JP2016180488A - 圧力容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】内圧による変形を効果的に抑えながら、より軽量化することができるようにする。【解決手段】直方体形状の圧力容器1は、上下方向に設けられた中央隔壁2により内部が2室に区画されている。上面3および下面4にそれぞれ設けられた第1のリブ31は、上面3および下面の周縁部、並びに、上面3および下面が中央隔壁2に対向する箇所である対向箇所3aを除いた箇所であって、上面3および下面の中央寄りに、対向箇所3aを挟んで前後方向に2列に並んで複数設けられている。右面5および左面にそれぞれ設けられた第2のリブ32は、右面5および左面の周縁部を除いた箇所であって、右面5および左面の中央寄りに、前後方向に並んで複数設けられている。第1のリブ31が並んで設けられている数は、第2のリブ32が並んで設けられている数よりも多く、第2のリブ32が右面5および左面から突出する突出高さは、第1のリブ31が上面3および下面から突出する突出高さよりも高い。【選択図】図1

Description

本発明は、上下方向に設けられた中央隔壁により内部が2室に区画された圧力容器に関する。
2段階で圧縮を行うオイルフリー圧縮機に用いられるインタークーラーおよびアフタークーラーは、圧力容器の一種である。オイルフリー圧縮機では、1段圧縮機で圧縮されて高温になった(断熱圧縮された)空気をインタークーラーで冷却して室温に戻した後に、2段圧縮機で再度圧縮し、アフタークーラーで再び冷却して室温に戻してユーザーに供給する。
しかしながら、インタークーラーおよびアフタークーラーのスペースを圧縮機ユニット内にそれぞれ設けると、オイルフリー圧縮機の小型化の妨げになるという問題がある。
また、従来のインタークーラーおよびアフタークーラーは、直方体形状であり、上面および下面の面積が大きいため、上面および下面において変位量(膨張量)が大きくなり、各面の中央部や各面の周辺のR部(特に内面)において応力が大きくなる。そこで、応力を低減するために、容器本体の肉厚を厚くしたり、補強リブの厚みを厚くしたり、補強リブの高さを高くしたりする必要があった。このため、重量がかなり重たくなり、材料費も高くなっていた。
そこで、シリンダー形状の圧力容器ではあるが、特許文献1には、内部に設けた縦断隔壁により内部が複数の筒状主貯留域に区画された扁平圧力容器が開示されている。また、斜視図である図6Aおよび断面図である図6Bに示すように、直方体形状の圧力容器の内部を中央隔壁で2室に区画し、一方をインタークーラー、他方をアフタークーラーとすることで、インタークーラーとアフタークーラーとを一体化したものが考案されている。
図6Aおよび図6Bに示す一体化構造では、内圧が作用したときに中央隔壁に引張力が作用するため、上下面の中央部における変位量(膨張量)を大幅に抑え、応力を低減することができる。これにより、容器本体の肉厚を薄くすることができて、インタークーラーとアフタークーラーとが別体の場合における合計重量よりも軽量化することができる。
さらに、内圧による変形をより抑えながらより軽量化を図るために、斜視図である図7に示すように、容器本体の外周に、周方向に連続する補強リブ41を所定間隔で複数設けたガスクーラー(圧力容器)51も考案されている。補強リブ41の厚みおよび高さは、周方向に一様である。
特開2005−155776号公報
しかしながら、図7に示した構成では、内圧による変形に対して効果を発揮する補強リブ41と、あまり効果を発揮しない補強リブ41とが存在する。また、ひとつの補強リブ41においても、効果を発揮する箇所と、効果を発揮しない箇所とが存在する。すなわち、各面の中央部では変形が大きくなるので補強リブ41が効果を発揮するが、上下面の中央隔壁に対向する箇所や各面の周縁部の近傍では変形が小さく、補強リブ41はあまり効果を発揮しない。別の言い方をすれば、周方向に連続する補強リブ41の場合、各面の中央部では応力は比較的高くなっているが、上下面の中央隔壁に対向する箇所や各面の周縁部の近傍では応力はあまり高くない。
本発明の目的は、内圧による変形を効果的に抑えながら、より軽量化することが可能な圧力容器を提供することである。
本発明は、上下方向に設けられた中央隔壁により内部が2室に区画された直方体形状の圧力容器であって、上面および下面にそれぞれ設けられて、外部に突出するとともに、前記中央隔壁に交差する方向に延びる第1のリブと、前記中央隔壁に対向する2つの側面である右面および左面にそれぞれ設けられて、外部に突出するとともに、上下方向に延びる第2のリブと、を有し、前記第1のリブは、前記上面および前記下面の周縁部、並びに、前記上面および前記下面が前記中央隔壁に対向する箇所である対向箇所を除いた箇所であって、前記上面および前記下面の中央寄りに、前記対向箇所を挟んで前記中央隔壁に平行な水平方向に2列に並んで複数設けられており、前記第2のリブは、前記右面および前記左面の周縁部を除いた箇所であって、前記右面および前記左面の中央寄りに、前記中央隔壁に平行な水平方向に並んで複数設けられており、前記第1のリブが並んで設けられている数は、前記第2のリブが並んで設けられている数よりも多く、前記第2のリブが前記右面および前記左面から突出する突出高さは、前記第1のリブが前記上面および前記下面から突出する突出高さよりも高いことを特徴とする。
本発明によると、第1のリブを、上面および下面の周縁部、並びに、上面および下面が中央隔壁に対向する箇所である対向箇所を除いた箇所であって、上面および下面の中央寄りにそれぞれ設ける。上面および下面の周縁部、並びに対向箇所は、内圧による変形が小さく、リブによる効果は小さい。そこで、第1のリブを、上面および下面の周縁部、並びに対向箇所に設けないことで、圧力容器の軽量化を図ることができる。一方、上面および下面の中央寄りは、内圧による変形が大きく、リブによる効果は大きい。そこで、第1のリブを、上面および下面の中央寄りにそれぞれ設けることで、内圧による変形を好適に抑えることができる。さらに、第1のリブを、対向箇所を挟んで中央隔壁に平行な水平方向に2列に並んで複数設けることで、内圧による変形をより好適に抑えることができる。
また、第2のリブを、右面および左面の周縁部を除いた箇所であって右面および左面の中央寄りにそれぞれ設ける。右面および左面の周縁部は、内圧による変形が小さく、リブによる効果は小さい。そこで、第2のリブを、右面および左面の周縁部に設けないことで、圧力容器の軽量化を図ることができる。一方、右面および左面の中央寄りは、内圧による変形が大きく、リブによる効果は大きい。そこで、第2のリブを、右面および左面の中央寄りに設けることで、内圧による変形を好適に抑えることができる。さらに、第2のリブを、水平方向に並んで複数設けることで、内圧による変形をより好適に抑えることができる。
また、上面および下面が中央隔壁でそれぞれ2分割されているとみなすと、分割面は中央隔壁に平行な方向に細長い面となる。このような分割面では、中央部の広い領域にわたって応力が生じる。そこで、第1のリブが並んで設けられている数を、第2のリブが並んで設けられている数よりも多くすることで、分割面に生じる応力を好適に低減させることができる。
また、上面および下面が中央隔壁でそれぞれ2分割されているとみなすと、右面および左面が最大面積の面となる。そのため、右面および左面の中央部に生じる応力は、上面および下面の中央部に生じる応力よりも大きい。そこで、第2のリブが右面および左面から突出する突出高さを、第1のリブが上面および下面から突出する突出高さよりも高くすることで、右面および左面の中央部に生じる応力を好適に低減させることができる。
このように、第1のリブおよび第2のリブの配置箇所および形状を最適化することで、内圧による変形を効果的に抑えながら、より軽量化することができる。
圧力容器の斜視図である。 図1の部分断面図である。 圧力容器の正面図である。 図1をA方向から見た側面図である。 圧力容器の上面図である。 従来の圧力容器の斜視図である。 従来の圧力容器の断面図である。 従来の圧力容器の斜視図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(圧力容器の構成)
本発明の実施形態による圧力容器は、上下方向に設けられた中央隔壁により内部が2室に区画された直方体形状のものである。ここで、直方体には立方体が含まれる。本実施形態の圧力容器は、オイルフリー圧縮機のインタークーラーおよびアフタークーラーとして使用されるものであるが、これに限定されず、車両用のエアータンクや燃料タンクなどであってもよい。
圧力容器1は、金属製であり、斜視図である図1に示すように、奥行き(前後方向の長さ)が幅(左右方向の長さ)よりも長い直方体形状である。図1の部分断面図である図2に示すように、圧力容器1の内部は、上下方向に設けられた中央隔壁2により2室(右室21および左室22)に区画されている。
図1に戻って、圧力容器1の上面3には、右室21に連通する流入口11および左室22に連通する流入口12がそれぞれ設けられている。また、圧力容器1の右面5には、右室21に連通する流出口13が設けられ、圧力容器1の左面6(図5参照)には、左室22に連通する流出口14(図5参照)が設けられている。なお、流入口11,12および流出口13,14の位置は特に限定されない。また、流入口11,12および流出口13,14が設けられる面も特に限定されない。
また、圧力容器1の前面7および後面8(図4参照)には、図示しない管巣が貫通される開口15が形成されている。開口15は、右室21および左室22の各々に対して形成されている。右室21に貫通される管巣は、右室21内に導入された流体との間で熱交換を行う流体が流通する管を複数備えている。左室22に貫通される管巣は、左室22内に導入された流体との間で熱交換を行う流体が流通する管を複数備えている。
このような構成において、流入口11から右室21内に導入された流体は、右室21を貫通する管巣が備える管を流れる流体との間で熱交換を行った後に、流出口13から外部に排出される。また、流入口12から左室22内に導入された流体は、左室22を貫通する管巣が備える管を流れる流体との間で熱交換を行った後に、流出口14から外部に排出される。
圧力容器1は、上面3および下面4にそれぞれ設けられた第1のリブ31と、右面5および左面6にそれぞれ設けられた第2のリブ32と、を有している。第1のリブ31は、上面3および下面4の表面から外部に突出するとともに、中央隔壁2に交差する方向に延びている。この方向は、中央隔壁2に直交する方向(左右方向)を含んでいる。第2のリブ32は、右面5および左面6の表面から外部に突出するとともに、上下方向に延びている。
第1のリブ31は、上面3および下面4の周縁部、並びに、上面3および下面4が中央隔壁2に対向する箇所である対向箇所3a,4aを除いた箇所であって、上面3および下面4の中央寄りにそれぞれ設けられている。
ここで、上面3および下面4の周縁部、並びに対向箇所3a,4aは、内圧による変形が小さく、リブによる効果は小さい。そこで、第1のリブ31を、上面3および下面4の周縁部、並びに対向箇所3a,4aに設けないことで、圧力容器1の軽量化を図ることができる。一方、上面3および下面4の中央寄りは、内圧による変形が大きく、リブによる効果は大きい。そこで、第1のリブ31を、上面3および下面4の中央寄りにそれぞれ設けることで、内圧による変形を好適に抑えることができる。
さらに、上面3において、第1のリブ31は、対向箇所3aを挟んで中央隔壁2に平行な水平方向(前後方向)に2列に並んで複数設けられている。本実施形態では、第1のリブ31は、対向箇所3aを挟んで前後方向に6つずつ2列に並んで設けられている。下面4についても同様である。なお、第1のリブ31の個数はこれに限定されない。
第1のリブ31を前後方向に複数設けることで、内圧による変形をより好適に抑えることができる。
第2のリブ32は、右面5および左面6の周縁部を除いた箇所であって、右面5および左面6の中央寄りにそれぞれ設けられている。
右面5および左面6の周縁部は、内圧による変形が小さく、リブによる効果は小さい。そこで、第2のリブ32を、右面5および左面6の周縁部に設けないことで、圧力容器1の軽量化を図ることができる。一方、右面5および左面6の中央寄りは、内圧による変形が大きく、リブによる効果は大きい。そこで、第2のリブ32を、右面5および左面6の中央寄りにそれぞれ設けることで、内圧による変形を好適に抑えることができる。
さらに、右面5において、第2のリブ32は、中央隔壁2に平行な水平方向(前後方向)に並んで複数設けられている。本実施形態では、第2のリブ32は、前後方向に2つ並んで設けられている。左面6についても同様である。なお、第2のリブ32の個数はこれに限定されない。
第2のリブ32を前後方向に複数設けることで、内圧による変形をより好適に抑えることができる。
ここで、第1のリブ31が前後方向に並んで設けられている数(6つ)は、第2のリブ32が前後方向に並んで設けられている数(2つ)よりも多くされている。
上面3が中央隔壁2で2分割されているとみなすと、分割面3b,3bは中央隔壁2に平行な方向(前後方向)に細長い面となる。このような分割面3b,3bでは、中央部の広い領域にわたって応力が生じる。そこで、第1のリブ31が並んで設けられている数を、第2のリブ32が並んで設けられている数よりも多くすることで、分割面3b,3bに生じる応力を好適に低減させることができる。下面4についても同様である。
また、正面図である図3に示すように、第2のリブ32が右面5および左面6から突出する突出高さaは、第1のリブ31が上面3および下面4から突出する突出高さbよりも高くされている。
上面3および下面4が中央隔壁2でそれぞれ2分割されているとみなすと、右面5および左面6が最大面積の面となる。そのため、右面5および左面6の中央部に生じる応力は、上面3および下面4の中央部に生じる応力よりも大きい。そこで、第2のリブ32が右面5および左面6から突出する突出高さaを、第1のリブ31が上面3および下面4から突出する突出高さbよりも高くすることで、右面5および左面6の中央部に生じる応力を好適に低減させることができる。
また、図3に示すように、第1のリブ31および第2のリブ32は、長手方向の中央から両端に向かって突出高さが漸減するように形成されている。
第1のリブ31の両端が位置する箇所は、上面3および下面4の周縁部の近傍、並びに対向箇所3a,4aの近傍であって、内圧による変形が小さい。一方、第1のリブ31の中央部が位置する箇所は、分割面3b,4bの中央部であって、内圧による変形が大きい。また、第2のリブ32の両端が位置する箇所は、右面5および左面6の周縁部の近傍であって、内圧による変形が小さい。一方、第2のリブ32の中央部が位置する箇所は、右面5および左面6の中央部であって、内圧による変形が大きい。そこで、第1のリブ31および第2のリブ32の中央部の突出高さを高くすることで、内圧による変形を好適に抑えながら、第1のリブ31および第2のリブ32の両端部の突出高さを低くすることで、より軽量化することができる。
また、図1をA方向から見た側面図である図4に示すように、第1のリブ31は、長手方向に直交する方向(前後方向)の中央から両端に向かって突出高さが漸減するように形成されている。これにより、内圧による変形を好適に抑えながら、より軽量化することができる。
また、上面図である図5に示すように、第2のリブ32は、長手方向に直交する方向(前後方向)の中央から両端に向かって突出高さが漸減するように形成されている。これにより、内圧による変形を好適に抑えながら、より軽量化することができる。
また、図4に示すように、複数の第1のリブ31のうち、前後方向の両端に位置する2つの第1のリブ31は、他の第1のリブ31よりも突出高さが低い。また、これらと隣り合う2つの第1のリブ31は、最も突出高さが高い。即ち、最も内側の2つの第1のリブ31の突出高さを「中」とすると、前後方向の両端に位置する2つの第1のリブ31の突出高さは「低」であり、その中間に位置する2つの第1のリブ31の突出高さは「高」である。最も内側の2つの第1のリブ31の突出高さが「中」である理由は、その周方向に隣り合う第2のリブ32によって、剛性が十分に確保されているためである。このように、複数の第1のリブ31の突出高さを、内側から外側に向かって「中」、「高」、「低」とすることで、内圧による変形を好適に抑えながら、より軽量化することができる。
(変位量及び重量の評価)
次に、図7に示す従来の圧力容器51と、本実施形態の圧力容器1とで、変形による初期形状からの変位量と、重量とを比較した。ここで、圧力容器の寸法は、高さが430mm、前後方向の長さが700mm、左右方向の長さが555mmである。また、変位量は、10MPaの圧力を作用させたときの右面5および左面6の中央部における変位量である。その結果を表1に示す。
Figure 2016180488
表1から、本実施形態の圧力容器1では、従来の圧力容器51に比べて変位量が約半分に抑えられていることがわかる。また、本実施形態の圧力容器1は、従来の圧力容器51の77%の重量であることがわかる。よって、内圧による変形を効果的に抑えながら、より軽量化できていることがわかる。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係る圧力容器1によると、第1のリブ31を、上面3および下面4の周縁部、並びに、上面3および下面4が中央隔壁2に対向する箇所である対向箇所3a,4aを除いた箇所であって、上面3および下面4の中央寄りにそれぞれ設ける。上面3および下面4の周縁部、並びに対向箇所3a,4aは、内圧による変形が小さく、リブによる効果は小さい。そこで、第1のリブ31を、上面3および下面4の周縁部、並びに対向箇所3a,4aに設けないことで、圧力容器1の軽量化を図ることができる。一方、上面3および下面4の中央寄りは、内圧による変形が大きく、リブによる効果は大きい。そこで、第1のリブ31を、上面3および下面4の中央寄りにそれぞれ設けることで、内圧による変形を好適に抑えることができる。さらに、第1のリブ31を、対向箇所3a,4aを挟んで中央隔壁2に平行な水平方向(前後方向)に2列に並んで複数設けることで、内圧による変形をより好適に抑えることができる。
また、第2のリブ32を、右面5および左面6の周縁部を除いた箇所であって右面5および左面6の中央寄りにそれぞれ設ける。右面5および左面6の周縁部は、内圧による変形が小さく、リブによる効果は小さい。そこで、第2のリブ32を、右面5および左面6の周縁部に設けないことで、圧力容器1の軽量化を図ることができる。一方、右面5および左面6の中央寄りは、内圧による変形が大きく、リブによる効果は大きい。そこで、第2のリブ32を、右面5および左面6の中央寄りに設けることで、内圧による変形を好適に抑えることができる。さらに、第2のリブ32を、水平方向(前後方向)に並んで複数設けることで、内圧による変形をより好適に抑えることができる。
また、上面3および下面4が中央隔壁2でそれぞれ2分割されているとみなすと、分割面3b,4bは中央隔壁2に平行な方向に細長い面となる。このような分割面3b,4bでは、中央部の広い領域にわたって応力が生じる。そこで、第1のリブ31が並んで設けられている数を、第2のリブ32が並んで設けられている数よりも多くすることで、分割面3b,4bに生じる応力を好適に低減させることができる。
また、上面3および下面4が中央隔壁2でそれぞれ2分割されているとみなすと、右面5および左面6が最大面積の面となる。そのため、右面5および左面6の中央部に生じる応力は、上面3および下面4の中央部に生じる応力よりも大きい。そこで、第2のリブ32が右面5および左面6から突出する突出高さaを、第1のリブ31が上面3および下面4から突出する突出高さbよりも高くすることで、右面5および左面6の中央部に生じる応力を好適に低減させることができる。
このように、第1のリブ31および第2のリブ32の配置箇所および形状を最適化することで、内圧による変形を効果的に抑えながら、より軽量化することができる。
また、第1のリブ31の両端が位置する箇所は、上面3および下面4の周縁部の近傍、並びに対向箇所3a,4aの近傍であって、内圧による変形が小さい。一方、第1のリブ31の中央部が位置する箇所は、分割面3b,4bの中央部であって、内圧による変形が大きい。また、第2のリブ32の両端が位置する箇所は、右面5および左面6の周縁部の近傍であって、内圧による変形が小さい。一方、第2のリブ32の中央部が位置する箇所は、右面5および左面6の中央部であって、内圧による変形が大きい。そこで、第1のリブ31および第2のリブ32の中央部の突出高さを高くすることで、内圧による変形を好適に抑えながら、第1のリブ31および第2のリブ32の両端部の突出高さを低くすることで、より軽量化することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 圧力容器
2 中央隔壁
3 上面
3a 対向箇所
3b 分割面
4 下面
4a 対向箇所
4b 分割面
5 右面
6 左面
7 前面
8 後面
11,12 流入口
13,14 流出口
15 開口
21 右室
22 左室
31 第1のリブ
32 第2のリブ
41 補強リブ
51 圧力容器(ガスクーラー)

Claims (2)

  1. 上下方向に設けられた中央隔壁により内部が2室に区画された直方体形状の圧力容器であって、
    上面および下面にそれぞれ設けられて、外部に突出するとともに、前記中央隔壁に交差する方向に延びる第1のリブと、
    前記中央隔壁に対向する2つの側面である右面および左面にそれぞれ設けられて、外部に突出するとともに、上下方向に延びる第2のリブと、
    を有し、
    前記第1のリブは、前記上面および前記下面の周縁部、並びに、前記上面および前記下面が前記中央隔壁に対向する箇所である対向箇所を除いた箇所であって、前記上面および前記下面の中央寄りに、前記対向箇所を挟んで前記中央隔壁に平行な水平方向に2列に並んで複数設けられており、
    前記第2のリブは、前記右面および前記左面の周縁部を除いた箇所であって、前記右面および前記左面の中央寄りに、前記中央隔壁に平行な水平方向に並んで複数設けられており、
    前記第1のリブが並んで設けられている数は、前記第2のリブが並んで設けられている数よりも多く、
    前記第2のリブが前記右面および前記左面から突出する突出高さは、前記第1のリブが前記上面および前記下面から突出する突出高さよりも高いことを特徴とする圧力容器。
  2. 前記第1のリブおよび前記第2のリブは、長手方向の中央から両端に向かって突出高さが漸減するようにそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力容器。
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