JP2014009628A - 車両のアイドリングストップ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、アイドリングストップからのエンジンの自動再始動の成功の信頼性を高めることを目的とする。
【解決手段】この発明は、車両の動力源であるエンジンと、エンジンの自動停止および自動停止からの自動再始動を行うエンジン制御装置と、車両が停車した場合にエンジンの自動停止を実施させる停車時アイドリングストップ実施部と、車両の車速が所定の車速以下に低下した場合にエンジンの自動停止を実施させる減速時アイドリングストップ実施部と、を備える車両のアイドリングストップ制御装置において、停車時アイドリングストップ実施部による停車時アイドリングストップの要求によりエンジンの自動停止とその自動停止からの自動再始動とが実施された場合に、その後の減速時アイドリングストップ実施部による減速時アイドリングストップの要求を許可するアイドリングストップ許可部を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は車両のアイドリングストップ制御装置に係り、特に、車両の停車時にエンジンの自動停止を行う停車時アイドリングストップの機能と、車両の減速時にエンジンの自動停止を行う減速時アイドリングストップの機能とを備える車両のアイドリングストップ制御装置に関する。
車両には、エンジンの燃料消費量削減やエミッション低減を目的として、所定条件が成立した場合にエンジンを自動停止させ、エンジンの自動停止中にエンジンを自動停止させた所定条件とは異なる所定条件が成立した場合にエンジンを自動再始動するアイドリングストップ制御装置を搭載しているものがある。
従来のアイドリングストップ制御装置として、特許文献1では、ブレーキペダルが踏み込まれており、かつ、車速がゼロであることを所定条件として、エンジンを自動停止させる停車時アイドリングストップを行っている。
また、近時のアイドリングストップ制御装置では、特許文献2のように、さらなる燃費向上を図るべく、停車時アイドリングストップだけでなく、低速走行中にブレーキペダルの踏み込み量が判定値以上の場合には、車速がゼロになって停車する前にエンジンを自動停止させ、その後、停車する前に走行の必要が生じた時にはエンジンを自動再始動させる減速時アイドリングストップが実用化されている。
さらに、特許文献3のアイドリングストップ制御装置のように、車両が停車した時点ではアイドリングストップを実施する所定条件が不成立であっても、車両の停車中にアイドリングストップを実施する所定条件が成立した場合には車両の走行履歴に基づいてエンジンの自動停止を行わせるものがある。
特許第3815096号(特開2000−199444号公報) 特許第4735713号(特開2009−63001号公報) 特開2004−19448号公報
前記アイドリングストップ制御装置によるエンジンの自動停止は、自動停止後のエンジンの自動再始動が可能であること(例えば、エンジンを再始動するためのバッテリ充電量が所定量以上あること等)の条件が満たされた場合にのみ行われるように制御される。
しかし、エンジンの自動再始動可能な所定条件が成立していても、例えばエンジンやアイドリングストップに関わる機器の経年劣化等によって、エンジンの自動再始動に失敗する可能性があり、運転上好ましくない状況になる。
つまり、停車時アイドリングストップによりエンジンを自動停止した状態で自動再始動に失敗した場合には、運転者は、停車状態から発進できない状況に置かれることになる。さらに、減速時アイドリングストップによりエンジンを自動停止した状態で自動再始動に失敗した場合には、運転者は、低車速状態から加速できない状況、あるいは停車できない状況(例えば、エンジンの停止によってブレーキ負圧が不足してブレーキ力が低下した場合等)に置かれることになる。
運転者の立場からは、停車状態から発進できない状況よりも、走行中に加速できない、あるいは走行中に停車できない状況の方が、運転上好ましくない状況である。
このような、停車時だけでなく、停車前の減速中からエンジンを自動停止、自動再始動させる制御を行う車両のアイドリングストップ制御装置では、各種条件が整いさえすれば、エンジンの自動停止制御を開始するため、車両の運転を開始してから最初のアイドリングストップによるエンジンの自動停止の実施が、停車時アイドリングストップによる自動停止でなく、減速時アイドリングストップによる自動停止となる可能性が十分にある。
このため、アイドリングストップにより自動停止したエンジンの自動再始動の失敗は、運転者の立場からは運転上好ましくない、走行中に加速できない、あるいは走行中に停車できない状況を発生する可能性があることから、アイドリングストップ制御装置の信頼性が損なわれる問題がある。
この発明は、アイドリングストップからのエンジンの自動再始動の成功の信頼性を高めた減速時アイドリングストップ機能を備えた車両のアイドリングストップ制御装置を提供することを目的とする。
この発明は、車両の動力源であるエンジンと、エンジンの自動停止および自動停止からの自動再始動を行うエンジン制御装置と、車両が停車した場合に前記エンジン制御装置に停車時アイドリングストップを要求してエンジンの自動停止を実施させる停車時アイドリングストップ実施部と、車両の車速が所定の車速以下に低下した場合に前記エンジン制御装置に減速時アイドリングストップを要求してエンジンの自動停止を実施させる減速時アイドリングストップ実施部と、を備える車両のアイドリングストップ制御装置において、前記停車時アイドリングストップ実施部による停車時アイドリングストップの要求によりエンジンの自動停止とその自動停止からの自動再始動とが実施された場合に、その後の前記減速時アイドリングストップ実施部による減速時アイドリングストップの要求を許可するアイドリングストップ許可部を備えることを特徴とする。
この発明は、車両の停車時に停車時アイドリングストップにより実施されたエンジンの自動停止とその自動停止からの自動再始動の動作を予め確認した上で、その後の減速時アイドリングストップの実施を許可することができるため、減速時アイドリングストップによるエンジンの自動停止からの自動再始動の動作について成功する可能性を高めることができる。
このため、この発明は、アイドリングストップにより自動停止したエンジンの自動再始動の失敗により、運転者の立場からは運転上好ましくない、走行中に加速できない、あるいは走行中に停車できない状況を発生することを回避でき、アイドリングストップ制御装置の信頼性を高めることができる。
図1はアイドリングストップ制御装置のシステムブロック図である。(実施例) 図2はアイドリングストップ制御装置の制御フローチャートである。(実施例) 図3はアイドリングストップ制御装置の制御フローチャートである。(変形例)
以下、図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
図1、図2は、この発明の実施例を示すものである。図1において、1は車両、2はエンジン、3はトランスミッションである。車両1の駆動源であるエンジン2は、スタータ4によりクランキングされて始動され、発生した駆動力をトランスミッション3を介して右ドライブシャフト5および左ドライブシャフト6に伝達し、右車輪7および左車輪8を駆動する。右車輪7および左車輪8には、それぞれ右ブレーキ9および左ブレーキ10を備えている。
前記エンジン2は、エンジン制御装置11によりアクセルペダル12の踏み込み量に応じて駆動状態を制御される。前記トランスミッション3は、トランスミッション制御装置13により変速状態を制御される。前記右ブレーキ9および左ブレーキ10は、ブレーキ制御装置14によりブレーキペダル15の踏み込み量及び右車輪速センサ16および左車輪速センサ17の検出値に応じて制動状態を制御される。
前記車両1は、アイドリングストップ制御装置18を備えている。前記エンジン制御装置11と、トランスミッション制御装置13と、ブレーキ制御装置14と、アイドリングストップ制御装置18とは、車内LAN(CAN)19により接続され、相互に情報を交換する。
前記アイドリングストップ制御装置18は、エンジン制御装置11によりエンジン2の自動停止および自動停止からの自動再始動のアイドリングストップを行う。アイドリングストップ制御装置18は、停車時アイドリングストップ実施部20と、減速時アイドリングストップ実施部21とを備えている。
前記停車時アイドリングストップ実施部20は、車両1が停車した場合に、エンジン制御装置11に停車時アイドリングストップを要求して、前述のようにエンジン2の自動停止を実施させる。エンジン2の自動停止後、停車時アイドリングストップ実施部20は、自動再始動を実施する条件を満足すると、前述のようにエンジン制御装置11にエンジン2の自動再始動を実施させる。
また、前記減速時アイドリングストップ実施部21は、車両1の車速が所定の車速以下に低下した場合に、エンジン制御装置11に減速時アイドリングストップを要求して、前述のようにエンジン2の自動停止を実施させる。エンジン2の自動停止後、減速時アイドリングストップ実施部21は、自動再始動を実施する条件を満足すると、前述のようにエンジン制御装置11にエンジン2の自動再始動を実施させる。
アイドリングストップ制御装置18は、エンジン2の自動停止および自動停止からの自動再始動を以下のように実施する。
エンジン2の自動停止において、アイドリングストップ制御装置18は、エンジン制御装置11が常時モニタしているアクセルペダル12の踏み込み量を入力し、ブレーキ制御装置14が常時モニタしているブレーキペダル15の踏み込み量及び右車輪速センサ16および左車輪速センサ17の検出値を入力する。
アイドリングストップ制御装置18は、入力した各種信号により、アクセルペダル12の操作状況、ブレーキペダル15の操作状況、車両1の車速、および電池(不図示)の状態の各種情報を取得し、これら各種情報からエンジン2の自動停止が可能な所定条件を満足するかを判断する。
アイドリングストップ制御装置18は、車両1の停車時、あるいは減速時に、エンジン2の自動停止が可能な状態にあると判断した場合、エンジン制御装置11、トランスミッション制御装置13およびブレーキ制御装置14へ、それら各制御装置11、13、14がアイドリングストップを開始可能な状態にあるかどうかの確認を要求する信号を出力する。
エンジン制御装置11、トランスミッション制御装置13およびブレーキ制御装置14は、前記確認要求信号の入力後に、各々が制御する各被制御部品の状態を確認し、アイドリングストップ制御を開始可能な状態にあれば、許可信号を夫々アイドリングストップ制御装置18へ出力する。
アイドリングストップ制御装置18は、前記各制御装置11、13、14から各々の許可信号を受信した後、停車時アイドリングストップ実施部20、あるいは減速時アイドリングストップ実施部21によって、アイドリングストップ制御を開始する信号を、エンジン制御装置11、トランスミッション制御装置13およびブレーキ制御装置14へ出力する。エンジン制御装置11、トランスミッション制御装置13、ブレーキ制御装置14、およびアイドリングストップ制御装置18は、アイドリングストップ制御を開始する。エンジン制御装置11については、エンジン2を停止させる。
エンジン2の自動再始動において、アイドリングストップ制御装置18は、エンジン制御装置11が常時モニタするアクセルペダル12の踏み込み量を入力し、ブレーキ制御装置14が常時モニタするブレーキペダル15の踏み込み量及び右車輪速センサ16および左車輪速センサ17の検出値を入力する。
アイドリングストップ制御装置18は、入力した各種信号により、アクセルペダル12の操作状況、ブレーキペダル15の操作状況、車両1の車速、および電池(不図示)の状態の各種情報を取得し、これら各種情報からエンジン2の自動再始動が可能な所定条件を満足するかを判断する。
アイドリングストップ制御装置18は、車両1の停車時のエンジン2の自動停止から、あるいは減速時のエンジン2の自動停止から、エンジン2の自動再始動が可能な状態にあると判断した場合、停車時アイドリングストップ実施部20、あるいは減速時アイドリングストップ実施部21によって、エンジン制御装置11、トランスミッション制御装置13およびブレーキ制御装置14へ、エンジン2の再始動を開始する信号を出力する。また、アイドリングストップ制御装置18は、このとき、スタータ4を作動させる。
エンジン制御装置11、トランスミッション制御装置13およびブレーキ制御装置14は、前記開始信号を受信した後、各々が制御する各被制御部品をエンジン2の再始動状態に制御する。エンジン制御装置11については、スタータ4の作動後、エンジン2を始動させる。
このように、アイドリングストップ制御装置18は、車両1の動力源であるエンジン2と、エンジン2の自動停止および自動停止からの自動再始動のアイドリングストップを行うエンジン制御装置11と、車両1が停車した場合にエンジン制御装置11に停車時アイドリングストップを要求してエンジン2の自動停止を実施させる停車時アイドリングストップ実施部20と、車両1の車速が所定の車速以下に低下した場合にエンジン制御装置11に減速時アイドリングストップを要求してエンジン2の自動停止を実施させる減速時アイドリングストップ実施部21と、を備えている。
このアイドリングストップ制御装置18は、アイドリングストップ許可部22を備えている。アイドリングストップ許可部22は、停車時アイドリングストップ実施部20による停車時アイドリングストップの要求によりエンジン2の自動停止とその自動停止からの自動再始動とが実施された場合に、その後の減速時アイドリングストップ実施部21による減速時アイドリングストップの要求を許可する。
また、アイドリングストップ制御装置18は、乗員の手動操作によりエンジン2の始動および停止を行うイグニッションスイッチ23を備えている。アイドリングストップ許可部22は、イグニッションスイッチ22がオンとなった後の減速時アイドリングストップ実施部21による減速時アイドリングストップの要求を禁止し、停車時アイドリングストップ実施部19による停車時アイドリングストップの要求によりエンジン2の自動停止とその自動停止からの自動再始動とが実施された場合に、減速時アイドリングストップ実施部21による減速時アイドリングストップの要求を許可する。
さらに、アイドリングストップ制御装置18は、実施状態記憶部24を備えている。実施状態記憶部24は、エンジン2の始動後に、停車時アイドリングストップ実施部20による停車時アイドリングストップの要求が行われ、エンジン2の自動停止とその自動停止からの自動再始動とが実施されたかを記録する。
次に作用を説明する。
図2において、アイドリングストップ制御装置18は、アイドリングストップ制御のプログラムを開始すると(A01)、乗員である運転者の手動操作によりイグニッションスイッチ23がオンされてエンジン2が始動されたかを判断する(A02)。
この判断(A02)がNOの場合は、判断(A2)を繰り返す。この判断(A02)がYESの場合は、エンジン2の始動後に車両1が走行中であるかを判断する(A03)。
この判断(A03)がNOの場合は、判断(A3)を繰り返す。この判断(A03)がYESの場合は、走行中の車両1が減速し(A04)、車速が減速時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止を実施可能な車速以下に到達すると(A05)、減速時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止を実施可能な所定条件を満足するかを判断する(A06)。
この判断(A06)がNOの場合は、停車時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止を実施可能な車速(=0)に到達すると(A07)、停車時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止を実施可能な所定条件を満足するかを判断する(A08)。
この判断(A08)がNOの場合は、エンジン2をアイドリング状態で車両1が停車し(A09)、手動操作によりイグニッションスイッチ23がオフされたかを判断する(A10)。
この判断(A08)がYESの場合は、停車時アイドリングストップ実施部20によりエンジン制御装置11に停車時アイドリングストップを要求してエンジン2の自動停止を実施させ(A11)、停車時アイドリングストップによりエンジン2の自動停止が実施されたことをアイドリングストップ制御装置18に備えた実施状態記憶部24に記録し(A12)、手動操作によりイグニッションスイッチ23がオフされたかを判断する(A10)。
この判断(A10)がNOの場合は、判断(A03)に戻る。この判断(A10)がYESの場合は、実施状態記憶部24の停車時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止の実施記録を削除し(A13)、プログラムをエンドにする(A14)。
一方、前記減速時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止を実施可能な所定条件を満足するかの判断(A06)がYESの場合は、停車時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止が実施されたかを、実施状態記憶部24に停車時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止の実施記録が有るかにより判断する(A15)。
この判断(A15)がNOの場合は、アイドリングストップ許可部22により減速時アイドリングストップ実施部21による減速時アイドリングストップの要求を禁止する(A16)。具体的には車両の車速が所定の車速以下に低下し、減速時アイドリングストップが実施可能であっても減速時アイドリングストップを行わないことを指す。判断(A16)の処理を終えた後、前記停車時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止を実施可能な車速(=0)の到達(A07)に移行する。
この判断(A15)がYESの場合は、アイドリングストップ許可部22により減速時アイドリングストップ実施部21による減速時アイドリングストップの要求を許可し(A17)、エンジン制御装置11に減速時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止を実施させ、前記停車時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止を実施可能な車速(=0)の到達(A07)に移行する。
このように、アイドリングストップ制御装置18は、エンジン2の始動後に、まだ停車時アイドリングストップが実施されていないならば、減速時アイドリングストップの実施を禁止し、停車時アイドリングストップが実施されていたならば、その後の減速時アイドリングストップの実施を許可する。
これにより、アイドリングストップ制御装置18は、車両1の停車時に停車時アイドリングストップにより実施されたエンジン2の自動停止とその自動停止からの自動再始動の動作を予め確認した上で、その後の減速時アイドリングストップの実施を許可することができるため、減速時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止からの自動再始動の動作について成功する可能性を高めることができる。
このため、アイドリングストップ制御装置18は、アイドリングストップにより自動停止したエンジン2の自動再始動の失敗により、運転者の立場からは運転上好ましくない、走行中に加速できない、あるいは走行中に停車できない状況を発生することを回避でき、アイドリングストップ制御装置18の信頼性を高めることができる。
また、アイドリングストップ制御装置18は、アイドリングストップ許可部22によって、イグニッションスイッチ23がオンとなってエンジン2が始動した後の減速時アイドリングストップ実施部21による減速時アイドリングストップの要求を禁止し、停車時アイドリングストップ実施部20による停車時アイドリングストップの要求によりエンジン2の自動停止とその自動停止からの自動再始動とが実施された場合に、減速時アイドリングストップ実施部21による減速時アイドリングストップの要求を許可している。
これにより、アイドリングストップ制御装置18は、乗員が車両1を使用する度に、停車時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止および自動再始動の動作確認を車両1の停車時に行うことができ、アイドリングストップ制御装置18の信頼性を高めることができる。
図3は、アイドリングストップ制御装置18の変形例を示すものである。上述実施例においては、停車時アイドリングストップの実施後(A11)に、エンジン2の自動再始動が正常に動作しているかの判断は行っていなかった。
変形例のアイドリングストップ制御装置18においては、停車時アイドリングストップの実施後(B11)に、エンジン2の自動再始動が正常に動作しているかの判断(B12)を入れている。
すなわち、図3において、アイドリングストップ制御装置18は、アイドリングストップ制御のプログラムを開始すると(B01)、乗員である運転者の手動操作によりイグニッションスイッチ23がオンされてエンジン2が始動されたかを判断する(B02)。
この判断(B02)がNOの場合は、判断(B2)を繰り返す。この判断(B02)がYESの場合は、エンジン2の始動後に車両1が走行中であるかを判断する(B03)。
この判断(B03)がNOの場合は、判断(B3)を繰り返す。この判断(B03)がYESの場合は、走行中の車両1が減速し(B04)、車速が減速時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止を実施可能な車速以下に到達すると(B05)、減速時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止を実施可能な所定条件を満足するかを判断する(B06)。
この判断(B06)がNOの場合は、停車時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止を実施可能な車速(=0)に到達すると(B07)、停車時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止を実施可能な所定条件を満足するかを判断する(B08)。
この判断(B08)がNOの場合は、エンジン2をアイドリング状態で車両1が停車し(B09)、手動操作によりイグニッションスイッチ23がオフされたかを判断する(B10)。
この判断(B08)がYESの場合は、停車時アイドリングストップ実施部20によりエンジン制御装置11に停車時アイドリングストップを要求してエンジン2の自動停止を実施させ(B11)、エンジン2の自動再始動が正常に動作しているかを判断する(B12)。
この判断(B12)がYESの場合は、停車時アイドリングストップによりエンジン2の自動停止が実施されたことをアイドリングストップ制御装置18の実施状態記憶部24に記録し(B13)、手動操作によりイグニッションスイッチ23がオフされたかを判断する(B10)。この判断(B12)がNOの場合は、手動操作によりイグニッションスイッチ23がオフされたかを判断する(B10)。
この判断(B10)がNOの場合は、判断(B03)に戻る。この判断(B10)がYESの場合は、実施状態記憶部24の停車時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止の実施記録を削除し(B14)、プログラムをエンドにする(B15)。
一方、前記減速時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止を実施可能な所定条件を満足するかの判断(B06)がYESの場合は、停車時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止が実施されたかを、実施状態記憶部24に停車時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止の実施記録が有るかにより判断する(B16)。
この判断(B16)がNOの場合は、アイドリングストップ許可部22により減速時アイドリングストップ実施部21による減速時アイドリングストップの要求を禁止する(B17)。具体的には車両の車速が所定の車速以下に低下し、減速時アイドリングストップが実施可能であっても減速時アイドリングストップを行わないことを指す。判断(A17)の処理を終えた後、前記停車時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止を実施可能な車速(=0)の到達(B07)に移行する。
この判断(B16)がYESの場合は、アイドリングストップ許可部22により減速時アイドリングストップ実施部21による減速時アイドリングストップの要求を許可し(B18)、エンジン制御装置11に減速時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止を実施させ、前記停車時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止を実施可能な車速(=0)の到達(B07)に移行する。
この変形例のアイドリングストップ制御装置18は、フローチャートの停車時アイドリングストップの実施(B11)と停車時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止の実施記録(B13)との間に、エンジン2の自動再始動が正常に動作しているかの判断(B12)を入れている。
このように、変形例のアイドリングストップ制御装置18は、停車時アイドリングストップの実施後のエンジン2の自動再始動が正常に動作していることが確認できた場合に、イグニッションスイッチ23がオフするまでは減速時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止の実施を許可しているので、減速時アイドリングストップによるエンジン2の自動停止からの自動再始動の動作について成功する可能性をさらに高めることができる。
このため、変形例のアイドリングストップ制御装置18は、アイドリングストップにより自動停止したエンジン2の自動再始動の失敗により、運転者の立場からは運転上好ましくない、走行中に加速できない、あるいは走行中に停車できない状況を発生することをより確実に回避でき、アイドリングストップ制御装置18の信頼性をさらに高めることができる。
この発明は、アイドリングストップからのエンジンの自動再始動の成功の信頼性を高めることができるものであり、四輪車以外で二輪車にも適用することができる。
1 車両
2 エンジン
3 トランスミッション
4 スタータ
7 右車輪
8 左車輪
11 エンジン制御装置
13 トランスミッション制御装置
14 ブレーキ制御装置
18 アイドリングストップ制御装置
20 停車時アイドリングストップ実施部
21 減速時アイドリングストップ実施部
22 アイドリングストップ許可部
23 イグニッションスイッチ
24 実施状態記憶部

Claims (2)

  1. 車両の動力源であるエンジンと、エンジンの自動停止および自動停止からの自動再始動を行うエンジン制御装置と、車両が停車した場合に前記エンジン制御装置に停車時アイドリングストップを要求してエンジンの自動停止を実施させる停車時アイドリングストップ実施部と、車両の車速が所定の車速以下に低下した場合に前記エンジン制御装置に減速時アイドリングストップを要求してエンジンの自動停止を実施させる減速時アイドリングストップ実施部と、を備える車両のアイドリングストップ制御装置において、前記停車時アイドリングストップ実施部による停車時アイドリングストップの要求によりエンジンの自動停止とその自動停止からの自動再始動とが実施された場合に、その後の前記減速時アイドリングストップ実施部による減速時アイドリングストップの要求を許可するアイドリングストップ許可部を備えることを特徴とする車両のアイドリングストップ制御装置。
  2. 乗員の手動操作によりエンジンの始動および停止を行うイグニッションスイッチを備え、前記アイドリングストップ許可部は、前記イグニッションスイッチがオンとなった後の前記減速時アイドリングストップ実施部による減速時アイドリングストップの要求を禁止し、前記停車時アイドリングストップ実施部による停車時アイドリングストップの要求によりエンジンの自動停止とその自動停止からの自動再始動とが実施された場合に、前記減速時アイドリングストップ実施部による減速時アイドリングストップの要求を許可することを特徴とする請求項1に記載の車両のアイドリングストップ制御装置。
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