JP2014007933A - 回転機器と駆動機との調整芯出し冶具 - Google Patents

回転機器と駆動機との調整芯出し冶具 Download PDF

Info

Publication number
JP2014007933A
JP2014007933A JP2012155948A JP2012155948A JP2014007933A JP 2014007933 A JP2014007933 A JP 2014007933A JP 2012155948 A JP2012155948 A JP 2012155948A JP 2012155948 A JP2012155948 A JP 2012155948A JP 2014007933 A JP2014007933 A JP 2014007933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
centering
driving machine
centering jig
jack
jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012155948A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5974318B2 (ja
Inventor
Yasutake Miyazaki
康竹 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MKT CO Ltd
Original Assignee
MKT CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MKT CO Ltd filed Critical MKT CO Ltd
Priority to JP2012155948A priority Critical patent/JP5974318B2/ja
Publication of JP2014007933A publication Critical patent/JP2014007933A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5974318B2 publication Critical patent/JP5974318B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

【課題】 従来の回転機器と駆動機等の芯出し作業において、多くの機器では芯出し冶具が装備されていない。芯出し精度への修正にはハンマー打撃で行っている。
このため、芯出し作業には熟練した作業員が必要である事と、ハンマー打撃による機器の損傷や火花発生が懸念される。
また、ハンマー打撃は感覚での作業のため熟練した作業者が必要であると共に0.01mm単位の修正が困難である。
【解決手段】 駆動機等の固定ベースに既存する駆動機等の固定用ネジ穴を使用し、芯出し冶具を設置する。当芯出し冶具は部品の組替え等で冶具の高さ・長さ・作用方向の変更ができる。これらの機能と芯出し冶具の取付位置を変更する事で回転機器と駆動機等の水平方向の偏芯精度と平行精度を同時に実施する。また、軸方向更に芯出し冶具を設置し回転機器と駆動機等の軸継ぎ手間隙間の調整も実施する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ポンプやファン等の回転機器とモーター等の駆動機の芯出し作業における駆動機の位置修正用の冶具に関する技術分野である。
従来の回転機器と駆動機の芯出し作業では、駆動機ベースに設置された駆動機の位置を修正できる芯出し冶具を使用する工法(図1)がある。また、その冶具が無い設備は同様の冶具を製作し駆動機ベースへ溶接等にて取付を行い使用する事がある。
前記のような芯出し冶具を有しない機器においては、金属製又は樹脂製のハンマーにて打撃し(図2)、その衝撃にて駆動機の位置を調整する工法などがある。
回転機器および駆動機を据付けしているベースの多くは駆動機の移動用冶具を装備しておらず、製作段階で移動用冶具を装備させる特別仕様やユーザーによる芯出し冶具の後取付けを実施している。(図4)
なお、大型駆動機のように位置修正が困難である場合は、芯出し用の冶具を装備している場合が多いが、多くの小型と中型の駆動機に関してはベースに芯出し冶具が装備されていない状況であり、ハンマー打撃による駆動機の位置修正を実施している。
回転機器と駆動機の芯出し精度は、回転機器の回転数で推奨される精度があり、1800rpmクラスであれば、偏芯および平行精度(図3)が0.05mm以内である。
なお、回転数が3600rpmクラスであれば、偏芯および平行精度は0.03mm以内でである。上記数値はダイヤルゲージ等で測定した芯出し精度の実数値である。
駆動機の据付位置を移動させ回転機器との芯出を行うが、微調整時に行う駆動機の移動量は 0.01mm単位での微小な位置調整が必要となる。
回転機器と駆動機の芯出し精度の測定には、ダイヤルゲージやレーザー式アライメント測定器やシリンダーゲージ(平行精度測定)やシックネスゲージ(平行精度測定)等を使用し測定をする。測定は0.01mm単位で計測する。
稀ではあるが、先行技術文献(特開平7−208685や特開平8−289512)で説明の様な、機器本体への機械加工、ベースへの機械加工、設備基礎の改造などの芯出し装置を装備している設備や機器がある。
特開平7−208685
特開平8−289512
特許文献1や特許文献2においては、芯出し冶具(装置)の取付に回転機器や駆動機又は基礎への大掛かりな機械加工等や改造が必要である。
既存の運転設備(機器)に上記の芯出し冶具(装置)を装備させる事はコスト面・機械停止必要時間(工期)等により困難である。
また、各メーカーによりベースや駆動機等のサイズに差異があるため、各機器毎に適合する特許文献1や特許文献2やその他の芯出し冶具(図1)の設計や製作が必要となり、芯出し冶具の互換性が低く適合機器以外への使用が限定される。
図1は一般的な従来の芯出し冶具である。
図1の芯出し冶具はベース2へ芯出し冶具3を溶接にて取付している。また、図2はベース2へボーリング加工(穴あけ)を実施し、その穴に芯出し冶具4を挿入し取付している。
なお、駆動機の芯出し冶具をベースに装備させる場合、一般的には溶接にて冶具3の取付が採用されているが、ベース上の回転機器および駆動機を取り外すか、適切で正確なアースの取付が必要となる。
これは、回転機器および駆動機にはベアリング等の軸受けや制御装置が存在しているため、溶接による電気ショートが懸念されているからである。軸受けに電気ショートが発生した場合、軸受けが損傷し機器本体が破損する可能性が高い。
図4は溶接にて芯出し冶具を取付する場合の参考であり、芯出し冶具9を電気溶接10にて取付する。この場合、駆動機等の固定用ベース2にアースを取り駆動機等8や回転機器等7がショートしないようにする必要がある。
また、電気ショートの懸念を解消するため、回転機器や駆動装置の取外しをする場合、回転機器に接続されている配管や駆動機の電源ケーブルなど部品を取り外す作業が発生し過多なコストアップとなる。
図2はハンマー等の打撃による芯出し調整作業のイメージである。
回転機器と駆動機の芯出作業で、ベースに駆動機の芯出し冶具が装備されていない場合の金属製ハンマー6や樹脂製ハンマー6やバール等にて駆動機の位置を移動させ芯出し調整する方法である。
ハンマー6の打撃にて芯出し調整を行う場合は駆動機損傷を軽減するため、樹脂製や鉛製の当てハンマー5を使用する。
なお、芯出しの微調整作業では駆動機の移動量を0.01mm単位で実行するため、適正な移動量をハンマー打撃にて実行する事は非常に困難である。
金属製・樹脂製ハンマー6又はバールで駆動機を位置移動させる場合、適切な移動量を実行するためには、高度な技術と熟練を有する作業者が必要である。
化学プラントや石油プラント等のような火気使用が厳禁である場合や、駆動機周辺の環境により火気使用に制限がある場合では、火花を発生させる金属製ハンマーの使用や後付け芯出し冶具(溶接取付)の設置が困難である。
駆動機へ金属ハンマー6にて打撃をした場合、駆動機の打撃した部分が損傷する場合がある。
また、駆動機の打撃した部分や打撃ハンマーの破損が発生した場合、破片飛来で作業者が被災し労働災害が発生する危険性がある。
駆動機への打撃による損傷を軽減するため樹脂ハンマーにて打撃をした場合、金属ハンマーと比較し駆動機を移動させる衝撃が小さいため、移動量の調整が困難である。
芯出し修正作業の施工中に回転機器と駆動機の芯出し精度の状況を確認するため、ダイヤルゲージやレーザーアライメント測定器を使用するが、ハンマー等の打撃で駆動機を移動させた場合、発生した衝撃がダイヤルゲージ等の測定器に伝わり、測定誤差を発生させ正確な芯出し精度状況の把握が出来ない。
ベースに既存する駆動機固定用ネジ穴へ駆動機の脚部等に既存する固定用ボルトの挿入穴を介してボルト等で駆動機を固定するが、駆動機等の位置移動においてボルトの外径と駆動機のボルト挿入穴が接触する事で駆動機の位置移動量が制限される。
しかし、ハンマー等の打撃(衝撃)で駆動機を移動させた場合、駆動機等の移動量が限界なのか解り難い。
これにより、芯出し精度修正の作業時間が過多となる。また、固定用ボルトの損傷を発生させ機器の損傷に繋がる。
通常は駆動機等の位置移動で芯出し作業を実施するが、回転機器の取付け位置不良が発生している場合、駆動機の位置移動のみでは芯出し精度の確保が困難または不可能である。ハンマー等の打撃による駆動機を移動させる工法では、早期に回転機器側の位置不良を発見するのが困難であり、芯出し作業が時間過多となりコストアップとなる。
図5は回転機器と駆動機の隙間のイメージである。
回転機器7と駆動機8を繋ぐ軸継ぎ手26(カップリング)には推奨される取付け精度があり、回転機器側の軸継ぎ手と駆動機側の軸継ぎ手の隙間は±0.5mm以内の寸法誤差精度が必要な型式もある。
軸継ぎ手間の隙間調整には駆動機を軸方向に位置移動させるが、駆動機等の位置を移動させる冶具を装備していない機器は、ハンマーによる打撃を実施する場合が多い。
ハンマー打撃で機器間の隙間を増加させる場合、回転機器等などが存在しているため、作業スペースが狭く適切な移動量や微量の移動量を実現する事が困難である。
なお、不適正な軸継ぎ手間距離にて運転を実施した場合、軸継ぎ手の破損や軸継ぎ手の短命化となる。
請求項1の発明は、駆動機等を取付するベース又は機器に既存する駆動機等を固定するネジ穴などに取り付けるための雄ネジまたは雌ネジを有するロッド部品に駆動機等の位置移動を可能とするジャッキボルト等を有したジャッキフレーム部品を構造の一部としており、芯出し冶具の設置に必要な駆動機等ベースや設備基礎や機器本体などの改造や加工の問題を解決した。
請求項2の発明は、前記のジャッキフレーム部品の方向を自在に変化するため、前記のロッド部品とジャッキアームの結合部に中空円柱形のカラーリングを介在する構造であり、カラーリングの外径はジャッキフレーム結合箇所の内径と隙間嵌め勘合JIS B0401−1995で設定し、カラーリング内径はロッド結合箇所の外径と隙間嵌め勘合JIS B0401−1995で設定しており、ロッド部品を中心とした円周方向へジャッキアームの自在に方向を変更し、固定プレートをロッド部品の端面ネジ穴にボルトで固定しジャッキフレームを任意の方向で固定し駆動機等の水平方向または軸方向へ設置でき、従来の芯出し冶具の問題であった駆動機等の移動方向数を増加する事による芯出し冶具の設置数増加の問題を解決した。
請求項3の発明は、前記のロッド部品にジャッキフレーム部品の設置高さを調整する中空円柱形のスペーサーリングを有し、スペーサーリングの内径はロッド部品結合部外径と隙間嵌め勘合JIS B0401−1995で設定しており、スペーサーリングを組替えしジャッキフレームを任意の高さに設置でき、駆動機等の脚部サイズによって芯出し冶具の必要な高さが変動する問題を解決した。
請求項4の発明は前記のジャッキフレーム部品(可変型)にはボス部と延長アームとヘッド部をボルトにて結合する出来る構造であり、ボス部とヘッド部の間に複数の延長アームを取付しジャッキフレームの全長が任意に変更でき、駆動機等の脚部サイズによって芯出し冶具の必要な長さが変動する問題を解決した。
本発明の芯出し冶具は、駆動機の位置移動を芯出し冶具に装備されるジャッキボルトにて位置移動させる事により、移動量を0.01mm単位で実施できる。
これにより、芯出し精度の修正作業に掛かる作業時間が短縮できる。
本発明の芯出し冶具は、ジャッキボルトをレンチ等で回転させ駆動機の位置移動に必要な圧力を発生させるため、従来のハンマーやバールでの駆動機の位置移動と比較し、簡単かつ容易に作業が実施できる。
従来のハンマーやバールでの駆動機の位置移動作業では、適切な移動量の実現に熟練した作業員が必要であったが、本発明の芯出し冶具は装備されるジャッキボルトの回転作業で駆動機の位置移動が実施できるため、熟練した作業員が不要である。
本発明の芯出し冶具は、既設ベースの駆動機固定用ネジ穴を使用し芯出し冶具を設置するため電気溶接等による取付の必要が無く、回転機器や駆動機のベアリング等の軸受け部への電気ショートによる損傷が発生しない。
また、火気の使用が厳禁または制限されている環境でも、既存設備に対する溶接や機械加工が必要とされないため、本発明の芯出し冶具は設置が可能である。
本発明の芯出し冶具は、冶具の設置に既存設備に対する溶接や加工が必要としないため、設備所有者への設備改造の負担や芯出し冶具設置費用のコストを発生させない。
なお、既設ベースの駆動機固定用ネジ穴を使用し芯出し冶具を設置するため、冶具の設置が簡単かつ迅速に行える。
また、ベースに固定の駆動機(横置き・縦置き)や機器に固定されている駆動機など、駆動機を固定するネジ穴が存在している構造であるベース又は機器に取付が可能である。
本発明の芯出し冶具は、駆動機の脚部形状に適合した冶具の高さと長さと方向を調整できる機能があり、駆動機等の脚部形状による制限を受けない。
本発明の芯出し冶具は、装備するジャッキボルトにて駆動機等の位置移動を実施するため、ハンマー等の打撃(衝撃)による駆動機の位置移動方法で懸念する機器の損傷を防止または軽減する。
本発明の芯出し冶具は、装備するジャッキボルトにて駆動機等の位置移動を実施するため、ハンマー等の打撃(衝撃)で発生が懸念される駆動機やハンマー本体の破片飛来を未然に防ぎ、労働災害の発生危険度を軽減する。
本発明の芯出し冶具は、装備するジャッキボルトにて駆動機等の位置移動を実施するため、ハンマー等の打撃(衝撃)で発生が懸念される火花発生を未然に防ぎ、火気厳禁や火気制限のある環境でも使用できる。
本発明の芯出し冶具は、既設ベースの駆動機固定用ネジ穴を使用し芯出し冶具を設置するため駆動機の位置移動作業に必要な面積が少なく、複数の設備が併設している作業場所が所狭い場所で芯出し作業が容易に実施できる。
本発明の芯出し冶具は、既設ベースの駆動機固定用ネジ穴を使用し芯出し冶具を設置するため、駆動機等の位置移動方向を全方向へ自在に設定できる。
これにより、回転機器と駆動機の軸継ぎ手間隙間の調整や軸継ぎ手面間の水平方向の平行精度修正も容易に実施できる。
また、押えプレートを緩める事で芯出し冶具の方向を容易かつ迅速に実施できる。
本発明の芯出し冶具は、芯出し冶具に装備しているジャッキボルトにて位置移動を実施するため、測定器に誤差を発生させる衝撃や振動を微小となり、芯出し作業時の駆動機等の移動量測定誤差を軽減し正確な測定値を得られる。
本発明の芯出し冶具は、既設ベースの駆動機固定用ネジ穴を使用し芯出し冶具を設置するため、原動機等の位置移動時に発生する移動限界を容易に察知できる。
これにより、回転機側の位置移動が必要である事が察知でき、芯出し作業時間の短縮が行える。
従来の芯出し冶具イメージ(溶接構造・ピン構造) ハンマーを使用した駆動機の位置移動方法イメージ 回転機器と駆動機の芯出し精度イメージ(偏芯・平行) 溶接による後付け芯出し冶具の設置イメージ 回転機器と駆動機の軸継ぎ手で必要な面間距離イメージ 芯出し冶具と駆動機ベースへの設置イメージ(横置き式・縦置き式) 芯出し冶具のロッドとジャッキフレームの結合イメージ 芯出し冶具のジャッキフレーム高さ調整イメージ 芯出し冶具を活用したカップリング面間隙間調整方法イメージ 芯出し冶具のジャッキフレーム構造イメージ 駆動機等の保護用プロテクタープレートのイメージ 駆動機等の移動方向による芯出し冶具の設置イメージ(一方向) 駆動機等の移動方向による芯出し冶具の設置イメージ(回転方向)
本発明は、従来の芯出し作業が有していた問題を解決するものであり、ベースに存在する駆動機固定用ネジ穴等に駆動機を微量または適量の移動を可能とする冶具を取付け、推奨される適切な芯出し精度を容易かつ迅速に実現する事を目的とする。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図6は本発明の芯出し冶具の組立構造図と設置イメージである。
駆動機等を設置するベース2に既存する駆動機等の固定用ネジ穴に芯出し冶具1を取付し芯出し作業を実施する。
また、横置き式の駆動機と同様に縦置き式の駆動機にも同様の原理で使用が可能である。
図7は芯出し冶具の主部品であるロッド12とジャッキフレーム(図10)の組立図である。
ロッド12とジャッキフレーム(図10)の結合はカラーリング18をジャッキフレームのボス穴に挿入し、そのカラーリング18の内径部分へロッド12を挿入する。
カラーリング18は中空円柱形であり、カラーリング18の外径はジャッキフレーム結合箇所の内径と隙間嵌め勘合JIS B0401−1995で製作しており、カラーリング18内径はロッド12結合箇所の外径と隙間嵌め勘合 JIS B0401−1995で製作している事でジャッキフレームをロッド12を中心とした円周方向へ任意に変動が可能である。
ジャッキフレームの固定は各部品の挿入後に、押えプレート20をロッド12設けているネジ穴19を使用しボルトにて押えプレート20を締め付けジャッキフレームの固定を実施する。
ジャッキフレーム(図10)に挿入するカラーリング18は、サイズの違うロッド12でも1つのジャッキフレーム(図10)で使用できる部品である。カラーリング18の外径は同じ寸法であり、内径は各ロッド12の外径と同寸法となる。
なお、ロッドの強度を考慮してロッド12のサイズによるジャッキフレーム(図10)の適合は使用範囲があり、ジャッキフレーム(図10)も数種類が存在する。
例として ロッド12径(M10〜M16)で適合するジャッキフレーム(図10)、ロッド12径(M16〜M24)で適合するジャッキフレーム(図10)、ロッド12径(M24〜M36)で適合するジャッキフレーム(図10)、M9以下やM36よりも大きいロッド12径においては各サイズで適合するジャッキフレームが存在する。
これらは、駆動機等の固定部ボルトサイズが多種存在している事より、当冶具で製作コストが高いジャッキフレーム(図10)を数種のロッドで使用するためである。
ロッド12に設けられているネジ規格は各種存在している。(ミリ・インチなど)適合するジャッキフレーム(図10)はロッド12径(ミリ)の適合使用範囲を参考に類似寸法で区分される。
なお、ロッドLは雄ネジを有する物と雌ネジを有する物がある。
図8はジャッキフレーム高さ調整イメージである。
駆動機の製造メーカーによって、駆動機の脚部の厚みに差異があるため、芯出し冶具のジャッキボルト22が駆動機の脚部中央近くへ設置できるよう、スペーサーリング21の上下枚数または厚みを変更し、ジャッキフレーム(図10)を芯出し作業に適合した高さに調整する。
スペーサーリング21は中空円柱型であり内径はロッド部品結合部外径と隙間嵌め勘合JIS B0401−1995で製作している。
スペーサーリング21は各ロッド12に適合したサイズがあり、ロッド12毎に内径、外径、厚みの違うスペーサーリング21が存在する。
基本的にジャッキフレームはスペーサーリング21で調整するが、スペーサーリング21のみで調整が困難な場合は、駆動機ベースの固定用ネジ穴に挿入したロッド12のネジ込み量を調整し、ジャッキフレーム(図10)の高さを調整する。
図10はジャッキフレーム構造イメージである。
駆動機の製造メーカーによって、駆動機の脚部の固定用穴から端部までの長さに差異があるため、芯出し冶具のジャッキボルト22が駆動機脚部の端面に設置ができるように組立式ジャッキフレーム13の長さを変更し使用する。
組立式ジャッキフレーム13はヘッド14と延長パーツ15とボス16により構成されており、ジャッキフレームの長さに変更が必要な場合は、ヘッド14とボス16の間に延長パーツ15を組込み、フレームパーツ結合ボルト24で固定しジャッキフレームを適切な長さに変更する。
一体式ジャッキフレーム17はフレームの強度または製作コストの低減等を目的とする。一体式ジャッキフレーム17はヘッド14と延長パーツ15とボス16が一体化しており、長さの変更が不可能である。
一体式タイプ17は長さが変更出来ないが、各部品を結合する必要がないため、組立式M13よりも強度が期待できる。
芯出し冶具の強度が必要な大型駆動機の場合は、予め適切な長さの一体式ジャッキフレーム17を製作し使用する。
また、一体式タイプ17は部品点数が少なく、組立式と比較した場合、製作コストが優位であるため、予め設定した長さの一体式ジャッキフレーム17を製作し使用する場合がある。
図11は駆動機等の保護用プロテクタープレートの使用イメージである。
芯出し冶具Aにて駆動機等の位置を移動した場合、芯出し冶具11に装備されるジャッキボルト22の先端が駆動機に接触し、ジャッキボルト22の回転摩擦で駆動機の接触部分に損傷を発生させる懸念があるため、プロテクタープレート23を駆動機とジャッキボルト22間に挿入する。
なお、ジャッキボルト22の先端は半球面状の突起形状となっており、プロテクタープレート23とジャッキボルト22の回転摩擦を軽減する。
駆動機等の製造メーカーによって、駆動機等の脚へ芯出し冶具11に装備されるジャッキボルト22やプロテクタープレート23の使用が困難な形状の場合、プロテクタープレート23の形状を駆動機の脚部に適合する物に変更(又は製作)し使用する。
図12及び図13は駆動機等の移動方向による芯出し冶具の設置イメージである。
回転機器と駆動機の推奨される芯出し精度に修正するため、駆動機の位置を移動させるが、駆動機の移動方向によって芯出し冶具11の設置位置を変更する。
図12は駆動機等を同一方向へ移動させる場合の芯出し冶具11の設置位置である。
図13は駆動機等を機器中心に回転させる場合の芯出し冶具11の設置位置である。
なお、芯出し冶具11が設置されていない他の駆動機等の固定用ネジ穴は、駆動機固定用のボルトを挿入し、ベースのネジ穴と駆動機脚の穴が大きく外れないようにボルトを仮ネジ込みする。
基本的な芯出し冶具11の設置数は2基とするが、駆動機等の形状や縦置き式の駆動機等では4基または必要数の設置を実施する。
図9は芯出し冶具を活用したカップリング面間隙間調整方法イメージである。
回転機器と駆動機等の結合には軸継ぎ手を使用する場合が多く、各種軸継ぎ手によって軸継ぎ手間距離(隙間)が規定されおり、芯出し冶具11を設置する事で回転機器と駆動機等の隙間を調整する冶具として使用する。
図9の芯出し冶具設置イメージは、回転機器と駆動機等の隙間を増加させる場合であり、回転機器と駆動機等の隙間を減少させる場合は反対側に芯出し冶具11を設置し隙間を調整する冶具として使用する。
1 ・・・ 駆動機等の脚部
2 ・・・ 駆動機等の固定用ベース
3 ・・・ 従来の溶接取付型 芯出し冶具
4 ・・・ 従来のピン固定型 芯出し冶具
5 ・・・ ハンマー打撃時の当てハンマー
6 ・・・ 打撃用ハンマー
7 ・・・ 回転機器等
8 ・・・ 駆動機等
9 ・・・ 後付け芯出し冶具
10 ・・・ 後付け芯出し冶具の溶接(取付)
11 ・・・ 芯出し冶具
12 ・・・ ロッド
13 ・・・ ジャッキフレーム 組立式タイプ(ヘッド+延長パーツ+ボス)
14 ・・・ ジャッキフレーム ヘッド
15 ・・・ ジャッキフレーム 延長パーツ
16 ・・・ ジャッキフレーム ボス
17 ・・・ ジャッキフレーム 一体式タイプ
18 ・・・ カラーリング
19 ・・・ ロッド端面ネジ穴
20 ・・・ 押えプレート
21 ・・・ ジャッキフレーム高さ調整用 スペーサーリング
22 ・・・ ジャッキボルト
23 ・・・ プロテクタープレート
24 ・・・ フレームパーツ結合ボルト
25 ・・・ 軸継ぎ手(カップリング)

Claims (4)

  1. 駆動機等を取付するベース又は機器に既存する駆動機等を固定するネジ穴などに取り付けるための雄ネジまたは雌ネジを有するロッド部品に駆動機等の位置移動を可能とするジャッキボルト等を有したジャッキフレーム部品を構造の一部とする芯出し冶具。
  2. 前記のジャッキアーム部品の方向を自在に変化するため、前記のロッド部品とジャッキフレームの結合部に中空円柱形のカラーリングを介在する構造であり、カラーリングの外径はジャッキフレーム結合箇所の内径と隙間嵌め勘合で設定し、カラーリングの内径はロッド結合箇所の外径と隙間嵌め勘合で設定しており、ロッド部品を中心とした円周方向へジャッキフレームの自在に方向を変更し、固定プレートをロッド部品の端面ネジ穴にボルトで固定しジャッキフレームを任意の方向で固定し駆動機等の水平方向または軸方向へ設置する請求項1に記載の芯出し冶具。
  3. 前記のロッド部品にジャッキフレーム部品の設置高さを調整する中空円柱形のスペーサーリングを有し、スペーサーリングの内径はロッド部品結合部外径と隙間嵌め勘合で設定しており、スペーサーリングを組替えしジャッキフレームを任意の高さに設置する請求項1又は請求項2に記載の芯出し冶具。
  4. 前記のジャッキフレーム部品にはボス部と延長アームとヘッド部をボルトにて結合が出来る可変型構造であり、ボス部とヘッド部の間に複数の延長アームを取付しジャッキアームの全長が任意に変更できる構造の請求項1又は請求2又は請求項3に記載の芯出し冶具。
JP2012155948A 2012-06-25 2012-06-25 回転機器と駆動機との調整芯出し冶具 Active JP5974318B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012155948A JP5974318B2 (ja) 2012-06-25 2012-06-25 回転機器と駆動機との調整芯出し冶具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012155948A JP5974318B2 (ja) 2012-06-25 2012-06-25 回転機器と駆動機との調整芯出し冶具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014007933A true JP2014007933A (ja) 2014-01-16
JP5974318B2 JP5974318B2 (ja) 2016-08-23

Family

ID=50105207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012155948A Active JP5974318B2 (ja) 2012-06-25 2012-06-25 回転機器と駆動機との調整芯出し冶具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5974318B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109713862A (zh) * 2019-03-05 2019-05-03 中广核核电运营有限公司 密封瓦支座调整工具及其调整方法
CN109728687A (zh) * 2019-01-01 2019-05-07 武汉船用电力推进装置研究所(中国船舶重工集团公司第七一二研究所) 一种无轴承支撑转子电机的轴系安装方法
JP2020085135A (ja) * 2018-11-26 2020-06-04 三菱重工コンプレッサ株式会社 可変速増速機の製造方法及びシャフト用治具
CN117458804A (zh) * 2023-11-09 2024-01-26 跃科智能制造(无锡)有限公司 一种定子生产用外铁芯成圆装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63117268U (ja) * 1986-12-19 1988-07-28
JP2000299962A (ja) * 1999-04-14 2000-10-24 Toshiba Corp 回転電機の設置位置調整装置および方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63117268U (ja) * 1986-12-19 1988-07-28
JP2000299962A (ja) * 1999-04-14 2000-10-24 Toshiba Corp 回転電機の設置位置調整装置および方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020085135A (ja) * 2018-11-26 2020-06-04 三菱重工コンプレッサ株式会社 可変速増速機の製造方法及びシャフト用治具
JP7136671B2 (ja) 2018-11-26 2022-09-13 三菱重工コンプレッサ株式会社 可変速増速機の製造方法及びシャフト用治具
US11777383B2 (en) 2018-11-26 2023-10-03 Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corporation Method for manufacturing variable speed accelerator and method for connecting shaft jig
CN109728687A (zh) * 2019-01-01 2019-05-07 武汉船用电力推进装置研究所(中国船舶重工集团公司第七一二研究所) 一种无轴承支撑转子电机的轴系安装方法
CN109713862A (zh) * 2019-03-05 2019-05-03 中广核核电运营有限公司 密封瓦支座调整工具及其调整方法
CN117458804A (zh) * 2023-11-09 2024-01-26 跃科智能制造(无锡)有限公司 一种定子生产用外铁芯成圆装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5974318B2 (ja) 2016-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9211647B2 (en) Parallel link robot
JP5974318B2 (ja) 回転機器と駆動機との調整芯出し冶具
US6171195B1 (en) Apparatus and method for aligning shaft couplings
JP6194553B2 (ja) 位置調節装置、これを備えている回転機械、及び位置調節方法
CN105921996A (zh) 一种大机组联轴器对中装置及对中方法
CN103162602B (zh) 一种便携式磁力联轴器找中心工具表架
CN103175454A (zh) 一种固定百分表的便携式找中表架
CN101476855B (zh) 带表外花键齿圈径向跳动测量仪
CN204439325U (zh) 一种检修假轴
CN106767317A (zh) 齿轮内孔环凹槽与外端面直线距离检具
CN109158870B (zh) 一种大重型无止口法兰面设备高效对中方法
CN205748241U (zh) 联轴器对中测量装置
KR101127036B1 (ko) 가스터빈엔진의 고정장치
JP4798758B2 (ja) トルクコンバータにおけるセットブロックの位置測定方法
KR20150002169U (ko) 가스터빈 연소실에 부착된 연소기와 가스터빈 연소실 정렬을 위한 거리측정시스템
CN201192766Y (zh) 用于拆卸过盈配合螺栓的装置
CN109531508B (zh) 一种高压柴油发电机组装配对中调试工艺
CN108955500B (zh) 孔中心定位器
CN108789272B (zh) 编码器拆装组合工具
CN107588758A (zh) 转子水平测量装置及转子水平测量方法、调整方法
CN210464278U (zh) 一种检测曲轴中各个轴段表面圆跳动的检测装置
KR101580577B1 (ko) 커플링 축 정렬용 측정 장치
CN114963948A (zh) 一种输送泵轴线与电动机轴线偏差的测量装置及确定方法
CN218120871U (zh) 一种泵的同轴度检测装置
CN219956398U (zh) 一种可调节轴找正工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160229

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160621

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5974318

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150