JP2014007244A - 撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ショートの発生を抑制でき、さらには製造が容易でかつコスト安価な撮像装置、およびその製造方法を提供する。
【解決手段】撮像装置1は、受光素子ユニット2と、処理部3と、複数の接続体30,40と、を含む。接続体30,40は、半田を用いて形成されており、複数の受光素子ユニット2の第1電極11と、処理部3の対応する第2電極21とを接続する。接続体30,40は、膨らみ部33,43を含む。膨らみ部33,43は、対向方向Z1と直交する直交方向V1に膨らんでいる。第1膨らみ部33と、第2膨らみ部43とは、対向方向Z1における位置が異なるように配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、受光素子と、当該受光素子からの電流を処理する処理部とを、半田を用いて接続する撮像装置、およびその製造方法に関する。
特開2006−278884号公報(特許文献1)には、半導体チップを回路基板に実装するための方法が開示されている。具体的には、半導体チップと回路基板との間に、枠型のスペーサを配置する構成が開示されている。半導体チップの1つの面には、当該面の中央を取り囲むように複数のバンプ電極が設けられている。これらのバンプ電極の下方に、スペーサが配置されている。スペーサの上端面には、上記複数のバンプ電極に接続される複数の接続電極が形成されている。また、スペーサの下端面には、複数のバンプ電極が形成されており、これらスペーサの下端面のバンプ電極は、回路基板上に形成されたランド電極に接合されている。
また、特開平6−232203号公報(特許文献2)には、LSI(Large Scale Integration)をフェイスダウンで電子回路基板に実装するフリップチップLSIの実装構造が開示されている。特許文献2では、LSIと電子回路基板の間に、隣り合う半田バンプを区切る、絶縁性の材料でできた網状のスペーサが設けられている。
特開2006−278884号公報([要約]、図1) 特開平6−232203号公報(請求項1)
ところで、半導体を有する撮像装置は、たとえば、複数の受光素子を有する受光素子ユニットと、複数の受光素子からの信号電流を処理する処理部と、を有している。受光素子ユニットは、複数の受光素子と、複数の受光素子のそれぞれに対応して形成された複数の電極とを有している。これら複数の電極は、処理部の表面に形成された複数の電極に、半田部を介して接続されている。これにより、受光素子が光を受けたことで発生した電流は、半田部を介して処理部へ出力される。
上記の構成を有する撮像装置を製造する際には、受光素子ユニットの電極と、処理部の電極とを半田接続する。これにより、半田部が形成される。半田部を形成する作業の前には、たとえば、受光素子ユニットの電極に半田バンプを形成しておくとともに、処理部の電極に半田バンプを形成しておく。そして、受光素子ユニットの半田バンプと、処理部の半田バンプとを、互いに向かい合わせた状態で接触させながら加熱する。これにより、受光素子ユニットの半田バンプと、処理部の半田バンプとが、溶融した状態で互いに繋がる。この際、受光素子ユニットの半田バンプと、処理部の半田バンプとは、互いに押しつけ合うように加圧される。このような半田接続工程を行うことにより、受光素子ユニットの半田バンプの先端と、処理部の半田バンプの先端とに潰れが生じる。その結果、受光素子ユニットの半田バンプの先端と、処理部の半田バンプの先端との間に、膨らんだ部分としての膨らみ部が形成される。このような膨らみ部は、複数の半田部において生じることとなる。このため、隣り合う半田部の膨らみ部同士が接触し、ショートを生じる場合がある。このようなショートが生じると、生成される画像データにおいて、画素抜けなどの画像不良を生じてしまう。よって、半田部の膨らみ部同士の接触を防止する必要がある。
このようなショートを防ぐために、たとえば、特許文献1の第3実施形態として開示されているスペーサ、または特許文献2に開示されている網状のスペーサを、受光素子ユニットと処理部との間に配置することが考えられる。このように構成することで、半田バンプの溶融時の潰れを抑制することが考えられる。しかしながら、撮像装置の受光素子において、通常、各電極は、数十μmという微小なピッチで多数配置されており、スペーサを電極に対して正確に位置決めすることは難しい。その上、半田の潰れを抑制するための専用のスペーサが必要となる。このため、撮像装置の製造に手間およびコストがかかる。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、ショートの発生を抑制でき、さらには製造が容易でかつコスト安価な撮像装置、およびその製造方法を提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる撮像装置は、受けた光に基づく電流を出力する複数の受光素子と、複数の上記受光素子にそれぞれ対応して設けられた複数の第1電極と、を含む受光素子ユニットと、複数の上記第1電極とは所定の対向方向に向かい合う複数の第2電極を有し、上記電流を処理する処理部と、半田を用いて形成され、複数の上記第1電極および上記第2電極をそれぞれ接続する複数の接続体と、を備える。各上記接続体は、上記第1電極から上記第2電極に向けて延びる第1部分と、上記第2電極から上記第1電極に向けて延びる第2部分と、上記第1部分および上記第2部分を繋ぎ上記対向方向と直交する直交方向に膨らむ膨らみ部と、を含み、複数の上記接続体として、互いに隣接する第1接続体および第2接続体が設けられ、上記第1接続体の上記膨らみ部としての第1膨らみ部と、上記第2接続体の上記膨らみ部としての第2膨らみ部とは、上記対向方向における位置が異なるように配置されている。
このような構成によれば、受光素子ユニットと処理部とを半田接続する際に生じる部分としての、第1膨らみ部と、第2膨らみ部とを、対向方向の位置が異なるように配置している。これにより、受光素子ユニットと処理部とをフリップチップ実装する際に、第1膨らみ部と、第2膨らみ部との接触を抑制できる。よって、第1接続体と第2接続体との接触によるショートを抑制できる。また、対向方向に関して、第1膨らみ部の位置と、第2膨らみ部の位置と、を異ならせるという簡易な構成によって、第1接続体と第2接続体との接触を抑制できる。このため、第1接続体と第2接続体との接触を抑制するためのスペーサを用意する必要がない。したがって、スペーサを電極に対して正確に位置決めする必要はなく、また、スペーサが不要であり、撮像装置の製造にかかる手間およびコストを少なくできる。したがって、ショートの発生を抑制でき、さらには製造が容易でかつコスト安価な、撮像装置を実現できる。
(2)好ましくは、上記第1接続体は、上記第2膨らみ部と上記直交方向に隣接して配置される第1断面積変化部を有し、上記第2接続体は、上記第1記膨らみ部と上記直交方向に隣接して配置される第2断面積変化部を有し、上記第1断面積変化部および上記第2断面積変化部は、それぞれ、上記対向方向に沿って進むに従い、上記対向方向と直交する切断面における断面積が変化する形状を有している。
このように構成することで、第1断面積変化部は、対向方向に進むに従い先細りとなる形状を有している。すなわち、対向方向に進むにしたがい、第1断面積変化部の占めるスペースは、小さくなり、第2膨らみ部を配置可能なスペースが、より広くなる。よって、第2膨らみ部が第1接続体に接触することを、より確実に抑制できる。また、上記したのと同様に、第2断面積変化部は、対向方向に進むに従い先細りとなる形状を有している。すなわち、対向方向に進むにしたがい、第2断面積変化部の占めるスペースは、小さくなり、第1膨らみ部を配置可能なスペースが、より広くなる。よって、第1膨らみ部が第2接続体に接触することを、より確実に抑制できる。
(3)好ましくは、上記第1断面積変化部は、上記受光素子ユニットから遠ざかるにしたがい先細りとなる形状を有し、上記第2断面積変化部は、上記処理部から遠ざかるにしたがい先細りとなる形状を有している。
このように構成することで、受光素子ユニットと処理部との間の空間のうち、受光素子ユニットおよび処理部の双方から離隔した部分で、各断面積変化部の占めるスペースが小さくなる。よって、受光素子ユニットおよび処理部の双方から離隔した位置で、第1膨らみ部および第2膨らみ部を配置するスペースを広く確保できる。その結果、第1膨らみ部および第2膨らみ部の双方について、受光素子ユニットに接触することを抑制でき、かつ、処理部に接触することを抑制できる。これにより、第1接続体におけるショート、および第2接続体におけるショートを、より確実に抑制できる。
(4)好ましくは、上記第1接続体において、上記第1電極からの上記第1部分の高さは、上記第2電極からの上記第2部分の高さよりも大きく設定されており、上記第2接続体において、上記第2電極からの上記第2部分の高さは、上記第1電極からの上記第1部分の高さよりも大きく設定されている。
このように構成することで、第1膨らみ部と第2膨らみ部とを、対向方向の位置が異なるように配置する構成を、容易に実現できる。
(5)好ましくは、上記第1接続体の上記第1部分の基端部における、上記対向方向と直交する切断面の断面積は、上記第1接続体の上記第2部分の基端部における、上記対向方向と直交する切断面の断面積よりも小さく設定されており、上記第2接続体の上記第2部分の基端部における、上記対向方向と直交する切断面の断面積は、上記第2接続体の上記第1部分の基端部における、上記対向方向と直交する切断面の断面積よりも小さく設定されている。
このように構成することで、第1接続体の第1部分を細い形状に形成することができる。これにより、第1接続体の第1部分が、隣接する第2接続体に接触することを、より確実に抑制することができる。また、上記したのと同様に、第2接続体の第2部分を細い形状に形成することができる。これにより、第2接続体の第2部分が、隣接する第1接続体に接触することを、より確実に抑制することができる。
(6)好ましくは、上記第1接続体および上記第2接続体は、上記受光素子ユニットの幅方向に交互に配置され、かつ、上記幅方向と直交する長さ方向に交互に配置されている。
このように構成することで、撮像装置のいずれの電極においても、ショートが生じることを抑制できる。また、接続体として、第1接続体および第2接続体という、2種類の接続体を用いる構成であるので、接続体の種類が少なくて済む。よって、接続体の形成にかかる手間が少なくて済む。すなわち、撮像装置の製造にかかる手間が少なくて済む。
(7)好ましくは、上記半田は、インジウムを含む。
このように構成することで、接続体は、優れた柔軟性を有することとなる。よって、接続体は、熱に起因する大きな歪みに耐えることができる。これにより、半田部が、第1電極および第2電極から剥がれることを確実に抑制できる。このため、作成される画像データに関して、画素抜けなどの画像不良が生じることを抑制できる。しかも、前述したように、第1接続体と第2接続体との接触が、確実に抑制されている。よって、柔らかいインジウムを用いた場合でも、受光素子ユニットと処理部とを接続する際に、第1接続部と第2接続部とが接触することを、確実に抑制することができる。
(8)好ましくは、上記受光素子ユニットは、III−V族半導体を用いて形成されている。
このように構成することで、比較的柔らかい素材を用いて形成された受光素子ユニットには、柔軟性に優れた接続体が接続される。これにより、受光素子ユニットと接続体との間に大きな荷重が作用することを抑制できる。その結果、受光素子ユニットの故障の抑制を通じて、耐久性に優れた撮像装置を実現することができる。
(9)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる撮像装置は、受けた光に基づく電流を出力する複数の受光素子と、複数の上記受光素子にそれぞれ対応して設けられた複数の第1電極と、を含む受光素子ユニットと、複数の上記第1電極とは所定の対向方向に向かい合う複数の第2電極を有し、上記電流を処理する処理部と、半田を用いて形成され、上記第1電極および上記第2電極をそれぞれ接続する複数の接続体と、を備える。各上記接続体は、上記第1電極から上記第2電極に向けて延びる第1部分と、上記第2電極から上記第1電極に向けて延びる第2部分と、上記第1部分および上記第2部分を繋ぎ上記対向方向と直交する直交方向に膨らむ膨らみ部と、を含み、上記膨らみ部は、上記第1部分を形成するための第1半田バンプと、上記第2部分を形成するための第2半田バンプとを加熱溶融により一体化させる際に、各上記半田バンプの先端部同士を潰すことで形成されており、複数の上記接続体として、互いに隣接する第1接続体および第2接続体が設けられ、上記第1接続体を形成するための上記第1半田バンプおよび上記第2半田バンプが接触する位置と、上記第2接続体を形成するための上記第1半田バンプおよび上記第2半田バンプが接触する位置とは、上記対向方向に関して異なっており、上記第1接続体の上記膨らみ部としての第1膨らみ部と、上記第2接続体の上記膨らみ部としての第2膨らみ部とは、上記対向方向における位置が異なるように配置されている。
このような構成によれば、受光素子ユニットと処理部とを半田接続する際に生じる部分としての、第1膨らみ部と、第2膨らみ部とを、対向方向の位置が異なるように配置している。これにより、受光素子ユニットと処理部とをフリップチップ実装する際に、第1膨らみ部と、第2膨らみ部との接触を抑制できる。よって、第1接続体と第2接続体との接触によるショートを抑制できる。なお、第1膨らみ部および第2膨らみ部が形成されるのは、たとえば、以下のようにして撮像装置が製造されるからである。すなわち、撮像装置を製造する際には、各第1電極に第1半田バンプが形成された受光素子ユニットと、各第2電極に第2半田バンプが形成された処理部とを用意する。複数の第1半田バンプは、高さの異なる2つのバンプとしての第1高バンプおよび第1低バンプを含む。複数の第2半田バンプは、高さの異なる2つのバンプとしての第2高バンプおよび第2低バンプを含む。そして、第1高バンプと第2低バンプとを加圧した状態で溶融させて一体化することで、第1膨らみ部を有する第1接続体が形成される。また、第1低バンプと第2高バンプとを加圧した状態で溶融させて一体化することで、第2膨らみ部を有する第2接続体が形成される。以上のようにして、撮像装置が製造される。また、対向方向に関して、第1膨らみ部の位置と、第2膨らみ部の位置と、を異ならせるという簡易な構成によって、第1接続体と第2接続体との接触を抑制できる。このため、第1接続体と第2接続体との接触を抑制するためのスペーサを用意する必要がない。したがって、スペーサを電極に対して正確に位置決めする必要はなく、また、スペーサが不要であり、撮像装置の製造にかかる手間およびコストを少なくできる。したがって、ショートの発生を抑制でき、さらには製造が容易でかつコスト安価な、撮像装置を実現できる。
(10)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる撮像装置の製造方法は、受光素子ユニットと処理部とを備える撮像装置の製造方法であって、受けた光に基づく電流を出力する複数の受光素子と、複数の上記受光素子にそれぞれ対応して設けられた複数の第1電極と、を含む受光素子ユニットに、複数の第1半田バンプを形成する工程と、複数の第2電極を有し、上記電流を処理する処理部に、複数の第2半田バンプを形成する工程と、複数の上記第1半田バンプと、複数の上記第2半田バンプとを接続する工程と、を含む。上記第1半田バンプを形成する工程では、隣接して配置される2つの上記第1電極の一方に、上記第1電極からの高さが所定の値に設定された第1低バンプを形成し、2つの上記第1電極の他方に、上記第1低バンプの高さよりも大きい高さを有する第1高バンプを形成し、上記第2半田バンプを形成する工程では、隣接して配置される2つの上記第2電極の一方に、上記第2電極からの高さが所定の値に設定された第2低バンプを形成し、2つの上記第2電極の他方に、上記第2低バンプの高さよりも大きい高さを有する第2高バンプを形成し、上記接続する工程では、上記受光素子ユニットと上記処理部とを向かい合わせた状態で、上記第1高バンプと上記第2低バンプとを加熱させつつ互いに接続することで第1接続体を形成し、上記第1低バンプと上記第2高バンプとを加熱させつつ互いに接続することで第2接続体を形成する。
このような構成によると、接続する工程において、第1高バンプの先端部と、第2低バンプの先端部とは、膨らむように一体化し、その結果、第1膨らみ部が形成される。また、第1低バンプの先端部と、第2高バンプの先端部とは、膨らむように一体化し、その結果第2膨らみ部が形成される。そして、第1高バンプおよび第2低バンプの互いの接触位置と、第1低バンプおよび第2高バンプの互いの接触位置とは、受光素子ユニットと処理部とが対向する対向方向に関して異なるように設定されている。これにより、第1接続体の第1膨らみ部と、第2接続体の第2膨らみ部とを、上記対向方向の位置が異なるように配置できる。よって、第1膨らみ部と、第2膨らみ部との接触を抑制できるので、ショートを抑制できる。しかも、対向方向に関して、第1高バンプと第2低バンプとの接触位置と、第1低バンプと第2高バンプとの接触位置と、を異ならせるという簡易な構成である。このため、第1接続体と第2接続体との接触を抑制するためのスペーサを用意する必要がない。したがって、スペーサを電極に対して正確に位置決めする必要はなく、また、スペーサだが不要であり、撮像装置の製造にかかる手間およびコストを少なくできる。
したがって、ショートの発生を抑制でき、さらには製造が容易でかつコスト安価な、撮像装置の製造方法を実現できる。
(11)好ましくは、上記第1半田バンプを形成する工程では、2つの上記第1電極の双方に上記第1低バンプを形成した後に、2つの上記第1電極の一方にさらに半田を盛ることにより上記第1高バンプを形成し、上記第2半田バンプを形成する工程では、2つの上記第2電極の双方に上記第2低バンプを形成した後に、2つの上記第2電極の一方にさらに半田を盛ることにより上記第2高バンプを形成する。
このように、第1半田バンプを形成する工程では、第1低バンプを形成することで、第1高バンプの一部も併せて形成することができる。また、第2半田バンプを形成する工程では、第2低バンプを形成することで、第2高バンプの一部も併せて形成することができる。
(12)好ましくは、上記第1高バンプ、上記第1低バンプ、上記第2高バンプ、および上記第2低バンプは、それぞれ、高さ方向に沿って進むに従い、上記高さ方向と直交する切断面での断面積が変化する形状に形成される。
このように構成することで、第1高バンプ、第1低バンプ、第2高バンプ、および第2低バンプは、それぞれ、高さ方向に進むにしたがい、占有するスペースが小さくなる。その結果、接続体の膨らみ部を配置可能なスペースが、より広くなる。よって、接続体の膨らみ部が、隣接する接続体に接触することを、より確実に抑制できる。
(13)好ましくは、上記第1高バンプ、上記第1低バンプ、上記第2高バンプ、および上記第2低バンプは、それぞれ、先細りとなる形状を有するように形成される。
このように構成することで、受光素子ユニットと処理部との間の空間のうち、受光素子ユニットおよび処理部の双方から離隔した位置で、第1高バンプ、第1低バンプ、第2高バンプ、および第2低バンプが占有するスペースを小さくできる。よって、受光素子ユニットおよび処理部の双方から離隔した位置で、接続体の膨らみ部を配置するスペースを広く確保できる。その結果、接続体の膨らみ部が、受光素子ユニットに接触することを抑制でき、かつ処理部に接触することを抑制できる。これにより、接続体におけるショートを、より確実に抑制できる。
(14)好ましくは、上記第1高バンプの基端部における、上記高さ方向と直交する切断面の断面積は、上記第2低バンプの基端部における、上記高さ方向と直交する切断面の断面積よりも小さく設定され、上記第2高バンプの基端部における、上記高さ方向と直交する切断面の断面積は、上記第1高バンプの基端部における、上記高さ方向と直交する切断面の断面積よりも小さく設定される。
このように構成することで、第1接続体のうち、第1高バンプによって形成される第1部分を細い形状に形成することができる。これにより、第1接続体の第1部分が、隣接する第2膨らみ部に接触することを、より確実に抑制することができる。また、上記したのと同様に、第2接続体のうち、第2高バンプによって形成される第2部分を細い形状に形成することができる。これにより、第2接続体の第2部分が、隣接する第1膨らみ部に接触することを、より確実に抑制することができる。
(15)好ましくは、上記第1高バンプ、上記第1低バンプ、上記第2高バンプ、および上記第2低バンプは、それぞれ、上記高さ方向と直交する切断面の形状が円形形状となるように形成され、上記第2低バンプの先端面の直径は、上記第1高バンプの先端面の直径の1.5倍以上に設定され、上記第1低バンプの先端面の直径は、上記第2高バンプの先端面の直径の1.5倍以上に設定される。
仮に、第2低バンプ、および第1高バンプの双方が、先端径の小さい先鋭な形状である場合、第2低バンプの先端面は、第1高バンプの先端面を安定して支持することができない。このため、第2低バンプの先端面と、第1高バンプの先端面とを接触させた状態では、第2低バンプに対して第1高バンプが滑り易く、第2低バンプに対する第1高バンプの位置が、ずれ易い。その結果、ショートが生じるおそれがある。これに対し、第2低バンプの先端面の直径を、第1高バンプの先端面の直径の1.5倍以上とすることにより、上記のようなショートを、より確実に抑制できる。具体的には、第2低バンプの先端面が、十分に大きな平坦な形状に形成される。よって、第2低バンプの先端面は、第1高バンプの先端面を安定して支持することができる。このため、第2低バンプの先端面と、第1高バンプの先端面とを接触させた状態では、第2低バンプに対して第1高バンプが滑り難く、第2低バンプに対する第1高バンプの位置が、ずれることを抑制できる。その結果、第1高バンプおよび第2低バンプの一体化によって形成される第1接続体と、第1低バンプおよび第2高バンプによって形成される第2接続体と、の接触の抑制を通じて、ショートの発生を抑制できる。また、第1低バンプの先端面の直径を、第2高バンプの先端面の直径の1.5倍以上とすることにより、上記したのと同様の理由で、第1接続体と第2接続体との間でショートが生じることを、より確実に抑制できる。
(16)好ましくは、上記第1高バンプの高さは、上記第2低バンプの高さの2倍以上に設定され、上記第2高バンプの高さは、上記第1低バンプの高さの2倍以上に設定される。
このように構成することで、第1高バンプと第2低バンプとの接触位置と、第1低バンプと第2高バンプとの接触位置とを、受光素子ユニットと処理部とが対向する対向方向において、十分に離隔できる。よって、第1高バンプと第2低バンプとの溶融により形成される第1膨らみ部と、第2高バンプと第1低バンプとの溶融により形成される第2膨らみ部との接触を、より確実に抑制できる。
本発明によれば、ショートの発生を抑制でき、さらには製造が容易でかつコスト安価な撮像装置を実現できる。
本発明の実施の形態に係る撮像装置の概略構成を示す側面図であり、一部を断面で示している。 撮像装置の主要部の側面図であり、一部を断面で示している。 図2のIII−III線に沿う、撮像装置の模式的な断面図である。 受光素子ユニットに第1半田バンプを形成する工程を説明するための模式図であり、(a)〜(d)は、第1半田バンプを形成する工程を順番に示している。 受光素子ユニットに第1半田バンプを形成する工程を説明するための模式図であり、(a)〜(d)は、図4(d)に示す工程以降の工程を順番に示している。 処理部に第2半田バンプを形成する工程を説明するための模式図であり、(a)〜(d)は、第2半田バンプを形成する工程を順番に示している。 処理部に第2半田バンプを形成する工程を説明するための模式図であり、(a)〜(d)は、図6(d)に示す工程以降の工程を順番に示している。 第1半田バンプが形成された受光素子ユニットと、第2半田バンプが形成された処理部の側面図である。 受光素子ユニットと処理部とを接続する工程を説明するための模式的な側面図である。 受光素子ユニットと処理部とを接続する工程を説明するための模式的な側面図であり、(a)および(b)は、図9に示す工程以降の工程を示している。 (a)は、本発明の変形例にかかる主要な構成を示す側面図であり、(b)は、図11(a)に示す第1接続体および第2接続体を形成するための第1高バンプ、第1低バンプ、第2高バンプ、および第2低バンプについて示す、主要部の側面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[撮像装置の構成]
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置1の概略構成を示す側面図であり、一部を断面で示している。
図1に示すように、撮像装置1は、受光素子ユニット2と、処理部3と、複数の接続体4と、を備えている。
撮像装置1は、化合物半導体としての受光素子ユニット2と、シリコン(処理部3)とが組み合わされたハイブリッド構造を有している。撮像装置1は、ケース6内に収容されている。
受光素子ユニット2は、センサチップなどを用いて形成されている。受光素子ユニット2は、撮影対象物からの光を受け、受けた光に基づく電流を処理部3へ出力する。処理部3は、受けた電流を電圧に変換し、当該電圧を、ケース6の外部へ出力する。ケース6の外部には、図示しないA/DコンバータおよびCPU(Central Processing Unit)が設けられており、出力された電圧は、デジタル値に変換され、画像処理に用いられる。この撮像装置1は、たとえば、ハイパースペクトルカメラであり、撮影対象物のスペクトル情報を得るために用いられる。
撮像装置1を収容しているケース6は、たとえば、セラミックを用いて形成されている。ケース6は、上部が開放された箱形形状に形成されている。ケース6の上部には、透光部材7が配置されている。透光部材7は、たとえば、サファイアガラスを用いて形成されており、ケース6の上面を覆っている。ケース6内は、真空状態が維持されている。撮影対象物からの光は、透光部材7を透過し、受光素子ユニット2へ入射される。
また、ケース6内側の底部には、熱交換器8が配置されている。熱交換器8は、処理部3を支持している。熱交換器8は、処理部3および受光素子ユニット2を冷却するために設けられており、処理部3を、たとえば、零下数十度程度、本実施の形態では、零下60度程度に冷却する。これにより、撮像装置1、特に、処理部3におけるノイズ電流が低減される。熱交換器8は、たとえば、ペルチェ素子を含んでいる。熱交換器8が処理部3から吸収した熱は、ケース6の外側に設けられた冷却フィンおよびファン(図示せず)などを用いて、ケース6の外部へ排出される。
受光素子ユニット2は、近赤外領域またはその周辺の波長の光を検出するように構成されており、たとえば、約1μm〜3μmの波長の光を検出する。本実施の形態では、受光素子ユニット2は、長さ10mm、幅10mm、および厚みが数mm程度の、矩形の板状に形成されている。
受光素子ユニット2は、受光素子ユニット本体10と、複数の第1電極11と、を含んでいる。受光素子ユニット本体10は、n型InP基板12と、バッファ層13と、受光層14と、拡散濃度分布調整層15と、InPキャップ層16と、が積層された構成を有している。
受光層14は、上記の波長の光を検出可能な感度を有する化合物半導体を用いて形成されている。このような化合物半導体として、III−V族半導体を例示することができる。III−V族半導体として、InGaAs、InGaAsNP、InPGaAsNSb、InGaAsNPSbの単層、およびInGaAs/GaAsSbやGaSb/InAsの多重量子井戸構造を例示することができる。本実施の形態では、受光層14は、多重量子井戸構造(MQW:Multi-Quantum Well)を有している。また、InP基板12の一側面には、図示しない分光器が配置されている。拡散濃度分布調整層15は、選択拡散でpn接合を形成する際に拡散プロファイルを調整するための層で、必要に応じて設けられる。
このような構成を有する受光素子ユニット本体10は、p型領域を含む受光素子18を、複数有している。各受光素子18は、分光器を介してInP基板12へ入射された光を受け、受けた光に基づく電流を出力する。受光素子18は、受光素子ユニット2にマトリクス状に形成されている。本実施の形態において、受光素子18は、320×256個形成されており、受光素子ユニット2の画素数は、320×256≒8.2万である。なお、本実施の形態においては、説明の便宜上、各受光素子18および関連する構成について、模式的に拡大して図示している。
InPキャップ層16の一側面は、受光素子ユニット本体10の一側面10aを構成しており、処理部3と向かい合っている。この一側面10aに、第1電極11が形成されている。第1電極11は、半田接続に用いることが可能な金属を用いて薄膜状に形成されている。このような金属として、金(Au)、アルミニウム(Al)などを例示することができる。
図2は、撮像装置1の主要部の側面図であり、一部を断面で示している。図3は、図2のIII−III線に沿う、撮像装置1の模式的な断面図である。図2および図3を参照して、第1電極11は、複数の受光素子18にそれぞれ対応して複数設けられている。すなわち、1つの受光素子18毎に1つの第1電極11が設けられている。各受光素子18と、対応する第1電極11とは、それぞれ、平面視したときの位置が揃えられており、電気的に接続されている。
第1電極11は、受光素子ユニット2の長さ方向X1に数十μmのピッチP1で配置されており、かつ、受光素子ユニット2の幅方向Y1に数十μmのピッチP2で配置されている。本実施の形態において、ピッチP1=P2=30μmであり、受光素子18が正方格子状に配列されている。
処理部3は、ROIC(Read Out Integrated Circuit)などを用いて形成されている。このROIC3は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの半導体を用いて形成されており、受光素子ユニット2から受けた電流を処理する。処理部3は、受光素子ユニット2の下方に配置されており、処理部本体20と、複数の第2電極21と、を含んでいる。
処理部本体20は、受光素子ユニット2からの電流を処理する処理回路22を含んでいる。処理回路22は、各受光素子18からの電流を電圧に変換する。また、処理部3は、受光素子ユニット2と概ね同じ形状に形成されている。処理部本体20の一側面20aは、受光素子ユニット本体10の一側面10aと対向方向Z1に向かい合っている。対向方向Z1とは、受光素子ユニット2と処理部3とが互いに対向する方向である。一側面20aには、第2電極21が形成されている。
第2電極21は、半田接続に用いることが可能な金属を用いて薄膜状に形成されている。このような金属として、金(Au)、およびアルミニウム(Al)を例示することができる。
第2電極21は、複数の第1電極11にそれぞれ対応して複数設けられている。すなわち、1つの第1電極11毎に1つの第2電極21が設けられている。各第1電極11と、対応する第2電極21とは、それぞれ、対向方向Z1に向かい合っており、接続体4を介して電気的に接続されている。これにより、各受光素子18からの電流は、対応する第1電極11、接続体4、および第2電極21を通り、処理部本体20内の処理回路22へ流れる。第2電極21は、第1電極11と同じ形状に形成されている。対向方向Z1における、第1電極11と第2電極21との間の距離D5は、たとえば5μm〜6μm程度である。
次に、接続体4について、説明する。接続体4は、複数設けられており、各第1電極11と対応する第2電極21とを、それぞれ、機械的かつ電気的に接続する。
各接続体4は、インジウム(In)を含む半田材料を用いて形成されており、熱応力に起因する歪に対する柔軟性を有している。各接続体4の材料として、In−Zn合金、In−Ag合金、および、実質的にInが100%の材料のいずれかを例示することができる。In合金として、In85重量%〜97.5重量%、Zn2.5重量%〜15重量%のIn−Zn合金、特に、In96重量%−Zn4重量%の合金を例示することができる。なお、各上記金属の合計は、100重量%を超えない。また、In−Ag合金として、In96%−Ag3%の合金を例示することができる。
各接続体4は、対応する第1電極11および第2電極21に、溶融接合されている。各接続体4は、対向方向Z1に延びている。対向方向Z1は、各接続体4の高さ方向でもある。上記の構成を有する複数の接続体4として、第1接続体30と、第2接続体40とが設けられている。第1接続体30および第2接続体40は、それぞれ、複数設けられている。また、第1接続体30と第2接続体40とは、互いに隣接して配置されている。
第1接続体30は、第1部分31と、第2部分32と、第1膨らみ部33と、第1断面積変化部34と、を含んでいる。また、第2接続体40は、第1部分41と、第2部分42と、第2膨らみ部43と、第2断面積変化部44と、を有している。第1接続体30と、第2接続体40との違いは、対向方向Z1に関して、第1膨らみ部33の位置と、第2膨らみ部43の位置と、が異なっている点にある。
第1接続体30と、第2接続体40とは、撮像装置1の長さ方向X1に交互に配置されている。また、第1接続体30と、第2接続体40とは、撮像装置1の幅方向Y1に交互に配置されている。なお、長さ方向X1は、受光素子ユニット2の長さ方向でもあり、処理部3の長さ方向でもある。また、幅方向Y1は、長さ方向X1および対向方向Z1の双方と直交する方向をいう。幅方向Y1は、受光素子ユニット2の幅方向でもあり、処理部3の幅方向でもある。
上記の構成により、第1接続体30と、第2接続体40とは、長さ方向X1に隣接するように配置されている。また、第1接続体30と、第2接続体40とは、幅方向Y1に隣接するように配置されている。
なお、各第1接続体30は、同様の構成を有している。また、各第2接続体40は、同様の構成を有している。したがって、以下では、1つの第1接続体30と、この第1接続体30に隣接して配置される1つの第2接続体40と、について、主に説明する。
第1接続体30は、対向方向Z1における中間部が、対向方向Z1と直交する方向に膨らんだ形状を有している。
第1接続体30の第1部分31は、受光素子ユニット2の第1電極11から、処理部3の第2電極21に向けて延びる部分として設けられている。第1部分31は、円錐台形状を有している。すなわち、第1部分31は、対向方向Z1に沿って第2電極21側に進むに従い、先細りとなる形状を有している。第1部分31は、対向方向Z1と直交する切断面での形状が、円形形状である。また、第1部分31は、対向方向Z1に沿って第2電極21側に進むにしたがい、対向方向Z1と直交する切断面における断面積が変化している。
受光素子ユニット本体10の一側面10aに対する第1部分31の外周面の角度θ1は、0度〜90度の間に設定されている。本実施の形態では、角度θ1は、60度程度に設定されている。本実施の形態では、第1部分31の基端部の直径D1は、約18μmに設定されており、ピッチP1の60%程度に設定されている。第1部分31の基端部は、第1電極11に結合されている。第1部分31の一部が、第1断面積変化部34を構成している。第1断面積変化部34は、第2接続体40の第2膨らみ部43と直交方向V1に隣接して配置される部分として設けられている。直交方向V1とは、対向方向Z1に直交する方向である。第1部分31と対向方向Z1に並ぶようにして、第2部分32が配置されている。
第2部分32は、処理部3の第2電極21から、受光素子ユニット2の第1電極11に向けて延びる部分として設けられている。第2部分32は、円錐台形状を有している。すなわち、第2部分32は、対向方向Z1に沿って第1電極11側に進むに従い、先細りとなる形状を有している。第2部分32は、対向方向Z1と直交する切断面での形状が、円形形状である。また、第2部分32は、対向方向Z1に沿って第1電極11側に進むにしたがい、対向方向Z1と直交する切断面における断面積が変化している。
処理部本体20の一側面20aに対する第2部分32の外周面の角度θ2は、0度〜90度の間に設定されている。本実施の形態では、第2部分32の外周面の角度θ2=第1部分31の外周面の角度θ1に設定されている。本実施の形態では、第2部分32の基端部の直径D2=第1部分31の基端部の直径D1に設定されている。第2部分32の基端部32aは、第2電極21に結合されている。第2電極21からの第2部分32の高さH2は、第1電極11からの第1部分31の高さH1よりも小さく設定されている(H2<H1)。第2部分32の先端部と、第1部分31の先端部との間に、第1膨らみ部33が配置されている。
第1膨らみ部33は、第1部分31と第2部分32とを繋いでいる。第1膨らみ部33は、受光素子ユニット2と処理部3とを半田接続する際に形成される部分である。より具体的には、第1膨らみ部33は、第1部分31を形成するための第1高バンプ310(図8参照)と、第2部分32を形成するための第2低バンプ320(図8参照)と、を互いに加圧および加熱溶融させる際に、形成される。第1高バンプ310、および第2低バンプ320のそれぞれの詳細な構成は、後述する。第2電極21から第1膨らみ部33までの距離は、第1電極11から第1膨らみ部33までの距離よりも小さい。
第1膨らみ部33は、たとえば、直交方向V1に膨らんだ、扁平な球状に形成されており、直交方向V1に細長い。直交方向V1における第1膨らみ部33の長さは、直交方向V1における第1部分31の基端部の長さよりも大きく、かつ、直交方向V1における第2部分32の基端部の長さよりも大きい。第1膨らみ部33は、対向方向Z1と直交する切断面での形状が、たとえば、円形状を有している。
上記の構成を有する第1接続体30に隣接する第2接続体40について、次に説明する。第2接続体40は、対向方向Z1における中間部が、対向方向Z1と直交する方向に膨らんだ形状を有している。
第2接続体40の第1部分41は、受光素子ユニット2の第1電極11から、処理部3の第2電極21に向けて延びる部分として設けられている。第1部分41は、円錐台形状を有している。すなわち、第1部分41は、対向方向Z1に沿って第2電極21側に進むに従い、先細りとなる形状を有している。第1部分41は、対向方向Z1と直交する切断面での形状が、円形形状である。また、第1部分41は、対向方向Z1に沿って第2電極21側に進むにしたがい、対向方向Z1と直交する切断面における断面積が変化している。
受光素子ユニット本体10の一側面10aに対する第1部分41の外周面の角度θ3は、0度〜90度の間に設定されている。本実施の形態では、第1部分41の外周面の角度θ3=第1部分31の外周面の角度θ1に設定されている。本実施の形態では、第1部分41の基端部の直径D3=第1部分31の基端部の直径D1に設定されている。第1部分41の基端部は、第1電極11に結合されている。第1電極11からの第1部分41の高さH3は、第1部分31の高さH1よりも小さく設定されている(H3<H1)。本実施の形態では、第1部分41の高さH3は、第2部分32の高さH2と略同じに設定されている。第1部分41と対向方向Z1に並ぶようにして、第2部分42が配置されている。
第2部分42は、処理部3の第2電極21から、受光素子ユニット2の第1電極11に向けて延びる部分として設けられている。第2部分42は、円錐台形状を有している。すなわち、第2部分42は、対向方向Z1に沿って第1電極11側に進むに従い、先細りとなる形状を有している。第2部分42は、対向方向Z1と直交する切断面での形状が、円形形状である。また、第2部分42は、対向方向Z1に沿って第1電極11側に進むにしたがい、対向方向Z1と直交する切断面における断面積が変化している。
処理部本体20の一側面20aに対する第2部分42の外周面の角度θ4は、0度〜90度の間に設定されている。本実施の形態では、第2部分42の外周面の角度θ4=第1部分41の外周面の角度θ3=第1部分31の外周面の角度θ1に設定されている。本実施の形態では、第2部分42の基端部の直径D4=第1部分31の基端部の直径D1に設定されている。第2部分42の基端部42aは、第2電極21に結合されている。第2電極21からの第2部分42の高さH4は、第1部分41の高さH3よりも大きく設定されている(H4>H3)。また、第2部分42の高さH4は、第2部分32の高さH2よりも大きく設定されており(H4>H2)、第1部分31の高さH1と略同じに設定されている。本実施の形態では、第2部分42の一部が、第2断面積変化部44を構成している。第2断面積変化部44は、第1接続体30の第1膨らみ部33と直交方向V1に隣接して配置される部分として設けられている。第2部分42の先端部と、第1部分41の先端部との間に、第2膨らみ部43が配置されている。
第2膨らみ部43は、第1部分41と第2部分42とを繋いでいる。第2膨らみ部43は、受光素子ユニット2と処理部3とを半田接続する際に形成される部分である。より具体的には、第2膨らみ部43は、第1部分41を形成するための第1低バンプ410(図8参照)と、第2部分42を形成するための第2高バンプ420(図8参照)と、を互いに加圧および加熱溶融させる際に、形成される。第1低バンプ410、および第2高バンプ420のそれぞれの詳細な構成は、後述する。第2電極21から第2膨らみ部43までの距離は、第1電極11から第2膨らみ部43までの距離よりも大きい。
第2膨らみ部43は、第1膨らみ部33と同様の形状を有しており、たとえば、直交方向V1に膨らんだ、扁平な球状に形成されており、直交方向V1に細長い。直交方向V1における第2膨らみ部43の長さは、直交方向V1における第1部分41の基端部の長さより大きく、かつ、直交方向V1にける第2部分42の基端部の長さよりも大きい。
第2膨らみ部43と、第1膨らみ部33とは、対向方向Z1における位置が異なるように配置されている。より具体的には、第2膨らみ部43の中心43aの位置と、第1膨らみ部33の中心33aの位置とが、対向方向Z1に関して互いに異なっている。本実施の形態では、第2膨らみ部43の外周部と、第1膨らみ部33の外周部とは、対向方向Z1に並んでいる。しかしながら、第2膨らみ部43の位置と、第1膨らみ部33の位置とを、対向方向Z1において異ならせている結果、第2膨らみ部43と、第1膨らみ部33とは、離隔しており、接触していない。
[撮像装置の製造方法]
撮像装置1を製造する際には、(1)受光素子ユニット2に第1半田バンプを形成する工程と、(2)処理部3に第2半田バンプを形成する工程と、(3)受光素子ユニット2の第1半田バンプと処理部3の第2半田バンプとをそれぞれ一体化する工程と、が行われる。以下、具体的に説明する。
[受光素子ユニットに第1半田バンプを形成する工程]
図4および図5は、受光素子ユニット2に第1半田バンプを形成する工程を説明するための模式図である。図4(a)〜図4(d)は、第1半田バンプを形成する工程を順番に示している。また、図5(a)〜図5(d)は、図4(d)に示す工程以降の工程を順番に示している。
図4(a)に示すように、受光素子ユニット2に第1半田バンプを形成する工程では、まず、受光素子ユニット2を準備する。
次に、図4(b)に示すように、受光素子ユニット2の一側面10aにレジスト層51を形成する。レジスト層51は、たとえば、未硬化のレジスト組成物をロールコータなどにより一側面10aに塗布し、硬化させることで形成されている。レジスト組成物は、各第1電極11を覆うように塗布される。
次に、図4(c)に示すように、レジスト層51に、複数の開口51aを形成する。たとえば、レジスト層51のうち、開口51aを形成する箇所に、光や電子線を部分的に照射し、その後、現像によって当該箇所を除去することで、開口51aが形成される。開口51aは、第1電極11と対向する位置のそれぞれに形成されている。各開口51aによって、円錐台形状の空間が形成されている。
開口51aが形成された後、図4(d)に示すように、各開口51a内のそれぞれに、半田材料を蒸着などにより形成する。これにより、各第1電極11の表面に第1低バンプ410が形成される。各第1低バンプ410は、円錐台形状を有している。
次に、図5(a)に示すように、レジスト層52をさらに形成する。レジスト層52は、レジスト層51の材料と同様の材料を、ロールコータなどによりレジスト層51の一側面に塗布し、硬化させることで形成されている。
次に、図5(b)に示すように、レジスト層52に、複数の開口52aを形成する。たとえば、レジスト層52のうち、開口52aを形成する箇所に、光や電子線を部分的に照射し、その後、現像によって当該箇所を除去することで、開口52aが形成される。開口52aは、隣り合う2つの第1低バンプ410のうちの一方に隣接して配置されている。これにより、開口52aに開放された第1低バンプ410と、レジスト層52によって覆われている第1低バンプ410とは、受光素子ユニット2の長さ方向X1に交互に配置され、かつ、受光素子ユニット2の幅方向Y1に交互に配置されている。各開口52aによって、円錐台形状の空間が形成されている。
次に、図5(c)に示すように、各開口52a内のそれぞれに、半田材料を蒸着などにより形成する。これにより、開口52aに連続する第1低バンプ410は、半田材料がさらに盛られ、第1高バンプ310となる。このようにして、一部の第1電極11の表面に、第1高バンプ310が形成される。各第1高バンプ310は、円錐台形状を有している。
その後、図5(d)に示すように、レジスト層51,52が除去される。これにより、受光素子ユニット2に第1低バンプ410および第1高バンプ310を形成する工程が、完了する。このような工程を経ることにより、隣接して配置される2つの第1電極11,11の一方に、第1電極11からの高さが所定の値に設定された第1低バンプ410が形成される。また、上記2つの第1電極11,11の他方に、第1低バンプ410の高さよりも大きい高さを有する第1高バンプ310が形成される。このようにして、受光素子ユニット2に、複数の第1高バンプ310と、複数の第1低バンプ410とを含む、複数の第1半田バンプ100が形成される。
[処理部に第2半田バンプを形成する工程]
図6および図7は、処理部3に第2半田バンプを形成する工程を説明するための模式図である。図6(a)〜図6(d)は、第2半田バンプを形成する工程を順番に示している。また、図7(a)〜図7(d)は、図6(d)に示す工程以降の工程を順番に示している。
図6(a)に示すように、処理部3に半田バンプを形成する工程では、まず、処理部3を準備する。
次に、図6(b)に示すように、処理部3の一側面20aにレジスト層53を形成する。レジスト層53は、たとえば、未硬化のレジスト組成物をロールコータなどにより一側面20aに塗布し、硬化させることで形成されている。レジスト組成物は、各第2電極21を覆うように塗布される。
次に、図6(c)に示すように、レジスト層53に、複数の開口53aを形成する。たとえば、レジスト層53のうち、開口53aを形成する箇所に、光や電子線を部分的に照射し、その後、現像によって当該箇所を除去することで、開口53aが形成される。開口53aは、第2電極21と対向する位置のそれぞれに形成されている。各開口53aによって、円錐台形状の空間が形成されている。
開口53aが形成された後、図6(d)に示すように、各開口53a内のそれぞれに、半田材料を蒸着などにより形成する。これにより、各第2電極21の表面に第2低バンプ320が形成される。各第2低バンプ320は、円錐台形状を有している。
次に、図7(a)に示すように、レジスト層54をさらに形成する。レジスト層54は、レジスト層54の材料と同様の材料を、ロールコータなどによりレジスト層53の一側面に塗布し、硬化させることで形成されている。
次に、図7(b)に示すように、レジスト層54に、複数の開口54aを形成する。たとえば、レジスト層54のうち、開口54aを形成する箇所に、光や電子線を部分的に照射し、その後、現像によって当該箇所を除去することで、開口54aが形成される。開口54aは、隣り合う2つの第2低バンプ320のうちの一方に隣接して配置されている。これにより、開口54aに開放された第2低バンプ320と、レジスト層54によって覆われている第2低バンプ320とは、処理部3の長さ方向X1に交互に配置され、かつ、処理部3の幅方向Y1に交互に配置されている。各開口54aによって、円錐台形状の空間が形成されている。
次に、図7(c)に示すように、各開口54a内のそれぞれに、半田材料を蒸着などにより形成する。これにより、開口54aに連続する第2低バンプ320は、半田材料がさらに盛られ、第2高バンプ420となる。このようにして、一部の第2電極21の表面に、第2高バンプ420が形成される。各第2高バンプ420は、円錐台形状を有している。
その後、図7(d)に示すように、レジスト層53,54が除去される。これにより、処理部3に第2低バンプ320および第2高バンプ420を形成する工程が、完了する。このような工程を経ることにより、隣接して配置される2つの第2電極21,21の一方に、第2電極21からの高さが所定の値に設定された第2低バンプ320が形成される。また、上記2つの第2電極21,21の他方に、第2低バンプ320の高さよりも大きい高さを有する第2高バンプ420が形成される。このようにして、処理部3に、複数の第2高バンプ420と、複数の第2低バンプ320とを含む、複数の第2半田バンプ200が形成される。
[第1半田バンプの構成、および第2半田バンプの構成]
図8は、第1半田バンプ100が形成された受光素子ユニット2と、第2半田バンプ200が形成された処理部3の側面図である。図8では、受光素子ユニット2と、処理部3とが、対向方向Z1に離隔して向かい合った状態が示されている。
図2および図8に示すように、第1高バンプ310は、第1接続体30の第1部分31を形成するための部材として設けられている。したがって、第1高バンプ310については、主に、第1部分31と異なる点について説明し、第1部分31と同様の構成についての詳細な説明は、省略する。
第1高バンプ310は、円錐台形状に形成されている。第1高バンプ310の先端面は、受光素子ユニット本体10の一側面10aと平行な平坦面である。第1電極11からの第1高バンプ310の高さは、所定の高さH11に設定されている。この高さH11は、たとえば、5μm〜15μm程度に設定され、好ましくは、約8μm程度に設定される。第1高バンプ310の基端部の直径D111は、約18μmに設定されている。また、第1高バンプ310の先端面の直径D112は、約10μmに設定されている。このような寸法に形成されていることにより、第1高バンプ310は、比較的先鋭な形状を有している。上記の構成を有する第1高バンプ310は、第2低バンプ320と一体化されることにより、第1接続体30の一部を構成する。
第2低バンプ320は、第1接続体30の第2部分32を形成するための部材として設けられている。したがって、第2低バンプ320については、主に、第2部分32と異なる点について説明し、第2部分32と同様の構成についての詳細な説明は、省略する。
第2低バンプ320は、円錐台形状に形成されている。第2低バンプ320の先端面は、処理部本体20の一側面20aと平行な平坦面である。第2電極21からの第2低バンプ320の高さは、所定の高さH12に設定されている。この高さH12は、たとえば、3μm程度に設定されている。第2低バンプ320の高さH12よりも、第1高バンプ310の高さH11が大きくなるように設定されている。好ましくは、第1高バンプ310の高さH11は、第2低バンプ320の高さH12の2倍以上に設定される。また、第1高バンプ310の高さH11と第2低バンプ320の高さH12の合計の値は、撮像装置1における第1電極11と第2電極21との間の距離D5よりも大きい(H11+H12>D5)。すなわち、第1接続体30は、第1高バンプ310の先端部と、第2低バンプ320の先端部とが潰れるようにして一体化することで、形成される。本実施の形態では、第2低バンプ320の基端部の直径D121=第1高バンプ310の基端部の直径D111に設定されている。また、第2低バンプ320の先端面の直径D122は、15μm程度に設定されている。この直径D122は、第1高バンプ310の先端面の直径D112の1.5倍以上に設定されていることが好ましい。このような寸法に形成されていることにより、第2低バンプ320は、比較的扁平な形状を有している。上記の構成を有する第1高バンプ310および第2低バンプ320に隣接するようにして、第1低バンプ410および第2高バンプ420が配置されている。
第1低バンプ410は、第2接続体40の第1部分41を形成するための部材として設けられている。したがって、第1低バンプ410については、主に、第1部分41と異なる点について説明し、第1部分41と同様の構成についての詳細な説明は、省略する。
第1低バンプ410は、円錐台形状に形成されている。第1低バンプ410の先端面は、受光素子ユニット本体10の一側面10aと平行な平坦面である。第1電極11からの第1低バンプ410の高さは、所定の高さH13に設定されている。本実施の形態では、第1低バンプ410の高さH13=第2低バンプ320の高さH12に設定される。本実施の形態では、第1低バンプ410の基端部の直径D131=第1高バンプ310の基端部の直径D111に設定されている。また、本実施の形態では、第1低バンプ410の先端面の直径D132=第2低バンプ320の先端面の直径D122に設定されている。この第1低バンプ410の先端面の直径D132は、第2高バンプ420の先端面の直径D142の1.5倍以上に設定されていることが好ましい。このような寸法に形成されていることにより、第1低バンプ410は、比較的扁平な形状を有している。上記の構成を有する第1低バンプ410は、第2高バンプ420と一体化されることにより、第2接続体40の一部を構成する。
第2高バンプ420は、第2接続体40の第2部分42を形成するための部材として設けられている。したがって、第2高バンプ420については、主に、第2部分42と異なる点について説明し、第2部分42と同様の構成についての詳細な説明は、省略する。
第2高バンプ420は、円錐台形状に形成されている。第2高バンプ420の先端面は、処理部本体20の一側面20aと平行な平坦面である。本実施の形態では、第2電極21からの第2高バンプ420の高さH14=第1高バンプ310の高さH11に設定されている。第2高バンプ420の高さH14よりも、第1低バンプ410の高さH13が大きくなるように設定されている。好ましくは、第2高バンプ420の高さH14は、第1低バンプ410の高さH13の2倍以上に設定される。また、第1低バンプ410の高さH13と第2高バンプ420の高さH14の合計の値は、撮像装置1における第1電極11と第2電極21との間の距離D5よりも大きい(H13+H14>D5)。すなわち、第2接続体40は、第1低バンプ410の先端部と、第2高バンプ420の先端部とが潰れるようにして一体化することで、形成される。本実施の形態では、第2高バンプ420の基端部の直径D141=第1低バンプ410の基端部の直径D131に設定されている。また、第2高バンプ420の先端面の直径D142=第1高バンプの先端面の直径D112に設定されている。このような寸法に形成されていることにより、第2高バンプ420は、比較的先鋭な形状を有している。
[受光素子ユニットの半田バンプと処理部の半田バンプとを一体化する工程]
次に、受光素子ユニット2の第1半田バンプ100と、処理部3の第2半田バンプ200とを一体化する工程について説明する。受光素子ユニット2の第1半田バンプ100と、処理部3の第2半田バンプ200とを一体化する際には、図9に示すように、受光素子ユニット2を、チップボンダ57のツール58で保持する。これとともに、処理部3を、チップボンダ57のステージ59で保持する。チップボンダ57は、ツール58およびステージ59間の相対位置を変更可能な駆動機構を含んでいる。また、チップボンダ57は、カメラ60と、制御部61とを有している。
そして、チップボンダ57によって、受光素子ユニット2の一側面10aと処理部3の一側面20aとを対向方向Z1に沿って互いに向かい合わせる。この際、受光素子ユニット2と処理部3とは、対向方向Z1に所定距離、離隔して配置される。また、この際、受光素子ユニット2および処理部3が、カメラ60によって撮影される。
カメラ60が生成したデータは、制御部61へ出力される。この制御部61は、受光素子ユニット2の第1電極11と、処理部3の第2電極21との相対位置を認識する。そして、制御部61は、各第1電極11と、対応する第2電極21の位置とが対向方向Z1に真っ直ぐ向かい合うように、ツール58およびステージ59の相対位置を調整する。
また、チップボンダ57は、図示しないヒータなどを用いて、第1高バンプ310、第1低バンプ410、第2高バンプ420、および第2低バンプ320を加熱溶融させる。この場合、各バンプ310,410,320,420は、融点約156度を超える温度まで加熱される。本実施の形態において、各バンプ310,410,320,420は、約250度まで加熱される。
次いで、ツール58およびステージ59間の距離が近づけられる。これにより、図10(a)に示すように、第1高バンプ310および第2低バンプ320が、互いに、接触し、加圧される。これと同時に、第1低バンプ410および第2高バンプ420が、互いに、接触し、加圧される。
これにより、第1高バンプ310の先端部および第2低バンプ320の先端部は、潰れるようにして互いに溶融する。その結果、第1高バンプ310の先端部および第2低バンプ320の先端部が膨らむように一体化し、図10(b)に示すように、第1膨らみ部33が形成される。また、第1高バンプ310の一部が第1部分31となり、第2低バンプ320の一部が第2部分32となる。すなわち、第1接続体30が形成される。
また、第1低バンプ410の先端部および第2高バンプ420の先端部は、潰れるようにして互いに溶融する。これにより、第1低バンプ410の先端部および第2高バンプ420の先端部が膨らむように一体化し、図10(b)に示すように、第2膨らみ部43が形成される。また、第1低バンプ410の一部が第1部分41となり、第2高バンプ420の一部が第2部分42となる。この際、第1接続体30を形成するための第1高バンプ310および第2低バンプ320が接触する位置と、第2接続体40を形成するための第1低バンプ410および第2高バンプ420が接触する位置とは、対向方向Z1に関して異なっている。
その後、チップボンダ57による加熱が停止される。これにより、第1接続体30および第2接続体40などが、セ氏20度程度の常温まで冷却され、撮像装置1が完成する。その後、撮像装置1は、前述したように、零下数十度の雰囲気下で使用される。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る撮像装置1では、受光素子ユニット2と処理部3とを半田接続する際に生じる部分としての、第1膨らみ部33と、第2膨らみ部43とを、対向方向Z1の位置が異なるように配置している。これにより、受光素子ユニット2と処理部3とをフリップチップ実装する際に、第1膨らみ部33と、第2膨らみ部43との接触を抑制できる。よって、第1接続体30と第2接続体40との接触によるショートを抑制できる。なお、第1膨らみ部33および第2膨らみ部43が形成されるのは、以下のようにして撮像装置1が製造されるからである。すなわち、撮像装置1を製造する際には、各第1電極11に第1半田バンプ100が形成された受光素子ユニット2と、各第2電極21に第2半田バンプ200が形成された処理部3と、を用意する。複数の第1半田バンプ100は、高さの異なる2つのバンプとしての第1高バンプ310および第1低バンプ410を含む。複数の第2半田バンプ200は、高さの異なる2つのバンプとしての第2高バンプ420および第2低バンプ320を含む。そして、第1高バンプ310と第2低バンプ320とを加圧した状態で溶融させて一体化することで、第1膨らみ部33を有する第1接続体30が形成される。また、第1低バンプ410と第2高バンプ420とを加圧した状態で溶融させて一体化することで、第2膨らみ部43を有する第2接続体40が形成される。以上のようにして、撮像装置1が製造される。また、対向方向Z1に関して、第1膨らみ部33の位置と、第2膨らみ部43の位置と、を異ならせるという簡易な構成によって、第1接続体30と第2接続体40との接触を抑制できる。このため、第1接続体30と第2接続体40との接触を抑制するためのスペーサを用意する必要がない。したがって、スペーサを各電極11,21に対して正確に位置決めする必要はなく、また、スペーサが不要であり、撮像装置1の製造にかかる手間およびコストを少なくできる。したがって、ショートの発生を抑制でき、さらには製造が容易でかつコスト安価な、撮像装置1を実現できる。
また、本発明の実施の形態に係る撮像装置1では、第1接続体30は、第2膨らみ部43と直交方向V1に隣接して配置される第1断面積変化部34を有する。第2接続体40は、第1膨らみ部33と直交方向V1に隣接して配置される第2断面積変化部44を有する。第1断面積変化部34および第2断面積変化部44は、それぞれ、対向方向Z1に沿って進むに従い、対向方向Z1と直交する切断面における断面積が変化する形状を有している。このように構成することで、第1断面積変化部34は、対向方向Z1に沿って進むに従い先細りとなる形状を有している。すなわち、対向方向Z1の一方に進むにしたがい、第1断面積変化部34の占めるスペースは、小さくなり、第2膨らみ部43を配置可能なスペースが、より広くなる。よって、第2膨らみ部43が第1接続体30に接触することを、より確実に抑制できる。また、上記したのと同様に、第2断面積変化部44は、対向方向Z1に沿って進むに従い先細りとなる形状を有している。すなわち、対向方向Z1に進むにしたがい、第2断面積変化部44の占めるスペースは、小さくなり、第1膨らみ部33を配置可能なスペースが、より広くなる。よって、第1膨らみ部33が第2接続体40に接触することを、より確実に抑制できる。
また、本発明の実施の形態に係る撮像装置1では、第1断面積変化部34は、受光素子ユニット2から遠ざかるにしたがい先細りとなる形状を有し、第2断面積変化部44は、処理部3から遠ざかるにしたがい先細りとなる形状を有している。このように構成することで、受光素子ユニット2と処理部3との間の空間のうち、受光素子ユニット2および処理部3の双方から離隔した部分で、各断面積変化部34,44の占めるスペースが小さくなる。よって、受光素子ユニット2および処理部3の双方から離隔した位置で、第1膨らみ部33および第2膨らみ部43を配置するスペースを広く確保できる。その結果、第1膨らみ部33および第2膨らみ部43の双方について、受光素子ユニット2に接触することを抑制でき、かつ、処理部3に接触することを抑制できる。これにより、第1接続体30におけるショート、および第2接続体40におけるショートを、より確実に抑制できる。
また、本発明の実施の形態に係る撮像装置1では、第1接続体30において、第1部分31の高さH1は、第2部分32の高さH2よりも大きく設定されている。また、第2接続体40において、第2部分42の高さH4は、第1部分41の高さH3よりも大きく設定されている。このように構成することで、第1膨らみ部33と第2膨らみ部43とを、対向方向Z1の位置が異なるように配置する構成を、容易に実現できる。
本発明の実施の形態に係る撮像装置1では、第1接続体30および第2接続体40は、受光素子ユニット本体10の幅方向Y1に交互に配置され、かつ、幅方向Y1と直交する長さ方向X1に交互に配置されている。このように構成することで、撮像装置1のいずれの電極11,21においても、ショートが生じることを抑制できる。また、接続体として、第1接続体30および第2接続体40という、2種類の接続体を用いる構成であるので、接続体の種類が少なくて済む。よって、接続体4の形成にかかる手間が少なくて済む。すなわち、撮像装置1の製造にかかる手間が少なくて済む。
本発明の実施の形態に係る撮像装置1では、半田は、インジウムを含む。このように構成することで、接続体4は、優れた柔軟性を有することとなる。よって、接続体4は、熱に起因する大きな歪みに耐えることができる。これにより、接続体4が、第1電極11および第2電極21のそれぞれから剥がれることを確実に抑制できる。このため、作成される画像データに関して、画素抜けなどの画像不良が生じることを抑制できる。しかも、前述したように、第1接続体30と第2接続体40との接触が、確実に抑制されている。よって、柔らかいインジウムを用いた場合でも、受光素子ユニット2と処理部3とを接続する際に、第1接続体30と第2接続体40とが接触することを、確実に抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る撮像装置1では、受光素子ユニット2は、III−V族半導体を用いて形成されている。このように構成することで、比較的柔らかい素材を用いて形成された受光素子ユニット2には、柔軟性に優れた接続体30,40が接続される。これにより、受光素子ユニット2と接続体30,40との間に大きな荷重が作用することを抑制できる。その結果、受光素子ユニット2の故障の抑制を通じて、耐久性に優れた撮像装置1を実現することができる。
本発明の実施の形態に係る撮像装置1においては、受光素子ユニット2と処理部3とを半田接続する工程において、第1高バンプ310の先端部と、第2低バンプ320の先端部とは、膨らむように一体化する。その結果、第1膨らみ部33が形成される。また、第1低バンプ410の先端部と、第2高バンプ420の先端部とは、膨らむように一体化する。その結果、第2膨らみ部43が形成される。そして、第1高バンプ310および第2低バンプ320の互いの接触位置と、第1低バンプ410および第2高バンプ420の互いの接触位置とは、対向方向Z1に関して異なるように設定されている。これにより、第1膨らみ部33と、第2膨らみ部43とを、対向方向Z1の位置が異なるように配置できる。よって、第1膨らみ部33と、第2膨らみ部43との接触を抑制できるので、ショートを抑制できる。しかも、対向方向Z1に関して、第1高バンプ310と第2低バンプ320との接触位置と、第1低バンプ410と第2高バンプ420との接触位置と、を異ならせるという簡易な構成である。このため、第1接続体30と第2接続体40との接触を抑制するためのスペーサを用意する必要がない。したがって、スペーサを電極に対して正確に位置決めする必要はなく、また、スペーサが不要であり、撮像装置1の製造にかかる手間およびコストを少なくできる。したがって、ショートの発生を抑制でき、さらには製造が容易でかつコスト安価な、撮像装置1の製造方法を実現できる。
本発明の実施の形態に係る撮像装置1においては、第1半田バンプ100を形成する工程では、2つの第1電極11,11の双方に第1低バンプ410を形成した後に、2つの第1電極11の一方にさらに半田を盛ることにより第1高バンプ310を形成する。また、第2半田バンプ200を形成する工程では、2つの第2電極21,21の双方に第2低バンプ320を形成した後に、2つの第2電極21の一方にさらに半田を盛ることにより第2高バンプ420を形成する。このように、受光素子ユニット2に第1半田バンプ100を形成する工程では、第1低バンプ410を形成することで、第1高バンプ310の一部も併せて形成することができる。また、処理部3に第2半田バンプ200を形成する工程では、第2低バンプ320を形成することで、第2高バンプ420の一部も併せて形成することができる。
本発明の実施の形態に係る撮像装置1においては、第1半田バンプ100を形成する工程、および第2半田バンプ200を形成する工程では、第1高バンプ310、第1低バンプ410、第2高バンプ420、および第2低バンプ320は、それぞれ、高さ方向と平行な高さ方向に沿って進むに従い、高さ方向と直交する切断面での断面積が変化する形状に形成される。このように構成することで、第1高バンプ310、第1低バンプ410、第2高バンプ420、および第2低バンプ320は、それぞれ、対向方向Z1に沿って進むにしたがい、占有するスペースが小さくなる。その結果、膨らみ部33,43を配置可能なスペースが、より広くなる。よって、膨らみ部33,43が、隣接する接続体30,40に接触することを、より確実に抑制できる。
本発明の実施の形態に係る撮像装置1においては、第1半田バンプ100を形成する工程、および第2半田バンプ200を形成する工程では、第1高バンプ310、第1低バンプ410、第2高バンプ420、および第2低バンプ320は、それぞれ、先細りとなる形状を有するように形成される。このように構成することで、受光素子ユニット2と処理部3との間の空間のうち、受光素子ユニット2および処理部3の双方から離隔した位置で、第1高バンプ310、第1低バンプ410、第2高バンプ420、および第2低バンプ320が占有するスペースを小さくできる。よって、受光素子ユニット2および処理部3の双方から離隔した位置で、膨らみ部33,43を配置するスペースを広く確保できる。その結果、膨らみ部33,43が、受光素子ユニット2に接触することを抑制でき、かつ処理部3に接触することを抑制できる。これにより、接続体30,40におけるショートを、より確実に抑制できる。
本発明の実施の形態に係る撮像装置1においては、第1半田バンプ100を形成する工程、および第2半田バンプ200を形成する工程では、第1高バンプ310、第1低バンプ410、第2高バンプ420、および第2低バンプ320は、それぞれ、高さ方向と直交する切断面の形状が円形形状となるように形成される。また、第2低バンプ320の先端面の直径D122は、第1高バンプ310の先端面の直径D112の1.5倍以上に設定される。また、第1低バンプ410の先端面の直径D132は、第2高バンプ420の先端面の直径D142の1.5倍以上に設定される。
仮に、第2低バンプ、および第1高バンプの双方が、先端径の小さい先鋭な形状である場合、第2低バンプの先端面は、第1高バンプの先端面を安定して支持することができない。このため、第2低バンプの先端面と、第1高バンプの先端面とを接触させた状態では、第2低バンプに対して第1高バンプが滑り易く、第2低バンプに対する第1高バンプの位置が、ずれ易い。その結果、ショートが生じるおそれがある。これに対し、本発明の実施の形態に係る撮像装置1においては、第2低バンプ320の先端面の直径D122を、第1高バンプ310の先端面の直径D112の1.5倍以上とすることにより、上記のようなショートを、より確実に抑制できる。具体的には、第2低バンプ320の先端面が、十分に大きな平坦な形状に形成される。よって、第2低バンプ320の先端面は、第1高バンプ310の先端面を安定して支持することができる。このため、第2低バンプ320の先端面と、第1高バンプ310の先端面とを接触させた状態では、第2低バンプ320に対して第1高バンプ310が滑り難く、第2低バンプ320に対する第1高バンプ310の位置が、ずれることを抑制できる。その結果、第1高バンプ310および第2低バンプ320の一体化によって形成される第1接続体30と、第1低バンプ410および第2高バンプ420によって形成される第2接続体40と、の接触の抑制を通じて、ショートの発生を抑制できる。また、第1低バンプ410の先端面の直径D132を、第2高バンプ420の先端面の直径D142の1.5倍以上としている。これにより、上記したのと同様の理由で、第1接続体30と第2接続体40との間でショートが生じることを、より確実に抑制できる。
本発明の実施の形態に係る撮像装置1に関して、第1高バンプ310の高さH11は、第2低バンプ320の高さH12の2倍以上に設定される。また、第2高バンプ420の高さH14は、第1低バンプ410の高さH13の2倍以上に設定される。このように構成することで、第1高バンプ310と第2低バンプ320との接触位置と、第1低バンプ410と第2高バンプ420との接触位置とを、対向方向Z1において、十分に離隔できる。よって、第1高バンプ310と第2低バンプ320との溶融により形成される第1膨らみ部33と、第2高バンプ420と第1低バンプ410との溶融により形成される第2膨らみ部43と、の接触を、より確実に抑制できる。
[変形例]
本発明の実施の形態に係る撮像装置1では、第1接続体30の第1部分31は、円錐台形状である構成を説明したが、これに限定するものではない。第1接続体30の第1部分31は、多角錐形状に形成されていてもよい。また、第1接続体30の第1部分31は、高さ方向に沿って当該第1部分31の先端に向かうに従い、先太りとなる形状に形成されていてもよい。また、第1接続体30の第1部分31は、円柱状または多角柱状に形成されていてもよい。この場合、第1接続体30の第1部分31は、対向方向と直交する切断面の形状が一様である。また、第1接続体30の第1部分31のうち、基端側の一部が円柱状または多角柱状に形成され、先端側の一部が錐台形状に形成されていてもよい。第1接続体30の第2部分32、第2接続体40の第1部分41、および第2接続体40の第2部分42の形状についても、同様である。また、第1高バンプ310、第1低バンプ410、第2高バンプ420、および第2低バンプ320の形状も、同様である。
また、本発明の実施の形態に係る撮像装置1では、接続体4として、第1接続体30と、第2接続体40という、2種類の接続体を形成する構成を説明したが、これに限定するものではない。たとえば、接続体4として、3種類以上の接続体を形成してもよい。この場合、対向方向Z1に関して、接続体4の膨らみ部の位置は、接続体4の種類毎に異なるように設定される。また、受光素子ユニット2の半田バンプ310,410、および処理部3の半田バンプ320,420は、各上記接続体4の形状に対応する形状に形成される。
また、本発明の実施の形態に係る撮像装置1では、第1膨らみ部33は、第1部分31と第2部分32との間に配置され、第2膨らみ部43は、第1部分41と第2部分42との間に配置される構成を説明したが、これに限定するものではない。たとえば、第1接続体30において、第1膨らみ部33が、第1部分31または第2部分32と重なるように配置されていてもよい。また、第2接続体40において、第2膨らみ部43が、第1部分41または第2部分42と重なるように配置されていてもよい。
また、本発明の実施の形態に係る撮像装置1では、第1接続体30の第1部分31の基端部における、対向方向Z1と直交する切断面の断面積は、第1接続体30の第2部分32の基端部における、対向方向Z1と直交する切断面の断面積と同じに設定されている。また、第2接続体40の第1部分41の基端部における、対向方向Z1と直交する切断面の断面積は、第2接続体40の第2部分42の基端部における、対向方向Z1と直交する切断面の断面積と同じに設定されている。しかしながら、これに限定するものではない。
たとえば、図11(a)に示すように、第1接続体30Aの第1部分31Aの基端部における、対向方向Z1と直交する切断面の断面積は、第1接続体30Aの第2部分32の基端部における、対向方向Z1と直交する切断面の断面積よりも小さく設定されていてもよい。また、第2接続体40Aの第2部分42Aの基端部における、対向方向Z1と直交する切断面の断面積は、第2接続体40Aの第1部分41の基端部における、対向方向Z1と直交する切断面の断面積よりも小さく設定されていてもよい。なお、変形例に関しては、上記実施の形態と異なる点について説明し、同様の構成には図に同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
受光素子ユニット2の一側面10aに対する第1部分31Aの外周面の角度θ1Aは、処理部本体20の一側面20aに対する第2部分32の外周面の角度θ2より大きく設定される。また、処理部本体20の一側面20aに対する第2部分42Aの外周面の角度θ4Aは、受光素子ユニット本体10の一側面10aに対する第1部分41の外周面の角度θ3より大きく設定される。
この場合、図11(b)に示すように、第1高バンプ310Aの基端部における、対向方向Z1と直交する切断面の断面積は、第2低バンプ320の基端部における、対向方向Z1と直交する切断面の断面積よりも小さく設定される。また、第2高バンプ420Aの基端部における、対向方向Z1と直交する切断面の断面積は、第1低バンプ410の基端部における、対向方向Z1と直交する切断面の断面積よりも小さく設定される。
本発明の変形例に係る撮像装置1では、第1接続体30Aのうち、第1高バンプ310Aによって形成される第1部分31Aを細い形状に形成することができる。これにより、第1接続体30Aの第1部分31Aが、隣接する第2接続体40Aの第2膨らみ部43に接触することを、より確実に抑制することができる。また、上記したのと同様に、第2接続体40Aのうち、第2高バンプ420Aによって形成される第2部分42Aを細い形状に形成することができる。これにより、第2接続体40Aの第2部分42Aが、隣接する第1接続体30Aの第1膨らみ部33に接触することを、より確実に抑制することができる。
また、本発明の実施の形態に係る撮像装置1では、処理部3は、受光素子ユニット2からの電流を電圧に変換し、当該電圧を、ケース6の外部のA/Dコンバータを介してCPUへ出力する構成を説明したけれども、これに限定するものではない。たとえば、処理部3は、A/DコンバータおよびCPUを含んでいてもよい。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 撮像装置
2 受光素子ユニット
3 処理部
4 接続体
11 第1電極
18 受光素子
21 第2電極
30,30A 第1接続体
31,31A,41 第1部分
32,42,42A 第2部分
33 第1膨らみ部
34 第1断面積変化部
40,40A 第2接続体
43 第2膨らみ部
44 第2断面積変化部
100 第1半田バンプ
200 第2半田バンプ
310,310A 第1高バンプ
320 第2低バンプ
410 第1低バンプ
420,420A 第2高バンプ
D112 第1高バンプの先端面の直径
D122 第2低バンプの先端面の直径
D132 第1低バンプの先端面の直径
D142 第2高バンプの先端面の直径
H1〜H4 高さ
H11〜H14 高さ
V1 直交方向
X1 長さ方向
Y1 幅方向
Z1 対向方向

Claims (16)

  1. 受けた光に基づく電流を出力する複数の受光素子と、複数の前記受光素子にそれぞれ対応して設けられた複数の第1電極と、を含む受光素子ユニットと、
    複数の前記第1電極とは所定の対向方向に向かい合う複数の第2電極を有し、前記電流を処理する処理部と、
    半田を用いて形成され、前記第1電極および前記第2電極をそれぞれ接続する複数の接続体と、
    を備える撮像装置であって、
    各前記接続体は、前記第1電極から前記第2電極に向けて延びる第1部分と、前記第2電極から前記第1電極に向けて延びる第2部分と、前記第1部分および前記第2部分を繋ぎ前記対向方向と直交する直交方向に膨らむ膨らみ部と、を含み、
    複数の前記接続体として、互いに隣接する第1接続体および第2接続体が設けられ、
    前記第1接続体の前記膨らみ部としての第1膨らみ部と、前記第2接続体の前記膨らみ部としての第2膨らみ部とは、前記対向方向における位置が異なるように配置されている、撮像装置。
  2. 前記第1接続体は、前記第2膨らみ部と前記直交方向に隣接して配置される第1断面積変化部を有し、
    前記第2接続体は、前記第1膨らみ部と前記直交方向に隣接して配置される第2断面積変化部を有し、
    前記第1断面積変化部および前記第2断面積変化部は、それぞれ、前記対向方向に沿って進むに従い、前記対向方向と直交する切断面における断面積が変化する形状を有している、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1断面積変化部は、前記受光素子ユニットから遠ざかるにしたがい先細りとなる形状を有し、
    前記第2断面積変化部は、前記処理部から遠ざかるにしたがい先細りとなる形状を有している、請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1接続体において、前記第1電極からの前記第1部分の高さは、前記第2電極からの前記第2部分の高さよりも大きく設定されており、
    前記第2接続体において、前記第2電極からの前記第2部分の高さは、前記第1電極からの前記第1部分の高さよりも大きく設定されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記第1接続体の前記第1部分の基端部における、前記対向方向と直交する切断面の断面積は、前記第1接続体の前記第2部分の基端部における、前記対向方向と直交する切断面の断面積よりも小さく設定されており、
    前記第2接続体の前記第2部分の基端部における、前記対向方向と直交する切断面の断面積は、前記第2接続体の前記第1部分の基端部における、前記対向方向と直交する切断面の断面積よりも小さく設定されている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記第1接続体および前記第2接続体は、前記受光素子ユニットの幅方向に交互に配置され、かつ、前記幅方向と直交する長さ方向に交互に配置されている、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記半田は、インジウムを含む、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記受光素子ユニットは、III−V族半導体を用いて形成されている、請求項7に記載の撮像装置。
  9. 受けた光に基づく電流を出力する複数の受光素子と、複数の前記受光素子にそれぞれ対応して設けられた複数の第1電極と、を含む受光素子ユニットと、
    複数の前記第1電極とは所定の対向方向に向かい合う複数の第2電極を有し、前記電流を処理する処理部と、
    半田を用いて形成され、前記第1電極および前記第2電極をそれぞれ接続する複数の接続体と、
    を備える撮像装置であって、
    各前記接続体は、前記第1電極から前記第2電極に向けて延びる第1部分と、前記第2電極から前記第1電極に向けて延びる第2部分と、前記第1部分および前記第2部分を繋ぎ前記対向方向と直交する直交方向に膨らむ膨らみ部と、を含み、
    前記膨らみ部は、前記第1部分を形成するための第1半田バンプと、前記第2部分を形成するための第2半田バンプとを加熱溶融により一体化させる際に、各前記半田バンプの先端部同士を潰すことで形成されており、
    複数の前記接続体として、互いに隣接する第1接続体および第2接続体が設けられ、
    前記第1接続体を形成するための前記第1半田バンプおよび前記第2半田バンプが接触する位置と、前記第2接続体を形成するための前記第1半田バンプおよび前記第2半田バンプが接触する位置とは、前記対向方向に関して異なっており、
    前記第1接続体の前記膨らみ部としての第1膨らみ部と、前記第2接続体の前記膨らみ部としての第2膨らみ部とは、前記対向方向における位置が異なるように配置されている、撮像装置。
  10. 受光素子ユニットと処理部とを備える撮像装置の製造方法であって、
    受けた光に基づく電流を出力する複数の受光素子と、複数の前記受光素子にそれぞれ対応して設けられた複数の第1電極と、を含む受光素子ユニットに、複数の第1半田バンプを形成する工程と、
    複数の第2電極を有し、前記電流を処理する処理部に、複数の第2半田バンプを形成する工程と、
    複数の前記第1半田バンプと、複数の前記第2半田バンプとを接続する工程と、
    を含み、
    前記第1半田バンプを形成する工程では、隣接して配置される2つの前記第1電極の一方に、前記第1電極からの高さが所定の値に設定された第1低バンプを形成し、2つの前記第1電極の他方に、前記第1低バンプの高さよりも大きい高さを有する第1高バンプを形成し、
    前記第2半田バンプを形成する工程では、隣接して配置される2つの前記第2電極の一方に、前記第2電極からの高さが所定の値に設定された第2低バンプを形成し、2つの前記第2電極の他方に、前記第2低バンプの高さよりも大きい高さを有する第2高バンプを形成し、
    前記接続する工程では、前記受光素子ユニットと前記処理部とを向かい合わせた状態で、前記第1高バンプと前記第2低バンプとを加熱させつつ互いに接続することで第1接続体を形成し、前記第1低バンプと前記第2高バンプとを加熱させつつ互いに接続することで第2接続体を形成する、
    撮像装置の製造方法。
  11. 前記第1半田バンプを形成する工程では、2つの前記第1電極の双方に前記第1低バンプを形成した後に、2つの前記第1電極の一方にさらに半田を盛ることにより前記第1高バンプを形成し、
    前記第2半田バンプを形成する工程では、2つの前記第2電極の双方に前記第2低バンプを形成した後に、2つの前記第2電極の一方にさらに半田を盛ることにより前記第2高バンプを形成する、請求項10に記載の撮像装置の製造方法。
  12. 前記第1高バンプ、前記第1低バンプ、前記第2高バンプ、および前記第2低バンプは、それぞれ、高さ方向に沿って進むに従い、前記高さ方向と直交する切断面での断面積が変化する形状に形成される、請求項10または請求項11に記載の撮像装置の製造方法。
  13. 前記第1高バンプ、前記第1低バンプ、前記第2高バンプ、および前記第2低バンプは、それぞれ、先細りとなる形状を有するように形成される、請求項12に記載の撮像装置の製造方法。
  14. 前記第1高バンプの基端部における、前記高さ方向と直交する切断面の断面積は、前記第2低バンプの基端部における、前記高さ方向と直交する切断面の断面積よりも小さく設定され、
    前記第2高バンプの基端部における、前記高さ方向と直交する切断面の断面積は、前記第1低バンプの基端部における、前記高さ方向と直交する切断面の断面積よりも小さく設定される、請求項10から請求項13のいずれか1項に記載の撮像装置の製造方法。
  15. 前記第1高バンプ、前記第1低バンプ、前記第2高バンプ、および前記第2低バンプは、それぞれ、前記高さ方向と直交する切断面の形状が円形形状となるように形成され、
    前記第2低バンプの先端面の直径は、前記第1高バンプの先端面の直径の1.5倍以上に設定され、
    前記第1低バンプの先端面の直径は、前記第2高バンプの先端面の直径の1.5倍以上に設定される、請求項12から請求項14のいずれか1項に記載の撮像装置の製造方法。
  16. 前記第1高バンプの高さは、前記第2低バンプの高さの2倍以上に設定され、
    前記第2高バンプの高さは、前記第1低バンプの高さの2倍以上に設定される、請求項10から請求項15のいずれか1項に記載の、撮像装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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