する信号検出手段と、
    前記太陽電池が太陽光を受けて発電しているときに、前記信号検出手段にて検出された信号と前記リレー制御信号とに基づいて、動作を行ったリレーの故障の有無を判定するリレー検査部とを備えていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の太陽光発電システムの検査装置。
  9. バイパスダイオードが並列に接続され、かつダイオード特性の順方向が前記バイパスダイオードの順方向と逆方向である太陽電池が太陽光を受けて発電していないときに太陽光発電システムの検査を行う検査方法において、
    太陽電池の正負の出力を短絡状態とする短絡通電路を開閉する短絡リレーの動作をリレー制御信号により制御するリレー制御工程と、
    並列状態の前記バイパスダイオードおよび前記ダイオード特性の極性が互いに逆の両順方向電圧の間に電圧波形の少なくとも一部が存在する検査電圧を前記短絡リレーに印加する電圧供給工程と、
    前記短絡リレーを流れる検査電流を検出する電流検出工程と、
    前記リレー制御信号および前記検査電流に基づいて、前記短絡リレーの故障の有無を判定する故障判定工程とを備えていることを特徴とする太陽光発電システムの検査方法。
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