JP2014011420A - 塗布膜形成方法、塗布膜形成装置、基板処理装置及び記憶媒体 - Google Patents

塗布膜形成方法、塗布膜形成装置、基板処理装置及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ウエハWにスピンコーティングにより塗布膜を形成するにあたり、平坦性の高い塗布膜を得ることのできる技術を提供することにある。またこの技術を利用することにより、基板の周縁露光を良好に行うことができる基板処理方法及び基板処理装置を提供すること。
【解決手段】
ウエハWにスピンコーティングを行ったときにウエハWの周縁部に形成された塗布膜の盛り上がり部分に溶剤を供給し、溶剤の供給部位をウエハWの中心部寄りに移動させている。ウエハWを回転させたときに塗布膜は周縁に近いほど多くの溶剤が供給されていて粘度が下がっていることから、盛り上がり部分39の流動性が高くなる。このためウエハWの回転による振り切り処理により、周縁部においても平坦性の高い塗布膜が得られると共に、塗布膜の平坦化を行うときに盛り上がり部分39に気泡が入りにくくなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、スピンコーティングにより塗布膜を形成する技術分野に関する。
半導体製造工程の一つであるフォトレジスト工程においては、半導体ウエハ(以下、ウエハという)の表面に処理液を塗布し、塗布膜を形成している。レジスト液の塗布は通常スピンコーティング(ウエハを回転させて塗布液をウエハ全面に広げる方法)により行なわれるが、ウエハの周縁部において膜が盛り上がる現象が起こる。このとき塗布膜の盛り上がりは、レジスト液の粘度が大きくなる程、また目標膜厚が大きくなる程顕著になる傾向がある。この要因としては、高い粘度による流動性の低さが挙げられる。
一方ウエハの使用効率を高めるためにウエハ上における半導体デバイスの形成領域として、できるだけ周縁まで利用したいという要請があるが、塗布膜の盛り上がりの程度が大きい場合には、盛り上がり部分は利用できなくなる。またウエハの周縁部に対してパターン露光を行なう前に局所的に露光し、後段の現像処理にて塗布膜を除去し、当該周縁部を有効領域として使用しない場合もある。この場合塗布膜が盛り上がっていると、周縁露光時に塗布膜の底部まで露光が十分に行なわれず、結局良好な処理ができないという不具合が生じる。
さらにまた例えば半導体デバイスの保護膜などとしてポリイミド膜をウエハ上にスピンコーティングで塗布することが行われているが、ポリイミドは粘度が大きく、例えば数十μmオーダーの厚膜として塗布する要請もあることから、塗布膜の盛り上がりを低減する手法を検討しなければならない。
特許文献1には、ウエハの周縁部に溶剤を供給し、粘度を下げて、その後ウエハを回転させることにより周縁部を平坦にする技術が記載されている。しかしながら、ウエハの周縁部に溶剤を供給して平坦化をする際に、ウエハの回転速度が遅い場合には、十分に周縁部の平坦化が達成されないおそれがある。一方で高速で回転させた場合には、周縁部の塗布膜に気泡が混入することがある。この気泡は高速回転を続けることにより、除去することはできるが、その場合にはウエハの膜厚が薄くなってしまう問題があった。
平2−194873号公報
本発明は、このような事情の下になされたものであり、基板にスピンコーティングにより塗布膜を形成するにあたり、平坦性の高い塗布膜を得ることのできる技術を提供することにある。またこの技術を利用することにより、基板の周縁露光を良好に行うことができる基板処理方法及び基板処理装置を提供することにある。
本発明の塗布膜形成方法は、円形の基板を基板保持部に水平に保持する工程と、
その後、基板の中心部に供給された塗布液を基板の回転による遠心力により広げて当該基板に塗布膜を形成する工程と、
この工程により基板の周縁部に形成された塗布膜の盛り上がり部分に、基板が回転している状態で、溶剤ノズルから溶剤を供給すると共に当該盛り上がり部分に沿って溶剤の供給部位を基板の中心部寄りに移動させ、これにより当該盛り上がり部分の粘度を下げる工程と、
続いて基板を回転させて前記盛り上がり部分を振り切って平坦化する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の塗布膜形成装置は、円形の基板を水平に保持する基板保持部と、
前記基板保持部を鉛直軸周りに回転させる回転機構と、
基板に塗布膜を形成するために塗布液を吐出する塗布液ノズルと、
前記塗布膜の粘度を下げるための溶剤を基板に供給する溶剤ノズルと、
基板の中心部に塗布液を供給すると共に基板を回転させて遠心力により塗布液を広げて基板に塗布膜を形成するステップと、このステップにより基板の周縁部に形成された塗布膜の盛り上がり部分に、基板が回転している状態で、溶剤ノズルから溶剤を供給すると共に当該盛り上がり部分に沿って溶剤の供給部位を基板の中心部寄りに移動させるステップと、続いて前記盛り上がり部分を振り切るために基板を回転させるステップと、を実行するための制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の基板処理装置は、円形の基板に感光性の膜を形成し、パターン露光を行った後の基板に対して現像を行う基板処理装置において、
上述の塗布膜形成装置と、現像液により基板の周縁部の塗布膜を除去するために、基板の周縁部の塗布膜に全周に亘って露光するための周縁露光モジュールと、を含むことを特徴とする。
本発明の記憶媒体は、水平に保持された基板に対して、処理液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成装置に用いられるコンピュータプログラムを記憶した記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムは、上述の塗布膜形成方法を実行するようにステップ群が組み込まれていることを特徴とする。
本発明は、基板にスピンコーティングを行ったときに基板の周縁部に形成された塗布膜の盛り上がり部分に溶剤を供給し、溶剤の供給部位を基板の中心部寄りに移動させている。基板を回転させたときに塗布膜は周縁に近いほど多くの溶剤が供給されていて粘度が下がっていることから、盛り上がり部分の流動性が高くなる。このため基板の回転による振り切り処理により、周縁部においても平坦性の高い塗布膜が得られると共に、塗布膜の平坦化を行うときに盛り上がり部分に気泡が入りにくくなる。塗布膜中に気泡が入り込むと、気泡の除去のために高速回転を長い時間行わなければならず、そのために塗布膜の平均膜厚が予定としている大きさよりも小さくなることが避けにくくなるが、本発明によれば、塗布膜の平均膜厚の低下が抑えられる。
本発明の実施の形態に係る塗布膜形成装置置を備えた基板処理装置の平面図である。 本発明の実施の形態に係る塗布膜形成装置を備えた基板処理装置の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る塗布膜形成装置を示す構成図である。 本発明の実施の形態に係る塗布膜形成装置の一部を示す斜視図である。 塗布膜形成工程を示す説明図である。 塗布膜形成後のウエハ周縁部の状態を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る塗布膜形成装置の基板周縁部の平坦化の工程を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る塗布膜形成装置の基板周縁部の平坦化工程における溶剤の吐出位置の推移を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る塗布膜形成装置の基板周縁部の平坦化の工程を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る塗布膜形成装置の基板周縁部の平坦化の工程を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る塗布膜形成装置の基板周縁部の平坦化の工程を示す説明図である。 基板の周縁露光処理を示す説明図である。 他の実施の形態に係る塗布膜形成装置の基板周縁部の平坦化工程における溶剤の吐出位置の推移を示す説明図である。 塗布膜形成装置の基板周縁部の平坦化の工程の他の例を示す説明図である。 実施例に係る塗布膜形成装置の特性を示す特性図である。 実施例に係る基板処理装置を用いて処理を行った基板の周縁部の状態を示す模式図である。
本発明の実施の形態に係る塗布膜形成装置を備えた基板処理装置について図1及び図2を参照しながら説明する。この装置は、キャリアブロックS1と、処理ブロックS2と、インターフェイスブロックS3と、を直線状に接続して構成されている。インターフェイスブロックS3には、更に露光ステーションS4が接続されている。
キャリアブロックS1は、同一のロットの円形の基板であるウエハWを複数枚含むキャリアCを装置内に搬入出する役割を有し、キャリアCの載置台と、開閉部12と、開閉部12を介してキャリアCからウエハWを搬送するための搬送機構13とを備えている。
処理ブロックS2はウエハWに液処理を行うための第1〜第6の単位ブロックB1〜B6が下から順に積層されて構成され、各単位ブロックB1〜B6は、概ね同じ構成である。図2において各単位ブロックB1〜B6に付したアルファベット文字は、処理種別を表示しており、BCTは反射防止膜形成処理、COTはレジスト膜形成処理、DEVは現像処理を表している。
単位ブロックB3には、キャリアブロックS1からインターフェイスブロックS3へ向かう直線状の搬送領域R3を移動するメインアームA3と、塗布膜形成装置である塗布ユニット10と、ウエハWを加熱、冷却するための熱系モジュールを積層した棚ユニットU1〜U5と、周縁露光モジュール4を含む棚ユニットU6とを備えている。周縁露光モジュール4は、レジスト塗布後のウエハWの周縁部を露光するためのものである。
搬送領域R3のキャリアブロックS1側には、互いに積層された複数のモジュールにより構成されている棚ユニットU7が設けられている。搬送機構13とメインアームA3との間のウエハWの受け渡しは、棚ユニットU7のモジュールと受け渡しアーム30とを介して行なわれる。
インターフェイスブロックS3は、処理ブロックS2と露光ステーションS4との間でウエハWの受け渡しを行うためのものであり複数のモジュールが互いに積層された棚ユニットU8、U9、U10を備えている。
この基板処理装置では、キャリアCにより搬送されたウエハWは受け渡しアーム13により、処理ブロックS2に搬送され、反射防止膜形成(BCT)層B1(B2)→レジスト膜形成(COT)層B3(B4)の順に搬送され、インターフェイスブロックS3を介して露光ステーションS4へと搬送され露光処理が行われる。露光後のウエハWはインターフェイスブロックS3を介して現像層DEVB5(B6)へと搬送されて現像処理が行われ、棚ユニットU7、受け渡しアーム30を介してキャリアブロックS1のキャリアCへと戻される。
塗布ユニット10は、図1に示すように、例えば一列に横並びに配列されたカップモジュール1と、複数のカップモジュール1に共通化され、カップモジュール1の並ぶ方向に移動自在に設けられたノズルユニット5と、各カップモジュール毎に設けられた溶剤ノズルユニット3とを備えている。
カップモジュール1は、図3及び図4に示すようにウエハWの裏面中央部を吸着して水平に保持する基板保持部であるスピンチャック21を備え、スピンチャック21は回転軸22を介して回転機構23と接続されている。スピンチャック21の周囲にはスピンチャック21上のウエハWを囲むようにして、上方側に開口部を備えたカップ体(詳しくはカップ組立体)24が設けられている。カップ体24はウエハWから振り切られた溶剤を受け止め、下部の排液路25から排出すると共に、下部の排気路26から排気してミストが処理雰囲気に飛散しないように構成されている。
ノズルユニット5は、図4に示すようにアーム55、移動体53、図示しない昇降機構及びガイドレール54を含む移動機構により、ウエハWの中央部上方の吐出位置とカップ体24の外の待機バス56との間で移動するように構成されている。
ノズルユニット5の先端部には、シンナーノズル51と、塗布液ノズルであるレジストノズル52と、が設けられている。シンナーノズル51及びレジストノズル52は、夫々供給管57、58を介してシンナー供給機構53、レジスト供給機構54に接続されている。シンナー供給機構53及びレジスト供給機構54は、例えばポンプ、バルブ、フィルタなどの機器を備えており、シンナーノズル51及びレジストノズル52の先端から夫々シンナー及びレジスト液を所定量吐出するように構成されている。本発明の実施の形態では、塗布膜を形成するレジスト液として、例えば100cPを超える高い粘度を有するレジスト液が用いられ、後述するレジスト塗布工程により、膜厚が80μm程度の厚い塗布膜が形成される。
続いて、溶剤ノズル3について説明する。溶剤ノズル3は、塗布膜形成後のウエハWの周縁部に向かって溶剤、例えばPGME(プロピレングリコールモノメチルエーテル)と、PGMEA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)と、の7:3混合物を供給する。ここで「シンナー」、「溶剤」の用語に関して述べておくと、ノズルユニット5のノズル51は、レジスト塗布の前にウエハWに対してプリウェットを行なうための有機溶剤であるシンナーを吐出するものである。また溶剤ノズル3は、ウエハWに対してレジスト塗布を行った後に有機溶剤であるシンナーを吐出するものである。本明細書では、記載内容の理解を容易にするために、ノズル51から吐出する有機溶剤を「シンナー」、溶剤ノズル3から吐出する有機溶剤を「溶剤」という用語を便宜上使用することとする。
溶剤ノズル3は、供給管37を介して、溶剤供給機構34と接続されており、ポンプ、フィルタ、バルブなどにより溶剤ノズル3の先端から、所定の量の溶剤を吐出できる用に構成されている。溶剤ノズル3は、ウエハWの周縁部に溶剤を供給する際に吐出口30が真下よりもウエハWの径方向外側に向かって溶剤を吐出するように、斜め下方に向いた角度で設置される。
溶剤ノズル3は支持部であるアーム31により支持されており、このアーム31は移動体33に図示しない昇降機構により昇降されるように設けられている。移動体33はボールネジ機構などによりガイドレール35にガイドされるように移動し、溶剤ノズル3が待機バス36とウエハWの周縁部の上方領域との間を移動できるように構成されている。移動体33は、例えば2mm間隔で、その水平位置を調整可能となっている。そのため移動体33は、その移動によって、溶剤ノズル3の水平位置及びウエハW表面上で溶剤が吐出される位置を例えば2mm間隔で調整する供給位置変更機構ということができる。
基板処理装置は、例えばコンピュータからなる制御部9を備えている。制御部9は、プログラム格納部を有しており、プログラム格納部には、基板処理装置全体の動作を制御するためのプログラムが格納されている。プログラムは、塗布ユニット10に着目すると、メインアームA3と、スピンチャック21と、の間のウエハWの受け渡しや、スピンチャック21の回転、レジスト液や溶剤のノズルの移動や供給シーケンスが実施されるように命令が組まれた、プログラムが格納される。このプログラムは、例えばフレキシブルディスク、コンパクトディスク、ハードディスク、MO(光磁気ディスク)、メモリーカードなどの記憶媒体により格納されて制御部9にインストールされる。
続いて上述の実施の形態の作用について説明するが、基板処理装置における全体のウエハWの流れについては、既述しているため本発明の塗布膜形成装置に該当する塗布ユニット10における作用について述べる。
COT層B3(B4)のメインアームA3(A4)からウエハWがスピンチャック21に受け渡されてウエハWがスピンチャック21により水平に保持される。次いでノズルユニット5をウエハWの中央部上方に移動させると共にウエハWが停止した状態で、あるいは回転機構23によりウエハWが低速で回転している状態でシンナーノズル51からウエハWの中心部に溶剤を供給する。これによりウエハWの全面がシンナーにより濡れた状態となり(プリウェット)、レジスト液が広がりやすくなる。続いて図5に示すように、レジストノズル5からウエハWにレジスト液38の吐出を行う。レジスト液38は、ウエハWの回転による遠心力によってウエハWの表面を広がり、塗布膜となる。この際にウエハWの表面全体に広がったレジスト液には、ウエハWの周縁との間の表面張力により、図6に示すように、塗布膜の周縁部に、膜厚が盛り上がり部分39が形成される。
このようにスピンコーティングによりウエハWに塗布膜(レジスト膜)が形成された後のウエハWの周縁部の平坦化工程を図7〜図11を用いて説明する。塗布膜がまだ十分な流動性を有しているうちに、その周縁部に溶剤が供給される。ノズルユニット5がウエハWの中央部上方から待機バス56まで退避すると共に、溶剤ノズル3が待機バス36から、図7に鎖線で示すウエハWの上方位置Pまで移動する。このとき溶剤ノズル3の吐出口30は真下よりもウエハWの径方向外側に向いており、位置Pにて溶剤ノズル3から溶剤を吐出すると、溶剤の吐出位置は、ウエハWの周縁の外側1mmの位置となる。なお「溶剤の吐出位置」とは、溶剤ノズル3から吐出された溶剤のウエハWの表面上あるいは、表面の延長線上の位置を示す。
続いて溶剤ノズル3は、図7に示すように溶剤を吐出した状態で、ウエハWの中心部寄りに、1mm/秒の速度で移動し、溶剤の吐出位置が当該ウエハWの周縁から例えば2mmの位置になったところ(図7の実線位置)で停止する。その後溶剤ノズル3は、当該位置にて5秒間停止して溶剤を供給し続ける。
図8は、溶剤ノズル3の移動パターンを溶剤の移動パターンとして示すものであり、溶剤ノズル3は、その後溶剤を吐出しながら、ウエハWの中心部寄りに、例えば2mmずつ段階的に移動して、ウエハWの周縁から2mm、4mm、6mm、8mm及び10mmの各位置にて5秒間停止し、しかる後に溶剤を吐出し続けたまま元のPの位置(図7参照)まで移動する。溶剤ノズル3が前記移動パターンに沿って移動しているとき、ウエハWは例えば100rpmで回転している。
図7、図9及び図10は、図8に示す前記移動パターンの一部における溶剤ノズル3及び盛り上がり部分39の状態を示したものであり、溶剤ノズル3の移動に伴って、溶剤が供給され、塗布膜の盛り上がり部分39内にウエハWの周縁側から順次滲み込んでいく。なお図7、図9及び図10中にて、ウエハWの表面の溶剤が供給された部位はドットを付した。
ウエハWの周縁部に対して溶剤の供給を終了した後、ウエハWを100rpmの回転速度で5秒間回転させる。その後ウエハWの回転速度は、300rpmに上昇されて5秒程度維持されるが、この300rpmで5秒間回転する際に、例えばウエハWの裏面洗浄工程を行っても良い。
続いて、ウエハWの回転速度は、例えば2000rpmに上昇されて、1秒間維持される。溶剤の供給により粘度が下げられて流動性が増加したレジスト膜の盛り上がり部分39は、図11に示すように、2000rpmの高速回転により一挙に外周方向へ引き伸ばされて振り切られる。
例えばウエハW上のレジスト膜の乾燥の進行により、ウエハWの周縁部の塗布膜の粘度にムラが生じる場合には、ウエハWに対して、1000rpm以上もの高速回転を行うと、ウエハWの周縁部におけるレジスト膜の広がり方が不均一になり、ウエハWの周縁部に発生している乱流により気流がレジスト膜に取り込まれ易くなってレジスト膜中に気泡が生じることがある。ここで前述のようにウエハWに供給された溶剤は、ウエハWの回転による遠心力により、供給された部位よりも外周の部位に広がっていく。そのため既述のように、溶剤の供給位置をウエハWの周縁部から中心部方向へ移動させながら供給する場合には、外側の膜厚の厚い部位には、内側の部位と比べてより多くの溶剤が供給されることになる。ウエハW上のレジスト膜は、ウエハW周縁部の外側の領域ほど、より多くの溶剤を供給して粘度を下げているため、周縁部ほど流動性が良くなる。このため上述の処理を行った場合には、溶剤供給後ウエハWを例えば2000rpmで高速回転させて周縁部に乱流が発生していても、周縁部におけるレジスト膜の粘度のムラが少ないので、レジスト膜が高い均一性を持って広がるためレジスト膜中への気流の取り込みが抑えられ、気泡の発生が低減される。
また溶剤の供給位置をウエハWの内側の領域から外側の領域に移動させた場合には、溶剤の供給される領域は、徐々に外側の領域のみとなるように狭められる。そのためウエハWの周縁部の内側よりの領域は、概略的な言い方をすれば溶剤の供給を開始した当初しか溶剤が供給されないこととなる。そのためウエハWの周縁部の内側よりの領域は、溶剤供給後、速やかに乾燥が進行してしまう。それゆえ溶剤の供給終了後、ウエハWを2000rpmで回転させて、周縁部の盛り上がり部分39を除去しようとする際には、ウエハWの周縁部の内側よりの領域の流動性が下がってしまっており、ウエハWの周縁部が高い均一性を持って広がらない。
上述の実施の形態によれば、ウエハWにスピンコーティングを行ったときにウエハWの周縁部に形成された塗布膜の盛り上がり部分39に溶剤を供給し、溶剤の供給部位をウエハWの中心部寄りに移動させている。ウエハWを回転させたときに塗布膜は、周縁に近いほど多くの溶剤が供給されていて粘度が下がっていることから、盛り上がり部分の流動性が高くなる。このためウエハWの回転による振り切り処理により、周縁部においても平坦性の高い塗布膜が得られると共に、塗布膜の平坦化を行うときに盛り上がり部分に気泡が入りにくくなる。塗布膜中に気泡が入り込むと、気泡の除去のために高速回転を長い時間行わなければならず、そのために塗布膜の平均膜厚が予定としている大きさよりも小さくなることが避けにくくなるが、本発明によれば、塗布膜の平均膜厚の低下が抑えられる。
上述の塗布膜形成装置は、100cP以上の粘度の塗布液を用いる場合に特に効果が大きい。また塗布膜の目標膜厚が、1μm以上の場合に膜の盛り上がりが顕著になることから本発明は特に有効である。また盛り上がり部分39の振り切り除去を行う際のウエハWの回転速度は1000rpm以上であることが望ましい。
ここで既述のレジスト膜の盛り上がり部分39の平坦化処理とウエハWの周縁露光との関連について述べておく。レジストパターンを形成するプロセスでは、ウエハWの周縁部、例えば周縁から1.5mmまでの幅で全周に亘って露光し、後工程の現像処理時にて現像液にて周縁部分のレジスト膜を除去する場合があり、上述の実施の形態においても周縁露光をウエハWに対して行なっている。図12は周縁露光モジュール4の概略図である。回転台41により水平に保持されたウエハWの周縁部に露光部42より、例えば紫外線が照射される。ウエハWは周縁部に紫外線を照射された状態で鉛直軸周りに回転され、円形のウエハWの周縁部が一定の幅で露光される。ウエハWの周縁部にレジスト膜の盛り上がり部分39が存在し、盛り上がり部分39が周縁露光領域よりもウエハW中央部側まで広がっていると、その部分はデバイスの形成領域として使用できなくなる。
またウエハWの周縁露光を行なうにあたって、周縁露光領域にレジスト膜の盛り上がり部分39が存在すると周縁露光処理を行った場合に、膜厚の盛り上がった部分39が十分に露光処理が行えず残渣として残ってしまい、例えば露光ステーションS4に運ばれた際に残渣の部分が剥落してパーティクルとなるおそれがある。また残渣を十分に除去できるまで周縁露光処理を行うと、露光処理に長い時間を要してしまいスループットに影響が生じる。
上述の実施の形態の手法を採用するとウエハWの周縁露光処理が行なわれる領域の膜厚の均一性が高いため、周縁露光処理に処理ムラが発生しにくく、レジスト膜の残渣が残らない。更には、膜厚が厚い部位が少ないため周縁露光処理の時間を短く設定することができるため、スループットの低下も抑えることができる。
また上述の実施の形態では、レジスト膜の断面で見たときにレジスト膜の盛り上がり部分39の頂部を挟んでウエハWの周縁部からウエハの中心部側に溶剤の吐出位置を間欠的に移動させて5ヶ所で停止させているが、吐出位置の移動パターンはこの例に限られない。例えば、盛り上がり部分の幅寸法が概ね12mmであれば、図13に実線で示す溶剤の移動パターンのように、ウエハWの周縁から、例えば4mmずつ間欠的に吐出位置を移動させ、停止位置を3ヶ所(周縁から4mm、8mm、12mmの位置)としてもよいし、あるいは、例えば6mmずつ間欠的に移動させて停止位置を2ヶ所としてもよい。また図13中に鎖線で示したように、溶剤を吐出しながら、ウエハWの周縁から12mmの位置まで連続的に移動してもよい。さらに溶剤ノズル3の吐出口30は真下(吐出口30の軸線とウエハWとが直交する状態)を向いていてもよい。吐出口30の向きは、ウエハWの中央側に向いていることを排除するものではないが、真下あるいは真下よりもウエハWの周縁側に向いているほうが好ましい。
また本発明は、図14に示すようにウエハWの周縁部に対して、ウエハWの径方向外側に向けてガス、例えば窒素ガスやドライエアー等を吐出しても良い。例えば、ガス供給源61と接続され、先端からガスを吐出するように構成されたガス吐出ノズル6を設置して、ウエハWの周縁部に溶剤を供給した後、例えば2000rpmで回転させる際に、ウエハWの周縁部にウエハWの径方向内側から外側に向けてガスを吹き付けることで、ウエハWの周縁部の塗布膜が外側方向にスムーズに流れやすくなるため、より平坦化されやすくなる。このガス吐出ノズル6は、独立したノズルでも良いし、溶剤ノズル3と共に設けても良い。
本発明にて用いる塗布液は、レジスト液に限られるものではなく、例えば半導体集積回路素子の保護膜であるポリイミド膜を成膜するためのポリイミド液であってもよい。ポリイミド液は、例えば500cPの高い粘度を有していることから、スピンコーティングを行なったときにウエハWの周縁部に塗布膜の盛り上がりが大きくなりやすいことから、本発明は有効である。
[実施例1]
本発明を評価するために本発明の実施の形態に係る塗布ユニット10を用いて、ウエハ周縁部における塗布膜の平坦化処理を行い、乾燥後の膜厚の測定を行った。いずれの実施例、比較例においても、ウエハW(直径300mm)に対して、6000cPの粘度を有するレジストを15ml塗布し、370rpmで55秒回転させて平均膜厚80μmとなるように塗布膜形成処理を行った。またウエハW周縁部に供給する溶剤として、PGMEと、PGMEAと、の7:3混合物を用いた。
(実施例1−1)
溶剤ノズル3から溶剤を吐出するが、吐出位置をウエハWの周縁から間欠的に移動させたときにおける吐出位置の停止位置を周縁から6、8及び10mmの位置に設定し、この順に溶剤ノズル3を移動させた。この間ウエハWは、100rpmで回転させた。
(実施例1−2)
溶剤の吐出位置をウエハWの周縁から4、6、8及び10mmの位置に設定した他は実施例1−1と同様である。
(実施例1−3)
溶剤の吐出位置をウエハWの周縁から2、4、6、8及び10mmの位置に設定した他は実施例1−1と同様である
(比較例1)
溶剤の吐出位置をウエハWの周縁から4、6、8及び10mmの位置に設定し、溶剤ノズル3を移動させ、その後溶剤を供給した。
[検証試験]
実施例1−1〜1−3及び比較例1の処理を100rpmで回転させた状態で行った後、1000rpmで2秒高速回転させ、ウエハWの周縁部付近の膜厚を求めた。図15はその結果を示し、ウエハWの中心からの距離を横軸に、ウエハWの塗布膜の厚さを縦軸に示した特性図である。
図15によれば、比較例1ではウエハWの中心から143mmの位置で膜厚は、最大値95μmに達している。またウエハWの中心から138mmの範囲の塗布膜が膜厚80±6μm以内にある。これに対して実施例1−1では、ウエハWの中心から147mmの位置で膜厚は、最大値87μmである。またウエハWの中心から145mmの範囲の塗布膜が膜厚80±6μm以内にある。実施例2では、最大膜厚は81μmで、ウエハWの中心から147mmの範囲の塗布膜が膜厚80±6μm以内にある。実施例1−2では、最大膜厚は80μmで、ウエハWの中心から146mmの範囲の塗布膜が膜厚80±6μm以内にある。
また比較例1と実施例1−3と、において、ウエハWを100rpmで回転させて夫々の処理を行った後、1000rpmと、2000rpmの回転速度で回転させ、乾燥処理後のウエハW周縁部の気泡の発生の有無について調べた。表1は、夫々の比較例1及び実施例1−3の結果を示す。
(表1)
Figure 2014011420

表1に示すように、1000rpmの回転速度に設定した比較例1と、実施例1−3とは、共に気泡の発生は見られなかった。一方で2000rpmの回転速度に設定した比較例1と実施例1−3とにおいては、比較例1では、周縁部に気泡が発生していたが、実施例1−3では、気泡の発生は見られなかった。
実施例の塗布膜の膜厚は、比較例と比べて、60〜100%の改善が見られている。また塗布膜の膜厚80±6μm以内の範囲も6%程度拡がっている。また高速回転をさせた場合にも気泡が発生しにくくなっているため、ウエハWの周縁部に使用できない領域が発生しにくくなっている。さらに溶剤を供給する工程のウエハWの回転速度は、100rpm程度が望ましいといえる。本発明の実施の形態に係る塗布ユニット10を用いた場合には、ウエハWの周縁部を平坦化することができ、更にはウエハWの周縁部に気泡の発生を抑制できるといえる。
[実施例2]
本発明の実施の形態に係る塗布膜形成装置を備えた基板処理装置の効果を検証するため以下の試験を行った。
塗布膜形成処理は、粘度520cPのレジストを塗布し、ウエハWを800rpmで25秒回転させて、膜厚20μmになるよう行った。比較例2として、ウエハWの周縁部に溶剤を供給しない条件で塗布膜形成処理を行い、周縁露光処理を8秒で1回転の速度で回転させたウエハWに対して375秒行った。また同様のレジスト液を塗布した後、実施例1−1の条件で周縁部に溶剤を供給し、1000rpmで回転させて周縁部を平坦化させた。その後、周縁露光処理を8秒で1回転の速度で回転させたウエハWに対して80秒、120秒及び160秒の露光処理を行ったものを夫々実施例2−1、2−2及び2−3と設定した。
[検証試験]
図16は、比較例2と実施例2−1、2−2及び2−3の夫々の処理を行った後のウエハWの周縁部を斜め上方から見た様子を模式的に示した図であり、比較例2と夫々の実施例のウエハWの周縁部のノッチの位置より0°、60°、120°、180°、240°及び300°の部位の状態を表したものである。なお露光処理を施さない領域のレジスト膜には、斜線を付し、周縁露光処理後のレジスト膜の残渣をドットによるハッチングにより示した。
比較例2では、375秒の周縁露光処理を行ったものの、十分に露光が行われずに、広い範囲でレジスト膜が残渣として残っている。これに対して実施例2−1では、300°の部位で極少量の残渣がみられるものの、実施例2−2及び実施例2−3では、周縁部にレジスト膜が残渣として残ることはなかった。本発明の実施の形態に掛かる液処理方法を用いて、ウエハWの周縁部の平坦化を行った場合、120秒程度の短い時間の周縁露光処理でもウエハWの周縁部のレジストを確実に除去できるといえる。
10 塗布ユニット
22 回転機構
24 スピンチャック
3 溶剤ノズル
30 吐出口
33 移動体
38 レジスト液
39 盛り上がり部分
4 周縁露光モジュール
52 レジストノズル
9 制御部
W ウエハ

Claims (12)

  1. 円形の基板を基板保持部に水平に保持する工程と、
    その後、基板の中心部に供給された塗布液を基板の回転による遠心力により広げて当該基板に塗布膜を形成する工程と、
    この工程により基板の周縁部に形成された塗布膜の盛り上がり部分に、基板が回転している状態で、溶剤ノズルから溶剤を供給すると共に当該盛り上がり部分に沿って溶剤の供給部位を基板の中心部寄りに移動させ、これにより当該盛り上がり部分の粘度を下げる工程と、
    続いて基板を回転させて前記盛り上がり部分を振り切って平坦化する工程と、を含むことを特徴とする塗布膜形成方法。
  2. 前記盛り上がり部分の粘度を下げる工程における溶剤ノズルの吐出口は、真下または真下よりも基板の径方向外側に向いていることを特徴とする請求項1記載の塗布膜形成方法。
  3. 前記盛り上がり部分を振り切って平坦化する工程における基板の回転数は、1000rpm以上であることを特徴とする請求項1または2記載の塗布膜形成方法。
  4. 前記塗布液の粘度は、100cp以上であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の塗布膜形成方法。
  5. 前記盛り上がり部分の粘度を下げる工程における基板の回転速度は、100rpm以上、300rpm以下であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の塗布膜形成方法。
  6. 前記塗布膜の目標膜厚は、20μm以上であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の塗布膜形成方法。
  7. 前記塗布膜は、円形の基板に形成された感光性の膜であって、パターン露光を行った後の基板に対して現像を行う基板処理方法において、
    感光性の膜を得るための塗布液を用いて請求項1ないし6のいずれか一項に記載した塗布膜形成方法を実施する工程と、
    現像液により基板の周縁部の塗布膜を除去するために、基板を回転させて前記盛り上がり部分を振り切って平坦化した後、基板の周縁部の塗布膜に全周に亘って露光する工程と、を含むことを特徴とする塗布膜形成方法。
  8. 水平に保持された基板に対して、処理液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成装置に用いられるコンピュータプログラムを記憶した記憶媒体であって、
    前記コンピュータプログラムは、請求項1ないし7のいずれか一項に記載された塗布膜形成方法を実行するようにステップ群が組み込まれていることを特徴とする記憶媒体。
  9. 円形の基板を水平に保持する基板保持部と、
    前記基板保持部を鉛直軸周りに回転させる回転機構と、
    基板に塗布膜を形成するために塗布液を吐出する塗布液ノズルと、
    前記塗布膜の粘度を下げるための溶剤を基板に供給する溶剤ノズルと、
    基板の中心部に塗布液を供給すると共に基板を回転させて遠心力により塗布液を広げて基板に塗布膜を形成するステップと、このステップにより基板の周縁部に形成された塗布膜の盛り上がり部分に、基板が回転している状態で、溶剤ノズルから溶剤を供給すると共に当該盛り上がり部分に沿って溶剤の供給部位を基板の中心部寄りに移動させるステップと、続いて前記盛り上がり部分を振り切るために基板を回転させるステップと、を実行するための制御部と、を備えたことを特徴とする塗布膜形成装置。
  10. 前記溶剤ノズルの吐出口は、真下または真下よりも基板の径方向外側に向いていることを特徴とする請求項9記載の塗布膜形成装置。
  11. 前記盛り上がり部分を振り切るときの基板の回転数は、1000rpm以上であることを特徴とする請求項9または10記載の塗布膜形成装置。
  12. 円形の基板に感光性の膜を形成し、パターン露光を行った後の基板に対して現像を行う基板処理装置において、
    請求項9ないし11のいずれか一項に記載した塗布膜形成装置と、現像液により基板の周縁部の塗布膜を除去するために、基板の周縁部の塗布膜に全周に亘って露光するための周縁露光モジュールと、を含むことを特徴とする基板処理装置。
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