JP2014009979A - 周波数測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被測定信号の周波数を高精度に短時間で測定する。
【解決手段】被測定信号の周波数を第1の精度で測定する第1測定部110と、第1測定部110で測定した第1周波数に所定の混合周波数を加算した周波数の可変周波数信号を生成する信号生成部120と、被測定信号と可変周波数信号とを混合して混合信号を生成する混合部130と、混合信号の周波数を第1の精度よりも高い第2の精度で測定する第2測定部140と、第1測定部が測定した被測定信号の周波数に基づいて可変周波数信号の周波数を制御すると共に、第1測定部が測定した周波数と第2測定部が測定した周波数とに基づいて被測定信号の周波数を算出する制御部150とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、信号の周波数を測定する周波数測定装置に関する。
水晶振動子の発振周波数の変動量を高い精度で測定する周波数測定装置が知られている。例えば、従来の周波数測定装置においては、入力された被測定信号が基準クロックによりサンプリングされ、サンプリングされた信号の周波数と基準となる周波数との差に相当する角速度で回転する回転ベクトルの角速度を検出することにより、周波数の変動量が検出される(例えば、特許文献1を参照)。
特開2008−249729号公報
しかし、従来の周波数測定装置においては、周波数の変動量を測定することを目的としていたので、入力される信号の周波数が既知であることが前提とされていた。具体的には、既知の周波数と変動成分を含む被測定信号の周波数とを比較することにより、高い精度で周波数の変動量を測定することができていた。
ところが、被測定信号の周波数が既知でない場合に高い精度で周波数を測定しようとすると、被測定信号の周波数に対して必要以上に高い周波数の基準クロックでサンプリングしてデジタルデータに変換した後に、長時間に渡ってデータを解析する必要があった。その結果、データの解析には比較的大量のメモリが必要であると共に、周波数の測定に長時間を要するという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点を鑑みてなされたものであり、発振信号の逓倍信号を出力することができる発振器の回路規模を小さくし、小型化とコストダウンを実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、被測定信号の周波数を第1の精度で測定する第1測定部と、第1測定部で測定した第1周波数に所定の混合周波数を加算した周波数の可変周波数信号を生成する信号生成部と、被測定信号と可変周波数信号とを混合して混合信号を生成する混合部と、混合信号の周波数を第1の精度よりも高い第2の精度で測定する第2測定部と、第1測定部が測定した被測定信号の周波数に基づいて可変周波数信号の周波数を制御すると共に、第1測定部が測定した周波数と第2測定部が測定した周波数とに基づいて被測定信号の周波数を算出する制御部とを備える周波数測定装置を提供する。
第2測定部は、混合信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換部と、混合信号から加算信号を除去した信号の回転ベクトルを生成する回転ベクトル生成部と、回転ベクトルに基づいて混合信号の角速度を算出する角速度算出部とを有してもよい。上記の制御部は、第2測定部が測定した混合信号の周波数が、所定の周波数範囲外である場合に、可変周波数信号の周波数を変更するべく制御してもよい。
上記の周波数測定装置は、複数の第1測定部、複数の混合部及び複数の第2測定部を備え、制御部は、複数の第1測定部のうちの少なくとも1つが測定した複数の被測定信号の周波数に基づいて可変周波数信号の周波数を制御すると共に、複数の第1測定部のうちの少なくとも1つが測定した周波数及び複数の混合信号の周波数に基づいて複数の被測定信号の周波数を算出してもよい。
複数の第2測定部を備える上記の周波数測定装置は、可変周波数信号を逓倍する逓倍部をさらに備え、複数の混合部のうちの少なくとも1つが、複数の被測定信号のうちの少なくとも1つと逓倍部が逓倍した可変周波数信号とを混合してもよい。
本発明によれば、被測定信号の周波数を短時間で高精度に測定することができるという効果を奏する。
第1の実施形態の周波数測定装置の構成を示す。 第1測定部の構成例を示す。 第2測定部の構成例を示す。 回転ベクトル生成部の構成例を示す。 回転ベクトルの一例を示す。 第2測定部の他の構成例を示す。 第2の実施形態の周波数測定装置の構成例を示す。 第3の実施形態の周波数測定装置の構成例を示す。 第4の実施形態の周波数測定装置の構成例を示す。
<第1の実施形態>
[周波数測定装置100の構成]
図1は、第1の実施形態の周波数測定装置100の構成を示す。周波数測定装置100は、第1測定部110、信号生成部120、混合部130、第2測定部140及び制御部150を備える。
第1測定部110は、被測定信号の周波数fを第1の精度で測定して、測定結果としてf’を出力する。第1測定部110は、被測定信号の周波数を高い精度で測定することよりも、短時間で被測定信号の概略の周波数を測定することを優先する。第1測定部110は、例えば被測定信号の周波数の0.01ppmの精度で被測定信号を測定する。具体的には、被測定信号の周波数が100MHzである場合に、第1測定部110は1Hzの分解能で測定してよい。
信号生成部120は、第1測定部110が測定した周波数f’に所定の混合周波数fを加算した周波数f=f’+fの可変周波数信号を生成する。信号生成部120は、例えば周波数シンセサイザであり、入力された信号に応じた周波数の信号を生成する。後述するように、信号生成部120は制御部150の制御を受けて、生成する可変周波数信号の周波数を選択する。
混合部130は、被測定信号と信号生成部120が生成した可変周波数信号とを混合して混合信号を生成する。具体的には、混合部130は、被測定信号と可変周波数信号を乗算する。例えば、被測定信号がsinωtで表され、可変周波数信号がsinωtで表される場合に、混合部130は、sinωt・sinωt=(1/2)cos(ω−ω)t−(1/2)cos(ω+ω)tで表される信号を生成する。すなわち、混合部130は、被測定信号の周波数と可変周波数信号の周波数との差の周波数に等しい信号、及び、被測定信号の周波数と可変周波数信号の周波数との和の周波数に等しい信号を生成する。ただし、ω=2πf1、ω=2πfである。
第2測定部140は、混合信号の周波数を第1の精度よりも高い第2の精度で測定する。具体的には、第2測定部140は、混合部130が生成する信号のうち、被測定信号の周波数と可変周波数信号の周波数との差の周波数に等しい信号の周波数を第1測定部110よりも高い精度で測定する。
制御部150は、第1測定部110が測定した被測定信号の周波数に基づいて、可変周波数信号の周波数を制御する。具体的には、制御部150は、第1測定部110が第1の精度で測定した被測定信号の周波数に対して所定の混合周波数fだけ高い周波数の可変周波数信号を信号生成部120に生成させる。制御部150は、被測定信号の周波数に対して混合周波数fだけ低い周波数の可変周波数信号を信号生成部120に生成させてもよい。
ここで、混合周波数fは、被測定信号の周波数fに対して十分に小さい。すなわち、f<<fである。例えば、混合周波数fは被測定信号の周波数fの10分の1より小さいことが好ましく、被測定信号の周波数fの100分の1より小さいことが好ましい。一例として、被測定信号の周波数fが100MHzである場合に、混合周波数fは450KHzである。
さらに、制御部150は、第1測定部110が測定した周波数f’及び第2測定部140が測定した周波数に基づいて被測定信号の周波数を算出する。具体的には、制御部150は、第1測定部110が測定した周波数f’に、混合周波数fと第2測定部140が測定した周波数との差分を加算することにより、被測定信号の周波数を算出する。
例えば、制御部150は、第1測定部110が測定した周波数が101MHzであり、混合周波数fが450KHz(450000.0000Hz)であり、第2測定部140が測定した周波数が450000.0045Hzである場合に、制御部150は、非測定信号の周波数を101MHz+(450000.0045Hz−450000.0000Hz)=101000000.0045Hzと算出する。
制御部150は、第2測定部140が測定した混合信号の周波数が、所定の周波数範囲外である場合に、可変周波数信号の周波数を変更するべく制御してもよい。例えば、混合周波数fが450KHzであるにもかかわらず第2測定部140が測定した混合信号の周波数が450KHz±10KHzの範囲に入っていない場合には、第1測定部110で測定した結果に誤りが生じているか、被測定信号の周波数が変化したかのいずれかであると考えられる。そこで、制御部150は、混合信号の周波数が450KHz±10KHzの範囲に入るように、第1測定部110において被測定信号の周波数を再測定した結果に基づいて可変周波数信号の周波数を変更した後に、再び第2測定部140に測定をさせてよい。
[第2測定部140における周波数測定の方法]
以下、第2測定部140における周波数測定の方法の詳細について説明する。信号生成部120は、制御部150の制御に基づいて、f=f’+fの周波数の信号を生成する。第1測定部110が被測定信号の周波数fを1Hzの分解能で測定したf’を得た場合、f=f’+fの分解能も1Hzである。したがって、例えばf’=100MHz±1Hz、f=450KHzである場合に、f=100MHz+450KHz±1Hzである。
混合部130は、f+fの周波数の信号とf−fの周波数の信号とを生成する。したがって、Δf=|f−f’|とすると、混合部130は、Δf+f及び2f+Δf+fを生成する。
第2測定部140は、混合部130が生成したf−f=Δf+fの周波数の信号とf+f=2f+Δf+fの周波数の信号のうち、フィルタによってf+fの周波数の信号を除去して、f−f=Δf+fの周波数の信号を第2の精度で測定する。例えば、第2測定部140が混合信号の周波数の0.001ppmの精度で測定する場合に、第2測定部140は、450KHz×10−9=0.0045Hz=4.5mHzの分解能で混合信号の周波数を測定できる。第2測定部140が測定する信号の周波数は、被測定信号の周波数に比べて十分に小さいので、第1測定部110が測定する第1の精度よりも高い第2の精度で測定するとしても、短時間で測定することができる。
以上の通り、本実施形態の周波数測定装置100においては、第1測定部110によって被測定信号の概略周波数を測定した後に、第2測定部140によって被測定信号の周波数と第1測定部110が測定した周波数との差分を高精度で算出する。その結果、周波数測定装置100は、被測定信号の周波数を短時間で高精度に測定することができる。
[第1測定部110の構成]
図2は、第1測定部110の構成例を示す。第1測定部110は、クロック生成部112、サンプリング部114、カウント部116及び周波数判定部118を有する。クロック生成部112は、被測定信号をサンプリングするクロックを生成する。クロック生成部112は、被測定信号の測定精度に応じた周波数のクロックを生成してよい。
サンプリング部114は、クロック生成部112が生成したクロックにより入力信号をサンプリングすることで、入力信号の立ち上がりタイミング及び立ち下がりタイミングの少なくとも1つを検出する。例えば、サンプリング部114は、入力信号をサンプリングした値がロウレベルからハイレベルに変化したタイミングを立ち上がりタイミングとして検出すると共に、ハイレベルからロウレベルに変化したタイミングを立ち下がりタイミングとして検出する。
カウント部116は、隣接する立ち上がりタイミング又は立ち下がりタイミングの間でサンプリング部114が入力信号をサンプリングした数をカウントする。例えば、カウント部116は、クロック生成部112が入力信号の立ち上がりタイミングを検出した時点でクロック生成部112のクロック数のカウントを開始し、次にクロック生成部112が入力信号の立ち上がりタイミングを検出した時点でのカウント値を出力する。カウント部116は、立ち上がりタイミングごとにカウント値を出力してよい。
周波数判定部118は、カウント部116から取得したカウント値に基づいて、入力信号の周波数を算出する。具体的には、周波数判定部118は、クロック生成部112が生成するクロックの周期にカウント部116から取得したカウント値を乗算することにより入力信号の周期を算出し、算出した周期の逆数を入力信号の周波数として算出する。周波数判定部118は、カウント部116から取得するカウント値の平均値に基づいて周波数を算出してもよい。
[第2測定部140の構成]
図3は、第2測定部140の構成例を示す。第2測定部140は、クロック生成部141、アナログ/デジタル変換部142及び回転ベクトル生成部143を有する。
クロック生成部141は、混合信号をサンプリングするクロックを生成する。クロック生成部141は、混合信号の測定精度に応じた周波数のクロックを生成してよい。アナログ/デジタル変換部142は、混合信号をクロック生成部141が生成したクロックでサンプリングして、混合信号をデジタル信号に変換する。
回転ベクトル生成部143は、デジタル変換された混合信号に含まれている周波数fの混合周波数成分を除去する。回転ベクトル生成部143が混合信号から、信号生成部120で生成された混合周波数成分を除去することにより、被測定信号の周波数fと第1測定部110が測定した周波数f’の信号との差分に相当する周波数Δfの信号が残される。
図4は、回転ベクトル生成部143の構成例を示す。回転ベクトル生成部143は、乗算部432、乗算部434、ローパスフィルタ436及びローパスフィルタ438を有する。混合信号がAcos(ωt+θ+Δωt)である場合に、乗算部432において混合信号にcos(ωt)が乗算されることにより、Acos(ωt+θ+Δωt)・cos(ωt)=(1/2)Acos(θ+Δωt)+(1/2)A{cos(2ωt)・cos(θ+Δωt)−sin(2ωt)・sin(θ+Δωt)}の信号が生成される。当該信号がローパスフィルタ436に入力されると、ローパスフィルタ436は高周波成分を除去して、(1/2)Acos(θ+Δωt)を出力する。ここで、Δωは、被測定信号の周波数fと第1測定部110が測定した周波数f’との差分に相当する角周波数である。
同様に、乗算部434において混合信号に−sin(ωt)が乗算されることにより、Acos(ωt+θ+Δωt)・−sin(ωt)=(1/2)Asin(θ+Δωt)+(1/2)A{sin(2ωt)・cos(θ+Δωt)+cos(2ωt)・sin(θ+Δωt)}の信号が生成される。当該信号がローパスフィルタ438に入力されると、ローパスフィルタ438は高周波成分を除去して、(1/2)Asin(θ+Δωt)を出力する。
ここで、(1/2)Acos(θ+Δωt)及び(1/2)Asin(θ+Δωt)は、被測定信号と第1測定部110が測定した周波数の信号との差分に相当する信号の周波数で回転するベクトルを複素表示したときの実数部分(I)及び虚数部分(Q)に相当する。
図5は、回転ベクトルの一例を示す。図5における横軸は実数部分を示し、縦軸は虚数部分を示す。回転ベクトルVは、被測定信号の周波数fと第1測定部110が測定した周波数f’との差分に対応するΔωの角速度で回転する。角速度算出部144は、所定の時間ごとに回転ベクトルの角速度Δωを算出する。
角速度算出部144は、回転ベクトルの変化量を算出することで、被測定信号の変化を検出してもよい。角速度算出部144は、所定の期間に渡って計測した角速度を平均化することにより、角周波数Δωを算出してもよい。制御部150は、角周波数Δωに基づいて被測定信号の周波数fを算出する。具体的には、制御部150は、被測定信号1の周波数をf=f’+Δω/2πにより算出する。
以上の通り、本実施形態の周波数測定装置100においては、第1測定部110によって被測定信号の概略周波数を測定した後に、第2測定部140によって被測定信号と第1測定部110が測定した周波数の信号との差分に相当する信号の回転ベクトルに基づいて当該信号の角速度を算出する。被測定信号と第1測定部110が測定した周波数の信号との差分に相当する信号の周波数が十分に小さいならば、第2測定部140は、高い精度の周波数測定を短時間で実行することができる。したがって、周波数測定装置100が第1測定部110による粗い周波数測定と第2測定部140による高精度の周波数測定とを2段階で行うことにより、高精度の周波数測定を短時間で実行することができるという効果を奏する。
[第2測定部140が逆回転ベクトルを生成する]
図6は、第2測定部140の他の構成例を示す。図6に示した第2測定部140は、逆回転ベクトル生成部145を有する点で図3に示した第2測定部140と異なる。
逆回転ベクトル生成部145は、角速度算出部144が算出した角速度の平均値に基づいて、回転ベクトル生成部143が生成した回転ベクトルを打ち消す方向に回転する逆回転ベクトルを生成する。具体的には、角速度算出部144が算出した回転ベクトルの角速度がΔωである場合に、角速度が−Δωの回転ベクトルを生成して回転ベクトル生成部143に入力する。回転ベクトル生成部143においては、アナログ/デジタル変換部142から入力された信号に基づいて生成した回転ベクトルと逆回転ベクトル生成部145から入力された逆回転ベクトルとを合成する。
その結果、アナログ/デジタル変換部142から入力された信号の角周波数と差分角周波数ωとの差分に相当する周波数Δωが変動しない場合には、Δωが0となる。そして、被測定信号の周波数が変動することによってΔωが変動した場合にのみベクトルの回転が発生する。この場合のベクトルの回転速度は、逆回転ベクトルが加算されない場合に比べて遅いので、角速度算出部144における測定精度がさらに向上する。
<第2の実施形態>
[複数の被測定信号の周波数を測定する]
図7は、第2の実施形態の周波数測定装置200の構成例を示す。図7に示した周波数測定装置200は、第1測定部210、信号生成部220、混合部230及び第2測定部240をさらに有する点で図1に示した周波数測定装置100と異なる。第1測定部210、信号生成部220、混合部230及び第2測定部240のそれぞれは、第1測定部110、信号生成部120、混合部130及び第2測定部140と同等の機能を有し、周波数測定装置200は、複数の被測定信号(被測定信号1及び被測定信号2)を同時に測定することができる。周波数測定装置200は、第1測定部110、信号生成部120、混合部130及び第2測定部140と同等の構成をn個ずつ有して、n個の被測定信号を同時に測定してもよい。
<第3の実施形態>
[信号生成部120を複数の被測定信号の周波数測定に共用する]
図8は、第3の実施形態の周波数測定装置300の構成例を示す。図8に示した周波数測定装置300は、被測定信号1の周波数の測定と被測定信号2の周波数の測定とに信号生成部120を使用する点で、図7に示した周波数測定装置200と異なる。被測定信号1の周波数と被測定信号2の周波数との差が、第2測定部140及び第2測定部240が測定できる周波数範囲内である場合には、信号生成部120が生成した単一の可変周波数信号を混合部130及び混合部230に入力してよい。
例えば、第2測定部140及び第2測定部240が測定できる周波数範囲が450KHz±10KHzである場合に、第1測定部110が測定した被測定信号1の周波数が100MHz+5KHz=100.005MHzであり、第1測定部210が測定した被測定信号2の周波数が100MHz−5KHz=99.995MHzとする。この場合に、信号生成部120は、第1測定部110の測定結果に基づいて、100MHz+5KHz+450KHz=100.455MHzの可変周波数信号を生成して混合部130及び混合部230に入力する。
被測定信号1の実際の周波数が100.0055MHzである場合に、混合部130が生成する混合信号の周波数は100.455MHz−100.0055MHz=449.5KHzとなる。当該周波数は第2測定部140が測定できる周波数範囲内なので、第2測定部140は被測定信号1に基づいて生成された混合信号の周波数を正確に測定することができる。その結果、制御部150は、被測定信号1の周波数を100.005MHz+0.5KHz=100.0055MHzであると測定することができる。
同様に、被測定信号2の実際の周波数が99.995MHzである場合に、混合部230が生成する混合信号の周波数は、100.455MHz−99.995MHz=460KHzとなる。当該周波数は第2測定部240が測定できる周波数範囲内なので、第2測定部240は被測定信号2に基づいて生成された混合信号の周波数を正確に測定することができる。その結果、制御部150は、被測定信号2の周波数を100.005MHz−10KHz=99.995MHzであると測定することができる。
信号生成部120が複数の可変周波数信号を生成することができる場合に、制御部150は、第1測定部110が測定した被測定信号1の周波数と第1測定部210が測定した被測定信号2の周波数との差に基づいて、単一の可変周波数信号を混合部130及び混合部230に入力するか、混合部130及び混合部230にそれぞれ異なる可変周波数信号を入力するかを判断してもよい。例えば、被測定信号1の周波数と被測定信号2の周波数との差が第2測定部140の測定範囲の大きさよりも小さい場合には、信号生成部120は、単一の可変周波数信号を混合部130及び混合部230に入力する。
以上の通り、制御部150は、被測定信号1の周波数と被測定信号2の周波数との差が第2測定部140及び第2測定部240の測定可能な周波数範囲内である場合に単一の可変周波数信号を混合部130及び混合部230に入力することで、信号生成部120において動作する回路が減るので、回路部品数及び消費電力を削減することができる。
<第4の実施形態>
[基本波周波数と高調波周波数を測定する]
図9は、第4の実施形態の周波数測定装置400の構成例を示す。図9に示した周波数測定装置400は、信号生成部120と混合部230との間に逓倍部410を有する点で図8に示した周波数測定装置300と異なる。周波数測定装置400は第1測定部210を有していなくてもよい。逓倍部410は、信号生成部120が生成した可変周波数信号を逓倍する。複数の混合部130及び混合部230のうちの少なくとも1つが、複数の被測定信号のうちの少なくとも1つと逓倍部410が逓倍した可変周波数信号とを混合する。
具体的には、逓倍部410は、被測定信号1の周波数に対する被測定信号2の周波数の割合に基づいて可変周波数を逓倍した信号を生成して、混合部230に入力する。例えば、被測定信号2の周波数が被測定信号1の周波数の3倍である場合には、逓倍部410は、信号生成部120が生成した可変周波数信号を3逓倍した信号を生成する。
可変周波数信号の周波数が、第1測定部110が測定した被測定信号1の周波数に450KHzが加算された周波数である場合に、逓倍部410が出力する周波数は、第1測定部110が測定した被測定信号1の周波数の3倍の周波数に450KHz×3=1350KHzが加算された周波数である。つまり、逓倍部410が出力する周波数は、被測定信号2の周波数に1350KHzが加算された周波数にほぼ等しい。逓倍部410が出力する周波数は、第1測定部110が測定した被測定信号1の周波数の3倍の周波数以外の周波数でもよい。例えば、逓倍部410は第1測定部110が測定した被測定信号1の周波数の5倍の周波数を出力してもよい。
したがって、混合部230が出力する混合信号の周波数は、1350KHzに対して被測定信号2の実際の周波数と第1測定部110が測定した被測定信号1の周波数の3倍の周波数との差分が加算された周波数に等しい。第2測定部240は、被測定信号2から1350KHzの周波数成分を除去して回転ベクトルを生成することにより、混合部230が生成した混合信号の周波数を高精度に算出することができる。
以上の通り、周波数測定装置400が逓倍部410を有することにより、信号生成部120が生成した単一周波数の可変周波数信号を用いて、異なる周波数を有する複数の被測定信号を同時に高精度に測定することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
100・・・発振器、100・・・周波数測定装置、110・・・第1測定部、112・・・クロック生成部、114・・・サンプリング部、116・・・カウント部、118・・・周波数判定部、120・・・信号生成部、130・・・混合部、140・・・第2測定部、141・・・クロック生成部、142・・・デジタル変換部、143・・・回転ベクトル生成部、144・・・角速度算出部、145・・・逆回転ベクトル生成部、150・・・制御部、200・・・周波数測定装置、210・・・第1測定部、220・・・信号生成部、230・・・混合部、240・・・第2測定部、300・・・周波数測定装置、400・・・周波数測定装置、410・・・逓倍部、432・・・乗算部、434・・・乗算部、436・・・ローパスフィルタ、438・・・ローパスフィルタ

Claims (5)

  1. 被測定信号の周波数を第1の精度で測定する第1測定部と、
    前記第1測定部で測定した第1周波数に所定の混合周波数を加算した周波数の可変周波数信号を生成する信号生成部と、
    前記被測定信号と前記可変周波数信号とを混合して混合信号を生成する混合部と、
    前記混合信号の周波数を前記第1の精度よりも高い第2の精度で測定する第2測定部と、
    前記第1測定部が測定した前記被測定信号の周波数に基づいて前記可変周波数信号の周波数を制御すると共に、前記第1測定部が測定した周波数と前記第2測定部が測定した周波数とに基づいて前記被測定信号の周波数を算出する制御部と
    を備える周波数測定装置。
  2. 前記第2測定部は、
    前記混合信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換部と、
    前記混合信号から前記混合周波数の信号を除去した信号の回転ベクトルを生成する回転ベクトル生成部と、
    前記回転ベクトルに基づいて前記混合信号の角速度を算出する角速度算出部と
    を有する請求項1に記載の周波数測定装置。
  3. 前記制御部は、前記第2測定部が測定した前記混合信号の周波数が、所定の周波数範囲外である場合に、前記可変周波数信号の周波数を変更するべく制御する請求項1又は2に記載の周波数測定装置。
  4. 複数の前記第1測定部、複数の前記混合部及び複数の前記第2測定部を備え、
    前記制御部は、前記複数の第1測定部のうちの少なくとも1つが測定した複数の前記被測定信号の周波数に基づいて、前記可変周波数信号の周波数を制御すると共に、前記複数の第1測定部のうちの少なくとも1つが測定した周波数及び前記複数の混合信号の周波数に基づいて前記複数の被測定信号の周波数を算出する請求項1から3のいずれか一項に記載の周波数測定装置。
  5. 前記可変周波数信号を逓倍する逓倍部をさらに備え、
    前記複数の混合部のうちの少なくとも1つが、前記複数の被測定信号のうちの少なくとも1つと前記逓倍部が逓倍した可変周波数信号とを混合する請求項4に記載の周波数測定装置。
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