JP2014007239A - 薄膜コンデンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】Cu電極を使用した場合でも、高温負荷信頼性、耐湿負荷信頼性に優れるとともに、等価直列抵抗(ESR)の小さい薄膜コンデンサを提供すること。
【解決手段】下部電極層と、前記下部電極層上に設けられた誘電体層と、前記誘電体層上に形成された上部電極層とを備え、前記下部電極層は少なくともNi電極層を含み、前記上部電極層はNi電極層とCu電極層との少なくとも2層で構成され、前記誘電体層は、前記下部電極層のNi電極層と前記上部電極層のNi電極層との両方に接していることを特徴とする薄膜コンデンサとする。
【選択図】図1

Description

本発明は薄膜コンデンサに関する。
近年、電子機器に搭載される電子部品にとって、許容されうる実装スペースが狭くなってきている。例えば、多くの電子機器に搭載されているコンデンサにとっては、低背・小スペースといったような実装をしなければならない状況が多くなってきた。薄膜コンデンサは、従来から用いられてきた厚膜法の積層セラミックコンデンサと比較して、より低背な素子にすることが可能であり、上記のような実装をすることを容易にするものである。特に厚み方向に制限のある箇所において実装が可能になるものである。
このような薄膜コンデンサの例として、例えば特許文献1には、(Ba(1−x)Sr)Ti1+z3+δにYをドーパントとして加えた高誘電率の誘電材料を含む誘電体層を、下部電極層及び上部電極層で挟んで構成した薄膜キャパシタ素子が開示されている。この薄膜キャパシタは、上部電極層または下部電極層として、Pt,Pd,Au,Ag,Cu,PtOxなどの遷移金属、貴金属、導電性酸化物及びその組み合わせもしくは混合物を含む群から選ばれた少なくとも1種類の材料を含むことを好ましいとしている。
また、特許文献2には、プリント基板に埋め込まれる薄膜コンデンサが開示されている。具体的には、上部電極層形成に用いる第1導電層と下部電極層形成に用いる第2導電層との間に誘電層を備え、第2導電層をニッケル層又はニッケル合金層としている。第1導電層は銅が用いられている。
特開2004−281446号公報 特開2006−135036号公報
しかしながら、従来の厚膜法による積層セラミックコンデンサと比較してこれらの薄膜コンデンサは、誘電体層が薄く、高温負荷信頼性や耐湿負荷信頼性に劣る場合があった。また、このような薄膜コンデンサの電極層として、非磁性体でありかつ抵抗率が低いCuを用いた場合、コンデンサの等価直列抵抗(ESR)を減少させることができ、そのため高周波で使用する際にノイズを低減することができ、コンデンサとして好ましい特性を得られるが、本発明者らの検討によれば、Cu等の金属材料を電極層に用いた場合に前記の信頼性への悪影響が顕著であることが判明した。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、薄膜コンデンサの電極層にCuを使用した場合でも、高温負荷信頼性、耐湿負荷信頼性に関して十分な信頼性を有し、同時に等価直列抵抗(ESR)の小さい薄膜コンデンサを得ることを目的とする。
本発明は、下部電極層と、下部電極層上に設けられた誘電体層と、誘電体層上に形成された上部電極層とを備え、下部電極層は少なくともNi電極層を含み、上部電極層はNi電極層とCu電極層との少なくとも2層で構成され、誘電体層は、下部電極層のNi電極層と上部電極層のNi電極層との両方に接していることを特徴とする薄膜コンデンサとする。このような構造とすることにより、高温負荷信頼性、耐湿負荷信頼性に優れ、等価直列抵抗(ESR)の小さい薄膜コンデンサを得ることができる。
上部電極層を構成する要素の一つであるNi電極層は粒子状構造を有し、もう一つの要素であるCu電極層は柱状構造を有することが好ましい。このような構造をとることにより、耐湿負荷信頼性をさらに向上させるとともに、等価直列抵抗(ESR)がより小さくなるという効果がある。
また、上部電極層のNi電極層においては、厚みが0.1μm以上2.0μm以下であることが好ましい。このような構造をとることにより、等価直列抵抗の増大を抑制することが可能となる。
誘電体層はチタン酸バリウム系誘電体であることが好ましい。この誘電体は、結晶構造にペロブスカイト構造を有しており、誘電率を他の誘電体と比較して大きくすることが可能となる。さらにPbを含有していないため環境への悪影響も少ない。
下部電極層としては、Ni金属箔が好ましい。Ni金属箔とすることで、誘電体層の熱膨張係数との差を小さくすることができ、誘電体層に応力が加わりにくくなり容量の減少を抑制することが可能となる。
本発明の薄膜コンデンサは、高温負荷信頼性、耐湿負荷信頼性に優れるとともに、等価直列抵抗(ESR)の小さい薄膜コンデンサを提供することができる。
第1の実施形態に係る薄膜コンデンサを示した模式断面図である。 第2の実施形態に係る薄膜コンデンサを示した模式断面図である。 上部電極層としてCu電極層のみを構成した薄膜コンデンササンプル(比較例1)のSTEM(走査透過型電子顕微鏡)による断面観察像である。 上部電極層としてNi電極層とCu電極層とを構成した薄膜コンデンササンプル(実施例1)のSTEM(走査透過型電子顕微鏡)による断面観察像である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各図面において、同一又は同等の要素には同一の符号を付与し、重複する説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態である、薄膜コンデンサの断面図である。薄膜コンデンサ10は、下部電極層1、下部電極層1上に形成された誘電体層2、さらにその上に形成された上部電極層5、により構成されている。上部電極層5は、本実施形態においてはNi電極層3およびCu電極層4の2層構造になっている。
下部電極層1は、少なくともNi電極層を含んだ導電体である。ここでいうNi電極層は純Ni(Ni99.9%以上)のこと、もしくはNi系の合金である。合金の場合、例えばPt、Pd、Ir、Ru、Rhなどの貴金属元素を含むことが望ましく、その含有量は50vol%以下が望ましい。このような含有率の範囲内であれば、純Niを使用した場合と同等な薄膜コンデンサの高温負荷信頼性および耐湿負荷信頼性が得られる。このNi電極層と誘電体層2が接している。これにより薄膜コンデンサの高温負荷信頼性および耐湿負荷信頼性が向上する。
さらに、この下部電極層1であるが、Ni金属箔であることが好ましい。金属箔にすることで、誘電体層との熱膨張係数の差を小さくすることが可能となり、薄膜コンデンサとしての容量の減少を抑制することが可能となる。この他に例えば、Si基板やセラミック基板(図示せず)の上に、下部電極層1としてスパッタリングや蒸着等によってNi電極層を形成してもよいが、Si基板の場合、誘電体層の熱膨張係数とは大きく異なるため、コンデンサとしての容量が減少することがある。
さらに下部電極層1は、誘電体層2と接する面側にNi電極層を配置した多層電極膜であってもよい。例えばCu金属箔にNi電極層をスパッタリングや蒸着等によって形成し積み重ねた構造であってもよい。またSi基板上の電極の場合は、Cu等の金属とNiを、それぞれスパッタリングや蒸着等によって形成し積み重ねた構造であればよい。、Si基板の場合、Si基板と電極層の間に、TiN、TiOなどの密着層やSiOなどの層があってもよい。以上により、薄膜コンデンサの等価直列抵抗(ESR)が小さくなるとともに、高温負荷信頼性および耐湿負荷信頼性も向上する。
誘電体層2は誘電率の大きいペロブスカイト型の誘電体が好ましい。ペロブスカイト型の誘電体の中でも、鉛を含まないチタン酸バリウム系の誘電体が好ましい。チタン酸バリウム系の誘電体の場合、Baサイトの一部をCa、Srなどのアルカリ土類で置換したものを用いてもよい。またTiサイトの一部をZr、Sn、Hfなどの元素で置換したものを用いてもよい。さらに、この誘電体に希土類元素やMn、V、Nb、Taなどを添加してもよい。
誘電体層2の形成は、薄膜形成で通常使用される方法、例えば溶液の塗布、スパッタリング、蒸着、PLD(Pulse Laser Deposition)、CVDなど適宜用いることができる。
誘電体層2の膜厚は、1000nm以下が好ましい。1000nmを超える場合、単位面積あたりのコンデンサの容量値が減少してしまう虞がある。また膜厚の下限は特にないが、薄くなるに従い、コンデンサの絶縁抵抗値が小さくなる。そのため50nm以上は必要と考えられる。以上の絶縁抵抗値と容量の関係を考慮し、薄膜コンデンサとしてより好ましい誘電体層2の膜厚の範囲は250nmから1000nmであると考えられる。
上部電極層5に含まれるNi電極層3は誘電体層2に接触している。ここでいうNi電極層3は、下部電極層1同様、純NiもしくはNi系の合金である。合金の場合、例えばPt、Pd、Ir、Ru、Rhなどの貴金属元素を含むことが望ましく、その含有量は50vol%以下が望ましい。さらにその厚みは、0.1μm以上2.0μm以下が好ましい範囲である。0.1μm未満の場合、高温負荷信頼性や耐湿負荷信頼性を改善するのに不十分となることがあるためである。また、2.0μmを超えると、等価直列抵抗(ESR)が大きくなる傾向があるためである。
Ni電極層3は、層を構成する結晶粒が柱状構造あるいは粒子状構造を有した多結晶の電極層である。柱状、粒子状いずれの構造であっても、高温負荷信頼性に関しては良好な特性を有する。耐湿負荷信頼性に関しては、柱状、粒子状いずれの構造においても改善効果がみられるが、粒子状構造の方がより耐湿負荷信頼性に向上がみられるため好ましい。理由は必ずしも明らかではないが、発明者の検討によれば、粒界に沿って拡散するCuイオンが関係すると考えられる。耐湿負荷試験中に引き起こされるCu電極層4から拡散するCuイオンの拡散長は、前記Ni電極層3の構造によってその長さが異なってくる。通常、Cuイオンは、Ni電極層3の結晶粒が緻密に積み重なることによってできた結晶粒と結晶粒の間の界面に沿った部分(粒界)を拡散する。柱状構造と粒子状構造のNi電極層3内のCuイオンの拡散経路長を比較すると、柱状構造を有する場合の方が短くなるので、粒子状構造をとる場合よりもよりCuイオンがNi電極層内部に拡散しやすくその結果抵抗が減少する傾向がある。そのため、前記Ni電極層は粒子状構造をとることが望ましい。
Ni電極層3の上にはCu電極層4が形成されている。ここでいうCu電極層は純Cu(Cu99.9%以上)のこと、もしくはCu系の合金である。合金の場合、例えばPt、Pd、Ir、Ru、Rhなどの貴金属元素を含むことが望ましく、その含有量は50vol%以下が望ましい。CuはAuやAgと抵抗率が同等で、工業的に使用し易い特徴がある。そのため電子機器の配線に多く使用されている。またその抵抗率が比較的小さいため、コンデンサの電極層として使用する場合、等価直列抵抗(ESR)を減少させるといった効果がある。
Cu電極層4は、層を構成する結晶粒が柱状構造を有した多結晶であることが好ましい。柱状構造を有することで、膜厚方向に沿って伝導する電子の障壁となる粒界の数が少なくなり、Cu電極層の抵抗がより小さくなる。そのためコンデンサの電極層として使用した場合、等価直列抵抗(ESR)を減少させるといった効果がある。
上部電極層5の形成にあたっては、薄膜形成で通常使用される方法、例えば溶液の塗布、スパッタリング、蒸着、PLD(Pulse Laser Deposition)、CVDなど適宜用いることができる。
ここで、各電極層について「粒子状構造を有している」とは、電極層を形成する物質の結晶粒の各々が球形状を有しており、各々の結晶粒が緻密に積み重なった構造を有していることを言う。「球形状」とは、電極層の断面を電子顕微鏡等で観察したときに、観察される結晶粒の断面において、現れている結晶粒の輪郭上の任意の2点によって作られる線分の最大長さ(Lmax)と、その線分に垂直に交差した直線が、結晶粒の輪郭と交差する2点をもって作られる線分の最大長さ(L)としたときに、Lmax/Lが1.5未満であることから判断する。上記の結晶粒を観察する領域は、図1のように薄膜コンデンサの積層方向に沿って切断した断面において、積層方向に関しては、注目している電極層の厚み全体が観察できる領域であればよい。積層方向と略垂直方向に関しては、注目している電極層内の結晶粒が最低10個以上観察できる領域であればよい。よって、Lmax/Lの値は、観察した10個以上の粒子の平均値を示す。観察によって50%以上の個数の粒子が上記のような粒子形状の場合、その結晶粒をもとにして構成されている電極層を粒子状構造を有した層と解釈する。
一方で、「柱状構造を有している」とは、電極層を構成している結晶粒の各々が前記のような球形状ではなく、柱のような形を有しており、この柱のような形をした粒子が緻密に積み重なった構造を有していることを指す。この「柱のような」形とは、電極層の断面を電子顕微鏡等で観察し、前述と同じ条件で観察したLmax/Lの平均値が1.5以上であるような構造の粒子が前記観察領域にて50%以上の個数を占める場合を言う。
また、前記観察領域において、50%以上の個数の粒子が、1層あたりに結晶粒が1個となるような場合がある。この場合、同時にLmax/Lが1.5未満であるような場合もある。その場合は、粒界の数が少ないとの観点から、本実施形態においては柱状構造と解することとする。
この粒子状構造および柱状構造は、例えば、電極層を形成する物質を基板に成膜する際の条件や、成膜後の加熱条件を変更することで制御することが可能である。たとえば、形成する上部電極層5が酸化しやすい材質の場合、電極層を形成する過程において、酸素濃度を制御する。また、基板を加熱してスパッタリング等で成膜する場合、プラズマの影響で温度が上昇する場合があるので、スパッタリング中の雰囲気を調整する。上部電極層5を形成後に加熱する場合は、加熱時の雰囲気、加熱する温度帯域、さらには複数層の電極を成膜・加熱する順番等を調整・変更する。このような方法で、上部電極層5の各電極層の結晶構造の制御が可能となる。
この上部電極層5であるが、3層以上で構成されていてもかまわない。3層以上の場合、少なくともNi電極層3は誘電体層2に接し、さらにCu電極層4を含む。この場合、Ni電極層3とCu電極層4の間に導電性のある物質層、例えば導電性酸化物層、単体の金属層、合金層があってもよいし、これらの導電性のある物質層がCu電極層4よりも上側にあってもよい。ただし、いずれの場合も、Cu電極層4を除いた、導電性のある物質層の合計とNi電極層3の厚さの合計は好ましくは2μm以下である。この導電性のある物質層の例として、例えば導電性酸化物であるLaNiO層や、Pt、Pd、Ir、RuおよびRhのうち少なくとも1種を50vol%を超えて含有する層、W、MoおよびCrのうち少なくとも1種を50vol%を超えて含有する層、などが挙げられる。これにより、等価直列抵抗を減少させつつ、薄膜コンデンサの高温負荷信頼性と耐湿負荷信頼性をさらに向上させることができる。
上部電極層5において、誘電体層2に接する電極層が上記のNi電極層3ではなく、Niと同等以上の融点をもった他の金属の層、例えばW、MoおよびCrのうち少なくとも1種を50vol%を超えて含有する層の場合は、コンデンサ素子の絶縁抵抗が劣化する場合がある。また、誘電体層2に接する電極層が、例えばPt、Pd、Ir、Ru、Rhのうち少なくとも1種を50vol%を超えて含有する層やLaNiOなどの導電性酸化物の層である場合は、上部電極層5を形成するパターニング工程中に、誘電体層を侵食するような酸を使うため誘電体層にダメージを与える可能性があったり、ダメージが少なかった場合でも等価直列抵抗が増加したりする場合がある。一方、誘電体層2に接する電極層がNiであれば、上部電極層5のパターニングにおいては主にFeCl溶液が使用されるが、FeCl溶液を用いる場合は、誘電体層の密度向上や化学組成の調整によって侵食を容易に抑えることができる。以上のことは下部電極層1における電極構造にも当てはまる。そのため、上部電極層5も下部電極層1も誘電体層2に接する電極層はNi電極層であることが好ましい。
なお、通常、下部電極層1は、その下に支持基板が設けられていたり、下部電極層1自体に金属箔など厚いものが用いられることが多いため、耐湿負荷信頼性の影響に対して鈍感な場合が多い。そのため下部電極層1における結晶粒の構造は、粒子状、柱状いずれでもよいが、下部電極層1におけるNi電極層においても、上部電極層5のNi電極層3と同じように粒子状構造を有したほうが、耐湿負荷信頼性をより一層向上させることが可能である。
(第2の実施形態)
図2は本発明の第2の実施形態である、薄膜コンデンサの断面図である。薄膜コンデンサ100は、下部電極層1、下部電極層1上に形成された誘電体層2、さらにその上に形成されたNi電極層3およびCu電極層4、下部電極層1とCu端子電極9およびCu電極層4とCu端子電極9をそれぞれ電気的に接続するためのCu−via配線6、ポリイミドパッシベーション7、ポリイミドパッシベーション7とCu端子電極9の密着性を向上させる目的で配置されたTi密着層8で形成されている。基本的には第1の実施形態の薄膜コンデンサを使用して上部電極層5と誘電体層2をパターニングし、端子電極を形成したものとなっている。このような構造をとった薄膜コンデンサにおいても第1の実施形態と同様な効果を有する。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
以下、実施例を挙げて本発明について具体的に説明する。ただし、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
100mm×100mmの大きさのNi金属箔上に誘電体層(BaTiO系誘電体)を600nmの厚みで成膜した。その後アニールし、Ni金属箔上の誘電体層を結晶化させた。次に上部電極層を成膜した。上部電極層は表1のとおりの種類と厚さのものを成膜した。
実施例1〜7、9と比較例1、2は、NiとCuを順次成膜することで上部電極層を形成した。実施例8は、Niを成膜後、550℃でアニールを行い、その後Cuを成膜することで上部電極層を形成した。
比較例3は、誘電体層に接している側から順番に、Crを0.1μm、その上にNiを0.1μm、さらにその上にCuを2μmと、それぞれの厚みにて順次積層することで、3層からなる上部電極層を形成した。
上部電極層形成後、誘電体層、上部電極層のパターニングを行い、ポリイミドパッシベーションを塗布、パターニングすることによってvia構造を形成した。このviaにスパッタリングによりCu電極を埋め込み、上部電極層側、下部電極層側にそれぞれ電気的に接続したCu−via配線を作製した。その後、ポリイミドパッシベーションとCu端子電極の密着性向上のためにTiをスパッタリングにて成膜し、上部電極層側、下部電極層側にそれぞれ電気的に接続した配線と接続するCu端子電極をめっきにて作製した。この工程によって図2に示すような1005サイズ(1mm×0.5mm)の薄膜コンデンサ素子(薄膜コンデンサ100)を100mm×100mmのNi箔上に5000個有するパネルを作製した。実施例1〜9に対応する薄膜コンデンサ素子が作製されたパネル、および比較例1〜3に対応する薄膜コンデンサ素子が作製されたパネルは、340℃の真空中でアニールを行った。このアニールは、Cu電極層の粒子成長のために行った。実施例10に対応する薄膜コンデンサ素子が作製されたパネルに関しては、このアニールを行っていないものを作製した。この5000個の薄膜コンデンサ素子を有するパネルをダイシングすることで1005サイズ(1mm×0.5mm)のコンデンサ素子の個片サンプルを作製した。これら個片になったサンプルについて、以下に示す容量値、絶縁抵抗値、等価直列抵抗(ESR)の測定、および高温負荷信頼性評価と耐湿負荷試験を行った。
容量値はAgilent社製LCRメーター4284Aを使用し、1kHz、1Vrms、室温(25℃)にて測定を行った。絶縁抵抗値はAgilent社製4339B高抵抗計を使用し、DC4V、室温(25℃)での測定を行った。また等価直列抵抗(ESR)値はAgilent社製E4991Aインピーダンスアナライザーを用いて室温(25℃)にて測定を行った。信頼性試験に関しては、高温負荷信頼性は125℃の環境下のコンデンサに1000時間4Vの電圧を印加し続けることで行い、試験前と試験後のサンプルの絶縁抵抗値の変化を確認することで行った。同様に、耐湿負荷試験は60℃、湿度90%の環境下のコンデンサに1000時間4Vの電圧を印加し続けることで行い、同様に試験前後のサンプルの絶縁抵抗値の変化を確認することで行った。結果を表1に示す。なお上部電極層の微細構造はSTEM(走査透過型電子顕微鏡)観察を行うことで確認した。層を構成する結晶粒が粒子状か柱状かの判断は50個の粒子を観察することで判断した。判断方法は前述の通りである。なお、下部電極層はいずれのサンプルにおいても粒子状構造であった。

比較例1、実施例1の断面観察結果の例を図3および図4に示す。
表1の電気特性は、それぞれN=10個のサンプルの平均値を示している。また上部電極層5のNi粒子形状およびCu粒子形状は、各々の実施例から各1個のサンプルを観察した結果である。表1から、上部電極層を構成するNi電極層の厚みを変えても薄膜コンデンサの容量値、絶縁抵抗値は大きく変化しないことが分かった。
比較例1の場合、高温負荷信頼性および耐湿負荷信頼性に問題があった。上部電極層を構成するCuはNiと比較して酸化速度が速く、金属の酸化と同時に誘電体の還元が顕著に引き起こされたためと考えられた。この誘電体の還元とともに生成された酸素欠陥が信頼性試験中に移動し、抵抗を劣化させたことが信頼性の悪化の要因であると考えられた。
実施例1、実施例8を比較すると、高温負荷信頼性に関しては問題なかったが、耐湿負荷信頼性では、若干の抵抗の減少が認められた。これは、耐湿負荷試験中にCu電極層からCuイオンがマイグレーションを起こし、粒界拡散したため抵抗が減少してしまったためと考えられた。粒子状構造と比較し、柱状構造は、膜厚方向の粒界の数が少なくなり、物質移動の経路が短くなる。そのためCuイオンのマイグレーションを十分に抑制できなかったためと考えられた。
実施例1、実施例9を比較すると、高温負荷信頼性、耐湿負荷信頼性ともに若干の抵抗の減少が認められた。実施例9に関しては、Ni電極層が50nmと他の実施例と比較して薄く、誘電体層表面の被覆率が不均一な箇所があるためと考えられた。そのため、Cuと誘電体層の接触が起こりやすくなっている箇所が信頼性試験中に抵抗減少してしまったためと考えられた。その結果、Ni電極層は望ましくは0.1μm以上必要であると考えられた。
また、実施例1〜7のように、上部電極層を構成するNi電極層を厚くしてゆくと、信頼性は問題ないが、薄膜コンデンサとしての等価直列抵抗(ESR)が増大してゆく傾向がみられた。これは、Cuの抵抗率が1.68×10−8(Ωm)なのに対して、Niの抵抗率は6.99×10−8(Ωm)と高いため、および、Niが磁性体(比透磁率600)であり、高周波における表皮深さ長がCuと比較しおおよそ1/10程度と短くなってしまうためと考えられる。そのため、Ni電極層の望ましい範囲は0.1μm以上2.0μm以下である。
さらに比較例2に示すように、上部電極層にNi電極層のみを形成したものでは、高温負荷信頼性、耐湿負荷信頼性といった信頼性に関しては問題なかったが、等価直列抵抗(ESR)が増大してしまった。この原因は前記のとおり、Niの抵抗率がCuよりも高いため、および表皮深さ長が短くなったためであると考えられた。
実施例10では、実施例1と比較し高温負荷信頼性、耐湿負荷信頼性といった信頼性に関しては問題なかったが、等価直列抵抗が微増した。よって望ましくはCu電極層の粒子構造は柱状構造をもっていたほうがよいことが分かった。
比較例3は、誘電体層と接するNi電極層に、Niの代わりにCrを成膜した構造である。さらにCr電極層の上にNi電極層、Cu電極層を形成したものである。このCr電極層は粒子状構造を有していた。この場合、コンデンサの絶縁抵抗値が下がり、高温負荷信頼性、耐湿負荷信頼性とも悪化することが分かった。
1 下部電極層
2 誘電体層
3 Ni電極層
4 Cu電極層
5 上部電極層
6 Cu−via配線
7 ポリイミドパッシベーション
8 Ti密着層
9 Cu端子電極
10,100 薄膜コンデンサ

Claims (5)

  1. 下部電極層と、前記下部電極層上に設けられた誘電体層と、前記誘電体層上に形成された上部電極層とを備え、前記下部電極層は少なくともNi電極層を含み、前記上部電極層はNi電極層とCu電極層との少なくとも2層で構成され、前記誘電体層は、前記下部電極層のNi電極層と前記上部電極層のNi電極層との両方に接していることを特徴とする薄膜コンデンサ。
  2. 前記上部電極層のNi電極層は粒子状構造を有し、前記上部電極層のCu電極層は柱状構造を有する請求項1に記載の薄膜コンデンサ。
  3. 前記上部電極層のNi電極層は、厚みが0.1μm以上2.0μm以下であることを特徴とする、請求項1または2に記載の薄膜コンデンサ。
  4. 前記誘電体層はチタン酸バリウム系誘電体であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の薄膜コンデンサ。
  5. 前記下部電極層がNi金属箔であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の薄膜コンデンサ。
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