JP2014005881A - 熱交換器のシール構造及び圧縮機 - Google Patents
熱交換器のシール構造及び圧縮機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014005881A JP2014005881A JP2012141941A JP2012141941A JP2014005881A JP 2014005881 A JP2014005881 A JP 2014005881A JP 2012141941 A JP2012141941 A JP 2012141941A JP 2012141941 A JP2012141941 A JP 2012141941A JP 2014005881 A JP2014005881 A JP 2014005881A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal member
- seal
- heat exchanger
- insertion direction
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
- Compressor (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Abstract
【解決手段】アフタークーラー20B(インタークーラー20Aも同様)が抜き出し可能に挿入されたケーシングの内部空間を気密に仕切るシール構造Aであって、アフタークーラー20Bは、矩形箱状であり、アフタークーラー20Bに設けられ、外側に向かって厚みが順次薄くなるように複数枚の金属製の板状部材を重ね合わせてなるシール部材を有し、該シール部材として、アフタークーラー20Bの挿入方向(長手方向)に対する側面29a,29bに設けられた第1シール部材21と、該挿入方向と交差する先端面30に設けられた第2シール部材22と、を有するという構成を採用する。
【選択図】図2
Description
下記特許文献1には、プレートフィン型の矩形箱状のガスクーラーを備える圧縮機が開示されている。このガスクーラーは、圧縮機のケーシングに形成されたクーラーシェル内に抜き出し可能に挿入されている。
しかしながら、上記従来技術のシール構造では、リアシールに用いているゴムの耐熱性(シリコンゴムの場合は例えば200℃)の限界を超えてしまうことがあり、圧縮機の高性能化に対応できない場合がある。一方、耐熱性の高いゴムを使用する手段もあるが、例えばフッ素ゴム等は高価であり、コストの関係で採用し難いという問題がある。
この構成を採用することによって、本発明では、熱交換器の挿入方向に対する側面に設けられた第1シール部材と、熱交換器の挿入方向奥側の先端面に設けられた第2シール部材とが、共に、耐熱性に優れた金属製のシール部材で構成されるため、ゴムの耐熱性を超える高温の流体でも対応が可能となる。また、シール部材は、外側に向かって厚みが順次薄くなるように複数枚の金属製の板状部材を重ね合わせる構成のため、シール部材に十分な剛性を与えて挿入時の折れ曲がりなどを防止すると共に、それを確実に筐体の内部空間に弾性的に当接させてシール性を大いに高めることができる。
この構成を採用することによって、本発明では、第1シール部材にスリットを形成することで、その先端面から延設された部位が、熱交換器の挿入の際に挿入方向奥側で内部空間に当たり、その形状に沿って柔軟に変形し易くさせることができる。これにより、第1シール部材と第2シール部材とを共に剛性のある金属製のものにした場合であっても、角部におけるシール性を確保することができる。
この構成を採用することによって、本発明では、スリットを厚み方向で非連続とすることで、スリットを設けることによるシール性の低下を抑制することができる。
この構成を採用することによって、本発明では、シール性を確保する最も幅の大きな板状部材の内側の支持を挿入方向奥側に向かって徐々になくしていくことができるため、根元の剛性を保ちつつその先端を変形させ易くし、それを確実に筐体の内部空間に弾性的に当接させてシール性を大いに高めることができる。
この構成を採用することによって、本発明では、シール性を確保する最も幅の大きな板状部材の内側の支持を挿入方向奥側に向かって徐々になくしていくことができるため、根元の剛性を保ちつつその先端を変形させ易くし、それを確実に筐体の内部空間に弾性的に当接させてシール性を大いに高めることができる。
この構成を採用することによって、本発明では、熱交換器の挿入の際、第2シール部材の先端が挿入方向奥側で筐体の内部空間に当接するときに、第2シール部材の先端の向きが斜めになっていることから、内部空間の形状に沿って滑るようにして変形させることができる。このため、熱交換器の挿入の際に、第2シール部材が異常な形状で変形してシール性を損なうといった事態を回避できる。
この構成を採用することによって、本発明では、第1シール部材と第2シール部材の一部を重ねることで角部におけるシール性を確保することができる。
この構成を採用することによって、本発明では、高性能でより高温の流体を扱うことのできる圧縮機が得られる。
本実施形態の圧縮機1は、流体を圧縮する第1段圧縮機2と、一段階圧縮された流体さらに圧縮する第2段圧縮機3と、を具備する2段圧縮機である。第1段圧縮機2及び第2段圧縮機3は、ラジアルインペラによって流体を遠心圧縮するターボ圧縮機であり、同軸接続されたラジアルインペラが不図示の電動機によって同期駆動するようになっている。
次に、このシール構造Aについて、図2〜図7を参照して説明する。ここで、図2に示すように、インタークーラー20Aは、フロントヘッダ23が共用とされてアフタークーラー20Bと同様の構成がなされるため、以下ではアフタークーラー20B側の構成についてのみ説明を行い、インタークーラー20A側の構成についての説明は割愛することとする。
ドレン溝40は、図3に示すように、低温側Lに形成されており、アフタークーラー20Bを流通する過程で生じたドレン水を低温側Lで回収するものである。なお、ドレン溝40に溜められたドレン水は不図示のドレン排出管を通り内部空間13から排出される。
第1シール部材21は、図4に示すように、側面29bから外側に向かって厚みが順次薄くなるように複数枚の金属製の板状部材41a,41b,41cを順次重ね合わせてなるシール部材である。本実施形態の第1シール部材21は、薄い(0.2mm程度)のSUS(ステンレス鋼)板を重ね合わせて形成されている。なお、第1シール部材21は、SUSに限らず、耐熱性、剛性及びバネ性を備えれば他の金属材であってもよい。
図8は、本発明の別実施形態における角シール部47の構成を示す斜視図である。
図8に示すように、板状部材41a,41b,41cは、幅の小さくなる順(41c、41b、41aの順)に、角シール部47における挿入方向の長さが短くなっている。この構成によれば、シール性を確保する最も幅の大きな板状部材41cの内側の支持を挿入方向奥側に向かって徐々になくしていくことができるため、上記実施形態よりも柔軟にケーシング10の内部空間13に当接させてシール性を大いに高めることができる。
Claims (8)
- 熱交換器が抜き出し可能に挿入された筐体の内部空間を気密に仕切る熱交換器のシール構造であって、
前記熱交換器は、矩形箱状であり、
前記熱交換器に設けられ、外側に向かって厚みが順次薄くなるように複数枚の金属製の板状部材を重ね合わせてなるシール部材を有し、
前記シール部材として、前記熱交換器の挿入方向に対する側面に設けられた第1シール部材と、前記挿入方向と交差する先端面に設けられた第2シール部材と、を有する、ことを特徴とする熱交換器のシール構造。 - 前記第1シール部材は、前記先端面よりも前記挿入方向奥側に延設されて、前記内部空間の形状に沿って変形するためのスリットが形成された角シール部を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器のシール構造。
- 前記スリットは、前記板状部材のそれぞれに、厚み方向で非連続となる配置で設けられている、ことを特徴とする請求項2に記載の熱交換器のシール構造。
- 前記板状部材は、幅が大きくなる順に重ね合わされており、
前記スリットは、前記板状部材の幅の小さくなる順に、前記挿入方向奥側にオフセットして設けられている、ことを特徴とする請求項3に記載の熱交換器のシール構造。 - 前記板状部材は、幅の小さくなる順に、前記角シール部における前記挿入方向の長さが短くなっている、ことを特徴とする請求項4に記載の熱交換器のシール構造。
- 前記第2シール部材の先端の向きを前記挿入方向に対して斜めにするためのサポート部材を有する、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の熱交換器のシール構造。
- 前記第1シール部材と前記第2シール部材の一部は、オーバーラップして設けられている、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の熱交換器のシール構造。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の熱交換器のシール構造を有する、ことを特徴とする圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012141941A JP5987495B2 (ja) | 2012-06-25 | 2012-06-25 | 熱交換器のシール構造及び圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012141941A JP5987495B2 (ja) | 2012-06-25 | 2012-06-25 | 熱交換器のシール構造及び圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014005881A true JP2014005881A (ja) | 2014-01-16 |
JP5987495B2 JP5987495B2 (ja) | 2016-09-07 |
Family
ID=50103793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012141941A Expired - Fee Related JP5987495B2 (ja) | 2012-06-25 | 2012-06-25 | 熱交換器のシール構造及び圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5987495B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016188744A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | 株式会社神戸製鋼所 | 熱交換器 |
TWI595209B (zh) * | 2014-04-09 | 2017-08-11 | 神戶製鋼所股份有限公司 | 氣體冷卻器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3569977B2 (ja) * | 1994-10-07 | 2004-09-29 | 石川島播磨重工業株式会社 | 圧縮機のガスクーラのシール部構造 |
JP2011521182A (ja) * | 2008-05-14 | 2011-07-21 | レックスノード インダストリーズ, エルエルシー | セラミックブラシシール |
JP2012117670A (ja) * | 2010-11-29 | 2012-06-21 | General Electric Co <Ge> | ターボ機械用のクロスシール |
-
2012
- 2012-06-25 JP JP2012141941A patent/JP5987495B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3569977B2 (ja) * | 1994-10-07 | 2004-09-29 | 石川島播磨重工業株式会社 | 圧縮機のガスクーラのシール部構造 |
JP2011521182A (ja) * | 2008-05-14 | 2011-07-21 | レックスノード インダストリーズ, エルエルシー | セラミックブラシシール |
JP2012117670A (ja) * | 2010-11-29 | 2012-06-21 | General Electric Co <Ge> | ターボ機械用のクロスシール |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI595209B (zh) * | 2014-04-09 | 2017-08-11 | 神戶製鋼所股份有限公司 | 氣體冷卻器 |
EP3130874A4 (en) * | 2014-04-09 | 2018-01-03 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) | Gas cooler |
US10415889B2 (en) | 2014-04-09 | 2019-09-17 | Kobe Steel, Ltd. | Gas cooler having an insertable cooling portion |
JP2016188744A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | 株式会社神戸製鋼所 | 熱交換器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5987495B2 (ja) | 2016-09-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6628871B2 (ja) | 空気調和装置の室外機 | |
US11431048B2 (en) | Energy storage apparatus | |
US10279648B2 (en) | Heat exchanger, particularly for a motor vehicle | |
WO2017217209A1 (ja) | パッケージ型圧縮機 | |
JP5987495B2 (ja) | 熱交換器のシール構造及び圧縮機 | |
EP3258110A1 (en) | Package-type fluid machine | |
JP2010144990A (ja) | 空気調和機の室外機 | |
CN109416057A (zh) | 电动压缩机 | |
JP5682541B2 (ja) | 吸気冷却装置 | |
US20150168076A1 (en) | Heat Exchanger Comprising A Bundle Provided With Means Permitting The Limitation Of The Movements Of The Said Exchange Bundle In Relation To The Walls Of The Housing | |
JP2013036703A (ja) | 空気調和機の室外機 | |
JP6385566B2 (ja) | 空気調和機の室内機 | |
JP5878480B2 (ja) | 熱交換器 | |
JP2011516811A (ja) | ヘッダプレート及びそれを用いた熱交換器 | |
JP3569977B2 (ja) | 圧縮機のガスクーラのシール部構造 | |
JP2022130283A (ja) | 圧縮機モジュール、圧縮機モジュールの設計方法 | |
US11131514B2 (en) | Heat exchange device | |
JP6725978B2 (ja) | 熱交換器 | |
CN112449667A (zh) | 组合型流体机械 | |
JP3846325B2 (ja) | 空気調和機用室外機 | |
JP7399653B2 (ja) | 熱源装置 | |
EP2806243A1 (en) | Heat exchanger for vehicle air conditioning device, and vehicle air conditioning device | |
JP6345145B2 (ja) | 熱交換器 | |
JP2016180488A (ja) | 圧力容器 | |
JP2017070924A (ja) | 除湿装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150423 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160301 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160325 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20160328 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160712 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160725 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5987495 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |