JP2014009325A - 新規な光重合開始剤及びこれらを用いた感光性樹脂組成物 - Google Patents

新規な光重合開始剤及びこれらを用いた感光性樹脂組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】365nmおよび405nmにおいて大きな吸収能を有する高感度な光重合開始剤及び該開始剤を用いた感光性樹脂組成物提供する。
【解決手段】下記構造式(I)
Figure 2014009325

(Xは結合、アリール基、複素環基を表し、Y1、Y2はカルバゾール系の基を表し、該カルバゾールの7−位の位置にオキシムエステル基を有する。)で表される化合物を感光性樹脂組成物の光重合開始剤として用いる。
【選択図】なし

Description

本発明は、新規な光重合開始剤、さらに、これらを含有する感光性樹脂組成物に関する。
技術背景
感光性樹脂組成物は、主に、エチレン性不飽和結合を有する重合性化合物と光重合開始剤からなるが、エチレン性不飽和化合物は、一般に紫外線照射を行うことにより硬化させることができる。
重合硬化のためには、それに適した光重合開始剤が必要で、紫外線照射を行うことにより光重合開始剤が活性ラジカルを生じ、エチレン性不飽和化合物が反応して重合する。
重合により微細なライン等を得るための光源としては、365nmや405nmの光が主に用いられる。そして、短波長の光源に感度を持つ感光性樹脂組成物を用いることにより、微細な印刷等が可能であるため、特に365nm、405nmの光源に優れた感度を有する光重合開始剤が望まれている。
これらの短波長の光源に感度を持つ感光性樹脂組成物は、光硬化性インキ、感光性印刷版、ドライフィルムレジスト、カラーフィルター等さまざまな分野に用いられている。
特許文献1〜4には、オキシムエステル誘導体が記載されており、これらのオキシムエステル誘導体は、光重合開始剤として用いられることが知られている。
また、特許文献5及び6には、より高感度のo−アシルオキシム開始剤が記載されている。しかしながら、これらのo-アシルオキシム光開始剤も、365nm、特に405nmを光源とする光重合開始剤としては未だ満足いくものではなく、さらに高感度のものが望まれている。
米国特許第3558309号明細書 米国特許第4255513号明細書 米国特許第4590145号明細書 米国特許第4202697号明細書 特開2000−80068号公報 特開2001−233842号公報
これまでのオキシムエステル系光重合開始剤は、365nm及び特に405nmに大きな吸収を持っておらず、求められる感度が十分に得られないことから、本発明は、この課題を解決するためのものである。
そのため、本発明の目的は、従来のものよりも365nm及び特に405nmにおいて大きな光吸収能があり、かつ高感度の光重合開始剤を得ること、及び、これを含む感光性樹脂組成物を得ることである。
本発明は、下記一般式(I)で表される新規な光重合開始剤を提供することにより、上記目的を達成した。
すなわち、本発明は、以下の点を特徴とする。
1.下記一般式(I)で表される光重合開始剤。
Figure 2014009325
(式中、
Xは、結合、アリール基又は複素環基を表し、かつ、その環はR、OR、COR、SR、CONRR’、CN、NO2又はハロゲン原子で一つ以上置換されていてもよく、
1は、D1
Figure 2014009325
又は
2
Figure 2014009325
を表し、
2は、D1又はD2を表し、
1は、置換可能な1〜6のいずれかの位置でY1又はY2として式(I)のカルボニル基と結合し、7の位置にEを有しており、
2は、7の位置でY1又はY2として式(I)のカルボニル基と結合し、置換可能な1〜6のいずれかの位置にEを有しており、
点線で示される六員環A、B又はCは、このうちの一つが、隣接するベンゼン環とともにナフタレン骨格を形成するベンゼン環を表すことを意味し、
Eは、
Figure 2014009325
であり、
1は、Ra、ORa、CORa、SRa、NRaa’又はCONRaa’を表し、
2は、Rb、ORb、CORb、SRb、CONRbb’又はCNを表し、
3は、Rc、ORc、CORc、SRc又はNRcc’を表し、
R、R’、Ra、Ra’、Rb、Rb’、Rc及びRc’は、直鎖又は枝分かれ構造を有するアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基又は複素環基を表し、これらはハロゲン原子、アルコキシ基及び/又は複素環基で置換されていてもよく、これらのうちアルキル基及びアラルキル基のアルキレン部分は、不飽和結合、エーテル結合、チオエーテル結合及び/又はエステル結合により中断されていてもよく、また、
R及びR’、Ra及びRa’、Rb及びRb’、Rc及びRc’は、それぞれ一緒になって環を形成していてもよい。)
2.R1がエチル基又は2−エチルヘキシル基を表す、上記1記載の光重合開始剤。
3.R2がメチル基を表す、上記1又は2記載の光重合開始剤。
4.R3がメチル基を表す、上記1〜3のいずれかに記載の光重合開始剤。
5.Xがフェニル、チエニル、フラニル又はピロリルを表す、上記1〜4のいずれかに記載の光重合開始剤。
6.点線で示される六員環A、B又はCうち、Aが隣接するベンゼン環とともにナフタレン骨格を形成するベンゼン環であり、Y1及びY2がD1であり、D1は6の位置で式Iのカルボニル基と結合している、上記1〜5のいずれかに記載の光重合開始剤。
7.R1がエチル又は2−エチルヘキシルを表し、R2がメチルを表し、R3がメチル又はフェニルを表し、Xはフェニル、ナフチル又はチエニルを表わす、上記1記載の光重合開始剤。
8.エチレン性不飽和結合を有する重合性化合物と、上記1〜7のいずれかに記載の光重合開始剤とを含有する感光性樹脂組成物。
本発明の光重合開始剤は、感光性、解像性、経時安定性に優れており、365nm及び、特に405nmにおける吸光度がこれまでのものよりも高いため、365nm及び405nmの波長を光源として使用する光重合開始剤、あるいは感光性樹脂組成物として有用なものである。
以下、本発明の光重合開始剤、及びこれらを含有する感光性樹脂組成物について詳細に説明する。
本発明の光重合開始剤は、以下の一般式(I)で表わされるものである。
Figure 2014009325
(式中、
Xは、結合、アリール基又は複素環基を表し、かつ、その環はR、OR、COR、SR、CONRR’、CN、NO2又はハロゲン原子で一つ以上置換されていてもよく、
1は、D1
Figure 2014009325
又は
2
Figure 2014009325
を表し、
2は、D1又はD2を表し、
1は、置換可能な1〜6のいずれかの位置でY1又はY2として式(I)のカルボニル基と結合し、7の位置にEを有しており、
2は、7の位置でY1又はY2として式(I)のカルボニル基と結合し、置換可能な1〜6のいずれかの位置にEを有しており、
点線で示される六員環A、B又はCは、このうちの一つが、隣接するベンゼン環とともにナフタレン骨格を形成するベンゼン環を表すことを意味し、
Eは、
Figure 2014009325
であり、
1は、Ra、ORa、CORa、SRa、NRaa’又はCONRaa’を表し、
2は、Rb、ORb、CORb、SRb、CONRbb’又はCNを表し、
3は、Rc、ORc、CORc、SRc又はNRcc’を表し、
R、R’、Ra、Ra’、Rb、Rb’、Rc及びRc’は、直鎖又は枝分かれ構造を有するアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基又は複素環基を表し、これらはハロゲン原子、アルコキシ基及び/又は複素環基で置換されていてもよく、これらのうちアルキル基及びアラルキル基のアルキレン部分は、不飽和結合、エーテル結合、チオエーテル結合及び/又はエステル結合により中断されていてもよく、また、
R及びR’、Ra及びRa’、Rb及びRb’、Rc及びRc’は、それぞれ一緒になって環を形成していてもよい。)
上記において、「直鎖又は枝分かれ構造を有するアルキル基」とは、直鎖状あるいは分枝鎖状の飽和脂肪族炭化水素基を意味する。アルキル基の炭素数は特に限定されないが、通常1〜20、より好ましくは1〜10の範囲である。
「シクロアルキル基」とは、飽和脂環式炭化水素基を意味する。アルキル基部分の炭素数は特に限定されないが、通常、3以上20以下の範囲である。好ましいシクロアルキル基としては、シクロプロピル基、シクロヘキシル基、ノルボルニル基、アダマンチル基等が挙げられる。
「アルコキシ基」とは、エーテル結合を介して脂肪族炭化水素基が結合した官能基を意味する。アルコキシ基の炭素数は特に限定されないが、通常、1〜20、より好ましくは1〜10の範囲である。
「ハロゲン原子」とは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素を意味する。
「アリール基」とは、芳香族炭化水素基を意味する。アリール基の炭素数は特に限定されないが、通常、6〜18の範囲である。好ましいアリール基としては、フェニル、ナフチル、アントラニル、フェナントリル等が挙げられる。
「複素環基」とは、窒素、酸素、硫黄等の炭素以外のヘテロ原子を一個又は複数個環内に有する、飽和、部分飽和又は完全不飽和の環を意味する。好ましい「複素環基」としては、チエニル、フラニル、ピロリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、ベンゾフラニル、ジュロリジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、2,3−ジヒドロチエノ[3,4−b]−1,4−ジオキシル等が挙げられ、この中でも特に、チエニル、フラニル、ピロリル等が好ましい。
「不飽和結合」とは、二重結合又は三重結合を意味する。
R及びR’、Ra及びRa’、Rb及びRb’、Rc及びRc’により形成される環は、R、R’、Ra、Ra’、Rb、Rb’、RcまたはRc’が結合している窒素原子以外に、窒素、酸素、硫黄等の炭素以外のヘテロ原子を一個又は複数個環内に有してもよい、飽和、部分飽和又は完全不飽和の環を意味する。
本発明の上記一般式(I)で表される化合物は、特に、式中、R1はエチル、2−エチルヘキシルを表し、R2はメチルを表し、R3はメチル、フェニルを表し、Xはフェニル、ナフチル、チエニルを表し、点線部分の六員環A又はB又はCのうち一つに、隣接するベンゼン環とともにナフタレン骨格を形成するベンゼン環を有することを特徴とするものである。
さらに、本発明の光重合開始剤の中でも、特に、上記一般式(I)において、R1がエチル基、2−エチルヘキシル基を有するもの、R2がメチル基を有するもの、R3がメチル基を有するもの、Xがフェニル、チエニル、フラニル、ピロリルを有するもの、点線部分の六員環のうちAの位置に隣接するベンゼン環とともにナフタレン骨格を形成するベンゼン環を有しており、Y1及びY2がD1であり、D1は中心骨格と6の位置で結合しており、Eは7の位置に導入されているものが、良好な、感光性、解像性、経時安定性の点において好ましい。
[本発明の化合物の製造方法]
本発明の中間体であるオキシムを得るためには、一般的に次に示す反応が好適である。
アルデヒド又はケトンと、塩酸ヒドロキシルアミンとを、酢酸ナトリウム又はピリジンのような塩基の存在下、エタノールのような極性溶媒中で反応させることで合成することができる。
上記一般式(I)で表される本発明の光重合開始剤は、一般的に、次のようにして製造することができる。
まず、下記一般式(II)
Figure 2014009325
(式中、R1はRa、ORa、CORa、SRa、NRaa’又はCONRaa’を表し、
a及びRa’は、直鎖又は枝分かれ構造を有するアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基又は複素環基を表し、これらはハロゲン原子、アルコキシ基及び/又は複素環基で置換されていてもよく、これらのうちアルキル基及びアラルキル基のアルキレン部分は、不飽和結合、エーテル結合、チオエーテル結合及び/又はエステル結合により中断されていてもよく、また、Ra及びRa’は一緒になって環を形成していてもよく、点線で示される六員環A、B又はCは、
このうちの一つが、隣接するベンゼン環とともにナフタレン骨格を形成するベンゼン環を表すことを意味する。)
で表されるベンゾカルバゾール系化合物と、下記一般式(III)
Figure 2014009325
(Xは結合、アリール基又は複素環を表し、かつ、その環はR、OR、COR、SR、CONRR’、CN、NO2又はハロゲン原子で一つ以上置換されていてもよく、R及びR’は、直鎖又は枝分かれ構造を有するアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基又は複素環基を表し、これらはハロゲン原子、アルコキシ基及び/又は複素環基で置換されていてもよく、これらのうちアルキル基及びアラルキル基のアルキレン部分は、不飽和結合、エーテル結合、チオエーテル結合及び/又はエステル結合により中断されていてもよく、また、
R及びR’は、それぞれ一緒になって環を形成していてもよい。)及び下記一般式(IV)
Figure 2014009325
(R2は、Rb、ORb、CORb、SRb、CONRbb’又はCNを表し、Rb及びRb
’は、直鎖又は枝分かれ構造を有するアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基又は複素環基を表し、これらはハロゲン原子、アルコキシ基及び/又は複素環基で置換されていてもよく、これらのうちアルキル基及びアラルキル基のアルキレン部分は、不飽和結合、エーテル結合、チオエーテル結合及び/又はエステル結合により中断されていてもよく、また、Rb及びRb’は一緒になって環を形成していてもよい。)で表される酸塩化物とを、塩化アルミニウムのような金属塩化物の存在下に反応させることにより、下記一般式(V)
Figure 2014009325
(式中、Xは上記で定義したとおりであり、Y1はD1
Figure 2014009325
又はD2
Figure 2014009325
を表し、Y2はD1又はD2を表し、D1は置換可能な1〜6のいずれかの位置でY1又はY2として式(V)のカルボニル基と結合し、7の位置にE1を有しており、D2は7の位置でY1又はY2として式(V)のカルボニル基と結合し、置換可能な1〜6のいずれかの位置にE1を有しており、E1
Figure 2014009325
であり、R1、R2及び点線で示される六員環A、B又はCは上記で定義したとおりである。)
で表されるアシル体を得る。
次いで、上記一般式(V)を塩酸ヒドロキシルアミン、ピリジン等の塩基の存在下に反応させることにより、下記一般式(VI)
Figure 2014009325
(式中、Xは上記で定義したとおりであり、Y1はD1
Figure 2014009325
又はD2
Figure 2014009325
を表し、Y2はD1又はD2を表し、D1は置換可能な1〜6のいずれかの位置でY1又はY2として式(VI)のカルボニル基と結合し、7の位置にE2を有しており、D2は7の位置でY1又はY2として式(VI)のカルボニル基と結合し、置換可能な1〜6のいずれかの位置にE2を有しており、E2は、
Figure 2014009325
であり、R1、R2及び点線で示される六員環A、B又はCは上記で定義したとおりである。)
で表されるオキシム化合物を得る。
次いで、一般式(VI)と、下記一般式(VII)
Figure 2014009325
(R3はRc、ORc、CORc、SRc又はNRcc’を表し、Rc及びRc’は、直鎖又は枝分かれ構造を有するアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基又は複素環基を表し、これらはハロゲン原子、アルコキシ基及び/又は複素環基で置換されていてもよく、これらのうちアルキル基及びアラルキル基のアルキレン部分は、不飽和結合、エーテル結合、チオエーテル結合及び/又はエステル結合により中断されていてもよく、また、Rc及びRc’は一緒になって環を形成していてもよい。)
で表される酸塩化物等とを用いて、下記一般式(I)
Figure 2014009325
(式中、Xは上記で定義したとおりであり、Y1はD1
Figure 2014009325
又はD2
Figure 2014009325
を表し、Y2はD1又はD2を表し、D1は置換可能な1〜6のいずれかの位置でY1又はY2として式(I)のカルボニル基と結合し、7の位置にEを有しており、D2は7の位置でY1又はY2として式(I)のカルボニル基と結合し、置換可能な1〜6のいずれかの位置にE
Figure 2014009325
を有しており、R1、R2、R3及び点線で示される六員環A、B又はCは上記で定義したとおりである。)
で表される本発明の光重合開始剤を得る。
本発明の光重合開始剤は、ラジカル重合が可能なエチレン性不飽和結合を有する化合物の光重合開始剤として有用である。
[本発明の感光性樹脂組成物]
次に、本発明の感光性樹脂組成物について説明する。
感光性樹脂組成物はエチレン性不飽和結合を有する化合物、バインダー等に、本発明の光重合開始剤を含有させてなる成分である。また、必要に応じて、熱重合禁止剤や可塑剤等の添加剤を混合することによって調製される。
本発明のエチレン性不飽和二重結合を有する化合物としては、例えば、不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸と脂肪族ポリヒドロキシ化合物とのエステル、不飽和カルボン酸と芳香族ポリヒドロキシ化合物とのエステル、不飽和カルボン酸と多価カルボン酸とポリヒドロキシ化合物とのエステル化反応により得られるエステル等があげられる。
本発明の不飽和カルボン酸と脂肪族ポリヒドロキシ化合物とのエステルとしては、例えば、エチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、トリメチロールエタントリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、グリセロールアクリレート等のアクリル酸エステル、トリエチレングリコールジメタクリレート、トリメチロールエタントリメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールジメタクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールジメタクリレート、ジペンタエリスリトールトリメタクリレート、ジペンタエリスリトールテトラメタクリレート等のメタクリル酸エステル、脂肪族ポリヒドロキシ化合物のイタコン酸エステル、クロトン酸エステル、マレイン酸エステル等があげられる。
本発明の不飽和カルボン酸と芳香族ポリヒドロキシ化合物とのエステルとしては、例えば、ヒドロキノンジアクリレート、ヒドロキノンジメタクリレート、レゾルシンジアクリレート、レゾルシンジメタクリレート等があげられる。
不飽和カルボン酸と多価カルボン酸とポリヒドロキシ化合物とのエステル化反応により得られるエステルとしては、例えば、アクリル酸−フタル酸−エチレングリコールの縮合物、アクリル酸−マレイン酸−ジエチレングリコールの縮合物、メタクリル酸−テレフタル酸−ペンタエリスリトールの縮合物、アクリル酸−アジピン酸−ブタンジオール−グリセリンの縮合物等があげられる。
その他本発明に用いられるエチレン性不飽和二重結合を有する化合物の例としては、エチレンビスアクリルアミド等のアクリルアミド類、フタル酸ジアリル等のアリルエステル、ジビニルフタレート等のビニル基含有化合物等があげられる。主鎖にエチレン性不飽和二重結合を有する重合体としては、例えば不飽和二価カルボン酸とジヒドロキシ化合物との重縮合反応により得られるポリエステル、不飽和二価カルボン酸とジアミンとの重縮合反応により得られるポリエステル、不飽和二価カルボン酸とジアミンとの重縮合反応により得られるポリアミド等があげられる。
本発明の側鎖にエチレン性不飽和二重結合を有する重合体としては、側鎖に不飽和結合をもつ二価カルボン酸、例えば、イタコン酸、プロピリデンコハク酸、エチリデンマロン酸等とジヒドロキシ又はジアミン化合物との縮合重合体等があげられる。また、側鎖にヒドロキシ基やハロゲン化メチル基の如き官能基をもつ重合体、例えば、ポリジビニルアルコール、ポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂ポリエピクロルヒドリン等とアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸の様な不飽和カルボン酸との高分子反応により得られるポリマーも使用できる。
バインダーは、重合性の単量体をラジカル重合させることにより得られる。単量体としては、例えば、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−エチルスチレン等のスチレン誘導体、アクリルアミド、アクリロニトリル等のビニルアルコールエステル類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ペンチル、メタクリル酸ヘキシル等のメタクリル酸アルキルエステル等、マレイン酸、無水マレイン酸、桂皮酸、イタコン酸、クロトン酸等があげられる。
本発明のバインダーの使用量は、エチレン性化合物100重量部に対して30〜1000重量部、さらに好ましくは50〜150重量部である。
また、本発明のオキシムエステル化合物は、下記に示すような公知の光重合開始剤と併用して使用することができる。
これら光重合開始剤としては、例えば、アセトフェノン、ベンゾフェノン、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)−ベンゾフェノン、4−(メチルフェニルチオ)−フェニルフェニルケトン、ベンジルジメチルケタール、2−メチル−1−メチルチオフェニル−2−モルフォリのプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オン、p−ジエチルアミノ安息香酸エチル、チオキサントン、2,5−ジエチルチオキサントン、2−クロロキサントン、イソプロピルチオキサントン、1−クロロ−4−プロポキシ−チオキサントン、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(o−フルオロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(o−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(p−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジ(o−メトキシフェニル)イミダゾール二量体、9−フェニルアクリジン、9−(p−トルイル)アクリジン、1,7−ビス(9,9’−アクリジニル)ヘプタン、N−フェニルグリシン、ビス(η5−シクロペンタジエニル)ビス[2,6−ジフルオロ−3−(1H−ピロール−1−イル)フェニル]チタニウム、2−エチルアントラキノン、1−クロロアントラキノン、2−フェニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−ナフチル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシナフチル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−メチル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン等があげられる。
本発明の感光性樹脂組成物は、通常、オキシムエステル化合物、エチレン性不飽和結合を有する重合性化合物を溶解又は分散させて使用される。
使用される溶剤としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルアミルケトン、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、ジエチルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、t−ブチルエチルエーテル、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、メタノール、エタノール、イソプロパノール、1−ブタノール、クロロホルム、N,N’−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン等を加えた溶液状組成物として用いられる。
本発明の感光性樹脂組成物は、各種印刷インキ、印刷版、塗料、接着剤、ドライフィルムレジスト、カラーフィルター、ブラックマトリクス等の用途に広く使用することができ、その用途に特に制限はない。
また本発明で露光に用いられる光源としては、ハロゲンランプ、キセノンランプ、タングステンランプ、メタルハライドランプ、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、中圧水銀灯、低圧水銀灯、発光ダイオード、レーザーダイオード、F2エキシマレーザー、KrFエキシマレーザー、ArFエキシマレーザー等を用いることができる。
本発明の感光性樹脂組成物において、光重合開始剤の添加量は特に限定されるものではないが、本発明の光重合開始剤は、エチレン性不飽和結合を有する上記重合性化合物100重量部に対して、通常0.1〜50重量部、より好ましくは、感度及び解像度等を考慮して1〜40重量部である。
次に、本発明の光重合開始剤を用いた実施例を示すが、本発明は以下の実験例に限定されるものではない。
〔実施例1〕光重合開始剤の合成
a.アシル体の合成
Figure 2014009325
ジクロロメタン40ml中のN−エチル−a−ベンゾカルバゾール6.28部に、2,5−チオフェンジカルボン酸酸クロリド2.81部及び、塩化アルミニウム3.76部を加えた。室温で一晩撹拌した後、塩化アセチル2.21部及び、塩化アルミニウム3.76部を加えた。この反応混合物を室温で4時間撹拌した。次いで、反応混合物を氷水に注いだ。生成物を酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び食塩水で洗浄し、その後無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を濃縮後、得られた淡黄緑色固体をクロロホルムを用いてカラムクロマトグラフィーにより生成し、淡黄緑色固体1.73部(18%)を得た。
b.オキシム体の合成
Figure 2014009325
エタノール15ml中のa.で得られたアシル体1.73部に、塩化ヒドロキシアンモニウム0.38部及びピリジン0.43部を加えた。10時間還流した後、反応混合物を氷水に注いだ。得られた固体を濾取し、水で洗浄し、酢酸エチルに溶解した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、黄色固体1.63部(89%)を得た。この固体を未精製のまま次の反応に用いた。
c.オキシムエステル体の合成
Figure 2014009325
b.で得られたオキシム体1.63部をDMF23.3部に溶解した。この溶液に、塩化アセチル0.55部を加え、次いでトリエチルアミン0.73部を10℃以下で滴下した。室温で4時間撹拌した後、反応混合物を水に注ぎ、析出固体を濾過した。濾物をクロロホルムを用いて、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、黄色固体1.15部(63%)を得た。λmaxは405nm、融点は201〜213℃であった。
〔実施例2〕光重合開始剤の合成
a.アシル体の合成
Figure 2014009325
ジクロロメタン40ml中のN−(2−エチルヘキシル)−a−ベンゾカルバゾール8.43部に、2,5−チオフェンジカルボン酸酸クロリド2.81部及び、塩化アルミニウム3.76部を加えた。室温で一晩撹拌した後、塩化アセチル2.21部及び、塩化アルミニウム3.76部を加えた。この反応混合物を室温で4時間撹拌した。次いで、反応混合物を氷水に注いだ。生成物を酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び食塩水で洗浄し、その後無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を濃縮後、得られた淡黄緑色固体をクロロホルムを用いてカラムクロマトグラフィーにより生成し、淡黄緑色固体2.14部(18%)を得た。
b.オキシム体の合成
Figure 2014009325
エタノール15ml中のa.で得られたアシル体2.14部に、塩化ヒドロキシアンモニウム0.38部及びピリジン0.43部を加えた。10時間還流した後、反応混合物を氷水に注いだ。得られた固体を濾取し、水で洗浄し、酢酸エチルに溶解した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、黄色固体2.00部(91%)を得た。この固体を未精製のまま次の反応に用いた。
c.オキシムエステル体の合成
Figure 2014009325
b.で得られたオキシム体2.00部をDMF23.3部に溶解した。この溶液に、塩化アセチル0.55部を加え、次いでトリエチルアミン0.73部を10℃以下で滴下した。室温で4時間撹拌した後、反応混合物を水に注ぎ、析出固体を濾過した。濾物をクロロホルムを用いて、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、黄色固体1.38部(63%)を得た。λmaxは403nm、融点は100〜112℃であった。
〔実施例3〕光重合開始剤の合成
a.アシル体の合成
Figure 2014009325
ジクロロメタン40ml中のN−(2−エチルヘキシル)−b−ベンゾカルバゾール8.43部に、テレフタルクロリド2.73部及び、塩化アルミニウム3.76部を加えた。室温で一晩撹拌した後、塩化アセチル2.21部及び、塩化アルミニウム3.76部を加えた。この反応混合物を室温で4時間撹拌した。次いで、反応混合物を氷水に注いだ。生成物を酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び食塩水で洗浄し、その後無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を濃縮後、得られた淡黄緑色固体をクロロホルムを用いてカラムクロマトグラフィーにより生成し、淡黄緑色固体1.06部(9.0%)を得た。
b.オキシム体の合成
Figure 2014009325
エタノール15ml中のa.で得られたアシル体1.06部に、塩化ヒドロキシアンモニウム0.19部及びピリジン0.22部を加えた。10時間還流した後、反応混合物を氷水に注いだ。得られた固体を濾取し、水で洗浄し、酢酸エチルに溶解した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、黄色固体0.95部(87%)を得た。この固体を未精製のまま次の反応に用いた。
c.オキシムエステル体の合成
Figure 2014009325
b.で得られたオキシム体0.95部をDMF11.1部に溶解した。この溶液に、塩化アセチル0.26部を加え、次いでトリエチルアミン0.35部を10℃以下で滴下した。室温で4時間撹拌した後、反応混合物を水に注ぎ、析出固体を濾過した。濾物をクロロホルムを用いて、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、黄色固体0.66部(64%)を得た。λmaxは400nm、融点は110〜124℃であった。
〔実施例4〜46〕
同様の方法によって合成した、下記一般式(I)で表される、本発明の様々な化合物の具体的な構造及び測定結果を表1に示す。
Figure 2014009325
Figure 2014009325
Figure 2014009325
Figure 2014009325
Figure 2014009325
〔実施例47〜54〕感光性樹脂組成物の製造
表2に示す材料を配合し、感光性樹脂組成物を得た。
Figure 2014009325
なお、比較例1、2においては、光重合開始剤として下記に示す市販品を用いた。
〔比較例1〕
商品名:OXE−01(BASF製)
Figure 2014009325
〔比較例2〕
商品名:OXE−02(BASF製)
Figure 2014009325
次いで、ガラス基板上に、上記表2に示すそれぞれの感光性樹脂組成物を、回転塗布機を用いて膜厚を3μmとなるように塗布し、オーブンで80℃で3分間乾燥させた。その後、超高圧水銀ランプを用いて露光量を変えて露光を行った。次に、1.0重量%炭酸ナトリウム水溶液を30℃で3分間スプレーし、未露光部分の除去を行った。
実施例47〜54及び比較例1〜2についての結果を表3に示す。
ここに示された感度は、25μmのレジストパターンを寸法通り形成できる露光量をもって表示した。
表3においては、露光量が少ないものほど高感度であることを示すが、本発明の感光性樹脂組成物は、比較例のものと比べると、優れた感度及び解像度を示している。
Figure 2014009325
本発明の光重合開始剤は、従来のものよりも365nm及び、特に405nmにおける光吸収能が優れている。また、エチレン性不飽和結合を有する重合性化合物と本発明の光重合開始剤を用いた感光性樹脂組成物は、上記波長域において優れた感光性及び解像度、保存安定性等を有する。
そして本発明の感光性樹脂組成物は、上記波長域の紫外線照射を行うことにより光重合開始剤が活性ラジカルを生じ、エチレン性不飽和化合物が反応して効率よく重合することから、光硬化性インキ、感光性印刷版、ドライフィルムレジスト、カラーフィルター、ブラックマトリクス等の様々な分野に用いることができる。

Claims (2)

  1. 下記一般式(I)で表される光重合開始剤。
    Figure 2014009325
    (式中、
    Xは、結合、アリール基又は複素環基を表し、かつ、その環はR、OR、COR、SR、CONRR’、CN、NO2又はハロゲン原子で一つ以上置換されていてもよく、
    1は、D1
    Figure 2014009325
    又は
    2
    Figure 2014009325
    を表し、
    2は、D1又はD2を表し、
    1は、置換可能な1〜6のいずれかの位置でY1又はY2として式(I)のカルボニル基と結合し、7の位置にEを有しており、
    2は、7の位置でY1又はY2として式(I)のカルボニル基と結合し、置換可能な1〜6のいずれかの位置にEを有しており、
    点線で示される六員環A、B又はCは、このうちの一つが、隣接するベンゼン環とともにナフタレン骨格を形成するベンゼン環を表すことを意味し、
    Eは、
    Figure 2014009325
    であり、
    1は、Ra、ORa、CORa、SRa、NRaa’又はCONRaa’を表し、
    2は、Rb、ORb、CORb、SRb、CONRbb’又はCNを表し、
    3は、Rc、ORc、CORc、SRc又はNRcc’を表し、
    R、R’、Ra、Ra’、Rb、Rb’、Rc及びRc’は、直鎖又は枝分かれ構造を有するアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基又は複素環基を表し、これらはハロゲン原子、アルコキシ基及び/又は複素環基で置換されていてもよく、これらのうちアルキル基及びアラルキル基のアルキレン部分は、不飽和結合、エーテル結合、チオエーテル結合及び/又はエステル結合により中断されていてもよく、また、
    R及びR’、Ra及びRa’、Rb及びRb’、Rc及びRc’は、それぞれ一緒になって環を形成していてもよい。)
  2. エチレン性不飽和結合を有する重合性化合物と、請求項1に記載の光重合開始剤とを含有する感光性樹脂組成物。
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